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旅館の矜持 THE RYOKAN COLLECTIONの世界
2025.8.15
神々の住まう宿「旅館 神仙」の佐藤久美女将 ここにしかない美味と、磨き抜かれたサービスに心和む。
女将の佐藤久美さん。正門のしめ縄から一歩中に入ると、結界に入ったように空気感が変わる。
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「ザ・リョカンコレクション」に加盟する旅館の女将や支配人を紹介する連載「旅館の矜持」。今回は宮崎県高千穂町に位置する「旅館 神仙」女将・佐藤久美さんをご紹介する。
高千穂町は神話の町だ。天照大神(アマテラスオオミカミ)が隠れた天岩戸(あまのいわと)があり、それを解決するために八百万の神が集まった天安河原(あまのやすかわら)の大洞窟がある土地でもある。
また、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天界から降り立った天孫降臨の地だ。霊感ってものには縁がなくても、何となく‶神域〟を感じてしまう人もあるようだ。
今回紹介する「旅館 神仙」にしても、インフルエンサーたちがインスタに投稿する際に、「#神様のいる旅館」などのハッシュタグをつけたりする。
佐藤久美さんは、高千穂随一の名旅館の看板女将である。明るく朗らか。
東京から向かうと、阿蘇くまもと空港から車で1時間20分、女将に会った瞬間に心がほぐれる。
若女将から女将へ
佐藤さんは直系の2代目であるから、女将になったのは自然なことでもある。
「母が初代の女将として旅館に出ていて、私は若女将の時代がありました。17年前のあるとき、楽天トラベルの『女将さん‶おもてなしの心″コンテスト』への参加を楽天さんから打診されまして。父が、『母ではなくて、お前が出なさい』と言うので、私が応募したのです。日本全国、北海道から沖縄まで、自薦他薦で宿の女将さんが30数名出まして、オンラインでの投票でしたが、私が優勝してしまいました。そこからは、若女将の若が取れて、女将となり、母は裏方に回りました」
こうして30代の女将が誕生した。
「30代前半の女将さんて、なかなかいないじゃないですか。50代でも若いぐらい。ですから、もの凄くハードルが高くて、とても思い悩んだ時期もあったんですよ。最初の5~6年はいちばん辛かったです……。とは言え、いまだにお客様の前に出るときには緊張しますけれども」
女将っぷりは堂に入っているのでご安心を。
でも、なぜ「#神様のいる旅館」?
「旅館の敷地内に入られただけで、『結界が張られたような空気感があるね』とお客様に言われることが多いですね。『部屋で座敷わらしに会った』とお話しになる方もいらっしゃいます。みなさん、お化け系の怖い話じゃなくて、とても楽しそうなんです」
筆者の前には出てくれなかったが。
「露天風呂付和洋 月詠」の縁側はとても落ち着く。
祖母が始めた10室の旅館
この「旅館 神仙」、今でこそ押しも押されもせぬ名旅館であるが、そこに至るまでの道は決して平坦ではなかったようだ。女将の話に耳を傾けよう。
「この場所で旅館を始めたのは私の祖母です。1973年8月のことでした。当時の国鉄が1970年に、個人旅行の拡大を狙ってディスカバー・ジャパンというキャンペーンを始めたときに、宮崎県はハネムーン客で人気になりました。高千穂の町は世間でそこまで認知されていなかったのですが、そのときから人がどっと押し寄せるようになって、町には宿の部屋がぜんぜん足りなくなってしまったのです」
その機を捉えたのが祖母だった。
「10部屋で旅館をスタートしました。一部屋の間取りは6畳一間。大浴場が一つあるだけで、お手洗いは共用でした。民宿とも旅館ともどっちともつかないような宿でしたね(笑)。宿の始まりがこうですから、もー、懼れ多いことばかりで、『ザ・リョカンコレクション』に混ぜていただいただけで光栄なんです」
「もー」と身悶えする女将が可笑しい。
「露天風呂付洋室 和楽」の室内。ベッドの寝心地は抜群だ。
社長の一大決心
時計の針を今から50年ほど巻き戻す。この宿にとってのキーマンは、女将の父親・佐藤功宏氏だった。
「祖母からの要請で、父は大学を中退して郷里に戻りました。ちょうど20歳の頃です。当時お付き合いをしていた19歳の母を連れてきて、その何もわからない若い夫婦が旅館業を始めることになります」
父は21歳で初代社長となり、旅館の名前も「神仙」とする。しかし……。
「私と妹が生まれたころには、本当にお客さんがいなくて、旅館が私たちの遊び場でした。かくれんぼをしても、広いから絶対に見つからない(笑)」
10年後の30歳の頃に、一大決心をする。
「こういう経営をしていては、地元の似たような旅館とお客さんの取り合いにしかならない。『その状態から抜け出して、上を目指すぞ』と。純和風の方向に舵を切って、倉庫をつぶして囲炉裏のある部屋を3つ造ったり、料理も全部見直して、京風懐石のようにしました。少しずつ改装を重ねて、1985、6年には一応の形にはなっていました」
磨かれるソフト面とホスピタリティ
佐藤久美さんは中学生の頃から旅館の手伝いをしていた。結婚して一旦は外に出るが、やがて実家に戻ってくる。そして、事実上の女将になるのが冒頭のくだりだ。
「旅館を手伝い始めてからは、お客様に教えていただく方が早いので、客室にアンケート用紙を置きました。散々な書かれようではありましたが(笑)、いろいろ教えていただきました。ハード面はすぐに変えられませんが、ソフト面で出来ることから変えていきました」
そこには深いワケがあった。
「今は違うのですが、長い間、旅館に到着する寸前の道の幅が狭くて、お客様は着いたとたんに機嫌が悪いんです。『あんな道を通らせて』って。宿にいらした瞬間から怒ってらっしゃるので、そこからが勝負でした。もうマイナスからのスタートなので、一生懸命にみんなで盛り立てて、最後に帰られるときには、『ワハハ』というところまで持っていく。笑ってお帰りいただく、それが目標ですから。だから、ソフト面は非常に磨かれましたね(笑)」
現在は異常なほど幅の広い道から駐車場に入れるのだが、ナビに従うとその‶客を不機嫌にさせた細い道″に導かれ、坂の上からの下りの導線になってしまう。だからであろうか、上から車で降りてくると、下の駐車場で待機していたスタッフ2人が猛暑の中、坂を駆け上がってきた。確かに、極めてにこやかで丁重で、「なに、この歓待ぶりは?」と思ったほどだ(笑)。
鬼八塚のある庭「仙乗苑」の太鼓橋上にて。米国人から、この橋の上でサプライズの求婚の演出を頼まれたことも。
庭をいじり包丁も握る社長
父である社長の変革は続いた。
「現在、客室は15室ですが、一つとして同じしつらえの部屋はありません。天井もすべてが違います。設計士は埼玉県の方でしたが、細部の注文は父がしました。父は本職を入れることを嫌うんです。そのようにすると、他の宿と似てしまうからと言うのです。ですから、庭園も京都のお寺さんを独学で勉強して、地元の庭師さんに自分が思い描くイメージを伝えて造園しました」
敷地を拡張していったのも社長である。
「私が戻ってきたときには、旅館の周囲は田んぼと畑でした。カエルの大合唱がBGMでしたね。今ではうちの「はなれ」や「別邸・神庭(こうにわ)」になっています。それと、高千穂には悪行を働いていた鬼八(きはち)の伝説がありまして、退治された後に、三つに切り離されて、首塚、胴塚、手足塚の三カ所に埋められました。その胴塚がちょうど隣の敷地にあったんです。災いばかりが起きるので持ち主が売りたがっていまして、父が買い取りました」
鬼八塚を含む小さな森と庭園は、「仙乗苑(せんじょうえん)」と命名されている。
「鬼八塚を手に入れてから、ウチはうまく行っていますので、見えない何かに守られているなあって感じますね」
社長はツキもあるし、なにしろ多才だ。
「竹の垣根なんかも父がスタッフに教えながら一緒に造っていましたね。できる限り自分たちの手でと言って、庭木の剪定や庭の整備もやっていました。かつては父が、お客様にお出しする鯉を捌いたり、ヤマメの姿造りを作ったりしていました」
現在、73歳になった。
「今日も、ご希望のお客様にお出しする天然の鮎を釣りに行っています。川に腰まで浸かって、命がけです(笑)。鮎が釣れる川は近くに3本あるんですが、今日は見立川ですね」
社長がイメージして造園した本館の日本庭園にて。
社長が高千穂町に抱く郷土愛
社長の高千穂町との関わり方は珍しい。
「父は30歳で煙草をやめたのですが、ご飯が美味しくなって太った。ダイエットのために地元の運動公園で走り始めたら、高校生や陸上部の生徒さんと仲良しになりまして。それをきっかけにして、高千穂高校駅伝部の指導をすることになったのです。3年計画を立てて生徒を鍛えました。宮崎県で駅伝の名門と言えば小林高校ですが、そこに勝って全国高校駅伝大会に行ったのです。周囲からは棚ボタだと言われて、ならばと奮起して、もう一度勝ちました。この3年計画を立てた経験が、その後の旅館の経営にも活かされたそうです(笑)」
歩くことも好きだ。
「父はうちの旅館をスタートして天岩戸神社まで歩く『高千穂歩こう会』を始めたんですね。それが発展して、マラソン大会になった。やがて高千穂町を巻き込んで『神話の里高千穂マラソン大会』となり、前夜祭も企画しました。前夜祭があれば、宿泊も増やせますから。ある程度盛り上がったところで、高千穂町に主催を渡しました。町は数年間続けてから、立ち切れになったようです」
「高千穂トゥギャザーウォーク」というウォーキング大会は町に渡して今も続く。
「父は高千穂に生まれ育っていますから、町のことが好きで高千穂を盛り上げていきたいという気持ちが強いのだと思います。だから発起人になって、何かを始めてしまうのです」
高千穂と言えば、高千穂峡に行かずしては帰れない。レンタルボートなら滝の真下まで行ける。
癒し空間を提供することに特化
現在、「旅館 神仙」のことを考える中心は女将に他ならない。
「ザ・リョカンコレクションに参加してから、各施設様がいろんな体験をお客様に提供しているのを見て、うちは何が出来るのだろうかとずっと考えてきました。でも、高千穂という町自体には素材がいっぱいあります。例えば、高千穂峡や神話史跡コース巡り、あまてらす鉄道、阿蘇山のアクティビティもあります。ですから、旅館から提案する必要はないかなと思い始めています。逆に、地域のDMC(地域に特化した旅行会社)の方たちを応援しながら、様々なプランを作り上げてもらう。その部分は旅館からも紹介して彼らにお任せする」
「露天風呂付洋室 和樂」の露天風呂。各部屋に露天風呂が完備されている。
では、「旅館 神仙」の立ち位置は?
「私どもの宿は『癒し』の部分を重点的にお引き受けすることだと思っているのです。例えば、お風呂は各部屋に露天風呂が付いていますから、タトゥーがあろうがなかろうが、好きなだけ入っていただける。食事もすべて個室ですので、小さなお子さんがいて泣いても何しても、気にされることなく楽しめます。もちろん、情報を望んでおられれば一生懸命に一緒に探します。そうやってお客様に寄り添った癒し空間を提供することに特化するのがウチらしいのかな」
これが幻の尾崎牛のしゃぶしゃぶだ! 何と言う美味しさか。
ここでしか味わえない料理の数々
食事処は14カ所ある。夜と翌朝は個室を替えてくれるので、違う雰囲気で食事が楽しめる。そして、夕食の口開けは、青竹から注いだ熱燗の「かっぽ酒」とキャビアで始まる。
「九州はご飯が美味しいと言われますね。日本三大秘境と言われる椎葉村が宮崎県にあります。そこで養殖しているチョウザメは、耳川の源流かけ流しの水で育てているので、水温が低いために育ちが遅いのです。普通は6年ぐらいでキャビアを取るのですが、ここでは8年まで育てます。すると、卵形が大きくなりますが、その中でもいちばん大きなものを『神仙キャビア』としてお出ししています」
確かに、味わったことがないくらい粒は大きく、塩気は少なく、卵黄のようにすこぶるクリーミーだった。毎年一回のワイン会では、<wbr />チョウザメの解体ショーが目玉になっている。
「お客様の前で捌いて、取れたてのキャビアをお酒で洗って提供しています。生産者しか食べられないフレッシュそのもののキャビアです。これをご飯に載せてキャビア丼も楽しめますよ」
ひゃー、それは堪らん。残念ながら、とりあえず、<wbr />来年3月開催が最後の予定。
幻の尾崎牛もある。
「尾崎牛は一年中お出しできます。この牛肉は融点が28度ととても低いので、舌の上でも脂がすぐに溶けます。ぜんぜんくどくないですね。それをしゃぶしゃぶとステーキの両方でお召し上がりいただくことも可能です」
確かに戴きました。凄まじいばかりに美味しい肉でした。中居さんがソッと明かすには、女将のコネクションがあってこそのものだそうだ。
朝食の目玉は卵かけご飯。箸で切れるほど黄身がプリプリ。五ヶ瀬町の「ひのひかり米」もねっとり甘くて秀逸。
他にも、農家との繋がりも緊密だ。
「宮崎の農家さんのマンゴー、熊本の農家さんのスイカ、メロン、ナシなどは収穫のお手伝いをさせていただいて、直接に仕入れています。ちょっと傷がついて売れないものでも、味は変わりませんから、旅館で使います。少しでも農家さんのお手伝いになるように考えています」
大プロジェクトが進行中
実は、来年7月の開業に向けて、大プロジェクトも進行中だ。
「大分の別府に『別府 神仙』をオープンします。場所は市内の鉄輪ではなくて南立石のほうです。6棟の宿ですが、土地を買って一から建てていまして、高千穂よりもハイレベルなものを目指しています。部屋は120平米から200平米で、お子様はNG、大人の宿にします。50数年間にわたって宿をやってきた私ども、というか父の集大成になるはずです」
女将 佐藤 久美(さとう くみ)
1974年宮崎県西臼杵郡高千穂町生まれ。1992年宮崎県立高千穂高等学校普通科卒業、1994年CICカナダ国際大学通訳翻訳科2年課程卒業を経て、「旅館神仙」入社。1995年スペイン・マドリードのEstudio International Sampereにて5週間の語学研修。2006年楽天「女将〝おもてなしの心〟コンテスト」日本一に輝き、母(現大女将)から女将を引き継ぐ。2009年バリ島にてBalinese Traditional Body Massage Diploma取得、翌年バリ島にてBalinese Traditional Facial Massage Diploma取得。2013年日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格取得。
構成/執筆:石橋俊澄 Toshizumi Ishibashi
「クレア・トラベラー」「クレア」の元編集長。現在、フリーのエディター兼ライターであり、Premium Japan編集部コントリビューティングエディターとして活動している。
photo by Toshiyuki Furuya
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投稿 神々の住まう宿「旅館 神仙」の佐藤久美女将 ここにしかない美味と、磨き抜かれたサービスに心和む。 は Premium Japan に最初に表示されました。
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2025.8.21
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去る6月30~7月3日の日程で、「ILTMアジアパシフィック2025」が、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズにて開催された。
ILTMはインターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケットの略で、「ILTMアジアパシフィック」はアジア太平洋地域を中心にして、広くアジア地域はもちろん、ヨーロッパ、中東、南米、アフリカから、最高級の旅行のサプライヤーとバイヤーが集まる世界規模の商談会である。
参加したその数、サプライヤー740ブランド、バイヤー740名、メディア70名! 大変な盛況ぶりだった。
日本館の人気が炸裂!
日本も日本政府観光局(JNTO)が本気を出して予算を充てているので、サプライヤーも多少は参画しやすくなった。その結果、「チーム日本」としては、大きなブースを構えることが出来た。
私がかつて見ていた12年前に較べれば、まさに隔世の感がある。
当時は、日本のブースは小さく、訪ねてくるバイヤーはまばらで閑古鳥が鳴いていた。日本からカンヌや上海(当時はシンガポールではない)まで出向いた出展者は、ヒマを持て余していた。
今や、日本ブームは世界のトレンドであり、各日本人出展者の予定は空き時間がないほど埋め尽くされ、押し合いへし合いの状態だった。有り難いことである。
では具体的に、日本館以外のブースも含めて、日本からの出店者から注目株をいくつか紹介したい。
文化財に泊まる稀有な体験
柳川藩主立花邸 御花
これほど由緒のある宿は、日本広しといえどもなかなかない。そもそもその歴史は、400年前の江戸時代、柳川藩主立花家の邸宅にまで遡る。
旅館は広大な日本庭園を含む敷地内にある。
屋敷が建てられたこの場所は、季節の花々で彩られるようになったことから、「御花畠(おはなばたけ)」の愛称で親しまれた。それが現在の屋号「御花」の由来だ。
明治期には伯爵家となり、現在は料亭旅館として、立花家の末裔18代目が運営をしている。
元はお屋敷であった旅館も、広大な庭園である松濤園も、ともに文化財であるから、ちょっと想像を絶する凄さだ。自分が高貴な出でもなければ、ちょっと気後れするような感じなのだが、そこはしっかりと歓待してくれそうだから安心だ。
客室はもちろん、すっきりとした和モダンに全面改装されている。
こんな広間には滅多にお目にかかれない。
料亭を始めたのは1950年のことだというから、地元の旬のものを使った会席料理や、柳川名物の「うなぎのせいろ蒸し」など、食事も楽しみの一つであるところが嬉しい。
「御花」を九州北部の拠点として、旅を企画したくなる。
柳川藩主立花邸 御花
住所: 福岡県柳川市新外町1
TEL 0120-336-092(代表)
広島の新デスティネーションは
SIMoSE ART GARDEN VILLA
いま広島県で注目すべき施設といえば、ここが筆頭の注目株だ。
色とりどりの美しい美術館。
宮島の近く、瀬戸内の海に面した一画に、下瀬美術館を中心にした広大な敷地の中に、エミール・ガレの庭やカフェやヴィラが点在する。
そして冒頭の写真、これが水盤の中に浮かぶ美術館なのだが、その脇に「水辺のヴィラ」があり、少し離れた木立の中に「森のヴィラ」がある。いずれも建築家・坂茂氏が手掛けた別荘のような家である。
アート・オーベルジュであるから、食事は地元の幸を活かしたフランス料理を供する。
「水辺のヴィラ」は美術館の隣に位置する。
海風に吹かれながら、ヴィラのプライベートな空間で憩うもよし、アートを散策するもよし、ちょっと新機軸の宿泊施設として、とても楽しめそうだ。
SIMoSE ART GARDEN VILLA
住所:広島県大竹市晴海2丁目10-50
山と森に抱かれたアートの館
箱根迎賓館 麟鳳亀龍
当ホテルは独立ブースでの出展であるが、ここもアートホテルと形容しても良いだろう。箱根・宮ノ下、山の真っ只中に隔絶されてあるのが「箱根迎賓館 麟鳳亀龍(りんぽうきりゅう)」である。
甲冑もあるが、アート作品はいたるところに配置されている。
その第一の特徴は、「麒麟」「鳳凰」「亀」「龍」という吉祥の象徴を、様々な作家が創ったアート作品で、各客室が彩られている点だ。一部屋に一作家という凝り様である。そのアートは、彫刻、左官、書、染色、唐紙など多岐にわたる。
もちろん各客室には、「箱根七湯」の一つとされる「堂ヶ島温泉」の湯が、加水処理されずに掛け流されている。
正面玄関から一歩先はまるで別世界。
食事ももちろん抜かりがない。各部屋での夕朝食はバトラーが運んでサービスするが、<wbr />料理を監修するのは、京都のミシュラン一つ星「やま岸」だ。
ほかにも露天風呂や岩盤浴を備えたトリートメントルームでは、スパのリラクゼーションを受けることが可能だ。
たった9つの客室には贅を尽くした体験が待っている。
エスパシオ 箱根迎賓館 麟鳳亀龍
住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下72
TE+:0460-87-9200
箱根温泉に満を持して到来する
HOTEL THE MITSUI HAKONE
箱根でもう一軒紹介しておきたいのが、三井不動産グループの最高級ラグジュアリーホテルHOTEL THE MITSUI KYOTO(2020年11月開業)に続く、第2のホテルHOTEL THE MITSUI HAKONEである。
箱根の山の中に広大な敷地を誇る。
三井不動産グループが運営するラグジュアリーホテルでは、4施設が3ミシュランキーを獲得している。HOTEL THE MITSUI KYOTO、ブルガリ ホテル 東京、フォーシーズンズホテル東京大手町、AMANEMUの4つだ。
いずれも存在感を放っているが、京都におけるHOTEL THE MITSUI KYOTOの評判はすでに定評がある。その第2弾が箱根というわけである。
場所は「富士箱根伊豆国立公園」内に位置し、箱根の山々の大自然に囲まれた約4万坪(東京ドーム3個分)の広大な敷地で、その一部や周辺はかつて三井家の別荘が群をなして存在した三井家ゆかりの土地だ。
一切の妥協をすることなく贅を凝らして建設された。
京都が日本文化との接触ならば、箱根は雄大な自然に抱かれる体験となるだろう。
客室は126室で、インテリアデザインは世界的デザイン事務所「Yabu Pushelberg」が、レストランのデザインは「A.N.D.(AOYAMA NOMURA DESIGN)」などが手掛けた。もちろん、豊富な天然温泉が全客室にひかれていることも魅力の一つだ。
2026年の開業予定である。
HOTEL THE MITSUI HAKONE
住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷字箕作沢450番1
水と匠
最後に紹介するのは富山県西部地区に拠点を置いた、観光を軸に地 域振興に取り組む観光地域づくり法人(地域連携DMO・地域 DMC)、「水と匠」である。
農作業の体験プラン。収穫した作物はレストランで食べることができる。
有名な三郎丸蒸留所でのブレンド体験。
株式会社水と匠(DMC)
文:石橋俊澄(元「クレア」「クレア・トラベラー」編集長)
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投稿 ILTM 参加レポートその2 日本人出展者の奮闘ぶりをお伝えする は Premium Japan に最初に表示されました。
ハンブルクは14世紀に「ハンザ同盟」の自由都市として栄え、現在もその歴史や風土を受け継ぎながら、新スポットが次々と誕生しています。実は、日本との接点も随所に。ドイツでも屈指の“最先端”が感じられるハンブルクの街歩きとあわせて紹介します。
台北のお土産の代名詞となりつつあるパイナップルケーキ(鳳梨酥)の人気店、「サニーヒルズ」 (微熱山丘)。街から少し離れているのに客足が絶えない人気の秘密は、こだわりの製法と温かなおもてなしにありました。サニーヒルズの場所や行き方、営業時間などの基本情報も紹介しています。
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日本のプレミアムなホテル
2025.8.19
タイの五つ星ブランド「デュシタニ京都」異国の香りと日本の雅
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京都・西洞院町。タイの伝統とおもてなしの心を感じる、五つ星のラグジュアリーブランド「デュシタニ」が日本に送り出した珠玉のラグジュアリーホテル「デュシタニ京都」。タイ語で「楽園の街」、特に楽園の第四層にある都を意味する言葉“Dusit Thani(デュシタニ)”の名前通り、ここは至極の時間を私たちに届けてくれる空間であった。
タイと日本の美意識の共通点を痛感できる、ここちよい空間
「デュシタニ京都」は、JR京都駅中央口から徒歩約12分、世界遺産「西本願寺」の門前町に位置する。人で賑わう京都の街並みを進むと、目前に京町家を感じさせる意匠の佇まいが見えてくる。
雅の世界と現代モダンの融合したその建物の美しさに、京都滞在への期待が高まっていく。
景観保全地域内の小学校の跡地に建つ。
京都とタイ・アユタヤは共に多くの世界遺産を抱く古都という共通点を持つ。
共に、独自の文化を守り続けながら歴史を刻き、長年積み重ねてきた伝統を現代へつなげる英知の都でもある。
「デュシタニ京都」は、それら二つの都市に敬意を表し、その美意識を表現したデザインとおもてなしを大切にしている。
ゆえにデザインは日本人とタイ人のデザイナーに依頼し、それぞれの文化と歴史を融合した空間が実現した。
格子から漏れる優しい光がロビーラウンジに注ぐ。
エントランスをくぐり、館内に足を踏み入れると開放的なロビーが広がっている。
中庭を囲むように建っている当ホテルのロビーからは、京町家の特徴でもある格子窓があり、その先には日本庭園が望める。
ここには喧騒を忘れさせてくれる静寂と、心を落ち着かせるような美意識が確かにある。
その一つが、京都とアユタヤの伝統や意匠が多く取り入れられたデザインにある。
タイの仏塔チェディと京都の五重塔の屋根の特徴である美しい曲線を意識した壁や柱、シルクの壁面や繊細な彫刻、木と石の質感など、古くから大切に守ってきた伝統と技術が私たちを温かく迎えてくれる。
そして、スタッフの優しい笑顔も格別である。微笑みの国と言われるタイのおもてなしが、私たちをそっと包み込んでくれるようだ。
さらに奥へと進むと、アフタヌーンティーなどが楽しめるラウンジ「ザ・ギャラリー」や茶室「ティーサロン」がある。茶室では茶道体験など、京都滞在を満喫するスペシャルな企画もある。
タイと日本の伝統文化が融合したロビーラウンジ。
茶道体験では舞妓さんが立てた抹茶がいただける。3,500円(税サービス込)。
京都の職人や老舗の商品が並ぶショップ。
中庭を囲むようにある客室は静寂に包まれた空間
ロビーからエレベーターで宿泊フロアに着くと、客室に通じる廊下には、カードキーをかざさないと開かないドアがあり、セキュリティも万全である。
全147室ある客室は「デラックスルーム」「プリミエルーム」「スイートルーム」などがあり、どの客室も現代的な快適性と古都の余白美を併せ持つ洗練された空間。
開け放たれた障子越しに差し込む柔らかな光や、手仕事の質感を感じさせる木の壁、上質なシルクのファブリックなど、自然に身を置くような心地よさに、観光へ行くのが億劫になってしまうほどだ。
プリミエスイートには畳の空間がある部屋も。
インペリアルスイートの窓から見えるのは、「本願寺伝道院」。
客室には、京都府和束町の自社茶畑「デュシット・ティー・ガーデン」の有機農法で栽培された日本茶が置かれているので、ぜひ滞在時に味わって欲しい。心を込めて作られた日本茶が心に沁みていくはずだ。
「デュシタニ京都」では茶畑だけでなく、京都左京区大原に「デュシット・ファーム」もある。タイ料理に欠かせないパクチーを始めとした野菜の栽培もしており、収穫した野菜は「デュシタニ京都」や姉妹ホテルである「ASAI京都四条」のレストランやバーで提供されている。
また希望があれば、宿泊のお客様に限られるが野菜の収穫体験もできる。これらはサスティナブルに向けた取り組みの一環と聞くが、ホテルスタッフたちが、私たちも作業に行きますと楽しそうに話す姿は印象的であった。
レストランが並ぶ地下一階の中庭。
デュシタニ京都が新たに挑む“食”の世界。ここでしかできない体験
ホテル地下一階には、3つのメインダイニングがある。
オールデイダイニング「Kati(カティ)」では、タイ料理をはじめ世界各国の味わいが楽しめるほか、
シグニチャーレストランの「Ayatana(アヤタナ)」では、タイ王室料理を現代的に昇華させた、新感覚のタイ料理の数々がいただける。店名である「アヤタナ」とは、タイ語で“6つの感覚(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・心)”を意味している。これはタイ仏教においては心が第六感であるという教えから来ているという。
また「Ayatana」では、2025年7月から、伝統的なタイのサービススタイルから、懐石料理のように、銘々に提供する「おまかせコース」スタイルへと変更された。
レストランで使用するカトラリーや食器はタイと日本の作家ものがコーディネイトされている。
季節の食材を活かしたおまかせコース11品、22,000円(税サービス込)。
タイのベンジャロン焼きの器を使ったアフタヌーンティーは13時~16時、10,000円(税サービス込)。
季節で変わるおまかせコースは、全11品。
小さな一皿の中に、旬の食材と技が詰まっており、タイ料理の概念を覆す見事な世界観は圧巻である。
どの料理もベースはタイ料理ではあるが、地元野菜を使い、さらに日本料理の感性がエッセンスとして加わり、タイ料理を確実に昇華させた数々だ。さらに器や盛り付けも美しく、まさに6つの感覚を満足させてくれた。
季節の食材を和の要素を融合させたおまかせコースがいただける。
「Ayatana」から中庭を挟んで向かいにあるのが、二十四節気の移ろいを映す「シェフズテーブル 紅葉」である。
今回は、鉄板を囲むカウンタースタイルの店内の奥に新たに誕生した、銀座「鮨 石橋正和」へ。
京都で美味しい鮨が食べたいと言う声に応えるために新たにスタートしたと聞く。
わずか数席のプライベート感に満ちた檜一枚板のカウンターを備えた空間で、熟練の職人がひとつひとつ、丁寧に仕事を重ねていく。ネタは、全国から取り寄せられる天然もののため、仕入れ状況で日々ネタは変わる。
伺った日は、和歌山のキジハタ、八丈島のキンメダイ、島根の白イカ、愛知県の平貝、長崎県アナゴ、長崎県のマグロ……をいただく。藁焼き、昆布締めなどの丁寧な仕事は、素材の旨味を存分に引き出した熟練の仕事で、もちろん味わいは絶品だ。
これは海外ゲストはもちろん、舌の肥えた日本人も魅了するだろう。
基本はおまかせコースのみ、今後は鉄板焼きと鮨の垣根を超えた提供も検討中だとか。
舞台のような鮨カウンターでは、美しい技が繰り広げられる。
営業時間はランチ12時~14時30分(14時 LO) 、ディナー 17時30分~22時 (20時 LO)。
ランチ 15,000円、ディナー 28,000円(税サービス込)。
さらに「デュシタニ京都」には見逃せない場所がある。
隠れ家バーとしてわざわざ近隣から訪れる人が多いという、バー「Den Kyoto(デンキョウト)」。
さらに、スパ「Devarana Wellness(デバラナ・ウェルネス)」は、タイ王室ともゆかりの深いデュシタニブランドならではのホスピタリティと共に、タイ古式マッサージを受けることができる。
スパ内にはプールや24時間利用できるフィットネスジムなどもあり、充実した滞在をサポートする。
大人の隠れ家として、近所の人だけではなく、近隣に宿泊する観光客も訪れているバー「Den Kyoto」。営業時間16時~23時。
地下2階にあるプールは、大人の雰囲気が漂う神秘的な空間です。営業は午前7時~21時。7時~10時はキッズアワーとなっており、身長130㎝以上の子供様も利用可能。
「デュシタニ京都」を体感し、ラグジュアリーとは、ただ豪華であるだけではなく、文化と精神の豊かさにこそ宿るのではないのだろうかと感じる。そしてここは、まさに体現されている。
タイ式の優雅さと日本的な“おもてなし”が交錯し、“本物の贅沢”とは何か?その答えを導くヒントがここには確かにある。
Text by Yuko Taniguchi
京都府京都市下京区西洞院通正面上ル西洞院町466
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日本のプレミアムなホテル
「台北101購物中心」は、台北101ビルにあるショッピングモール。地下1階~5階までさまざまな店が軒を連ねています。サニーヒルズや糖村といった日本人に人気のお土産ショップのほか、高級ブランドも。ショップリストとブランド一覧をご紹介します。
台北の人気パイナップルケーキを食べ比べ! 老舗から新顔まで、味・特徴・アクセス・賞味期限も網羅した保存版(2025年8月更新)。実際に食べて感じた風味の違いや、旅先での買いやすさも丁寧に紹介。お土産選びに迷ったら、まずはこのページから。
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2025.8.12
新型クラウン人気の理由はどこにあるのか。特別キャンペーン体験レポート
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「いつかはクラウン」――日本人の憧れの車の代名詞であったトヨタクラウンを象徴するコピーである。
1955年に誕生し、今年で70周年を迎えるクラウンは年々進化をしているが、2022年にそのスタイルが大きく変わり、2023年10月からクラウンの専門店「THE CROWN」が全国6か所に誕生した。
今回はクラウン誕生70周年を記念し、“走る・触れる・感じる”モニター体験キャンペーン《47ROADS BY CROWN – THE EMOTIVE JOURNEYS》を体験する貴重な機会を得ることができた。
また、輸入車からクラウンへの買い替えも多いと聞くが、クラウンの魅力はどこにあるのか、私なりに探ってみた。
スタートは、現在6拠点のクラウン専門店「THE CROWN」
クラウン専門店「THE CROWN」は、現在、東京・千葉・横浜・名古屋・大阪・福岡の6都市にある。
今回は横浜都筑にお邪魔したが、その門構えからして、今までの販売店とは大きく異なる。クラウンの魅力を詰め込んだ販売店は、一歩足を踏み込んだ瞬間からクラウンの世界観が広がっている。
上質なインテリアや最高級のおもてなしに、プレミアムカーのオーナーとしての特別な待遇を受けているような満足感にきっと浸れるはずだ。またここを訪ねることでオーナー同士のコミュニケーションもあり、新たなつながりも生まれる空間である。
もちろん、クラウンを体験したいという方は、たっぷりとその個性や魅力に触れることもできる。
「THE CROWN」。横浜都築の外観。
ブランド発信拠点「THE CROWN」横浜都筑の店内。
今回、私が訪れた横浜都築「THE CROWN」は福岡と並んで初「THE CROWN」となった店舗だ。木をふんだんに使った和モダンな外観、入り口にかかった王冠マークののれんなど、まるで老舗旅館にでも訪れたような佇まいである。
店内は高級感ある家具が並ぶリビングルームと、そこから眺める日本庭園風の中庭にクラウンが並んでいるような空間に仕立てられている。
さらに歴代のクラウンの写真や書籍が並び、クラウングッズも購入できる、まさにクラウンの聖地とでも呼べる店内である。
ゆっくりクラウンを体感したいと言う方は、ぜひ一度足を運んで欲しい空間である。
まずはこちらで丁寧に淹れた日本茶とお菓子をいただき、今回の試乗車であるクラウンセダンの鍵を預かり、いざ出陣である。
店内には、クロスオーバー・スポーツ・セダン・エステートの4つのクラウンが並ぶ。
車を感性で楽しむ。安心感と心地よさを備えた「やっぱりクラウン」
クラウンは1955年に「日本人の手による、日本人のための高級車」を目指して誕生した、日本人の憧れの車だ。2022年フルモデルチェンジをした16代目クラウンは、「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4つの個性があり、自分らしく、ライフスタイルに合わせて“選べるクラウン”へと進化を遂げた。
自称車好きを名乗ってはいるが、車の機能やスペックには全く疎いが、デザイン性は妥協できないと考えているタイプである。最近は加齢もあって、信頼感や安全性もかなり重要視している。
その点からも新型クラウンの美しいフォルムにはやはり目が留まる。街中でもよく見かけるようになったクラウンであるが、フロントフェイスは、かなりかっこいい。
高級感あるゆったりとした車内。
車内はかなりゆったりとしており、シートの座り心地はもちろん、静かな車内やスムーズな走りは、慌ただしい日常にホッと一息つけるような心地よさ。そして何より嬉しいのが、先進の安全機能がしっかり備わっていること。
向かうは日本橋の伝統技術の体験ができる「器 日本橋夢東 本店」へ
はじめての車種の運転は正直ドキドキするが、スムーズな走り出し、しっかりとした安定感で、ハンドルを握ってすぐにこれはいい!安心して運転できる!と自信が湧く。
一般道から首都高速へ、加速がスムーズ過ぎて、逆にスピードが出すぎないように気を付けるほどの心地よい走り。首都高速はいつもながらの多少の混雑はあったものの、無事に通過し、次はCROWN 47ROADSの一つである都道402号へ。
千代田区の一ツ橋河岸交差点から有楽町駅前を結ぶ特例都道である。ここは大手町から丸の内のオフィス街、東京駅丸の内側の美しい駅舎など、都会的なランドスケープが楽しめる道路として選ばれたと聞く。まさにザ・東京とも呼べる大都会の中を颯爽と走るのはやはり気持ちがいいものである。
このような遠出をして試乗をしてこそ、車の特性や魅力が体感できるものであろう。
美しい景色や自然、日本らしい文化や歴史などが味わえる「日本が世界に誇る道」である「47ROADS BY CROWN」の一つである、丸の内都道402号。
到着したのは、高級漆器やガラス器の卸売販売を行う「器 日本橋夢東 本店」。
ここは、1923(大正12)年に「漆器問屋 武藤三郎商店」として始まり、主に百貨店と取引きをしてきたという老舗漆器店。現在は金継ぎをはじめ、蒔絵や七宝焼きなど、日本の伝統文化を体験できるワークショップを展開していることから、多くの外国人観光客も訪れている。
今回体験をする金継ぎは、欠けてしまった器の修復という、モノを直すという目的だけではなく、「壊れたものにこそ宿る美」を慈しみ、新たな感性を加える再生を体現するものである。
店内には日本の伝統技術によって生み出された商品が並ぶ。外国人観光客がお土産として購入するケースも多いと聞く。
初金継ぎ体験ではあったが、丁寧に指導いただいたこともあって、割れ目の接着から、欠けた部分を埋めて、凹凸を紙やすりで削ってから合成漆と代用金を使って修復するところまでスムーズに楽しく作業ができた。
器の曲線に合わせた接着や割れ目に沿った筆入れなど、緊張感に包まれて集中する作業には雑念がスッと払われていくような爽快感がある。
金継ぎをした器には新たな感性が加わり、いままでの器とは一味違う自分の手が加わった唯一無二の器になり、さらなる愛着が湧いてくるものである。
エメラルドグリーンの器にゴールドがよく映える。
こちらでの金継ぎワークショップは、通常5回程度通うコースのようだが、今回は一回で完成するコンパクトな体験であったが、十分金継ぎを楽しむことができた。
水素で走る燃料電池車の初体験で知る、未来型自動車への期待
クラウンには、ハイブリッドやプラグインハイブリッドといった選択肢もあるが、今回は水素で走るクラウンセダンFCEV(Fuel Cell Electric Vehicle:燃料電池車)を試乗させていただいた。
水素と空気中の酸素を反応させて発電し、その電力でモーターを動かしているため、排出されるのは「水」のみ。CO₂ゼロの環境性能では圧倒的に優れた次世代車といえる。
トヨタにおいては、水素で走る電池車「MIRAI」がすでに発売されているが、同等の燃料電池システムを採用しつつも、クラウンならではの高級感と快適性を融合しているようだ。
初水素で走る燃料電池車は想像以上に運転しやすく、走りやすい。ガソリン車と何ら差異のない走りなら、やはり環境に優しい方がいいと感じる。
水素自動車にはちょっと抵抗がある人も、一充填走行距離や約820㎞、水素充填時間1回当たり3分程度というデータを聞けば安心だろう。
さらに都道府県によって異なるが補助金もあり、水素ステーションも拡大中となると、いち早く手に入れるべきではないかと思う。
「いつかはクラウン」の言葉は確実にいまも健在である。
やっぱりクラウンは高級感と安心感に包まれた、トヨタが誇るプレミアムな車であることは十分に体感することができ、さらにスタイリッシュになったデザインは、女性の心もつかむことは間違いないだろう。
輸入車からクラウンへ、この流れも当然の判断だと考える。
今回ご紹介の第1弾キャンペーンはすでに募集は終了したが、第2弾の実施も検討中と聞く。日本が誇る新しいクラウンで日本の魅力を探る旅に出るのはすてきな体験である。
器 日本橋夢東 本店
東京都中央区日本橋本町1丁目8番地13号 日本橋滄浪閣ビル
谷口優子 Yuko Taniguchi
Premium Japan編集部スタッフ
目指せポジティブエイジング。ゴルフにハマり中!
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2025.8.14
20周年を迎えた星野リゾート トマム滞在記~雄大な大自然に心も身体も包まれて
星野リゾート トマムから見られる美しい雲海。雲海の発生は前日の天気や風向きにも左右される。
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外に出るのが億劫になるほどの暑さが続く今年の夏。東京の酷暑から逃れるように、北海道トマムの星野リゾートに行ってきました。北海道も連日本州並みの暑さが報じられていますが、さすがにトマムの辺りは過ごしやすい気候でホッとしました。
リゾナーレトマム
滞在したのは「リゾナーレトマム」。コンセプトは「北海道の大地を感じるグレイスフルステイ」だそう。
そのコンセプトの通り広大な針葉樹の森に抱かれた高台に佇むリゾートホテルで、全室広さ 100 m2を超えるスイートルームには展望ジェットバスとプライベートサウナを完備し、ゆったりと豊かな時間を過ごせます。
実は若いころ、米ディズニー・リゾートの広報をしていた経験がある筆者。アナハイムのディズニーランド・リゾートとフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド、今度日本にも就航するディズニー・クルーズラインを、日本のメディアに対してPRしていました。
トマム駅からリゾナーレトマムまでクルマで移動している時に、フロリダの広大なウォルト・ディズニー・ワールドを思い出しました。
初めてウォルト・ディズニー・ワールドに訪れた時に、その広大さに圧倒されたものです。日本人の感覚では理解できないスペース感とでも言うのでしょうか。そして欧米のゲストは、そこに長期滞在して、ある日はテーマパークで遊び、別の日はホテルのプールでのんびりといった過ごし方をしていました。
このリゾナーレトマムも、もちろん規模は違いますが、滞在型のリゾートとして同じようなコンセプトで作られているのではないかと思ったのです。
ファーム星野のプロジェクトリーダー 宮武宏臣さん
滞在型のリゾートの特徴は、ゲストのために施設側が様々なアクティビティを用意してくれているところです。リゾナーレに着いてまず訪れたのが、ファームエリア。こちらは単に牛を飼っているエリアかと思ったのですが、実は「ファーム星野」という、農産物の生産活動に取り組み、そこから生まれる美しい景観や、おいしい食への追及を目指す、循環型農業プロジェクトを展開しているのだとか。
トマムリゾート開発前の1980年代までは、このエリアでは約 700 頭の牛が飼われ、農業が営まれていたそうです。その頃の美しい原風景に戻していき、おいしい食を生産する活動に取り組んでいるとのこと。
そのプロジェクトをリードする宮武宏臣さんにお話を伺いました。宮武さんは、新卒で星野リゾートに入社し、元々は東京の星野リゾートオフィスのスタッフだったそうで、当時はIT系のマーケティングや星野代表のプロジェクトなどを担当していたそうです。まさに星野リゾート一筋!
トマムの運営に星野リゾートが2004年から参画。ただ2016年に台風により再生を余儀なくされました。
その際に以前から構想されていたファーム化に踏み切ることになり、宮武さんはそのプロジェクトリーダーにアサインされたそう。いわゆるオフィスワーカーから農園の経営へとは、なかなか思い切った決断だったと思いますが、ご本人に迷いはなかったようです。
宮武さんは「モーモー学校」の体験として、ホルスタイン、ジャージー、ブラウンスイスという3品種のそれぞれ個体別の牛乳を飲み比べ、そしてその味の違いの原因は何があるのか、などをクイズ形式で考えさせます。私は全く答えられなかったのですが、同行した14歳の娘が次々と質問に答えていて、感性の違いを実感しました(笑)。
このように、牛の個性や習性を学ぶアクティビティ、クイズ、試飲などを体験した後に、牧草地にいる牛を移動させる牛追いを体験できます。また、ファームエリア内には、牛の寝床をイメージした全長 30 メートルに及ぶ「巨大の牧草ベッド」、本物の羊を数えながらお昼寝を楽しめるスポット「羊とお昼寝ハンモック」などを設置しており、カートで巡るのもおすすめです。ファームの動物のことを知りながらリゾート滞在を楽しめます。
牛や羊が放牧されているファームエリアにあるカフェ「ファームデザインズ トマム店」
同店で提供されているランチ
広大な敷地内にあるファームエリア内のカフェでランチを楽しみます。「ファーム星野」では、2018 年 8 月からトマム牛乳の生産を開始。その後 2020 年 7 月からナチュラルチーズの生産を始め、同年 9 月からリゾート内にあるメインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU」にてマスカルポーネチーズを提供。
さらに 2024 年 12 月には、森のレストランに「ニニヌプリ」がリニューアルし、ファーム星野で生産するチーズの仕上げを行うライブスタジオとソフトクリームステーションが誕生。チーズ作りを目の前で見られるだけでなく、店内でチーズをはじめ、トマム牛乳を使用したソフトクリームを提供しています。
「この土地で生産されたものを、この土地でゆっくり過ごしながら味わってほしい」という考えからスタートしたとか。
トマム雲海テラス Cloud Walk(クラウドウォーク)。Cloud 9の一施設。空中にせり出した造りで、雲の形をしています。吊り橋のような構造で、歩くと少し揺れるので、景色を眺めながら雲の上をふわふわと歩いているような気分を味わえます。
トマムでのアクティビティのハイライトといえば「雲海」ですね。
雲海は、山や飛行機など高い場所から見下ろした時に、雲が海のように広がって見える現象のことです。特に、盆地や山間部で放射冷却によって霧や層雲が広範囲に発生した時に見られます。
まるで雲が海のように見えることから「雲海」と呼ばれます。 今回は残念ながら見ることはできなかったのですが、改めて雲海について学ぶいい機会となりました。
雲海テラスでの 9 つの過ごし方を提案する「計画=Cloud 9」。Cloud 9とは、山全体を散策してさまざまな角度から景色を楽しんでいただきたい、という考えからスタートして設置されている展望スポットのこと。
その計画名は、英語で「この上ない幸せ」を意味する“I am on cloud nine.”から名付けられたそう。
この計画の元、2025 年 7 月時点で 7 つのユニークな展望スポットが完成しており、今後も増やしていく予定だそうです。
雲海テラス
20周年記念のスイーツ@雲カフェ
ゴンドラで雲海が見えるポイントまで上がると、素晴らしい眺めを見渡せる「雲海テラス」と「雲Cafe」があります。カフェでは雲の形をした様々なスイーツが、20周年記念として販売されています。写真スポットとしても最高です。
リゾナーレトマムのメインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」
雲丹と鹿肉のアンティパスト
優雅でプロフェッショナルなサーブをしてくれた佐藤さん。
イタリアの郷土料理を中心に、北海道ならではの食材を用いて、フルコースで提供するメインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」で、最終日のディナーをいただきました。
2025年6月1日~8月31日の期間限定で「雲丹×夏鹿」をテーマに、北海道の夏の旬の食材をふんだんに使用したディナーコースを提供しています。
シェフの鈴木將平さんは2023年4月に、 OTTO SETTE TOMAMUの料理長に就任。「Calendario Gastronomico(カレンダリオ・ガストロノーミコ)」=「美食のカレンダー」をテーマとし、ゲストにその時期にその土地で一番おいしい食材を活かした料理を味わっていただきたいと考えているそう。
今回は、季節ごとに旬の食材が揃う北海道の中でも、夏ならではの味覚に着目し、濃厚な旨みが広がる雲丹と、脂身が少なくジューシーな赤身の夏鹿を組み合わせることで、海と大地の恵みを新たな視点で表現しています。
さらに、北海道のワインやナチュラルワインを含むワインペアリングも楽しめます。
上記以外にも様々なアクティビティやイベントが用意されている星野リゾート トマム。20周年を迎えて、ますますそのホスピタリティとプログラムは充実しています。
酷暑を逃れ、北海道の大自然に触れ、心も身体もリフレッシュしてはいかがでしょうか。
◆リゾナーレとは
「リゾナーレ」 (星野リゾートが)国内外 7 施設(北海道、栃木県、山梨県、静岡県、大阪府、沖縄県、グアム)に展開するリゾートホテルブランド。2025年には山口県下関に開業予定。夢中になって楽しみ尽くす「PLAY HARD」をコンセプトに、土地の特性を活かした空間デザイン、豊富なアクティビティをそなえ、地域や季節ならではの体験ができます。
リゾナーレは、訪れる人たちに想像を超える滞在をとおして、記憶に残る旅を提供します。
島村美緒 Mio Shimamura
2017年からプレミアムジャパンの代表、そして編集長として、<wbr />日本のいいモノ・コトを紹介中。着物と映画、音楽、ジュエリー、<wbr />スイーツ好き。
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Features
小浜島の海、星空、風、亜熱帯植物を通年で満喫
2025.8.13
日本最南端のアイランドビーチリゾート「はいむるぶし」がリニューアルオープン
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沖縄・八重山諸島のほぼ中央に位置する小浜島(こはまじま)のアイランドビーチリゾートホテル「はいむるぶし」が、施設面を充実させ、1年を通じて離島リゾートが満喫できるデスティネーションホテルとしてリニューアルオープンした。
北半球最大のサンゴ礁の海に囲まれた小浜島のビーチの目の前に2 つのインフィニティプールが誕生。「Main Pool」では、遠浅の海と青い空、八重山の島々のシルエットや風を感じながらゆったりとした時間を過ごすことができる。大人専用の「ウェルネスエリア」にオープンした「Quiet Pool」は、夏季はナイトプールとしても利用でき、冬季はホットプールとして営業する。本格的なコンテナサウナ「SAUNA BLOCK」とスパ棟も新設された。
センターハウス内には、星空をイメージしたシャンデリアがきらめくメインダイニング「The Steak &Grill」や、洋食・和食・沖縄料理を楽しめるビュッフェレストラン「The Buffet」、日中はランチやカフェタイム、夜は本格的なバータイムを楽しめる「The Lounge & Bar」がオープン。またプールやビーチで遊んだ後に、海風、波音に包まれながら寛ぎの時間を楽しめる「The Beach Café」や「The Beach Bar」も新設された。
敷地内に点在する宿泊棟全148室のうち、45室を40㎡のプライベートガーデンを備えた「ガーデンテラス・プレミアムルーム」にリニューアル。プライベートガーデンにはリゾート感溢れる植栽とサンラウンジャーを配置し、プールやアクティビティでひと遊びした後のリラックスタイムを、緑あふれるプライベートガーデンでゆっくり過ごすことができる。
このほか、星空や月明かりの下で行う「フローティング SUP ヨガ」や、海の冒険家・八幡暁氏がプロデュースする「マングローブ探検ツアー」、「プライベート・サンセットクルーズ」など、様々なアクティビティもスタート。
あなたも日本最南端のアイランドビーチリゾートで心ほどけるような体験をぜひ。
◆アイランドビーチリゾート「はいむるぶし」
【所在地】沖縄県八重山郡竹富町字小浜2930
【客室数】148 室(宿泊棟全7 棟)
【問合せ】0980-85-3111 (受付時間 9:00-18:00)
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投稿 日本最南端のアイランドビーチリゾート「はいむるぶし」がリニューアルオープン は Premium Japan に最初に表示されました。
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愛するペットと店内でも心地よい時間を
2025.8.8
オールデイダイニング「bills」が3店舗で”ペットフレンドリーエリア”を店内まで拡大
©Anson Smart
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国内で8店舗を展開中のオーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング「bills」が、bills お台場、bills 横浜赤レンガ倉庫、bills 福岡の3店舗で、”ペットフレンドリーエリア”を、従来のテラス席から店内まで拡大して営業をスタートした。
今年5月に、bills お台場で開催されたイベント「bills Pet Week in Odaiba」が好評を博し、多数の反響の声を受けたことが、今回のエリア拡大につながった。
©Petrina Tinslay
©Petrina Tinslay
現在、bills お台場では、平日終日、及び土日祝の17時以降、従来のテラス席に加えて店内でもペット同伴可能。またbills 横浜赤レンガ倉庫では、毎日17時以降、bills 福岡では常時店内のペット同伴が可能になった。
本格的な暑さが続くこれからの季節、テラス席での食事をためらう日にも、涼しい快適な店内でペットと一緒にくつろぎの時間を過ごすことができる。
あなたも大切な家族の一員とともに、料理と心地良い空間を楽しんでみてはいかが。
◆bills ペットフレンドリーエリア拡大
【対象店舗】bills お台場、bills 横浜赤レンガ倉庫、bills 福岡
【ペット同伴可能時間】お台場:平日終日・土日祝17時以降可
横浜赤レンガ倉庫:平日・土日祝ともに17時以降可
福岡:常時店内同伴可
【入店可能ペット】犬・猫に限定
※詳細は公式サイトにて要確認
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Features
夏休みの思い出に、つくる喜びとサステナブルな学びを
2025.8.3
WHGホテルズ×ガンプラの夏限定プロジェクト『ガンダム R 作戦 with WHG HOTELS』
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日本が誇るプラモデル文化の象徴「ガンプラ(ガンダムのプラモデル)」が、発売から45周年を迎えたのを記念して、藤田観光株式会社が運営する全国32の「WHGホテルズ」」(ワシントンホテル/<wbr />ホテルグレイスリー/ホテルフジタ/ホテルタビノス)と、株式会社BANDAI SPIRITSがコラボレーション。8月31日(日)まで、『ガンダムR(リサイクル)作戦 with WHG HOTELS』を開催している。
「ガンダムR作戦」とは、回収した「ガンプラ」のランナー(プラスチック枠)をリサイクルし、新たなガンプラ「エコプラ」として生まれ変わらせる、循環型社会の実現を目指すリサイクルプロジェクト。2021年より始動し、全国各地で体験型イベントを展開している。
今回のコラボレーションでは、全国の対象ホテルに宿泊した小学生に、再生素材から生まれた「エコプラ」のガンプラ体験キットを合計10万個プレゼント。工具を使わずに組み立てられるため、初めてプラモデルに触れる子どもでも、安心して“つくる喜び”を味わえるのが魅力だ。さらに、各ホテルには使用済みランナーを回収するリサイクルボックスも設置され、ものづくりを楽しみながら環境への意識を育む工夫も。
※ガンプラコラボルーム イメージ
また、「東京ベイ有明ワシントンホテル」「ホテルグレイスリー⽥町」、「キャナルシティ・福岡ワシントンホテル」では、8月31日(日)までの期間限定で、ガンプラ制作に没頭できるコラボルーム「“MG RX-78-2 GUNDAM Ver.3.0” ROOM」がオープン。客室には専用工具がずらりと並ぶほか、コックピット型のデスクやガンプラのモデル展⽰など、ファンの⼼をくすぐる空間と楽しい仕掛けも。
世代を超えて愛されるガンダムの世界に、サステナブルな視点を添えた夏限定の宿泊体験。自由研究や親子の思い出づくりにもおすすめだ。
◆『ガンダムR作戦 with WHG HOTELS』
【宿泊期間】開催中~2025年8月31日(日)チェックアウトまで
【対象者】全国の対象施設に宿泊した小学生 ※上限数に達し次第終了
【提供商品】エコプラ 1/144 RX-78-2 ガンダム 組み立て体験会ver.(⾼さ 12.5cm) ※ 1滞在につき 1
【対象施設】全国の WHGホテルズ 32 施設
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投稿 WHGホテルズ×ガンプラの夏限定プロジェクト『ガンダム R 作戦 with WHG HOTELS』 は Premium Japan に最初に表示されました。
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編集部&PJフレンズのブログ
2025.7.30
「界 奥飛騨」で過ごす夏の温泉旅。さわやかな風と湯けむりに包まれて
「飛騨MOKU(もく)の間」、施設全体に天然木と飛騨の匠が生き、各エリア匠の作品がちりばめられ、まるでショールーム。内湯温泉は、滞在中24時間好きなときに!
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2024年9月に開業したばかりの「界 奥飛騨」への旅に誘われ、参加してきました。バスタ新宿から高速バスに乗り込み、一路奥飛騨温泉郷へと向かいます。バスの乗車時間は5時間ほど。読書をしたり、うとうとしたりしている間に景色はどんどんと変わり、旅への期待が高まっていきます。
奥飛騨温泉郷とは、飛騨山脈(北アルプス)の麓に点在する平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の5つの温泉地の総称です。「界 奥飛騨」は、その中でも最古の歴史を持つ平湯温泉にあります。平湯温泉は、日本三大湧出量を誇る名湯として知られている温泉です。
「界 奥飛騨」に到着したら、早速足湯を体験しました。北アルプスの雄大な眺めも素晴らしく、そして何といっても涼しい!ここ「界 奥飛騨」は標高1250mに位置するとのことで、東京の暑さと比べたら天国のよう。長旅の疲れも一瞬にして吹き飛びます。
独自の「湯治文化」を体現した足湯の楽しみ方すぐ楽しめます
館内は、「界」の特長でもある、地域の文化に触れることができます。さまざまな内装、家具、小物のかざり、モダンなデザインと木の温もりを感じるしつらえです。
今回宿泊したのは「飛騨MOKU(もく)の間」。地元の伝統的な漆塗りである飛騨春慶 (ひだしゅんけい)はウォールアートや客室サインに、飛騨染のオリジナルクッション まで。曲木(まげき)をモチーフにしたヘッドボードには、空間が軟かく感じるから不思議です。
客室の露天風呂ももちろん温泉です!バスタブの横には寝転がれるほどの大きさのソファーもあり、何度もお湯につかり、ゆったりのんびり過ごすことができました。
地域の文化が室内装飾に。
温泉から濡れたまま上がれるソファ。
細部までこだわりぬいたルームキー。
せっかくなので大きなお風呂に入りたいもの。露天風呂を備える、温泉棟(湯小屋棟)にも行ってみました。内湯には、源泉掛け流しの「あつ湯」とリラックス効果の高い「ぬる湯」という2種類の湯船があり、湯治気分を高めてくれます。
露天風呂は、北アルプスの「雪の回廊」をイメージした白い壁で囲まれており、真上には巨大な穴がぽっかりと開いているのがとてもユニーク。日中は青空を、夜には星空を眺めながら湯舟で手足を伸ばして入ることができました。
雪の回廊をイメージした、まるみのある曲線的なデザイン。
旅の楽しみには、食事も欠かせません。半個室でプライベート感のある食事処で時間をかけて「飛騨牛の味噌すき会席」をいただきました。味噌仕立てのすき焼きは初めての経験です。卵ではなく、長芋のすりおろしを飛騨牛に絡めるというアイデアが面白い。驚きの一品でした。
上質な飛騨牛の味噌仕立てのすき焼きは、タマゴでなく長芋に絡めていただき、なんとも新鮮な味わい。
朝はいつもより早く起床して、中庭で開催される「現代湯治体操」に参加しました。日常のあわただしさから逃れて、身体をゆっくりと目覚めさせ、すっきりした気分になります。そして、朝食へと向かいます。
夕食であんなにたくさん食べたのに、色とりどりの朝食に箸が進みます。飛騨近辺の野菜などがふんだんに使われた、ヘルシーな朝ごはんです。
体にやさしい目覚めの体操に参加後の朝食。品数が多く、保存食の干し野菜をふんだんに使ったお味噌汁は、ぜひ自宅でも取り入れたい野菜メニュー。
「界」を訪れたなら、地域の文化体験「ご当地楽」にはぜひトライしてください。「界 奥飛騨」では、「飛騨の匠体験」風呂敷用曲木のハンドル制作を体験することができます。お湯に一晩漬けて柔らかくなった木を曲げる感触がなんとも楽しいですし、お土産として持ち帰ることができます。いろいろな風呂敷を購入したくなりました。
飛騨の森を感じられるデザイン壁など、体験ルームの装飾も素敵なんです。さまざまなノミやカンナなどの工具の展示の様子がなんともかわいい。
周辺を観光するなら、おくひだマウンテンバス※がお勧めです。景色の良さを満喫できる路線バスも充実し、マイカー・タクシーなどでも「平湯バスターミナル」から「新穂高ロープウェイ」のルートでこの景色が楽しめるのです。20㎞にわたる5つの奥飛騨温泉郷をバスで走り抜け、「新穂高ロープウェイ」では、空中の高原散歩気分を味わえます。さまざまな表情を見せる美しい北アルプスの山々が堪能できるそうなので、ぜひ期間中に訪れたいものです。
※おくひだマウンテンバスは2025年7月18日で特別運行終了しています。
おくひだマウンテンバスはルーフトップからの眺めが圧巻。風を感じながら奥飛騨を走り抜けます。
写真提供:おくひだマウンテンバス
日本初の二階建てロープウエイで、頂上に重装備なく行け、新しくおしゃれに整備された頂上から360度の北アルプスを3000m級の山々を2000mの高さから楽しめます。
写真提供:奥飛騨観光
北アルプスの眺めの壮大さ、奥飛騨の自然と文化に満たされた旅になりました。そして今度来るときは、二泊はマスト。お湯も、自然も満喫する旅にしたいと願いながら、帰途に就きました。
川瀬マリ子 Mariko Kawase
プレミアム ジャパン マーケティングスタッフ
愛犬と国内旅行へ行くことを楽しんでいます。
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