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これを食べなきゃ人生ソンだよ
2026.9.17
「東京、焼きそば人生」の集大成 ベスト5はここだ!
一口に「焼きそば」と言っても、中華風、中国風、和風醤油(塩)系、ソース系など様々ある。
今回は、筆者のこれまで東京で食べてきたあらゆる焼きそばの中から、ジャンルを問わず、「これは、旨えゾ!」と膝を打った間違いなしの5品をお届けする。「好又香」「香港贊記茶餐廳」「中国料理 梅林」「嘉賓」「中華 珍満」の5軒のそれ。
大袈裟に言うならば、ワシの「焼きそば人生」の集大成じゃ。
何度も紹介したが、
筆頭は「好又香」の「五目焼きそば」
トップバッターは石神井公園の大・大・大好きな町中華屋「好又香(コウユウカ)」なんだな。シェフは上海出身の中国人で本格的なシェフなので、厳密に言えば、町中華と呼ぶのは、ちと失礼かもね。すでに町中華と焼餃子の回で紹介しているが、確信をもって言っちゃうよ。この店の「五目(餡かけ)焼きそば」を超えるものはなかなかないゼ。
◆東京で一番通いたい町中華の名店「好又香」の巻はこちらをクリック
教えたくないけど教えたい!東京で 一番通いたい町中華の名店「好又香 (コウユウカ)」の巻 – Premium Japan
そもそもこの店は何を食っても間違いがない。「インゲン炒め」も「エビの塩炒め」も「黒酢豚」も「焼餃子」も絶品だ。
そして、締めも大いに迷うのである。中国醤油を使った「醤油炒飯」か、「五目(餡かけ)焼きそば」か、淡泊な傑作「鶏そば」、あるいは「上海焼きそば」かってことだ。
大人数で来た時には問題はない。締めは、迷うことなくこの4品を頼んでしまえるからだ(笑)。2~3人で来た時がいちばん辛い。散々食った後で、まー、「醤油炒飯」と「五目(餡かけ)焼きそば」の2品を頼んでしまうかもね。普通、〆は一品かもしれんが、あの旨さを知っていたら、とても欲求には勝てん(笑)。
さて、「五目焼きそば」であるが、麺は茹でたのが半分、炒めて焦げ目をつけたのが半分。やはり、決め手となるのは餡かけの出来栄えなのだ。具は、白菜、ネギ、豚肉、イカ、エビ、キクラゲ、シメジ、そんなとこか。何が素晴らしいかって、その醤油と旨味のバランスがこれ以上ないってことだ。そして、トロミの塩梅も見事なんだねえ。
「好又香」の「五目(餡かけ)焼きそば」
焼きそばは、まるで汁気がないのも、汁気が多すぎてもダメだ。その程良いところで着地するのが技なのである。口に入れた瞬間、「うめッ!」となる。もちろん、酢をかけての味変もいい。ワシの脳内の「常に食いたいものリスト」の一画を占拠している品の一つと言える。東京のはずれなので、方向が違うとなかなかハードルが高いが、まー、一度は行ってみてほしい店じゃのお。
「好又香」の入り口
好又香 コウユウカ
東京都練馬区石神井公園7丁目1-3 Tビル2F
℡:03-6913-3225
営業時間:11:00~15:00、17:00~22:30
定休日:火曜日
五目焼きそば 1100円
黒酢豚 1,650円
醤油炒飯 1,100円
ここは彼の国か?「香港贊記茶餐廳」の
「香港やきそば」を食うべし
「ホンコンチャンキーチャーチャンテン」と読む。
なにしろ筆者は骨の髄から香港の中国料理マニアで、食べるだけのために本当に何十回も行っておるんですわ。その中で愛してやまないのが、いわゆる「香港焼きそば」ってやつだ。
おそらく30年ぐらい前に、ザ・ペニンシュラ香港のメインダイニング「嘉麟楼(スプリングムーン)」で、飲茶の〆に一緒に卓を囲んだ香港人が頼んでくれた裏メニューを食べたのが初めての経験だ。それ以来、病みつきだべ。具材は黄ニラ、ニラ、モヤシのみ。そいつをニンニク、生姜、オイスターソース、チキンパウダー、中国醤油で、ちゃちゃっと炒める。軽さが身上の焼きそばだ。極めてシンプルであるから、炒めの技が如実に反映される。
「香港贊記茶餐廳」の「香港焼きそば」
これを食べられる店は東京では多くはないが、「香港贊記茶餐廳」のそれは、さすがにペニンシュラほどの軽さと洗練さはないものの、香港を想起させ、コーフンさせるものであることは間違いない。「茶餐廳(チャーチャンテン)」は、大衆屋台料理屋の「大牌檔(ダイパイドン)」が屋内に移って進化したものだ。焼きそばや炒飯、野菜料理、肉料理も多彩で、「ピーナッツバター&練乳トースト」とか「コーヒーミルクティー」とか不思議なものもあるから面白い。名古屋の奇妙奇天烈な喫茶店メニューに通じるものがあるが、こっちの方がちゃんと旨いものになっている。
さて、この店の「香港風焼きそば」は、上の具材から黄ニラを抜いて玉ねぎを加えたもの。一食して、「おー、これよ、これよ」と嬉しくなる。具が少ないから、味付けの濃い玉子麺をガッツリと食う感じ。甘辛いんだが、味に奥行きがある。
いや~、旨いねえ。ワシワシといくらでも行ける感じ。近くにあれば、週に一度は通うな。
「季節野菜ガーリック炒め」も頼んでみたが、レタスの炒め具合がいい。味付けはニンニクがっつりで、上湯ととろみがたっぷりで良かった。さてこの店は、950円の激安ランチを目掛けて、周辺のサラリーマンと中国人で混みあう。昼時をはずしたほうがいいだろう。点心もフカヒレ料理も旨そうだから、晩ご飯に大勢で来て、あれこれ頼むのがいいと思う。
「香港贊記茶餐廳」の入口
香港贊記茶餐廳
東京都千代田区飯田橋3-4-1 マンワイビル1F
℡:03-6261-3365
営業時間:11:30~23:00
定休日:なし
香港風焼きそば 1280円
季節野菜ガーリック炒め 1280円
「ソース焼きそば」の傑作と言えば
「中国料理 梅林」だろう
「ソース焼きそば」と言えば、すぐに名前が挙がる水道橋や高島平の店があるのだが、どちらも筆者にはピンと来ない。前者の麺は柔らかく、後者はあの揚げ焼きにした部分が固すぎる。味付けもともに、どうも小生の口には合わないのよね。その点、五反田「梅林」の「肉ソース焼きそば」はとても感覚に訴えるものがある。ちりちり麺は程よい硬さを保ち、太さも口に入れたときに実に心地よい。
「中国料理 梅林」の「ソース焼きそば」
具は、豚肉、キャベツ、玉ねぎだけ。豚肉は細切れだが、片栗粉を振ってあるから、ソースを吸っている。最も肝腎なのはソースの味付けだ。甘みと辛味のバランスが丁度いいのだ。そして、油は少なく、まったくくどくない。ゆえに、他店に比べると盛りはいいのだが、スルスルっと食えてしまうのだ。昼飯時には、客がひっきりなしに入ってくるが、8割ぐらいは「肉ソース焼きそば」を頼んでいる。若いお姉さんも迷うことなく、これを食べる。それほど軽さがあるという証拠だ。
「中国料理 梅林」の入口
中国料理 梅林
東京都品川区東五反田1-24-1
℡:03-50-5869-4815
営業時間:(月~金)11:00~15:00、17:00~22:00
(土・祝)11:00~15:00、17:00~21:00
定休日:日曜日
肉ソース焼きそば 1100円
創業40年の「嘉賓」の名物は
「牡蠣ソース和えそば」なのだ
昔からある店だ。経営者が一度変わったらしいが、創業40年。職場から近くにあったので、入社した39年前に先輩に連れていかれたのが最初だ。その時に「これは旨えんだぞ」と先輩が自慢気にオーダーしていたのが、この店の「牡蠣ソース和えそば」なのだ。開店から2年目にして、すでに名物になっていた。
「嘉賓」の「牡蠣ソース和えそば」
具は少々のネギのみ。あとはストレートの細麺を生姜とオイスターソースで炒めただけ。シンプルこの上ない。香港焼きそばから具を取り除いたものと言ってよい。今回、この店で久しぶりに食べた。麺はやや黄色く、玉子が入っている伊府麺っぽい。オイスターソースはもちろん使っているが、旨味の元と中国醤油も使っているように思う。
具がほぼないだけに、麺をゾゾゾッとすする楽しみがある。2人で来ても、一杯じゃあ足りないな。以前、大食いの元プロ野球選手と来たことがあるのだが、三杯お代わりしていた。それには、さすがにたまげたが(笑)。エビチリとか酢豚とか焼き餃子とか他のメニューも、中国料理と中華料理の真ん中辺の味付けで、日本人には馴染むんだよね。夜は混むので予約必須で。
「嘉賓」の入口
嘉賓
東京都新宿区四谷1-7 第3鹿倉ビル2F
℡:050-5869-4647
営業時間:(月~金)11:00~14:30、17:00~22:30
(土日・祝)11:00~14:30、17:00~22:00
牡蠣ソース和えそば 880円
これぞ町中華!「中華 珍満」の
「やきそば」はバランスのいい醤油味
最後に紹介するのは、これぞ町中華という店である。御徒町駅のすぐそばで、ド派手で巨大な看板がギラギラしているから、見逃す心配はない。この看板に対して、厨房で中華鍋を振るのはけっこうお年を召された方ばかり。まるでギラギラはしていないが、皆さん元気で楽しげだ。
何を食べても安いのに、安定した味を求めて、客はひっきりなしである。注文が入って、一品一品をその場で作り出す。どこぞのチャーハン有名店と違って、作り置きなんぞは意地でも出さないところがいい。何でもアツアツで出て来る。この店の名物の一つは、醤油味の「やきそば」なのである。他にも「カタやきそば」、「塩やきそば」(細麺)、「ソースやきそば」(細麺)とあるが、まずは醤油味を薦めたい。
「中華 珍満」の「やきそば」
麺は丸く太くプリッとしている。具は、キャベツ、モヤシ、豚肉、キクラゲ、玉ねぎ、ニラで、醤油の汁が皿の底にたっぷりだ。麺はツルツルなので、その汁を吸いこんでものびることがない。なんか、昭和の時代から慣れ親しんだ懐かしい味というのだろうかねえ。跳び上がるほど旨いってワケではないが、野菜の旨みと麺の小麦が醤油でまとめられていて、ジンワリと優しい。週に1回食べても飽きない感じ。
ちなみに、やや大振りの餃子も旨い。一個一個が引っ付いているところが気に入らないが、パリッと焼けてて味もいい。隣のおっさんが食っている、色の薄いチャーハンも旨そうだった。
「中華 珍満」の入口
中華 珍満
東京都台東区上野3-28-10
℡:03-3831-8801
営業時間:(月~日)11:30~20:45
やきそば 790円
餃子 680円
「これを食べなきゃ人生ソンだよ」とは
うまいものがあると聞けば西へ東へ駆けつけ食べまくる、令和のブリア・サバランか、はたまた古川ロッパの再来かと一部で噂される食べ歩き歴40年超の食い道楽な編集者・バッシーの抱腹絶倒のグルメエッセイ。
筆者プロフィール
食べ歩き歴40年超の食い道楽者・バッシー。日本国内はもちろんのこと、香港には自腹で定期的に中華を食べに行き、旨いもんのために、台湾、シンガポール、バンコク、ソウルにも出かける。某旅行誌編集長時代には、世界中、特にヨーロッパのミシュラン★付き店や、後のWorld Best50店を数多く訪ねる。「天香楼」(香港)の「蟹みそ餡かけ麺」を、食を愛するあらゆる人に食べさせたい。というか、この店の中華料理が世界一好き。別の洋物ベスト1を挙げれば、World Best50で1位になったことがあるスペイン・ジローナの「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」。あ~、もう一度行ってみたいモンじゃのお。
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Features
秋を味わう、グランド ハイアット 東京のアフタヌーンティー
2026.9.17
和栗やシャインマスカットが彩る秋メニュー。10月限定のハロウィンバージョンも
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グランド ハイアット 東京1階のイタリアン カフェ「フィオレンティーナ」では、11月30日(月)まで、実りの季節を味わう「オータム アフタヌーンティー」を開催。10月には、ハローウィンの特別バージョンのスイーツが登場する。
開放的なテラス席を備えた「フィオレンティーナ」のアフタヌーンティー。和栗やシャインマスカット、洋梨、かぼちゃなど、旬の味覚をふんだんに取り入れたメニューがテーブルを彩る。
スイーツには、熊本県産の和栗を使い、栗本来のやさしい甘みを引き出した「モンテビアンコ ジャポネーゼ」をはじめ、みずみずしいシャインマスカットを贅沢にサンドしたショートケーキ、洋梨とキャラメルのムース、紫芋のロールケーキ、パンプキンプリンがラインナップ。
セイボリーは、トリュフを添えたきのこのフリッタータや、イチジクにゴルゴンゾーラと生ハムを合わせたクロスティーニ、栗のアランチーニなど、秋の食材とイタリア料理のエッセンスを掛け合わせた品々が揃う。
さらに、一般的なアフタヌーンティーのスコーンに代わって登場するのが、イタリアの伝統的なブレッド「パンドーロ」。卵とバターの豊かなコクを楽しめるプレーンと、角切りの栗を練り込んだ秋限定のマロンの2種類を、マスカルポーネチーズや洋梨ジャムとともに味わえる。
10月1日(木)から31日(土)までは、おばけモチーフのスイーツが並ぶ「ハロウィン アフタヌーンティー」に様変わり。モンスターをイメージしたパンプキンモンブラン シュークリームや、コウモリ型のチョコレートをあしらった紫芋ロールケーキなど、思わず写真に収めたくなるような遊び心あふれるスイーツが勢揃いする。
秋の恵みとイタリア料理の魅力が溶け合うアフタヌーンティー。都会の真ん中で、季節の移ろいを感じる優雅な午後を過ごしてみてはいかがだろうか。
◆オータム アフタヌーンティー
【期間】提供中~2026年9月30日(水)、11月1日(日)~11月30日(月)
【時間】15:00~17:00 ※2時間制
【料金】6,600円、スパークリングワイン1杯付き 8,580円
※税込、サービス料15%別
◆ハロウィン アフタヌーンティー
【期間】2026年10月1日(木)~10月31日(土)
【時間】15:00~17:00 ※2時間制
【料金】6,600円、スパークリングワイン1杯付き 8,580円
※税込、サービス料15%別
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全国500店以上でフランス料理を楽しむ。「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2026」
2026.9.14
今年のテーマは「サステナブルフレンチ」。地域の食材と生産者の想いを未来へつなぐ美食体験
イベントのアイコン、フォーカスシェフの6名。左から 野崎 正孝シェフ、村田 美月シェフ、松田 清也シェフ、ヨハン・ダコスタ シェフ、鈴木 孝典シェフ、乾 裕一シェフ。
日本最大級のフランス料理の祭典「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2026」が、2026年9月18日(金)から10月18日(日)まで開催される。16回目を迎える今年は、北海道から沖縄まで全国500店以上のフレンチレストランが参加予定。前菜、メイン、デザート、食後の飲み物を含む特別コースを、3,000円、6,000円、10,000円のいずれかの価格で楽しめる。
2026年に掲げるテーマは、「サステナブルフレンチ ― 未来につながる美食体験」。期間中、参加レストランでは、環境への配慮や生産者支援、食品ロスの削減、地域食材の活用など、持続可能な取り組みを盛り込んだ特別メニューを提供する。
さらに毎年、イベントを象徴する存在として選出される「フォーカスシェフ」には、岩手、山形、東京、愛知、福岡から、野崎正孝、村田美月、松田清也、ヨハン・ダコスタ、鈴木孝典、乾 裕一の6名が選出。地域の生産者や食文化と向き合い、それぞれの土地の魅力を料理で表現するシェフたちが、サステナブルなフランス料理の新たな可能性を発信する。
岩手県「comfort dining DADA」野崎正孝シェフ
南部鉄器でグリエした隆勝丸ホタテのブランマンジェ 野菜とカラマンシー
たとえば岩手県「comfort dining DADA」の野崎正孝シェフは、三陸の魚介や海藻を中心に、料理の約7割を地元食材で構成。イベント限定メニューでは、宮古・日出島産のホタテを貝柱だけでなくヒモや卵巣まで余すことなく使い、南部鉄器で香ばしくグリエした一皿を披露する。
山形県「トトマビ」松田清也シェフ
山形県産猪とブルサンのクロケット
山形県「トトマビ」の松田清也シェフは、故郷・最上のジビエや山菜などを、地域に根ざした食材主役に、土地そのものを表現する料理を追求。限定メニューには、山形県産猪肉をじっくりとコンフィにし、香ばしいクロケットに仕立てた一皿が登場する。
(左上から時計回りに)「ラトリエドオト」村田美月シェフ、「ザ・ペニンシュラ東京 ダイニング Peter」のヨハン・ダコスタ シェフ、「ハンロク」鈴木孝典シェフ、「リーガロイヤルホテル小倉 レストラン シャンボール」乾 裕一シェフ
このほかにも、東京のネオビストロシーンを担う存在として注目され「ラトリエドオト」の村田美月シェフ、世界的にも注目を集めるフランス人シェフの一人である「ザ・ペニンシュラ東京 ダイニング Peter」のヨハン・ダコスタ シェフ、愛知県・知多半島から新しいフランス料理の可能性を発信する「ハンロク」の鈴木孝典シェフ、九州の豊かな食材をクラシックフレンチの技術で表現する実力派シェフ「リーガロイヤルホテル小倉 レストラン シャンボール」の乾 裕一シェフも、自身の料理哲学を込めた一皿を提供する。
格式あるフランス料理店から、その土地に根ざしたレストランまで、全国各地の500店以上が参加する31日間。普段はなかなか訪れる機会のない店や、旅先で出会った土地の味を楽しむきっかけにもなりそうだ。
◆「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2026」
【期間】2026年9月18日(金)~10月18日(日)
【参加店舗】全国500店舗以上(予定)
【提供コース】前菜・メイン・デザート・食後のお飲み物を含む特別コース
【価格】3,000円/6,000円/10,000円(税込・サービス料込)※店舗により異なる
【予約方法】各参加レストランへの電話、公式サイトまたはTableCheckからのオンライン予約
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SAKE HUNDREDから新作「来火」登場
2026.9.10
フラッグシップ「百光」と双璧を成す、「辛口」の新境地
日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」から、2年ぶりとなる新商品「来火(らいか)」が誕生。2026年9月14日(月)より、事前登録者限定で発売される。
コンセプトは「溢れる個性、味わう辛口」。日本酒の王道である「辛口」を独自の哲学で再構築し、世界の美食文化に通じる「ドライ」と「複雑性」を追求。余韻の先に研ぎ澄まされたキレを感じる、新しい辛口に仕上がった。
「来火」は、香りや旨味、甘味、酸味などの豊かな要素を感じながらも、飲み終えた印象はドライへと導かれる新しい味わい。甘やかで透明感のあるフラッグシップ『百光』とは鮮やかなコントラスを描き、ブランドを支える“ふたつの柱”として位置づけられている。
醸造を手がけるのは、新潟・佐渡島の天領盃酒造。味わいの透明感と辛口としての骨格を両立させるため、精米歩合は28%に。麹米には岡山県産山田錦、掛米には佐渡産の飯米「こしいぶき」を使用し、佐渡最高峰・金北山の伏流水で仕込んでいる。
外観は淡くイエローを帯びた、輝きのあるクリスタル。グラスに注ぐと⽩い花を思わせる⾹りが繊細に⽴ち上がり、若い洋梨や⽩桃の⽪のようなフレッシュなアロマが広がる。口に含むとシャープな酸と端正な旨味が広がり、フィニッシュには⼼地よいほろ苦さが現れ、澄み渡るような余韻が続く。
ペアリングは、蕪と平目のカルパッチョや甘鯛の昆布締めといった繊細な魚料理から、白味噌や豆豉など発酵の香りと呼応する料理との相性も抜群。河豚のムニエルや地鶏の甜麺醤炒めなど、骨格のしっかりとした料理とのハーモニーも絶妙だ。
「新たな辛口が、日本酒の未来に火を灯すように」との思いから名づけられた「来火」。⽇本酒ならではの旨味や⽢味に、世界が価値を置く「複雑性」を掛け合わせた新しい味わいを、じっくりと楽しみたい。
「来火|RAIKA」
【発売日】2026年9月14日(月)
【内容量】720ml
【アルコール分】13.6%
【価格】22,000円
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帝国ホテル 東京で味わう、モダンなフィリピン料理
2026.9.4
国交正常化70周年記念。「フィリピンフェア」を1カ月限定で開催
帝国ホテル 東京では、日本・フィリピン国交正常化70周年を記念した「フィリピンフェア」を、本館17階「インペリアルバイキング サール」にて9月30日(水)まで開催中だ。
「その国の食べ物を知ることは、国際理解の一歩になる」という考えのもと、1965年から世界各国の食文化を紹介するフードフェスティバルを開催してきた帝国ホテル。今回で4回目となる「フィリピンフェア」では、駐日フィリピン共和国大使館 推薦シェフ、ジョルディ・ナバラ氏が監修したメニュー5品とドリンク2品が、「インペリアルバイキング サール」のラインアップに組み込まれる。
ジョルディ・ナバラ氏は、ミシュランの星を獲得したフィリピンの人気レストラン「トヨ・イータリー」のオーナーシェフ。2016年のオープン以来、地元食材を生かしながらフィリピン料理に現代的なアプローチを取り入れ、世界的な評価を集めている。
今回並ぶのは、魚介を酢や柑橘類でマリネする伝統的な郷土料理「キラウ」をアレンジした「ツナキラウ」や、鶏むね肉とガーリックライス、温泉卵を合わせた「アドボシログ」、フィリピンの屋台でおなじみのサツマイモのスイーツ「カモテキュー」など。現地で親しまれてきた味が、ナバラ氏ならではの感性でアップデートされている。
なかでも注目は、フィリピンの国民的料理「シシグ」を再解釈した「ポークシシグ」。豚のほほ肉と耳を、生米を焼いた煙で香ばしく燻製したのち直火でグリルし、最後に黒酢や濃口醤油を効かせた豚骨ソースとシシグビネガーで炒めた一品は、カリッとした食感や豚肉の香ばしさが絶妙だ。
ドリンクは、バナナを揚げたフィリピンのスイーツ「バナナ・キュー(3,200円、税サ込)」から着想したカクテル「ランバナナ・キュー」と、マンゴーやココナッツミルクに、からし菜とカルダモンのアクセントを効かせたノンアルコールカクテル「マンゴー・マスタード(3,200円、税サ込)」が登場。
フィリピンの伝統的な料理やドリンクを、現代風のモダンなアレンジで届ける1か月限定の美食フェア。さまざまなメニューを通じて、まだ知らないフィリピンの食文化に触れてみてはいかがだろうか。
◆フィリピンフェア
【期間】開催中~2026年9月30日(水)
【場所】帝国ホテル 東京 本館17階「インペリアルバイキング サール」
【時間・料金】ランチ 11:00~15:00/大人 平日12,000円、土日祝14,000円、子供 平日6,500円、土日祝8,000円
ディナー 17:30~22:00/
大人 平日17,000円、土日祝19,000円、子供 平日8,500円、土日祝10,000円
※料金は消費税・サービス料込
※子供は4歳~12歳(3歳以下は無料)
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栗下直也の東京酔歩 偉人と歴史の裏路地
2026.8.31
第四回 「上野精養軒」 はやい、うまい、百五十年。鴎外が“ハレの日“に行く洋食店
ポークカツレツ(デミグラスソース)2300円
経済記者出身でありながら、なぜか酒にまつわる執筆が多い栗下直也。そんな栗下が、かつての偉人たちが愛した酒場を訪ね歩く。政治家や文豪、実業家たちはどんな酒を飲み、何を語り、どのように夜を楽しんでいたのか。実際に店を訪れ、その酒と歴史を味わいながら、偉人たちの日々を垣間見る“大人の酒場紀行”である。
第四回は文豪、森鴎外が通った、上野の精養軒である。
森鴎外といえば、陸軍軍医総監にして文豪である。明治が生んだ最強の二刀流といっても言い過ぎではない、エリート中のエリートだ。さぞや日々美食を尽くしていたのだろうと思いきや、資料を読むと家の食卓は驚くほど質素だ。それならば鴎外はどこで「ハレの食」を摂っていたのか。その答えのひとつが、上野公園の高台に今も建つ「精養軒」である。
軍医総監、家では煮た野菜
数年前、文京区立森鴎外記念館で特別展「鴎外の食」が開かれた。その紹介記事によれば、長男・於菟の回想に残る鴎外の日常は簡素そのものだったという。祖母や母のつくる惣菜に文句も言わず、味の濃くない、柔らかく煮た野菜を好んだ。好物はナスやキュウリというから、ほとんど精進料理である。全くもってドイツ帰りの臭いがしない食卓である。
ただ、客が来ると話は一変する。鴎外邸を訪ねた石川啄木は、日記に「御馳走は立派な洋食」と書き残している。鴎外はドイツ語のレシピ本から西洋料理を選び、キャベツ巻き、今のロールキャベツ―などを妻らに作らせたという。
家族での外食も洋食で、行き先は築地精養軒や上野精養軒だった。当時の上野精養軒のアラカルトメニューには「チキンカツレツ」「スクランブルエッグス」といった品書きが並んでいたそうだ。ふだんは煮た野菜、ハレの日は精養軒。実にメリハリの人である。見習いたい。私は揚げ物と酒で毎晩を勝手にハレ(晴れ)の日にしており、体だけが着実にハレ(腫れ)ている。
岩倉具視が後押しした、西洋料理の草分け
精養軒の創業は明治五年(一八七二年)。創業者の北村重威が岩倉具視に相談し、「社交上、外交上ぜひ必要」と後押しを受けて築地に開いた。日本のフランス料理店の草分けである。明治九年(一八七六年)には上野公園の整備に合わせて、不忍池を見下ろす現在地に支店が誕生する。明治十二年には来日した米国のグラント将軍夫妻をここで接待したというから、国賓級の社交場だ。関東大震災で築地の本店が焼失すると本店機能は上野へ移り、今に至る。
上野駅公園口から公園内へ進むと見えてくる看板。
屋上やてテラス席もある「上野精養軒本店」。
文学にもたびたび顔を出す。漱石の「三四郎」では、精養軒がモデルとされる「上野の西洋軒」での会合に誘われた三四郎が「僕はあんな所へ入つた事がない。高い会費を取るんだらう」と尻込みするし、鴎外の「青年」には、主人公が上野を散歩すると精養軒の入り口前に立派な自動車が停まっている場面がある。明治の学生にとって、ちょっと敷居の高いハイカラの象徴だったわけだ。その敷居の高さは、令和の中年の私にとっても大差ない。
四組待ちから五分で着席、という老舗
平日の午後二時。上野駅の公園口から歩くこと五分、動物園帰りの家族連れの流れに逆行しながら坂を上ると、杜の中に白い建物が現れる。建物にはコース主体のフランス料理店と気軽な洋食レストランが同居していて、今回の目当ては後者だ。正面左側の洋食の入り口には、四組ほどの列ができていた。
百五十年の老舗である、二十分は待つか――と身構えたら、五分で案内された。回転が異様に速い。百五十席の大箱ということもあるだろうが、案内も配膳も実にきびきびしている。さすがは軍医総監が通った店と思ったが、それはたぶん関係ない。
窓の外には上野の杜の緑が広がると書きたいが、席は窓に面していない。席に着き、まずはビールの中瓶を頼む。料理はポークカツレツとビーフシチューにした。鴎外の時代の品書きにあったのはチキンカツレツだが、今の品書きにチキンがないからポークでご容赦願いたい。
待つこと十分ほどで、両方が揃った。この速さもすごい。ファミレスだって、もう少しもったいぶる。
仕込みに一週間のソースが、十分間で出てくる
ポークカツレツには、たっぷりのデミグラスソースがかかっている。精養軒のデミグラスは、明治五年の創業以来受け継がれてきたベースに肉や骨、香味野菜を加え、こしながら一週間ほど煮込むのだという。つまり、卓に届くまではわずか十分、仕込みには百五十年と一週間かかっている。この時間こそが、老舗の洋食の秘儀である。
カツレツは、とんかつではなくあくまで「カツレツ」だ。衣は薄めで、ナイフを入れると素直に切れる。豚の甘みに、黒々としたソースのコクが重なる。ビールが進む味だ、と書けば聞こえはいいが、昼間から酒を飲む理由が欲しいだけだ。
ビーフシチューに至っては、ほぼデミグラスそのものを食べる料理である。ほろりと崩れる牛肉に、艶のあるソース。一口目から味の輪郭がはっきりしていて、なるほどこれは明治から続くわけだと納得する。文明開化とはこういう味だったのかなどと適当なことを考えているうちに、気がつけば瓶が軽い。
会計は、正直、安くはない。ビーフシチュー三三五〇円。ただ、待たせず、はやく、うまい。「高い会費を取るんだらう」と尻込みした三四郎に教えてやりたい。令和の今は取られるのは食事代だけで、それだけの価値はある。
フランス西洋料理のベースとなるソースである「デミグラス」を「ドミグラス」と呼ぶのが精養軒流。
冷えたビールはやっぱり欠かせない。
ハレの日の店がある人生
帰り道、不忍池を眺めながら考えた。鴎外の日常の食事は煮た野菜で、ハレの日が精養軒。私は日常が揚げ物と酒で、ハレの日も揚げ物と酒である。どちらの生き方が正しいかは言うまでもないが、少なくとも、ハレの日に行く店を持っている人生は豊かだ。
上野には博物館も美術館もあるが、精養軒は腹も膨れる文化である。明治から煮込まれてきたソースは、今日も誰かの皿にかかっている。文化が続くというのはたぶんそういうことだ。
不忍池の水面が、午後の光で鈍く光っていた。腹は膨れ、坂を下る足は軽い。
本日のおすすめ
ポークカツレツ(デミグラスソース)2300円
ビーフシチュー 3350円(パンまたはライス付き)
ビール(中瓶) 850円
※価格は変更の場合があるため、店舗にてご確認ください
店舗情報
上野精養軒本店 レストラン(洋食)
住所:東京都台東区上野公園4-58
電話:03-3821-2183
営業時間:平日11:00~17:00(LO16:00)、土日祝10:30~18:00(LO17:00)
定休日:月曜日(祝日は営業)
※予約不可・来店順に案内
アクセス:JR上野駅 公園口 徒歩5分/京成本線 京成上野駅 正面口 徒歩5分/東京メトロ上野駅 7番出口 徒歩5分
栗下直也 Naoya Kurishita
1980年生まれ、東京都出身。著述業、書評家。横浜国立大学大学院国際社会科学研究科経営学専攻修了後、専門誌をへて独立。経済記者出身でありながら、なぜか酒がらみの文章が多い。著書に『人生で大切なことは泥酔に学んだ』(左右社)『偉人の生き延び方 副業、転職、財テク、おねだり』(同)、『政治家の酒癖 世界を動かしてきた酒飲みたち』(平凡社新書)、『得する、徳。』( CEメディアハウス)がある。
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栗下直也の東京酔歩 偉人と歴史の…
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Features
緑陰に包まれる、アマン京都の夏ダイニング
2026.8.14
緑陰に包まれる、アマン京都の夏ダイニング
京都市街よりも涼やかな森の庭を望むアマン京都では、9月15日(火)まで、夏季限定のランチ&ディナーコースを提供。また、8月31日(月)までは、夏の情景を映したアフタヌーンティーも開催している。
マナガツオの炭火焼き トマトと発酵バターのソース
ランチとディナーは、京都の旬の食材を主役に、燻製や発酵、熟成の技法を織り交ぜながら、森や大地を表現したコースを用意。
全5皿または全7皿より選べるランチコースでは、鱧や賀茂茄子など京都の夏を代表する食材を、繊細な技法で仕立てた品々が登場。締めくくりには、みずみずしい桃を使ったデザートが涼やかな余韻を添える。
真鯵のマリネ 発酵スイカ 胡瓜
茄子と丹波ミルクのリコッタチーズのラビオリ 上賀茂トマトのコンソメ
ディナーコースは、真鯵のマリネに発酵スイカと胡瓜を合わせた前菜に始まり、サスティナブルな黒毛和牛を薪火で丁寧に焼き上げたメイン、シャインマスカットを使った清涼感のあるデザートまで、全8品が登場する。
夏のアフタヌーンティーでは、京都・大原産の赤紫蘇を使った自家製ソーダからスタート。一段目の重箱には、鱧の稲荷寿司や賀茂茄子のグラチネなど、京都らしい味覚を盛り込んだセイボリーが。二段目には、森の庭を苔玉に見立てたムースや、金魚が泳ぐ姿を表現した羊羹、京都産はちみつとマスカットを合わせたムースなど、夏の風景を映したスイーツが並ぶ。
フィナーレには、自家製わらび餅をワゴンサービスで提供。丹波黒豆や抹茶葛、丹波きな粉など好みのコンディメントを選び、目の前で仕上げる演出も、このアフタヌーンティーならではの魅力だ。
深い緑に包まれた静寂のなかで、京都の旬と季節の移ろいを五感で味わうひととき。森のリゾートならではの涼やかな夏時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
◆アマン京都 夏季限定ランチ&ディナーコース
【期間】2026年9月15日(火)まで
【価格】
・シェフズリコメンドメニュー(ランチ全5皿)15,000円
・テイスティングメニュー(ランチ全7皿)18,000円
・おまかせメニュー(ディナー全8皿)24,000円
◆アマン京都 夏のアフタヌーンティー
【期間】2026年8月31日(月)まで
【時間】15時から
【価格】12,000円 グラスシャンパン付き
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Features
暑さを吹き飛ばすスパイシーなごちそう
2026.8.1
【グランド ハイアット 東京】痺れ・旨辛・ひんやり。夏限定のスパイシーメニューが登場
グランド ハイアット 東京の、中国料理「チャイナルーム」と「フィオレンティーナ ペストリーブティック」から、夏限定のスパイシーメニューが登場。痺れる辛さや奥深い旨味、ひんやりとした口当たりが食欲を刺激する料理や、ホテルメイドの個性豊かなカレーパンが並ぶ。
五目麻辣スープ麺 3,080円
カレーココナッツ刀削麺 3,080円
中国料理「チャイナルーム」では、自家製豆板醤や山椒、辣椒醤(ラージャオジャン)など、多彩な香辛料を使った全6種類のスパイシーメニューを用意。
豆板醤に「老干媽(ラオガンマー)」を合わせた特製スープが、幅広のきし麺に絡む「冷やし四川スープきし麺」や、痺れる辛さと深い旨味が味わえる「五目麻辣スープ麺」をはじめ、2種のカレーペーストとココナッツミルクを合わせた「カレーココナッツ刀削麺」、「よだれ鶏」を冷やし胡麻スープ麺に仕立てた一皿など、暑い季節にぴったりなラインアップがそろう。
小豆餡入り白玉団子とトロピカルフルーツ入り タピオカココナッツミルク添え マンゴーかき氷 3,080円
※食後のデザートとして注文可能
食後には、夏限定の「マンゴーかき氷」もおすすめ。凍らせたマンゴー果汁を削った濃厚かつ軽やかな氷の上に、完熟マンゴーやツバメの巣、白玉を添えたラグジュアリーなデザートだ。別添えのタピオカ入りココナッツミルクをかけることで、味の変化も楽しめる。
カレーパン各種 300円~500円
一方、「フィオレンティーナ ペストリーブティック」では、個性豊かなカレーパンを販売。ピリ辛のキーマカレーとチェダーチーズを包んだ「キーマカレークロワッサン」や、ホットドッグスタイルの「スパイシー カレードッグ」をはじめ、「トマトカレー デニッシュ」やゆで卵を丸々1個包み込んだ「スパイシーエッグ カレーパン」など、ホテルならではの上質な味わいが楽しめる。
早くも酷暑が続く今夏。香辛料の刺激と奥深い旨味が織りなす、この季節だけの美食を堪能してみては。
◆「チャイナルーム」スパイシーメニュー
【提供期間】提供中~2026年8月31日(月)
【提供時間】ランチ 11:30~14:30(土・日・祝 ~ 15:00)、ディナー 17:30~20:30
◆フィオレンティーナ ペストリーブティック (1 階 ペストリーブティック)カレーパン
【提供期間】提供中~2026年9月15日(火)
【提供時間】9:00~20:00
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Features
ティファニー ブルーに包まれる空間で、夏の美食体験を
2026.7.24
ブルー ボックス カフェ1周年を祝う、夏限定アフタヌーンティーが登場
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日本初のブルー ボックス カフェ「Blue Box Café by Natsuko Shoji」では、オープン1周年を記念した「1st Anniversary Afternoon Tea」と、季節限定デザート「ピーチメルバ」を2026年8月31日まで提供。ティファニーならではの世界観と、カフェの監修を務める庄司夏子シェフの感性が響き合う、夏だけの特別なメニューだ。
アフタヌーンティーは、日本の夏野菜や旬の果実を主役に、夏の訪れを華やかに表現。「焼きとうもろこしのクロックムッシュ」や「枝豆とカラスミのタルト」「ヤングコーンとプロシュート」などのセイボリーに加え、みずみずしい桃を使ったシグネチャーのフルーツタルトや、3層のオレンジ色が美しい「柑橘ゼリー」など、夏ならではの爽やかな味わいがティースタンドを彩る。さらに、いちごミルクの甘酸っぱさとバニラの芳醇な甘みが広がるアイスクリームが、この特別なアフタヌーンティーを引き立てる。
オールデイダイニングでは、夏季限定デザート「ピーチメルバ」が登場。桃のコンポートに濃厚なバニラアイス、甘酸っぱいラズベリーソースを合わせたクラシカルな一皿を、庄司シェフならではの感性で仕立てている。
さらに期間中は、アジア最大の旗艦店「ティファニー 銀座」の開業1周年を記念して、「The World’s 50 Best Bars」などで数々の受賞歴を持つバーテンダー・後閑信吾氏監修のスペシャルドリンクも提供。ティファニー ブルーに彩られた優雅な空間で、ブランドの美意識と美食が織りなすひとときを堪能したい。
1st Anniversary Afternoon Tea
【期間】提供中~2026年8月31日(月)
【料金】14,300円(税込・サ別)
ピーチメルバ
【期間】提供中~2026年8月31日(月)
【料金】2,700円(税込・サ別)
◆Blue Box Café by Natsuko Shoji
【住所】東京都中央区銀座6-9-2 ティファニー 銀座 4F
【営業時間】10:30~20:30
※営業時間は変更となる場合があります。
【定休日】不定休
【TEL】03-5005-0107(ブルー ボックス カフェ直通)
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栗下直也の東京酔歩 偉人と歴史の裏路地
2026.7.20
第三回 水道橋「かつ吉」 筋トレを一年間しても何も変わらないので、三島由紀夫がジムの後に通った店で肉を食ってきた
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経済記者出身でありながら、なぜか酒にまつわる執筆が多い栗下直也。そんな栗下が、かつての偉人たちが愛した酒場を訪ね歩く。政治家や文豪、実業家たちはどんな酒を飲み、何を語り、どのように夜を楽しんでいたのか。実際に店を訪れ、その酒と歴史を味わいながら、偉人たちの日々を垣間見る“大人の酒場紀行”である。
第三回は文豪の三島由紀夫や川端康成が通った、水道橋のかつ吉である。
筋トレ一年、変化ゼロ
誰にも言っていないが、この一年ほどジムに通っている。パーソナルトレーナーがついている、ちゃんとしたジムだ。だが、誰にも気づかれない。誰にも言っていないから「筋トレしてるんですね」と言われないのかもしれないが、考えてみれば、誰にも言っていなくても、外見が変われば「なんか締まりました?」とも言われるものだ。何も言われないということは、何も変わっていないのである。
実際、体重は横ばいで、筋肉はほとんど増えていない。トレーナー氏いわく、食べ物が大事らしい。酒を飲みすぎるな、たんぱく質を摂れと何度もご助言をいただいた。ごもっともである。ごもっともであるが、酒は飲みすぎているし、肉よりも糸こんにゃくを食べている。
何だか、もはや中年どころか初老のぼやきであるが、そもそも、二十年近くまともに運動していない人間が「運動後はたんぱく質を」などと言われても、運動しただけでヘロヘロなのだ。たんぱく質どころか糸こんにゃくも勘弁願いたいし、プロテインは胃腸が弱いのであまり飲みたくない。卵をぐびぐびジョッキで飲んだり、トレーニングのあとにステーキを食ったりはユーチューバーに任せておけばいいのである。あんなものはパフォーマンス以外の何物でもないだろう――そう思っていたら、ある偉人を思い出した。
三島由紀夫である。
文豪、バーベルを握る
三島がボディービルを始めたのは昭和三十年、三十歳のときだ。身長一六四センチ。細身のインテリ作家が「自分に欠けているのは肉体だ」とばかりにバーベルを握った。やがて通うようになったのが後楽園のジムである。競輪場の一角に昭和二十八年に開かれた、日本で最も古いボディービルジムのひとつだ。当時は「インテリが筋肉なんて」という偏見すらあった時代である。ノーベル賞候補にもなった文豪が、水道橋で汗だくになってバーベルを上げ下げしていたのだ。
三島は、鍛えたあとに肉を食った。その店が、ジムから目と鼻の先、今も水道橋にある。とんかつの「かつ吉」だ。鍛えて、歩いて、食う。動線として、これ以上ないほど正しい。
地下に広がる古民家
JR水道橋駅の東口を出て、白山通りの向こうに東京ドームシティを眺めながら歩くこと数分。全水道会館というビルの地下一階に、かつ吉水道橋店はある。ビルの地下と聞いてチェーン店的な店内を想像して階段を降りると、面食らう。古材と骨董に囲まれた、古民家がまるごと一軒、地下に埋まっているような空間が広がっている。壁一面の蕎麦猪口をはじめ、並ぶ骨董はおよそ二千点。玉川上水で実際に使われていた水道木管まで店の造作に使われている。水道橋の地下に水道管。出来すぎである。
階段を降りた先にある、玉川上水の水道木管。
柔道の神様と呼ばれる、三船久蔵氏の書。
創業は昭和三十七年。創業者の吉田吉之助は信州・安曇野の育ちで、旧制松本中学を出て、戦後、満州から引き揚げ、古道具屋などを経てこの店を開いたという。店内の骨董趣味は古道具屋時代の名残りだろう。
平日の夕方、まずはハイボール。筋トレはしていないが、水道橋駅ではなく東京メトロ後楽園駅からここまで十分ほど歩いてきたのだから運動後といえなくもない。運ばれてきた一杯をぐいとやると、濃い。むせるくらい濃い。断っておくが、「濃い目で」と頼んだわけではない。普通に頼んでこの濃さというのは、日本ハイボール党の党首である私でもあまりお目にかかれるものではない。とんかつ屋の顔をして、なかなかの曲者である。
メニューを開くと、とんかつ屋なのにステーキ、ハンバーグ、旬の魚と、想像より守備範囲が広い。濃すぎるハイボールにはすぐに出てきそうなつまみが必須なので刺身の盛り合わせをチョイス。肉料理は迷った末に、大皿盛りの「松」。ひれかつ、特大天然海老フライ、海老かつに、三島ゆかりのステーキまで一皿にのってくる。この店の看板を一枚で総ざらいできる代物だ。トレーナー氏に見せたいくらいの、たんぱく質の布陣である。
富士山麓(ハイボール)。
メニューの一部。
デミグラスを醤油に変えた男
この店のステーキには、三島がらみの逸話がある。ソースは、もともとデミグラスだった。それが三島の提案がきっかけで醤油ベースに変わり、その味が現在まで受け継がれている。洋食風の王道ソースを、常連の一言で和の味に切り替え、しかも半世紀以上守り続ける。言い出した客も客だが、受けて立った店も店である。鍛えた体で通い詰めた末に、店の看板の味まで変えてしまう。常連の最高到達点と言っていい。
常連は三島だけではない。創業者の吉之助と懇意だった川端康成もこの店の味を愛した。ちなみに、三島は、ボディービルを始めて間もない昭和三十一年、創刊されたばかりの「週刊新潮」にビル仲間の募集告知を出している。条件は「キャシャな小説家に限る」。しかも会長は川端康成氏にお願いしたいとまで書いた。会員は当時、三島ただ一人である。のちのノーベル賞作家を筋トレサークルの会長に担ごうとした男と、担がれかけた男が同じとんかつ屋の常連になったわけだ。
もっとも、この店に残る逸話は、文豪絡みばかりではない。近くの競輪場ですってんてんになった客が子連れで現れると、黙って飯を食わせてやった、という創業者の逸話も残っている。文豪にも一文無しにも、同じように旨いものを出す。いい店だ。
箸で切れるとんかつと、醤油のステーキ
やがて運ばれてきたのは、堂々たる大皿である。数種類のかつがずらりと並び、その脇に醤油味のステーキが数片。骨董の器に盛られて、涼しい顔で鎮座している。まずはステーキから箸を伸ばす。醤油の香ばしさが鼻にくる。洋食の顔をしているのに、味の芯は完全に白飯の側に立っている。なるほど、これは三島が正しい。濃いハイボールにも負けない味だが白飯をかき込みたくなる味でもある。とはいえ、筋トレに白飯の食いすぎは禁物らしい。いまさら気にする体でもないが、さすがに白飯は頼まなかった。酒はしっかり飲んでいるくせに、守るところがそこなのかと突っ込まざるをえない。
続いてかつ。かつ吉のとんかつは、低温の油で「煮るように」じっくり揚げるのが流儀で、揚げ時間は二十分を超えるという。せっかちな人は頼んではいけない。その代わり、出てきたかつは箸で切れる。衣はさっくり、中の肉はふんわりと甘い。盛り合わせだから一切れごとに表情が違って、ゆっくり火を通された肉が口の中でほどけていくーと書くといかにも食通のようだが、実際には夢中で食っているだけで、ほどけているのか噛み切っているのか、よくわかっていない。わかっているのは、旨いということと、ソースもいいが塩でいくと肉の甘さがよくわかるということ。そして、ハイボールは相変わらず濃いが、気がつけば三杯目だ。あの濃さで、三杯目である。筋トレをしていないのにたんぱく質とアルコールだけが着々と摂取されていく。
国産銘柄豚ひれかつ、特大天然海老フライ、海老かつ、和牛ヒレステーキなど。
おかわり自由のキャベツと漬物。
お刺身三点盛り。
三島は鍛えたあとにここで肉を食った。運動と栄養。理屈としては完全に正しい。彼のその情熱がやがてどこにいったのかについては、酒の連載であるのでここでは書かない。ただ、地下の骨董に囲まれてかつを食べていると、バーベルを置いた文豪が階段を降りてくる姿くらいは、ちょっと想像してもいい気になる。
店を出ると、日が暮れていた。白山通りの向こうで、東京ドームシティの灯りがまたたいている。三島が通ったジムがあったのは、あのあたりだ。ジムも競輪場も、とうに消えた。いまは観覧車の回る遊びの街である。それでも、通りのこちら側では、かつ吉が半世紀前と変わらず、かつを揚げている。文豪は、鍛えてから食った。私は、食っただけである。順番の問題ではない気もするが、とりあえず糸こんにゃくよりは前進である。
余談だが、翌日、別の飲み屋でハイボールを頼んだら、水かと思った。いや、店に罪はない。かつ吉の一杯が基準になってしまっただけで、普通の濃さなのだろうが、その晩は「濃い目で」「すみません、もっと濃い目で」とひたすら連呼するはめになった。とんかつ屋に酒の基準を狂わされるとは思わなかった。恐るべし、水道橋。違うか。
本日のおすすめ
大皿盛り松<2人前>
国産銘柄豚ひれかつ、特大天然海老フライ、海老かつ、和牛ヒレステーキなど 6,700円
お刺身三点盛り 1,480円
富士山麓(ハイボール) 500円
店舗情報
かつ吉 水道橋店
住所:東京都文京区本郷1-4-1 全水道会館ビルB1
電話:03-3812-6268
営業時間:平日11:00~15:30/17:00~22:30、土11:00~22:30、日祝11:00~22:00
※営業時間・価格は変更の場合があるため、店舗にお問い合わせください
アクセス:都営三田線 水道橋駅 A1出口 徒歩約1分
JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩約3分
栗下直也 Naoya Kurishita
1980年生まれ、東京都出身。著述業、書評家。横浜国立大学大学院国際社会科学研究科経営学専攻修了後、専門誌をへて独立。経済記者出身でありながら、なぜか酒がらみの文章が多い。著書に『人生で大切なことは泥酔に学んだ』(左右社)『偉人の生き延び方 副業、転職、財テク、おねだり』(同)、『政治家の酒癖 世界を動かしてきた酒飲みたち』(平凡社新書)、『得する、徳。』( CEメディアハウス)がある。
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Features
ひんやり涼やかな「だし和え麺」
2026.7.19
四季のだし料理を味わう「御食事 茅乃舎」から夏メニュー登場
だし和え麺 牛しぐれ 1,800円
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「茅乃舎だし」で知られる久原本家が手がける「御食事 茅乃舎」。「季節に寄り添う、だし料理」をコンセプトに、四季折々の味覚を生かした料理を提供する同店から、夏限定の「だし和え麺」が登場。
だし和え麺 豚しゃぶ 1,500円
暑い季節にぴったりの冷たい「だし和え麺」は、茅乃舎自慢のだしを麺に和えることで、冷たくてもうまみが際立つ新しいメニュー。さらに、好きなだしと麺、具材を選び、自分好みの一杯を味わえるのも魅力だ。
だし和え麵 蒸し鶏 1,400円
有料トッピング
だしは、茅乃舎だしをはじめ、鶏だし、椎茸だし、かつおだし、昆布だし、煮干しだしから選択可能。麺は中華麺、うどん麺、こんにゃく麺。具材は、牛しぐれ、豚しゃぶ、蒸し鶏、彩り野菜のほか、追加の有料トッピングも豊富に用意。生七味や柚子胡椒など無料のトッピングを合わせれば、味わいの変化も楽しめる。
無料トッピング
秋には温かな和え麺、冬には鍋、春には芽吹きの季節を感じる料理が登場する予定。伝統的なだしの知恵を生かしながら、その季節ならではのおいしさを届ける「御食事 茅乃舎」。何度でも足を運びたくなる一軒となりそうだ。
◆御食事 茅乃舎
【住所】東京都港区赤坂9-7-4
【営業時間】11:00~21:00(L.O. 20:30)
【定休日】館の営業に準ずる
【TEL】03-3479-0880
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Features
ザ・リッツ・カールトン東京「ニナ ザ・リッツ・カールトン東京」夏メニューが登場
2026.7.17
世界最高峰のパティシエ、ニナ・メタイエの味を堪能
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ザ・リッツ・カールトン東京のパティスリー「ニナ ザ・リッツ・カールトン東京」から、旬の果実を取り入れた夏の新メニューが登場。6月よりテイクアウトも本格始動し、2024年に「世界最優秀パティシエ」に選ばれたニナ・メタイエ氏が手がける芸術的なスイーツを、自宅でも楽しめる。
ニナ・メタイエ氏
2026年4月にオープンした「ニナ ザ・リッツ・カールトン東京」は、世界で活躍するトップパティシエ、ニナ・メタイエ氏による日本初のパティスリー。「⾃然や季節の移ろい」から得たインスピレーションを、圧倒的なデザインへと昇華させたスイーツは、世界中の美食家を魅了している。
エレガンスショコラ 1,600円(イートイン)、2200円(テイクアウト)
シャインマスカットタルト 1,500円(イートイン)、2,000円(テイクアウト)
夏の新作は、ヴィーガン仕立ての「エレガンス ショコラ」、みずみずしい果実を主役にした「シャインマスカットタルト」や「桃とミントのパブロバ」、華やかな「ブラックベリーとラベンダーのフラワーケーキ」などがラインナップ。イートイン限定では、見目麗しい「無花果と桃のパルフェ」も楽しめる。
無花果とアーモンドのフィギエ 12cm 8,400円、15cm 10,200円
ほうじ茶と⽊苺のロールケーキ 4,700円
テイクアウトには、シグネチャーカラーの赤を基調としたエレガントなボックスを用意。ペストリーだけでなく、ホールサイズの「無花果とアーモンドのフィギエ」や「ほうじ茶と木苺のロールケーキ」なども持ち帰ることができる。
無花果と桃のパルフェ 2,900円(イートイン)
世界最高峰のパティシエが生み出すスイーツの数々。店内でゆったりと味わうのはもちろん、自宅や手土産で、その世界観を堪能してみてはいかがだろうか。
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投稿 世界最高峰のパティシエ、ニナ・メタイエの味を堪能 は PREMIUM JAPAN に最初に表示されました。
Features
子どもの学びも、大人の贅沢時間も。「帝国ホテルの夏休み 2026」
2026.7.9
パフェ作りやビアプラン、夏祭りイベントなど多彩なプログラムを開催
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帝国ホテル 東京では、子どもの学びと大人のくつろぎをテーマにした「帝国ホテルの夏休み 2026」を開催する。親子で参加できる体験型イベントから、大人がゆったり過ごせる季節限定プランまで、多彩なコンテンツが登場する。
8月の1カ月間開催されるのが、今年で開店 55 周年を迎えるホテルショップ「ガルガンチュワ」の記念企画「ガルガンチュワ王を探せ」。館内15カ所に隠されたガルガンチュワ王のシルエットを5カ所以上見つけると、ガルガンチュワ店頭でオリジナルグッズをプレゼント。さらにそのグッズを提示すると、8月末まで一部商品を優待価格で購入できる。
7月28日(火)と8月6日(木)には、ホテルのパティシエとともに世界に一つだけのオリジナルパフェを作る「手作りパフェに挑戦」を開催。ランチとともに、ホテルならではの特別な食体験が楽しめる。
大人向けには、プレミアム生ビール「白穂乃香」を含む4種類の生ビールやビアカクテルを90分間楽しめるフリーフロープラン「AWAホール」を用意。ビールに合うフードやボードゲームとともに、夏の夜をゆったり満喫できる。
8月1日・2日に開催される恒例の「バイキングの日」は、「夏祭り」をテーマに店内に屋台が登場。飴細工のパフォーマンスや生演奏(ディナータイム限定)、カプセルトイのほか、帝国ホテル 京都のオリジナルカクテル「弥ひらき」や限定メニューも登場。世代を超えて楽しめる特別な2日間となる。
子どもたちには学びと発見を、大人には上質なくつろぎを。世代を問わず、思い出に残る夏のひとときを過ごせそうだ。
◆手作りパフェに挑戦 ~帝国ホテルでパティシエ体験~
【日程】7月28日(火)、8月6日(木)
【料金】大人12,000 円(ランチ料金)
子ども(4歳~12歳)8,900 円(ランチ、パフェ作り体験料金)
【時間】11:00~13:00 11:00 お食事開始 / 12:00 パフェ作り開始
【予約】電話にて受付。TEL 03-3539-8187
※各日、子どもの予約人数が8名様に達し次第受付終了。
関連リンク
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Lounge
Premium Salon
これを食べなきゃ人生ソンだよ
2026.7.1
東京で至高の蕎麦屋5軒 で「せいろ」と「天ぷら蕎麦」を堪能する
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東京で至高の蕎麦屋5軒
「せいろ」と「天ぷら蕎麦」を探訪する
「せいろ」と温かい「天ぷら蕎麦」を食べて回った。
今回は、「江戸蕎麦 ほそ川」、「並木藪蕎麦」、「手打ち蕎麦 成富」、「浅草 ひら山」、「石臼挽き手打 蕎楽亭」の5軒を紹介する。「せいろ」は分かるが、あまた種類のある中で、なんで、温かい「天ぷら蕎麦」なんだ、と。色々と疑問があるのは分かる。
単に私の好みです、すんません。
蕎麦屋に行くと、筆者はまず「せいろ」を一枚頼む。次に大方は、温かい「天ぷら蕎麦」か温かい「鴨南そば」を頼むことが多い(時に、「天せいろ」か「鴨南せいろ」の時もある)。要は蕎麦そのものの風味を味わってから、温かい蕎麦を食べるってことになる。東京の蕎麦屋だが、もう、群雄割拠の呈を成していて、素晴らしい店が15軒は下らない。今回は、極上の蕎麦屋でも、かき揚げや穴子や海老などの天ぷらがない店と、コース料理しか出さない店は外した。「蕎麦おさめ」や「玉笑」を紹介できないのは残念じゃ。
「江戸蕎麦 ほそ川」は東京の頂点、
ここで食べるとそう言いたくなるんだな
古くからある老舗でなければ、蕎麦屋は独学で蕎麦道を切り開いた店主が多い。蕎麦というのは、作り手も食べ手も、人をマニアックにさせる。「江戸蕎麦 ほそ川」はそうした店の中でも筆頭に挙げられる。と言うか、「『ほそ川』こそは、東京の頂点」と公言して憚らないマニアも大勢いるぐらいだ。
店内は実に美しい。高級でシブい。土壁もテーブルも皮張りの椅子も蕎麦の実を思わせるような色合いをしている。無駄を削ぎ落して清々しいほどである。店主・細川貴志氏の精神性の表われなんだろな。食う前なのに、いたく感動するねえ。
茨城、北海道、四国から仕入れた玄蕎麦を低温で保管し、日々自家製粉する。挽き立てにこだわって出来た蕎麦は、店主の魂そのものだ。
まずは「せいろ」を急いで食わねばならん。茹で上がって水で揉んで締めてから、神速で出す。3分もすれば香りがすっかり飛んじまうからだ。写真なんか撮ってる場合じゃない(苦笑)。
「江戸蕎麦 ほそ川」のせいろ
手切りの、実に美しい蕎麦である。うどん粉のつなぎなしの十割蕎麦だぜ。動画で見たことがあるが、店主・細川氏の蕎麦を切る腕の冴えよ。ラーメンではよく‶麺線″の美醜について言うが、麺線が見事だ。十割蕎麦なのに、艶光りして短く切れることもない。これは主人の研鑽の賜物だ。細川氏の著書によると、蕎麦の実を挽いて蕎麦粉を作る時に、残存する薄皮を2%以下にしないと、ぶつぶつ切れる蕎麦になるんだって。大変な作業だ。
さて、この神々しいまでの「せいろ」に顔を近づけて、鼻腔に蕎麦の香りをスーッと吸い込む。そして何も付けずに蕎麦を食う。甘味がする。この蕎麦は稀有じゃのお!と感嘆する。蕎麦は鼻で食えってなもんで、初手はつゆ(もり汁)なしで蕎麦の香りと味を味わいたい。とは言え、一枚なら余裕で、最後まで蕎麦のみで行けるが。
続きだが、蕎麦を全部つゆの中に浸すようなヤボはやっちゃいけねーよ。蕎麦の4~5本をスッと手繰ったら、下の先端3~4センチぐらいをつゆにちょっと付けて、ズゾゾゾッ~とすする。すするのは口中で香りが一層立つからだ。味と食感と喉越しがそれに続く。
ネギとワサビはつゆに入れない。味が強くて、蕎麦の繊細さを損なうから……なんて、やけに「通」ぶってるじゃねえかよ(笑)。ネギとワサビを使うのは、蕎麦湯が来てから。蕎麦つゆの中にそれらを全部ぶち込んで、蕎麦湯で割って飲むのである。一度、やってみそ。
鼻で食い、噛んで味わい、喉で愉しむ。喉越しがいいねえ。店内じゅうが、ズゾゾーッの大連呼である。うむ、なんていい音なんだ。今日は北海道の玄蕎麦だそうである。
続いて、「穴子天つきそば」が来た。この店の温かい天ぷら蕎麦は、かけそばに天ぷらが別盛りでやってくる。天ぷらは実に見事な出来栄えで、一流の天ぷら屋に全く引けを取らない。店主は技を磨きたくて、銀座の「てんぷら近藤」には通い詰めたそうだ。
ドーンと立派な天然物の穴子に、レンコンとゴボウ。まずはそれぞれを塩につけて食う。穴子の軽さと甘さに驚く。臭みなどは微塵もない。レンコンとゴボウも、ほくほくと実に旨い。どの素材も途轍もなく極上と分かる。
「江戸蕎麦 ほそ川」の 穴子天つきそば
次に、もちろん、穴子をかけそばに浸して食う。蕎麦つゆ(かけ汁)は淡く、蕎麦の風味をまるで阻害しないが、天ぷらをつゆに浸しても天ぷらそのものが生きている。次回は「加茂茄子蕎麦」か「冷かきそば」を食べたい。
何度でも訪れたい名店である。
「江戸蕎麦 ほそ川」の入り口
江戸蕎麦 ほそ川
東京都墨田区亀沢1-6-5
℡050-5595-1979
水~日:11:30~16:00
定休日:月火
せいろ 1500円
穴子天つきそば 3400円
「並木藪蕎麦」の「天ぷらそば」を
一度でいいから体験してみて欲しい
今回、なんで「天ぷら蕎麦」にしたかと言うと、この店のそれが、いつまでもいつまでも記憶に残って、食欲を揺さぶってくるからだ。
「藪」系列は、「砂場」「更科」と並ぶ江戸三大蕎麦屋系列の一つである。「かんだやぶそば」の初代・堀田七兵衛の三男である堀田勝三が大正2年に創業したのが「並木藪蕎麦」だ。現在の店舗は、旧店舗の風情を残しつつの建て替えである。「藪」系列には、「かんだやぶそば」と「池の端藪蕎麦」(2016年閉店)、「並木藪蕎麦」があるが、昔から浅草雷門前にある並木藪が一番好きだという御仁が多いのである。筆者もそうだ。
蕎麦の旨さは言うに及ばず、店内の光を抑えた古風な落ち着きのある佇まい、お姉さんたちの心配りを総合すると、東京では筆頭で好きな蕎麦屋なんだな。蕎麦はいくつかの国産そば粉をブレンドし、うどん粉を2割混ぜた二八蕎麦だ。手捏ねをした後、製麺機で仕立てるそうだ。恐らく、二八は伝統の踏襲なのだろう。
「並木藪蕎麦」のざるそば
ここでは、「せいろ」を「ざるそば」と呼ぶ。その蕎麦つゆ(もり汁)は、某グルメ評論家に言わせると、「東京一辛い」そうだ。だが、自分の舌でちゃんと味わってくれよと言いたくなるね。どこも辛くはないですゼ。むしろ、濃厚さは随一で、底知れぬほど味が深い。堪らぬ魅力を備えているのがここの蕎麦つゆなのである。
なんせ、「かえし」は土中に埋めた甕で寝かせてある。もちろん、それを出汁と合わせて蕎麦つゆは出来上がる。
蕎麦は二八なので、蕎麦の香りと味は、十割蕎麦に較べるとさすがにやや弱い。つなぎがある分、ツルっとしている。コシがあり、喉越しはいい。つゆは濃厚であるがゆえに(どんな時でもそうだが)、ジャッポンと、蕎麦を全部つゆの中に浸しちゃいけねーよ。例によって、先端3~4センチをつゆにチョロッと付けたら、ズゾゾゾッ~と、周りにいる全欧米人が、「なんちゅう、野蛮人か」と眉をしかめるぐらいの勢いで一気にすする。
続いて熱々の「天ぷらそば」の降臨だ。
いやー、凄いぞ。形の良い揚げたてのかき揚げの油が、蕎麦つゆの中で、ジュブジュブジュブジュブ~と、はぜる音を立てているのだ! 小海老が多数入ったかき揚げの揚げ具合も見事だが、これがつゆと溶け合っていく過程が好きなのである。ここのかき揚げは、実は唯一無二。形状だけを言い表せば、衣が粉雪の結晶を集めたようになっている。最初は箸で切って天ぷらを食う。続いてつゆを吸い始めたかき揚げと蕎麦を一緒に食う。
「並木藪蕎麦」の天ぷらそば
やがて、汁でグズグズになりだした衣が、あたかも湖面に浮かぶ桜の花びらのように、つゆの中に散り広がっていくのだ! その細かい天かすが、ふりかけのように蕎麦にまとわりついていく。つまり、小海老がなくなった最終形は、極上のたぬき蕎麦なのである。
いやはや、「かき揚げ天ぷら蕎麦」の三変化(へんげ)なのじゃよ。騙されたと思って、一度でいいからこの店の「天ぷらそば」を食べてみて欲しい。
お会計をしたら、お釣りがピン札で返ってきた。そういうところに老舗の魂が垣間見えるんだねえ。
「並木藪蕎麦」の入口
並木藪蕎麦
東京都台東区雷門2-11-9
℡03-3841-1340
月・火・金・土・日:11:00~19:30
定休日:水・木
ざるそば 850円
天ぷらそば 2000円
十割蕎麦のコシとかき揚げが見事
銀座に「手打ち蕎麦 成富」あり
和モダンの小奇麗な店だ。
カウンターに座れば、目の前で店主・成富雅明氏が蕎麦を茹でて仕上げたり、天ぷらを作る一部始終を見ることができる。これほど距離が近い蕎麦屋はあまりないだろな。オヤジはヒゲ面でいかにも蕎麦職人って感じで嬉しくなるが、隣の助手の女性がキリッと澄んだ空気を醸し出していていい感じだ。
まずは「せいろ」である。これまた端正な十割蕎麦。風味の高さで知られる茨城産の「常陸秋そば」と、夏蕎麦の代表である北海道摩周産の「キタワセそば」を使っているそうだ。ちなみに漢字で書くと「北早生」だ。蕎麦は「ほそ川」のよりも0・5ミリぐらい太い気がする。
香りがあるねえ。ズズッとすすってから噛み締めると、キシュキシュと音が立つほどコシがある。う~む、こりゃあ凄い。心地良いぞ。蕎麦つゆも旨い。例によって、食べ終えてから、細い白髪ねぎとワサビを蕎麦つゆに入れ、蕎麦湯で割って飲み干す。
「手打ち蕎麦 成富」のせいろ
次いで、「帆立と葱のかき揚げそば」が来た。
揚げてからしばらく油切りをしていたので、かき揚げは蕎麦つゆの中で音を立てるわけではない。まずはつゆを飲み、蕎麦のみを食べる。つゆも優しい按配で、蕎麦の味わいを充分に引き立てている。かき揚げを、少し切り分けて、食べた。帆立がプリッと旨いねえ。ネギがとても甘い。なるほど、帆立とネギのコンビネーションは、主人が辿り着いた最終解答なのだろう。これは見事なかき揚げだ。
「手打ち蕎麦 成富」の帆立と葱のかき揚げそば
ところで、主人は蕎麦を「ほそ川」で、天ぷらを「てんぷら近藤」で修業したそうなんだな。なるほど、それでこのレベルの高さにあるってわけだ。納得。店は温かい蕎麦には七味唐辛子をつけてくれる。七味は出さない「ほそ川」とはそこが違う。
あたしゃ、七味は要らんと思う。だって、そのままで最高なんだもん。天ぷらと蕎麦をすべて掬(すく)い終えて、蕎麦つゆを飲むときちょっとだけかけてみた。で、一滴残らず飲み干した。
いや~、ごっつぁんでした。……って、わしゃ、相撲取りかい!
「手打ち蕎麦 成富」の入口
手打ち蕎麦 成富
東京都中央区銀座8-18-6 二葉ビル1F
℡03-5565-0055
月~金:11:30~14:00、18:00~20:30
定休日:土日・祝
せいろ 1320円
帆立と葱のかき揚げそば 1980円
旬の一品料理も光る
「浅草 ひら山」は紛れもなき名店
ここも和モダンな小奇麗な店である。「成富」もそうだが、「ほそ川」出身者の店は、店の佇まいが共通して美しい。
店主の平山周氏は「銀座小十」でも修業したという。道理で、旬の一品料理が充実している。「モロヘイヤとトマトのお浸し」、「鰆と胡瓜の煎り酒和え」「鴨ロース山椒煮」などなど。ソソられるものばかりじゃん。こんなメニューを見たらさ、晩に来て、種々の蕎麦前と日本酒をやってから、蕎麦で〆たくなるのお。
「浅草 ひら山」のせいろ
カウンターに座ると、「成富」と同じく、厨房はすぐ目の前である。本日は福井の玄蕎麦を挽いたそうだ。十割蕎麦が美しい。香りが立ち、味もすこぶるいい。「ほそ川」組の3軒中では、量がいちばん多い。当店には「天ぷら蕎麦」というものがないので、「かけそば」と穴子の天ぷらを同時に食べられるように頼んだ。
「浅草 ひら山」の天ぷらとかけそば
やはり、天ぷらは極上である。周囲はカリっとして中身はしっとりと甘い。オクラとカボチャもおまけで付いてきたが、まあ、上等な天ぷら屋のものと遜色はないゾ。最初はいずれの天ぷらも塩をつけて食べたが、次に、かけそばのつゆに浸して食べた。かけそばのつゆに天ぷらの油が染みてゆく経過が好きなのよね。「ほそ川」組は、どこも接客が大層素晴らしいことにも言及しなければならん。きっと細川大将から皆が学んだことなんだろうね。いや、いい店です。
「浅草 ひら山」の入口
浅草 ひら山
東京都台東区浅草1-3-14
℡03-5830-6857
水~土:12:00~14:00、18:00~20:30
火・日:12:30~14:30
定休日:月
せいろ 1200円
かけ 1300円
天ぷら・穴子 2000円
うどんやひやむぎも手打ちで出す
「石臼挽き手打 蕎楽亭」
お弟子を何人も輩出している行列の名店である。開店30分前に記帳して、2番目だったので、ひと安心じゃ。品数は極めて多く、圧倒される店だ。手打ちにこだわり、蕎麦だけではなく、うどんやひやむぎも出してくれるから、毎日、開店前はてんてこ舞いなんだろな。5軒目の紹介なので、ちょっと変化球を。
使うのは会津の玄蕎麦だ。蕎麦が手打ちなのは当然のこととして、手打ちひやむぎを出す店の嚆矢としても知られている。それが、嬉しいことに、蕎麦とひやむぎを合い盛りにした「むぎめおと」なるものがあるのだ。ちなみに、蕎麦とうどんの合い盛りの「めおともり」もある。なんて、ゼイタクなんだ!
「石臼挽き手打 蕎楽亭」の蕎麦とひやむぎの合い盛り「むぎめおと」
蕎麦は十割で風味が豊かだ。切断面がシャキンと切れていて、コシが強い。ひやむぎの方も同様で、透き通ってツルツルなのはもちろんだが、何と言っても非常にコシがある。小麦の味もしっかりする。ちょっと感動もんだ。蕎麦つゆとひやむぎ用のつゆを2種類出してくれるのが嬉しい。ひやむぎには、やはり、ネギとショウガを入れるのがいいね。
次に、目の前で揚げてくれた「天ぷらそば」である。かけ蕎麦と天ぷらは別皿で出てくる。海老、ナス、舞茸で、海老を食べた後にキスが足されたから、写真には写っていない。
「石臼挽き手打 蕎楽亭」の天ぷらそば
最初はどれも、塩で食べた。見事に揚げられた天ぷらで、衣は薄く、とても旨い。続けて、天ぷらをかけ蕎麦にひたして食べた。実は、ここのかけ蕎麦には、ほうれん草、白髪ネギ、カマボコ、干しシイタケ、ミツバが入っていた。筆者は、天ぷらを活かすために、なんも入っていない方がいいと思うけどね。
「トマト」「冷しなめこ」「つけカレー」「若鮎天ざる」とか魅力的なメニューが多数なので、再訪してみたいねえ。
「石臼挽き手打 蕎楽亭」の入口
石臼挽き手打 蕎楽亭
東京都新宿区神楽坂3-6神楽坂館1F
℡03-3269-3233
火~土:11:30~14:00、17:00~20:00
定休日:月・日・祝
むぎめおと 1200円
天ぷらそば 3400円
「これを食べなきゃ人生ソンだよ」とは
うまいものがあると聞けば西へ東へ駆けつけ食べまくる、令和のブリア・サバランか、はたまた古川ロッパの再来かと一部で噂される食べ歩き歴40年超の食い道楽な編集者・バッシーの抱腹絶倒のグルメエッセイ。
筆者プロフィール
食べ歩き歴40年超の食い道楽者・バッシー。日本国内はもちろんのこと、香港には自腹で定期的に中華を食べに行き、旨いもんのために、台湾、シンガポール、バンコク、ソウルにも出かける。某旅行誌編集長時代には、世界中、特にヨーロッパのミシュラン★付き店や、後のWorld Best50店を数多く訪ねる。「天香楼」(香港)の「蟹みそ餡かけ麺」を、食を愛するあらゆる人に食べさせたい。というか、この店の中華料理が世界一好き。別の洋物ベスト1を挙げれば、World Best50で1位になったことがあるスペイン・ジローナの「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」。あ~、もう一度行ってみたいモンじゃのお。
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グルメ最前線 トップレストランを探訪する
2026.6.23
恵比寿・焼鳥の予約困難店 薪と炭を操る注目の焼鳥店が新規開店 今のうちに恵比寿の「ひき田」に急げ
薪火でじっくりと焼き上げられた「比内地鶏のもも肉」。
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瞠目すべき焼鳥店が恵比寿に誕生した。店主は、まったく予約が取れないことで知られる麻布十番のあの「薪鳥新神戸」で、オープン当初から大将をつとめた疋田(ひきた)豊樹氏その人だ。
この店の特徴は火入れに薪と炭の両方を使用することにある。
カウンター8席の対面には、薪床の上で網の高さを自由に変えられる段付きの薪火窯と、平らな薪床の上で網の高さを無段階に操れるハンドル付きの薪火台が設置してある。カウンターに接した付け台には炭火台もある。
薪火、熾火(おきび)、炭火という3種の火と、燻煙などを駆使して、鶏の部位ごと、あるいは野菜などの食材ごとに、ベストな火入れをするのだ。
大将によれば、「炭火は強い輻射熱によって火入れをするので一瞬の判断が求められる。薪火は常に変化し続ける火力と、食材に作用する燻香を見極める必要がある」のだそうだ。
焼鳥に懸けた日々の探求と考察を聞くと、頭を下げたくなるほどだ。
カウンターからは、店主が焼いている様子が全部見える。
いざ、実食へ
最初に登場したのは、大将が自信をもって贈る「本家比内地鶏(秋田)」のもも肉だ。薪火窯でじっくりと火を入れた。黄金色の皮の中に、肉の旨みが閉じ込められ、噛めばジュジューッと肉汁が口中に溢れる。薪の燻香が凄い。
鶏に振った塩がとてもいい味なのだが、2種の塩をブレンドし天日干ししているという。
ちなみに薪に使うのは、楢(なら)や樫(かし)だが、一串目から直球ど真ん中の焼鳥劇場に、まさにかぶりつき状態で引き込まれる。
薪や炭と店主が格闘する様を目の前で見ていると、心は躍る。
二品目は「きさ輝地鶏(鹿児島)の胸肉の鳥わさ」だ。胸肉の間にレバーを挟み、からすみのように乾燥させた金柑のパウダーを鳥わさに振りかけてある。肉はプルンと歯に食い込み、レバーを入れることで味の深みは倍加する。
大根と土佐酢が素晴らしい「鶏皮ポン酢」。
とりわけ印象深かったものに絞って紹介する。
土佐酢を使った「鶏皮ポン酢」が忘れられない。カリッと香ばしく焼き上げた鶏皮に、大根を絡めてあるのだが、これが大根おろしと大根のみじん切りのミックスなのである。このみじん切りのシャリシャリするところが、口腔内に想像以上の喜びをもたらす。土佐酢の按配も見事だ。
「長州鶏のレバー」のレバーもプルンと半生で見事な火入れである。これも薪火だ。弾力があるのに、口の中でクリーム状に溶けていく。もちろん、レバーの臭みはどこにもない。
野菜と薪火の相性が素晴らしく、特に「薪焼きの椎茸」が絶品だった。じんわりと焼いて塩を振ったシンプルな調理法で、こんなにジュースが溢れるようになるなんて! 椎茸は茨城県古河市「安喰きのこ園」のものなのだが、なんとここで使われている薪も同じ山から切り出したものだ。まさにテロワールなんだねえ。
ジュースが凄い薪火で焼いた椎茸。
驚嘆した「比内地鶏の胸肉」
店主は「比内地鶏の旨味や上質な脂に惹かれます」と話す通り、比内地鶏に深い愛を抱く。焼いている姿を見れば、鶏を旨く焼くことに対する身を削るような想いが見て取れるだろう。パリッとした皮の旨さが際立っていた。もちろん、ジュースを閉じ込めた胸肉も凄い。
焼鳥っていいもんだなあ、というか、鶏ってこんな旨かったかと目が醒めるような体験だ。
「薪焼きのブロッコリー」は、かなり長い時間をかけて熾火の遠赤外線を当てていた。野菜の甘味に、燻(いぶ)された薪の香りが移っている。削ってかけられた鶏節(鶏を乾燥させた鰹節のようなもの)は、鶏の旨みのエッセンスで、おかげで野菜焼きが鶏料理の範疇からそれることがない。
コースの後半には、大将秘伝の日本酒が香るタレを塗った焼き物が供される。いずれも素晴らしい。
だが、これでは終わらない。〆の三品で衝撃が待っていた。
「鶏のそぼろご飯」は米の炊き上がりもいいしニラが秀逸だ。
まず、「ねぎトロ手巻き」だが、これは比内地鶏のトロ(サガリの部分にある内臓の脂)を白米と海苔で巻いたもの。脂肪にこれほどの旨みがあったんだと誰もが驚くレベルだ。と言うか、脇役になることも多い部位の美味しさを、新しい形で出してくれることに感動する。
白米は薪火にかけた羽釜で炊いたあきたこまちだ。羽釜で炊いたご飯は確かに、粒立ち、旨みと甘みに優れている。大将も、「羽釜ならではの味わいが生まれる」と言う。
次の「鶏のそぼろご飯」は比内地鶏のそぼろなのだが、薪火であぶったニラが載せてある。このニラとのコンビ―ションが、鶏油を含んだそぼろご飯を只者ではないものに仕上げていた。
実に味わい深い「比内地鶏の鳥そば」。
〆の絶品「比内地鶏の鳥そば」と衝撃のデザート
最後に出されたのが「比内地鶏の鳥そば」。蕎麦は大将自らが打つもので、蕎麦店での数年間の修業の賜物である。石臼で自家製粉にした蕎麦粉を、手打ちし手切りにした二八蕎麦だ。もりつゆは、鶏出汁とカツオ出汁を合わせて寝かせたもので、しみじみと味わいが深い。「いやー、今日の食事は素晴らしかったなあ」と、感嘆の溜息をつかせる。
それで済んだと思っていたら、最後のデザートでとどめの一撃をくらった。言葉にすれば「黒蜜のかき氷」と、何てことないのだが、これは比類なきかき氷なのである。
風味絶佳とは、このことか。
聞けば大将はかき氷が大好きなのだそうだ。繊細に削ったかき氷にミネラル豊富な天然塩と黒糖というシンプルな構成だが、コースを締め括るにふさわしい一品だ。
予約困難になるのは目に見えている。1日にたった16席のプラチナシート、行くなら今のうちしかない。
ひき田
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-14-15 ラ・レンヌ恵比寿4F
営業時間:17:30~/20:30~一斉スタートの2回制
定休日:水曜日、隔週火曜日
コース価格:税込み2万円(サ別)
インスタグラム:@hikihiki07
Toshizumi Ishibashi
「CREA」「CREA Traveller」元編集長
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