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夕暮れの表参道でニューヨークの華やぎを感じて
2025.3.11
ザ ストリングス 表参道から「NY(ニューヨーク)トワイライトハイティー」が登場
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ザ ストリングス 表参道1階「Cafe & Dining ZelkovA(カフェ&ダイニング ゼルコヴァ)」では、17時から数量限定で「NY(ニューヨーク)トワイライトハイティー」の提供をスタート。
ニューヨークを彷彿とさせるラグジュアリーな店内や緑があふれるテラス席で、お酒とともに季節のセイボリー&スイーツを楽しめる。
充実の3段ハイティースタンドを彩るのは、旬の食材を使用したセイボリー7種とスイーツ3種。“お酒とともにゆったりとした時間を過ごしてほしい”という想いから、セイボリーはお酒とのマリアージュを楽しめる内容に。
ドリンクは、シンガポール創業のラグジュアリーティーブランド TWG Teaの紅茶など全16種類をティーフリーで用意。またハイティースタンドのほか、パスタや魚、肉料理を選べるメインディッシュ付きのメニューや、フリーフロー、シャンパンフリーフローのオプションも登場。さらに土日祝日の18:00からは、大人の夜を演出するDJのライブミュージックがスタートする。
ニューヨークの夜の華やかさを感じられるハイティーは一年を通して利用可能。仕事やショッピング帰りに、リラックスした時間を過ごしてみては。
◆NY(ニューヨーク)トワイライトハイティー
【販売期間】2025年3月3日(月)より通年販売
【販売場所】Cafe & Dining ZelkovA(カフェ&ダイニング ゼルコヴァ)/ザ ストリングス 表参道 1F
【提供時間】17:00~22:00(L.O. 20:00) ※2時間制
【料金】 NY トワイライトハイティー&選べるメインディッシュ 7,800円
NY トワイライトハイティー 円6,800円
フリーフロー +3,000円
シャンパンフリーフロー +6,000円
※税金、サービス料15%込
【予約・問い合わせ】
tel.03-5778-4566(Cafe & Dining ZelkovA 直通)
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2025.3.11
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2025.3.7
広州からシェフ来日!5月末までの限定メニュー レビュー@グランド ハイアット 東京 チャイナルーム
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中国のパーク ハイアット 広州の悦景軒(Yue Jing Xuan)から料理長を招聘し、5月31日までの期間限定スペシャルメニューを提供すると聞いて、グランド ハイアット 東京の中国料理レストラン、チャイナルームに行ってきました。
パーク ハイアット 広州の悦景軒 料理長、ジェイコブ ホアン氏は、中国国内ではミシュランガイドと並ぶ著名なレストランガイドであるブラックパールレストランガイドに、8年連続1ダイヤモンドを獲得する実力派シェフ。1ダイヤモンドとは、ミシュランガイドでいうところの1ツ星相当だとか。
また、ミシュランガイドにおいても、セレクティッドレストランに7年連続で選出されるなど、広東料理の伝統を守りながら、国際感覚あふれるお料理を作るシェフとして有名な方だそうです。
今回は、パーク ハイアット 広州の悦景軒のシグネチャー料理を堪能できる、ディナーコースをいただきました。ホアン氏も初来日のため、メニュー作りに特別に力が入っていたそうです。
フュージョン感覚あふれる、ホアン シェフの中国料理
まずは、シグネチャーの豚肉のクリスピー焼きも入った、彩り豊かな前菜6品からスタートです。ピータンのゼリーよせや、フェンネルの黒酢マリネなど、意外な組み合わせや調理法で、ほうほう、そうきたか!という感じの、フュージョン感覚あふれる中国料理で攻めてきます!前菜からいきなり、心地よく私の想像を超えて行ってくれました。
下段中央はピータンのゼリーよせ、その左はフェンネルの黒酢マリネなど、ユニークで楽しい前菜6品。
次に出てくるのは、点心3品。「焼売から食べてね」というシェフの伝言に従います。焼売、からし菜入り小籠包、カニ肉パイの順番に食べ、それぞれの食感の違いを楽しみました。私が好きだったのは、カニ肉入りのパイ。サクサクというのか、ホロホロというのか、パイ生地がとても軽快なのです。
点心3品。からし菜入り小籠包、カニ肉入りパイ、トビ子のせ豚肉と玉葱の三色焼売。カニ肉入りのパイ、小さいからもう1つ食べられる、と思いました。
セッコク 玉竹 ハスの実のスープは、ひとくち飲むとまた想像を裏切られます。とても澄んだきれいなスープなので、もっとあっさりしているのかと思いきや、鶏や豚の骨で取ったというパンチのある、旨味が凝縮した味わいです。鶏、豚はわかったのですが、実はそこにもうひとつ決定的に旨味を加えるものがあるそうで、それはなんと、魚の浮袋だとか!あー言われてみれば、なんとなく魚の脂も感じる……かも。面白い。
コクと旨味が凝縮した、セッコク 玉竹 ハスの実のスープ。
クロスオーバーな中国料理。国際感覚豊かなメインの数々
伊勢海老 イタリア麺チーズ風味煮込みにも驚かされます。伊勢海老、クルクルと丸められたイタリア麺が、チーズソースの海に浮かんでいるのです。でもチーズの味は前面にグイグイ出てきたりはしません。味わいのセンターに出てくるのは伊勢海老の出汁なのです。イタリア麵というのは、いわゆるカッペリーニと言われるパスタくらいのとても細い麺。この麺はアルデンテを求めるのではなく、そうめん的な柔らかさです。これがソースによく絡みます。
海老伊勢イタリア麺チーズ風味煮込み。イタリアン?と思ったけれど、チーズソースは確かにチャイナ。
肉料理のメインは、国産牛サーロインのブラックペッパーソースです。サーロインの適度な歯ごたえと脂、ブラックペッパーの刺激がドーンと口中に広がります。こんなにスパイシーなステーキは初めて。これはぜひ赤ワインを合わせたい。
国産牛サーロインのブラックペッパーソース。前方のテーブルのゲストも同じメニューだったようなのですが、このステーキに、ボルドーのシャトーフィジャックを合わせていました……。赤ワインが口中でブラックペッパーをなだめてくれるんだろうなあ。
〆は牛肉とトリュフの炒飯です。お米は長米で、パラパラとしていて炒め具合良好。見た目に反して割とあっさりした味わいでした。香ばしい風味で、チャーハン好きにはたまらないはずです。
デザートはマンゴーミルクと小豆あんの入りパイの2品。マンゴーミルクのまろやかなコクのある甘みとふわっと広がる酸味のスープがタピオカに絡み、とっても美味しいのです。酸味の正体は、ピンクグレープフルーツの果肉でした。程よい酸味が爽やかさを連れてきます。
小豆あん入りパイは、これも点心の際に出てきたパイ同様、パイ生地の食感がパーフェクト。脂っぽさはまったくなくて、ふた口くらいでサクサクサク、ホロホロホロと口中で崩れる食感を楽しみます。ホアンシェフ、パイはお得意らしく、納得です。
牛肉とトリュフの炒飯は、炒めたお米がパラパラで、見た目に反して軽やかな味。香ばしさで食べるチャーハンです。
デザートは、マンゴーミルクと小豆あん入りパイの2品。私はホアンシェフのパイがとっても気に入りました。パイのサクサクとホロホロは、中毒性があります。美味しい。
とてもユニークな中国料理の数々を繰り出す、ホアンシェフ。伝統と新感覚を融合させる力量のある才能を持ったシェフだと思いました。
ホアン シェフはすでに広州に戻ってしまいましたが、グランド ハイアット 東京のチャイナルームでは、ホアン シェフが開発した悦景軒の限定メニューを5月31日(土)まで提供。ランチコース 1種類(8,800円※)と、ディナーコース1種類(17,600円※)を用意しています。お勧めはシグネチャーのお料理がいろいろ試せるディナーです。
グラスワインの用意も豊富で、私はお料理と合わせてペアリングを楽しみました。チャイナルームのコスモポリタンな雰囲気にぴったりのディナー。ホテルダイニングっていいなあと思いました。
※ともに税込・サービス料15%別。
笑顔がチャーミングな、ジェイコブ ホアン シェフ。パーク ハイアット 広州の悦景軒では、自然農法を取り入れたエコファームから新鮮な野菜、持続可能な手法で捕れた魚介類など、厳選した食材を使っているのが特徴だそう。「広州に来たら絶対、悦景軒に来てね!」とニコニコと話しかけてくれるナイスガイでした。
中嶋千祥 Chisa Nakajima
Premium Japan 編集長代理。1950~60年代の日本映画鑑賞とワインを飲むのが大好き。
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日本から台湾へ、LCC(格安航空会社)の便が運航されています。東京(羽田・成田)、大阪(関西)ほか、地方空港発着の便も。セール運賃のキャンペーンやお得なツアーも多くあります。LCC各社のおすすめポイントや賢い利用方法などをまとめました。
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自然界の美をガラスで表現した巨匠の作品が集結
2025.3.7
サントリー美術館で開催。「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」
花器「ジャンヌ・ダルク」 エミール・ガレ 1889年 大一美術館 【通期展示】
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ガラス、陶器、家具において独自の世界観を展開し、輝かしい成功を収めたエミール・ガレの没後120年を記念した展覧会「エミール・ガレ:憧憬のパリ」が、4月13日(日)までサントリー美術館で開催中。
ランプ「ひとよ茸」 エミール・ガレ 1902年頃 サントリー美術館 【通期展示】
ガラス工芸を芸術の域に引き上げた先駆者であり、革新的な技法や作品に込められた哲学的なテーマなど、のちの芸術界に多大な影響を与えたエミール・ガレ。本展は、ガレの地位を築いたパリとの関係に焦点を当て、彼の創造性の展開を振り返るもの。
蓋付コンポート エミール・ガレ 1870年代 ポーラ美術館 【通期展示】
栓付瓶「蝙蝠・芥子」 エミール・ガレ 1892年 サントリー美術館 【通期展示】
若かりしガレの原点ともいえる作品から、パリに迎えられた初期のガレの様子、独自の世界観を展開し輝かしい名声を博したパリ万博の頃の傑作の数々、さらに白血病を患いおそらく死を覚悟していた彼の心情と、独自の芸術のために奔走し、その人生を捧げた、ガレの集大成とも言える最晩年の作品までを展示する。
昼顔形花器「蛾」 エミール・ガレ 1900年 サントリー美術館 【通期展示】
脚付杯「蜻蛉」 エミール・ガレ 1903‒04年 サントリー美術館 【通期展示】
工芸と芸術の境界を超え、新しい可能性を切り開いたエミール・ガレ。見る者の心をふるわせる作品を、会場でぜひ目の当たりにしてほしい。
◆「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」
【会期】開催中~2025年4月13日(日)
【会場】サントリー美術館
【開館時間】10:00~18:00(金曜日は10:00~20:00)
※3月19日、4月12日は20時まで開館
※入館は閉館の30分前まで
【休館日】火曜日
※4月8日は18時まで開館
【観覧料】一般 1,700円、大学・高校生 ¥1,000
※中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介助の方1名様のみ無料
※作品保護のため、会期中展示替を行います
※本展は10:00~11:00を撮影・会話禁止の「静寂鑑賞時間」としています。10:00~11:00を除き撮影可能。
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2025.3.7
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美人画の第一人者、上村松園の画業を振り返る大回顧展
2025.3.5
「生誕150年記念 上村松園」大阪中之島美術館で開催
上村松園《わか葉》1940年 名都美術館 【前期展示】
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傑出した女性画家として、日本の美術界に多大な影響を与えた上村松園。その画業を紹介する大回顧展「生誕150年記念 上村松園」が、大阪中之島美術館にて開催される。会期は3月29日(土)から6月1日(日)まで。
上村松園《待月》1944年 吉野石膏コレクション 【後期展示】
上村松園 《母子》 (重要文化財) 1934年 東京国立近代美術館 【後期展示】
男性で占められていた明治期の美術界にあって、並外れた努力を重ね、美人画の第一人者として名声を築いた上村松園。日本画の伝統を守りながらも女性の内面的な美しさを重視し、その気品あふれる姿を繊細かつ精緻に表現した彼女の作品は、時代を超えて今なお多くの人々に感銘を与え続けている。
上村松園《序の舞》(重要文化財)1936年 東京藝術大学 【後期展示】
本展では、初期から晩年まで、松園の画業をたどる100件以上を展示するほか、成作に関連する表現豊かな下絵や素描も多数紹介。珠玉の名作を含む作品群によって松園の画業を振り返るとともに、女性として初めて文化勲章を受章し、近代美術史に揺るがない足跡を残した松園芸術の真価を振り返る。
上村松園《鼓の音》1940年 松伯美術館【前期展示】
上村松園 《晩秋》1943年 大阪市立美術館【後期展示】
女性の人生や日々の暮らしをあたたかい眼差しで見つめ続けた上村松園。本展を、日本文化における“美”を再発見する機会としてはいかがだろうか。
上村松園 《春》1938年 田渕ホールディングス株式会社【通期展示】
◆生誕150年記念 上村松園
【会期】2025年3月29日(土)~6月1日(日)
前期:3月29日(土)~5月11日(日)
後期:5月13日(火)~6月1日(日)
【会場】大阪中之島美術館 4階展示室
【休館日】月曜日、5月7日(水) ※4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館
【開場時間】10:00~17:00(入場は16:30まで)
【観覧料】一般 1,800円(前売 1,600円)、高大生 1,500円(前売 1,300円)、小中生 500円(前売 300円)
【問い合わせ】TEL 06-4301-7285 大阪市総合コールセンター(なにわコール)
※前売券販売期間:販売中~2025年3月28日(金)23:59
※障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は当日料金の半額(要証明)。
ご来館当日、2階のチケットカウンターにてお申し出ください。(事前予約不要)
※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
※事前予約制ではありません。展示室内が混雑した場合は、入場を規制する場合があります。
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2025.3.5
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Events
【3/29(土)〜5/11(日) 東京・原宿】
2025.3.4
ロエベの手仕事を巡る旅へ。「ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界」
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1846年にレザー職人が集う工房としてマドリードで創業し、今や世界有数のファッションブランドへと成長したロエベが、初の大型展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界」を、東京・原宿で3月29日(土)から5月11日(日)まで開催する。入場は無料で予約制。
ロエベ 2024秋冬ウィメンズ ランウェイコレクション 銀箔仕上げの手彫りウォルナット材襟付きコート(カシミヤ) ロエベ アーカイブ
アルバート・ヨーク Two Trees in Landscape 1970年頃 木材に油彩 ロエベ アートコレクション
本展は世代を超えて受け継がれるクラフト文化や、ファッションに対する前衛的なアプローチなど、ブランドの進化を彩ってきた手仕事に焦点を当てるもの。
ロエベ 2024秋冬ウィメンズ ランウェイコレクション メロン クラッチバッグ(ビーズ&レジン) ロエベ アーカイブ
ロエベ 2024秋冬ウィメンズ ランウェイコレクション アスパラガス クラッチバッグ ビーズ刺繍、フェルト、レザー ロエベ アーカイブ
会場にはアートピースのほか、ランウェイに登場したバッグやウェア、またビヨンセやテイラー・ラッセルが着用したロエベのカスタムウェアのレプリカなども展示される。
さらに来場者はスペインの風景と音を感じ、パリのランウェイの最前列を体験できるほか、スタジオジブリや京都の陶芸ユニットのスナ・フジタをはじめ、近年のロエベのコレクションにインスピレーションを与えた想像力の世界への没入体験も。作品を鑑賞するだけでなく、インタラクティブな体験も楽しめる。
16代 大西清右衛門 四方覆垂釜 2016年 鐵 個人蔵
また、ロエベ財団が継続的な支援をしており、京都で400年以上にわたり茶の湯釜を造り続けてきた大西家のドキュメンタリー映像など、ロエベが日本国内外で取り組んできたコラボレーションや文化プロジェクトを紹介する作品も特別に展示。
ロエベのアイデンティティそのものである手仕事を称える展覧会。アイコニックなデザインや文化的なコラボレーションを通じて、その魅力に触れてみては。
◆ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界
【会期】2025年3月29日(土)~5月11日(日)
【会場】東京都渋⾕区神宮前6-35-6
【時間】9:00~20:00(最終入場時間 19:00)
入場無料(予約制)
※予約方法の詳細は、今後ロエベの公式サイトで公開予定
ロエベ ジャパン クライアントサービス
tel. 03-6215-6116
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Events
2025.3.4
加藤泉×千總:絵と着物 IZUMI KATO×CHISO:PAINTING IN KIMONO
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Events
【開催中〜3/4(火) 東京都・UNKNOWN HARAJUKU】
2025.3.2
素肌の可能性を体験できるイプサのポップアップイベント「AQUA & ESSENCE GARDEN」
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イプサが誇るロングセラー化粧水「ザ・タイムR アクア」と、2024年2月のデビュー直後から高い評価を集める「エッセンスローション アルティメイト」。ブランドを代表する2つの化粧水の魅力を五感で体験できるポップアップイベントが、東京・原宿で3月4日(火)まで開催中だ。
「AQUA GARDEN」 〜Rain Song〜
「ESSENCE GARDEN」 〜Plant Dance〜
会場を飾るのは、新進気鋭のアーティスト、小松宏誠氏の作品。「ザ・タイムR アクア」の浸透感をイメージしたインスタレーションや、「エッセンスローション アルティメイト」がもたらす浸透感やハリ、弾力を表現したインスタレーションなど、視覚と感覚でその世界を体感できる。
このほかにもミッションをクリアした方に、イプサの人気商品のサンプル全11種の中からいずれか1つが当たる、ハズレなしのスペシャルガチャや肌測定も実施。
アクアキット 4,730円
[セット内容]ザ・タイムR アクア(医薬部外品)200ml(現品)、バリアセラム 特製サイズ 4.5g、マリンケイクe 特製サイズ 8g
※期間中のみPOPUPイベント会場及びIPSA AOYAMA店にて取り扱い
※なくなり次第終了
エッセンスローション アルティメイトキット 9,900円
[セット内容]エッセンスローション アルティメイト 150ml(現品)、バウンス インテンス クリーム 特製サイズ4g、マリンケイクe 特製サイズ 8g
さらに本イベント限定で、「アクアキット」および「エッセンスローション アルティメイトキット」を販売。購入した方はポーチなどの特典が当たる抽選に参加できるほか、公式オンラインショップおよびカウンターで使用可能な「ザ・タイムR アクア(特製サイズ)30ml」進呈クーポンもプレゼント。
本格的なアートインスタレーションや肌測定、商品体験などを通じて、素肌がもつ可能性に目を向けてみては。
◆『AQUA & ESSENCE GARDEN』~浸透感と、その先の素肌美へ~
【会期】開催中~2025年3月4日(火)
【営業時間】10:00~20:00 ※最終日のみ17時まで
【会場】UNKNOWN HARAJUKU(東京都渋谷区神宮前6-5-10)
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Events
2025.3.2
加藤泉×千總:絵と着物 IZUMI KATO×CHISO:PAINTING IN KIMONO
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雪舟、狩野永徳、長谷川等伯ら日本美術の巨匠の作品が一堂に
2025.2.28
約130件の国宝が大阪市立美術館に集結「日本国宝展」
(左)国宝 伝源頼朝像 鎌倉時代・13世紀 京都・神護寺蔵〈展示期間:6月3日~6月15日〉
(右)国宝 火焔型土器 縄文時代中期・約5400~4500年前 新潟・十日町市(十日町市博物館保管) 画像提供:十日町市博物館〈通期展示〉
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大阪市立美術館にて、大阪・関西万博開催記念 大阪市立美術館リニューアル記念特別展「日本国宝展」が、4月26日(土)から6月15日(日)まで開催される。
国宝 火焔型土器 縄文時代中期・約5400~4500年前 新潟・十日町市(十日町市博物館保管) 画像提供:十日町市博物館〈通期展示〉
国宝 舟橋蒔絵硯箱 本阿弥光悦作 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵 画像提供:東京国立博物館 Image: TNM Image Archives〈展示期間:4月26日~5月18日〉
本展は、縄文から江戸まで幅広い時代と多様なジャンルの国宝作品を一堂に集め、日本美術の歴史をたどるもの。
国宝 楓図 長谷川等伯筆 桃山時代・天正20年(1592)頃 京都・智積院蔵〈展示期間:5月13日~6月1日〉
絵画では狩野永徳の「唐獅子図屏風」(皇居三の丸尚蔵館収蔵)、長谷川等伯の「楓図」(京都・智積院蔵)のほか、雪舟、円山応挙、伊藤若冲ら日本美術の巨匠の作品を展示。
さらに通常毎年6月6日の開山忌の前後三日間のみ拝観が許されている、肖像彫刻の最古の例にして最高傑作である唐招提寺の「鑑真和上坐像」が、5月13日(火)~25日(日)の12日間限定で公開される。
国宝 金印「漢委奴國王」 弥生時代・1世紀 福岡市博物館蔵 画像提供:福岡市博物館〈展示期間:4月26日~5月7日>
国宝 伝源頼朝像 鎌倉時代・13世紀 京都・神護寺蔵〈展示期間:6月3日~6月15日〉
このほかにも土偶(縄文のビーナス)や金印「漢委奴國王」、日本肖像画の傑作である「伝源頼朝像」など、誰もが教科書で一度は見たことのあるあの国宝が集結。作品によって展示期間が異なるので、訪れるたびに新しい発見があるはずだ。
2年以上ものリニューアル工事を経て一新された大阪市立美術館で、日本が誇る名品を鑑賞してはいかがだろうか。
国宝 孔雀明王像 平安時代・12世紀 東京国立博物館蔵 画像提供:東京国立博物館 Image: TNM Image Archives〈展示期間:4月26日~5月18日〉
国宝 薬師如来坐像 平安時代・9世紀 大阪・獅子窟寺蔵 撮影:佐々木香輔〈通期展示〉
◆「日本国宝展」
【会期】2025年4月26日(土)~6月15日(日)
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
【会場】大阪市立美術館(大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82)
【開館時間】9:00~17:00
土曜日、5月4日、5月5日は19時まで
※入館は各閉館の30分前まで
【休館日】月曜日
※ただし、4月28日、5月5日は開館
【問合せ】大阪市総合コールセンター なにわコール TEL06-4301-7285(年中無休:8:00~21:00)
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Features
2025.2.28
「ロレックス ブティック 表参道」国内初のCPO(認定中古品)エリアも
Features
2025.2.28
アクタス・丸の内店で「TECTA MIT MARUNOUCHI -バウハウスとテクタの名作家具展-」を開…
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Events
【3/1(土)〜3/31(月) 東京・SAAWAAN BISTRO】
2025.2.27
チェンマイの名店とコラボ。タイ北部料理を味わう“チェンマイフェア”
グリル野菜とハーブのカレー
イノベーティブタイ料理を提供する東京・麻布台の「SAAWAAN BISTRO」が、チェンマイのミシュラン掲載店「KITI PANIT」とコラボレーション。タイ北部の恵みを味わう“チェンマイフェア”を、3月1日から31日まで開催する。
「KITI PANIT」
タイ料理は、首都バンコクを中心とした中部、プーケットなどの南部、チェンマイなどの北部、“イサーン”と呼ばれる東北部の4つの郷土料理に分けられるが、チェンマイなどタイ北部の料理は味つけがマイルドで、大自然で育つハーブやドライスパイスなど香り高いスパイスの使い方が特徴だ。
牛肉のグリル ジウソース
ナスの「ナムプリック」
今回の“チェンマイフェア”では、王道のメニューから、日本ではまだ珍しいタイ北部の伝統的な料理を「SAAWAAN BISTRO」流にアレンジしたものまで、さまざまなスペシャルメニューが登場する。
イノシシのタイハーブグリル
百合根とココナッツの餅
開業わずか7か月でミシュラン一つ星に輝いた本国「SAAWAAN」の味を、よりカジュアルに楽しめる「SAAWAAN BISTRO」と、世界の食通に愛される「KITI PANIT」がタッグを組んだフェア。知られざるタイ北部料理の魅力を、この機会に堪能してみては。
SAAWAAN BISTRO
【住所】東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー タワープラザ 3F
【営業時間】
ランチ11:00~14:00(L.O)14:00
ディナー17:30~23:00(L.O) フード 22:00 / ドリンク 22:30
バー11:00~23:00(L.O) 22:30
【定休日】火曜日
【TEL】03-6441-0737
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2025.2.27
加藤泉×千總:絵と着物 IZUMI KATO×CHISO:PAINTING IN KIMONO
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2025.2.27
北陸新幹線に乗って「界 加賀」へ ~伝統工芸も温泉もグルメも。冬の山代温泉を堪能する旅
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暦の上では立春、なのにまだまだ寒い2月中旬に「界 加賀」への旅のお誘いを受け、北陸新幹線に乗って行ってきました。
長野駅に近づくと車窓から見える景色が一変。屋根も畑も山々も雪に覆われ、白い世界です。さぞや寒いのでは……と身を縮めていましたが、金沢駅を降り立つと不思議なことに寒さをあまり感じないのです。水分を多く含む雪なので湿度が高いため、寒さをあまり感じないとか。
加賀獅子頭の工房を訪ねて
今回は「界 加賀」が、この3月から実施する手業のひととき「加賀獅子頭の400年の伝統に浸り、職人と語らう工房ツアー」に参加するため、一路、知田工房さんに向かいます。
知田工房は、石川県に唯一となった、加賀獅子頭専門工房。二代目の知田清雲さん、奥さまの依利子さん、息子の大芽さんの3人で、加賀獅子の伝統を守っていらっしゃるご一家です。
二代目 知田清雲さん。知田工房は創業70年を誇る工房。「父が創業したころは、この界隈に何軒も加賀獅子頭の工房があったけれど、現在ではうちだけになってしまいました」とお話してくれました。
加賀獅子と言えば、泉鏡花の「天守物語」を思い出しました。姫路城の天守閣に住まう美しい妖怪の女主人のお話です。
その天守に飾られているのが、特大の獅子頭。金沢出身の泉鏡花、そして獅子頭ときたら、もしかしてあれは加賀獅子では???と常々思っていたので、今回の訪問をとても楽しみにしていました。
知田工房では、獅子頭の制作風景を見学したり、伝統工芸を守り続けていくことのご苦労などをお聞きするだけではなく、ミニ獅子頭の根付に絵付け体験もセットになっています。私は不器用なんですよ……大丈夫でしょうか……と気弱になっていましたが、そんな不安は一蹴。奥さまの依利子さん、息子の大芽さんが、丁寧に塗り方のコツを教えてくれます。
修理も手掛けるので、全国各地から知田工房に獅子頭が集まります。能登半島地震で傷んでしまった獅子頭もこちらで修復しているそうです。加賀獅子頭は、確かに泉鏡花の「天守物語」に出てくる獅子そのもののようでした。間近で見るとすごい迫力です。
思い思いの獅子頭の根付、完成! 獅子頭が厄を食べてくれるという云われがあり、自分だけのお守りになります。マイ獅子頭は一番左にいるコです。
冬の贅沢「蟹会席」に圧倒されます
知田工房をあとに「界 加賀」へと向かいます。今晩のメインは「極み タグ付き 活蟹づくし会席」です。刺身からはじまり、焼き活蟹、揚げ物、蒸し蟹、蟹のすき鍋、雑炊まで、これでもかと言うほどの蟹づくしです。テンションがあがります。
蟹って、みな無言で殻をむき続けるイメージがあったのですが「界 加賀」は違います。たとえば蒸しものの場合、蒸したものを見せてから、ちゃんとおのおのに剥いたものを出してくれるのです。とっても親切。まさに至れり尽くせり。
日本酒の利き酒セットを飲みながら、蟹三昧のひととき……。冬ならではの贅沢です。
お造りから蟹がドーンと鎮座。プルプルとした食感と甘みが最高です。
しめ縄蒸しが登場すると、まず大きさに圧倒されて歓声が上がります。しめ縄蒸しは、蟹を塩水に浸した縄で結わえて蒸すので水分が失われず、よりジューシーな蟹の身を楽しめる調理法です。器も、今回のしめ縄蒸しのために特別に作られた、地元九谷焼の作家ものという凝りようです。
界ならでは。ご当地楽「加賀獅子舞」を堪能する
午後9時、夕食も終わると、ライブラリーラウンジが、つかの間のシアターに変身します。「界 加賀」のスタッフによる、加賀獅子舞の華麗な演舞が始まるのです。
加賀獅子舞の歴史は、初代加賀藩主の前田利家の時代から始まったそうです。「白銀の舞」という、当地の獅子舞は想像以上に勇壮で激しいもの。その迫力にゲスト一同見入ってしまいました。舞の終了後は、希望するゲスト全員と記念撮影もできるので、長い列ができます。
「界 加賀」の獅子頭も、知田工房で制作されたもの。地元の伝統を大切にする「界 加賀」の思いの深さを感じさせてくれました。
大迫力の加賀獅子舞。
この日、大熱演で獅子舞を披露してくれたスタッフ。手業のひととき「加賀獅子頭の400年の伝統に浸り、職人と語らう工房ツアー」に参加すると、最前列で見ることができます。
美人の湯・山代温泉のお湯と雪景色
もちろん温泉も堪能しました。山代温泉は、ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉という、弱アルカリ性の肌あたりの優しいお湯。さっそく大浴場へと向かいました。
浴室まわりには、九谷焼のアートパネルや加賀提灯など、地元の伝統工芸がふんだんにあしらわれ、その土地のものに触れることができるのも、旅に来たのだなあという、気持ちを高めてくれます。
「界 加賀」には湯守がおり、気持ちよく入っていられる温度に管理しているそうです。根雪の残った坪庭を眺めながら入る温泉はまさに極楽。柔らかさを感じるお湯なので、いつまでも入っていられそうです。雪国の冬の温泉の醍醐味ですね。
雪の残る庭、雪吊りをした松は、思い描く雪国そのもの。
内湯の壁面に飾られているのは、地元の九谷焼作家のアートパネル。4人の作家がそれぞれ「色絵」「青手」「赤絵」「藍久谷」という、九谷焼の4つの伝統様式で制作。四季を描いています。
美しいべんがらラウンジで過ごす夜
夕食後は、2024年3月にオープンしたばかりのべんがらラウンジを訪ねてみました。入口ののれんをくぐると、「九谷焼」や「山中塗」など約100種類の器が現れます。この中から好きな器やグラス、お盆を選ぶと、そこにお酒とおつまみのセットを用意してくれるのです。
4組限定の席からは、山代温泉のランドマークと言える「古総湯」が目の前に。ライトアップされた「古総湯」のステンドグラスからこぼれる光と、べんがらラウンジの鮮やかな赤が、夜の闇とないまぜになって、なんとも言えない美しさです。
目の前は「古総湯」。べんがらラウンジの赤、雪の白、「古総湯」からこぼれるステンドグラスの色と、光と闇が静かな夜に映えます。
季節によって変わりますが、日本酒3種、ウイスキー、焼酎、ジン、梅酒などから1つ、おつまみは香の物、ナッツ盛り合わせ、甘味などから選びます。ノンアルコールドリンクも用意されています。
翌朝は気持ちよく晴れて、山代温泉を散策へ。地元の和菓子屋さんや九谷焼のお店をのぞいたりして過ごしました。お湯もいいし食事も美味しい。そして地元の伝統に触れることもできて、記憶に残る旅となりました。
今度は、金沢21世紀美術館や国立工芸館、石川県立図書館、そして泉鏡花記念館などを回って金沢で1泊し、2日目に「界 加賀」でゆっくり過ごす、なんていう旅もいいかも。金沢で文学散歩して、山代温泉へ……というコースもありですね。
次の旅を思い描きたくなるような、そんな旅になりました。
中嶋千祥 Chisa Nakajima
Premium Japan 編集長代理。1950~60年代の日本映画鑑賞とワインを飲むのが大好き。
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旅館の矜持 THE RYOKAN COLLECTIONの世界
2025.2.27
海外の富裕層に「旅館」文化を伝道し、未来へと継承するために THE RYOKAN COLLECTION代表 福永浩貴
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2024年の年間訪日外客数は、3686万人と過去最高を記録しました。最近では、インバウンドが日本の津々浦々におよぶだけではありません。ハイエンドで特異性の高いサービス――― 例えばこれまでは、敷居が高かった旅館を目指してやってくる外国人も年を追って増え続けています。
こんな日がやってくることを20年も前に願って、組織づくりを始めて、海外に地道な売り込みをしていた人物がいます。それが「THE RYOKAN COLLECTION(ザ・リョカンコレクション)」を率いる福永浩貴氏です。連載企画「旅館―RYOKAN―の矜持」第1回目は、彼にどのような組織なのかをたっぷりと伺いました。
2004年「THE RYOKAN COLLECTION(ザ・リョカンコレクション)」創設
私が最初に「ザ・リョカンコレクション」の前身となる組織を立ち上げたのは2004年9月、33歳の時です。
その頃は、高級な旅の発信源はアメリカの東海岸にしかありませんでした。ですから、私もニューヨークを中心に活動して、様々なPRと売り込みに精を出していました。
当時、「旅館」という言葉は海外で通じるはずもありません。第一、英語で旅館の「Ryo(リョ)」という単語は発音すらできなかったのです。
そんな段階からすれば幾星霜、これだけインバウンドが増え、富裕層が高級旅館を目指して来日してくれるようになりました。「リョカン」という言葉が、外国人の口の端にのぼるのを見聞きしますと、まさに隔世の感があります。
「ザ・リョカンコレクション」は「日本旅館を、世界のRYOKANへ」をスローガンに掲げた、日本旅館と小規模ホテルに特化した国際ホテルコンソーシアムです。現在の加盟施設は53で、外国人個人会員は10万人を突破しました。
当コレクションの予約数はコロナ前の2019年が過去最高だったのですが、今はその約3倍の数になっています。
「THE RYOKAN COLLECTION」のトップ画像。ヨーロッパにみられる小規模家族経営のホテルがグループを形成するコンソーシアムモデル。厳格な審査をクリアした日本を代表する日本旅館、小規模ホテルが加盟する日本初のコンソーシアムで、世界にリョカンブランドを広く伝え、多くの海外富裕層を誘客する。まさに世界の旅行者と日本旅館、地域の懸け橋として活動する。Premium Japanもメディアパートナーとしてコラボレーションしている。
2019年に発表された「THE RYOKAN COLLECTION」の新ロゴマーク。デザインは京都で着物に家紋を手で描く職人・紋章上繪師として活躍する「京源」の波戸場承龍、耀鳳の両氏。伝統的な意匠と現代感覚を融合させたオリジナル家紋だ。藤の家紋をモチーフにデザインしたこのロゴには、世界から多くの人々が地方を訪れ、藤の花が連なるように「仲間」が増え、日本文化、旅館文化の更なる発展に繋げたいという思いが込められている。
日本旅館にしかないもの
私が「ザ・リョカンコレクション」を運営するようになってちょうど20年が経ちます。その間に、旅館に対する私の尊崇の念は強まるばかりですが、なぜ外国人がこれほどまでに旅館に惹きつけられるようになったかについては私見があります。
日本旅館の人気はうなぎ上りで、外国人が大勢来てくださる一つの要因は、やはり、人というものに出会える体験にあるのだろうと思います。
大資本による大ホテルでは、サービスはもちろんありますが、個人の細やかな顔は見えにくい。一方、日本の旅館の場合には、サービスを日々実践している方たちが具体的にすぐ目の前にいるわけです。
そして肝腎なことは、その宿にある歴史やおもてなしのクオリティを継続し担保してきたのは、宿のオーナーや女将であることです。オーナーや女将が目を光らせているからこそ、その宿は良いままで居続けられるのです。
宿は小規模ですから、オーナーや女将さんには実際に会えるし、簡単に会話も交わせるのです。それは非常に価値のあることです。
こうした形態の宿は日本にしかないものと言えるでしょう。私どもは、この日本文化の価値を世界に向かって広めていき、認知度をさらに高めていくことを目標にしています。
観光が日本文化を保全する
いま、観光業界の一部では、ものすごく数に囚われてしまい、海外のお客さんに迎合しながらお金ばかりを求めるような側面も見受けられないわけではありません。
しかし、私たち「ザ・リョカンコレクション」は、数やお金のみを追い求めるつもりはまったくないし、国の文化を守っていくための観光であって欲しいと願っています。大事なのは、日本の観光産業が恒久的に未来永劫的に持続していくことでしょう。
そのためには儲け主義に走って本来あった形や姿を壊すのではなく、日本文化を保全する観光でなければ意味がありません。この国が世界でもう一度輝くためには、文化を輝かせるしかないだろうというのが私の結論です。
その意味では、旅館というものは〝毎日が博覧会″みたいなものです。万国博覧会などをやらなくても、世界の人たちが旅館の場で日本のものや心に触れる。その結果、この国の文化が評価されていきます。
いわば地域の旅館が旗を振って地域全体を引っ張り、国においては観光業界が全業界を引っ張っていく形を作れないものか。私はそれを「ザ・リョカンコレレクション」で実現させたいと思っています。
ホテルのベルボーイから始まった修業時代
では、私はどうやって「ザ・リョカンコレクション」を創るに至ったのでしょうか。
最初に私は品川のホテルパシフィックに就職するのですが、しばらく働いてからシンガポールに行くことになります。就職はメリディアン・シンガポールでした。
その後、メリディアンホテルズの日本支社に入り、本社付けではありますが、東京支社の営業部長になります。仕事内容は、いろんな国でホテルの立ち上げをしたり、日本マーケットについてのレクチャーをしたり。とにかく世界中のホテルに行きました。
ホテルマンの第一歩はベルボーイからスタート。ホテルの仕事の面白さに目覚め、業務後に英語の学校に通うなど自己研鑽していた。
シンガポールでは営業を担当。スタッフとともに撮影した懐かしい1枚。
日本の、世界的なプレゼンスがないのはなぜ?
そこで働くうちに、日本はそれなりの国だし、ホスピタリティがあって親切だと言われている。にもかかわらず、世界的なプレゼンスがないのはどうしてだろうと考え始めたのです。
そんな時にちょうど、メリディアン系列下にあるヨーロッパのホテルの、総支配人たちが集まって日本で会議を開いたことがありました。様々な国の人が15人ぐらい来て、会議は東京でしたが、リトリートとして熱海の高級旅館に行ったんですね。
30年くらい前のことです。みんなで浴衣を着て、畳に座ってお膳でご飯を食べて。後に、ホテルの総支配人たちがお風呂に入っている姿がイギリスの新聞で紹介されたりしました。ホテルのプロたちが、日本の旅館に初めて来て、初めて日本文化に触れて、みんなが結構喜んだのです。
私が旅館に興味を持ったのはそこからです。いろいろ調べてみると、歴史もすごければ、数もすごい。私自身も若かったので国内のことを全然知りませんでした。でも、国内のどこに行っても、見事なしつらえの宿と素晴らしい食事があって、驚きだったのです。
日本の旅館と世界の人との架け橋に
旅館の人たちや地域の人たちに触れて、とても面白いと思いました。しかし、「こんなにいいものが沢山あるのに、どうして世界の人たちは知らないんだろう」、さらには、「宿の方たちは、なんで世界の人たちに伝えようとは思わないんだろう」という考えに行きつくわけです。
旅館の人たちにお話を伺いに訪ね始めたのは、こうしたいきさつからです。ヨーロッパにはすでに、ルレ&シャトーやスモール・ラグジュアリーホテルズとかのコンソーシアムがありました。ならば、日本の旅館と世界の人との架け橋になることはできないかなあと思って考えたのが、「ザ・リョカンコレクション」というモデルだったのです。
ついでに言えば、当時の日本の旅館には、強大な旅行会社のパワーだけに送客を頼り続けていたら、きっとやがては破綻するのではという危機感が芽生え始めてもいた時期でもありました。
地域文化の中心は旅館のファミリー
旅館と地域とのつながりは密接なものです。第一次産業しかり、いろんな職人さんしかり、旅館は地域を代表するショーケースの場であることは間違いありませんでした。これに関しては、欧米のホテルで旅館に類似するような例はないわけです。ならば、完全にドメスティックであった宿に外国人を連れてきたら、地域が活性化するようなことが起きるかもしれないと思ったのです。
今、「ザ・リョカンコレクション」が3番目に掲げている、「日本文化、地域文化、地域経済の発展に資する」という理念ですが、それは当時、いずれ実現できたらいいなと思っていたことです。ですから、その思いをずっと持ち続けてきたことになります。
それを実際に実現しているのは、多種多様な歴史を紡いできた地域文化であり、その中心で生きてきたのが日本旅館のファミリーであるわけです。
賛同してくれた14軒の宿
「ザ・リョカンコレクション」を起業しようと思って、2003年に会社を辞めてしまいます。33歳の時でしたか。とはいえ、いきなり起業もできません。全国を回って、100軒ぐらいの旅館のオーナーさんに会って、私の思いをぶつけました。
7割方の人は外国人なんて受け入れたくないし、しかも、32、3歳の若造がいきなり現れて(笑)、ワケの分からない話をして何だという感じでした。
ほとんど話を聞いてもらえませんでしたけど、当時、14軒のオーナーに、「それ、面白いね」って言ってもらえたのです。その地域を次世代に渡していくために、国内だけでは需要が先細りしていく懸念があったなかで、海外のこともちょっとは意識しなければならないのではと思ってくださった。
初めは、「ラグジュアリーリョカンコレクション」と命名していました。14軒で出発したのが2004年9月になります。最初のメンバーで、今も残ってくださっているのは、柊家、炭屋、強羅花壇、箱根吟遊、清流荘、柳生の庄です。
ハイエンドの宿が並んだインパクト
当初は、お客さんが来るかどうかも分からないのに、最初にお金を頂戴することはできませんでした。やはり、最初の3年間ぐらいは難しかった。そこが一番苦労した点ですね。
全部成功報酬でやらせてもらって、あとは私たちの投資でした。報酬をいただくにしても、最初は持ち出しばかりで、いつ死んでもおかしくないような状態でしたね(笑)。お蔭でいろんなアルバイトをしました。
苦しい台所事情ではありましたが、世界に向けて日本の宿を紹介するのであれば、日本で認められているハイエンドの宿をずらっと並べさせてもらうほうが、海外に向けてはインパクトが強いと思っていました。これならば、世界は絶対にこっちを向いてくれるはずだ、と。
「旅館」という言葉を使い続ける
「ラグジュアリーリョカンコレクション」からラグジュアリーを外したのは、その言葉を使うことがダサいなと思ったからです。日本の宿の場合は、ひけらかすことなく、いぶし銀のような真髄を継承しながら粛々とやってきました。ラグジュアリーというよりもプレステージャスですね。代わりに「ザ」を付けて、「ザ・リョカンコレクション」にしたわけです。
それと自分が一番こだわったのは、「旅館」という言葉を使い続けることです。英語で「RYOKAN」を世界の人が発音できるようになるまで認知度を高めたいと思っていました。
飛躍のきっかけは『トラベル&レジャー』で巻頭15ページの大特集
当時、ラグジュアリートラベルの情報発信は、雑誌で言えば、『トラベル&レジャー』や『コンデナスト・トラベラー』とかです。それらは全部ニューヨークに集まっていました。私もしょっちゅう行っては売り込みをして、啓蒙を続けていました。
必死にやっているなかで、『トラベル&レジャー』誌が、巻頭の15ページで、「ザ・リョカンコレクション」の特集をしてくれたのです。表紙は当時加盟してくれていた伊豆・修善寺の「あさば」さんでした。
取材はシェーン・ミッチェルというトラベル業界では著名な書き手で、彼女は、あさばを初めとして、強羅花壇、柳生の庄、柊家とか一週間の旅をしてくれたのです。その記事で彼女は、日本旅館の歴史と彼らの思い、それから家族が代々紡いできたストーリーを描きあげてくれました。
サービスマニュアルがあるわけでもない、セレブリティシェフがいるわけでもない。にもかからわらず、最高のサービスと最高の食を提供してくれるのはどうしてなのか。彼女はそこを掘り下げてくれた。それは日本人の文化性だし、自分の家に来てもらった人をとことんもてなす文化だし、四季を大切にして、職人や生産者に対しても繊細な関係を保ってきた日本人だからこそできる――と。
しかもそれが日本全国、どこにでもあるという驚きがある。それは世界にはないストーリーだったのです。
この記事が世界的なパブリシティとなって、「ザ・リョカンコレクション」の名前が一気に広まった。これが大きな転機でした。立ち上げ時は苦労しましたが、ニューヨークでの活動がようやく報われました。
それからと言うもの、CNNやBBCなどメジャーなテレビ局が来るようになり、雑誌メディアも多数訪れるようになったのです。それでお客さんは一挙に増えました。
「旅館」という、未知の体験をする楽しみ
では、当時、言葉の問題などはどうしたのでしょうか。昔は言葉もできない宿が多かった。でも、私は「言葉なんかできなくたっていい」と、ずっと言ってきました。そのままの魅力が、外国人に伝わればいいのです。
それこそ、客室係のお姉さんたちは、まったく物怖じせずに、「よく来たね」、「疲れたね」、「大丈夫」、「どうぞ、どうぞ」ですから。外国人がポカーンとしていますけど、それが嬉しいわけです。
言語対応や外国人の習慣に関してこちらが何かを変えるよりも、心が伝わることのほうがよほど大事です。なぜなら、外国の人は違う文化を見に来ていて、出会ったことのない人に会って、未知の体験をすることを楽しみにしているわけですから。
「旅館ってそういうものなんです」
例えば、食事に対する苦情があります。食べられるものと食べられないものがあり、メニューがないから選ぶこともできない。食事の時間が決められているので、夜中に着いてもご飯が食べられない。
「日本の最高の宿」と言いながら、夜中に着いて何も食べられないのかなんて、いくらでも言われますけど、答えは一つ、「旅館ってそういうものなんです」。「それが嫌だったら、ホテルに行ってください」。それだけです。
そういう風にして旅館のブランドを作ってきましたし、これからもそうしていきたい。オーナーや女将が今までやってきたことに対して、最大限の敬意を抱いていますし、それを後世につなげていくことが旅館の文化とブランドを守っていくことだと私は思っています。
次回からはいよいよ「ザ・リョカンコレクション」に加盟している施設のオーナーや女将の連載インタビューが始まります。どんなことを語ってくれるのか、今からとても楽しみです。
福永浩貴 Hiroki Fukunaga
THE RYOKAN COLLECTION 代表。1970年5月9日兵庫県西宮市生れ。約15年に渡る英国の高級ホテルチェーンでの勤務を経て、世界各国の富裕層旅行関係者の人脈をバックに、2004年に日本で初となる高級旅館コンソーシアム「ザ・リョカン・コレクション」を発足し、海外マーケットにおいて加盟旅館のマーケティングやPRを推進し、海外の一流ホテルチェーンを凌ぐブランド構築を目指し活動している。一般社団法人日本文化発信機構の理事も務めている。
構成/執筆:石橋俊澄 Toshizumi Ishibashi
「クレア・トラベラー」「クレア」の元編集長。現在、フリーのエディター兼ライターであり、Premium Japan編集部コントリビューティングエディターとして活動している。
photo by Toshiyuki Furuya
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Events
【4/1(火)~30日(水) 祇園甲部歌舞練場】
2025.2.26
京都に春の訪れを告げる芸妓舞妓たちの舞い、第百五十一回公演「都をどり」
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京都最大の花街・祇園甲部の約80名(1公演では50名)の芸妓舞妓たちが魅せる舞の公演、第百五十一回「都をどり」が、祇園町のシンボル「祇園甲部歌舞練場」で、2025年4月1日(火)から4月30日(水)まで開催される。
京都の春の風物詩として知られる「都をどり」は、毎年4月中1か月間公演を行う。明治5年の「第一回京都博覧会」の附博覧(アトラクション)として創始され、毎年公演テーマを変えながら昨年150回の節目の公演を迎えた。
令和七年公演の演題は『都風情四季彩(みやこのふぜいしきのいろどり)』で、次の大きな節目である創始200年に向けて、今一度原点に立ち返り、京都の名所を巡る内容で構成されている。
舞台は、「ヨーイヤサァー」の掛け声で幕開けを告げ、揃いの浅葱色(あさぎいろ)の着物で一斉に登場する総をどりと、中ばさみ(別踊)と呼ばれる場面全八景から構成され、1時間の舞台で四季の彩を表現している。
毎年新調される京友禅(着物)と西陣織(帯)の匠の手で作られる衣裳の華やかな美しさ、そして明治5年の創始当初から続く「京舞井上流」の振付をはじめ、三味線・唄・鳴物は生演奏、曲も毎年書き下ろされている中に、変わることなく継承されてきた伝統芸能を全身で感じることができる。
あなたも華麗な舞の舞台で京都の春を感じてみてはいかが。
◆第百五十一回公演「都をどり」
【会期】2025年4月1日(火)~4月30日(水) ※4月15日は休演日
【会場】祇園甲部歌舞練場(京都府京都市東山区祇????園町南側570-2)
【時間】1日3回公演1回目12:30~ 2回目14:30~ 3回目16:30~
【料金】茶券付一等観覧席 7,000円など
※チケット種別など最新情報は公式ホームページで要確認
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2025.2.26
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【3/28(金)〜4/4(金) 島根県・界 玉造】
2025.2.25
温泉街に咲く400本の桜を楽しむ「桜舞うたまゆら滞在」
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日本最古の美肌の湯として知られる玉造温泉に佇む全室露天風呂付き客室の宿、界 玉造では、人力車での夜桜鑑賞や花見風呂など、桜が咲く短い期間だけ楽しめる「桜舞うたまゆら滞在」を、3月28日(金)から4月4日(金)まで開催する。
界 玉造の前を流れる玉湯川は、島根県でも屈指の桜の名所として知られ、春になると両岸2Kmにわたり400本の桜が咲き誇り、温泉街を鮮やかに彩る。
「桜舞うたまゆら滞在」では、この玉湯川の夜桜を界 玉造専用の人力車の上から鑑賞できる、1日2組限定のお花見体験アクティビティを実施。温泉街を1時間ほどかけて巡りながら、ライトアップされた幻想的な夜桜を眺めるひとときは、とっておきの旅の思い出となるはずだ。
館内の滞在では、春になると桜が彩りを添える大浴場露天風呂で、この時期ならではの花見風呂を楽しめる。美肌の湯として知られる玉造温泉に浸かりながら、心と体を休める癒しの湯浴みを満喫してみては。
このほか、日本三大和菓子処の一つに数えられる島根県松江市の老舗和菓子店「風流堂」とコラボレーションした、オリジナルの手作り桜餅の販売も。こちらは4種類の餡の中から好きなものを選び、桜を練り込んだ生地に包むことで、自分だけの桜餅を楽しめる。桜をテーマに装飾されたテラスを用意で、桜餅でお茶の時間を過ごすのもおすすめだ。
桜が咲く時期しか味わうことのできない、贅沢なひとときが過ごせる界 玉造。春旅の目的地に加えてみてはいかがだろうか。
◆「桜舞うたまゆら滞在」
【期間】2025年3月28日~4月4日
【場所】玉造温泉街、界 玉造
【含まれるもの】夜桜人力車体験、花見風呂、手作り桜餅
【料金】夜桜人力車体験(1組あたり12,000円)、手作り桜餅(1セットあたり1,500円)
【時間】夜桜人力車体験(1部|18:30~/2部|20:00~)
【定員】夜桜人力車体験(1日2組限定、1組2名迄)
【予約】夜桜人力車体験は公式サイトにて宿泊日の7日前までに要予約
※夜桜人力車体験は荒天中止
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