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イッタラが新作コレクション「AALTO 90」を発表
2026.3.28
フィンランドデザインの象徴「アアルトベース」誕生90周年
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フィンランドのデザインブランド「イッタラ」は、フィンランドの近代建築とデザインの巨匠、アルヴァ・アアルトによる名作「アアルトベース」の誕生90周年を記念し、年間テーマ「AALTO 90」を掲げたアニバーサリーコレクションを展開する。
シンプルでありながらダイナミックなフォルムが特長のアアルトベースは、1936年に誕生。当時主流だった装飾的なガラスデザインとは一線を画し、翌年のパリ万国博覧会で発表されると、瞬く間に世界的評価を確立。フィンランドデザインを象徴する存在となった。
「AALTO 90」は、その思想とクラフトマンシップを讃えると同時に、アアルトベースの価値を現代に提示し、その先へとつなげていく試みだ。
3月に登場した「Aalto Bubble Vase」は、“ガラスそのものに命を吹き込む新たな姿”を表現したコレクション。溶けたガラスにソーダを施すことで生まれる繊細な気泡を内部に閉じ込め、異なる表情を持つ一点物だ。オリジナルデザインの彫刻的な美しさに、光を受けてきらめくバブルの揺らぎが重なり、アアルトベースの新たな魅力を引き出している。
アルヴァ・アアルト コレクション Tokyo ベース 160mm ラスターライラック 79,200円(2026年8月5日発売)
さらに8月には、世界6都市をテーマにしたシリアルナンバー入りの数量限定コレクション「Aalto City Vase」が登場。ヘルシンキ、東京、アムステルダム、コペンハーゲン、ベルリン、ニューヨーク──それぞれの都市が持つ光やリズムを、アアルトベースの不朽のフォルムに重ね合わせたベースは、各都市およびその国・地域に限定して展開される。
Amsterdam|ラスターダークグレー(日本での発売予定はありません)
すべての作品は“⼿吹きガラス(マウスブロー)”の技法によってフィンランドで制作され、アニバーサリーイヤーのために特別に開発されたラスター仕上げを採用。光の角度によって表情を変える虹色のきらめきが、都市の移ろいと響き合う。
時代や国境を超えて愛されてきたフォルムに、新たな視点を重ねることで見えてくるもの。90年という時間を経てもなお更新され続けるその魅力に、改めて触れてみたい。
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2026.3.13
写真家・高木由利子個展 Bunkamuraザ・ミュージアム最後も20日間
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渋谷の奥座敷で40年近くにもわたって西洋の近代美術から写真、映画、バレエや歌舞伎といった舞台芸術まで、幅広い文化を発信し続けてきた東急Bunkamura。隣接した東急百貨店本店は2023年に閉店し、既に解体されてしまっているが、実は渋谷の文化の発信拠点、Bunkamuraはまだかつての場所に残っており、時折、イベントも行われている。ただし、Bunkamuraの中心施設だった美術館の「ザ・ミュージアム」はこれからしばらく休館し、建設中の複合施設「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」(2029年度竣工予定)の7階の1000平米のスペースに拡大移転の予定だ。
その休館前の「ザ・ミュージアム」の締めくくりの展覧会として、Bunkamuraは同館を愛してくれた人々への特別な展覧会、写真家・高木由利子さんの個展「Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」を入場無料で開催している。
渋谷ファッションウィーク2026春に合わせた20日間だけの特別な展覧会で、会期は3月29日(日)まで、会期中無休。会場はBunkamura ザ・ミュージアム(ヒカリエホールではない)。
2023年にKYOTOGRAPHIEで京都・二条城の会場構成も手がけ、大阪・関西万博の「フランス館」でも再展示されたクリスチャン・ディオールとのコラボレーションでも知られる高木由利子。この展覧会では彼女の代表的シリーズ〈Threads of Beauty〉に焦点を当てている。
渋谷の喧騒から離れ、地下へと降りて入場する「ザ・ミュージアム」の展覧会場。高木はまずは人の顔で来場者を出迎えたいと世界各地のスピリチュアルリーダーなど展覧会の顔となる写真を厳選したという。
ザ・ミュージアムの入り口。カフェ・ドゥ・マゴ(Les Deux Magots)と向き合うこの入口が見られるのも今回が最後。
格好良さとは何か
展覧会で紹介しているシリーズ〈Threads of Beauty〉は世界各地で伝統的な衣服をまとい生きる人々の日常を、30年間(1995〜2025年)にわたり撮り歩いたシリーズ。民俗史的な記録としてではなく、被写体の人々の「格好良さ」に純粋に魅せられて撮り続けたシリーズだ。
「この人たちはなんでこんなにかっこいいのか」。
高木が〈Threads of Beauty〉を撮り始めてから30年間、ずっと追い求めてきたのはこの問いだ。約120点の写真に写る人々の佇まい、風情、生き様から滲み出る圧倒的な「格好良さ」。高木は「ファッションとは何か」という問いを根底に持ち続け、単なる衣服ではなく、土地・共同体・先祖から受け継ぎ後世へつなぐアイデンティティの表現だと考えてきた。今、日本の着物のように、世界各地の伝統服が日常生活の場から姿を消しつつある。写真展は既成服を着て、都会に住む私たちへの静かな、しかし強烈な問いかけでもある。高木はその現状を惜しみながらも、現代の生活様式への移行という自然な営みとして受け入れている。
順路のない会場に、布に縫い付けられた写真が吊るされる。8つのテーマごとに構成された「Village(村)」を、来場者は自分の感覚で歩き回りながら巡っていく。
東京生まれ。武蔵野美術大学でグラフィックデザインを学んだ後、英国・Trent Polytechnicでファッションデザインを修め、ファッションデザイナーとして活動を開始した高木。やがて写真家へと転身。当初は風景やヌードを主題としていたが、ファッションブランドとの仕事にも携わるようになる。なかでもディオールのアーカイブピースを独自の視点で捉えた作品群は、写真と衣服との関係性に新風を吹き込んだ。
そんな高木は「写真っていうのは、私にとってモノなんですね。マテリアル」と語る。
データ化され、テクスチャーのない画面で見ることが「普通」になった時代に、今回展示された作品の大半は、泡紙に竹尾でプリントし、手でちぎり、ミシンで縫い付け、その後ニスを二層塗るという工程を経ている。ニスを塗ることで黒が締まり、バライタ紙のような本来の印画紙の美しさが再現される。「こういう質感を、画面越しに見るだけではわからない。だから展覧会に来てほしい」と高木は言う。
出口近くでは本展のために作られた映像作品が上映され展覧会に新たな次元を加えている。渋谷で撮影された映像と、メキシコやモンゴルで撮影された映像を、同時進行で見せる作品だ。
「渋谷はかつて、もっとファンキーだった。撮影された時代の渋谷は、世界各地の少数民族の人々と対等に、おしゃれで、佇まいがあった。」と高木は言う。高木が発掘したその時代の渋谷を撮り溜めた映像と、地球の裏側で営まれる日常が、同じスクリーンに映し出される。遠く隔たった場所の緩やかな関連性が世界が一つ続きなのだと感じさせる。
新作の映像作品《Parallel Styles: Shibuya x The Other Side》では、高木がこれまで撮ってきたかっこいい少数民族の写真と、2000年代初頭に渋谷のスクランブル交差点で撮影したシリーズから選んだ作品を対比させている。
「もの」としての写真、「記憶」としての空間
会場構成を手がけたのは建築家の田根剛。「場所の記憶から建築をつくる」を意味する「Archaeology of the Future」をコンセプトにしたATTA(Atelier Tsuyoshi Tane Architects)を設立し、世界各地でプロジェクトを手がけてきた。エストニア国立博物館、弘前れんが倉庫美術館などを手掛け、2036年完成予定の帝国ホテル東京・新本館のデザインアーキテクトに起用されたことでも注目を集めている。フランス芸術文化勲章シュヴァリエ、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞なども受賞している田根。
高木由利子さんとの出会いは10年ほど前のISSEY MIYAKEの展覧会でトークをした時だったという。その時から一緒にコラボレーションをする約束。その約束は2023年の国際写真展「KYOTOGRAPHIE」で果たされた。世界遺産にもなっている二条城で行われた展覧会は、大きな話題となり、Bunkamuraの担当者もこの展覧会を観て2人に声がけをしたという。
オープニングレセプションで展覧会の解説をする高木由利子さん(左)と田根剛さん(右)。
「ザ・ミュージアム」最後の展覧会の話をもらい、田根は「この場所が持っている記憶を、そのまま生かしたかった。Bunkamura ザ・ミュージアムという空間には、37年間の展覧会の積み重ねがある。その記憶の上に、高木さんの写真の世界を重ねることで、ここでしか生まれない体験が作れると思った」。
障子越の外光も楽しめた二条城での展示と異なり、「ザ・ミュージアム」では外光が一切入らない地下空間。その分、照明にこだわり、写真展の被写体にもなっているノマドな人々が日々感じているであろう稲光などの自然の情景も照明で再現している(ドットワークスが担当)。
展覧会は以心伝心で、ほとんど打ち合わせをすることなく完成したと語る田根だが、高木の「道ができると少数民族がいなくなっちゃうのよ」という言葉が印象深く耳に残っていると言う。
「その言葉を聞いた瞬間に、会場の設計が決まった気がした」と田根は言う。「順路を作らないこと。動線を引かないこと。見る人が、道なき村を歩くように、自分の感覚で動いていける空間にすること」。
だからこそ、今回の展示に順路はない。動線もない。写真は布に縫い付けられ、吊るされている。120人の人々に「出会う」ように、来場者は自由に会場を歩き回る。「ノマティックな村」を構想した田根の空間設計は、見る者に不便を強いる。しかしその不便さこそが、彼らの生き方に触れるための必然だと言う。
会場中央には「村の広場」と名付けられた空間。そこから見える風景は、Bunkamuraという場所の記憶と、写真の中の世界が、静かに重なり合う。
40年の歴史が円環を閉じる
1989年開館のBunkamura ザ・ミュージアム。そのコンセプトの一つが「女性アーティストの紹介」だった。ルイーズ・ブルジョワ、草間彌生——錚々たる名前が、この場所の歴史を彩ってきた。80年代、90年代、2000年代、2010年代、2020年代と、時代を見届けてきたこの現展示室が、高木由利子という女性写真家の展覧会で幕を閉じる。歴史の円環が、静かに、美しく閉じられていく。
展覧会では写真だけでなく、高木の愛用していたメモや本、そしてリトグラフ作品などもアクリルケースに収められて展示されている。このアクリルケースは、元々Bunkamuraで使われており、廃棄される予定だったもの。美術館の建て替えにおいて極力ゴミを出さない方が良い、と話し合ってこのような形での展示になったという。
展覧会期間中、「一冊の本を売る書店」をテーマとする森岡書店がミュージアムショップとして出店している。本展にあわせて先行販売される写真集『Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。』(青幻舎)に加えて、異なる30種類のオリジナルプリントが表紙に施された、世界に1冊だけの豪華特装版を販売。会場限定で抽選販売する[販売価格:165,000円(税込)] ※ED20/墨染め額装込/専用箱付き。
「非常に感謝したい方々」として、高木が最後に挙げたのは被写体になってくれた人々だった。「どうやったら被写体になってくださった方々にお礼ができるか、ずっと悶々としていた。こういう形で彼らの格好良さを世の中に提示することで、少しでもお礼ができたのではないか」。30年間、発表の機会を何度も逃してきた。障害があり、なかなか出せなかった。しかし「今ここに来て、今ここで、そしてこの時期だった」と高木は振り返る。現展示室最後の展覧会というタイミング。すべてが「グッドタイミング」だったのだと。
田根もまた、この場所への思いを語る。「建築家として、ある建物の最後の展覧会を手がけるというのは、特別なことだ。場所の記憶を未来につなぐのが自分の仕事だとすれば、今回はその記憶を、次の場所へと渡す役割でもある。高木さんの写真が持つ時間の深さと、この空間が積み重ねてきた時間が、今回重なり合っている」。
2029年度に生まれ変わる新ミュージアムは、比べ物にならないほど大きく、高く、新しい。それはそれで、楽しみだ。しかし、渋谷から日本に西洋絵画などのアートの魅力を発信してきたあの「Bunkamura ザ・ミュージアム」の空間でアートを楽しめる日は残り少ない。ぜひともBunkamuraの粋な計らいに応えて訪れる時間を作ってもらいたい。
展覧会のレセプションのフードは、eatripのフードディレクター、野村友里が手掛けた。野村友里初監督のドキュメンタリー映画『eatrip』では、”Threads of Beauty”
シリーズに大大感銘を受けた野村が高木に劇中写真を頼んでいる。また野村は食の複合空間〈GYRE.FOOD〉の空間コンセプトを手掛けた田根とコラボをしており3者ともに交流が深い。
高木由利子 写真展「Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」
会期:2026年3月10日(火)〜3月29日(日)会期中無休
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
入場無料 SHIBUYA FASHION WEEK 2026 Spring × Bunkamura
Profile
林信行 Nobuyuki Hayashi
1990年にITのジャーナリストとして国内外の媒体で記事の執筆を始める。最新トレンドの発信やIT業界を築いてきたレジェンドたちのインタビューを手掛けた。2000年代からはテクノロジーだけでは人々は豊かにならないと考えを改め、良いデザインを啓蒙すべくデザイン関連の取材、審査員などの活動を開始。2005年頃からはAIが世界にもたらす地殻変動を予見し、人の在り方を問うコンテンポラリーアートや教育の取材に加え、日本の地域や伝統文化にも関心を広げる。現在では、日本の伝統的な思想には未来の社会に向けた貴重なインスピレーションが詰まっているという信念のもと、これを世界に発信することに力を注いでいる。いくつかの企業の顧問や社外取締役に加え、金沢美術工芸大学で客員名誉教授に就いている。Nobi(ノビ)の愛称で親しまれている。
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現代工芸の4人のトップランナーが集結
2026.3.13
銀座・和光セイコーハウスホールで開催。「工芸の表現四人展」
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和光セイコーハウスホールにて、漆芸・金工・陶芸の分野で独自の表現を確立した気鋭の作家4名による展覧会「工芸の表現四人展」が開催される。会期は2026年3月19日(木)から29日(日)まで。展示作品は抽選販売となる。
本展に集うのは、それぞれの領域で素材の魅力を最大限に引き出し、理想の造形を求めて研鑽を重ねる4人の作家。いずれも40代から50代の円熟期を迎え、国内外で高い評価を確立する現代工芸の実力者たちだ。
池田晃将 蜃光電脳小器 w5.7×d5.7×h1.9cm
漆黒の世界に繊細な螺鈿、蒔絵を浮かび上がらせ、掌中に収まる電脳空間を創造する漆芸家・池田晃将氏。
長谷川清吉 かながさね飾箱 φ8×h4.5cm
象嵌や透かし彫りなど高度な技法を駆使し、茶道具を軸に斬新なオブジェをも生み出す金工家・長谷川清吉氏。
新里明士 光盃・台
盃:w9×d7.5×h4.8cm、台:φ10.8×h6.5cm
‟光”をテーマに、器胎にほどこした透明感あふれる点描の文様で洗練された美を追求する陶芸家・新里明士氏。
見附正康 赤絵細描角香炉 w6.6×d6.6×h7cm
九谷伝統の赤絵細描を継承し、古典と現代感覚を融合させた格調高い細密描写の世界を築く陶芸家・見附正康氏。
また3月22日(日)14時から、国立工芸館の工芸課長、岩井美恵子氏と出品作家4名によるトークイベントも開催予定。現代工芸を多角的に語る貴重な機会となりそうだ。
伝統を礎にしながら、工芸の新たな可能性に挑む4人の表現者たち。春の銀座で、四者四様の感性と造形美に触れてみてはいかがだろうか。
◆「工芸の表現四人展」
【会期】2026年3月19日(木)~29日(日)
【会場】セイコーハウスホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス 6階)
【問い合わせ先】03-3562-2111(代表)
【営業時間】11:00~19:00(最終日は17:00まで)【休業日】無休
【入場料】無料
◆岩井美恵子氏と出品作家4名によるトークイベント
【日時】3月22日(日) 14:00~司会進行:岩井美恵子氏(国立工芸館 工芸課長)
※混雑時には入場を制限する場合があります。
【問い合わせ先】和光 美術部 03-3562-2111(代表)
■抽選販売について
作品の購入は抽選となりますに。ご希望の方は、セイコーハウスホールへご来場のうえご応募ください。メールまたは電話での応募は受付ていません。
〈応募日〉
3月19日(木)、20日(金) 各日 11:00~19:00
3月21日(土) 11:00~14:00
〈抽選結果通知〉
3月21日(土)16:00~19:00
※各作家お一人様2点までの応募となります。
※抽選による購入は、各作家お一人様1点限りとなります。
※当選された方のみ、電話またはメールにてお知らせいたします。
※当選後のキャンセルはお受けできません。
※抽選のご希望がなかった作品は、3月22日(日)11:00よりセイコーハウスホールで販売します。
※混雑状況によっては、入場を制限する場合があります。
【抽選販売についての問い合わせ】和光 美術部 03-3562-2111(代表)
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Features
2026.3.13
京都・細見美術館で開催。特別展「志村ふくみ 百一寿―夢の浮橋―」
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2026.3.8
「フィリップ・ミル 東京」春限定コース「Menu SAKURA」│
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蜷川実花 with EiM「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」開幕
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人間国宝・志村ふくみ、101歳の現在地
2026.3.13
京都・細見美術館で開催。特別展「志村ふくみ 百一寿―夢の浮橋―」
《夢の浮橋》 2025年 志村ふくみ 監修 制作 都機工房 絹糸/紅花、茜、紫根、藍、刈安 【通期展示】
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人間国宝の染織家・志村ふくみの70年にわたる表現の軌跡をたどる特別展「志村ふくみ 百一寿 ―夢の浮橋―」が、京都・細見美術館にて2026年5月31日(日)まで開催中だ。
《月の湖》 1985年 絹糸/藍、玉葱 【前期展示】
紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)であり、随筆家としても広く知られる志村ふくみ。本展では、志村の近年の特徴的なテーマを中心に構成。作品と紡がれた言葉を交えながら、色彩、生命、自然への尽きることのない思索をたどる。
《朧月夜》 2025年 志村ふくみ監修 制作 都機工房 絹糸・金糸/紫根、藍、刈安、臭木 【通期展示】
《若紫》 2007年 絹糸/紫根、茜 【前期展示】
みどころのひとつが、70代半ばから連作を手がけてきた『源氏物語』から生まれた色と着物。作品のタイトルは各帖からとられ、物語から感じる香りや響き、言葉では言い表せない情感を、美しい色と織りで表現している。
小袖《Francesco》 2020年 志村ふくみ監修 制作 都機工房 絹糸/臭木、藍 【前期展示】
さらに島原の乱後の天草を舞台に、死と再生を描く作家・石牟礼道子原作の新作能『沖宮』の能装束も、6領すべてを展示。緋色を追求し、 紅花で染めた主人公あやの舞衣《紅扇》 と、天草四郎の小袖 《Francesco》 は関西初公開となる。
《五月のウナ電》 詩:高村光太郎 書・裂:志村ふくみ 【後期展示】
《風露》 2000年 絹糸/紅花、藍、刈安、紫根 【後期展示】
80代に入り生み出したコラージュ作品にも注目したい。使われているのは、志村が長年大切に保管してきた着物の残り布や小さな端切れだ。高村光太郎の詩に感動して筆をとり、小裂で飾った《五月のウナ電》や着物の雛形、裂帖などが並び、豊かな創造の世界を紹介する。
《雛形 紫格子白段》 2006年 絹糸 【前期展示】
101歳を迎えたいまなお、美しいものを手に取り、自然と色彩への深いまなざしを持ち続けている志村ふくみ。今回は本展を機に構想・制作された作品2領も初公開され、貴重な機会となりそうだ。
◆特別展「志村ふくみ 百一寿 ―夢の浮橋―」
【会期】開催中~5月31日(日)
[前期]開催中~4月12日(日)/[後期]4月14日(火)~5月31日(日)
【会場】細見美術館(京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)
【開館時間】10:00~17:00
【休館日】月曜(※5月4日は開館)、5月7日(木)
【入館料】一般2,000円、学生 1,500円
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2026.3.8
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京都・北野天満宮で、没入体験のその先へ
2026.3.6
蜷川実花 with EiM「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」開幕
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京都・北野天満宮で、蜷川実花 with EiMによる「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 ―時をこえ、華ひらく庭―」が、2026年5月24日(日)まで開催中だ。
日本の「美」と「文化」を京都から世界に発信してきた「KYOTO NIPPON FESTIVAL」。10周年を迎える今年は、アーティスト蜷川実花と、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーも務めた宮田裕章をはじめ、各分野のスペシャリストが集うクリエイティブチームEiMが参画。全国天満宮総本社である北野天満宮を舞台に、歴史ある庭がアートへと変容するインスタレーションとイマーシブ公演が展開される。
京都随一の梅の名所として知られる北野天満宮の梅苑では、約1200本のクリスタルを用いた屋外インスタレーション《光と花の庭》を展開。光を受けたクリスタルが、季節の移ろいや刻々と変わる空の色と呼応しながら、時間とともに異なる表情を見せていく。自然とアートが響き合う瞬間を体感できる作品だ。
また、茶室「御土居 梅交軒」で展開されるのが、もうひとつのインスタレーション《残照》。ここでは、咲き誇る花々と枯れゆく花を対比させることで、時間の循環を可視化。枯れること、朽ちることという一見ネガティブにも思える状態のなかに潜む、圧倒的な美しさを表現している。
ダンスカンパニー・DAZZLE
3月20日(金・祝)からは、世界的に活躍するダンスカンパニーDAZZLEとのコラボレーションによるイマーシブシアター《花宵の大茶会》がスタート予定。本作では観客席と舞台の区別がなく、観客の目の前でキャストたちが縦横無尽にパフォーマンスを展開。北野天満宮の風月殿という歴史的空間で、時空を超える体験へと誘われる。
会場内の特設ショップでは、本展限定グッズも販売。蜷川実花が撮影した北野天満宮の梅の写真を用いたTシャツや手ぬぐい、風呂敷をはじめ、聖護院八ツ橋総本店の「聖 ニッキ抹茶」、松栄堂のお香や匂い袋など、京都の老舗メーカーとのコラボレーションアイテムも充実している。
歴史と伝統、アートが交錯する春の京都。命の輝きを全身で感じる没入体験へ、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
◆KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 ―時をこえ、華ひらく庭―
【会期】
インスタレーション《光と花の庭》《残照》
―2026年2月1日(日)~5月24日(日) ※休苑日有
イマーシブシアター《花宵の大茶会》
―2026年3月20日(金・祝)予定~5月24日(日) ※休演日有
―公演時間:約60分予定
【開苑時間】9:00~20:30(最終受付20:00)
【休館日】会期中休業日あり(HPにてお知らせ)
【会場】北野天満宮(京都府京都市上京区馬喰町)
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2026.2.26
「東京アートアンティーク2026」が4月23日(木)から25日(土)まで開催
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2026.3.3
真木千秋 テキスタイルアート展「Voice of Nature」
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北インド・ヒマラヤの麓に工房を構え、類稀なテキスタイルアートを生み出す真木千秋による展覧会「Voice of Nature」が、2026年4月2日(木)から12日(日)まで、東京・代官山のヒルサイドフォーラムで開催される 。
「織物は暮らしの中で使われるものがいちばん愛おしい」。その想いを胸に、長年にわたり用途のある織物を手掛けてきた真木。2012年以降はヒマラヤ山麓に拠点を置き、植物を育て、糸を紡ぎ、染め、織りまでを手がけている。本展では、圧倒的な自然とあくなき手仕事の連なりから生まれた約40点を披露する。
会場に並ぶ作品は、真木の五感に届いた“自然の声”。人が意図して何かを「作る」というよりも、素材が自らの行き先を決め、いつの間にか形として立ち現れる──その一連の流れが、まるで“風景”のように静かに迫る。
真木千秋と建築家の中村好文
会期中には、真木千秋と染織作家の石垣昭子、建築家の中村好文によるトークセッション「自然の声を聴く」も開催 。三者それぞれの視点が交差する、濃密な鼎談となりそうだ。
また4月7日(火)には、インドを代表する建築家で、真木の工房「ganga maki」の設計を手がけたスタジオ・ムンバイ主宰、ビジョイ・ジェインとのギャラリートークも開催される。
作品について真木は「用途を想像していただいても、ただ眺めていただくのも自由。それぞれの方の心の距離感で向き合っていただけたら何よりの喜びです」と語る。
ヒマラヤの自然とともに紡がれ、造形へと姿を変えたものたち。その前に立つとき、私たちはどう感じるか、会場で確かめてみてはいかがだろうか。
◆CHIAKI MAKI & ganga maki 「Voice of Nature」
【会期】2026年4月2日(木)~12日(日)
【会場】東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階
【時間】11:00~19:00(最終日は17時終了)
【入場料】一般 800円、学生 500円
ギャラリートーク「自然の声を聴く」
【日時】2026年4月4日(土) 14:00~15:00
【登壇】真木千秋、石垣昭子、中村好文
【定員】60名
※専用フォームより申し込み(定員になり次第締切)
真木千秋×ビジョイ·ジェイン氏 ギャラリートーク
【日時】2026年4月7日(火) 18:00~19:00
【登壇】真木千秋、ビジョイ・ジェイン
【定員】60名
【参加費】無料 ※別途入場料(一般800円/学生500円)が必要
【申込】2026年3月31日(火)〆切
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2026.2.26
「東京アートアンティーク2026」が4月23日(木)から25日(土)まで開催
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日本橋・京橋の美の記憶を辿る3日間
2026.2.26
「東京アートアンティーク2026」が4月23日(木)から25日(土)まで開催
繭山龍泉堂
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1998年に「日本橋・京橋美術骨董まつり」としてスタートした『東京アートアンティーク(英名:Tokyo Art & Antiques)』が、2026年4月23日(木)から25日(土)まで、日本橋・京橋を舞台に開催される。
16回目となる今回は、「こだわり人こそ巡ってほしい、歴史と文化が息づくアートの街」をテーマに、約80店舗の画廊・美術店が参加し、この土地だからこそ味わえる美術との出会いを提案。日本橋・京橋を歩きながら、自分の感覚で選び、味わう、大人のためのアート体験を楽しむことができる。
また今回は、路地裏に目を向けた新たな企画『おすすめ路地裏3ルート』も登場。【建築3選】は、「繭山龍泉堂」、「壺中居」、「明治屋」。【文化人3選】は、北大路魯山人、歌川広重、岡本可亭。【レトロ3選】は、「海老屋美術店」、「去来、木雞、メゾンドネコの小路」、「前坂晴天堂」と、表通りの魅力とは異なる視点から、日本橋・京橋ならではの美を味わうことができる。
期間中は、歴史上の人物や出来事に焦点を当てた著作でも知られる直木賞作家・澤田瞳子さんによるトークイベントや、チャリティ入札会なども開催。時間を重ねてきた街の中で、美の記憶を辿る3日間となる。
小山登美夫ギャラリー 京橋
あなたも「歩き、眺め、感じる」日本橋・京橋のアート体験を楽しんでみてはいかが。
◆東京アートアンティーク2026 ~日本橋・京橋美術まつり~
【開催日程】2026年4月23日(木)~25日(土) 各店舗の営業時間に準ずる
【エリア】東京都中央区 京橋・日本橋を中心とした地域
※詳細は公式サイトで要確認
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2026.2.19
フォーシーズンズホテル丸の内 東京「桜 アフタヌーンティー」
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かな書の名手が描く、西行の詩情と月の余韻
2026.2.25
銀座・和光で開催。「月の景色 高木厚人書展」
「月」 135×65cm
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銀座・和光のセイコーハウスホールにて、日展特別会員であり、現代かな書壇を牽引してきた書家・高木厚人による「月の景色 高木厚人書展」が開催される。会期は3月5日(木)から15日(日)まで。
「はるになる」 36×25cm
かな書は、流れるような筆致と余白が響き合う、日本独自の書の芸術。高木はその本質を探究し続け、日展内閣総理大臣賞、日本藝術院賞など数々の栄誉を受けてきた。
和光では初となる個展の主題は、“月”。平安期の歌人・西行が和歌に託した静謐な月の光と心の奥に響く余情を、高木はしなやかな線と余白の妙によって現代へと映し出す。
「なにとなく」 36×25cm
「ありのままの自分で書こう、そう思い、作品に精一杯立ち向かいました。すべての作品、こんな景色を描きたいと願い筆を執ったものです。まだまだ途上ですが、皆様にはその景色を思い浮かべながらご鑑賞いただければ幸いです」と語る高木。
文字を読むのではなく、景色を味わう。銀座の街を見下ろす静謐な空間で、そんな穏やかな時間に身を委ねてみては。
◆「月の景色 高木厚人書展」
【会期】2026年3月5日(木)~15日(日)
【会場】セイコーハウスホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス6階)
【時間】11:00~19:00(最終日は17:00まで)
【入場料】無料
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2026.2.24
「Premier あまおう Bijoux de fraise ―イチゴの宝石―」誕生。期間限定あまおうパフェも
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絵本作家レオ・レオニと甲州印伝のコラボ
2026.2.20
印傳屋が「絵本作品コレクション」第2弾「フレデリック」とのコラボレーション商品を発売
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1582年に創業した「甲州印伝」の老舗「印傳屋(いんでんや)」が、「絵本作品コレクション」第2弾として、絵本作家レオ・レオニの名作「フレデリック」とコラボレーションしたオリジナル商品を、印傳屋直営店および公式オンラインショップで発売した。
「印伝」とは、鹿革に漆(うるし)などで模様を施した革工芸品で、山梨県で作られる「甲州印伝」は経済産業省の伝統的工芸品に認定されている。第2弾の商品では、小銭入3種類、束入(長財布)、パスケース、ポーチ、ペンケースの全7種類を展開している。
第2弾の発売にあたり、多種多様な紙をちぎり絵でコラージュしている「フレデリック」の世界観を印伝で忠実に再現するため、⿅⾰や漆、更紗の色を新たに開発した。
ぬくもりを感じるベージュの⿅⾰に、複数の色彩を重ねる更紗技法を組み合わせ、フレデリックとねずみたち、小石や草花、そして手書きの“Frederick”のサインなど、作品ならではのタッチを活かした色彩豊かで緻密な「フレデリック」の印伝が誕生した。製作は、甲州印伝400 年の技巧を受け継いだ印傳屋の熟練した職人が、すべて手作業で行っている。
左)「スイミー」、右)「フレデリック」
また、昨年夏に発売して即日完売となったレオ・レオニとのコラボレーション「絵本作品コレクション」第1弾の「スイミー」も、第2弾の発売に合わせ再販された。
あなたも7つのアイテムからお気に入りを見つけてみてはいかが。
◆印傳屋「絵本作品コレクション」第2弾「フレデリック」
印傳屋直営店、公式オンラインショップにて販売中
※詳細は公式サイトで要確認
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2026.2.19
フォーシーズンズホテル丸の内 東京「桜 アフタヌーンティー」
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2026.2.17
国立新美術館で開催。『生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ』
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アート探訪記~展覧会インプレッション&インフォメーション
2026.2.1
銀座・和光「第2回 いしかわの工芸 漆と陶」 若手作家の新たな息吹も加わり、見どころも増した2回目の展観
右・水尻清甫 沈金乾漆盤「海原」⌀40 ×h3.5㎝ 左・????田幸央 金襴手彩色鉢 ⌀52 ×h13㎝
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石川県を襲った震災から2年以上の歳月が流れました。月日が経つにしたがい、石川の現状を伝える報道は、次第に少なくなってきましたが、爪痕はまだまだ残っているのが現状です。そうした厳しい環境下で、制作活動を続ける県内の漆芸家と陶芸家の作品が、昨年に引き続き、再びセイコーハウス6階を彩っています。2回目となる「いしかわの工芸 漆と陶」。それぞれの作品には、逆境のなかで、真摯に作品と向かい続けてきた作家の方々の、不屈ともいえる「ものづくり」の魂が宿っています。
ようやく、少し落ち着いてきた。それが現状
「風土と人の温もりが息づく作品に、再生と希望の光を感じていただければ幸いです」とのメッセージを、展覧会リーフレットに寄せているのは、陶芸家の????田幸央さん。昨年に引き続いての参加です。
「珠洲や輪島の惨状に及ぶべくもありませんが、私の地元の加賀地方でも、焼物は随分割れました。私の工房でも相当な被害が出ました。一時は物作りどころではありませんでしたが、ようやく少し落ち着いてきた、というのが現状です」
そう語る????田さん。????田さん によれば、今回の展覧会には、若手の作家も新たに加わっているとのこと。その一人が、漆芸家の中室惣一郎さんです。
静止画なのに動画に見える。そんな加飾を目指して ──漆芸 中室惣一郎──
尾びれを揺らめかせながら、今にも泳ぎ出しそうな金魚たち。どこからともなくやって来て、いつのまにか張り付いている雨蛙。睦まじく寄り添い水面を漂う鴛。中室さんの作品には、精緻に描かれた生き物たちが、その生を謳歌しています。
「生きもののその次の動き。その動きが目に浮かび、おのずと見えてくる。静止画なのに動画のような動きを感じていただければ、と思います」
さざめく水面、金魚の尾ひれ、水底の煌めき。すべてが揺らめいているかのよう。蒔絵楕円盆「ゆらめき」(部分)
生き物のスケッチは、写真などの図版を参考に描くことが多いものの、金魚は実際に飼ってみたそうです。
「水槽を眺めていると、金魚たちの動き、とくに尾びれのゆらめきが面白く、それを映像の一場面のように表現してみたいと思いました」
中室さんの思いは見事に結実。3匹の金魚は、蒔絵で表現された水面からこちらに向かって、ぷっくりと顔を出してくるかのようです。
・蒔絵楕円盆「ゆらめき」税込¥825,000 45cm×24cm
・蒔絵盒子「蓮蛙」 税込¥396,000 直径6cm
遊び心をふんだんに生かした、物語りのような絵付け
「漆器は実用という点から考えれば、加飾のない方が使い易く、ある意味では一番です。そんな漆に加飾するのですから、エンターテインメントというか、遊び心をふんだんに用いて、物語性のある絵付けをした方が楽しいのでは、そんなことを思いながら、漆に向かっています」
幼いころから描くことが何よりも好きだった中室さん。
「たまたま漆の家に生まれたので漆に絵付けをしていますが、そうでなければ、やはり何かに描くことをしていたと思います」と中室さんが語るように、中室家は輪島で「輪島屋善仁」の屋号で、200年以上続く輪島塗の製造・販売を手掛ける老舗です。
漆を家具や調度品にも用いて、「輪島屋善仁」が手掛けた再生古民家「塗師の家」が全焼したのをはじめ、本社工房や店舗、倉庫も大きな被害を受けました。
「輪島の漆産業が受けた被害は甚大なものでしたが、少しづつ回復しています。若手の作家も頑張っていますので、ぜひこれからの輪島にも注目してください」
中室さんが描く、生命力に満ちた生き物たちも、輪島の町が復活するのを待っています。
色と金彩を追い求めて辿りついた「金襴手彩色」の技法 ──陶芸 ????田幸央──
紫、緑、黄、ピンク……。それぞれの色はどちらかといえば、薄くはんなりとした優しい色です。水彩画のような薄く優しい色は、色と色が重なることにより、次第に重みを増し、中世のフレスコ画を思わせる重厚な響きを醸し出してきます。
光の加減で煌めく金が、抽象的な色彩の集積に荘厳をもたらしています。でも、西欧風ではなく、むしろどことなく和を感じさせる、そんな不思議な色彩を纏った焼物。それが????田幸央さんの作品です。
????田さんは、120年の歴史を持つ九谷焼の上絵付け工房「錦山窯」の4代目。「金襴手」と呼ばれる色絵金彩の上絵付け工房として発展してきた「錦山窯」に生まれた????田さんは、「色と金彩」を絶えず追い求めてきました。そのひとつの結実が「彩色金襴手」です。
水彩画のような淡い色彩の集積に金彩が加わる。「彩色金襴手鉢」(部分)
「焼物にどのように色を纏わせるか。そんなことをずっと考えてきました。この作品でいえば、使った色は全部で6色。そして8回焼きます。ですので、とても時間がかかります。色の上に色を重ねて焼き、それを窯から出したときにどんな色になっているか、最初は試行錯誤の連続でした。そして『錦山窯』の特徴である金彩をどう表現していくか、それも試行錯誤でした」
????田さんの父、三代目????田美統(みのり)さんは金箔の上に透明な釉をかける「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」を探求し、無形文化財保持者(人間国宝)に認定されています。ただ、それをそのまま継承しても、窯としての発展性はなくなってしまう。そう考えた????田さんが辿り着いた技法が、「錦山窯」ならではの金襴手の技法を用いつつ、それを現代的に解釈した「彩色金襴手」でした。
彩色金襴手鉢 税込¥2,200,000 32.5cm×32.5cm×15.5cm
絵付けのイメージをデジタルが手助け。制作のプロセスはあくまでも人間
????田さんの作品には、幾何学的な直線も随処に走り、モダンさを醸しだしています。この直線を生み、絵付けのイメージの手助けとなっているのが、「Tomonami(ともなみ)」。ソニーCSLの研究者と共同開発中のシステムです。
「デジタルとはいってもあくまでも絵付けのイメージを作ってくれるだけ。イメージを作ることにかけては自分でやるより何倍も速く、数も大量に提案してくれますが、デジタルが提案してきたイメージをもとに実際に手を動かすのはあくまでも自分。焼成を重ねる間に、デジタルイメージとは異なる色を重ねていくことも多々あります。人が判断し人が作っていく、という制作プロセスは昔とは変わりません。工芸の意味を失わないテクノロジーの応用が大切なのだと思います」
窯が大切にしてきた伝統の手法に、デジタルを利用した独自の表現を加えながらも、工芸の意味を失わないテクノロジーの応用を考え続ける吉田さん。AIがアートの分野にも浸蝕し始めている昨今、生成AIを用いない????田さんとテクロノロジーの関係は、工芸家たちに多くの示唆を投げかけています。
話を伺った2人の作家のほかに、今回の展覧会に出品しているのは以下の7名の方々です。
【陶芸】柴田有希佳さん 田島正仁さん 多田幸史さん
【漆芸】 浦出勝彦さん 田中義光さん 水口咲さん 水尻清甫さん
また、以下の方々の作品が特別出品として展示されています。
【陶芸】????田美統さん、中田一於さん
【漆芸】前 史雄さん 小森邦衛さん 西 勝廣さん
◆アート探訪記~展覧会インフォメーション
第2回 いしかわの工芸 漆と陶
会期:2026年1月29日(木) 〜 2026年2月8日(日)
時間:11:00 – 19:00 最終日は17:00まで
- 場所:セイコーハウス 6階 セイコーハウスホール
櫻井正朗 Masao Sakurai
明治38(1905)年に創刊された老舗婦人誌『婦人画報』編集部に30年以上在籍し、陶芸や漆芸など、日本の伝統工芸をはじめ、さまざまな日本文化の取材・原稿執筆を経た後、現在ではフリーランスの編集者として、「プレミアムジャパン」では未生流笹岡家元の笹岡隆甫さんや尾上流四代家元・三代目尾上菊之丞さんの記事などを担当する。京都には長年にわたり幾度となく足を運んできたが、日本文化方面よりも、むしろ居酒屋方面が詳しいとの噂も。
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アート探訪記~展覧会インプレッシ…
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林 信行の視点
2026.1.31
世界の賓客が体験した、万博のもう一つの顔——大阪・関西万博最上級の接遇施設「迎賓館」の全貌
日本の赤をイメージした真っ赤な壁が印象的な迎賓館のダイニングルーム。壁には川島織物セルコンが現代美術作家・川人 綾氏にコミッションして作らせたタペストリーの作品。ここでゲストの好みに合わせて和食、洋食または和洋折衷のランチやディナーが振る舞われた。
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昨2025年の日本を象徴するイベントといえば大阪の人工島、「夢洲」で半年にわたって開催された大阪・関西万博だ。1日平均15.8万人、累計2500万人以上が訪れ、370億円の黒字。40万枚売れた通期パス利用者の平均来場回数は11.8回ということからもその熱狂ぶりがうかがえる。来場者の約8割が「満足」したと答え、9割が「大成功」だったと振り返る、日本の魅力を世界に伝えた重要イベントだった。
話題となった大屋根リングを中心に据えた155ヘクタールの会場敷地には、すべてのパビリオンを制覇した熱心な来場者ですら足を踏み入れられない聖域がいくつかあった。その代表格は、国王や大統領といった賓客だけが招待された美しい「迎賓館」だろう。
同施設での歓待は、ある意味、日本政府が考える今日の日本における最上級のおもてなしと言える。新春企画として、今の日本の最上級とはどんなものだったのかを探ってみたい。
世界中から国王を含む50名近い賓客が万博を訪問
迎賓館の外観は黒。建物全体が高い黒塀に囲まれており、その門は賓客の車が通る時だけ開かれる。外からはほとんど中の様子を窺い知ることができなかった。
184日間の開催期間中、大阪・関西万博には、名誉総裁を務めた秋篠宮皇嗣殿下とそのご家族が開会式や閉会式に参加されたほか、天皇皇后両陛下も2度訪問されるなど、日本の皇室も頻繁に訪問したが、実は世界各国からも数多くの賓客が訪れている。
デンマーク、スウェーデン、オランダやアフリカ南部のレソト王国から合計4名の国王が訪問したのに加え、ルクセンブルクの公爵など国王に準ずる方2名、4名の皇太子、大統領24名、首相15名、国連のアントニオ・グテーレス事務総長など数多くの国賓が訪れた。
主な訪問の目的は、各国パビリオンで開催された毎日1カ国を取り上げてお祝いするナショナルデーへの参加や、その国の祝日などを祝うイベントへの参加だ。
ちなみに最初のナショナルデー(万博開幕2日目の4月14日)に選ばれたのはトルクメニスタンで、式典にはセルダル・ベルディムハメドフ大統領が来日。後に人気パビリオンの1つとなったトルクメニスタン館は、同大統領の視察終了を待ってから一般公開されたという。
一般公開されなかった聖域「迎賓館」
自然の光や風を取り入れることで「日本の美」を表現した迎賓館。円環状(ドーナツ型)の施設の中央には柳の木が1本だけ立つ大きな水盤があり、そこにその日の空模様が映し出されていた。
さて、こうした賓客が隊列の車に乗って万博会場に着くと、真っ先に案内されたのが「迎賓館」だ。
万博会場の中で最上級の施設に位置付けられ、ボストン総領事や、外務省大臣官房総括審議官兼欧州局大使なども務めた引原毅氏が館長を務めた。天皇陛下を含む日本の皇室や上記した賓客以外にも各国のナショナルデーのために派遣された代表団などがこの施設を訪れている。
万博マップには描かれていなかったが、場所は開会式や閉会式を始め、数多くの式典やコンサート、舞台パフォーマンスが行われた「EXPOホール(愛称:シャインハット)」のすぐ隣にある「EXPOナショナルデーホール」の真裏にある。通常のパスでは建物の周囲に近づくこともできないが、スタッフ証を持っていても建物の周囲が高い黒塀で覆われており中を覗くことはできなかった(ただし、実はEXPOナショナルデーホール屋上の展望施設からは見下ろすことができた)。
サッカー場の約3分の2ほど、約4600平方メートルの敷地に建つ、ガラスとコンクリートで作られた円環状(ドーナツ型)の施設。中心には柳の木が1本だけ立つ大きな水場があり、そこに広い空が映し出されていた。自然の光や風を取り入れることで「日本の美」を表現したのだという。設計は日建設計、建設は大林組と大池建設工業が担い、大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーで大屋根リングも手掛けた藤本壮介氏が監修した。
賓客を迎える一日の流れ
賓客を迎える車は日欧の高級車やEVミニバスなどを用意。万博開催年に合わせたミャクミャクがあしらわれたナンバープレートなどが用意された。
迎賓館を訪れた賓客たち。まずは代表者がこの席に座り記帳を行った。
ナショナルデーの開催は午前と午後の2パターンがあるが、ほとんどの国は午前に訪れていたという。11時に式典開始というスケジュールが固定されているため、多くの来賓は10:30頃に、政府が用意した車でこの迎賓館に到着した。
国によって訪問する人数や好み、ニーズが異なるためミニバスやミニバン、セダン、SUVなどの12台の車が用意された。車種はトヨタのアルファードとヴェルファイア、日産のセレナ、ホンダのオデッセイといった国産車に加え、BMWのi7やレンジローバー。そして、EVモーターズ・ジャパンとアルファバスジャパンのEVミニバス。アルファバスジャパンとEVモーターズ・ジャパンによるEVバスなどで、EVモーターズ・ジャパンのミニバスは今回の万博のためだけに用意された特別車だという。
賓客が空港や宿泊先からこれらの車に乗って迎賓館の黒塀の中に到着すると、会場の入り口で日本政府代表によるレシービングライン(出迎えの列)で挨拶が行われ、入り口すぐ左にある「記帳台」へと案内される。ここで「代表団長」が署名を行った後に、一向は3つある貴賓室の一つに通される。
通常は一番広い「夢洲」(約120平米)に通されるが、随行員が多い場合などは約80平米の「咲洲」、「舞洲」なども使われた。貴賓室では、日本政府代表からその日の日程説明を受けたり、三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)による立礼式(りゅうれいしき)のお茶が振る舞われるなどした。
迎賓館には3つの貴賓室があり、それぞれ大阪の島の名前がつけられている。一番大きいのが万博会場の「夢洲」の名前がついた部屋。三千家の茶人によるる立礼式のお茶が振る舞われた。足下に開いた窓からは3つの貴賓室すべてから臨むことができる石庭が覗いている。賓客によっては空港から車で直接、ここに到着するため、クローゼットなどを用いて着替えや身繕いなどもここで行ったようだ。
賓客をもてなす夢洲のアメニティにはクレドポーボーテやSHISEIDO MENの商品が選ばれていた。
3つの貴賓室の前を通り過ぎ、円環状の建物を半周すると、そこには細い通路があるが、実はその先がEXPOナショナルデーホールに繋がっている。賓客は11時前になると、この通路を通ってEXPOナショナルデーホールに案内されていた。
ナショナルデーの式典が終わると、賓客はもう1度、同じ通路を通って迎賓館に戻り、円環状の通路を時計回りにもう少し進むと「日本の赤」を基調とした約250平米のダイニングルームが現れる。そこで正午ごろから1時間強、昼食会(ランチ)が行われた。
ダイニングルームの運営および料理の提供は、大阪を代表する高級ホテル、リーガロイヤルホテルで「日本の魅力を発信すること」をテーマに和食(懐石コース、正倉院弁当)、和洋折衷、洋食コースの計4種類から、賓客側が選択できる形式で提供。飲み物は日本の醸造技術を伝えるため、厳選された4種類の日本酒と日本産の赤・白ワインが振る舞われた。
デザートは、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」と会場のシンボルである「大屋根リング」、さらには「ウォータープラザ」をモチーフにした独自のデザインを採用し視覚的にも万博の世界観を表現。季節の移ろいにも反映し「夏バージョン」と「秋バージョン(いちじくと紅葉)」が用意された。
その後、代表団は万博会場に足を踏み入れ、パビリオンなどの視察を行うのが通例だったという(午後のパターンの場合は15:30到着、16:00に式典がスタートし、その後、夕食会が行われた)。
こうした一般的な流れとは別に、国によっては夜に相手国が主催する返礼レセプション(パーティー)が行われることもあった。迎賓館にはそのための「バンケットルーム」も用意されていた。
興味深いのは、迎賓館の賓客用の部屋がまるで時計の文字盤のように円環状に時計回りに配置されており、賓客の行動の流れが入り口からスタートして時計回りで完結するよう設計されていた点だ。記帳台、貴賓室、式典会場への通路、ダイニングルーム、バンケットルームと、すべてが自然な流れで繋がっていく。この動線設計は、賓客にストレスを感じさせることなく、限られた時間の中で最上級のおもてなしを提供するための工夫だったと言えるだろう
迎賓館の入り口と正反対の位置には、ナショナルデーホールへと続く通路がある。各国の代表団はここからナショナルデーのイベントに向かった。
ナショナルデーホールの並びにあるダイニングルームは鮮烈な赤い壁が印象的。賓客の背後には川島織物セルコンが現代美術作家・川人 綾氏デザイン・監修のもと、制作したタペストリー「CUT: C/U/T_CC-CM_I」が飾られていた。
ランチやディナーは和食、洋食、和洋折衷の三種類を用意。賓客の好みに合わせて選んでもらえるようになっていた。和食は「なだ万」、それ以外はリーガロイヤルホテルの渡部玲料理長が監修を行いミャクミャクをモチーフにしたデザートが振る舞われた。
「日本の美」を伝えるアート作品
国によってはナショナルデーの最後に返礼レセプションを行うことがあり、そのための場としてバンケットルームが用意されていた。ここには川島織物セルコンが現代アーティスト、手塚愛子氏にコミッションして作らせた作品2点が展示されていた。ここに写っているのは鎖国時代(16~17世紀)に描かれた日本地図と世界地図をモチーフにした「時代を織り直す(勇気と好奇心についての考察)」
迎賓館、記帳台のすぐ後ろには川原隆邦が手掛けた越中和紙の1つ蛭谷(びるだん)和紙の作品が掲げられていた。作品は8点制作され、季節に合わせて展示替えが行われた。ここに写っているのはNo.07 Artral Compass。右に写っているのは川原氏本人。
迎賓館には、いくつか「日本の美」を感じてもらうためのアート作品も飾られていた。
入り口入ってすぐの左側、記帳台の後ろに飾られていたのは、富山県の越中和紙の1つ蛭谷(びるだん)和紙の唯一の継承者、川原隆邦氏(川原製作所)の作品。
「日頃から和紙の魅力を世界へ発信したいと考えていたので、絶好の機会をいただけました。せっかくなので、自分一人だけではなく、できるだけたくさんの方と一緒に挑戦したいと思い、日本各地の素材を活かした作品づくりを構想し始めました」とのことで、伝統技法を守りながらも「日本全国の素材を活かし、新しい和紙を作る」ことを目指した、という。
色合いやモチーフの異なる計8点が制作され、季節に合わせて展示替えを行なった。ちなみに400年前に生まれた蛭谷和紙は、トロロアオイという原材料の栽培から紙漉きまで、すべて1人の職人の手で行うのが特徴。
鮮烈な印象を残す真っ赤なダイニングルームには、1843年創業の京都の老舗「川島織物」と、床材メーカー「セルコン」が合併してできた日本を代表する高級インテリアファブリック(織物)メーカー、川島織物セルコンが現代美術作家・川人 綾氏デザイン・監修のもと、制作したタペストリー「CUT: C/U/T_CC-CM_I」 が飾られた。1800色に染め分けた糸により緻密に織られており、織物ゆえ平面的であるものの屏風のような立体感を柔らかく感じさせる錯視効果を持つ作品となっている。
川人 綾氏は「制御とズレ」をテーマに、グリッド構造と色彩を用いた抽象的な絵画を制作してきた作家。京都で染織を学んだ経験と神経科学者の父の影響を背景に、視覚と認知の揺らぎに着目し、緻密な手仕事から生まれる微細なズレを「美しさ」としてとらえ、幾層にも塗り重ねた色彩が錯視的な感覚を引き起こす作品を数多く手掛けている。こちらの作品は3月31日まで豊洲にある「川島織物セルコン 東京ショールーム」のリニューアル記念として展示が行われている。
実は川島織物は1889年のパリ万博にも出展している万博とは非常に縁の深い老舗企業だ。ダイニングルームにはこの大型作品に加え、同じ川人氏による絹と和紙で作られた小型作品2点や返礼レセプションが開かれるバンケットルーム用に現代アーティスト、手塚愛子氏が手掛けた作品2点の合計5点を協賛している。
手塚愛子氏はベルリンと東京の二拠点で作品制作を行う作家で日本の歴史を織り込んだ作品2点を制作した。「時代を織り直す(勇気と好奇心についての考察)」は鎖国時代(16~17世紀)に描かれた日本地図と世界地図が、「迎賓館(織り途中・明治から令和へ)」は明治時代の大阪の迎賓館「泉布観」と万博の迎賓館がモチーフになった作品だ。
一般来場者の目に触れることのなかったこの迎賓館は、ある意味で万博の「もう一つの顔」だったと言えるだろう。50名近い賓客をもてなしたこの空間では、400年の歴史を持つ蛭谷和紙から最新のEVバスまで、日本の伝統と革新が自然に共存していた。藤本壮介氏が設計した円環状の建築に映る空、三千家による立礼式の茶、川島織物セルコンの錯視効果を持つタペストリー――すべてが「日本の美」を異なる角度から語りかけていた。184日間の会期が終わった今、この迎賓館での体験は、訪れた各国の賓客の記憶に刻まれ、日本という国の新たなイメージとして世界へと広がっていくことだろう。
パビリオンにも用意されたVIP対応
ちなみに、万博会場に足を踏み入れた賓客の多くは、訪問先のパビリオン内に用意されたVIPルームに通され、パビリオンの代表から歓迎を受けた。その後、他の入場者がいない(あるいは少ない)タイミングを見計らって会場内に案内されるのが通例だった。小規模なパビリオンの中にはVIPルームを備えていないものもあったが、大型パビリオンの多くはこうした特別対応の準備を整えていた。
パビリオンによっては、このVIPルームのためにもアート作品や特別な体験を用意しているところがあった。例えば人気のイタリア館では日本在住のイタリア人アーティスト、マッテオ・チェカリーニが大型の絵画作品を描き下ろした。またシグネチャーパビリオンの1つで日本のジャズピアニスト・数学教育者、中島さち子氏がプロデュースした「いのちの遊び場 くらげ館」には裏千家の茶室が用意されていた。
賓客らVIPを迎え入れるために多くのパビリオンがVIPルームを用意していた。ゆるく楽しげな雰囲気の中島さち子氏プロデュース「いのちの遊び場 くらげ館」もVIPルームは裏千家の正式なお茶室になっていた。
人気のイタリア館にもVIPルームがいくつかあり、このVIPルーム専用のアート作品も用意されていた。本作は日本在住イタリア人アーティスト、マッテオ・チェッカリーニが描きおろした油彩の大作「イタリアの星」。7 人の人物が星型の構成で配置され、現代イタリアを支える主要分野 ― 科学技術研究、先端産業、ファッションとデザイン、音楽、美術を擬人化した6人とアジア系の特徴をもつ「新しいイタリア人」がイタリアを象徴する星型を作っている。
日本館にも大型のVIPルームが用意されており、日本政府が主催するクリエイター向けイベントなどではこの施設が利用された。なお、迎賓館を彩ったタペストリーを見ることができる。
川島織物セルコン 東京ショールーム タペストリー特別展示
展示作品:タペストリー「CUT: C/U/T_CC-CM_I」
デザイン・監修:川人 綾(現代美術作家)
制作:川島織物セルコン
会期:2025年12月1日(月)~2026年3月31日(火)
時間(水曜休館):10:00~18:00(予約不要)
会場:川島織物セルコン 東京ショールーム
東京都江東区豊洲5-6-15 NBF豊洲ガーデンフロント 6階
賓客を迎え入れる迎賓館としては、<wbr />伝統的な御殿建築の大阪迎賓館や、明治期に建てられたネオ・<wbr />バロック様式の赤坂離宮(東京)もあるが、<wbr />それとは異なる現代の日本の建築家が作った万博の迎賓館はシンプ<wbr />ルでミニマルな構造の中に「日本の美」<wbr />を織り込んだ美しくも誇らしい空間であり、<wbr />一人でも多くの人に体験して欲しい空間でもあった。<wbr />残念ながら万博も終わりもはや訪れることはできないが、<wbr />筆者が撮り溜めた写真と文字による再現で、<wbr />その素晴らしさを味わっていただけたらと思う。
大阪・関西万博「迎賓館」
用途: 世界各国から国王、大統領、首相などの賓客をお迎えし、歓迎、接遇するための施設
構造: 鉄骨造
階数: 平屋建
床面積: 4,624.06㎡
基本設計: 株式会社日建設計
実施設計・施工・監理: 大林組・矢作建設工業共同企業体・株式会社日建設計
デザイン監修: 2025 年日本国際博覧会 会場デザインプロデューサー 藤本壮介/株式会社藤本壮介建築設計事務所
Profile
林信行 Nobuyuki Hayashi
1990年にITのジャーナリストとして国内外の媒体で記事の執筆を始める。最新トレンドの発信やIT業界を築いてきたレジェンドたちのインタビューを手掛けた。2000年代からはテクノロジーだけでは人々は豊かにならないと考えを改め、良いデザインを啓蒙すべくデザイン関連の取材、審査員などの活動を開始。2005年頃からはAIが世界にもたらす地殻変動を予見し、人の在り方を問うコンテンポラリーアートや教育の取材に加え、日本の地域や伝統文化にも関心を広げる。現在では、日本の伝統的な思想には未来の社会に向けた貴重なインスピレーションが詰まっているという信念のもと、これを世界に発信することに力を注いでいる。いくつかの企業の顧問や社外取締役に加え、金沢美術工芸大学で客員名誉教授に就いている。Nobi(ノビ)の愛称で親しまれている。
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Events
そごう美術館にて開催「artisansと輪島塗」
2026.1.20
輪島塗の「そのさき」へ──。光沢の奥に隠された技法と職人の仕事
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そごう美術館で、1月22日(木)から2月23日(月・祝)まで、展覧会『artisans と輪島塗 』が開催される。
本展は、2024年の能登半島地震により壊滅的な被害を受け、存続の危機に直面している輪島塗の復興支援を目的に企画されたもの。漆の技術を未来へとつなぎ、輪島塗の「そのさき」を見据える試みである。
《曲輪造籃胎食籠》小森邦衞
《栗鼠に葡萄文蒔絵箱》中野孝一
日本を代表する漆器である輪島塗は、「輪島六職」と総称される椀木地、指物、曲物、塗師、沈金、蒔絵という専門職の高度な分業体制によって支えられてきた。その緻密な工程の積み重ねが、ほかの漆芸にない堅牢さと光沢をもつ輪島塗を形づくっている。
轆轤を使い、何段階にも分けて挽いていくことで椀木地を作る
椀木地の生成工程
曲物師は水につけた能登ヒバを鉋で削り、型に沿って曲げる
本展では、完成作品の鑑賞にとどまらず、輪島塗が作られる工程にも注目。これまで光が当たりにくかった素地(輪島塗の下地)の完成にいたるまでの過程を紹介するほか、実際に触れられる工程展示や、制作に用いられる必要な道具も公開。堅牢優美な輪島塗が、いかにして育まれてきたのかを体験できる構成となっている。
《漆象嵌箱「玉響」》山岸一男
さまざまな「artisans=職人」の手を経て完成する輪島塗。その超絶技巧の数々を、会場でぜひ目の当たりにしてほしい
◆artisans と輪島塗
【会期】2026年1月22日(木)~2月23日(月・祝)
【会場】そごう美術館(そごう横浜店6階)
【開館時間】10:00~20:00(入館は閉館30分前まで)
【入館料】一般1,400円(1,200)、大学・高校生 1,200(1,000)円、中学生以下無料
*( )内は前売、公式オンラインチケットおよび[クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ]を提示の方の料金。
*前売券は1月21日(水)まで公式オンラインチケットおよびそごう美術館にて取り扱い。
*障がい者手帳各種をお持ちの方、および同伴者1名は無料。
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Features
銀座・和光で開催。「第2回 いしかわの工芸 漆と陶」
2026.1.20
石川の漆と陶、その現在地を知る
(左)????田幸央 金襴手彩色鉢 φ52×h13cm (右)水尻清甫 沈金乾漆盤「海原」 φ40×h3.5㎝
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銀座のランドマークとして知られる和光のセイコーハウスホールにて、2026年1月29日(木)から2月8日(日)まで、展覧会「第2回 いしかわの工芸 漆と陶」が開催される。
水口 咲 乾漆黄桃茶器 φ7.5×h7.5cm
輪島塗や九谷焼に代表される、漆芸と陶芸の豊かな伝統が息づく石川県。本展は、県内で創作活動を続ける漆芸家・陶芸家による展覧会の第2回目となる。
浦出勝彦 蒔絵箱「朝涼」 w25×d11×h14cm
今回は、それぞれの分野で活躍する新たな作家を迎え、より多彩な表現が一堂に集結。 加賀百万石の時代から脈々と受け継がれてきた技と美意識に、現代の感性を重ね合わせた石川工芸の現在地を体感できる内容だ。
田島正仁 釉香器「月明り」 φ15.5×h12.5cm
会期中には、出品作家によるギャラリートークも予定されている。1月31日(土)は陶芸家の柴田有希佳氏と漆芸家の水口 咲氏、2月7日(土)は陶芸家の多田幸史氏と漆芸家の中室惣一郎氏が登壇し、作品制作の背景や工芸に込める思いを語る。
柴田有希佳 茶碗「絵日傘」 φ11.6×h8cm
漆と土、それぞれの素材と真摯に向き合う作家たちの競演。石川の工芸がもつ奥行きと進化を、銀座でじっくりと味わいたい。
◆第2回 いしかわの工芸 漆と陶
【会期】2026年1月29日(木)~2月8日(日)
【会場】セイコーハウスホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス6階)
【時間】11:00~19:00(最終日は17:00まで)
【休業日】会期中無休
【入場料】無料
【問い合わせ】03-3562-2111(代表)
出品作家によるギャラリートーク
1月31日(土)14:00~ 柴田有希佳氏、水口 咲氏
2月7日(土)14:00~ 多田幸史氏、中室惣一郎氏
司会進行:????田幸央氏
※混雑時には入場を制限する場合があります。
【問い合わせ】和光 美術部 03-3562-2111(代表)
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Features
半蔵門ミュージアムにて開催。「富士山 花と雲と湖と」
2026.1.16
横山大観、片岡球子らによる独創的な富士山の絵画を展示
片岡球子《花に囲まれし富士》 1985年頃
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半蔵門ミュージアムにて、1月17日(土)から5月10日(日)まで、特集展示「富士山 花と雲と湖と」を開催。横山大観や田崎廣助、片岡球子ら10名の画家と版画家による、花や雲、湖を描いた富士山の絵画が展示される。
横山大観《霊峰不二》 1939年
日本を象徴する山、富士山。その姿を仰ぎ見る名所として、三保の松原、田子の浦、忍野八海などが挙げられ、また薩摩富士(開聞岳)など、全国に「富士」の別称がついた山も枚挙にいとまがない。それほど富士山は象徴的な山であり、二つとない「不二」の当て字が相応しい存在だ。
笹島喜平《精進湖の富士》 1980年
岡信孝《紅梅富士》 1990年代
本展では、花に囲まれ、雲がたなびき、畔に湖のある、美麗で独創的な富士山の絵画を紹介。文化勲章受章者である横山大観・田崎廣助・片岡球子、版画家の笹島喜平、日本画家の川﨑春彦・岡信孝・木村圭吾・平松礼二、洋画家の野田好子・櫻井孝美という10名による15作品を堪能できる。
平松礼二《路・花嶽》 1990年頃
櫻井孝美《錦秋》 1992年
同じ富士山が主題でも、描く画家により構図や色彩は異なり、それぞれの個性を感じられるはずだ。私たちにさまざまな姿を見せてくれる富士山。その魅力に、会場で触れてみてはいかがだろうか。
◆富士山 花と雲と湖と
【会期】1月17日(土)~5月10日(日)
【会場】半蔵門ミュージアム(東京都千代田区一番町25)
【時間】10時~17時30分(入館は17時まで)
【休館日】毎週月曜日・火曜日
【入場料】無料
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Events
Ginza Sony Parkで開催『映画「国宝」展 ― 熱狂は終わらない、物語は続く ―』
2026.1.6
1,231万人が熱狂した映画の熱量を、名場面写真と立体音響空間で追体験
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Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)にて、今もなおロングランを続ける映画「国宝」の世界観を追体験する展覧会『映画「国宝」展 ― 熱狂は終わらない、物語は続く ―』が入場無料で開催される。会期は2026年1月7日(水)から1月28日(水)まで。
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会
本展の目玉となるのは、作品の“継承”と“命の鼓動”を象徴的に伝える二つの体験だ。
地下2階の展示フロアでは、吉沢亮が演じる主人公・立花喜久雄と、横浜流星が演じる花井半弥が丹波屋の継承をめぐる印象的なシーンなど、劇中の名場面を切り取った写真を展示。スクリーンで観た感動を、静止した一枚の美しさとして改めて見つめ直せる構成となっている。
さらに3階では、ソニーの高画質LEDディスプレイ「Crystal LED」と、立体音響技術を用いた特別な空間を構築。劇伴音楽を担当した原摩利彦が作曲、坂本美雨が作詞、そしてKing Gnuの井口理が歌唱参加した本作の主題歌「Luminance」を、本編映像とともに鑑賞できる。
写真提供:Ginza Sony Park
また、Ginza Sony Park 4階では、特別企画展「5/513日」 Ryo Yoshizawa × Shunya Araiを同時開催。本作品の監督である李相日が、映画化の「決め手は、吉沢亮の存在」と語るほど圧倒的な印象を残した吉沢が「国宝」の準備と撮影にかけた513日間のうち、5日間を写真家・荒井俊哉が密着撮影。選りすぐりの写真を展示するほか、クリアファイルやチケットホルダーなどのオリジナルグッズも販売される。本企画展はチケット制で、専用サイトでの事前予約が必要となる。
「国宝」の熱狂が冷めやらぬ今、改めて映画の魅力に触れられる絶好の機会となりそうだ。
◆映画「国宝」展 ― 熱狂は終わらない、物語は続く ―』
【会期】2026年1月7日(水)~1月28日(水)
【時間】10:00~19:00(18:30最終入場)
【場所】Ginza Sony Park 地下2階・3階
【料金】入場無料
◆『映画「国宝」特別企画展「5/513日」 Ryo Yoshizawa × Shunya Arai
【会期】2026年1月7日(水)~1月28日(水)
【時間】10:00~19:00(18:30最終入場)
【場所】Ginza Sony Park 4階
【料金】日時指定チケット/当日チケット
一般1,600円(税込)、中学/高校生 1,100円(税込)、小学生以下無料
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