MONACO4

    • monaco4とは?
    • 会員数/情報
    • 会員属性
    • 月間PV/UU
    • 広告掲載について
    • iPhoneへアイコンを
      登録する方法
    • 会員専用SNS
    • 会員専用ショッピングサイト
    • 最新ワールドプレミアムaladdin
    • 協力企業一覧
    • モビブロ
    • 3Dサービス
    • 会員専用バーラウンジのご案内
  • 新規会員登録
  • 会員ログイン
  • TOP
  • 健康動画一覧
  • Car
  • Watch
  • Fashion
  • Life
  • Well-being
  • Art
  • Travel
  • Food
  • 先端技術
  • スマホ
MENU 閉じる

MENU

  • 記事一覧
  • 健康動画一覧

CATEGORIES

  • すべて
  • Car
  • Watch
  • Fashion
  • Life
  • Well-being
  • Art
  • Travel
  • Food
  • 先端技術
  • スマホ
  •  

ACCOUNT

  • 3D Print Service
  • Movie Blog
  • ELITE Shopping
  • ELITE e-Salon
  • 新規会員登録
  • ログイン


ABOUT

  • monaco4とは?
  • 会員数/情報
  • 会員属性
  • 月間PV/UU
  • 広告掲載について
  • iPhoneへアイコンを
    登録する方法


サービス情報

  • 会員専用SNS
  • 会員専用ショッピングサイト
  • 最新ワールドプレミアムaladdin
  • 協力企業一覧
  • モビブロ
  • 3Dサービス
  • 会員専用バーラウンジのご案内

MONACO4とは?

人気記事

デイトナ、ヤマハ『XSR155』とカワサキ『Z900RS SE』用LEDフェンダーレスキット発売

2026.09.21

【マツダ ロードスター 新型試乗】規制対応を逆手に大胆進化! 如実に変わった操舵感とクリアなエンジンサウンド

2026.09.21

事故多発交差点を公表…ワーストは神戸市「西神中央線合流部」 損保協会

2026.09.21

日産『エルグランド』新型が“このデザイン”になったワケ…ニュースランキング

2026.09.21

ここまで変わる? ホンダ『アコード』次期型の新デザインを予想

2026.09.21

「ホンダ社食カレーうどんの素」付き宿泊プラン、宇都宮のホテルが提供開始

2026.09.21

日産『キックス』の走行中でもテレビ視聴が可能に、ブリッツの「テレビジャンパー」発売

2026.09.21

シャネル「フラップ バッグ」は男性をも虜にする──『GQ』が選ぶ今月の一品

2026.09.21

電車が道路を走る! 相鉄13000系をGREEN×EXPO会場へ陸送

2026.09.21

BMW『Fシリーズ』の101台リコール、クラッチが切れないおそれ

2026.09.21

CONTENTS

※表示がおかしい場合リロードしてください。

  • マイクリップ

About&Contact

  • monaco4とは?
  • 会員数/情報
  • 会員属性
  • 月間PV/UU
  • 広告掲載について
  • FAQ
  • プライバシーポリシー
0

ダイヤモンド・プリンセスからどう進化した? 最新船「スター・プリンセス」で体験した新しい船旅

2026.07.07
All About(オールアバウト) [海外旅行]
ホーム > All About(オールアバウト) [海外旅行]
ダイヤモンド・プリンセスからどう進化した? 最新船「スター・プリンセス」で体験した新しい船旅
All About(オールアバウト) [海外旅行] | 2026.07.07

日本で親しまれるダイヤモンド・プリンセスを運航するプリンセス・クルーズ。その最新船「スター・プリンセス」は、17万トン超の大型船でありながら驚くほどゆったりと快適。多彩な美食や最新技術を駆使したエンターテインメントなど、進化した船旅の魅力を紹介します。

さらに見る
閉じる
0

「金属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス」

2026.07.07
PREMIUM JAPAN » アート
ホーム > PREMIUM JAPAN » アート
「金属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス」
PREMIUM JAPAN » アート | 2026.07.07

Features

エルメス財団、夏のオープンクラスを開催

2026.7.7

「金属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス」

Leonor Serrano Rivas, Installation view of Here Be Dragons , 2025
Courtesy of the artist and carlier | gebauer
Photo: Andrea Rossetti

  • TOP
  • Features
  • Art
  • Crafts
  • Culture
  • Design
SNSに投稿する

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>

エルメス財団が展開するスキル・アカデミーでは、7月15日(水)から8月16日(日)まで、「金属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス」を、東京・SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)で開催する。展覧会やワークショップ、トークイベントを通して、金属という素材が持つ魅力や可能性を、多角的な視点から体感できるプログラムだ。


Leonor Serrano Rivas, Where We Expect to Find Flowers n3, 2025
Courtesy of the artist and carlier | gebauer
Photo: Roberto Ruiz



スキル・アカデミーは、⾃然素材に関わる職⼈技術や⼿わざを伝承、拡張、共有することを⽬指すエルメス財団のプロジェクト。日本では2021年より活動をスタート。展覧会やワークショップなど様々な体験を通じて、素材の組成や技術、⽂化などを多⾓的に探究している。


Leonor Serrano Rivas, Installation view of Here Be Dragons , 2025
Courtesy of the artist and carlier | gebauer
Photo: Andrea Rossetti


Sayaka Shimada, Fireworks for another world that never came, 2022
©Sayaka Shimada


今回のテーマは、私たちの暮らしに欠かせない「金属」。 会場では、レオノール・セラーノ・リヴァス、Playfool、島田清夏の3組のアーティストによるグループ展「結合」を開催。⾦属と対話を⾏う彼らの実践を通じて、⾦属と⾝体の連鎖的な「結合」の在り⽅を探っていく。

  


Playfool, Installation view of a re(imitation) of Life , 2024
Courtesy of the artist
Photo: Naoya Toita


また、鍛金によるジュエリー制作を体験できる抽選制のワークショップやガイドツアー、アーティスト・トークなども用意。見るだけではなく、触れ、考え、手を動かすことで、金属への理解をより深められる構成となっている。


Sayaka Shimada, R9+C9QP , 2020
Courtesy of the artist
Photo: Great the Kabukicho


さらに、今春に中高生を対象として実施されたワークショップの成果展示も同時開催。参加者たちが素材と向き合いながら体験を通じて紡ぎ出された言葉、各ワークショップの映像記録を通して、ものづくりが持つ創造性や学びの広がりを感じることができる。


Leonor Serrano Rivas, Where We Expect to Find Flowers n17 , 2025
Courtesy of the artist and carlier | gebauer
Photo: Roberto Ruiz


青銅器時代から⼈類の⽂明と共に歩んできた⾦属という素材、アートや職人技術の視点から見つめ直すイベント。五感を使って素材と向き合うことで、ものづくりの精神に触れ、素材の本質に迫ることができるはずだ。

 

◆スキル・アカデミー「⾦属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス」
【会期】2026年7⽉15⽇(⽔)~8⽉16⽇(⽇)
【開館時間】11:00~19:00
【休館⽇】⽉曜⽇・⽕曜⽇ ※ただし、7/20(⽉・祝)、8/11(⽕・祝)は開館
【会場】SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)東京都葛飾区⻄⻲有3-26-4

関連リンク

公式サイト
ワークショップ(7月11日・12日・25日・26日) 詳細と応募申し込みはこちら

SNSに投稿する

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>

Premium Japan Members へのご招待

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。

Features

2026.7.3

「旧奈良監獄」を再生。日本初のヘリテージホテルが誕生

  • Dining
  • Lifestyle
  • Travel

Features

2026.6.30

星のや軽井沢のスリープツーリズム「軽井沢 眠りの逗留 -夏-」

  • Lifestyle
  • Travel

Features

2026.6.26

ウェスティンホテル東京で「マンゴー&メロン サマーフルーツ デザートブッフェ」開催

  • Dining
  • Experiences
  • Lifestyle

Features

2026.6.26

ピカソとポール・スミス、時代を超えた遊び心の共演

  • Art

Features

2026.6.25

盛夏を彩る、硝子と陶の作家五人による展覧会

  • Art
  • craftmanship
  • Crafts
  • Culture
  • Design

関連記事

Features

2026.3.3

真木千秋 テキスタイルアート展「Voice of Nature」

  • Art
  • craftmanship
  • Crafts
  • Culture
  • Design

Features

現代工芸の4人のトップランナーが集…

2026.3.13

銀座・和光セイコーハウスホールで開催。「工芸の表現四人展」

  • Art
  • craftmanship
  • Crafts
  • Culture
  • Design

Features

人間国宝・志村ふくみ、101歳の現在…

2026.3.13

京都・細見美術館で開催。特別展「志村ふくみ 百一寿―夢の浮橋―」

  • Art
  • craftmanship
  • Crafts
  • Culture
  • Design
  • Experiences
  • Lifestyle

Events

唐津焼の“今”を映す三人展

2026.5.11

銀座・和光で開催。「中里 隆・太亀・健太展 ―暮らしを楽しむ器たち―」

  • Art
  • craftmanship
  • Crafts
  • Culture
  • Design

投稿 「金属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス」 は Premium Japan に最初に表示されました。

さらに見る
閉じる
0

淑女を惑わす「ミステリアス顔」な腕時計とは? | メンズウォッチ(腕時計)

2026.07.07
LEON.JP メンズウォッチ(腕時計)
ホーム > LEON.JP メンズウォッチ(腕時計)
淑女を惑わす「ミステリアス顔」な腕時計とは? | メンズウォッチ(腕時計)
LEON.JP メンズウォッチ(腕時計) | 2026.07.07
ダイヤルの大半を覆い隠し、そこに開けた小窓から覗く数字で時間を表示する。そんなデジタル表示ダイヤルが、続々と名門ブランドから登場。そのミステリアスな佇まいは非凡なセンスをさり気なく示したい向きにうってつけです。艶夜(アデーヤ)シーンではカンバセーションツールとしても活躍してくれます。
さらに見る
閉じる
0

若々しくいたいイケオジには、天然石ダイヤルの「エナジー顔時計」 | メンズウォッチ(腕時計)

2026.07.06
LEON.JP メンズウォッチ(腕時計)
ホーム > LEON.JP メンズウォッチ(腕時計)
若々しくいたいイケオジには、天然石ダイヤルの「エナジー顔時計」 | メンズウォッチ(腕時計)
LEON.JP メンズウォッチ(腕時計) | 2026.07.06
天然石をダイヤルに使用したモデルは、昔からジュエラーブランドで見られましたが、最近は専業時計ブランドからも続々登場。それらの魅力は神秘的な美しさに加え、石が秘めたるパワーを日常的に纏えるところにあるでしょう。ジュエリー感覚で付ければ、周囲の人まで幸せにできそうですね。
さらに見る
閉じる
0

若々しくいたいイケオジには、天然石ダイヤルの「エナジー顔時計」 天然石をダイヤルに使用したモデルは、昔からジュエラーブランドで見られましたが、最近は専業時計ブランドからも続々登場。それらの魅力は神秘的な美しさに加え、石が秘めたる...2026.07.06

2026.07.06
LEON.JP メンズウォッチ(腕時計)
ホーム > LEON.JP メンズウォッチ(腕時計)
若々しくいたいイケオジには、天然石ダイヤルの「エナジー顔時計」 天然石をダイヤルに使用したモデルは、昔からジュエラーブランドで見られましたが、最近は専業時計ブランドからも続々登場。それらの魅力は神秘的な美しさに加え、石が秘めたる...2026.07.06
LEON.JP メンズウォッチ(腕時計) | 2026.07.06
さらに見る
閉じる
0

夏の短パンスタイルに、大人の品の良さを加えるニットとは? Tシャツなどの織り物より、ソフトでドレーピーな編み物=ニットの方がエレガントに見える。これはもはや常識ですが、ニットと言っても色んな種類があるんですよね〜。2026.07.06

2026.07.06
LEON.JP メンズファッション
ホーム > LEON.JP メンズファッション
夏の短パンスタイルに、大人の品の良さを加えるニットとは? Tシャツなどの織り物より、ソフトでドレーピーな編み物=ニットの方がエレガントに見える。これはもはや常識ですが、ニットと言っても色んな種類があるんですよね〜。2026.07.06
LEON.JP メンズファッション | 2026.07.06
さらに見る
閉じる
0

夏の短パンスタイルに、大人の品の良さを加えるニットとは? | メンズファッション

2026.07.06
LEON.JP メンズファッション
ホーム > LEON.JP メンズファッション
夏の短パンスタイルに、大人の品の良さを加えるニットとは? | メンズファッション
LEON.JP メンズファッション | 2026.07.06
Tシャツなどの織り物より、ソフトでドレーピーな編み物=ニットの方がエレガントに見える。これはもはや常識ですが、ニットと言っても色んな種類があるんですよね〜。
さらに見る
閉じる
0

夏の短パンスタイルに、大人の品の良さを加えるニットとは? Tシャツなどの織り物より、ソフトでドレーピーな編み物=ニットの方がエレガントに見える。これはもはや常識ですが、ニットと言っても色んな種類があるんですよね〜。2026.07.06

2026.07.06
LEON.JP メンズファッション
ホーム > LEON.JP メンズファッション
夏の短パンスタイルに、大人の品の良さを加えるニットとは? Tシャツなどの織り物より、ソフトでドレーピーな編み物=ニットの方がエレガントに見える。これはもはや常識ですが、ニットと言っても色んな種類があるんですよね〜。2026.07.06
LEON.JP メンズファッション | 2026.07.06
さらに見る
閉じる
0

地域価値の時代へ これからの日本に必要なのは何か 元内閣府地方創生推進事務局長 市川篤志氏

2026.07.06
PREMIUM JAPAN » 旅
ホーム > PREMIUM JAPAN » 旅
地域価値の時代へ これからの日本に必要なのは何か 元内閣府地方創生推進事務局長 市川篤志氏
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2026.07.06

JCCO

PREMIUM JAPAN AWARD

日本文化発信機構 JCCOが目指すもの

2026.7.3

地域価値の時代へ これからの日本に必要なのは何か 元内閣府地方創生推進事務局長 市川篤志氏

  • TOP
  • JCCO – PREMIUM JAPAN AWARD
  • Culture
  • People
  • Travel
SNSに投稿する

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>

35年以上にわたり政府で住宅政策、まちづくり、土地政策、防災、地方創生などに携わり、現在は日本文化発信機構(JCCO)の理事の活動をはじめ、地域価値の創造に取り組む市川篤志氏は、「これからは地方創生ではなく、地域価値の時代だ」と語る。そこでPremium Japan編集長、JCCO専務理事の島村美緒が、地域の価値こそが日本のチカラになるという視点から、日本の未来について語り合った。

人口減少は問題ではない。問われているのは価値を生み続ける力

 

 

市川氏が地域について考える原点には、幼少期の風景がある。

長野県北部の中野市の果樹農家、ブドウ農家の長男として育った市川氏は、大学進学を機に東京へ出て、その後、国土交通省に入省した。30代前半にはパリの国際機関OECDに赴任し、家族でフランスに暮らした。

ある週末、フランス人の友人家族に招かれてノルマンディー地方を訪れた。リンゴ畑が広がる田園地帯。そこで人々はリンゴを育て、シードルを造り、それを蒸留してカルヴァドスにする。そうした営みが何世代にもわたって続き、暮らしの中に自然に溶け込んでいた。

市川氏はその風景に、不思議な懐かしさを覚えたという。中野市のブドウ畑や果樹園の風景と重なったからだ。




市川:あの時、私は「地域の価値とは何か」を考え始めていたのだと思います。

ノルマンディーでは、リンゴを育てる営みが人々の暮らしの風景と重なっていました。文化とは、そういうものだと思うのです。特別に飾られたものではなく、続いてきた営みが暮らしに溶け込んでいるもの。そこに地域の価値があるのだと感じました。

 

島村:昨今は日本の国力低下が叫ばれています。日本国家としての取り組みも重要ですが、各地域の価値の向上は不可欠ですね。








市川:おっしゃる通りです。私は農村で育ち、霞が関で政策を担い、地方行政を経験し、海外から日本を見て、今また地域の現場に立っています。それぞれの立場から、ずっと同じ問いを追いかけてきました。
地域とは何か。地域の価値とは何か。そして人口減少の時代に、地域はどう価値を生み続けていけるのか、日本にとって重要な課題ですね。

 

島村:日本の人口減少が招く課題にはどんなことが考えられるのでしょうか。

 

市川:日本は今、これまで経験したことのない時代に入っています。今後100年ほどで人口は明治から大正期の水準まで減少し、高齢化率は4割を超えるとも言われています。社会の担い手は確実に減っています。





島村:しかし市川さんは、人口が減ること自体を最大の問題とは捉えていないんですよね。

 

市川:はい。人口減少そのものが問題なのではありません。
本当に問われているのは、担い手が減っていく中で、地域がどう価値を生み続けられるかです。そして、その営みを守り、未来へつないでいけるかどうかです。

 

私は35年以上、地域政策に携わってきた中で、ひとつ確信していることがあります。結果は現場に現れる、ということです。
制度をつくったから成功ではありません。予算をつけたから成功でもありません。地域で実際に変化が起きたかどうか。そこに暮らす人たちの意識や行動が変わったかどうか。それがすべてです。




島村:それは地方の課題ということで、東京は違うんですか。

 

市川:地方では人口減少の現実が先行していますが、これは地方だけの話ではありません。東京も同じ船に乗っています。だからこそ、東京対地方という構図で考えても意味がないのです。

 

島村:地方創生という言葉が広まった頃、「東京から地方へ人を移せばいい」という議論が多かったように思います。

 

市川:日本全体の人口が減っていく中では、どこかが増えればどこかが減る。それだけではゼロサムゲームです。

必要なのは、人口を奪い合うことではなく、その地域ならではの価値をどう育てるか。そして、それをどう伝えるかだと思います。

私も最近は、「地方創生」という言葉をあまり使わなくなりました。地方を創生する、という言葉には、どこか外から何かを与えるような響きがあります。
けれど本来、地方でも東京でも、地域にはすでに価値があります。自然かもしれない。食かもしれない。文化かもしれない。人と人とのつながりかもしれない。

それを見つけ、磨き、未来へつないでいく。私は「地域価値」という言葉の方が、今の時代にはしっくりくるのです。

 




観光は目的ではない。地域価値を磨いた結果であるべきだ

 

 

市川:観光客を呼ぶために何かをつくるのではなく、地域が本来持っている価値を磨いた結果として、人が訪れる。それが理想だと思っています。
人は観光施設だけを見に来るわけではありません。その土地の空気、風景、食、人々の表情、暮らしぶりにも惹かれているのだと思います。

私が魅力を感じる地域には共通点があります。そこに暮らす人たちが、その土地での暮らしを楽しんでいることです。もちろん、その背景には産業や自然、食や文化、伝統があります。そして人と人とのつながりがあります。

 

島村:確かに、旅行者の関心は大きく変わり始めていることを実感しています。浅草のような有名観光地には、もちろん世界中から人が集まります。一方で、根津や谷中のような場所に惹かれる外国人も増えています。
彼らが求めているのは、ガイドブックに載っている名所だけではなく、普通の商店街や住宅街、暮らしの気配。自分だけの切り取りを見つけたいという感覚があるのだと思います。






市川:そうですね、AIの時代だからこそ、私は地域の価値がますます重要になると考えています。

AIは知識や情報を広く共有してくれます。けれど、その土地の自然、その土地の食、その土地に暮らす人々との出会いは、そこでしか得ることができません。その場にいなければわからない空気感があります。
AIは多くのことを代替するかもしれませんが、地域の風景や文化、人々の営みそのものを代替することはできません。
AIが発達するほど、逆に地域固有の価値は際立ってくる。私は、AI時代はデジタルの時代であると同時に、リアルの価値の時代でもあると思っています。






日本は宝の山。足りないのは「編集力」と「翻訳力」

 

 

市川:日本には素晴らしいものがたくさんあります。まさに「宝の山」です。
自然もあります。食もあります。工芸もあります。祭りもあります。ものづくりもあります。人々の暮らしもあります。
ただ、その価値を世界に伝える力が足りない。私はそれを「編集力」と「翻訳力」だと思っています。

 

島村:日本の発信力の低さに関しては、常に私も考えていたことです。地域に密着した芸能や文化も、どんな地域でどんな暮らしの中から生まれてきたのか。なぜその土地で続いてきたのか。その物語ごと伝えていくことが必要だと思います。

 

市川:地域の人にとっては当たり前のことでも、外から見れば大きな魅力であることが少なくありません。けれど、当たり前すぎるからこそ、自分たちでは価値として意識しにくい。
だからこそ、外の視点も必要です。ただし、外の人が勝手に価値を作るのではありません。地域の中にあるものを見つけ、光を当て、現代の言葉に翻訳していく。そこに編集の役割があるのだと思います。




島村:海外ブランドはストーリーテリングが非常に上手ですよね。例えば、オリーブオイルひとつでも「樹齢100年の木から採れた実で作っています」と語る。それだけで、その背景にある風景や時間の積み重ねを想像できます。

日本人は真面目で謙虚なので、自分たちの価値を語ることにためらいがあります。でも、価値を伝えることは誇張ではない。伝えなければ、存在しないのと同じになってしまう。

伝統工芸やファッションも同じです。品質は高い。技術もある。でも、ブランドとしての見せ方、伝え方が弱い。その結果、本来もっと高く評価されるべきものが、安く見られてしまうことがあります。

 

市川:価値は、存在しているだけでは伝わりませんね。
地域にあるモノやコトは、それ単体で価値を持っているように見えますが、本当はその背景にある暮らしや歴史、人の営みと一体になって初めて価値になります。

 

ノルマンディーのシードルやカルヴァドスも、単にお酒として存在しているのではなく、リンゴ畑の風景や人々の暮らしと結びついているからこそ魅力がある。
日本の地域にも、同じような価値がたくさんあります。ただ、それを語る言葉がまだ足りていないのです。







文化は「守る」だけでは続かない。必要なのは価値の循環である

 

 

市川:私は文化を特別なものだとは思っていません。文化とは、続いてきた営みが暮らしに溶け込んだものです。食も、祭りも、工芸も、伝統芸能も、農業も、ものづくりも、暮らしも文化です。
地域を産業、自然、文化、暮らしと分けて考えるのではなく、一つの全体として見ることが大切だと思っています。

暮らしと寄り添ってきた様々な事、それこそに価値がある。そこに地域らしさがあり、地域の魅力があるのです。

 

島村:同時に、多くの地域では祭りや伝統工芸、伝統芸能の担い手が減り、継承が危機に瀕しているという課題もありますね。




市川:「守る」という発想だけでは難しいと思っています。

守ろうとするだけでは、作り手の暮らしが立ちゆかなくなる。価値が認められ、選ばれ、適正な対価が支払われる。その循環があってこそ、文化は続いていきます。
文化や伝統を残すということは、過去を保存することではありません。今を生きる人たちの暮らしの中で価値を持ち続けることです。

 

島村:日本にはその循環を生み出すプロデューサーが不足しているように思います。伝統工芸でも伝統芸能でも、担い手が生活できなければ続きません。職人やアーティスト本人に、制作も発信も営業も全部背負わせてしまっている。
本来は、価値を見つけ、伝え、人をつなぎ、ビジネスとして成立させるプロデューサーが必要です。

 

市川:作り手や担い手を、ある意味でほったらかしにしてしまっているのかもしれません。
けれど、文化は担い手の生活が成り立ってこそ続いていくものです。文化を未来へつなぐには、価値を見つける人、伝える人、支える人を増やしていく必要があります。




地域を変えるのは「指導者」ではなく「始動者」である

 

 

市川:地域には、指示を出す「指導者」よりも、最初に動く「始動者」が必要だと思います。市長や町長でなくてもいい。役場の若い職員でもいいし、地域の住民でもいい。とにかく何かを始める人がいるかどうか。そこが大きいように思います。
地域を変えるのは制度だけではありません。人です。

 

島村:一つの例として茨城県境町のようなケースもありますね。大胆な教育施策や移住政策、自動運転バスの導入などで、町のイメージを大きく変えました。境町は、特段有名な観光資源があったわけではありませんが、新しい価値をつくり出し、地域のブランドを変えました。





市川:地元の人が参加していないプロジェクトは続きません。
補助金があるから何かをやるのではなく、「自分たちの地域を続けたい」「何とかしたい」という思いが先にあるべきです。
行政が全部やる必要はまったくありません。
むしろ行政は、人と人をつなぐコーディネーターになるべきです。この人とこの人を組ませたら何かが生まれるかもしれない。そういう媒介役こそ、本来の行政の価値だと思います。

 

市役所や町役場と付き合っていると、「自分たちは行政だから何かをやらなければ」と力が入りすぎて、逆効果になるケースもあります。
行政はプレイヤーである前に、場を整え、人をつなぎ、挑戦を支える存在であっていいのです。





光を当てることで、価値は動き出す

 

 

島村:今回、市川さんが日本文化発信機構やプレミアムジャパンアワードの活動に参加いただけたのはどのような理由からですか。

 

市川:私が関心を持っているのは、文化振興そのものというより、地域価値をどう見つけ、どう伝えていくかということです。価値は、存在しているだけでは伝わりません。光を当てる人が必要です。
プレミアムジャパンアワードも、表彰すること自体が目的ではありません。光を当てることで、その価値を見つける人が増える。応援する人が増える。担い手が増える。

個別のモノやコトだけではなく、それを育んできた地域の営みや文脈も含めて世界に伝えていく。そこに大きな意義があると思っています。
表彰はゴールではなく、始まりだと思っています。

ある価値に光が当たることで、人が集まり、資金が集まり、次の挑戦が生まれる。地域価値とは、固定されたものではなく、見つけられ、磨かれ、伝えられることで動き出すものなのです。




島村:おっしゃる通り、プレミアムジャパンアワードは“きっかけ“です。国内外問わず、日本の美意識が宿る優れたモノ・コト・ヒトと出合うための道標になることを目指しています。

 

市川:地域それぞれの固有の価値を見つけ、磨き、世界につないでいくことが、これからの日本にとって重要になると思います。

 

島村:今日はありがとうございました。






市川篤志 Atsushi Ichikawa

1964 年 7月、長野県に生まれ育つ。東京大学法学部を卒業し、1989 年に建設省(現・国土交通省)に入省。その後、大蔵省、OECD(在パリ)、福島県、内閣官房内閣参事官などを経て、国土交通省では政策課長、会計課長、大臣官房審議官(総合政策、土地・建設産業担当)、土地政策審議官などを歴任。さらに、2022 年に内閣官房内閣審議官(デジタル田園都市国家構想実現会議事務局次長)、2023 年からは内閣府地方創生推進事務局長に就任し、政府の地方創生推進の司令塔機能を担う。2024 年 退官。三井住友信託銀行株式会社の顧問に就任。日本文化発信機構(JCCO)理事。

Text by Yuko Taniguchi
Photos by Toshiyuki Furuya

関連リンク

一般社団法人 日本文化発信機構 (JCCO) 公式サイト

SNSに投稿する

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>

Premium Japan Members へのご招待

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。

JCCO

PREMIUM JAPAN AWARD

日本文化発信機構 JCCOが目指すもの

  • 世界と戦う日本の美意識をどう築き上げるか マツダで長年デザインを牽引する前田育男

    2026.5.20

    世界と戦う日本の美意識をどう築き上げるか マツダで長年デザインを牽引する前田育男

    • Culture
    • People
    • Travel
  • なぜ世界は日本の旅館に惹かれるのか THE RYOKAN COLLECTION 福永浩貴が語る観光文化の未…

    2026.4.9

    なぜ世界は日本の旅館に惹かれるのか THE RYOKAN COLLECTION 福永浩貴が語る観光文化の未…

    • Culture
    • People
    • Travel
  • 本当に価値のあるものとは? 新しいビジネスモデルへの挑戦を語る 
株式会社 和光 代…

    2026.3.11

    本当に価値のあるものとは? 新しいビジネスモデルへの挑戦を語る 
株式会社 和光 代…

    • Culture
    • Lifestyle
    • People
  • 日本の魅力を世界へどう伝えていくか 観光立国“Nippon”の未来 村田茂樹観光庁長官

    2026.2.27

    日本の魅力を世界へどう伝えていくか 観光立国“Nippon”の未来 村田茂樹観光庁長官

    • Culture
    • People
    • Travel
  • 共に目指すのは「日本文化を世界へと発信すること」日本文化発信機構(JCCO)代表理事 齋…

    2025.12.18

    共に目指すのは「日本文化を世界へと発信すること」日本文化発信機構(JCCO)代表理事 齋…

    • Culture
  • 日本文化発信機構 JCCOが目指すものとは

    2025.12.4

    日本文化発信機構 JCCOが目指すものとは

    • Culture

PREMIUM JAPAN AWARD

Archives

関連記事

Stories

Premium X

アートか工芸か。日本のハイジュエ…

2019.10.4

2. ラリックを追う妙なるエナメル使い「In The Garden」の技

  • craftmanship
  • Culture

Style

Living in Japanese Senses

アスリート茶人小堀宗翔が結ぶスポ…

2020.3.20

トップアスリートが茶道に出合うとき。遠州流茶道・小堀宗翔「アスリート茶会」とは

  • Culture
  • Sports

Style

Portraits

若き箏アーティスト LEOの現在地(…

2021.2.1

クラシック、現代音楽まで箏、鳴りやまず。アーティストLEOの冷静と情熱の先へ

  • Culture
  • People

Experiences

Spotlight

現代に蘇る「和歌占い」の世界(後…

2022.1.3

「和歌占い」が教えてくれる、今を生きる力

  • Culture
  • People

投稿 地域価値の時代へ これからの日本に必要なのは何か 元内閣府地方創生推進事務局長 市川篤志氏 は Premium Japan に最初に表示されました。

さらに見る
閉じる
0

夏の短パンスタイルに、大人の品の良さを加えるニットとは? Tシャツなどの織り物より、ソフトでドレーピーな編み物=ニットの方がエレガントに見える。これはもはや常識ですが、ニットと言っても色んな種類があるんですよね〜。2026.07.06

2026.07.06
LEON.JP メンズファッション
ホーム > LEON.JP メンズファッション
夏の短パンスタイルに、大人の品の良さを加えるニットとは? Tシャツなどの織り物より、ソフトでドレーピーな編み物=ニットの方がエレガントに見える。これはもはや常識ですが、ニットと言っても色んな種類があるんですよね〜。2026.07.06
LEON.JP メンズファッション | 2026.07.06
さらに見る
閉じる
0

銀座・和光「硝子と陶 五人展 しじまに奏でる」

2026.07.06
PREMIUM JAPAN » アート
ホーム > PREMIUM JAPAN » アート
銀座・和光「硝子と陶 五人展 しじまに奏でる」
PREMIUM JAPAN » アート | 2026.07.06

Lounge

Premium Salon

アート探訪記~展覧会インプレッション&インフォメーション

2026.7.6

銀座・和光「硝子と陶 五人展 しじまに奏でる」

右から 森岡希世子「透雲」径12.4×高さ34cm   松村 淳「ひとひらの風景-夕暮れの窓辺に佇む-」4×11.4×高さ12cm 中野幹子「夏草」径22×高さ6.5cm   浜野まゆみ「染付桐紋中次」径6×高さ6.5cm 渡辺ゆう子「気配の花影」径16×高さ22cm

  • TOP
  • Lounge – Premium Salon
  • Art
  • Culture
  • Design
  • PR
SNSに投稿する

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>





セイコーハウス6階 セイコーハウスホールで、「硝子と陶 五人展 しじまに奏でる」が開催されています。「しじま」とは静まりかえっていること。思わず手に取りたくなるような愛らしい器、凛とした緊張感を纏った器、極小の世界に広がる不思議な色彩……。五人の作品は確かに静寂の中に佇んでいるようですが、静寂とともに、確固たる技術に裏打ちされた、たおやかな美しさを内包しています。









硝子キューブの奥に広がる、幻のような、でもどこか懐かしい風景  ──松村 淳──



視線を低くし、横からのぞき込みます。何かが見えてきます。それは遠くの山並みであったり、夜空に浮かぶ月であったり、夜明け前の空だったり、時には淡い色彩の重なりだったりします。幻のような、でもどこかで見たことのあるような、懐かしく郷愁すら誘う風景。

「ひとひらの風景」。松村淳さんが手がける作品には、どれもこの共通した作品名が冠され、さらにそれぞれ「夜明け前」「朝もやの残月」といった、描かれた風景を彷彿とさせる個々の名前が付けられています。



薄い板ガラスに着色し、それを何枚か接着



松村さんの作品は、窓ガラスにも使用される板ガラスを何枚も接着して重ね合わせる、一般的には「積層ガラス」という手法が用いられています。一枚の板ガラスの厚さは2mmから10mm。その一枚一枚に色鉛筆で着色し、それを接着剤で何枚か重ね合わせることで、懐かしく不思議な景色が浮かびあがってきます。ガラスを重ね合わせる技法は従来から存在していましたが、色鉛筆で一枚一枚に着色するのは、松村さんが編み出した手法です。


「ひとひらの風景―夜の風に吹かれる―」 3.3×17×高さ10cm




「どんな色を用いて、それをどのよう重ねれば、どのような風景になるか。最初のうちは試行錯誤の連続でした。今ではなんとなく掴めてきましたが、着色する前に一枚一枚のガラスの表面にダイヤモンドホイールで入れる凹凸の具合や、接着する前と後で色調や透明感が微妙に変わってくるので、その微調整が難しいですね」



「刻々と変わる空の色が好きで、それを作品の中に閉じ込めたい」




作品に描かれるのは主に夜明けや朝の景色。そして色合いは藍、青、浅葱など、ブルー系。

「朝早く起きて制作することが多いのですが、夜明け前の真っ暗な夜空がだんだんと白みはじめ、紺青から藍、そして青へと変化し、そこに朝焼けの橙色や茜色が混じり始める。その刻々と変わる色の移ろいが好きで、それを作品の中に閉じ込めたいと思っています。また、自分の記憶のなかには、かつて見た美しい風景が鮮明に残っています。その美しい風景を、作品を通じて蘇らせたいという思いもあります」



作品はどれも小さく、最小のキューブのものは約3.5cm四方。この極小の空間のなかに、不思議な奥行と遠近感を持つ風景が広がっています。しかもその不思議な奥行のなかに、いくつもの物語がふわふわと漂っています。もしかしたらそれは夢の中で見た、懐かしい風景かもしれません。


右から「ひとひらの風景―道草の風―」「ひとひらの風景―夜明け前―」「ひとひらの風景―たゆたうみなも―」「ひとひらの風景―朝もやの残月―」4点ともに3.5×3.5×3.5cm



「どんな風景を描こうか。それを頭の中でいろいろ構想するのが、楽しくも大変な時間です。色鉛筆で描く線の細さを調整するのも大変です。また、私の作品はどうしてもブルー系の色調が多くなりがちですが、今後はピンクや黄色などの華やかな色も使っていきたいと思います」

心の中に永遠に棲み続ける「ひとひら」の重なり



「ひとひら」とは、花びらや木の葉など、小さくて薄く平たいものを指し示す言葉。そして淡く消え去っていく語感も備えています。薄いガラスを重ねた松村さんの作品は、確かにいくつもの「ひとひら」が集まったもの。しかし、それが醸し出す風景は心の中に永遠に棲み続けます。



作品が発する「内なる力」 ―森岡希世子―




「内側からの力です」

作陶にあたり、一番大切にしている点を尋ねた際の森岡希世子さんの言葉です。内側の力とは……。

「作品のフォルムが自ら発する力、張りのようなものでしょうか。作品の大小に限らず、張り詰めた緊張感を湛えた形です」



回転する轆轤(ろくろ)を巧みに操ることで森岡さんの作品は生まれます。金沢に生まれた森岡さんは、若くしてデンマーク国民美術大学校に留学。そこで陶芸と出会い、帰国後は地元の窯元で轆轤師として働き、轆轤の技術を徹底的に学びました。

森岡さんによると、轆轤は仕上げるスピードが命だそうです。

「土の“生き”がよいうちに、挽きあげないとダメなのです。粘土にコシがあるうちに成形してしまわないと、時間がたつと粘土そのものがダレてしまい、内側からの力を引き出すことができなくなってしまいます。コシがあるうちに成形したものは、焼いてもその力強さが残ります」

 

思い描いているフォルムに向かって、一気呵成に挽きあげる




思い描いているフォルムに向かって、一気呵成に挽きあげる、その高度な技術が、森岡さんの作品が持つ「内側からの力」を生み出します。「透雲」と名付けられた、高さ30cmほどの作品だと、轆轤に向かっている時間は15分。



器の形状に比べて思いのほか小さいのが上部の口。しかし、この口があることで、張り詰めた力がそこから解き放たれていくような、心地酔い解放感が生まれます。張り詰めた緊張感とその解放。この絶妙な組み合わせが、森岡さんの作品の真骨頂のひとつです。


作品名はいずれも「透雲(鶴首)」 右 径9.5×高さ27cm  左 径8.5×高さ22cm



轆轤の緊張感と磁肌や色調の優しさ


作品は釉薬を用いず、高温で焼きしめた後に磁肌をヤスリで削って仕上げられています。釉薬が使われていないので、触れると指先にしっとりとした優しい感触が残ります。そして、マットな白の色合いが、やはりどこまでも優しく響きます。花器のような一品もののほかに、森岡さんは日常使いとしての茶器、ティーポット、ティーカップなども手掛け、そうした器は人気を博しています。轆轤の緊張感と磁肌や色調の優しさ。並走する二つの要素が、人気の要因と言えるかもしれません。


作品名はいずれも「透雲(ポット)」 右 径9×高さ9.5cm  左 径8×高さ8.5cm


そこはかとなく漂う、薄墨の雲



マットな白が森岡さんの作品の基調ですが、薄墨の雲が、そこはかとなく白の世界に忍び寄っているような作品も手掛けています。

「技法的にいえば、『炭化焼成』という手法です。サヤと呼ばれる筒状の耐熱器の中に籾殻などと一緒に作品を入れて焼成します。焼成温度と籾殻の量によって、薄墨の濃さやそれが器にかかる位置が変わってきます。ある程度は目途がつくようになりましたが、サヤから出すまでは、どのような景色となるかはっきりと分からないところが、面白い部分でもあります」


轆轤師としての矜持(きょうじ)



薄墨がかかったような景色は、光の当たり具合によって変化する影のようにも見え、その景色は器が持つ「内なる力」を優しく覆う薄衣となります。

「今は張りと緊張感を大切にして轆轤を挽いていますが、もう少し歳を重ねると、あえて緩く挽く、ということにも挑戦したくなるかもしれません。緩く挽くのもそれはそれで難しいのでないかと思っています」

そんな森岡さんの言葉には、轆轤を回し土と向き合ってきた、計り知れない時間の積み重ねが生んだ、轆轤師としての矜持がにじみ出ていました。


ガラスに描かれた、可憐な野の花 ―中野幹子―



可憐に花開く草花と葉脈まで透けて見える葉、琳派の作品を思わせるような秋草。

中野幹子さんのガラス器には、日本の野山を彩る植物が描かれています。描線はどこまでも細く、その一方で瑞々しく華やかな色彩が目に飛び込んできます。



「最初は油絵から入り、その後、銅版画をイタリアの専門学校で勉強していた時に、ステンドグラスを手伝うようになりました。それがガラスとの出会いです。イタリアのステンドグラスはガラスを組み合わせるだけではなく、宗教画や果物を描くような絵付けも多く、そこでガラス絵付けを学びました。同時にガラスそのものにも興味を持つようになり、ガラスの学校に入って吹きガラスを習い、生活で使う日常の器を作り出す面白さに気付きました」


絵付けを施してからガラスを吹く



絵画から銅版画、さらにステンドグラスとガラス絵付けを経て吹きガラス。中野さんが作り手として歩んできたこの道程が、作品に凝縮されています。作品の背景に存在するのはこの道程だけではありません。実は、中野さんの祖母と母は茶道の師範で、中野さんも幼いころから茶の湯の世界に親しんできました。作品の根底に流れている「日本らしさ」は、こうした経験が少なからぬ影響を及ぼしています。



絵付けに用いられるのは、1000度近い高温にも耐えられる、耐火エナメルという塗料の一種。ガラス絵付けという技法は、日本でもまったくなかった訳ではないそうですが先駆者は少なく、「試行錯誤の連続でした」と中野さんは言います。




その試行錯誤の連続のなかで、中野さんは独自の技法を編み出しました。それは、描かれた植物を子細に見つめるとわかります。細い茎や薄い葉の描線が、微妙に揺らいでいます。そして僅かに膨らんでいるようにも。この揺らぎや膨らみは、絵付けを施してからガラスを吹くことによって生まれます。


吹くことで、揺らぎ膨らみ始める草花たち



「絵付けの作業とガラスを吹く作業。どちらも好きですが、作業に要する時間を必要とするのは圧倒的に絵付けです。相当な時間をかけて絵付けしたものが、吹く作業のミスで割れてしまうこともあります。そんな時はとても悲しいですね。玉子くらいの大きさに一度成形したものに、それから絵付けして再び吹くことでガラス自体が膨らみ、自分が思い描いていたものとは異なる表情に仕上がります。それが面白いのです」


右から 硝杯 「矢車菊」 径7×高さ5.3cm 硝杯 「山藤」 径5.5×高さ5.5cm 硝杯 「十薬」径7×高さ5.5cm



「硝杯」と名付けられたこれらの作品は、内側が透明ガラス、外側は乳白色ガラスの二層となっています。線刻によって絵付けされているのは乳白色のガラスの方で、同じ植物でも内側と外側では見え方が違ってきます。それも魅力のひとつ。

 


織部茶碗にも通じる、軽やかな歪み



この碗で薄茶を点てたら。そんな光景を想像したくなるのが、硝碗「山紫陽花」です。透明ガラスに緑の薄茶が映え、その薄茶を山紫陽花が彩る。さぞ美しい光景が生まれるに違いありません。この碗は正円ではなく、「口造り」と呼ばれる碗の縁の部分が微妙に歪んでいます。その歪みは、織部茶碗に通じる歪み。

均質で整頓された美を好む傾向にある西欧で学びながらも、時に揺らぎ、時に歪む中野さんの草花たち。そこには紛れもなく、日本が大切にしてきた美意識が流れています。


硝碗「山紫陽花」径11×高さ6.8cm








































お話を伺った3人の作家のほかに、今回の展覧会に出品しているのは以下の2名の方々です。

 

渡辺ゆう子さん 浜野まゆみさん

 

 


渡辺ゆう子 花吹雪 径20.5×高さ18cm



渡辺ゆう子 右 FLOWER CLOUD 縦13×横19.5×高さ3cm 左 花の蓋物 径7.5×高さ9.5cm



浜野まゆみ 染付花尽紋水指 径12.5×高さ16.5cm



浜野まゆみ 赤絵丸紋瓢形皿 五枚組 縦13.3×横13.6×高さ2.2cm












◆アート探訪記~展覧会インフォメーション

硝子と陶 五人展 しじまに奏でる

会期:2026年7月2日(木) 〜 2026年7月12日(日)

時間:11:00 – 19:00 最終日は17:00まで

場所:セイコーハウス 6階 セイコーハウスホール

 

取材・構成 櫻井正朗 Masao Sakurai

『婦人画報』元編集長代理。陶芸や漆芸など、日本の伝統工芸をはじめ、茶道や歌舞伎などさまざまな日本文化の取材・原稿執筆を担当する。現在ではフリーランスの編集者として、書籍、雑誌、広告制作に携わる。「プレミアムジャパン」では主に伝統工芸・旅行関係の記事を執筆。

写真 名和真紀子 Makiko Nawa

 

関連リンク

銀座・和光 「硝子と陶 五人展 しじまに奏でる」

SNSに投稿する

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>

Premium Japan Members へのご招待

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。

Lounge

Premium Salon

アート探訪記~展覧会インプレッシ…

  • 銀座・和光「硝子と陶 五人展  しじまに奏でる」

    2026.2.1

    銀座・和光「硝子と陶 五人展  しじまに奏でる」

    • Art
    • Culture
    • Design
    • PR
  • 銀座・和光「福本潮子─藍の海─」藍染が蘇らせた、木綿の漁網

    2025.11.28

    銀座・和光「福本潮子─藍の海─」藍染が蘇らせた、木綿の漁網

    • Art
    • Culture
    • Design
    • PR
  • 銀座・和光 江戸指物、その奥深き世界「木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑」 

    2025.9.29

    銀座・和光 江戸指物、その奥深き世界「木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑」 

    • Art
    • Culture
    • Design
    • PR
  • 銀座・和光「金工の深化 Ⅲ」 語りかけてくる、素材としての金属が持つ無限の可能性

    2025.5.24

    銀座・和光「金工の深化 Ⅲ」 語りかけてくる、素材としての金属が持つ無限の可能性

    • Art
    • Culture
    • Design
    • PR
  • 銀座・和光「いしかわの工芸 ─漆と陶─」 困難に立ち向かい、真摯な製作活動を続ける石…

    2025.1.21

    銀座・和光「いしかわの工芸 ─漆と陶─」 困難に立ち向かい、真摯な製作活動を続ける石…

    • Art
    • Culture
    • Design
    • PR
  • 銀座・和光「アートで綴る 和光歳時記」 多彩な技と個性が光る12名の作家の400点以上の…

    2024.12.17

    銀座・和光「アートで綴る 和光歳時記」 多彩な技と個性が光る12名の作家の400点以上の…

    • Art
    • Culture
    • Design
    • PR
  • 銀座・和光「Kogei Crossroads」展。ガラス、截金、金工、漆芸。素材も手法も異なる4人…

    2024.11.29

    銀座・和光「Kogei Crossroads」展。ガラス、截金、金工、漆芸。素材も手法も異なる4人…

    • Art
    • Culture
    • Design
    • PR
  • 銀座・和光「マツダケンの世界展」。植物と共生する数々の動物たちの瞳が物語るものとは?

    2024.4.27

    銀座・和光「マツダケンの世界展」。植物と共生する数々の動物たちの瞳が物語るものとは?

    • Art
    • Culture
    • Design
    • PR

Premium Salon

Archives

関連記事

Lounge

Premium Salon

アート探訪記~展覧会インプレッシ…

2024.12.17

銀座・和光「アートで綴る 和光歳時記」 多彩な技と個性が光る12名の作家の400点以上の…

  • Art
  • Culture
  • Design
  • PR

Lounge

Premium Salon

アート探訪記~展覧会インプレッシ…

2025.1.21

銀座・和光「いしかわの工芸 ─漆と陶─」 困難に立ち向かい、真摯な製作活動を続ける石…

  • Art
  • Culture
  • Design
  • PR

Lounge

Premium Salon

アート探訪記~展覧会インプレッシ…

2025.5.24

銀座・和光「金工の深化 Ⅲ」 語りかけてくる、素材としての金属が持つ無限の可能性

  • Art
  • Culture
  • Design
  • PR

Lounge

Premium Salon

アート探訪記~展覧会インプレッシ…

2025.11.28

銀座・和光「福本潮子─藍の海─」藍染が蘇らせた、木綿の漁網

  • Art
  • Culture
  • Design
  • PR

投稿 銀座・和光「硝子と陶 五人展 しじまに奏でる」 は Premium Japan に最初に表示されました。

さらに見る
閉じる
0

【ポロ ラルフ ローレンの最新ポロシャツ】 これは絶対買い!? イケオジにこそ似合ういまどきシルエット | メンズファッション

2026.07.04
LEON.JP メンズファッション
ホーム > LEON.JP メンズファッション
【ポロ ラルフ ローレンの最新ポロシャツ】 これは絶対買い!? イケオジにこそ似合ういまどきシルエット | メンズファッション
LEON.JP メンズファッション | 2026.07.04
Web LEON編集者がさまざまなジャンルのワクワクするモノ・コトを紹介する連載「Web LEON RECOMMENDS BEST30」。今回はファッション担当の編集部員・大崎が、いまどきな大人ポロシャツの理想形を見つけちゃいました!
さらに見る
閉じる
0

夏のドロドロメイク崩れを防ぐ! 40代以降におすすめのフィックスミスト4選

2026.07.03
All About [ビューティ]
ホーム > All About [ビューティ]
夏のドロドロメイク崩れを防ぐ! 40代以降におすすめのフィックスミスト4選
All About [ビューティ] | 2026.07.03

気温や湿度が高い夏は、汗・皮脂・冷房による乾燥でメイクが崩れやすくなります。特に30~40代以降は乾燥による粉浮きも悩みの1つ。暑さ対策・乾燥対策別におすすめのフィックスミスト4選を紹介します。

さらに見る
閉じる
0

東京で至高の蕎麦屋5軒 で「せいろ」と「天ぷら蕎麦」を堪能する

2026.07.03
PREMIUM JAPAN » 食
ホーム > PREMIUM JAPAN » 食
東京で至高の蕎麦屋5軒 で「せいろ」と「天ぷら蕎麦」を堪能する
PREMIUM JAPAN » 食 | 2026.07.03

Lounge

Premium Salon

これを食べなきゃ人生ソンだよ

2026.7.1

東京で至高の蕎麦屋5軒 で「せいろ」と「天ぷら蕎麦」を堪能する

  • TOP
  • Lounge – Premium Salon
  • City Guide
  • Dining
  • Lifestyle
SNSに投稿する

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>

東京で至高の蕎麦屋5軒
「せいろ」と「天ぷら蕎麦」を探訪する

 

 

「せいろ」と温かい「天ぷら蕎麦」を食べて回った。
今回は、「江戸蕎麦 ほそ川」、「並木藪蕎麦」、「手打ち蕎麦 成富」、「浅草 ひら山」、「石臼挽き手打 蕎楽亭」の5軒を紹介する。「せいろ」は分かるが、あまた種類のある中で、なんで、温かい「天ぷら蕎麦」なんだ、と。色々と疑問があるのは分かる。
単に私の好みです、すんません。






 

蕎麦屋に行くと、筆者はまず「せいろ」を一枚頼む。次に大方は、温かい「天ぷら蕎麦」か温かい「鴨南そば」を頼むことが多い(時に、「天せいろ」か「鴨南せいろ」の時もある)。要は蕎麦そのものの風味を味わってから、温かい蕎麦を食べるってことになる。東京の蕎麦屋だが、もう、群雄割拠の呈を成していて、素晴らしい店が15軒は下らない。今回は、極上の蕎麦屋でも、かき揚げや穴子や海老などの天ぷらがない店と、コース料理しか出さない店は外した。「蕎麦おさめ」や「玉笑」を紹介できないのは残念じゃ。







「江戸蕎麦 ほそ川」は東京の頂点、
ここで食べるとそう言いたくなるんだな

 

 

古くからある老舗でなければ、蕎麦屋は独学で蕎麦道を切り開いた店主が多い。蕎麦というのは、作り手も食べ手も、人をマニアックにさせる。「江戸蕎麦 ほそ川」はそうした店の中でも筆頭に挙げられる。と言うか、「『ほそ川』こそは、東京の頂点」と公言して憚らないマニアも大勢いるぐらいだ。

 

 

店内は実に美しい。高級でシブい。土壁もテーブルも皮張りの椅子も蕎麦の実を思わせるような色合いをしている。無駄を削ぎ落して清々しいほどである。店主・細川貴志氏の精神性の表われなんだろな。食う前なのに、いたく感動するねえ。
茨城、北海道、四国から仕入れた玄蕎麦を低温で保管し、日々自家製粉する。挽き立てにこだわって出来た蕎麦は、店主の魂そのものだ。






まずは「せいろ」を急いで食わねばならん。茹で上がって水で揉んで締めてから、神速で出す。3分もすれば香りがすっかり飛んじまうからだ。写真なんか撮ってる場合じゃない(苦笑)。






「江戸蕎麦 ほそ川」のせいろ






手切りの、実に美しい蕎麦である。うどん粉のつなぎなしの十割蕎麦だぜ。動画で見たことがあるが、店主・細川氏の蕎麦を切る腕の冴えよ。ラーメンではよく‶麺線″の美醜について言うが、麺線が見事だ。十割蕎麦なのに、艶光りして短く切れることもない。これは主人の研鑽の賜物だ。細川氏の著書によると、蕎麦の実を挽いて蕎麦粉を作る時に、残存する薄皮を2%以下にしないと、ぶつぶつ切れる蕎麦になるんだって。大変な作業だ。






さて、この神々しいまでの「せいろ」に顔を近づけて、鼻腔に蕎麦の香りをスーッと吸い込む。そして何も付けずに蕎麦を食う。甘味がする。この蕎麦は稀有じゃのお!と感嘆する。蕎麦は鼻で食えってなもんで、初手はつゆ(もり汁)なしで蕎麦の香りと味を味わいたい。とは言え、一枚なら余裕で、最後まで蕎麦のみで行けるが。

 

 

続きだが、蕎麦を全部つゆの中に浸すようなヤボはやっちゃいけねーよ。蕎麦の4~5本をスッと手繰ったら、下の先端3~4センチぐらいをつゆにちょっと付けて、ズゾゾゾッ~とすする。すするのは口中で香りが一層立つからだ。味と食感と喉越しがそれに続く。







ネギとワサビはつゆに入れない。味が強くて、蕎麦の繊細さを損なうから……なんて、やけに「通」ぶってるじゃねえかよ(笑)。ネギとワサビを使うのは、蕎麦湯が来てから。蕎麦つゆの中にそれらを全部ぶち込んで、蕎麦湯で割って飲むのである。一度、やってみそ。
鼻で食い、噛んで味わい、喉で愉しむ。喉越しがいいねえ。店内じゅうが、ズゾゾーッの大連呼である。うむ、なんていい音なんだ。今日は北海道の玄蕎麦だそうである。

 






続いて、「穴子天つきそば」が来た。この店の温かい天ぷら蕎麦は、かけそばに天ぷらが別盛りでやってくる。天ぷらは実に見事な出来栄えで、一流の天ぷら屋に全く引けを取らない。店主は技を磨きたくて、銀座の「てんぷら近藤」には通い詰めたそうだ。
ドーンと立派な天然物の穴子に、レンコンとゴボウ。まずはそれぞれを塩につけて食う。穴子の軽さと甘さに驚く。臭みなどは微塵もない。レンコンとゴボウも、ほくほくと実に旨い。どの素材も途轍もなく極上と分かる。






「江戸蕎麦 ほそ川」の 穴子天つきそば






次に、もちろん、穴子をかけそばに浸して食う。蕎麦つゆ(かけ汁)は淡く、蕎麦の風味をまるで阻害しないが、天ぷらをつゆに浸しても天ぷらそのものが生きている。次回は「加茂茄子蕎麦」か「冷かきそば」を食べたい。

何度でも訪れたい名店である。

「江戸蕎麦 ほそ川」の入り口

江戸蕎麦 ほそ川

東京都墨田区亀沢1-6-5

℡050-5595-1979

水~日:11:30~16:00

定休日:月火

せいろ 1500円

穴子天つきそば 3400円






「並木藪蕎麦」の「天ぷらそば」を
一度でいいから体験してみて欲しい

 

 

今回、なんで「天ぷら蕎麦」にしたかと言うと、この店のそれが、いつまでもいつまでも記憶に残って、食欲を揺さぶってくるからだ。






「藪」系列は、「砂場」「更科」と並ぶ江戸三大蕎麦屋系列の一つである。「かんだやぶそば」の初代・堀田七兵衛の三男である堀田勝三が大正2年に創業したのが「並木藪蕎麦」だ。現在の店舗は、旧店舗の風情を残しつつの建て替えである。「藪」系列には、「かんだやぶそば」と「池の端藪蕎麦」(2016年閉店)、「並木藪蕎麦」があるが、昔から浅草雷門前にある並木藪が一番好きだという御仁が多いのである。筆者もそうだ。

 

 

蕎麦の旨さは言うに及ばず、店内の光を抑えた古風な落ち着きのある佇まい、お姉さんたちの心配りを総合すると、東京では筆頭で好きな蕎麦屋なんだな。蕎麦はいくつかの国産そば粉をブレンドし、うどん粉を2割混ぜた二八蕎麦だ。手捏ねをした後、製麺機で仕立てるそうだ。恐らく、二八は伝統の踏襲なのだろう。

 

 






「並木藪蕎麦」のざるそば






 

ここでは、「せいろ」を「ざるそば」と呼ぶ。その蕎麦つゆ(もり汁)は、某グルメ評論家に言わせると、「東京一辛い」そうだ。だが、自分の舌でちゃんと味わってくれよと言いたくなるね。どこも辛くはないですゼ。むしろ、濃厚さは随一で、底知れぬほど味が深い。堪らぬ魅力を備えているのがここの蕎麦つゆなのである。
なんせ、「かえし」は土中に埋めた甕で寝かせてある。もちろん、それを出汁と合わせて蕎麦つゆは出来上がる。






蕎麦は二八なので、蕎麦の香りと味は、十割蕎麦に較べるとさすがにやや弱い。つなぎがある分、ツルっとしている。コシがあり、喉越しはいい。つゆは濃厚であるがゆえに(どんな時でもそうだが)、ジャッポンと、蕎麦を全部つゆの中に浸しちゃいけねーよ。例によって、先端3~4センチをつゆにチョロッと付けたら、ズゾゾゾッ~と、周りにいる全欧米人が、「なんちゅう、野蛮人か」と眉をしかめるぐらいの勢いで一気にすする。






続いて熱々の「天ぷらそば」の降臨だ。

 

いやー、凄いぞ。形の良い揚げたてのかき揚げの油が、蕎麦つゆの中で、ジュブジュブジュブジュブ~と、はぜる音を立てているのだ! 小海老が多数入ったかき揚げの揚げ具合も見事だが、これがつゆと溶け合っていく過程が好きなのである。ここのかき揚げは、実は唯一無二。形状だけを言い表せば、衣が粉雪の結晶を集めたようになっている。最初は箸で切って天ぷらを食う。続いてつゆを吸い始めたかき揚げと蕎麦を一緒に食う。






「並木藪蕎麦」の天ぷらそば





やがて、汁でグズグズになりだした衣が、あたかも湖面に浮かぶ桜の花びらのように、つゆの中に散り広がっていくのだ! その細かい天かすが、ふりかけのように蕎麦にまとわりついていく。つまり、小海老がなくなった最終形は、極上のたぬき蕎麦なのである。

 

 

いやはや、「かき揚げ天ぷら蕎麦」の三変化(へんげ)なのじゃよ。騙されたと思って、一度でいいからこの店の「天ぷらそば」を食べてみて欲しい。
お会計をしたら、お釣りがピン札で返ってきた。そういうところに老舗の魂が垣間見えるんだねえ。







「並木藪蕎麦」の入口

並木藪蕎麦

東京都台東区雷門2-11-9

℡03-3841-1340

月・火・金・土・日:11:00~19:30

定休日:水・木

ざるそば 850円

天ぷらそば 2000円






十割蕎麦のコシとかき揚げが見事
銀座に「手打ち蕎麦 成富」あり

 

和モダンの小奇麗な店だ。

 

カウンターに座れば、目の前で店主・成富雅明氏が蕎麦を茹でて仕上げたり、天ぷらを作る一部始終を見ることができる。これほど距離が近い蕎麦屋はあまりないだろな。オヤジはヒゲ面でいかにも蕎麦職人って感じで嬉しくなるが、隣の助手の女性がキリッと澄んだ空気を醸し出していていい感じだ。






まずは「せいろ」である。これまた端正な十割蕎麦。風味の高さで知られる茨城産の「常陸秋そば」と、夏蕎麦の代表である北海道摩周産の「キタワセそば」を使っているそうだ。ちなみに漢字で書くと「北早生」だ。蕎麦は「ほそ川」のよりも0・5ミリぐらい太い気がする。

 

 

香りがあるねえ。ズズッとすすってから噛み締めると、キシュキシュと音が立つほどコシがある。う~む、こりゃあ凄い。心地良いぞ。蕎麦つゆも旨い。例によって、食べ終えてから、細い白髪ねぎとワサビを蕎麦つゆに入れ、蕎麦湯で割って飲み干す。






「手打ち蕎麦 成富」のせいろ






次いで、「帆立と葱のかき揚げそば」が来た。

 

揚げてからしばらく油切りをしていたので、かき揚げは蕎麦つゆの中で音を立てるわけではない。まずはつゆを飲み、蕎麦のみを食べる。つゆも優しい按配で、蕎麦の味わいを充分に引き立てている。かき揚げを、少し切り分けて、食べた。帆立がプリッと旨いねえ。ネギがとても甘い。なるほど、帆立とネギのコンビネーションは、主人が辿り着いた最終解答なのだろう。これは見事なかき揚げだ。






「手打ち蕎麦 成富」の帆立と葱のかき揚げそば






ところで、主人は蕎麦を「ほそ川」で、天ぷらを「てんぷら近藤」で修業したそうなんだな。なるほど、それでこのレベルの高さにあるってわけだ。納得。店は温かい蕎麦には七味唐辛子をつけてくれる。七味は出さない「ほそ川」とはそこが違う。
あたしゃ、七味は要らんと思う。だって、そのままで最高なんだもん。天ぷらと蕎麦をすべて掬(すく)い終えて、蕎麦つゆを飲むときちょっとだけかけてみた。で、一滴残らず飲み干した。

 

 

いや~、ごっつぁんでした。……って、わしゃ、相撲取りかい!






「手打ち蕎麦 成富」の入口

手打ち蕎麦 成富

東京都中央区銀座8-18-6 二葉ビル1F

℡03-5565-0055

月~金:11:30~14:00、18:00~20:30

定休日:土日・祝

せいろ 1320円

帆立と葱のかき揚げそば 1980円






旬の一品料理も光る
「浅草 ひら山」は紛れもなき名店

 

 

ここも和モダンな小奇麗な店である。「成富」もそうだが、「ほそ川」出身者の店は、店の佇まいが共通して美しい。

 

店主の平山周氏は「銀座小十」でも修業したという。道理で、旬の一品料理が充実している。「モロヘイヤとトマトのお浸し」、「鰆と胡瓜の煎り酒和え」「鴨ロース山椒煮」などなど。ソソられるものばかりじゃん。こんなメニューを見たらさ、晩に来て、種々の蕎麦前と日本酒をやってから、蕎麦で〆たくなるのお。






「浅草 ひら山」のせいろ






カウンターに座ると、「成富」と同じく、厨房はすぐ目の前である。本日は福井の玄蕎麦を挽いたそうだ。十割蕎麦が美しい。香りが立ち、味もすこぶるいい。「ほそ川」組の3軒中では、量がいちばん多い。当店には「天ぷら蕎麦」というものがないので、「かけそば」と穴子の天ぷらを同時に食べられるように頼んだ。






「浅草 ひら山」の天ぷらとかけそば






やはり、天ぷらは極上である。周囲はカリっとして中身はしっとりと甘い。オクラとカボチャもおまけで付いてきたが、まあ、上等な天ぷら屋のものと遜色はないゾ。最初はいずれの天ぷらも塩をつけて食べたが、次に、かけそばのつゆに浸して食べた。かけそばのつゆに天ぷらの油が染みてゆく経過が好きなのよね。「ほそ川」組は、どこも接客が大層素晴らしいことにも言及しなければならん。きっと細川大将から皆が学んだことなんだろうね。いや、いい店です。






「浅草 ひら山」の入口

浅草 ひら山

東京都台東区浅草1-3-14

℡03-5830-6857

水~土:12:00~14:00、18:00~20:30

火・日:12:30~14:30

定休日:月

せいろ 1200円

かけ  1300円

天ぷら・穴子 2000円






うどんやひやむぎも手打ちで出す
「石臼挽き手打 蕎楽亭」

 

 

お弟子を何人も輩出している行列の名店である。開店30分前に記帳して、2番目だったので、ひと安心じゃ。品数は極めて多く、圧倒される店だ。手打ちにこだわり、蕎麦だけではなく、うどんやひやむぎも出してくれるから、毎日、開店前はてんてこ舞いなんだろな。5軒目の紹介なので、ちょっと変化球を。






使うのは会津の玄蕎麦だ。蕎麦が手打ちなのは当然のこととして、手打ちひやむぎを出す店の嚆矢としても知られている。それが、嬉しいことに、蕎麦とひやむぎを合い盛りにした「むぎめおと」なるものがあるのだ。ちなみに、蕎麦とうどんの合い盛りの「めおともり」もある。なんて、ゼイタクなんだ!






「石臼挽き手打 蕎楽亭」の蕎麦とひやむぎの合い盛り「むぎめおと」






蕎麦は十割で風味が豊かだ。切断面がシャキンと切れていて、コシが強い。ひやむぎの方も同様で、透き通ってツルツルなのはもちろんだが、何と言っても非常にコシがある。小麦の味もしっかりする。ちょっと感動もんだ。蕎麦つゆとひやむぎ用のつゆを2種類出してくれるのが嬉しい。ひやむぎには、やはり、ネギとショウガを入れるのがいいね。






次に、目の前で揚げてくれた「天ぷらそば」である。かけ蕎麦と天ぷらは別皿で出てくる。海老、ナス、舞茸で、海老を食べた後にキスが足されたから、写真には写っていない。

「石臼挽き手打 蕎楽亭」の天ぷらそば






 

最初はどれも、塩で食べた。見事に揚げられた天ぷらで、衣は薄く、とても旨い。続けて、天ぷらをかけ蕎麦にひたして食べた。実は、ここのかけ蕎麦には、ほうれん草、白髪ネギ、カマボコ、干しシイタケ、ミツバが入っていた。筆者は、天ぷらを活かすために、なんも入っていない方がいいと思うけどね。

 

「トマト」「冷しなめこ」「つけカレー」「若鮎天ざる」とか魅力的なメニューが多数なので、再訪してみたいねえ。






「石臼挽き手打 蕎楽亭」の入口

石臼挽き手打 蕎楽亭

東京都新宿区神楽坂3-6神楽坂館1F

℡03-3269-3233

火~土:11:30~14:00、17:00~20:00

定休日:月・日・祝

むぎめおと 1200円

天ぷらそば 3400円






「これを食べなきゃ人生ソンだよ」とは

 

うまいものがあると聞けば西へ東へ駆けつけ食べまくる、令和のブリア・サバランか、はたまた古川ロッパの再来かと一部で噂される食べ歩き歴40年超の食い道楽な編集者・バッシーの抱腹絶倒のグルメエッセイ。



筆者プロフィール

 

食べ歩き歴40年超の食い道楽者・バッシー。日本国内はもちろんのこと、香港には自腹で定期的に中華を食べに行き、旨いもんのために、台湾、シンガポール、バンコク、ソウルにも出かける。某旅行誌編集長時代には、世界中、特にヨーロッパのミシュラン★付き店や、後のWorld Best50店を数多く訪ねる。「天香楼」(香港)の「蟹みそ餡かけ麺」を、食を愛するあらゆる人に食べさせたい。というか、この店の中華料理が世界一好き。別の洋物ベスト1を挙げれば、World Best50で1位になったことがあるスペイン・ジローナの「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」。あ~、もう一度行ってみたいモンじゃのお。

 



関連リンク

江戸蕎麦 ほそ川
並木藪蕎麦
浅草 ひら山
石臼挽き手打 蕎楽亭

SNSに投稿する

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>

  • <svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>

Premium Japan Members へのご招待

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。

Lounge

Premium Salon

これを食べなきゃ人生ソンだよ

  • 週に一度は食べたくなる「唐揚げ定食」、東京のベスト5はここだ!

    2026.6.4

    週に一度は食べたくなる「唐揚げ定食」、東京のベスト5はここだ!

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • ビーフシチューでドゥミグラスソースの魔力に溺れてみる。東京のベスト3軒はここだ!

    2026.4.15

    ビーフシチューでドゥミグラスソースの魔力に溺れてみる。東京のベスト3軒はここだ!

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 時折り無性に食いたくなる「かつ丼」。 東京のベスト5を探索してみた!

    2026.3.26

    時折り無性に食いたくなる「かつ丼」。 東京のベスト5を探索してみた!

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 週に一度は食べたくなる「生姜焼き定食」、 お届けするのは東京のベスト5+1軒だ! 

    2025.12.20

    週に一度は食べたくなる「生姜焼き定食」、 お届けするのは東京のベスト5+1軒だ! 

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 「旨み」のあるカレーライスを求めて 東京のベスト5店はここで決まり! 

    2025.11.20

    「旨み」のあるカレーライスを求めて 東京のベスト5店はここで決まり! 

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 行列してでも一年中食べたい 東京チャーハンのベスト5はこれだ!

    2025.9.5

    行列してでも一年中食べたい 東京チャーハンのベスト5はこれだ!

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 東京の海南鶏飯 シンガポールチキンライス ベスト5~真夏じゃなくても一年中食べたい!

    2025.7.25

    東京の海南鶏飯 シンガポールチキンライス ベスト5~真夏じゃなくても一年中食べたい!

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 星の数ほどもある東京の餃子店から 「ベスト6」を選んでみた!

    2025.5.29

    星の数ほどもある東京の餃子店から 「ベスト6」を選んでみた!

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 誰もが大好きエビフライ 東京のベスト5の巻。

    2025.4.18

    誰もが大好きエビフライ 東京のベスト5の巻。

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 天丼が無性に食べたくなったら! 天丼 東京のベスト3軒はここだ!

    2025.3.14

    天丼が無性に食べたくなったら! 天丼 東京のベスト3軒はここだ!

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 毎日でも通いたい!東京の定食ランチ名店ベスト5!

    2025.1.24

    毎日でも通いたい!東京の定食ランチ名店ベスト5!

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • みんな大好き町中華!2025年東京の選りすぐり町中華ベスト3

    2024.12.29

    みんな大好き町中華!2025年東京の選りすぐり町中華ベスト3

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 東京で飲茶ランチを食べるならここ!厳選4店の巻

    2024.11.2

    東京で飲茶ランチを食べるならここ!厳選4店の巻

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 【動画】東京で美味しいトンカツ屋さん9選の巻【サクサク見る】

    2024.10.15

    【動画】東京で美味しいトンカツ屋さん9選の巻【サクサク見る】

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 香港に負けない!東京・新橋「家全七福酒家」の飲茶ランチが至福過ぎ!の巻

    2024.9.27

    香港に負けない!東京・新橋「家全七福酒家」の飲茶ランチが至福過ぎ!の巻

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 東京のグルメバーガーお勧め全4軒はここだ!の巻

    2024.9.9

    東京のグルメバーガーお勧め全4軒はここだ!の巻

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 日本一のハンバーガー屋・麻布十番「アルデバラン」には別格のバーガー体験が待っている…

    2024.8.25

    日本一のハンバーガー屋・麻布十番「アルデバラン」には別格のバーガー体験が待っている…

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 行列覚悟!東京の絶品おにぎり屋 ベスト5 発表!の巻

    2024.7.19

    行列覚悟!東京の絶品おにぎり屋 ベスト5 発表!の巻

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 「おにぎり ぼんご」は旨いだけじゃない! ハッピーオーラが凄いんだ!

    2024.7.10

    「おにぎり ぼんご」は旨いだけじゃない! ハッピーオーラが凄いんだ!

    • City Guide
    • Dining
    • Lifestyle
  • 2024 年夏、東京のうなぎ屋ベスト3!の巻

    さらに見る

閉じる
0

ターフで映える「オニツカタイガー」のギラリッな足元! | メンズファッション

2026.07.03
LEON.JP メンズファッション
ホーム > LEON.JP メンズファッション
ターフで映える「オニツカタイガー」のギラリッな足元! | メンズファッション
LEON.JP メンズファッション | 2026.07.03
「オニツカタイガー」でゴルフ専用のアク足しアイテムを発見しましたのでご紹介を。ソールのグリップ力や防水などの機能を搭載したゴルフシューズで、ギラリッとアク足しが叶い、その見た目は涼しげでクールな印象に。
さらに見る
閉じる
少々お待ちください。
  • <
  • >
Go to top.