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星の数ほどもある東京の餃子店から 「ベスト6」を選んでみた!

2025.05.29
PREMIUM JAPAN » 食
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星の数ほどもある東京の餃子店から 「ベスト6」を選んでみた!
PREMIUM JAPAN » 食 | 2025.05.29

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これを食べなきゃ人生ソンだよ

2025.5.30

星の数ほどもある東京の餃子店から 「ベスト6」を選んでみた!

”ちゃんこ餃子”と呼ばれる「亀戸ぎょうざ 錦糸町店」の餃子

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誰もが好きな餃子を取り上げる。餃子と言っても、焼餃子がメインだ。東京には餃子を出す店は星の数ほどあるが、専門店といえども思わず「旨い!」と言ってしまうような店は、意外にも少ない。

 

そんな中からの厳選「東京ベスト6」である。錦糸町「亀戸ぎょうざ 錦糸町店」、石神井公園「好又香(コウユウカ)」、乃木坂「亜細亜割烹 蓮月」、渋谷「長崎飯店」、江古田「らーめん太陽」、池袋「開楽本店」の6軒となった。






中国式と日本式は随分と違うゾ

中国で餃子と言えば水餃子や蒸餃子が一般的で(家庭では主食だ)、焼餃子は残り物を焼いて食べるものであって決してメジャーな存在ではない。焼餃子の根っこは中国にあるが、日本で独自に発展を遂げた料理と言ってもいいだろう。

その意味ではラーメンに似ている。日本人の凝り性と創意工夫が、焼餃子を進化させたのである。第一、焼餃子をおかずに白飯を食うなんてのは、たぶん、日本の食文化にしかないだろう。







今回のターゲットは、水餃子よりも焼餃子の旨い店である(水餃子も出てくるが)。

餃子は作り手が、中国人(日本に帰化した中国人を含む)か、日本人かによって姿かたちが変わってくる。大別すると、前者の作る餃子は、水餃子の延長線上にあり、形状は丸っこくやや大き目で、皮は厚い。餡は肉と野菜だが、ほぼ肉と感じることが多い。ニンニクはほぼ入っていない。日本人の作る餃子は、形状は三日月形、小振りで皮は薄く、餡は野菜と肉だが、野菜がメインであることが多い。餡は千変万化だが、ニンニクを使うことも多々ある。






東京で中国式餃子の名店と言えば、幡ヶ谷の「您好(ニイハオ)」と国領の「手作り餃子の店 吉春」が筆頭に挙げられるべきなのだが、ともに予約がなかなか困難なので、今回ははずしておく。ぜひ、食べてみてほしい。

一応、お断りしておくと、今回、飯田橋「おけ以」、六本木「中国飯店」、銀座「天龍」、恵比寿「えびすの安兵衛」、駒込「兆徳」、赤坂「珉珉」は、食べた上で、6選からは漏れたことを申し添えておく。

 

 

では、行ってみよう。






「亀戸ぎょうざ  錦糸町店」はまるでちゃんこ餃子。
どんどん焼いてくれて何個でもいけるゾ

泣く子も黙る「亀戸餃子 本店」(1953年創業)の支店である。他に、大島店と両国店がある。完全に日本式餃子の店だ。

なぜ、支店にしたかと言うと、本店には餃子とアルコールとソフトドリンクの飲み物しかないからである。それでも、名物の餃子をめがけて毎日長蛇の列だ。「亀戸ぎょうざ 錦糸町店」も行列店だが、こちらの良さはどこにあるかと言えば、卓抜の餃子に加えて、白飯やチャーハンやラーメン各種があることだ。






とにかく本店も支店も、驚くべき安さだ。例えば、餃子5個で330円、餃子10個+ライスが880円である。

なんちゅうこっちゃ。価格破壊もいいとこだべ。

小生が錦糸町店に最初に行ったのは20数年前かのお。その頃から味はまったく変わっていない。時々、「あ~、亀戸餃子が食いてえなあ」と思う。しばらく食わないでいると、飢餓感に襲われるのである。




”ちゃんこ餃子”と呼ばれる「亀戸ぎょうざ 錦糸町店」の餃子




さて、この店の餃子は一部のファンの間では「ちゃんこ餃子」と呼ばれている。男女に等しく、2皿10個なんか軽く行けちゃう。4皿、5皿は当たり前の世界だ。






焼き場の大将は、ひっきりなしに焼くのであるが、実に素早い。餃子もちっこいので、出来上がりも早い。だから、客も途切れなくやってくるが、あまり待つことはない。なんせ、餡はキャベツと白菜とニラと肉がみっちり詰まっているのに、餃子が軽い。小さいから一口でおさまる。それも好感度のポイントだ。






底だけがパリッと焼き目がついているが、茹でた白い皮の部分はとても柔らかい。肉汁はそんなにはない。噛めばシャリシャリするキャベツがとてもいい。肉はゴロッとしているが、印象としては野菜餃子な感じだ。ヘルシーな感じすらする。店は醤油の小皿に和カラシを塗ってくれているが、そこに醤油、酢、ラー油を垂らして食べる。和カラシがとても合うね。






ちなみに、ニンニクは入っていない。だから、近所のお姉さんが、昼のピーク時を過ぎたころに一人でやってきて、「餃子10個と半ライス」なんかを食べていくのである。毎日でも食えちゃうからな、羨ましいこった。






実は焼き方に技があって、一個一個の餃子を離した状態で焼いている。だから、柔らかい皮の部分が引っ付いて、1個を引き離すときに破れるということは皆無なのだ。






そして筆者はこの店のチャーハンが好きだ。いかにも町中華屋のチャーハンである。具は卵と叉焼とネギだけ。叉焼の味がとても濃い。それと化調。従って、なかなかワイルドなチャーハンに仕上がっている。ちゃちゃっと目の前で作って、サッと出てくるところが素晴らしい。まさに老若男女に永遠に愛されるであろう、下町の偉大な店である。

亀戸ぎょうざ  錦糸町店

東京都墨田区江東橋3-9-1

℡03-3634-9080

(月・水・木・金)11:30~20:30

(土・日)10:30~19:00

定休日:火曜

餃子(5個)   330円

餃子(10個)+ライス  880円

醤油ラーメン  770円

チャーハン   990円







味がついている「好又香」の餃子は
完全に中国式だが、いちばん好きかもね

筆者が東京で最も好きな町中華屋として、すでに紹介したことのある店だ。しかし、餃子を取り上げるのであれば、再度、ご登場願わねばなるまい。

 




◆東京で一番通いたい町中華の名店「好又香」の巻はこちらをクリック

教えたくないけど教えたい!東京で 一番通いたい町中華の名店「好又香 (コウユウカ)」の巻 – Premium Japan






完全な中国式餃子で、皮も餡ももちろん手作りである。たまに客が少ないときに、ママさんがテーブル席で、餃子や焼売をせっせと包んでいたりする。その隣でセガレが宿題をやっていたりして、なかなか微笑ましい。






同じ上海系の料理人が作っているので、「中国飯店」の餃子にとても似ているが、同系統としては「好又香」のほうが遥かに旨い。皮は厚めでモッチリしていて、餡はすでに旨味たっぷりの味がついている。だから、醤油とか辣油とかを付ける必要がない。




熱々の肉汁が満ちている「好又香」の餃子


上海出身のママさんも出すときには、「味はついていますから、そのまま食べてね」と言う。ただし、皮の中には小籠包並みに熱々の肉汁が満ちているのである。ゆえに食べ方は、皮の一部を歯でちょっと齧って穴を開け、そこから肉汁をすすることから始める。
それをしないでグッと齧ると、肉汁がビュビューッと飛び出す。「飛び出るぞ」って言ったそばからネクタイにモロにぶっかけてた、小生の先輩がいた。だから、注意したじゃんか。






その肉汁も肉と野菜のエキスにあふれている。弾力のある皮と一緒に旨味たっぷりの餡を噛めば、完璧な旨さだ。うーむ、結局、東京でいちばん好きかもしれん。醤油もラー油もつけずにそのまま食べるのは、中国の餃子の伝統に則っているのだろう。確かに、皮が立派だと白メシなんかはいらねえもんだな。






小生は何十人もこの店に連れて行ったが、この餃子に「旨い」と呻(うめ)かなかった者はいない。しかし、この店のメニューはとても豊富で、どれもこれも激ウマだから、餃子はせいぜい2個にしておいて、何人かで来て、ほかの料理をシェアするのが正しい。というか、そういう食べ方をしなけりゃ、人生ソンだぜ。

好又香

東京都練馬区石神井町7-1-3 Tビル3F

℡03-6913-3225

(月・水・木・金・土・日)11:00~15:00、17:00~22:30

定休日:火曜日

焼餃子(5個) 550円




「亜細亜割烹 蓮月」のソレは
世界一になったことのあるシロモノだ

なんでも、毎年シンガポールで行われている中国料理世界大会で、2012年に優勝した餃子らしい。作り手は日本人だが、餃子は日本式と中国式のハイブリッドな感じだ。






筆者は夕方の開店と同時に入ったが、7時以降は予約で連日満席なんだそうだ。高嶋ちさ子のテレビ番組(「ザワつく!金曜日」)に出演してから激混みなんだってさ。カウンターとテーブルを合わせて14席の小さな店だ。ドリンクを頼むとお通しの辛い搾菜が出てくる。ラー油で炒めたものだ。それを食べながら、水餃子と焼餃子を待つ。






最初にサッと出てきたのは水餃子だ。皮はもちろんモチモチだが、珍しいのは餡に羊肉を使っていることだ。店主によれば、修業時代に中国の北朝鮮との国境付近の瀋陽で食べた羊の水餃子がおいしくて、それを日本で再現したいと思ったのだそうだ。






臭い消しは少量のパクチーだが、何の臭みもなく、むしろ爽やかで誰でもいける。旨い。大体、皮そのものが旨い。一人前の6個なんか、ツルツルと食えてしまう。黒酢のタレに付けるところがいい。






さて、テフロンの小さなフライパンで焼いた餃子の番だ。焼き目はしっかりついていて、皮は厚めで弾力がある。ほんの少しだけ羽がついている。私に出されたものは少々炭化しておるが、普段はもっと飴色に仕上がる(1万個作っても、同じ仕上がりにして欲しいもんじゃのお)。とはいえ、この焦げは気にはならない。




中華料理世界チャンピオンが作る「亜細亜割烹 蓮月」の餃子



餡はキャベツ、白菜とニラと豚肉であるが、肉が優っている。包む前に一日寝かせるとのことで、餡自体に旨味がある。甘みは野菜のみから出ているそうだ。しっとりしていて柔らかい肉団子を食べているような感じだ。肉の印象が強く残る。






これが「世界大会優勝」と言われると、そんなモンなのかな。うおー、世界一! と叫ぶほどではないが(笑)、なかなか旨いよ。ただし、6個で990円は、今回紹介するなかではいちばん高いな。小生は水餃子の方が好きかも。この店は割烹と言っているが、メニューは6品だけである。白メシはない。






「醤爆茄子(ジャンバオチェズ)」というナス料理が気になって食べてみた。トロトロのナスと豚肉とシメジとネギを豆鼓や香辣醤で味付けして炒めたスパイシーなもので、まあまあかのお。この料理こそ白メシと一緒に食いたかったね。現地の味に近いのかもしれんが、なんか輪郭がナスのせいでボヤっとしているから、花山椒などを加えてもっと尖がらせるといいかも。






奥さんが材料を切り、旦那が調理する。こじんまりとしたアットホームな店である。旦那はなかなか話し好きで、常連との会話が聞こえたんだが、栃木県小山のほかに、新橋と福島駅前に暖簾分けができたんだってさ。新橋も結構混んでるらしいが、常連の話によれば、「こっちの本店のほうが美味しい」そうだ(笑)。




亜細亜割烹 蓮月

東京都港区南青山1-23-7 Grange南青山101

℡050-5589-5965

(月~金)17:00~23:00、(土・日・祝)17:00~21:00

定休日:不定休

特製手作り焼餃子(6個)     990円

羊肉の手作り水餃子(6個)    900円

「醤爆茄子(ジャンバオチェズ)」1320円







日本式で言うとここがいちばん!
「長崎飯店」の餃子は侮れない

渋谷駅から道玄坂に向かってすぐのところにある。駅から徒歩2分ぐらいで、近いのが嬉しい。「長崎飯店」というからには、「ちゃんぽん」と「皿うどん」が名物である。筆者は、皿うどんの方が好きだが、どちらも旨い。






そして、ここは大抵のもの――回鍋肉とか麻婆豆腐とか木須肉(ムーシーロー)とか、何でもかなりイケている。いや、町中華の中では絶品の部類だと言っても良い。だからこの店も町中華の回で取り上げた。そんな中華屋であるから、前回来た時も、何気なくついでに頼んだ餃子であった。

完全な日本式餃子である。餃子本体は小ぶりなほうだ。パリッと焼きあがっていて、羽が多いタイプで、羽がくっついている。カリカリの飴色がいい色してんねー。







これが、かぶりついてみて、本当にビックリした。滅茶苦茶に旨い。その旨さを分解すると、まず、飴色にこんがり焼かれた皮。こいつがとても香ばしいのである。餡は肉よりも野菜が多めで野菜餃子という感じだが、配合のバランスが抜群だ。餡自体には深い味がある。




最高の皮と最高の餡、この二つが融合するんだから、口の中は、もー、パラダイスとしか言いようがないでしょう。けだし、日本式餃子が辿り着いた傑作と評すべきだろう(そこまで言うか!)。

 

この店の餃子が取り上げられるのを見たことがないが、「ちゃんぽん」と「皿うどん」に惑わされているんじゃないか。正統的日本式餃子で、「おけ以」なんかよりも旨いと思う。見逃さないで欲しいもんだわ。




長崎飯店

東京都渋谷区道玄坂1-9-1梅山ビル1F

℡050-5593-4789

(月~金)11:00~14:30、17:10~22:00

(土)11:00~14:30

定休日:日・祝日

焼餃子(5個)  700円

回鍋肉     1700円

木須肉     1700円

ちゃんぽん      1000円

皿うどん    1000円







「らーめん太陽」の餃子には、
丁寧さと誠実さが詰まっている


午前11時から深夜2時までぶっ通しでやっている凄い店だ。日大芸術学部や武蔵野音大とかがあるから、練馬区の江古田はちょっとしたメシ屋が多い。ラーメン屋も多い街だが、この店は煮干しラーメンで知られている。ひっきりなしに客が来ては、誰もがラーメンを頼んでいる。しかし、焼餃子を逃してはならない。ラーメンとの二枚看板なのだから。






筆者は、チャーハンもいいなあと迷いながら、「味付け玉子らーめん」と「ミニ餃子(5個)」を頼んだ。

 

さっと出てきたのは、らーめんで、煮干しがホワッと香ってくる。スープを飲むと、とても素直な飽きの来ない味だ。中太麺はもう少しきっちりと湯切りをして欲しいかも。叉焼も支那竹も穏やかな味わいである。最先端のラーメンのようにエッジは立っていないが、母親(と言っても、様々だろうけど)の料理みたいな安心感がある。






ほどなくして餃子が来た。お手本にしたいような日本式餃子だ。当店にはミニ餃子とジャンボ餃子がある。小生はジャンボ餃子が食べにくくて苦手なので、ミニにした。ミニと言っても、普通の店より一回り大きいぐらいか。






まず、その焼き色が見事なことに目を奪われる。カンペキな色でしょう。かぶりつく。皮はちょい厚めで、餡がミチミチに入っている。白菜、キャベツ、ニラ、豚肉がいい塩梅に捏ねてあり、野菜と肉は半々ぐらいだろうか。野菜の甘味と酸味がする。今回の紹介店の中では、酸味がいちばんある。




焼き色が見事な「らーめん太陽」の餃子



うーむ、これは旨い餃子だ。餡の蒸し具合がいいのだが、やはり大事なのは皮の焦がし具合だろう。その両者の相乗効果で旨い餃子が出来上がるのだ。餡がみっちりと丁寧に包まれているところに、店の誠実さを感じる。どこかの人気店のように、皮がパカッと開いていたりしない。






それから、店内は清掃が行き届いており、サービスのお姉さんも親切だ。客思いな点は、種々のお得セットメニューが揃えてあるところにも表れている。ミニ餃子セット(半らーめん・ミニ餃子5個)、ミニワンタン麺セット(半らーめん・ワンタン・味玉・ミニ餃子5個)とか、8種類もあるから、そこから選ぶのも手である。






らーめん太陽

東京都練馬区旭丘1-75-8

℡03-3954-5417

11:00~02:00

ミニ餃子(5個)    400円

ジャンボ餃子(5個)     750円

らーめん            900円

ミニ餃子セット       1000円

ミニワンタン麺セット 1200円







今さらながら「開楽本店」は
何度も通いたい、いい店だ

 

池袋東口から徒歩2分の場所にある。創業は1954年と古く、ジャンボ餃子でよく知られた店だ。

 

筆者はなぜか、池袋駅西口の繁華街は自分ンちの庭みたいなモンだが、東口にはあまり降りない。しかし、「開楽本店」に初めて来てみて驚いた。とにかく客がひっきりなしなのである。特に1階が22席ほどあって、そのうち18席がカウンターで、兄ちゃんもおっちゃんも若い女子も、一人で入りやすい。






観察していると、慣れている兄ちゃんは、まずビールと餃子3個を頼む。とりあえず食べ終わると、定食に移る。別のおっちゃんは定食に餃子2個を付けていた。小生は、餃子3個と麻婆茄子定食にしてみた。






最初に来たのは定食のほうだ。これがねー、茄子の揚げ色がすごくキレイだ。茄子は熱々で、トロンと柔らかい。そして麻婆の味が辛すぎずにバシッと決まっている。料理にキレがある。うーむ、これはとても日本的な麻婆茄子で、実に旨い。なかなかどうして、旨い麻婆茄子に巡り合うことは少ない。しかも、白米がいい。町中華屋で白米が旨い店はめったにない。貴重だと思う。






この店は、この定食だけで当たりだと思った。長年通っている人にとっては、「何を今さら」だね。すんません。左隣の麻婆豆腐も右隣の回鍋肉も、その向こうのエビチリも実に旨そうだ。






そこで焼餃子がやってきた。ジャンボ餃子である。通常の餃子の2・5倍ぐらいの大きさか。実は、小生はジャンボ餃子が苦手なんである。食いにくいし、それだけで腹が満ちてくるからだ。




「開楽本店」のジャンボ餃子






ところが、この店のジャンボはなかなかいいと思った。まず、「天龍」ほど大きすぎない。餃子を持っても、「天龍」みたいに綴じ目がパカッと開いたりしない。

 

皮はやや厚めである。一部は焼き目がついているが、ほかの大部分は茹で餃子みたいなもんだな。だから、ジャンボ餃子というのは、〝焼き〟と〝茹で〟のハイブリッドみたいなもんやね。






餡は豚ひき肉、キャベツ、ニラ、ニンニク、ショウガなのだが、特に豚とキャベツがざく切りで食感がいい。キャベツがシャクシャクする。味もまことにいい。それから肉汁も豊富だ。調味料には、醤油、酢、ラー油、胡椒に加えて、カラシが置いてある。それらが自由な味変を可能にする。私見だが、ワシは焼餃子にはカラシが合うと思うのだね。だから、「亀戸ぎょうざ」とかこの店は、ワシは好きだね。

 

しかし、3個はちと多かったかも。定食と一緒ならば、2個が適正かもしれぬ。






餃子もいいんだが、他の定食――ニラレバ炒め、肉野菜炒め、細切り豚肉とピーマン炒め(青椒肉絲)、豚肉・きくらげ・玉子炒め(木須肉)、中華丼、天津丼を味わってみたいから、しばらくは通ってみたい。そう率直に思ったよ。




「開楽本店」の入口

開楽本店

東京都豊島区南池袋1-27-2

℡ 0303985-6729

火~土:11:00~22:00、日:11:00~21:30

定休日:月曜

手造りジャンボ餃子(3個) 570円

餃子定食(3個)           980円

麻婆茄子定食                  1300円

麻婆豆腐定食                    1300円

エビチリソース定食          1500円







「これを食べなきゃ人生ソンだよ」とは

 

うまいものがあると聞けば西へ東へ駆けつけ食べまくる、令和のブリア・サバランか、はたまた古川ロッパの再来かと一部で噂される食べ歩き歴40年超の食い道楽な編集者・バッシーの抱腹絶倒のグルメエッセイ。



筆者プロフィール

 

食べ歩き歴40年超の食い道楽者・バッシー。日本国内はもちろんのこと、香港には自腹で定期的に中華を食べに行き、旨いもんのために、台湾、シンガポール、バンコク、ソウルにも出かける。某旅行誌編集長時代には、世界中、特にヨーロッパのミシュラン★付き店や、後のWorld Best50店を数多く訪ねる。「天香楼」(香港)の「蟹みそ餡かけ麺」を、食を愛するあらゆる人に食べさせたい。というか、この店の中華料理が世界一好き。別の洋物ベスト1を挙げれば、World Best50で1位になったことがあるスペイン・ジローナの「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」。あ~、もう一度行ってみたいモンじゃのお。

 



関連リンク

亀戸ぎょうざ 錦糸町店
亜細亜割烹 蓮月
長崎飯店
開楽本店

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【試乗リポート】ドイツプレミアムに迫れるか!? マツダの3列シートSUV、CX−80の実力やいかに | 自動車

2025.05.28
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タカミクリニック副院長に聞く! 「顔剃り」の正しいやり方や頻度、おすすめのアイテムは?

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タカミクリニック副院長に聞く! 「顔剃り」の正しいやり方や頻度、おすすめのアイテムは?
All About [ビューティ] | 2025.05.27

「顔剃り」のやり方や頻度、アイテムについて、疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。今回は、タカミクリニック副院長の山屋先生に正しい顔剃りのやり方やおすすめの頻度、アイテム選びのポイントなどを伺いました。

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仕事用セットアップを格上げするなら「淡色小ぶり時計」が新鮮です | メンズウォッチ(腕時計)

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仕事用セットアップを格上げするなら「淡色小ぶり時計」が新鮮です | メンズウォッチ(腕時計)
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プジョー「408 GT HYBRID」は、最高のデートカーでした! | 自動車

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プジョー「408 GT HYBRID」は、最高のデートカーでした! | 自動車
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東京・目黒「八雲茶寮」で江戸の食と文化を体験する「季節を味わう江戸の宴」開催

2025.05.26
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東京・目黒「八雲茶寮」で江戸の食と文化を体験する「季節を味わう江戸の宴」開催
PREMIUM JAPAN » アート | 2025.05.26

Events

四季折々の日本の伝統の食と文化に触れる特別な体験 

2025.5.26

東京・目黒「八雲茶寮」で江戸の食と文化を体験する「季節を味わう江戸の宴」開催

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目黒区八雲の住宅街にひっそりと佇む、隠れ家のような和食料理店「八雲茶寮」がある。
和菓子店「HIGASHIYA 」を運営する緒方慎一郎が亭主を務める八雲茶寮は、四季折々の和菓子を販売する「楳心果(ばいしんか)」のほか、朝のひと時を調える「朝茶」や午後の楽しみ「午申茶(ごしんちゃ)」などのメニューを供する茶房や、生活道具を販売するサロンなどを併設し、さらには「現代の文化サロン」という一面も持つ、特別な空間である。




右手が和菓子を販売する「楳心果」。






美しい光を感じる茶房。




邸宅を改装した「八雲茶寮」では、日本の伝統文化に触れることができる文化講座もおこなっている。
2025年の春からは、江戸料理文化研究所代表であり、時代小説家である車 浮代氏による、浮世絵から見る江戸の風情を紐解きながら、江戸の食文化をわかりやすく紹介してくれる「季節を味わう江戸の宴」と称した講座が行われている。




美しい緑に囲まれたお食事をいただく空間。




4月26日に開催された「季節を味わう江戸の宴 花見の宴」の料理。




春の花見にはじまり、夏の花火、秋の月見、冬の雪見と、江戸の人々の風物詩と共に、江戸庶民の食生活を解説し、当時の人々の暮らしぶりを垣間見ながら、現在の食生活とのつながりを学べる本講座は、学校では学ぶことのない歴史と江戸文化に触れられる貴重な体験である。講座の後には、当時の料理を現代風に八雲茶寮がアレンジした、ここでしか食べられない食体験をすることができる。

歴史と共に、和食の真髄を学び体験できる貴重な機会に、ぜひ足を運んでいただきたい。

 

 

 






◆季節を味わう江戸の宴

【開催日時】
2025年7月12日(土)花の宴
2025年10月25日(土)月見の宴
2026年1月24日(土)雪見の宴

【開催会場】八雲茶寮(東京都目黒区八雲3₋4₋7)
【会費】22,000円(税込)

関連リンク

八雲茶寮 公式サイト
季節を味わう江戸の宴 申し込み

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銀座・和光「金工の深化 Ⅲ」 語りかけてくる、素材としての金属が持つ無限の可能性

2025.05.24
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銀座・和光「金工の深化 Ⅲ」 語りかけてくる、素材としての金属が持つ無限の可能性
PREMIUM JAPAN » アート | 2025.05.24

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アート探訪記~展覧会インプレッション&インフォメーション

2025.5.24

銀座・和光「金工の深化 Ⅲ」 語りかけてくる、素材としての金属が持つ無限の可能性

左/wonders 097-2  18×18×高さ16.5㎝ 久米圭子 右/揺れる想い 50×68×高さ99㎝  相原健作

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金属という素材に魅せられ、独創的な世界を生み出している6人の金工作家の作品が、セイコーハウス6階 セイコーハウスホールに集いました。今回で3回目を数えるこの展覧会は、 題して「金工の深化 Ⅲ」。独自の技法を駆使して創り上げられた造形の数々は、素材としての金属が持つ無限の可能性を私たちに語りかけてくれます。



大好きだった昆虫を、自分のフィルターを通して作品へと昇華  ──相原健作──




糸トンボが羽根を休めている。6本の細い脚が、水辺の葦をしっかりと掴まえている。脚の曲がり具合などはリアル。でもよく見ると、目の玉が大きかったり、4枚の羽根が胴の同じ場所から生えていたりと、実物とは異なる部分も随処にある。そして、金属のなかでも鉄という極めて硬い素材にもかかわらず、「揺れる想い」という作品名が物語るように、糸トンボはどこか儚げだ。




相原健作さんが手掛ける糸トンボや揚羽蝶は、鉄からなるこうした昆虫たちが単体として存在しているのではなく、あくまでも風景のなかに存在する生物として息づいているかのようだ。

「自分というフィルターを通して、自分自身が好きな部分はデフォルメし、逆に不必要だなと思う部分は思い切って省略しています。でも、最初は実物をじっくり観察し、スケッチすることから始まります。実際に虫を捕まえてくるのがよいのでしょうが、最近ではあまり実物もいなくて、標本を購入したりしています」


羽根を休める金色の糸トンボ。大きな目玉はどこを見ているのだろうか。あえて斑(まだら)になるように金箔を施した羽根は、どこまでも軽く柔らかな表情。Bringing Happiness 21×54×高さ75㎝





幼い頃から昆虫が大好きで、加えて物作りも大好きだった相原少年が、長じて金工の分野に進んだ際、モチーフを昆虫に求めたのはある意味では当然の流れだった。

 



「美大の先輩たちの作品は、人体や動物をモチーフとしたものが多かったのですが、自分にとって金属というのは、やはり硬質な素材であり、それは昆虫が持つ外骨格という構造にとてもマッチしているように思えたのです。しかも幼いころからの虫好きという自分の志向があるので、極めて自然に昆虫を作るようになりました」



先人が成し遂げた、高度な鍛金技法を解明



相原さんの作品は鍛金(たんきん)と呼ばれる技法だ。ハンマーで叩き伸ばした鉄をカッティングし、つなぎ合わせて造形していく。鑿(のみ)などは用いないシンプルな技法で、日本では古来、刀や甲冑などの制作に用いられてきた。



「どのようにしてそれが作られたのか、その製作方法が分からない先人の作品もあります。その製作法の解明研究等も大学で行っています、最近復元できたのがこれです」




それはさりげなく展示してあった瓢箪だった。一見、なんの変哲もない金属でできた瓢箪に思えるが、その瓢箪が一枚の丸い金属板を叩くという工程のみを経て、優美な局面を描く立体となり、しかも繋ぐという作業は一度も行われていないと聞くと、驚きに捉われる。

「文化財の復元作業などにも関わっていますが、先人たちが編み出した技術の凄さに驚くことが多いです」



「揺れる想い」の奥にさりげなく展示されている瓢箪。長らくその作り方が謎とされてきたが、相原さんが技法を解明し、復元に成功した。瓢箪の口の部分が、じつは鍛金加工するベースとなる丸い金属板の外周部分にあたる。金属板を叩くという作業のみで、美しい立体を生み出す技法にただただ感服する。



結果がすぐ判明するライブ感のような即効性。それが金工の面白さ



「鍛金は、基本的にはハンマーで金属を叩くという作業の繰り返しですが、それだけに奥が深い技法です。折り曲げる角度のちょっとした違いや、カッティングのミリ単位の差で、作品の表情が大きく変わってきます。この糸トンボも、ミリ単位の調節を最後の最後まで行っています。自分自身、あきらめが悪い性格というのでしょうか」

相原さんは苦笑いする。



「ただ、それが金工の魅力でもあるのです。言い換えれば即効性というか、ライブ感というか。陶芸のように窯出しするまでは結果が分らないとか、漆芸のように乾くまで時間がかかるということはなく、その場で結果が出てしまう、その面白さが金工にはあるような気がします」



鉄でできた昆虫たちに、しなやかさを纏わせてあげたい



相原さんの作品の素材は主に鉄だ。箔がほどこされた表面は、控えめな黄金色だったり、鈍色(にびいろ)を湛えて深く沈みこんだりしている。

「鉄は金属のなかでも硬く、堅牢な材質です。でも、日本刀がそうであるように、しなやかなイメージもあります。私は、そのしなやかさをも大切にしたいと考えています。昆虫たちにも、鉄の硬さだけでなく、しなやかさを纏わせてあげたいですね」



相原さんが手掛ける糸トンボや揚羽蝶たちが、ただ昆虫として存在しているのではなく、風景のなかで息づいているように見えるのは、相原さんが意図するように、ある種のしなやかさを虫たちが放っているからだろう。そう思って改めて作品を見ると、止まっていた糸トンボが、羽根を広げ今にも飛び立ちそうな、そんな気配を一瞬感じた。

 


生きていくための仕組みや構造をデザイン化し、金属で表現する  ──久米圭子──



なんと表現すればよいのだろう。複雑に組み合わされた金属が、小宇宙を形成している。しかもその小宇宙は、けっして無機質ではなく、むしろ微かに息づく微生物のような趣で自らの存在感をひっそりと主張している。内部を構成するパーツは薄いブルーグリーン。その控えめな淡い色調と曲線を描くパーツの組み合わせが、無機質というよりも、有機的な生命の根源すら感じさせる。



「生きていくための仕組みや構造のようなものに着目し、それをデザイン化して金属で表現できたら。そんなことを考えています。モチーフは生物全体かもしれません」



久米圭子さんの作品は不思議だ。久米さん自身がそう語るように、生命の原初形態のようなミクロの世界でありながら、同時に、完結する小宇宙のようでもある。

「花粉、種、貝殻、いろいろなものの構造を見つめそこからヒントをもらっています。海に漂う動物プランクトンの一種である放散虫や、ときには顕微鏡で見た細菌の図録までも眺めています。金属というと、イメージ的には硬質ですが、金属でありながら ちょっとふにゃっとして柔らかな感じを両立させているつもりです」


いくつものパーツを組み合わせた内部構造を、あたかも守り保護するかのように外枠が覆う。金属ではあるものの、微かに動いているかのような、原始的な生物を思わせるたたずまい。wonders 097-2 18×18×高さ16.5㎝



思い描いた完成形の断面図を図面化。作業はそこから始まる



久米さんの作業は、頭のなかで思い描いた完成形の精密な断面図を、実際に図面化することから始まる。その断面図に描かれたパーツを、真鍮板からくり抜くように糸ノコで切り出し、やすりで綺麗に整えてから組み立てていく。と書けば簡単そうに思えるが、実際はそうではない。



「1個のパーツのほんの僅かな寸法の狂いのために、全体を組み上げることができなくなり、切り出したほかのパーツが全部使えなくなってしまうこともあります。多い作品ですと、30パーツくらいありますから、がっくりです。断面図も3dプリンターや、建築の製図を描くキャドなどは使わず、あくまでも頭のなかで描いたものを平面図にしています。そのような細かいことを考えるのが、自分自身好きなのでしょうね。ただ、作業場でやっていることといえば、図面通りに真鍮板からパーツを糸ノコで切り出し、それをやすりで整えたり、ちょっと熱を加えて曲げたり、時には透かし彫りを加えたりという、昔ながらの金工の世界です」



さまざまなパーツを組み合わせることで内部を複雑化し、小宇宙を構築



「美大に在籍していたとき、金属で半球を二つ作り、それをつないで、つなぎ目をわからなくして球体にしてみたことがあります。金属板という平面からスタートする金工の世界では、つなぐという工程を経ないで、閉じた球体をつくることは不可能ですが、こうすれば、感じのよい表現ができるかもしれないというヒントのようなものが得られました。接ぐのではなく、さまざまなパーツを組み合わせることでひとつの世界を構築し、その内部をどんどん複雑にしていく。そこに、昔から興味のあった生命の成り立ちのようなものを吹き込んで出来上がったのが、こうした作品です」



壁面を彩る、可憐な金属の花



壁面には、「loop」と名付けられた作品が掛かる。薄くスライスしたレモンのような金属板をループ状に幾重にも重ねた、それ自体が可憐な花びらのような、あるいは複雑な雪の結晶のような、愛らしい作品だ。 「wonders097-2」と同じく、金属板のところどころは薄いブルーグリーンに発色している、この発色は緑青。久米さんが用いる素材である真鍮に含まれる銅が、空気中の水分などと反応することで生じる独特の、そしてどことなく懐かしい色合いだ。

 


壁面を飾る可憐な作品は「loop ん14」と命名。その名の通り、繊細に切り出された真鍮板が、何枚もループ状に重なり、あたかも一輪の花が開いたような趣。15×15㎝




「私の作品をご覧になった方が、何を想像されるかは、まったくの自由です。ただ、作品に愛着のようなものを感じていただけたら、いいなと思っています。内側の方は、きっちり組み合わさっているように見えますが、なかにはわざと動くように組んであるパーツもあります。そんなちょっとした“遊び”のようなところも見つけてみてください」

 

 



















































話を伺った2人の作家のほかに、今回の展覧会には、以下の4名の方々が、それそれ独創的な作品を出品している。

加藤貢介さん、坂井直樹さん、髙橋賢悟さん、満田晴穂さん

 

 



















◆アート探訪記~展覧会インフォメーション

金工の深化  Ⅲ ──Evolution of Metal Wors Ⅲ──

会期:2025年5月22日(木) 〜 2025年6月1日(日)

時間:11:00 – 19:00 最終日は17:00まで

場所:セイコーハウス 6階 セイコーハウスホール

 

櫻井正朗 Masao Sakurai

 

明治38(1905)年に創刊された老舗婦人誌『婦人画報』編集部に30年以上在籍し、陶芸や漆芸など、日本の伝統工芸をはじめ、さまざまな日本文化の取材・原稿執筆を経た後、現在ではフリーランスの編集者として、「プレミアムジャパン」では未生流笹岡家元の笹岡隆甫さんや尾上流四代家元・三代目尾上菊之丞さんの記事などを担当する。京都には長年にわたり幾度となく足を運んできたが、日本文化方面よりも、むしろ居酒屋方面が詳しいとの噂も。

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銀座・和光 「金工の深化 Ⅲ」

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兵庫県立美術館にて開催。「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」

2025.05.23
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兵庫県立美術館にて開催。「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」
PREMIUM JAPAN » アート | 2025.05.23

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藤田嗣治と国吉康雄、神戸で百年目の再会を

2025.5.23

兵庫県立美術館にて開催。「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」

国吉康雄 《幸福の島》 1924年 東京都現代美術館

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20世紀という激動の時代に、異なる大陸で筆を握り続けた二人の画家――藤田嗣治と国吉康雄。その足跡をたどる特別展「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」が、兵庫県立美術館にて2025年6月14日(土)から8月17日(日)まで開催される。


Max Yavno 《「逆さのテーブルとマスク」を制作中の国吉康雄》 1940年頃 福武コレクション



エコール・ド・パリを代表する存在として知られる藤田と、アメリカで移民として芸術を切り拓いた国吉。二人は1925年と28年のパリ、さらに1930年と49年のニューヨークで接点を持ちながら、平行した人生を送った。


藤田嗣治 《自画像》1929年 東京国立近代美術館
© Fondation Foujita / ADAGP, Paris &JASPAR, Tokyo, 2025 E5974


1925年、二人がパリで交錯した年からちょうど100年にあたる節目に開催される展覧会では、母国への一時帰国や日米開戦下の制作、さらに戦後の藤田のフランス永住と国吉の死まで、それぞれの地で名声を得ながらも戦争と祖国への想いに揺れた人生を紹介。二人の作品を対比させながら、全9章にわたり時系列で紹介する。


国吉康雄 《誰かが私のポスターを破った》 1943年 個人蔵


会場には、藤田の代表作《五人の裸婦》《舞踏会の前》、国吉の《幸福の島》《誰かが私のポスターを破った》など、国内主要コレクションから代表作が一堂に集結。また、藤田の1920年代の大作、《五人の裸婦》と《舞踏会の前》の2点が本格的な修復後、初めて同じ会場で出品されるのも見どころだ。


国吉康雄 《サーカスの女玉乗り》 1930年 個人蔵

親しかった在外邦人画家の運命を分つこととなった、1941年12月8日の日米開戦。藤田は日本に帰国後、作戦記録画を手がけ、戦後フランス国籍を取得。国吉は敵性外国人とされながらも民主主義の旗のもとアートを武器に闘い続け、二人が再会することはなかった。

 

戦争に翻弄された二人の人生。百年の時を超えて、今ひとつの空間で響き合う。


◆藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会
【会期】2025年6月14日(土)~8月17日(日)
【会場】兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内)
【開館時間】10:00~18:00(入場は17:30まで)
【休館日】月曜(7月21日・8月11日は開館、翌日休館)
【観覧料】一般2,000円(前売1,800円)、大学生1,200円(前売1,000円)、高校生以下無料、70歳以上1,000円
【前売券販売期間】販売中~6月13日

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「バカラショップ 丸の内」「B bar Marunouchi」が移転オープン

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「バカラショップ 丸の内」「B bar Marunouchi」が移転オープン
PREMIUM JAPAN » 食 | 2025.05.21

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バカラの美学を体感する、丸の内の新たな空間

2025.5.21

「バカラショップ 丸の内」「B bar Marunouchi」が移転オープン

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フランスの「アール・ドゥ・ヴィーヴル(生活美学)」を体現するバカラが、丸の内の旗艦店とバーをリニューアルオープン。5月24日(土)にオープンする「バカラショップ 丸の内」は丸の内二丁目ビル1Fに、5月12日(月)にオープンし、24日(土)にグランドオープンを迎える「B bar Marunouchi」は新東京ビル B1Fに、それぞれ新たなロケーションを得て生まれ変わる。

 

 




ブランドの象徴である深紅の縁取りが、丸の内仲通りの豊かな緑や洗練された街並みと調和する「バカラショップ 丸の内」。アーチを模したディスプレイ棚や、焦がしたような加工を施したスギ材の棚、19世紀万国博覧会で展示されたバカラ作品を彷彿とさせるトランク型のディスプレイケース、スチールリボンのコンソールなど、店内のディテールの一つひとつに伝統と職人技へのオマージュが込められ、バカラの世界を旅するような体験ができる。


さらにファサード左側には、季節ごとにテーマが変わるディスプレイボックスが登場。選び抜かれたクリスタル作品が、ショップのコンセプトを象徴するかたちで展示され、行き交う人々の視線を惹きつける。



同日オープンする「B bar Marunouchi」は、クリスタルの輝きと深紅の世界観が交差するラグジュアリーな空間。入口でまず迎えてくれるのは、カラを代表する燭台「ツァリーヌ」や、200点以上のバカラグラスで構成された「バカラの壁」。その奥に進むと、深紅のソファやシャンデリアが織りなす非日常の空間が広がっている。


ここには、貴重なヴィンテージから最新シリーズまで約200種類を超えるバカラグラスが並び、ゲストはその中から好みの1客をセレクト。グラスに合わせてバーマンが仕立てるオートクチュールなカクテルを堪能できる。

 

ただの贅沢ではなく「アール・ドゥ・ヴィーヴル」を追求するバカラ。新たに誕生した二つの空間で、ブランドの真髄に触れるひとときを楽しんではいかがだろうか。


バカラショップ 丸の内
【住所】東京都千代田区丸の内2-5-1 丸の内二丁目ビル 1F
【営業時間】月~土 11:00~20:00/日・祝 11:00~19:00
【TEL】03-5223-8868

 

B bar Marunouchi
【住所】東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル B1F
【営業時間】月~土 16:00~26:00/日・祝 休
【TEL】03-5223-8871

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