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第97回アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞にノミネートされた山崎エマ監督の映画『小学校 ~それは小さな社会~』。韓国でも映画賞を受賞している。韓国の人はこの作品のどんなところが印象的だったのだろうか。そしてそれはなぜだろうか。
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永遠の聖地、伊勢神宮を巡る
2025.4.29
伊勢神宮を参拝するなら知っておきたい礼儀や知識あれこれ
桜の季節を迎えた内宮の宇治橋。
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先日行われた祭祀でのことだ。祝詞の奏上が始まってまもなく、ふいに風が起こった。サーッと音を立てて祭場を吹き抜けたその風は、しばらくするとぴたりと止み、今度は鳥の鳴く声が聞こえてきた。
神宮ではさまざまな音が聞こえてくる。川のせせらぎ、鳥のさえずり、そして、玉砂利を踏み締める音。参道を歩くたび、不思議と心が安らぐのは、人工的な音が耳に入ってこないこともあるのだろう。特に木々を揺らす風の音は、心身に溜まった塵芥(ちりあくた)を一掃し、清浄にしてくれるよう。「伊勢」の枕詞は、「神風や」。たとえば祭祀の最中に、ふいに一陣の風が吹き抜けたとき、そして、御正宮での参拝中に、風もないのに御幌(みとばり)が静かに上がったとき、ふと、「神風」という言葉が浮かんでくる。
今回は、そんなご神気あふれる神宮の参拝に関するあれこれを紹介しよう。
天皇陛下や皇族も、伊勢神宮では外宮から内宮へと参拝するのがならわしである
まず、神宮参拝にあたっては、外宮が先というならわしがあるのをご存知だろうか。
天皇陛下や皇族の方々も、内宮より先に外宮をお参りされるという。理由としては、主に2つの説が考えられている。1つは地理的な条件。現在のように、内宮と外宮の間に高速道路が通り、先に内宮からお参りできるようになったのは、実はごく近年のこと。
それ以前の、特に徒歩で参詣していた時代は、宮川を船で渡って伊勢に入るしか方法がなく、最初に到着するのが外宮だった。2つ目は「外宮先祭(げくうせんさい)」、つまり、神宮の祭祀がすべて外宮で先に行われることから、参拝の順序もそれに倣っているとする説だ。
ちなみに、この「外宮先祭」は、天照大御神が、自らの祭りの前に、まず外宮の祭りを行うように託宣されたと、『太神宮諸雑事記(だいじんぐうしょぞうじき=神宮の創建から平安末期までの主要事項が記された書)』に記されているという。
外宮の御祭神、豊受大御神(とようけのおおみかみ)は、天照大御神のお食事を司る神。
天照大御神が伊勢の地に鎮座されて500年ほど経った雄略天皇の御代に、天照大御神が天皇の夢に現れ、「丹波国、比治(ひじ)の真名井(まない)にいます御饌都神(みけつかみ=神饌の神)である等由気大神(とゆけのおおかみ)を、私の近くに迎えてほしい」と告げられたことから、現在の伊勢市山田地区にお宮を建て、等由気大神(豊受大御神)を迎えられたことがはじまりとされている。
ちなみに豊受大御神は、お米をはじめ、衣食住や産業の守護神ともされており、いわば、私たちの日々の営みを支えてくださる神様。やはり、両宮ともにお参りしたいところだ。
毎月1日、11日、21日の朝に行われる神馬牽参(しんめけんざん)では、神馬が菊の御紋の馬衣をつけ、両正宮にお参りをする。馬引(うまひき)に促され、ただ無心に神馬が頭を下げる姿は、本来の参拝のあり方を示しているよう。
神宮で個人的なお祈りはダメと聞くが、本当なのか?
もっとも、ここで気になるのが、神宮で個人的な願いごとをして良いか?という点である。
筆者自身、長年モヤモヤと抱えてきたこの問いを、今回、さまざまな文献を紐解きながら、改めて調べてみた。結果、やはりしない方が良いという結論に至った。その理由は、神宮は古来「私幣禁断(しへいきんだん)」、つまり、御正殿への幣帛(へいはく=神様へのお供え物)を奉るのは天皇だけという長い歴史があり、日々の祈りの内容も、皇室の繁栄と五穀豊穣、国の安泰と国民の幸せという、公の願いごとばかりだからだ。
つまり、私たちが日々平穏無事に暮らせるよう、知らないところで祈り続けてくれている、まずはそのことに感謝すべきだろう、と思うのだ。
なぜ神宮にはおみくじがないのか?
「一生に一度はお伊勢参り」と言われるほど、参拝できることが大吉
何より、先人たちも感謝の祈りを捧げてきた。そもそも、江戸時代に大ブームとなった「御蔭(おかげ)参り」も、人は日頃から、神仏や先祖、自然など、見えない何かの力添えや恵み、つまり「御蔭」を受けて生きており、それに対する感謝を表す気持ちから始まったという。
古来神宮におみくじが存在しないのも、お参りできること自体が、「御蔭」による幸せなこと、つまり大吉に相当するという信仰があり、おみくじを引く必要性がなかったからと聞く。それほど神宮参拝は、自ずと感謝の気持ちが湧き起こる、有り難い体験だったのだろう。
外宮の御正宮前で。御幌が静かに開くだけで、なぜかありがたい気持ちになる。
神宮を参拝することは、身も心も清め、清々しい気持ちであることが大切
一方、先人たちの言葉も参考になる。たとえば、鎌倉時代末期から室町時代初期にかけて生きた臨済宗の僧、夢窓疎石(むそうそせき)は、52歳のときに外宮を参拝。その際、当時の神職に私幣禁断の理由を尋ね、その答えを、自身の法話集『夢中問答集(上)』に記している。
それによれば、伊勢の神宮を参拝するときに大切なのは、精進潔斎をして身体を清め、神道で言う罪穢れに触れない「外清浄」と、胸中に名誉や利益の望みを持たない「内清浄」で、私幣、つまり個人的にお供え物を捧げることは、胸中にある望みを神様に祈っていることであり、「内清浄」とは言えないという。
つまり、真実の神宮参拝とは、肉体的な清浄である「外清浄」と、精神的な清浄の「内清浄」が1つになったときに実現する、というのである。
参拝は、手水で手を洗い、口をすすぎ、洗い清めるところからはじまる
さらに、南北朝時代の医師であり、連歌師でもあった坂十仏(さかじゅうぶつ)は、『太神宮参詣記』の中で、この「内清浄」と「外清浄」の考えをより深め、両者が1つになる境地に達すれば、神の心と自分の心の隔てがなくなり、神に祈ることはなくなる。これが真実の参拝だと記している。
なんとも難しく、また耳の痛い話で、自分がその境地に達するのは到底無理だと思わざるを得ないが、せめて参拝に臨むときは、まず手水舎で手と口を清め、長い参道を、心を清浄にする気持ちで静かに歩き、自分なりに御神前に向かう準備を整えるよう努めたいとは思っている。加えて、以前話をうかがった、とある水神を祀る古社の宮司の言葉も、肝に銘じていることの1つ。
外宮の宮域内の風景。北御門(きたみかど)口参道から、少し脇に逸れた小道を進んだ末社、大津神社の近辺は、深山に入ったような趣がある。
内宮の宇治橋を渡って、右手に見える神路山(かみじやま)は、季節ごとに色を変える。心静かに参拝する導入となる風景。
神宮はパワースポットなのか?
本来の自分の姿が最大のパワー。それを取り戻す場所が神宮なのだろう
「一般に、パワースポットという言葉がよく使われますが、パワーはいただくものではなく、本来はみんなが常に持っているもので、気がつかないだけです。しかも、日頃いろいろなものを見たり聞いたり触れたりすることで、その人本来の姿が隠れ、気が枯れてしまうんです。それを取り去って、本来の自分の姿に戻す。それが「身」を「削(そ)ぐ」、つまり禊(みそぎ)です。
人間は、自分本来の姿でいることが、生きる上で1番パワーがあるんです」–––。身も心も清浄にし、素の自分で御祭神と向き合う。参拝とは、すべてお見通しの神様の前で、素の自分をお見せする行為なのかもしれない。
もっとも、そんな小難しい理屈は抜きにして、ただ作法通りに、心を込めて2拝2拍手1拝をし、ありがとうございますと感謝の言葉を捧げるだけで、なぜか清々しく、さっぱりした心地になれるのも、お伊勢参りの不思議。試す価値はあると思う。
だが、それでも個人的な願いごとがしたい、そういう人は、神楽殿で御饌(みけ)や御神楽(おかぐら)を上げてはどうだろう。御饌は、神饌をお供えし、奏上される祝詞を通して私たちの願いごとを天照大御神に取り次いでいただくこと。一方御神楽は、御饌とともに雅楽を奏し、舞楽を加えて御神慮をお慰めするという、丁寧にご祈祷を行うことを指すという。実は筆者も、先日御神楽を上げさせていただいたばかり。
その際、神事の後で、神様にお供えされた神饌の御神酒や御米、御塩などを分けていただくとともに、––––これを食することで、神様の御蔭をいただく「直会(なおらい)」となる––––授与されたのが、お神札(ふだ)だった。
時折、風が木々を揺らす音に包まれる。内宮で。
内宮の宮域内にも、小さな自然が息づいている。さまざまな自然に触れ、神域の空気と少しずつ同化して、御正宮へと向かう。
お神札(ふだ)やお守りは神宮と私たちを繋ぐ絆である
神宮のお神札は、「神宮大麻(たいま)」と呼ばれている。「大麻」は、祓いの道具を意味する「おおぬさ」とも読み、古くは伊勢の御師(おんし)、つまり、「御祈り師」と呼ばれる神職が、ご祈祷を行ったしるしとして、大麻を和紙に包んだり、箱に納めたりして渡したのがはじまりとされている。
もっとも、この時代に御師たちが行っていたご祈祷は、神道で言う罪や穢れを祓うための祝詞『中臣祓(なかとみのはらい)』を唱えることによってなされていたと考えられ、その証として、ご祈祷に用いた祓いの道具、つまり大麻を象った祓串(はらいぐし)を、回数に応じて願主に渡していたという。
神宮のお神札が、江戸時代まで「御祓大麻」、「お祓いさん」などと呼ばれていたのは、多いときで千度、万度と、お祓いの詞を唱えてご祈祷されたからだったのだ。だが、明治4年(1871)に御師の制度は廃止。その後、大麻の奉製は、すべて神宮によって行われるようになり、名称も「御祓大麻」から「神宮大麻」に変更されたという。
ちなみに、筆者が御神楽を上げた際に授与されたのは、長方形の木箱に納められたお神札。これは、「箱大麻」「神楽大麻」「お万度さん」とも呼ばれ、昔からの御祓大麻の伝統の姿をとどめているという。
かつて御師たちは、箱の中にお神札や神宮暦などを入れて諸国の神宮崇敬者たちに配り歩き、授与された人々は、その箱を畏れ多いと、高いところに棚を作り安置した。これが、現在の神棚のはじまりと考えられ、箱は「御祓箱」と呼ばれていたという。
現在不要になったものを廃棄する意味として、御祓箱という言葉が使われるのは、本来はお神札が入った御祓箱を、毎年暮れに新調する際、古い箱が不要になることから使われるようになったと言われている。
お神札のご用材を切り始めるにあたって行われる「大麻用材伐始祭(たいまようざいきりはじめさい)」が行われる祭場。
「大麻用材伐始祭」の最後では、素襖烏帽子姿の工匠3名が、神路山の方角に向かって、手斧を左・右・左と3回振り下ろす所作を行う。
4月には一年の神宮大麻の木を伐り始める儀式
「大麻用材伐始祭(たいまようざいきりはじめさい)」が執り行われる
神宮では、そんな神宮大麻のご用材を伐り始めるにあたって、毎年4月中旬に「大麻用材伐始祭(たいまようざいきりはじめさい)」が行われている。
もっとも、祭場は、かつて御料地からご用材を求めていた伝統に従って、内宮に近い山々に囲まれた場所に設けられ、神宮大宮司をはじめ、職員や関係者が参列するなか、御山から木をいただくことを山の神にご奉告し、作業の安全を祈願する神事が執り行われる。
冒頭の風は、この祭祀の最中に起こった。御祭神であっても、山の神であっても、神職が奉仕する姿は、常と変わらず丁寧に、だが、すみやかに、粛々と。祀られる山の神も、さぞお喜びになっていることだろう。
お神札は、家庭や会社を神々に守っていただく御守りのような存在という。たとえお参りに行けなくても、神宮とのご縁がつながっているようで、我が家の心強い存在となっている。
1月上旬に行われる大麻暦奉製始祭(たいまれきほうせいはじめさい)では、その年最初の神宮大麻に、神宮の印章である御璽(ぎょじ)を捺され、お札の奉製が始められる。
Text by Misa Horiuchi
伊勢神宮
皇大神宮(内宮)
三重県伊勢市宇治館町1
豊受大神宮(外宮)
三重県伊勢市豊川町279
文・堀内みさ
文筆家
クラシック音楽の取材でヨーロッパに行った際、日本についていろいろ質問され、<wbr />ほとんど答えられなかった体験が発端となり、日本の音楽、文化、祈りの姿などの取材を開始。<wbr />今年で16年目に突入。著書に『おとなの奈良 心を澄ます旅』『おとなの奈良 絶景を旅する』(ともに淡交社)『カムイの世界』(新潮社)など。
写真・堀内昭彦
写真家
現在、神宮を中心に日本の祈りをテーマに撮影。写真集「アイヌの祈り」(求龍堂)「ブラームス音楽の森へ」(世界文化社)等がある。バッハとエバンス、そして聖なる山をこよなく愛する写真家でもある。
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自分だけの箱庭を作り上げる、体験型アフタヌーンティー
2025.4.28
奈良の寺院カフェ、茶寮「世世」の新提案「ガーデンアフタヌーンティー」
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奈良の旧興福寺子院「世尊院」を修復・改装した寺院カフェ、茶寮「世世(ぜぜ)」で、自分の手で箱庭を完成させる新感覚のアフタヌーンティーがスタートした。
「ガーデンアフタヌーンティー」イメージ
2026年2月28日(土)まで楽しめる「ガーデンアフタヌーンティー」は、苔むした岩をイメージしたマフィンや、飛び石に見立てたクッキーなどの焼き菓子を、ゲスト自身がお皿の上で自由にレイアウト。庭園を描くようにお箸で菓子を並べ、味わうことができるというもの。
庭園デザイナーの烏賀陽(うがや) 百合氏 撮影:野口さとこ
本メニューを監修するのは、庭園デザイナーの烏賀陽 百合氏。世界各地の庭園を巡り、国内外で造園や講座を手がけてきた彼女の審美眼が、食体験に深みを添えている。
店内からは四季の移ろいを映す庭園を眺めることができ、その美しい景色にも癒される。味わいだけでなく、詫び寂びも感じられるアフタヌーンティーで、自分と向き合う時間を過ごしてみては。
◆「ガーデンアフタヌーンティー」
【場所】茶寮 「世世」(奈良県奈良市登大路町63)
【期間】開催中~2026年2月28日(土)
【時間】11:00~17:00(最終入店15:30)※90分制
【料金】1名 6,800円(税・サービス料込)
【内容】7種の和菓子+サンドウィッチ+8種のドリンク(フリーフロー)
※3日前までに要予約
【予約問い合わせ】0742-93-6558(茶寮 「世世」)
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【管理栄養士が解説】近年、食品の充実ぶりが目覚ましいコンビニ。ランチで利用する人も多いかもしれませんが、選び方を間違えると太りやすくなってしまう恐れも……。今回は、コンビニランチの選び方のポイントと、太りやすいメニューを紹介します。
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東京の空を望む39階で、香り豊かなタイ料理を堪能
2025.4.26
モダンタイ・レストラン「Longrain TOKYO」ランチビュッフェがスタート
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恵比寿ガーデンプレイスタワー39階に位置するモダンタイ・レストラン「Longrain TOKYO(ロングレイン トーキョー)」で、香り高いスパイスとハーブをふんだんに使用したランチビュッフェがスタートした。
シドニーで誕生した「Longrain」は、本場さながらの“SPICY(辛さ)、SWEET(甘み)、SOUR(酸味)、SALTY(塩気)”を巧みに操るアジアン料理レストラン。鮮やかな色合いとアロマティックなスパイスが織りなす五感を刺激する料理と、モダンな空間演出で人気を集めている。
新たにスタートしたランチビュッフェは、「ガパオライス」や「カオマンガイ」などのメイン料理に加え、フレッシュなサラダと、香り豊かなスパイスやハーブを使った12種類の前菜をビュッフェ形式で楽しめるのが魅力。
メインは追加料金で「本日の厳選カレー」や「トムヤムクンヌードル」もセレクト可能。同じく別料金で、アジアンティーやタイティーなどのドリンク、デザートにマンゴープリンもオーダーできる。
恵比寿ガーデンプレイスの高層階に構える空間はダークウッドを基調としたモダンな設えで、非日常な気分が味わえる。新年度の忙しさもひと段落したいま、家族や友人を誘って優雅なランチタイムを楽しんでみては。
◆「Longrain TOKYO」ランチビュッフェ
【価格】平日2,850円、休日3,300円
【内容】
〈サラダビュッフェ〉グリーンカール レタス 豆苗 水菜 トレビスのリーフサラダ、カラフル大根スライス、ズッキーニスライス、大根と人参のスパイスラペなど
〈アジアン前菜ビュッフェ〉ヤムウンセン、ラープ、かぼちゃのロースト ライスサラダ イエローカレーソース、タイ風よだれ鶏、エビチリ、キャベツと玉ねぎのグリル、エビトースト、えびせんなど
〈主食〉ガパオライス、カオマンガイ、本日の厳選カレー(+500円)、トムヤムクンヌードル(+500円)から一品選択
〈デザート〉マンゴープリン(+300円)
〈ドリンク〉 コーヒー(+200円)、タイティー(+200円)、アジアンティーなどカフェフリー(+800円)
【住所】東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー 39F
【営業時間】月~金:11:30-15:00/17:30-22:00、土・日・祝:11:00-15:30/17:30-22:00
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2025.4.26
地上250mで味わう至福のランチ。ディナーで人気のメニューをアラカルトスタイルで
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上村松園と美人画の精華にふれる特別展
2025.4.25
山種美術館で開催。「生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」
上村松園《庭の雪》1948(昭和23)年 絹本・彩色 山種美術館
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2025年に生誕150年を迎える日本画家・上村松園の画業を振り返るとともに、同時代の画家から現在活躍する若手作家にいたるまで、女性の姿を描いた作品を紹介する特別展「生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」が山種美術館にて開催される。会期は5月17日(土)から7月27日(日)まで。
上村松園《新蛍》1929(昭和4)年 絹本・彩色 山種美術館
「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願」と語った上村松園は、この言葉どおり清らかで気品に満ちた女性像を表現し、美人画の名手として高く評価された松園。
上村松園《砧》1938(昭和13)年 絹本・彩色 山種美術館
山種美術館の創立者、山﨑種二は松園と親しく交流を重ねて作品を蒐集し、代表作である《新蛍》や《砧》、松園芸術の粋を集めた《庭の雪》などを含む日本有数の松園コレクションを築いた。
上村松園《姉妹》1903(明治36)年頃 絹本・彩色 個人蔵
上村松園《春芳》1940(昭和15)年 絹本・彩色 山種美術館
本展では、初期の研鑽期から晩年の円熟期にいたる22点の作品を一堂に展示。さらに言葉や直筆の手紙なども展示され、松園の世界をたっぷりと満喫できる。
小倉遊亀《舞う(舞妓)》1971(昭和46)年 紙本金地・彩色 山種美術館
片岡球子《北斎の娘おゑい》1982(昭和57)年 紙本・彩色 山種美術館
加えて、2025年に生誕130年を迎える小倉遊亀、生誕120年を迎える片岡球子の名品を展示するほか、松園と同時期に東京画壇で活躍し、美人画家として名高い鏑木清方の作品も登場。西の松園、東の清方の美人画が並び立つ貴重な機会となっている。
松園が追い求めた“香高い珠玉”の世界に触れながら、時代を超えて描かれてきた女性たちの麗しさも堪能できる展覧会。ぜひ会場で、その美の世界に浸ってみては。
◆「生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」
【会期】2025年5月17日(土)~7月27日(日)
【休館日】月曜日
※7/21(月曜・祝日)は開館、7/22(火)は休館
【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
※今後の状況により会期・開館時間等は変更する場合があります。
【入館料】一般 1,400円(1,200円)、大学生・高校生 1,100円(1,000円)、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です)
※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は1,200円(1,000円)
上記いずれかのうち大学生・高校生 1,000円(900円)
※( )内は前売料金
※きもの特典:きものでご来館の方は、一般200円引き、大学生・高校生100円引き
【会場】山種美術館(東京都渋谷区広尾3-12-36)
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2025.4.25
地上250mで味わう至福のランチ。ディナーで人気のメニューをアラカルトスタイルで
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“祈り”に込めた美と想い
2025.4.24
奈良国立博物館開館130年記念特別展「超 国宝 ―祈りのかがやき―」
国宝 菩薩半跏像(伝如意輪観音) 飛鳥時代・7世紀 奈良・中宮寺 展示期間:5月20日~6月15日
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2025年4月、奈良国立博物館が開館130年を迎えたのを記念して、同館史上初となる大規模な国宝展「超 国宝―祈りのかがやき―」が、6月15日(日)まで開催されている。
国宝 観音菩薩立像(百済観音) 飛鳥時代・7世紀 奈良・法隆寺
展覧会タイトルの「超 国宝」とは、単なる文化財の集積を超え、時を超えて受け継がれてきた祈りや、文化を紡いできた人々の想いまでも“かけがえのない宝”ととらえる姿勢を表している。
国宝 菩薩半跏像(伝如意輪観音) 飛鳥時代・7世紀 奈良・中宮寺 展示期間:5月20日~6月15日
国宝 天燈鬼立像 鎌倉時代・建保3年(1215) 奈良・興福寺 展示期間:4月19日~5月18日
展示されるのは、仏像、仏画、経典、神像、宝物など、日本が世界に誇る仏教・神道美術の名品およそ140件。そのうち国宝は約110件にのぼり、奈良国立博物館の歴史とゆかりの深い社寺からの出品も多く含まれる。
国宝 大日如来坐像 運慶作 平安時代・安元2年(1176) 奈良・円成寺
法隆寺の《観音菩薩立像(百済観音)》や中宮寺の《菩薩半跏像(伝 如意輪観音)》、円成寺の《大日如来坐像(運慶作)》など、名だたる至宝が一堂に会するのも大きな見どころだ。
国宝 釈迦金棺出現図 平安時代・12世紀 京都国立博物館 展示期間:5月20日~6月15日
国宝 金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅 第六幀(部分) 平安時代・12世紀 岩手・中尊寺大長寿院 展示期間:4月19日~5月18日
展示は「南都の大寺」「釈迦を慕う」「美麗なる仏の世界」「神々の至宝」など7章構成で、奈良ゆかりの仏教・神道美術を時代やテーマごとに紹介。仏像と静かに向き合える特別な空間も設けられ、まるで祈りの時間に身をゆだねるような体験が味わえる。
国宝 刺繡釈迦如来説法図 中国・唐または飛鳥時代・7世紀 奈良国立博物館 展示期間:4月19日~5月18日
国宝 吉祥天像 奈良時代・8世紀 奈良・薬師寺 展示期間:4月19日~5月6日
仏の姿に祈りと美を託してきた日本人の精神。その“かがやき”に触れることで、現代を生きる私たちの心にも静かな光がともる——そんな時間をもたらしてくれる機会となりそうだ。
◆奈良国立博物館 開館130年記念特別展「超 国宝―祈りのかがやき―」
【会期】開催中~2025年6月15日(日)
※前期:4月19日~5月18日、後期:5月20日~6月15日
【休館日】月曜(ただし4/28・5/5は開館、5/7は休館)
【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
【会場】奈良国立博物館(奈良県奈良市登大路町50番地)
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Features
2025.4.24
地上250mで味わう至福のランチ。ディナーで人気のメニューをアラカルトスタイルで
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