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緑陰に包まれる、アマン京都の夏ダイニング

2026.08.14
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緑陰に包まれる、アマン京都の夏ダイニング
PREMIUM JAPAN » 食 | 2026.08.14

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緑陰に包まれる、アマン京都の夏ダイニング

2026.8.14

緑陰に包まれる、アマン京都の夏ダイニング

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京都市街よりも涼やかな森の庭を望むアマン京都では、9月15日(火)まで、夏季限定のランチ&ディナーコースを提供。また、8月31日(月)までは、夏の情景を映したアフタヌーンティーも開催している。


マナガツオの炭火焼き トマトと発酵バターのソース



ランチとディナーは、京都の旬の食材を主役に、燻製や発酵、熟成の技法を織り交ぜながら、森や大地を表現したコースを用意。

 

全5皿または全7皿より選べるランチコースでは、鱧や賀茂茄子など京都の夏を代表する食材を、繊細な技法で仕立てた品々が登場。締めくくりには、みずみずしい桃を使ったデザートが涼やかな余韻を添える。


真鯵のマリネ 発酵スイカ 胡瓜


茄子と丹波ミルクのリコッタチーズのラビオリ 上賀茂トマトのコンソメ


ディナーコースは、真鯵のマリネに発酵スイカと胡瓜を合わせた前菜に始まり、サスティナブルな黒毛和牛を薪火で丁寧に焼き上げたメイン、シャインマスカットを使った清涼感のあるデザートまで、全8品が登場する。



夏のアフタヌーンティーでは、京都・大原産の赤紫蘇を使った自家製ソーダからスタート。一段目の重箱には、鱧の稲荷寿司や賀茂茄子のグラチネなど、京都らしい味覚を盛り込んだセイボリーが。二段目には、森の庭を苔玉に見立てたムースや、金魚が泳ぐ姿を表現した羊羹、京都産はちみつとマスカットを合わせたムースなど、夏の風景を映したスイーツが並ぶ。


フィナーレには、自家製わらび餅をワゴンサービスで提供。丹波黒豆や抹茶葛、丹波きな粉など好みのコンディメントを選び、目の前で仕上げる演出も、このアフタヌーンティーならではの魅力だ。



深い緑に包まれた静寂のなかで、京都の旬と季節の移ろいを五感で味わうひととき。森のリゾートならではの涼やかな夏時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

 

◆アマン京都 夏季限定ランチ&ディナーコース
【期間】2026年9月15日(火)まで
【価格】
・シェフズリコメンドメニュー(ランチ全5皿)15,000円
・テイスティングメニュー(ランチ全7皿)18,000円
・おまかせメニュー(ディナー全8皿)24,000円

 

◆アマン京都 夏のアフタヌーンティー
【期間】2026年8月31日(月)まで
【時間】15時から
【価格】12,000円 グラスシャンパン付き

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夏季限定ランチ&ディナー詳細
夏のアフタヌーンティー詳細

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【グランド ハイアット 東京】痺れ・旨辛・ひんやり。夏限定のスパイシーメニューが登場
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【グランド ハイアット 東京】痺れ・旨辛・ひんやり。夏限定のスパイシーメニューが登場

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グランド ハイアット 東京の、中国料理「チャイナルーム」と「フィオレンティーナ ペストリーブティック」から、夏限定のスパイシーメニューが登場。痺れる辛さや奥深い旨味、ひんやりとした口当たりが食欲を刺激する料理や、ホテルメイドの個性豊かなカレーパンが並ぶ。


五目麻辣スープ麺 3,080円



カレーココナッツ刀削麺 3,080円


中国料理「チャイナルーム」では、自家製豆板醤や山椒、辣椒醤(ラージャオジャン)など、多彩な香辛料を使った全6種類のスパイシーメニューを用意。

 

豆板醤に「老干媽(ラオガンマー)」を合わせた特製スープが、幅広のきし麺に絡む「冷やし四川スープきし麺」や、痺れる辛さと深い旨味が味わえる「五目麻辣スープ麺」をはじめ、2種のカレーペーストとココナッツミルクを合わせた「カレーココナッツ刀削麺」、「よだれ鶏」を冷やし胡麻スープ麺に仕立てた一皿など、暑い季節にぴったりなラインアップがそろう。


小豆餡入り白玉団子とトロピカルフルーツ入り タピオカココナッツミルク添え マンゴーかき氷 3,080円
※食後のデザートとして注文可能

 


食後には、夏限定の「マンゴーかき氷」もおすすめ。凍らせたマンゴー果汁を削った濃厚かつ軽やかな氷の上に、完熟マンゴーやツバメの巣、白玉を添えたラグジュアリーなデザートだ。別添えのタピオカ入りココナッツミルクをかけることで、味の変化も楽しめる。


カレーパン各種 300円~500円


一方、「フィオレンティーナ ペストリーブティック」では、個性豊かなカレーパンを販売。ピリ辛のキーマカレーとチェダーチーズを包んだ「キーマカレークロワッサン」や、ホットドッグスタイルの「スパイシー カレードッグ」をはじめ、「トマトカレー デニッシュ」やゆで卵を丸々1個包み込んだ「スパイシーエッグ カレーパン」など、ホテルならではの上質な味わいが楽しめる。

 

早くも酷暑が続く今夏。香辛料の刺激と奥深い旨味が織りなす、この季節だけの美食を堪能してみては。

 

◆「チャイナルーム」スパイシーメニュー
【提供期間】提供中~2026年8月31日(月)
【提供時間】ランチ 11:30~14:30(土・日・祝 ~ 15:00)、ディナー 17:30~20:30

 

◆フィオレンティーナ ペストリーブティック (1 階 ペストリーブティック)カレーパン
【提供期間】提供中~2026年9月15日(火)
【提供時間】9:00~20:00

関連リンク

チャイナルーム 公式サイト
フィオレンティーナ ペストリーブティック 公式サイト
グランド ハイアット 東京 公式サイト

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ブルー ボックス カフェ1周年を祝う、夏限定アフタヌーンティーが登場

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ブルー ボックス カフェ1周年を祝う、夏限定アフタヌーンティーが登場
PREMIUM JAPAN » 食 | 2026.07.24

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ティファニー ブルーに包まれる空間で、夏の美食体験を

2026.7.24

ブルー ボックス カフェ1周年を祝う、夏限定アフタヌーンティーが登場

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日本初のブルー ボックス カフェ「Blue Box Café by Natsuko Shoji」では、オープン1周年を記念した「1st Anniversary Afternoon Tea」と、季節限定デザート「ピーチメルバ」を2026年8月31日まで提供。ティファニーならではの世界観と、カフェの監修を務める庄司夏子シェフの感性が響き合う、夏だけの特別なメニューだ。




アフタヌーンティーは、日本の夏野菜や旬の果実を主役に、夏の訪れを華やかに表現。「焼きとうもろこしのクロックムッシュ」や「枝豆とカラスミのタルト」「ヤングコーンとプロシュート」などのセイボリーに加え、みずみずしい桃を使ったシグネチャーのフルーツタルトや、3層のオレンジ色が美しい「柑橘ゼリー」など、夏ならではの爽やかな味わいがティースタンドを彩る。さらに、いちごミルクの甘酸っぱさとバニラの芳醇な甘みが広がるアイスクリームが、この特別なアフタヌーンティーを引き立てる。


オールデイダイニングでは、夏季限定デザート「ピーチメルバ」が登場。桃のコンポートに濃厚なバニラアイス、甘酸っぱいラズベリーソースを合わせたクラシカルな一皿を、庄司シェフならではの感性で仕立てている。


さらに期間中は、アジア最大の旗艦店「ティファニー 銀座」の開業1周年を記念して、「The World’s 50 Best Bars」などで数々の受賞歴を持つバーテンダー・後閑信吾氏監修のスペシャルドリンクも提供。ティファニー ブルーに彩られた優雅な空間で、ブランドの美意識と美食が織りなすひとときを堪能したい。

 

1st Anniversary Afternoon Tea
【期間】提供中~2026年8月31日(月)
【料金】14,300円(税込・サ別)

 

ピーチメルバ
【期間】提供中~2026年8月31日(月)
【料金】2,700円(税込・サ別)

 

◆Blue Box Café by Natsuko Shoji
【住所】東京都中央区銀座6-9-2 ティファニー 銀座 4F
【営業時間】10:30~20:30
※営業時間は変更となる場合があります。
【定休日】不定休
【TEL】03-5005-0107(ブルー ボックス カフェ直通)

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Blue Box Café by Natsuko Shoji 公式サイト
予約専用サイト

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第三回 水道橋「かつ吉」 筋トレを一年間しても何も変わらないので、三島由紀夫がジムの後に通った店で肉を食ってきた
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第三回 水道橋「かつ吉」 筋トレを一年間しても何も変わらないので、三島由紀夫がジムの後に通った店で肉を食ってきた

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経済記者出身でありながら、なぜか酒にまつわる執筆が多い栗下直也。そんな栗下が、かつての偉人たちが愛した酒場を訪ね歩く。政治家や文豪、実業家たちはどんな酒を飲み、何を語り、どのように夜を楽しんでいたのか。実際に店を訪れ、その酒と歴史を味わいながら、偉人たちの日々を垣間見る“大人の酒場紀行”である。

 

第三回は文豪の三島由紀夫や川端康成が通った、水道橋のかつ吉である。



筋トレ一年、変化ゼロ

 

誰にも言っていないが、この一年ほどジムに通っている。パーソナルトレーナーがついている、ちゃんとしたジムだ。だが、誰にも気づかれない。誰にも言っていないから「筋トレしてるんですね」と言われないのかもしれないが、考えてみれば、誰にも言っていなくても、外見が変われば「なんか締まりました?」とも言われるものだ。何も言われないということは、何も変わっていないのである。

 

 

実際、体重は横ばいで、筋肉はほとんど増えていない。トレーナー氏いわく、食べ物が大事らしい。酒を飲みすぎるな、たんぱく質を摂れと何度もご助言をいただいた。ごもっともである。ごもっともであるが、酒は飲みすぎているし、肉よりも糸こんにゃくを食べている。





何だか、もはや中年どころか初老のぼやきであるが、そもそも、二十年近くまともに運動していない人間が「運動後はたんぱく質を」などと言われても、運動しただけでヘロヘロなのだ。たんぱく質どころか糸こんにゃくも勘弁願いたいし、プロテインは胃腸が弱いのであまり飲みたくない。卵をぐびぐびジョッキで飲んだり、トレーニングのあとにステーキを食ったりはユーチューバーに任せておけばいいのである。あんなものはパフォーマンス以外の何物でもないだろう――そう思っていたら、ある偉人を思い出した。

 

 

三島由紀夫である。




文豪、バーベルを握る

 

 

三島がボディービルを始めたのは昭和三十年、三十歳のときだ。身長一六四センチ。細身のインテリ作家が「自分に欠けているのは肉体だ」とばかりにバーベルを握った。やがて通うようになったのが後楽園のジムである。競輪場の一角に昭和二十八年に開かれた、日本で最も古いボディービルジムのひとつだ。当時は「インテリが筋肉なんて」という偏見すらあった時代である。ノーベル賞候補にもなった文豪が、水道橋で汗だくになってバーベルを上げ下げしていたのだ。

 

三島は、鍛えたあとに肉を食った。その店が、ジムから目と鼻の先、今も水道橋にある。とんかつの「かつ吉」だ。鍛えて、歩いて、食う。動線として、これ以上ないほど正しい。










地下に広がる古民家

 

 

JR水道橋駅の東口を出て、白山通りの向こうに東京ドームシティを眺めながら歩くこと数分。全水道会館というビルの地下一階に、かつ吉水道橋店はある。ビルの地下と聞いてチェーン店的な店内を想像して階段を降りると、面食らう。古材と骨董に囲まれた、古民家がまるごと一軒、地下に埋まっているような空間が広がっている。壁一面の蕎麦猪口をはじめ、並ぶ骨董はおよそ二千点。玉川上水で実際に使われていた水道木管まで店の造作に使われている。水道橋の地下に水道管。出来すぎである。




階段を降りた先にある、玉川上水の水道木管。




柔道の神様と呼ばれる、三船久蔵氏の書。





創業は昭和三十七年。創業者の吉田吉之助は信州・安曇野の育ちで、旧制松本中学を出て、戦後、満州から引き揚げ、古道具屋などを経てこの店を開いたという。店内の骨董趣味は古道具屋時代の名残りだろう。

 

平日の夕方、まずはハイボール。筋トレはしていないが、水道橋駅ではなく東京メトロ後楽園駅からここまで十分ほど歩いてきたのだから運動後といえなくもない。運ばれてきた一杯をぐいとやると、濃い。むせるくらい濃い。断っておくが、「濃い目で」と頼んだわけではない。普通に頼んでこの濃さというのは、日本ハイボール党の党首である私でもあまりお目にかかれるものではない。とんかつ屋の顔をして、なかなかの曲者である。




メニューを開くと、とんかつ屋なのにステーキ、ハンバーグ、旬の魚と、想像より守備範囲が広い。濃すぎるハイボールにはすぐに出てきそうなつまみが必須なので刺身の盛り合わせをチョイス。肉料理は迷った末に、大皿盛りの「松」。ひれかつ、特大天然海老フライ、海老かつに、三島ゆかりのステーキまで一皿にのってくる。この店の看板を一枚で総ざらいできる代物だ。トレーナー氏に見せたいくらいの、たんぱく質の布陣である。




富士山麓(ハイボール)。






メニューの一部。




デミグラスを醤油に変えた男

 

 

この店のステーキには、三島がらみの逸話がある。ソースは、もともとデミグラスだった。それが三島の提案がきっかけで醤油ベースに変わり、その味が現在まで受け継がれている。洋食風の王道ソースを、常連の一言で和の味に切り替え、しかも半世紀以上守り続ける。言い出した客も客だが、受けて立った店も店である。鍛えた体で通い詰めた末に、店の看板の味まで変えてしまう。常連の最高到達点と言っていい。




常連は三島だけではない。創業者の吉之助と懇意だった川端康成もこの店の味を愛した。ちなみに、三島は、ボディービルを始めて間もない昭和三十一年、創刊されたばかりの「週刊新潮」にビル仲間の募集告知を出している。条件は「キャシャな小説家に限る」。しかも会長は川端康成氏にお願いしたいとまで書いた。会員は当時、三島ただ一人である。のちのノーベル賞作家を筋トレサークルの会長に担ごうとした男と、担がれかけた男が同じとんかつ屋の常連になったわけだ。

 

 

もっとも、この店に残る逸話は、文豪絡みばかりではない。近くの競輪場ですってんてんになった客が子連れで現れると、黙って飯を食わせてやった、という創業者の逸話も残っている。文豪にも一文無しにも、同じように旨いものを出す。いい店だ。






箸で切れるとんかつと、醤油のステーキ

 

 

やがて運ばれてきたのは、堂々たる大皿である。数種類のかつがずらりと並び、その脇に醤油味のステーキが数片。骨董の器に盛られて、涼しい顔で鎮座している。まずはステーキから箸を伸ばす。醤油の香ばしさが鼻にくる。洋食の顔をしているのに、味の芯は完全に白飯の側に立っている。なるほど、これは三島が正しい。濃いハイボールにも負けない味だが白飯をかき込みたくなる味でもある。とはいえ、筋トレに白飯の食いすぎは禁物らしい。いまさら気にする体でもないが、さすがに白飯は頼まなかった。酒はしっかり飲んでいるくせに、守るところがそこなのかと突っ込まざるをえない。




続いてかつ。かつ吉のとんかつは、低温の油で「煮るように」じっくり揚げるのが流儀で、揚げ時間は二十分を超えるという。せっかちな人は頼んではいけない。その代わり、出てきたかつは箸で切れる。衣はさっくり、中の肉はふんわりと甘い。盛り合わせだから一切れごとに表情が違って、ゆっくり火を通された肉が口の中でほどけていくーと書くといかにも食通のようだが、実際には夢中で食っているだけで、ほどけているのか噛み切っているのか、よくわかっていない。わかっているのは、旨いということと、ソースもいいが塩でいくと肉の甘さがよくわかるということ。そして、ハイボールは相変わらず濃いが、気がつけば三杯目だ。あの濃さで、三杯目である。筋トレをしていないのにたんぱく質とアルコールだけが着々と摂取されていく。




国産銘柄豚ひれかつ、特大天然海老フライ、海老かつ、和牛ヒレステーキなど。






おかわり自由のキャベツと漬物。




お刺身三点盛り。



三島は鍛えたあとにここで肉を食った。運動と栄養。理屈としては完全に正しい。彼のその情熱がやがてどこにいったのかについては、酒の連載であるのでここでは書かない。ただ、地下の骨董に囲まれてかつを食べていると、バーベルを置いた文豪が階段を降りてくる姿くらいは、ちょっと想像してもいい気になる。

 

 

店を出ると、日が暮れていた。白山通りの向こうで、東京ドームシティの灯りがまたたいている。三島が通ったジムがあったのは、あのあたりだ。ジムも競輪場も、とうに消えた。いまは観覧車の回る遊びの街である。それでも、通りのこちら側では、かつ吉が半世紀前と変わらず、かつを揚げている。文豪は、鍛えてから食った。私は、食っただけである。順番の問題ではない気もするが、とりあえず糸こんにゃくよりは前進である。




余談だが、翌日、別の飲み屋でハイボールを頼んだら、水かと思った。いや、店に罪はない。かつ吉の一杯が基準になってしまっただけで、普通の濃さなのだろうが、その晩は「濃い目で」「すみません、もっと濃い目で」とひたすら連呼するはめになった。とんかつ屋に酒の基準を狂わされるとは思わなかった。恐るべし、水道橋。違うか。




本日のおすすめ

 

大皿盛り松<2人前>
国産銘柄豚ひれかつ、特大天然海老フライ、海老かつ、和牛ヒレステーキなど  6,700円

お刺身三点盛り  1,480円

富士山麓(ハイボール)  500円



店舗情報

かつ吉 水道橋店

住所:東京都文京区本郷1-4-1 全水道会館ビルB1
電話:03-3812-6268
営業時間:平日11:00~15:30/17:00~22:30、土11:00~22:30、日祝11:00~22:00
※営業時間・価格は変更の場合があるため、店舗にお問い合わせください

アクセス:都営三田線 水道橋駅 A1出口 徒歩約1分
JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩約3分

 

栗下直也 Naoya Kurishita

1980年生まれ、東京都出身。著述業、書評家。横浜国立大学大学院国際社会科学研究科経営学専攻修了後、専門誌をへて独立。経済記者出身でありながら、なぜか酒がらみの文章が多い。著書に『人生で大切なことは泥酔に学んだ』(左右社)『偉人の生き延び方 副業、転職、財テク、おねだり』(同)、『政治家の酒癖 世界を動かしてきた酒飲みたち』(平凡社新書)、『得する、徳。』(‎ CEメディアハウス)がある。

関連リンク

かつ吉 水道橋店 公式サイト

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四季のだし料理を味わう「御食事 茅乃舎」から夏メニュー登場

2026.07.19
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四季のだし料理を味わう「御食事 茅乃舎」から夏メニュー登場
PREMIUM JAPAN » 食 | 2026.07.19

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ひんやり涼やかな「だし和え麺」

2026.7.19

四季のだし料理を味わう「御食事 茅乃舎」から夏メニュー登場

だし和え麺 牛しぐれ 1,800円

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「茅乃舎だし」で知られる久原本家が手がける「御食事 茅乃舎」。「季節に寄り添う、だし料理」をコンセプトに、四季折々の味覚を生かした料理を提供する同店から、夏限定の「だし和え麺」が登場。




だし和え麺 豚しゃぶ 1,500円


暑い季節にぴったりの冷たい「だし和え麺」は、茅乃舎自慢のだしを麺に和えることで、冷たくてもうまみが際立つ新しいメニュー。さらに、好きなだしと麺、具材を選び、自分好みの一杯を味わえるのも魅力だ。


だし和え麵 蒸し鶏 1,400円


有料トッピング


だしは、茅乃舎だしをはじめ、鶏だし、椎茸だし、かつおだし、昆布だし、煮干しだしから選択可能。麺は中華麺、うどん麺、こんにゃく麺。具材は、牛しぐれ、豚しゃぶ、蒸し鶏、彩り野菜のほか、追加の有料トッピングも豊富に用意。生七味や柚子胡椒など無料のトッピングを合わせれば、味わいの変化も楽しめる。


無料トッピング



秋には温かな和え麺、冬には鍋、春には芽吹きの季節を感じる料理が登場する予定。伝統的なだしの知恵を生かしながら、その季節ならではのおいしさを届ける「御食事 茅乃舎」。何度でも足を運びたくなる一軒となりそうだ。

 

◆御食事 茅乃舎
【住所】東京都港区赤坂9-7-4
【営業時間】11:00~21:00(L.O. 20:30)
【定休日】館の営業に準ずる
【TEL】03-3479-0880

関連リンク

御食事 茅乃舎 公式サイト
茅乃舎 公式サイト

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世界最高峰のパティシエ、ニナ・メタイエの味を堪能

2026.07.17
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世界最高峰のパティシエ、ニナ・メタイエの味を堪能
PREMIUM JAPAN » 食 | 2026.07.17

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ザ・リッツ・カールトン東京「ニナ ザ・リッツ・カールトン東京」夏メニューが登場

2026.7.17

世界最高峰のパティシエ、ニナ・メタイエの味を堪能

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ザ・リッツ・カールトン東京のパティスリー「ニナ ザ・リッツ・カールトン東京」から、旬の果実を取り入れた夏の新メニューが登場。6月よりテイクアウトも本格始動し、2024年に「世界最優秀パティシエ」に選ばれたニナ・メタイエ氏が手がける芸術的なスイーツを、自宅でも楽しめる。


ニナ・メタイエ氏




2026年4月にオープンした「ニナ ザ・リッツ・カールトン東京」は、世界で活躍するトップパティシエ、ニナ・メタイエ氏による日本初のパティスリー。「⾃然や季節の移ろい」から得たインスピレーションを、圧倒的なデザインへと昇華させたスイーツは、世界中の美食家を魅了している。


エレガンスショコラ 1,600円(イートイン)、2200円(テイクアウト)


シャインマスカットタルト 1,500円(イートイン)、2,000円(テイクアウト)


夏の新作は、ヴィーガン仕立ての「エレガンス ショコラ」、みずみずしい果実を主役にした「シャインマスカットタルト」や「桃とミントのパブロバ」、華やかな「ブラックベリーとラベンダーのフラワーケーキ」などがラインナップ。イートイン限定では、見目麗しい「無花果と桃のパルフェ」も楽しめる。


無花果とアーモンドのフィギエ 12cm 8,400円、15cm 10,200円


ほうじ茶と⽊苺のロールケーキ 4,700円


テイクアウトには、シグネチャーカラーの赤を基調としたエレガントなボックスを用意。ペストリーだけでなく、ホールサイズの「無花果とアーモンドのフィギエ」や「ほうじ茶と木苺のロールケーキ」なども持ち帰ることができる。


無花果と桃のパルフェ 2,900円(イートイン)


世界最高峰のパティシエが生み出すスイーツの数々。店内でゆったりと味わうのはもちろん、自宅や手土産で、その世界観を堪能してみてはいかがだろうか。

関連リンク

ニナ ザ・リッツ・カールトン東京 公式サイト
ザ・リッツ・カールトン東京 公式サイト

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パフェ作りやビアプラン、夏祭りイベントなど多彩なプログラムを開催

2026.07.16
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パフェ作りやビアプラン、夏祭りイベントなど多彩なプログラムを開催
PREMIUM JAPAN » 食 | 2026.07.16

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子どもの学びも、大人の贅沢時間も。「帝国ホテルの夏休み 2026」

2026.7.9

パフェ作りやビアプラン、夏祭りイベントなど多彩なプログラムを開催

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帝国ホテル 東京では、子どもの学びと大人のくつろぎをテーマにした「帝国ホテルの夏休み 2026」を開催する。親子で参加できる体験型イベントから、大人がゆったり過ごせる季節限定プランまで、多彩なコンテンツが登場する。


8月の1カ月間開催されるのが、今年で開店 55 周年を迎えるホテルショップ「ガルガンチュワ」の記念企画「ガルガンチュワ王を探せ」。館内15カ所に隠されたガルガンチュワ王のシルエットを5カ所以上見つけると、ガルガンチュワ店頭でオリジナルグッズをプレゼント。さらにそのグッズを提示すると、8月末まで一部商品を優待価格で購入できる。



7月28日(火)と8月6日(木)には、ホテルのパティシエとともに世界に一つだけのオリジナルパフェを作る「手作りパフェに挑戦」を開催。ランチとともに、ホテルならではの特別な食体験が楽しめる。


大人向けには、プレミアム生ビール「白穂乃香」を含む4種類の生ビールやビアカクテルを90分間楽しめるフリーフロープラン「AWAホール」を用意。ビールに合うフードやボードゲームとともに、夏の夜をゆったり満喫できる。


8月1日・2日に開催される恒例の「バイキングの日」は、「夏祭り」をテーマに店内に屋台が登場。飴細工のパフォーマンスや生演奏(ディナータイム限定)、カプセルトイのほか、帝国ホテル 京都のオリジナルカクテル「弥ひらき」や限定メニューも登場。世代を超えて楽しめる特別な2日間となる。

 

子どもたちには学びと発見を、大人には上質なくつろぎを。世代を問わず、思い出に残る夏のひとときを過ごせそうだ。

 

◆手作りパフェに挑戦 ~帝国ホテルでパティシエ体験~
【日程】7月28日(火)、8月6日(木)
【料金】大人12,000 円(ランチ料金)
子ども(4歳~12歳)8,900 円(ランチ、パフェ作り体験料金)
【時間】11:00~13:00 11:00 お食事開始 / 12:00 パフェ作り開始
【予約】電話にて受付。TEL 03-3539-8187
※各日、子どもの予約人数が8名様に達し次第受付終了。

関連リンク

帝国ホテル 公式サイト

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東京で至高の蕎麦屋5軒 で「せいろ」と「天ぷら蕎麦」を堪能する

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東京で至高の蕎麦屋5軒 で「せいろ」と「天ぷら蕎麦」を堪能する
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東京で至高の蕎麦屋5軒
「せいろ」と「天ぷら蕎麦」を探訪する

 

 

「せいろ」と温かい「天ぷら蕎麦」を食べて回った。
今回は、「江戸蕎麦 ほそ川」、「並木藪蕎麦」、「手打ち蕎麦 成富」、「浅草 ひら山」、「石臼挽き手打 蕎楽亭」の5軒を紹介する。「せいろ」は分かるが、あまた種類のある中で、なんで、温かい「天ぷら蕎麦」なんだ、と。色々と疑問があるのは分かる。
単に私の好みです、すんません。






 

蕎麦屋に行くと、筆者はまず「せいろ」を一枚頼む。次に大方は、温かい「天ぷら蕎麦」か温かい「鴨南そば」を頼むことが多い(時に、「天せいろ」か「鴨南せいろ」の時もある)。要は蕎麦そのものの風味を味わってから、温かい蕎麦を食べるってことになる。東京の蕎麦屋だが、もう、群雄割拠の呈を成していて、素晴らしい店が15軒は下らない。今回は、極上の蕎麦屋でも、かき揚げや穴子や海老などの天ぷらがない店と、コース料理しか出さない店は外した。「蕎麦おさめ」や「玉笑」を紹介できないのは残念じゃ。







「江戸蕎麦 ほそ川」は東京の頂点、
ここで食べるとそう言いたくなるんだな

 

 

古くからある老舗でなければ、蕎麦屋は独学で蕎麦道を切り開いた店主が多い。蕎麦というのは、作り手も食べ手も、人をマニアックにさせる。「江戸蕎麦 ほそ川」はそうした店の中でも筆頭に挙げられる。と言うか、「『ほそ川』こそは、東京の頂点」と公言して憚らないマニアも大勢いるぐらいだ。

 

 

店内は実に美しい。高級でシブい。土壁もテーブルも皮張りの椅子も蕎麦の実を思わせるような色合いをしている。無駄を削ぎ落して清々しいほどである。店主・細川貴志氏の精神性の表われなんだろな。食う前なのに、いたく感動するねえ。
茨城、北海道、四国から仕入れた玄蕎麦を低温で保管し、日々自家製粉する。挽き立てにこだわって出来た蕎麦は、店主の魂そのものだ。






まずは「せいろ」を急いで食わねばならん。茹で上がって水で揉んで締めてから、神速で出す。3分もすれば香りがすっかり飛んじまうからだ。写真なんか撮ってる場合じゃない(苦笑)。






「江戸蕎麦 ほそ川」のせいろ






手切りの、実に美しい蕎麦である。うどん粉のつなぎなしの十割蕎麦だぜ。動画で見たことがあるが、店主・細川氏の蕎麦を切る腕の冴えよ。ラーメンではよく‶麺線″の美醜について言うが、麺線が見事だ。十割蕎麦なのに、艶光りして短く切れることもない。これは主人の研鑽の賜物だ。細川氏の著書によると、蕎麦の実を挽いて蕎麦粉を作る時に、残存する薄皮を2%以下にしないと、ぶつぶつ切れる蕎麦になるんだって。大変な作業だ。






さて、この神々しいまでの「せいろ」に顔を近づけて、鼻腔に蕎麦の香りをスーッと吸い込む。そして何も付けずに蕎麦を食う。甘味がする。この蕎麦は稀有じゃのお!と感嘆する。蕎麦は鼻で食えってなもんで、初手はつゆ(もり汁)なしで蕎麦の香りと味を味わいたい。とは言え、一枚なら余裕で、最後まで蕎麦のみで行けるが。

 

 

続きだが、蕎麦を全部つゆの中に浸すようなヤボはやっちゃいけねーよ。蕎麦の4~5本をスッと手繰ったら、下の先端3~4センチぐらいをつゆにちょっと付けて、ズゾゾゾッ~とすする。すするのは口中で香りが一層立つからだ。味と食感と喉越しがそれに続く。







ネギとワサビはつゆに入れない。味が強くて、蕎麦の繊細さを損なうから……なんて、やけに「通」ぶってるじゃねえかよ(笑)。ネギとワサビを使うのは、蕎麦湯が来てから。蕎麦つゆの中にそれらを全部ぶち込んで、蕎麦湯で割って飲むのである。一度、やってみそ。
鼻で食い、噛んで味わい、喉で愉しむ。喉越しがいいねえ。店内じゅうが、ズゾゾーッの大連呼である。うむ、なんていい音なんだ。今日は北海道の玄蕎麦だそうである。

 






続いて、「穴子天つきそば」が来た。この店の温かい天ぷら蕎麦は、かけそばに天ぷらが別盛りでやってくる。天ぷらは実に見事な出来栄えで、一流の天ぷら屋に全く引けを取らない。店主は技を磨きたくて、銀座の「てんぷら近藤」には通い詰めたそうだ。
ドーンと立派な天然物の穴子に、レンコンとゴボウ。まずはそれぞれを塩につけて食う。穴子の軽さと甘さに驚く。臭みなどは微塵もない。レンコンとゴボウも、ほくほくと実に旨い。どの素材も途轍もなく極上と分かる。






「江戸蕎麦 ほそ川」の 穴子天つきそば






次に、もちろん、穴子をかけそばに浸して食う。蕎麦つゆ(かけ汁)は淡く、蕎麦の風味をまるで阻害しないが、天ぷらをつゆに浸しても天ぷらそのものが生きている。次回は「加茂茄子蕎麦」か「冷かきそば」を食べたい。

何度でも訪れたい名店である。

「江戸蕎麦 ほそ川」の入り口

江戸蕎麦 ほそ川

東京都墨田区亀沢1-6-5

℡050-5595-1979

水~日:11:30~16:00

定休日:月火

せいろ 1500円

穴子天つきそば 3400円






「並木藪蕎麦」の「天ぷらそば」を
一度でいいから体験してみて欲しい

 

 

今回、なんで「天ぷら蕎麦」にしたかと言うと、この店のそれが、いつまでもいつまでも記憶に残って、食欲を揺さぶってくるからだ。






「藪」系列は、「砂場」「更科」と並ぶ江戸三大蕎麦屋系列の一つである。「かんだやぶそば」の初代・堀田七兵衛の三男である堀田勝三が大正2年に創業したのが「並木藪蕎麦」だ。現在の店舗は、旧店舗の風情を残しつつの建て替えである。「藪」系列には、「かんだやぶそば」と「池の端藪蕎麦」(2016年閉店)、「並木藪蕎麦」があるが、昔から浅草雷門前にある並木藪が一番好きだという御仁が多いのである。筆者もそうだ。

 

 

蕎麦の旨さは言うに及ばず、店内の光を抑えた古風な落ち着きのある佇まい、お姉さんたちの心配りを総合すると、東京では筆頭で好きな蕎麦屋なんだな。蕎麦はいくつかの国産そば粉をブレンドし、うどん粉を2割混ぜた二八蕎麦だ。手捏ねをした後、製麺機で仕立てるそうだ。恐らく、二八は伝統の踏襲なのだろう。

 

 






「並木藪蕎麦」のざるそば






 

ここでは、「せいろ」を「ざるそば」と呼ぶ。その蕎麦つゆ(もり汁)は、某グルメ評論家に言わせると、「東京一辛い」そうだ。だが、自分の舌でちゃんと味わってくれよと言いたくなるね。どこも辛くはないですゼ。むしろ、濃厚さは随一で、底知れぬほど味が深い。堪らぬ魅力を備えているのがここの蕎麦つゆなのである。
なんせ、「かえし」は土中に埋めた甕で寝かせてある。もちろん、それを出汁と合わせて蕎麦つゆは出来上がる。






蕎麦は二八なので、蕎麦の香りと味は、十割蕎麦に較べるとさすがにやや弱い。つなぎがある分、ツルっとしている。コシがあり、喉越しはいい。つゆは濃厚であるがゆえに(どんな時でもそうだが)、ジャッポンと、蕎麦を全部つゆの中に浸しちゃいけねーよ。例によって、先端3~4センチをつゆにチョロッと付けたら、ズゾゾゾッ~と、周りにいる全欧米人が、「なんちゅう、野蛮人か」と眉をしかめるぐらいの勢いで一気にすする。






続いて熱々の「天ぷらそば」の降臨だ。

 

いやー、凄いぞ。形の良い揚げたてのかき揚げの油が、蕎麦つゆの中で、ジュブジュブジュブジュブ~と、はぜる音を立てているのだ! 小海老が多数入ったかき揚げの揚げ具合も見事だが、これがつゆと溶け合っていく過程が好きなのである。ここのかき揚げは、実は唯一無二。形状だけを言い表せば、衣が粉雪の結晶を集めたようになっている。最初は箸で切って天ぷらを食う。続いてつゆを吸い始めたかき揚げと蕎麦を一緒に食う。






「並木藪蕎麦」の天ぷらそば





やがて、汁でグズグズになりだした衣が、あたかも湖面に浮かぶ桜の花びらのように、つゆの中に散り広がっていくのだ! その細かい天かすが、ふりかけのように蕎麦にまとわりついていく。つまり、小海老がなくなった最終形は、極上のたぬき蕎麦なのである。

 

 

いやはや、「かき揚げ天ぷら蕎麦」の三変化(へんげ)なのじゃよ。騙されたと思って、一度でいいからこの店の「天ぷらそば」を食べてみて欲しい。
お会計をしたら、お釣りがピン札で返ってきた。そういうところに老舗の魂が垣間見えるんだねえ。







「並木藪蕎麦」の入口

並木藪蕎麦

東京都台東区雷門2-11-9

℡03-3841-1340

月・火・金・土・日:11:00~19:30

定休日:水・木

ざるそば 850円

天ぷらそば 2000円






十割蕎麦のコシとかき揚げが見事
銀座に「手打ち蕎麦 成富」あり

 

和モダンの小奇麗な店だ。

 

カウンターに座れば、目の前で店主・成富雅明氏が蕎麦を茹でて仕上げたり、天ぷらを作る一部始終を見ることができる。これほど距離が近い蕎麦屋はあまりないだろな。オヤジはヒゲ面でいかにも蕎麦職人って感じで嬉しくなるが、隣の助手の女性がキリッと澄んだ空気を醸し出していていい感じだ。






まずは「せいろ」である。これまた端正な十割蕎麦。風味の高さで知られる茨城産の「常陸秋そば」と、夏蕎麦の代表である北海道摩周産の「キタワセそば」を使っているそうだ。ちなみに漢字で書くと「北早生」だ。蕎麦は「ほそ川」のよりも0・5ミリぐらい太い気がする。

 

 

香りがあるねえ。ズズッとすすってから噛み締めると、キシュキシュと音が立つほどコシがある。う~む、こりゃあ凄い。心地良いぞ。蕎麦つゆも旨い。例によって、食べ終えてから、細い白髪ねぎとワサビを蕎麦つゆに入れ、蕎麦湯で割って飲み干す。






「手打ち蕎麦 成富」のせいろ






次いで、「帆立と葱のかき揚げそば」が来た。

 

揚げてからしばらく油切りをしていたので、かき揚げは蕎麦つゆの中で音を立てるわけではない。まずはつゆを飲み、蕎麦のみを食べる。つゆも優しい按配で、蕎麦の味わいを充分に引き立てている。かき揚げを、少し切り分けて、食べた。帆立がプリッと旨いねえ。ネギがとても甘い。なるほど、帆立とネギのコンビネーションは、主人が辿り着いた最終解答なのだろう。これは見事なかき揚げだ。






「手打ち蕎麦 成富」の帆立と葱のかき揚げそば






ところで、主人は蕎麦を「ほそ川」で、天ぷらを「てんぷら近藤」で修業したそうなんだな。なるほど、それでこのレベルの高さにあるってわけだ。納得。店は温かい蕎麦には七味唐辛子をつけてくれる。七味は出さない「ほそ川」とはそこが違う。
あたしゃ、七味は要らんと思う。だって、そのままで最高なんだもん。天ぷらと蕎麦をすべて掬(すく)い終えて、蕎麦つゆを飲むときちょっとだけかけてみた。で、一滴残らず飲み干した。

 

 

いや~、ごっつぁんでした。……って、わしゃ、相撲取りかい!






「手打ち蕎麦 成富」の入口

手打ち蕎麦 成富

東京都中央区銀座8-18-6 二葉ビル1F

℡03-5565-0055

月~金:11:30~14:00、18:00~20:30

定休日:土日・祝

せいろ 1320円

帆立と葱のかき揚げそば 1980円






旬の一品料理も光る
「浅草 ひら山」は紛れもなき名店

 

 

ここも和モダンな小奇麗な店である。「成富」もそうだが、「ほそ川」出身者の店は、店の佇まいが共通して美しい。

 

店主の平山周氏は「銀座小十」でも修業したという。道理で、旬の一品料理が充実している。「モロヘイヤとトマトのお浸し」、「鰆と胡瓜の煎り酒和え」「鴨ロース山椒煮」などなど。ソソられるものばかりじゃん。こんなメニューを見たらさ、晩に来て、種々の蕎麦前と日本酒をやってから、蕎麦で〆たくなるのお。






「浅草 ひら山」のせいろ






カウンターに座ると、「成富」と同じく、厨房はすぐ目の前である。本日は福井の玄蕎麦を挽いたそうだ。十割蕎麦が美しい。香りが立ち、味もすこぶるいい。「ほそ川」組の3軒中では、量がいちばん多い。当店には「天ぷら蕎麦」というものがないので、「かけそば」と穴子の天ぷらを同時に食べられるように頼んだ。






「浅草 ひら山」の天ぷらとかけそば






やはり、天ぷらは極上である。周囲はカリっとして中身はしっとりと甘い。オクラとカボチャもおまけで付いてきたが、まあ、上等な天ぷら屋のものと遜色はないゾ。最初はいずれの天ぷらも塩をつけて食べたが、次に、かけそばのつゆに浸して食べた。かけそばのつゆに天ぷらの油が染みてゆく経過が好きなのよね。「ほそ川」組は、どこも接客が大層素晴らしいことにも言及しなければならん。きっと細川大将から皆が学んだことなんだろうね。いや、いい店です。






「浅草 ひら山」の入口

浅草 ひら山

東京都台東区浅草1-3-14

℡03-5830-6857

水~土:12:00~14:00、18:00~20:30

火・日:12:30~14:30

定休日:月

せいろ 1200円

かけ  1300円

天ぷら・穴子 2000円






うどんやひやむぎも手打ちで出す
「石臼挽き手打 蕎楽亭」

 

 

お弟子を何人も輩出している行列の名店である。開店30分前に記帳して、2番目だったので、ひと安心じゃ。品数は極めて多く、圧倒される店だ。手打ちにこだわり、蕎麦だけではなく、うどんやひやむぎも出してくれるから、毎日、開店前はてんてこ舞いなんだろな。5軒目の紹介なので、ちょっと変化球を。






使うのは会津の玄蕎麦だ。蕎麦が手打ちなのは当然のこととして、手打ちひやむぎを出す店の嚆矢としても知られている。それが、嬉しいことに、蕎麦とひやむぎを合い盛りにした「むぎめおと」なるものがあるのだ。ちなみに、蕎麦とうどんの合い盛りの「めおともり」もある。なんて、ゼイタクなんだ!






「石臼挽き手打 蕎楽亭」の蕎麦とひやむぎの合い盛り「むぎめおと」






蕎麦は十割で風味が豊かだ。切断面がシャキンと切れていて、コシが強い。ひやむぎの方も同様で、透き通ってツルツルなのはもちろんだが、何と言っても非常にコシがある。小麦の味もしっかりする。ちょっと感動もんだ。蕎麦つゆとひやむぎ用のつゆを2種類出してくれるのが嬉しい。ひやむぎには、やはり、ネギとショウガを入れるのがいいね。






次に、目の前で揚げてくれた「天ぷらそば」である。かけ蕎麦と天ぷらは別皿で出てくる。海老、ナス、舞茸で、海老を食べた後にキスが足されたから、写真には写っていない。

「石臼挽き手打 蕎楽亭」の天ぷらそば






 

最初はどれも、塩で食べた。見事に揚げられた天ぷらで、衣は薄く、とても旨い。続けて、天ぷらをかけ蕎麦にひたして食べた。実は、ここのかけ蕎麦には、ほうれん草、白髪ネギ、カマボコ、干しシイタケ、ミツバが入っていた。筆者は、天ぷらを活かすために、なんも入っていない方がいいと思うけどね。

 

「トマト」「冷しなめこ」「つけカレー」「若鮎天ざる」とか魅力的なメニューが多数なので、再訪してみたいねえ。






「石臼挽き手打 蕎楽亭」の入口

石臼挽き手打 蕎楽亭

東京都新宿区神楽坂3-6神楽坂館1F

℡03-3269-3233

火~土:11:30~14:00、17:00~20:00

定休日:月・日・祝

むぎめおと 1200円

天ぷらそば 3400円






「これを食べなきゃ人生ソンだよ」とは

 

うまいものがあると聞けば西へ東へ駆けつけ食べまくる、令和のブリア・サバランか、はたまた古川ロッパの再来かと一部で噂される食べ歩き歴40年超の食い道楽な編集者・バッシーの抱腹絶倒のグルメエッセイ。



筆者プロフィール

 

食べ歩き歴40年超の食い道楽者・バッシー。日本国内はもちろんのこと、香港には自腹で定期的に中華を食べに行き、旨いもんのために、台湾、シンガポール、バンコク、ソウルにも出かける。某旅行誌編集長時代には、世界中、特にヨーロッパのミシュラン★付き店や、後のWorld Best50店を数多く訪ねる。「天香楼」(香港)の「蟹みそ餡かけ麺」を、食を愛するあらゆる人に食べさせたい。というか、この店の中華料理が世界一好き。別の洋物ベスト1を挙げれば、World Best50で1位になったことがあるスペイン・ジローナの「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」。あ~、もう一度行ってみたいモンじゃのお。

 



関連リンク

江戸蕎麦 ほそ川
並木藪蕎麦
浅草 ひら山
石臼挽き手打 蕎楽亭

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ウェスティンホテル東京で「マンゴー&メロン サマーフルーツ デザートブッフェ」開催

2026.06.26
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ホーム > Food > PREMIUM JAPAN » 食
ウェスティンホテル東京で「マンゴー&メロン サマーフルーツ デザートブッフェ」開催
PREMIUM JAPAN » 食 | 2026.06.26

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マンゴーとメロンが主役。夏を彩る贅沢デザートブッフェ

2026.6.26

ウェスティンホテル東京で「マンゴー&メロン サマーフルーツ デザートブッフェ」開催

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ウェスティンホテル東京では、2026年7月1日(水)から8月31日(月)までの平日限定で、「マンゴー&メロン サマーフルーツ デザートブッフェ」を開催する。夏を代表する果実、マンゴーとメロンを主役にした20種類以上のデザートが並び、旬の味覚を存分に楽しめる。




会場は、豊かな緑と自然光に包まれたインターナショナルレストラン「ザ・テラス」。果汁あふれるサマーフルーツを重ねたグラスデザートをはじめ、ペストリーシェフ率いるパティシエたちが手がける華やかなスイーツがブッフェ台いっぱいに並ぶ。


メロンのグラスショートケーキ


趣向を凝らしたデザートの中でも注目は、昨年好評を博した「メロンのグラスショートケーキ」。みずみずしいメロンにライチ香るスポンジを重ね、マンゴーやバナナ、パッションフルーツのソースと軽やかな生クリームを合わせた、グラスの中に夏を描いた一品だ。


サマーモンブラン


メロンパフェ


チーズクリームに、マンゴーとバナナ、パッションフルーツのソースを合わせた 「サマーモンブラン」や、 甘い果汁があふれ出すメロンに涼やかなゼリーを重ねた「メロンパフェ」も見逃せない。


写真左より:メロンのグラス 杏仁風味、マンゴーのグラス ババロアとオレンジのジュレ 各1,100円
※画像はイメージです


さらに同期間、1階のペストリーブティック「パティスリー・バイ・ウェスティンホテル東京」でも「マンゴー&メロンフェア」を開催。マンゴーとメロンを贅沢に使った2種類のグラススイーツが登場する。

 

太陽の光をたっぷり浴びたマンゴーとメロンの魅力を、多彩なスイーツで味わえる2カ月間。目にも涼しげなデザートとともに、夏のティータイムを楽しんでみてはいかがだろうか。


◆ウェスティンホテル東京「マンゴー&メロン サマーフルーツ デザートブッフェ」
【期間】2026年7月1日(水)~2026年8月31日(月)※平日限定
【
時間】15:00~17:00(L.O. 16:30)※90分制
【料金】大人 ¥6,800、子ども ¥3,500(税・サービス込)
【場所】インターナショナルレストラン「ザ・テラス」(1F)

関連リンク

「ザ・テラス」公式サイト
ウェスティンホテル東京 公式サイト

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恵比寿・焼鳥の予約困難店 薪と炭を操る注目の焼鳥店が新規開店  今のうちに恵比寿の「ひき田」に急げ
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恵比寿・焼鳥の予約困難店 薪と炭を操る注目の焼鳥店が新規開店  今のうちに恵比寿の「ひき田」に急げ

薪火でじっくりと焼き上げられた「比内地鶏のもも肉」。

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瞠目すべき焼鳥店が恵比寿に誕生した。店主は、まったく予約が取れないことで知られる麻布十番のあの「薪鳥新神戸」で、オープン当初から大将をつとめた疋田(ひきた)豊樹氏その人だ。

 

 

この店の特徴は火入れに薪と炭の両方を使用することにある。

カウンター8席の対面には、薪床の上で網の高さを自由に変えられる段付きの薪火窯と、平らな薪床の上で網の高さを無段階に操れるハンドル付きの薪火台が設置してある。カウンターに接した付け台には炭火台もある。

薪火、熾火(おきび)、炭火という3種の火と、燻煙などを駆使して、鶏の部位ごと、あるいは野菜などの食材ごとに、ベストな火入れをするのだ。

大将によれば、「炭火は強い輻射熱によって火入れをするので一瞬の判断が求められる。薪火は常に変化し続ける火力と、食材に作用する燻香を見極める必要がある」のだそうだ。

 

焼鳥に懸けた日々の探求と考察を聞くと、頭を下げたくなるほどだ。

 




カウンターからは、店主が焼いている様子が全部見える。







いざ、実食へ

 

最初に登場したのは、大将が自信をもって贈る「本家比内地鶏(秋田)」のもも肉だ。薪火窯でじっくりと火を入れた。黄金色の皮の中に、肉の旨みが閉じ込められ、噛めばジュジューッと肉汁が口中に溢れる。薪の燻香が凄い。

鶏に振った塩がとてもいい味なのだが、2種の塩をブレンドし天日干ししているという。

ちなみに薪に使うのは、楢(なら)や樫(かし)だが、一串目から直球ど真ん中の焼鳥劇場に、まさにかぶりつき状態で引き込まれる。

薪や炭と店主が格闘する様を目の前で見ていると、心は躍る。




二品目は「きさ輝地鶏(鹿児島)の胸肉の鳥わさ」だ。胸肉の間にレバーを挟み、からすみのように乾燥させた金柑のパウダーを鳥わさに振りかけてある。肉はプルンと歯に食い込み、レバーを入れることで味の深みは倍加する。

 




大根と土佐酢が素晴らしい「鶏皮ポン酢」。




とりわけ印象深かったものに絞って紹介する。

土佐酢を使った「鶏皮ポン酢」が忘れられない。カリッと香ばしく焼き上げた鶏皮に、大根を絡めてあるのだが、これが大根おろしと大根のみじん切りのミックスなのである。このみじん切りのシャリシャリするところが、口腔内に想像以上の喜びをもたらす。土佐酢の按配も見事だ。

 




「長州鶏のレバー」のレバーもプルンと半生で見事な火入れである。これも薪火だ。弾力があるのに、口の中でクリーム状に溶けていく。もちろん、レバーの臭みはどこにもない。

野菜と薪火の相性が素晴らしく、特に「薪焼きの椎茸」が絶品だった。じんわりと焼いて塩を振ったシンプルな調理法で、こんなにジュースが溢れるようになるなんて! 椎茸は茨城県古河市「安喰きのこ園」のものなのだが、なんとここで使われている薪も同じ山から切り出したものだ。まさにテロワールなんだねえ。




ジュースが凄い薪火で焼いた椎茸。





驚嘆した「比内地鶏の胸肉」

 

 

店主は「比内地鶏の旨味や上質な脂に惹かれます」と話す通り、比内地鶏に深い愛を抱く。焼いている姿を見れば、鶏を旨く焼くことに対する身を削るような想いが見て取れるだろう。パリッとした皮の旨さが際立っていた。もちろん、ジュースを閉じ込めた胸肉も凄い。

焼鳥っていいもんだなあ、というか、鶏ってこんな旨かったかと目が醒めるような体験だ。




「薪焼きのブロッコリー」は、かなり長い時間をかけて熾火の遠赤外線を当てていた。野菜の甘味に、燻(いぶ)された薪の香りが移っている。削ってかけられた鶏節(鶏を乾燥させた鰹節のようなもの)は、鶏の旨みのエッセンスで、おかげで野菜焼きが鶏料理の範疇からそれることがない。

コースの後半には、大将秘伝の日本酒が香るタレを塗った焼き物が供される。いずれも素晴らしい。

だが、これでは終わらない。〆の三品で衝撃が待っていた。




「鶏のそぼろご飯」は米の炊き上がりもいいしニラが秀逸だ。





まず、「ねぎトロ手巻き」だが、これは比内地鶏のトロ(サガリの部分にある内臓の脂)を白米と海苔で巻いたもの。脂肪にこれほどの旨みがあったんだと誰もが驚くレベルだ。と言うか、脇役になることも多い部位の美味しさを、新しい形で出してくれることに感動する。

白米は薪火にかけた羽釜で炊いたあきたこまちだ。羽釜で炊いたご飯は確かに、粒立ち、旨みと甘みに優れている。大将も、「羽釜ならではの味わいが生まれる」と言う。

 

 

次の「鶏のそぼろご飯」は比内地鶏のそぼろなのだが、薪火であぶったニラが載せてある。このニラとのコンビ―ションが、鶏油を含んだそぼろご飯を只者ではないものに仕上げていた。




実に味わい深い「比内地鶏の鳥そば」。




〆の絶品「比内地鶏の鳥そば」と衝撃のデザート

 

 

最後に出されたのが「比内地鶏の鳥そば」。蕎麦は大将自らが打つもので、蕎麦店での数年間の修業の賜物である。石臼で自家製粉にした蕎麦粉を、手打ちし手切りにした二八蕎麦だ。もりつゆは、鶏出汁とカツオ出汁を合わせて寝かせたもので、しみじみと味わいが深い。「いやー、今日の食事は素晴らしかったなあ」と、感嘆の溜息をつかせる。





それで済んだと思っていたら、最後のデザートでとどめの一撃をくらった。言葉にすれば「黒蜜のかき氷」と、何てことないのだが、これは比類なきかき氷なのである。

風味絶佳とは、このことか。

聞けば大将はかき氷が大好きなのだそうだ。繊細に削ったかき氷にミネラル豊富な天然塩と黒糖というシンプルな構成だが、コースを締め括るにふさわしい一品だ。

予約困難になるのは目に見えている。1日にたった16席のプラチナシート、行くなら今のうちしかない。

 





ひき田

住所:東京都渋谷区恵比寿南1-14-15 ラ・レンヌ恵比寿4F
営業時間:17:30~/20:30~一斉スタートの2回制
定休日:水曜日、隔週火曜日
コース価格:税込み2万円(サ別)

インスタグラム:@hikihiki07





文:石橋俊澄
Toshizumi Ishibashi

「CREA」「CREA Traveller」元編集長

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猛暑から逃れて北海道の森と湖へ。界 ポロトで過ごす涼やかな2泊3日旅
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界で巡る、温泉と土地を味わう2泊3日のゆっくり旅

2026.6.23

猛暑から逃れて北海道の森と湖へ。界 ポロトで過ごす涼やかな2泊3日旅

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取材/文:中嶋千祥(Premium Japan編集部)



夏の暑さや湿度を逃れて静かに過ごしたい。思い切ってエアチケットを取って札幌へ。空港からレンタカーを走らせること約1時間。森と湖に囲まれた界 ポロトに到着しました。そこには、ポロト湖のおだやかな風景とモール温泉、そしてアイヌ文化に触れるさまざまな体験があります。豊かな自然に囲まれながら、ゆっくりと流れる時間を味わう。そんな2泊3日の滞在を楽しんできました。





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  1. ・ 「界 ポロト」ポロト湖畔の温泉宿
  2. ・ ご当地部屋 「□の間(しかくのま)」ポロト湖と豊かな山並みの見事な眺め
  3. ・ 世界的にもめずらしいモール温泉で肌も心もとろける
  4. ・ 北海道の美味を集めた「北国の海鮮醍醐鍋会席」
  5. ・ 界のこだわり。国家資格者をスタッフに揃えたマッサージ
  6. ・ 「コタンの宵の集い」暖炉を囲み語らう夜
  7. ・ アイヌ文化を知る、触れる。界 ポロトのアクティビティ
  8. ・ 旅の記憶を持ち帰る、界 ポロトのお土産
  9. ・ 界 ポロトから空港までの寄り道ドライブ
  10. ・ 界 ポロトの2泊3日はあっという間に過ぎて行く……

「界 ポロト」ポロト湖畔の温泉宿


新千歳空港からレンタカーで約60キロのドライブの途中、息を吹き返したように鮮やかな新緑の景色が続きます。陽光がきらめき、ひんやりとした風は北海道にやってきた遅い春、そして初夏の兆しを教えてくれているようです。まるでヨーロッパの5月を思わせるこの気候こそ、求めていたもの。白老町に入ると界 ポロトはすぐそこです。




森に迷い込んだかのような、木々と小川が流れるファサード。北海道へ来たことを感じさせてくれます。小川の澄んだ水は湧き水を利用しています。



ロビーの暖炉の温もりにホッとするひととき。ソファでくつろぎながらポロト湖を眺めます。



白樺の森の中にいるようなトラベルライブラリー。アイヌ文化についての書籍が充実しています。

ご当地部屋 「□の間(しかくのま)」ポロト湖と豊かな山並みの見事な眺め




界 ポロトならではのご当地部屋「□の間」は、アイヌ文化への敬意と、ポロト湖の自然が響き合う客室です。伝統的な住居「チセ」の炉をモチーフにしたテーブルや、木彫りのオール、アイヌ文様から着想を得た壁紙など、室内のしつらえがこの土地の文化を伝えています。広い窓の向こうには木々の豊かな緑、そしてポロト湖の水面に注ぐ光。客室にいながら、アイヌの人々が大切にしてきた自然との深いつながりに触れる時間が流れます。

 

 




窓際に置かれたデイベッドに横たわり、ただ湖を見て過ごしたくなる。





露天風呂付特別室のベランダにはチェアとテーブルが置かれています。



特別室の露天風呂はポロト湖と一体となったような眺め。夜は星と、朝はうぐいすのさえずりとともにモール温泉を楽しみました。




特別室のベッドルーム。間接照明に浮かび上がる壁紙のアイヌ文様。





「連泊おこもりセット」では、ランチタイムに特製の「昼餉弁当」がお部屋に届きます。




2泊3日の旅をのんびり過ごしたいなら「連泊おこもりセット」を。また界 ポロトの茶褐色のモール温泉で染め上げた布にアイヌ文様の刺しゅうを入れる体験ができる「アイヌ文様刺しゅうセット」も付いています。




世界的にもめずらしいモール温泉で肌も心もとろける





界 ポロトの温泉は茶褐色が特徴のモール温泉。世界的にもめずらしい泉質と言われています。フミン酸、フルボ酸などを有したお湯に身体を浸すと、さらっとした淡泊なお湯のように一瞬感じました。でもしばらくすると、まるで美容液の中にでも浸っているようにうるおい、お湯が肌にまとわりつくように感じます。モール温泉が美肌の湯と呼ばれる理由です。





ポロト湖畔に佇むとんがり湯小屋にある「△湯(さんかくの湯)」。入ってすぐの湯上がり処の目の前はポロト湖です。アイヌ文化の建築「ケトゥンニ」を基本構造としたこの建物は、外から見ても中から見てもユニーク。湯上がりには冷たいお茶やアイスキャンディーも用意されています。




内湯から露天風呂へと続く、三角形の開口部。内湯は源泉かけ流しのあつ湯とぬる湯の2つの湯舟を備えています。温度の異なるお湯に交互に浸かることで心身を整えていきます。



△湯の露天風呂はポロト湖と一体になったかのよう。特に夜の露天風呂は暗闇の中で湖と空と一体化したような浮遊感があり、特別な雰囲気に包まれています。





「温泉文化いろは」は、モール温泉のことや、効果的な入浴法をわかりやすく解説してくれるアクティビティ。どこの界に泊まっても実施されているので、その土地の温泉や文化を知ることができます。




北海道の美味を集めた「北国の海鮮醍醐鍋会席」





北海道は海の幸、山の幸に恵まれたところ。せっかく来たのだから、あれもこれも食べたいという欲張りな夢を叶えてくれるのが界 ポロトの「北国の海鮮醍醐鍋会席」です。ご当地先付けの「馬鈴薯海宝盛り 山わさび」からスタート。かわいい焼き物のクマちゃんが抱えている器に入って運ばれてきました。その土地のものを、その土地らしく食べる。これぞ旅の醍醐味。界 ポロトの世界観がここにも生きています。




地元の作家さんが作るクマちゃんの焼き物を使った楽しいプレゼンテーション。馬鈴薯のすり流しはとてもなめらかでクリーミー。すり流しに隠れている山わさびをよく混ぜると、また違った味わいに。





界 ポロトの宝楽盛りは、イタオマチプというアイヌ文化に伝わる丸木舟の形を模した器に盛られてきます。色とりどりの八寸、お造り、酢の物まで目にも楽しい。




台の物は北海道の海の幸がたっぷりと入った「北国の海鮮醍醐鍋」。海鮮の旨味十分です。実はこの鍋、この後、出汁咖哩に変身します。 お腹いっぱいのはずなのに、食が進んでしまうのはカレーのせい。札幌名物のスープカレーをアイディアに作られたそうです。



界スタッフがセレクトした北海道の日本酒がずらり。好みを伝えると親切に相談に乗ってくれます。土地のお酒と食も、旅の楽しみです。





界のこだわり。国家資格者をスタッフに揃えたマッサージ




温泉旅館の楽しみのひとつは、湯上がりのマッサージでは? 界のマッサージを今回初めて体験してみて驚きました。通常、マッサージ師は外部に委託するのがほとんどですが、界では国家資格者を界のスタッフの一員として迎え入れているのです。その徹底したホスピタリティに驚きました。




今回担当してくださった工藤さん。重点的に施術してほしい部位など、カウンセリングもしっかり。とても安心してお願いできました。揉み返しもなく、コリもほぐれて軽やかになりました。界のマッサージ、高レベルです。





「コタンの宵の集い」暖炉を囲み語らう夜






暖炉にはセレクトされたお酒が準備されていました。その日の気分で飲み方も選べます。



暖炉を囲みながら、お酒が準備されていく様子。アイヌ文化に想いを馳せながら、夜を楽しみます。


この日はジンのソーダ割をオーダー。スモークチーズとスモークナッツと合わせて。



アイヌ文化を知る、触れる。界 ポロトのアクティビティ





「界 ポロトスタッフが案内するウポポイ園内ツアー」

界 ポロトでは、宿泊者限定の特別な体験として、隣接する民族共生象徴空間「ウポポイ」を巡る「界 ポロトスタッフが案内するウポポイ園内ツアー」を実施しています。

 

湖畔の朝の澄んだ空気の中、園内を歩くひとときは、この滞在で感じたアイヌ文化への興味を、より深い理解へと導いてくれます。アイヌ文化や歴史の背景、人々の自然観や暮らしについて知ることで、この土地の風景そのものが違って見えてくるでしょう。ツアーの参加者には、一人ひとりに合わせてスタッフが選んだ「アイヌ語カード」をプレゼント。また、界 ポロトとウポポイそれぞれのフォトスポットで撮影した写真を収めた記念アルバムも用意されています。旅の思い出だけでなく、この地で出会った文化との小さな縁を持ち帰ることのできる、心に残る体験です。









アイヌの伝統的な家屋「チセ」が立ち並ぶエリア。




この日はチセの中で、イナウを作っているところを見学することができました。イナウとは、ヤナギ類などの木の表面を刃物で削り、薄い削掛(けずりかけ)をたくさんつくりだした祭具です。

ウポポイ(民族共生象徴空間)
国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設などで構成された体験型フィールドミュージアムです。博物館の展示を見て学び、交流体験ホールで「アイヌ古式舞踊」や、ムックリ演奏などのアイヌ民族の芸能を見ることができます。アイヌ文化に触れたあとはポロト湖散策、フードコートで北海道の味も楽しめます。
https://ainu-upopoy.go.jp/







「イケマと花香の魔除けづくり」

アイヌ民族が古くから魔除けの植物として大切にしてきた「イケマ」。この体験では、イケマにコーンフラワーやよもぎ、カレンデュラなどのハーブを組み合わせて作ります。

 

素朴でやさしいドライハーブの香りに包まれながら完成した魔除けには、旅先で過ごした時間や記憶も一緒に閉じ込められていくようです。暖炉を囲んで参加者が思い思いに手を動かす光景も、この体験の魅力のひとつ。アイヌ文化に触れながら、この旅を思い出させてくれる自分だけのお土産になります。




青色のハーブはコーンフラワー、よもぎ、黄色のハーブはカレンデュラです。





包んだときにハーブの色がきれいに見えるように、考えながら入れていきます。



魔除けを包むのが難しいかもと心配しましたが、折り紙の要領で作れました。界のスタッフが親切に教えてくれるので大丈夫です。




旅の記憶を持ち帰る、界 ポロトのお土産


界の旅でいつも楽しみにしているのがショップです。そこには、スタッフが自らの足で見つけた、その土地ならではの品々が並んでいます。界 ポロトにも、白老町らしさを感じるお土産が数多く揃っていました。

 




昭和に爆発的に流行った木彫りのクマさんですが、界 ポロトがセレクトした白老町のやまだ民芸社のクマさんは、あの頃のものとは一線を画しています。このクマさんたちの表情も仕草もなんだかとっても愛らしい。思わず一頭、連れ帰ってきました。



アイヌ文化を象徴する文様を刺しゅうして額装してあります。独特の文様の美しさ、手仕事の素朴さが、現代のインテリアにもマッチしそう。



客室にも出されている、界 ポロトのオリジナルお菓子イヨマンテ。ちょっぴり塩味のサブレにハスカップのクリームがサンドされています。エント茶は、北海道に自生するシソ科の野草茶。さわやかですっきりとした味わいが人気。





界 ポロトから空港までの寄り道ドライブ

 




マザーズ+ https://www.mothers-egg.com/

チェックアウトは11時。飛行機の時間に間に合うように車を走らせます。白老町でカフェなどあればとスタッフに相談したら、教えてくれたのが「マザーズ+」。白老町の養鶏場の新鮮なたまごをたっぷり使ったシュークリームが有名で、週末には売り切れてしまうことも。広大な敷地には、ベンチなども置かれており、お天気が良ければ外で食べたくなる心地よいカフェです。




ノーザンホースパーク https://www.northern-horsepark.jp/

空港近くにある「ノーザンホースパーク」では、馬とふれあえるさまざまなアクティビティやイベントが用意されています。見学できる厩舎もあり、馬たちの様子を間近で見ることができます。道中には広々とした農地や牧場が広がり、北海道らしい風景を楽しめるのも魅力です。空港からのアクセスがよく、出発前や到着後の時間を利用して立ち寄りやすいため、旅の予定にも組み込みやすいスポットです。

 









界 ポロトの2泊3日はあっという間に過ぎて行く……

 





モール温泉に身をゆだねながらポロト湖を眺めていると、耳に届くのは鳥たちのさえずりと、風が木々を揺らすかすかな音だけ。湖面を渡る風と静寂に包まれ、いつの間にか心の緊張がほどけていきます。それだけでも、ここまで足を運んだ価値があったと思えるほどです。白老町では、気温が30度を超える日はひと夏に数えるほどしかないのだとか。界 ポロトで過ごす時間は、都会の厳しい暑さや慌ただしい日常から距離を置き、心身をゆっくりと休ませるのにふさわしい夏の休暇となるでしょう。


















◆界 ポロト

北海道でも四季が鮮やかな白老町・ポロト湖畔に建ち、スタイリッシュなデザイナーズ建築が印象的な、全室から湖を望める湯宿です。アイヌ民族の建築から着想を得た、とんがり湯小屋の「△湯(さんかくのゆ)」とドーム型の「〇湯(まるのゆ)」では、植物由来の有機質を含むモール温泉に浸れます。アイヌ文化への敬意と、豊かな自然に抱かれ、環境と共生する温泉旅館です。

界 ポロト 2泊のすすめ

温泉を存分に楽しみ、心身ともにリフレッシュするには1泊ではもったいない。ゆっくりのんびり滞在する2泊3日をおすすめ。心ゆくまで旅の時間を楽しむ連泊滞在をご提案します。

界 2泊のおすすめ https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/sp/renpaku_kai/


◆界ブランドとは
界は、星野リゾートが運営する日本初の温泉旅館ブランドです。現在、全国 24か所に展開しており、今後数年かけて日本有数の温泉地に約 30 か所展開し、日本旅の拠点となることを目指しています。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに趣のある心地よく快適な空間で、ホスピタリティ溢れるスタッフが旅の醍醐味である「地域」や「季節」へこだわり、その土地ならではの旅の提案をするブランドです。

photos by Natsuko Okada

text by Chisa Nakajima

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オールグルテンフリーの「夏庭のアフタヌーンティー」を8月末まで提供中

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オールグルテンフリーの「夏庭のアフタヌーンティー」を8月末まで提供中
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ザ・キタノホテル東京「ティーラウンジ佳風」の新メニュー

2026.6.19

オールグルテンフリーの「夏庭のアフタヌーンティー」を8月末まで提供中

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「ザ・キタノホテル東京」のオールデイダイニング「ティーラウンジ佳風」では、季節ごとに装いを変えたアフタヌーンティーセットを展開中。今回、新メニュー「夏庭のアフタヌーンティー」が登場し、8月末まで提供中だ。

「ティーラウンジ佳風」のアフタヌーンティーセットは、スイーツ、セイボリーのすべてのアイテムがグルテンフリー。健康面でのメリットはもちろん、おいしさを最優先にしたクオリティの高さで多くの支持を集めている。


新メニュー「夏庭のアフタヌーンティー」は、明るい季節のイメージに、日本の夏の風情も添えたキタノらしいセット。

スイーツ8品&セイボリー5品には、くずきりメロン、メロンショートケーキ、パッションフルーツの水羊羹、白桃のムース、そば粉のガレット 夏野菜のラタトゥイユ、米粉パンケーキ 生ハム&メロンなど、夏を感じさせる食材をメインにしたメニューをラインナップ。さらに、吉野葛や大葉なども取り入れ、異なる味わいや香り、食感を織り交ぜることで、最後まで軽やかに楽しめる内容となっている。

あなたも、茶室をイメージした落ち着きのある空間で、涼やかな午後のひとときを楽しんでみてはいかが。

◆夏庭のアフタヌーンティー
【期間】2026年8月31日まで
【場所】オールデイダイニング「ティーラウンジ佳風」 ザ・キタノホテル東京2階
    東京都千代田区平河町2-16-15
【時間】平日15:00~18:00、土日祝12:00~18:00
【料金】一人7,500円(税込み、サービス料15%別)
※詳細は公式サイトを要確認

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旬の果実が主役。16種類の夏限定スイーツが登場

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旬の果実が主役。16種類の夏限定スイーツが登場
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グランド ハイアット 東京「サマースイーツ コレクション」

2026.6.18

旬の果実が主役。16種類の夏限定スイーツが登場

グラススイーツ 全8種 各1,200円(2026年9月15日までの期間限定販売)

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グランド ハイアット 東京の「フィオレンティーナ ペストリーブティック」では、シャインマスカットやマンゴー、ピーチなど旬のフルーツをふんだんに使用した「サマースイーツ コレクション」を、2026年9月15日(火)まで販売中だ。




ラインナップは全16種類。涼やかなグラススイーツをはじめ、厳選食材で仕立てたプレミアムショートケーキ、手土産にも最適なスイーツアソートボックス、アイシングクッキーやマカロンなど、多彩な夏限定スイーツがそろう。


クレームアンジュ ピーチスープ 1,200円(2026年9月15日までの期間限定販売)


マンゴープリンアラモード 1,200円(2026年9月15日までの期間限定販売)


なかでも目を引くのが、毎年人気を集めるグラススイーツ「ベリーヌ」。今季は、シャインマスカットやピーチ、マンゴー、メロンなどのサマーフルーツにゼリーやムースを重ねた全8種を展開。スープ仕立てのフレッシュピーチを使った「クレームアンジュ ピーチスープ」や、南国感あふれる「エキゾチック ティラミス」、「マンゴー プリンアラモード」など、涼を誘う新作が並ぶ。


グランド プレミアム ショートケーキ (左から)ミックスベリー、マンゴー、ピーチ 各2,200円(2026年9月15日までの期間限定販売)


また、上質な食材を用いた「グランド プレミアム ショートケーキ」シリーズからは、マンゴー、ピーチ、ミックスベリーの3種が登場。旬の果実の魅力を引き出した、ワンランク上の味わいを楽しめる。


サマー ピッコロガット 2,700円(2026年9月15日までの期間限定販売)


アソートショートケーキ 4個セット 2,500円(2026年9月15日までの期間限定販売)


このほかにも、ひと口サイズのスイーツを詰め合わせたアソートボックスや、4種のショートケーキを食べ比べできるセットもラインナップ。ヨーヨーや金魚すくいの巾着など、夏らしいモチーフを描いたアイシングクッキーや、イルカや花火をあしらったマカロンもそろい、ギフトにもぴったりだ。


サマー アイシングクッキー 4枚セット 2,000円(2026年9月15日までの期間限定販売)


サマー マカロンアソート 3個 2,200円/6個 4,400円(2026年9月15日までの期間限定販売)


みずみずしい旬の果実を主役にした、涼やかで華やかなスイーツの数々。夏ならではの贅沢なティータイムを楽しんでみては。

関連リンク

「サマースイーツ コレクション」詳細
グランド ハイアット 東京 公式サイト

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第二回 神保町・ランチョン「手でつまめるシチューを作ってくれ」—元首相・吉田茂の長男のわがままから生まれた、名物ビーフパイ

2026.06.16
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第二回 神保町・ランチョン「手でつまめるシチューを作ってくれ」—元首相・吉田茂の長男のわがままから生まれた、名物ビーフパイ
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栗下直也の東京酔歩 偉人と歴史の裏路地

2026.6.17

第二回 神保町・ランチョン「手でつまめるシチューを作ってくれ」—元首相・吉田茂の長男のわがままから生まれた、名物ビーフパイ

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経済記者出身でありながら、なぜか酒にまつわる執筆が多い栗下直也。そんな栗下が、かつての偉人たちが愛した酒場を訪ね歩く。政治家や文豪、実業家たちはどんな酒を飲み、何を語り、どのように夜を楽しんでいたのか。実際に店を訪れ、その酒と歴史を味わいながら、偉人たちの日々を垣間見る“大人の酒場紀行”である。

 

第二回は元首相・吉田茂の長男であり、英文学者・小説家の吉田健一が愛した神保町の「ランチョン」である。



元首相・吉田茂の長男、吉田健一はどこまで知られた人物か

 

 

仕事柄、昔の新聞記事をよく読む。先日、2000年の日本経済新聞をめくっていたら(いや実際にはデータで見ていたのだが)、ある一文が目に飛び込んできた。

「吉田健一とは言うまでもなく評論『英国の文学』や中編『金沢』を代表作とする批評家兼小説家のこと——」





「言うまでもなく」が気になりまくる。書いたのは英文学者の富士川義之氏。果たして、その記事から四半世紀たった、今となっても吉田健一は「言うまでもなく」の存在なのだろうか。いや、そもそも当時だって本当にそうだったのか、やや怪しい。




念のため記しておくと吉田健一(1912〜1977)は英文学者にして批評家、そして小説家でもある。代表作『英国の文学』は英文学者にとって一種の聖典で、「文学が喜びである」ことを教えてくれる本である。というのが一般的な説明になるが、正直、作品を読んだことのある人より、父が総理大臣の吉田茂であることや、戦前にケンブリッジへ留学したエリートだということのほうで知っている人のほうが多いだろう。







これだけ書けばもう十分にお腹いっぱいだが、まだ続きがある。そしてこれが本題である。同時にとびきりの食通でもあった。「加賀料理」という呼称は彼の名付けだという説まである。毎年2月になると金沢の料亭「つば甚」に通い、犀川を眺めながら盃を傾けた。つまり、何を書いているかはよくわからないが、育ちが良く、そもそも生活の心配がいらない、絵に描いたような数寄者である。書いていて若干腹が立ってくる。




そんな絢爛たる経歴を持つ吉田が、意外にも足繁く通った店が神保町にある。創業明治42年(1909年)のビアレストラン「ランチョン」だ。中央大学で教鞭をとっていた吉田は、講義のある日には決まってこの店の窓際の席に陣取った。「立ち寄った」と言いたいところだが、それは正確ではない。講義の前から悠々と飲んでいたというから、「立ち寄った」のではなく「座り込んだ」のである。そういう先生に教わってみたかった気もするし、しんどそうな気もする。







平日の午後4時、ジョッキとビーフパイ

 

 

平日の午後4時。神保町駅の出口を上がり、靖国通りを少し歩くと、洋食屋というよりは英国のパブと見まごう、重厚な構えの店が現れる。

 

 

店内に足を踏み入れると、意外にも先客は一組。年配の3人グループが、窓際で静かにジョッキを傾けていた。靖国通りの賑わいを窓越しに眺めながら、仕事を気にせず、平日の午後に飲む生ビール——これ以上の贅沢を私はあまり知らない。というか、仕事はどうしたんだと突っ込まれそうだが、この背徳感が酒をうまくする。





ハイボール派の私でも、ここではまずは生ビール。ランチョンの生ビールは、代々その注ぎ方を店主しか伝授されない決まりがあるという。きめ細かい泡の乗ったジョッキが運ばれてくる。一口飲むと、キレとコクのバランスが心憎い。明治42年の開店当時、東京には洋食屋が2軒しかなかったというから、生ビールを供する店ともなれば、ほとんど異界の入口のような存在だったに違いない。

 

ちなみに店名は、当時近所にあった東京音楽学校(現・東京藝術大学)の学生たちが「店に名前がないのは可哀想だ」と勝手につけてくれた。命名の動機が「可哀想だから」というのも、店名にこだわりまくる今では想像できないが、明治っぽくていい。







つまみは迷わずビーフパイを頼む。さくりと焼かれたパイ皮にナイフを入れると、湯気とともに濃厚なビーフシチューが現れる。1週間かけて仕込むデミグラスソースを使ったシチューにとろみをつけ、パイ皮で包み、油で揚げてからオーブンで焼き上げる。手間のかかった一品である。

 

 

そしてこのビーフパイ、実は吉田健一の注文から生まれている。



吉田は好物のビーフシチューを「手でつまめるようにできないか」と当時の三代目店主に相談した。なぜ、そんなことを頼んだかというと、話に夢中になって、食器を使うのが面倒だったからである。英文学者にしてケンブリッジ帰り、吉田茂の長男たる紳士が、手づかみでたべたがる。シチューくらいおとなしくスプーンつかって食べろよと思うのだが、いつの時代も上客のリクエストは無視できない。試行錯誤の末に完成したのがこのビーフパイで、昭和40年代のことだという。







彼の定席は決まっていて、奥の右から二列目だった。木曜の午後1時、すでに編集者が3、4人集まってジョッキを傾けている。そこに吉田が現れ、「これは出版社のおごりですよ、僕からじゃありませんよ」と豪快に笑う。ヴァレリーやジッドの逸話を語っては「けけけ」と笑い、若手にどんどん飲めと勧めては「払うのは僕じゃないからね」と笑う。殿様の鷹揚さと子供の無邪気さを併せ持っていた人らしい。

 

 

午後の部が終わると、「こんどはリプトンの時間だな」と切り出す。お洒落な英国紳士のティータイム——かと思いきや、運ばれてくるティーカップの中身はダブルのウィスキーである。ジョッキ2杯のあとにウィスキー・ダブル、これを「リプトン」と呼ぶ感覚には、何だか好意を抱いてしまう。確かに色は紅茶に似ている。









逸話には事欠かない。ある時、ランチョンが火事になった。2階から炎が立ち上るなか、1階で悠然とビールを飲み続けていた大男がいた。消防士が「危険ですから逃げてください」と促しても、「まだ……、大丈夫」と落ち着いて答えた。それが吉田健一だったという話まで伝わっている。全くもって大丈夫ではない。こうした話は尾ひれもついていようが、こんな伝説が生まれること自体、吉田がこの店でいかに「自分の場所」を確立していたかを物語る。




変わるもの、変わらぬもの

 

 

神保町は、変わり続けながら変わらない街である。

 

 

幕府の昌平坂学問所が湯島にあった時代から、この界隈には書を扱う店が点在していた。明治になって近隣に法律学校が次々と建ち、それらが明治、法政、中央、専修といった大学に発展していくと、神保町は学者と学生の街となった。今でも百数十件の古書店が営業する、世界でも稀有な街である。


考えてみればこの街には、変わらないものを愛する人が集まる。古書を漁る人々は、絶版になった本、もう書かれることのない作家の文章を求めて店から店へと巡る。彼ら彼女らにとって「変わらない」ことは美徳である。新刊書店なら、目当ての本がなければ「取り寄せます」となるところを、古書店では「縁がなかった」と諦める。それが古書好きの作法というものだ。


ランチョンはその街の真ん中で、関東大震災で焼け、太平洋戦争の空襲を奇跡的に免れ、件の火事までくぐり抜けて、現在に至っている。明治の昔から同じ場所で、同じ流儀でビールを注ぎ続けている。この店の窓際の席は、世界がどんなに変わっても帰ってこられる場所なのだろう。吉田もきっとそうだった。

 

 

2026年の今、吉田健一が「言うまでもない」存在かどうかは、正直よくわからない。けれども彼が愛したビーフパイの味は、今もなお、言うまでもなくうまい。



本日のおすすめ

 

アサヒ生ビール(480cc) 770円
アサヒ黒生ビール(480cc) 790円
ハイボール(ブラックニッカクリア) 650円
ハイボール(ダブル)950円

ビーフパイ 1600円
スモークサーモン1500円



店舗情報

ランチョン

住所:東京都千代田区神田神保町1-6
営業時間:火~金 11:30~21:30 土 11:30~20:30

アクセス:東京メトロ他各線「神保町駅」A5出口より徒歩約1分
JR他各線「御茶ノ水駅」より徒歩約10分
JR他各線「水道橋駅」より徒歩約10分

 

栗下直也 Naoya Kurishita

1980年生まれ、東京都出身。著述業、書評家。横浜国立大学大学院国際社会科学研究科経営学専攻修了後、専門誌をへて独立。経済記者出身でありながら、なぜか酒がらみの文章が多い。著書に『人生で大切なことは泥酔に学んだ』(左右社)『偉人の生き延び方 副業、転職、財テク、おねだり』(同)、『政治家の酒癖 世界を動かしてきた酒飲みたち』(平凡社新書)、『得する、徳。』(‎ CEメディアハウス)がある。

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ランチョン 公式サイト

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2026年本当に美味しい日本酒 純米酒・純米吟醸・純米大吟醸・泡盛……SAKE COMPETITION 2026発表

2026.06.13
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2026年本当に美味しい日本酒 純米酒・純米吟醸・純米大吟醸・泡盛……SAKE COMPETITION 2026発表
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2026年本当に美味しい日本酒 純米酒・純米吟醸・純米大吟醸・泡盛……SAKE COMPETITION 2026発表

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「ブランドではなく、本当においしい酒を選ぶ」。

 

 

そんな理念のもと2012年にスタートしたSAKE COMPETITIONは、銘柄や蔵元名を伏せたブラインドテイスティングによって酒質のみを評価する日本最大級の日本酒コンペティションが2026年も行われた。出品対象は実際に購入できる市販酒のみ。純粋に“飲んでおいしい酒”を選ぶ場として、酒販店や飲食店、そして日本酒ファンから高い信頼を集めている。







今年度は世界中の367蔵から、清酒1,139点、泡盛51点、合計1,190点が出品された。審査部門は「純米酒部門」「純米吟醸部門」「純米大吟醸部門」「SUPER PREMIUM部門」「モダンナチュラル部門」の5部門に加え、2026年秋に予定される首里城正殿復興を記念した特別枠として「泡盛部門」を新設。日本酒のみならず、日本の伝統的な酒文化全体に光を当てる大会へと進化を続けている。








今年の結果を象徴する存在となったのは、奈良県・今西酒造の「みむろ杉」だ。

 

 

純米酒部門では「みむろ杉 ろまんシリーズ Dio Abita(ディオアビータ)」が第1位を獲得。さらに純米吟醸部門でも「みむろ杉 ろまんシリーズ 純米吟醸 山田錦」が第1位に輝き、二冠を達成。加えて純米酒部門6位、純米吟醸部門3位にもランクインし、その安定した酒質の高さを印象づけた。

その功績が評価され、今西酒造は「TAKANAWA GATEWAY CITY グランドオープン記念 最優秀蔵元賞」を受賞。まさに2026年大会を代表する蔵となった。

 

 

では順位を紹介しよう。






純米酒部門

 

 

先にも述べたように、1位は1660年創業、奈良県桜井市の今西酒造が醸す「みむろ杉 ろまんシリーズ Dio Abita(ディオアビータ)」。

古来より酒の神様として信仰される日本最古の神社・大神神社のお膝元で酒造りに取り組む今西酒造。十四代目の今西将之氏によれば、「軽く美味しい酒造り」を追求しており、本銘柄はその原点となる酒だという。

昨年は大神神社の参道に新たな酒蔵を開業し、多忙な一年だったが、蔵人たちと力を合わせて結果を残せたことに安堵していると語った。果実のようなジューシーさとふくよかな甘み、ラムネを思わせる吟醸香が特徴。

 





2位 ささまさむね 特別純米/笹正宗酒造株式会社(福島県)
3位 あさまやま 夏純/浅間酒造株式会社(群馬県)
4位 楽器正宗 純醸/合名会社大木代吉本店(福島県)
5位 松の司 生酛純米酒/松瀬酒造株式会社(滋賀県)
6位 みむろ杉 ろまんシリーズ 特別純米辛口 露葉風/今西酒造株式会社(奈良県)
7位 清嘹 舞風 純米酒/株式会社町田酒造店(群馬県)
8位 あたごのまつ 特別純米/株式会社新澤醸造店(宮城県)
9位 雨後の月 純米酒 呉未希米八反錦/相原酒造株式会社(広島県)
10位 陣屋 特別純米/有賀醸造合資会社(福島県)







純米吟醸部門

 

 

1位は純米酒部門に続き、今西酒造(奈良県)の「みむろ杉 ろまんシリーズ 純米吟醸 山田錦」が受賞。二冠達成は2014年以来初となる。

今西氏は、先代である父の逝去後、28歳で蔵を継承。当時は酒蔵も老朽化し、将来への不安を抱えていたという。そんな中、2014年に宮泉銘醸(福島県会津若松市)がSAKE COMPETITIONで二冠を達成したことを知り、「いつか自分たちも」と蔵人たちと努力を重ねてきた。その夢が実現したことに深い感慨を示した。





2位 勝山 KIRAKIRA/仙台伊澤家 勝山酒造株式会社(宮城県)
3位 三諸杉 純米吟醸/今西酒造株式会社(奈良県)
4位 楽器正宗 愛山中取り/合名会社大木代吉本店(福島県)
5位 天賦 純米吟醸/西酒造株式会社(鹿児島県)
6位 会津娘 純米吟醸「穣」松原8/株式会社髙橋庄作酒造店(福島県)
7位 楽器正宗 雄町中取り/合名会社大木代吉本店(福島県)
8位 紀土 純米吟醸/平和酒造株式会社(和歌山県)
9位 松の司 純米吟醸 楽/松瀬酒造株式会社(滋賀県)
10位 天美 純米吟醸 蛍天/長州酒造株式会社(山口県)






純米大吟醸部門

 

 

1位は広島県広島市の相原酒造が醸す「雨後の月 純米大吟醸」。香りの華やかさだけではなく、透明感とバランスを兼ね備えた完成度の高い酒質が評価された結果といえる。代表の相原章吾氏は、うちの技術の礎のようなクラシックな酒だと説明し、今回の受賞で全国の人に知ってもらういい機会になると受賞を喜んだ。

また、杜氏の相原章吾氏は40歳以下の若手醸造責任者を対象とする「ダイナースクラブ若手奨励賞」も受賞。次世代を担う造り手として大きな注目を集めている。




2位 山和 純米大吟醸/株式会社山和酒造店(宮城県)
3位 太平山 純米大吟醸 天巧/小玉醸造株式会社(秋田県)
4位 愛友 純米大吟醸 備前雄町/愛友酒造株式会社(茨城県)
5位 后 50 Black/吉乃友酒造有限会社(富山県)
6位 紅花屋重兵衛 雪女神/古澤酒造株式会社(山形県)
7位 東洋美人 壱番纏/株式会社澄川酒造場(山口県)
8位 松の司 純米大吟醸 黒/松瀬酒造株式会社(滋賀県)
9位 天鷹 有機純米大吟醸 槽搾り原酒/天鷹酒造株式会社(栃木県)
10位 来福 純米大吟醸 愛山/来福酒造株式会社(茨城県)











SUPER PREMIUM部門

 

 

特定名称酒に限らず、720mLで小売価格10,000円(税別)以上、または1,800mLで15,000円(税別)以上の清酒を対象とする部門。

 

 

1位 而今 特等雄町/木屋正酒造株式会社(三重県)
2位 東洋美人 志荘/株式会社澄川酒造場(山口県)
3位 くどき上手 命 斗瓶囲大吟醸/亀の井酒造株式会社(山形県)

 

 






モダンナチュラル部門

 

 

純米酒かつ「生酛・山廃・菩提酛」の清酒を対象とし、精米歩合は問わない。2025年7月1日〜2026年6月30日に醸造された市販清酒が出品対象となる。

 

1位 たちばなや 純米吟醸/合名会社川敬商店(宮城県)
2位 萩原 山廃純米/萩原酒造株式会社(徳島県)
3位 試験醸造2025 Type-Kimoto/城陽酒造株式会社(京都府)
4位 神開 純米原酒 水酛/藤本酒造株式会社(滋賀県)
5位 久比岐 和希水 生酛/頚城酒造株式会社(新潟県)








特別賞

 

 

ダイナースクラブ若手奨励賞

次世代の造り手を応援するために創設された賞。各部門GOLD受賞蔵の40歳以下の若手醸造責任者・杜氏から選出される。

受賞酒
「雨後の月 純米大吟醸」
相原酒造株式会社(広島県)
杜氏:相原章吾氏

 

 

JAL空飛ぶSAKE賞

国内でも流通量が限られ、海外の人々にも知ってほしい酒を選出。

受賞酒
「たちばなや 純米吟醸」
合名会社川敬商店(宮城県)

 

 

TAKANAWA GATEWAY CITY グランドオープン記念 最優秀蔵元賞

今西酒造株式会社(奈良県)
代表銘柄:みむろ杉

 

 

実行委員長賞

SAKE COMPETITION実行委員長・長谷川浩一氏が審査中に最も高く評価した1本に贈られる賞。

受賞酒
「吉田蔵u 百万石乃白」
株式会社吉田酒造店(石川県)



泡盛部門

 

 

首里城正殿の再建を記念して新設された特別部門。一般酒、古酒、未来の泡盛(泡盛を主原料としたスピリッツ・リキュールなど)を対象とする。



古酒部門・総合1位
GOLD  ZANPA TORAKICHI 2022/有限会社比嘉酒造(沖縄県)

 

一般酒部門
GOLD  The IZENA 44度 新酒/合資会社 伊是名酒造所(沖縄県)
GOLD  南都神泉30度 新酒/上原酒造株式会社(沖縄県)
GOLD  御酒 -うさき- 30度 新酒/瑞泉酒造株式会社(沖縄県)

 

未来の泡盛部門
GOLD  残波青切りシークヮーサー/有限会社比嘉酒造(沖縄県)
GOLD  請福パッションフルーツリキュール/請福酒造有限会社(沖縄県)







今年の結果から見えてくるのは、派手な個性だけではなく、食事とともに楽しめるバランス感覚を備えた酒が高く評価される傾向だ。

 

上位には「みむろ杉」「雨後の月」「松の司」「楽器正宗」など、近年の日本酒シーンを牽引する実力蔵が並ぶ一方、地方の中小規模蔵の健闘も目立った。





受賞酒は売り切れが続出する傾向があるため、手に取る機会があれば、ぜひ試して欲しい。

 

 

 

 

Text by Yuko Taniguchi

 

 

 




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