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ヤマハのリゾートホテル「葛城北の丸」に3室のラグジュアリーなスイートが誕生

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ヤマハのリゾートホテル「葛城北の丸」に3室のラグジュアリーなスイートが誕生
PREMIUM JAPAN » アート | 2025.09.01

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林 信行の視点

2025.8.26

ヤマハのリゾートホテル「葛城北の丸」に3室のラグジュアリーなスイートが誕生

47年の歴史を持つ葛城北の丸の一棟が、現代のラグジュアリーを感じる新しい3室のスイートに生まれ変わった。手掛けたのは内田デザイン研究所。
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ヤマハがつくった泊まれる城

 

世界のミュージシャンに愛される日本ブランド、ヤマハ。同社のグループが名門ゴルフクラブとリゾートホテルを営んでいるのをご存知だろうか。つくったのは同社を今日の形にした四代目社長、川上源一。1976年に葛城ゴルフ倶楽部を、その2年後の1978年にリゾートホテルの葛城北の丸を作った。


この夏、その歴史あるホテルの一棟がラグジュアリーでサステイナブルな現代の要請に応えた特別仕様のスイート3室に生まれ変わった。手掛けたのは内田デザイン研究所。京都・嵐山の「MUNI KYOTO」や日本のデザインホテルの先駆けと言われる「HOTEL IL PALAZZO」を手掛けたデザイン事務所だ。「月」と名付けられた部屋に試泊しつつ、他の2室も内覧させてもらった。

 

いずれも今日我々が慣れ親しむ西洋的価値観のラグジュアリーと日本の美意識を融合させた21世紀的「和洋折衷」と言える優美で快適な部屋だった。

 



川上源一の古民家保存への思い



葛城北の丸は北陸の古民家七棟を移築し屋根を遠州瓦に変えて改修し、回廊で繋いだ山まるまるひとつを敷地に持つ巨大施設。遠州の平城をイメージして作られたという。




リニューアルオープンした桜殿は地上階にあるが、一度、階段で2階に上り遠州瓦の風景を臨む渡り廊下を経て再び地上階に下りる作りになっており川上源一の強いこだわりを感じる。





「葛城 北の丸」は、名前も、見た目も、山ひとつまるまる抱える大きな敷地もまるでお城のようだ。それもそのはずで設立時には、客人を殿様に見立て、城の中で疲れを癒すように食事や寛ぎを与えることをコンセプトにし、お城の北の丸、つまり将軍や大名家族の居住空間のような施設にすることを目指したという。「葛城」という名は、この地が元々、葛(くず)の産地だったことにちなんだという。

 

ヤマハ掛川工場に近く、本社ともそう遠くないこのホテルは、世界の著名ミュージシャンやスポーツ選手が訪れるヤマハの客人をもてなす迎賓館としての側面もある。

 



その大事なホテルを作るにあたり、川上源一は、面白いことにあえて新築するのではなく古民家を移築して作ることを提案する。北陸地方には強さと温もりを持つ良い古民家が多い。それが失われつつあることを知ったのがきっかけで、それを宿泊施設計画に活かせないかと考えたのだという。

 

百軒ほどある古民家から七軒を選んでこの地に移築し、屋根には地域の伝統である遠州瓦を乗せた。それらを回廊で結び、花の名前をつけた4つの宿泊棟を持つ建物にした。建物の正面に常夜灯を備えた大きな門を建て、その周囲にお堀を作った。こうすることでまるで平城のような外観になった。




川上は高度経済成長を経て古い日本家屋がどんどん失われていくことに危機感を感じ、そうした風景を残すことに使命感を感じていたと言う。あえて廊下を2階に作り、遠州瓦の屋根が並ぶ風景を見せるなど、ホテルには随所に川上のそんな想いが見てとれる。



昭和モダンの館内に漂う木の温もり



ロビーエリアにあるBarの一枚板のバーカウンターは葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース13番ホールの落雷で倒れた老松で作られたという。手前のテーブルは屋久杉で作られている。ここだけでなく旧来の部屋に置かれた家具などほとんどの家具が木製で2013年に別資本になって社名が変わったヤマハの家具・住宅設備部門ヤマハリビングテック株式会社製。




そんな歴史ある風情を持つ施設だが、建物に一歩足を踏み入れると、そこにはまったく別の時空間が広がっている。葛城北の丸の館内には、日本が豊かだった昭和の良い時代の風情が漂っている。玄関正面の日本庭園に向かって開かれた窓の並びにはゆったりとした木製の家具と共にヤマハのグランドピアノが置かれている。



ピアノの向かいには、ワインセラーや巨大な一枚板のバーカウンターも備えたバーラウンジエリア。バーカウンターの上には楽器のホルンの形をした照明が置かれ、ヤマハのコンパクトオーディオで同社が応援するクラシックやジャズのミュージシャンの音楽が流れており、ここがヤマハの施設であることを思い出す。




だが、このバーを訪れて、実はヤマハには楽器メーカー以外に、もう1つの顔があることに気付かされた。一枚板のバーカウンターは葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース13番ホールの落雷で倒れた老松で作られたものだという。そのすぐ近くのローテーブルは屋久杉で作られていた。二階へと続く階段の手すりは雪の重みで倒れ起き上がった松をそのままの形で使っていると言う。

 

 

 



見渡すと北陸の古民家を復元した天井も木製と、ホテル全体が木の温もりに包まれている。楽器メーカーであるヤマハは、実は優れた木工技術を持つ会社でもあるのだ。なるほど、だからこそ木への愛が溢れ、消えゆく北陸の古民家を放って置けなかったのだと気がついた。

 

ホテルで使われている木製家具もほとんどは今は無きヤマハの家具部門で作られたもので、西洋の家具を日本人の体型や生活習慣に合わせて作り直した木工家具たち。どこか安心感を覚える昭和ラグジュアリーの佇まいの正体はこれだったのかも知れない。

 






21世紀のラグジュアリー「桜殿」の誕生



「萩殿」は古民家の佇まいをそのまま生かした棟。建物の中に入ると土間があり、その先に囲炉裏を備えた大きな共用空間があり、その周囲に10畳、8畳、6畳と大きさの異なる計5部屋の客室が用意されている。一棟をまるまる貸し切って、夜、囲炉裏を囲みながら会話に花を咲かせるといった使い方をする常連も多い。「桜殿」は元々、この萩殿と似た作りだったという。





近世のお城のような外観と昭和モダンの内装。この2つの時間軸が交差したリゾートホテルに、2025年春、21世紀のラグジュアリーという3つ目の時間軸が加わった。内田デザイン研究所の手掛けて生まれ変わった「桜殿」の3室だ。

 

葛城北の丸には花の名前がつけられた4つの宿泊棟がある。「葵殿」は28平米の最もポピュラーな部屋で山の深緑を楽しめる和モダンな客室、「藤殿」は広大な庭の片隅にある藤棚に面したバルコニーを持つ33平米の部屋、「萩殿」は古民家の佇まいをそのまま生かした棟で、囲炉裏を備えた大きな共用空間の周囲に計5部屋の客室が配置されている。

 


今回、新しくなった「桜殿」は、この「萩殿」と似た作りだったという。ただ、今回のリニューアルで、旧家の外観はそのまま残しつつも、内装はかつての様子が想像できないほどドラマチックに変わっている。

 

共有スペースをなくしてその分、1つ1つの部屋を80-100平米と広くし、専用庭や露天風呂を設けた「月」、「灯(あかり)」、「凪」と名付けられたまったく個性の異なる3室が誕生した。



3室は「真・行・草(しん・ぎょう・そう)」という日本の伝統的な美意識・格式の分類でデザインされたという。つまり端正で格調高い「真」の部屋として作られたのが「月」、やわらかさや華やかさを持つ「行」の部屋として作られたのが「灯」、もっとも自由でリラックスした雰囲気の「草」の部屋として作られたのが「凪」というわけだ。

 

 





日本空間の「型」を現代に継承



各部屋とも玄関が広く、その外には三室三洋の手水鉢が置かれた贅沢な作りになっている。こちらは「月」の手水鉢で長く伸びた金色の筧は横から見ると三日月のように見える。




3室のデザインには共通している部分も多い。その1つは日本的空間の「型」だ。

 

3室とも立派な玄関を備えており、「浄め」と「もてなし」の意味を持つ手水鉢が用意されている(手水鉢の見た目は部屋のコンセプトに合わせてそれぞれ異なっている)。履き物を脱いで床にあがると外の景色へとつながった開放感を感じながらくつろげる広間があり、それぞれの部屋を特徴づけるゆったりとしたソファが置かれている。そこから部屋の奥に向かうほどプライベート感が高まる。




また全室ともつくり天井を取り払った天井高のある空間の開放感を感じながら、元々の古民家からそのまま継承した梁や柱といった建物の記憶を辿って楽しめるようにもなっている。この古民家の記憶を大事にする姿勢は川上源一の遺志にも通じている。

 





部屋の内側と外の空間が曖昧なのも日本の空間らしい特徴かも知れない。各部屋に個性的なテラスがついているが、設計を行った内田デザイン研究所では、これをテラスではなく「広縁(ひろえん)」と呼んでいる。テラスが屋外空間なのに対し、広縁は部屋の外に広がった縁側であり、屋内と屋外の中間領域だ。その向こうに広がる大きな庭と、凛とした屋内空間のどちらともつながりを感じることができる居心地の良い場所になっている。


なお広縁や各部屋の露天風呂具には石庭を含む自分専用の庭や植栽があるが、これらや玄関にある手水のデザインは造園計画集団、和想デザインが手掛けたという。

日本的建築はこうした部屋の外側と内側を格子や障子といった光や風を通す柔らかい境界で仕切るのが特徴だが、桜殿の3室も、こうした要素をシックな佇まいに合う現代的な形で再解釈しつつ取り入れている。

天井高を最大限に活かした空間の多い桜殿の部屋だが頭上を見上げると元々の古民家の個性的で力強い梁がそのまま残されており、古民家の記憶を感じることができる。こちらは月の寝室の梁。



各部屋とも部屋とテラス(広縁)が一体となった屋内と屋外の境界が曖昧な日本的な作りになっている。こちらはホテル全体の庭にもつながった月のテラス。灯のテラスはファイアーピットが、凪のテラスは鏡のように光や風景を反射する水盤が特徴になっている。



三室三洋の魅力
—「月」― 真の格調が宿る最上級の空間




白漆喰の壁の白と濃い色調の木のコントラストある2色が基調でシックな佇まいの「月」。そうでなくても3室の中で最も広いが、寝室からテラスまでが一直線に並ぶことで部屋の引き戸を全開放するとさらに広く感じることができる。リビングの天井も最も高さを感じる。




「月」の部屋につた露天風呂。苔むす枯山水の真ん中に立つもみじがきれいなシルエットを描き出す。この贅沢な露天風呂に加えて、2名で利用できる専用の岩盤浴も用意されている。



まずは「真・行・草」の「真」にあたる「月」の部屋から。この部屋は桜殿の歴史と性格を最もよく表しているオーセンティックな部屋となっている。靴を脱いで玄関に上がり、扉を開いてリビングに入ると、右側にテラス、左手の奥に寝室が一直線に並んでいる。木製サッシを全面開放すると庭を望むテラスとリビングの一体感が楽しめる。室内面積が101平米。テラスと露天風呂を合わせた面積が37平米と3室の中で最も広い。

 

 



白漆喰の壁や黒い梁や造作家具、古民家の記憶を残す躯体とモダンな家具のコントラストが印象深いシックな空間で、かなり天井高があるのも心地がよい。リビングの一角には、この白黒のシックな空間に合わせてヤマハリゾートが選んだ書家 大杉弘子の作品が飾られている。



リビングにある引き戸の1つを開くと洗面台とお風呂場が姿を表す。お風呂は苔むす枯山水と青紅葉(あおもみじ)が楽しめる露天風呂になっているが、それに加えて3室の中でこの部屋だけ石庭を臨むプライベート岩盤浴も用意されている。岩盤浴が好きな人は昼夜時間を問わず、何度でも何時間でも利用し汗をかきリフレッシュできる。

 

 

 


寝室は引き戸を開けたまま庭の景色を楽しみながら利用することもできれば、引き戸を閉めると、外の気配の一切ないプライベートな安らぎを感じる空間に様変わりする。ベッドに横たわると頭上で建物の歴史を感じさせる大きな黒い梁が交差している様子を楽しめる。寝室の横にはクローゼットも兼ねた大きなパウダールームが用意されており、しっかりと自分と向き合う時間を楽しむことができる。



—「灯」— 行の華やかさと炎の魅力



朱色のラウンドソファが強い印象を残す灯の部屋のリビング。古民家の屋根の形を屋内からも感じることができる斜めになった天井も特徴だ。寝室はテレビの後ろにある格子で仕切られただけのワンルーム構成になっている。


灯の部屋の魅力はテラスに用意されたファイアーピット。夜は満点の星空の下、ここで炎を見つめながらお酒や会話を楽しむことができる。



「真・行・草」の「行」に当たる「灯」の部屋はガラリと雰囲気が変わる。床や天井はぬくもりを感じる木材の色をそのまま生かしており、全体的に部屋の印象が明るい。

 

そんなリビングの片隅に朱色のラウンドソファ(半円形のソファ)と丸テーブルが置かれている。すべてが直線的だった「月」と対照的だ。テラスに沿う形で横に長く広がったリビング——ソファと反対側には格子で仕切っただけのリビングと柔らかくつながった寝室がある。広さは室内が80平米、広縁と露天風呂が合わせて35平米だ。



この部屋の最大の特徴はそのテラスにある。真ん中で仕切られたテラスは左側が印象的な赤いリクライニングチェアが置かれたウッドデッキに、右側が石ばりのベンチで囲まれたファイヤーピットになっている。

 

夜は満天の星空の下、炎を囲みながらゆったりと会話を楽しめる場になっている。これももしかしたら囲炉裏を現代風に解釈し直したものなのかも知れない。このテラスをリビングだけでなく、ベッドからでも間近に眺めることができ、露天風呂からも完全には見えないが気配を感じることができるテラス中心の部屋となっている。

 

ファイヤーピットや赤いソファに合わせるように、この部屋には日輪のアートや赤い墨で描いた「炎」という字を描いた書の作品が飾られている。

 



「灯」の部屋のもう1つの特徴は傾斜のついた天井だろう。桜殿の3室は造作天井を取り払い、屋根の高さまで抜けた開放感を味わえるようにしているが、そのため三角屋根の形に合わせて天井が高い部分と低い部分がある。「灯」の部屋では、屋根の頂点にあたる最も天井高がある部分を玄関に持ってきて、居間では傾斜した屋根の形がそのまま天井になっている。

 

 



—「凪」—草のやすらぎと水の癒し



木の風合いを強く感じるナチュラルな雰囲気の中でリラックスできる「凪」。リビングルームもシンプルな構成。天井には元々の古民家の梁を楽しむことができる。



シンプルな構成の「凪」だが、夜、室内照明を落とし、テラスの木々の照明をつけると木々が鏡のような水盤に映る美しい光景が現れる。この景色に日本的情緒を感じながら過ごせるのが「凪」の魅力だ。



3つ目の部屋「凪」は、天井の高い部分と低い部分を水平にし段差をつけた天井になっている。テラスに近い側の天井が低くなっており、自然と視線がテラスの下側に向くが、実はテラスのその部分には水盤が張られており、夜、照明を落とすとその水盤にテラスの木々が映り込んで美しい眺めを作り出す。日中は水盤が太陽の光を反射して室内に光の揺らぎを描き出す。

 



「月」同様に寝室、居間、テラスが一直線に並んだ配置で室内面積83.4平米、テラスと露天風呂が25平米の広さだ。

 

色調は木のナチュラルな風合いが生きる明るい色調の木仕上げで、壁は天然木仕上げでスッキリと仕上げられており、「真・行・草」の「草」らしく、もっともナチュラルな雰囲気が漂うリラックスできる空間に仕上がっている。

 



日本を代表するブランドが作り出すラグジュアリー体験



朝は1周20分ほどのホテルの敷地の散歩をすると心地よい。日本庭園やプールもある巨大な庭だが、最も高い位置には一般には非公開の迎賓施設「梅殿」がある。中にはヤマハの最高級オーディオシステムや100周年記念で作られたグランドピアノ、1908年頃に作られたオルガンなどが飾られている。たまにこの梅殿で自分のCDを楽しむ宿泊プランも用意されることがある。庭には他に川上源一の実父の大正時代の家も「青々庵」と名付けられ移築されている



3室共通で大型テレビにはヤマハのサウンドバー(音響システム)が付いており迫力の大音響で映画が楽しめる。また冷蔵庫のビールやワイン、ジュースに加え、地元の掛川茶を利用したホテルオリジナルの最上級深蒸し茶のティーバッグとこの土地で取れる陶土にこだわった森山焼きの湯呑み茶碗が用意されているのも嬉しい。

 

夕食は大きな窓から夜の庭の景色が楽しめるレストラン「椿の間」で提供される。5種類のコースが用意されているが、桜殿に宿泊の場合は、おすすめコースの舞または吟いずれかのコースを選ぶことができる。

 



名産品の袋井のクラウンメロンの味がするスープには意表をつかれたが、近海のお造りも楽しめれば、三ヶ日牛ロースの炭火焼きといったメニューにここが海の幸も山の幸も楽しめるロケーションなのだと改めて気がつかされた。翌朝の朝食も、こだわり野菜のしゃぶしゃぶと三段重にこの地の豊かな食材を活かした料理がたくさん詰まっていた。

 

どちらの料理も生産者の顔が見える地域の豊かな食材を伝統的な和の技法で調理しながら、現代的な感性も取り入れた「和魂洋才」の料理哲学で作られている。ここにも川上源一氏の「日本人の心のふるさと」というコンセプトが一貫して表現されている。

 



施設内にはヤマハがかつて同社のVIPを招いたり音楽イベントなどを行った梅殿という迎賓館もある。一般には非公開だが、最近ではオーディオルームとしてこの部屋に置かれたヤマハの最高級オーディオでお気に入りのCDを楽しむことができるようだ。

 

1周約20分の庭の散歩を楽しむと特徴的な屋根を持つ建物の外観だけは楽しむことができる。庭には他にも川上源一の実父でありヤマハの中興の祖でもある川上嘉市の住まいを移築した青々庵や四季折々の花々が楽しめる花木苑もある。



川上源一が1970年代に抱いた「消えゆく古民家を救いたい」という思いは、半世紀を経て新たな形で花開いた。それは単なる保存ではなく、歴史を尊重しながら現代の感性で進化させる「継承のデザイン」の実践である。

 

「桜殿」の3室はまもなく50周年を迎える施設の哲学や理念を継承しつつ、日本の伝統的価値観と西洋的ラグジュアリーを見事に融合した新しい和洋折衷、日本ならではの西洋的ラグジュアリーを確実に示していた。今回のリニューアルが同施設の次の50年に向けての起点となることを期待したい。

 


葛城北の丸

静岡県袋井市宇刈2505番地の
フリーダイヤル:0120-211-489(受付時間9:00〜18:00)




Profile

林信行  Nobuyuki Hayashi

1990年にITのジャーナリストとして国内外の媒体で記事の執筆を始める。最新トレンドの発信やIT業界を築いてきたレジェンドたちのインタビューを手掛けた。2000年代からはテクノロジーだけでは人々は豊かにならないと考えを改め、良いデザインを啓蒙すべくデザイン関連の取材、審査員などの活動を開始。2005年頃からはAIが世界にもたらす地殻変動を予見し、人の在り方を問うコンテンポラリーアートや教育の取材に加え、日本の地域や伝統文化にも関心を広げる。現在では、日本の伝統的な思想には未来の社会に向けた貴重なインスピレーションが詰まっているという信念のもと、これを世界に発信することに力を注いでいる。いくつかの企業の顧問や社外取締役に加え、金沢美術工芸大学で客員名誉教授に就いている。Nobi(ノビ)の愛称で親しまれている。

 

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葛城北の丸 公式サイト

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この日だけの特別に出合える 伊勢神宮「お朔日(ついたち)参り」とは?

2025.08.31
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この日だけの特別に出合える 伊勢神宮「お朔日(ついたち)参り」とは?
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2025.08.31

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永遠の聖地、伊勢神宮を巡る

2025.8.29

この日だけの特別に出合える 伊勢神宮「お朔日(ついたち)参り」とは?

八朔参りの様子。筆者がペットボトルに水を汲んでいると、隣にいた年配の女性が、容器いっぱいに水を入れると、1年間水が腐らないこと、持ち帰った水は、痛いところに付けるだけでなく、玄関を清めたいときにまくこともある、などと教えてくれた。なお、近年は八朔の夕刻から夜にかけて、外宮をゆかた姿で参拝する「外宮さんゆかたで千人参り」も行われている。

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新しい月のはじまりの日に、氏神様などの神社に参拝する「お朔日(ついたち)参り」。前月の1ヶ月間を無事過ごせたことに感謝を捧げ、新たな1ヶ月間の無病息災や家内安全を祈るというこの風習は、日本各地で古くから行われてきた。

なかでも伊勢地方では、その昔、8月1日の早朝に神宮の内宮、外宮の両宮をお参りし、粟や稲の初穂を神前にお供えして、五穀豊穣と無病息災を祈る「八朔参宮」のならわしがあったという。


今回は、そんな「八朔参宮」を今に伝える「八朔参り」とともに、普段とはちょっと違う神宮参拝のあれこれをご紹介しよう。





「八朔(はっさく)参り」という言葉をご存知だろうか?

 

そもそも「朔(さく)」は、旧暦の太陽太陰暦でその月の第1日目を指す言葉。つまり「八朔」は「八月朔日(さくじつ)」の略で、8月1日を指している。

 

ちなみに、朔日は「ついたち」とも読む。月の満ち欠けの周期を利用した太陽太陰暦では、毎月最初の日が新月に当たることから、「ついたち」という言葉も、「月立ち(つきたち)」から転じたと考えられている。





「八朔参宮」の源にある祈りと、現在の「八朔参り」

 

「八朔参宮」が行われていた旧暦の8月1日は、新暦の太陽暦では8月下旬から9月下旬(令和7年は9月22日)に当たる。つまり、米作りにとっては、稲穂が膨らみ、黄金色になって稔りを迎える大切な時期。おそらく農家の人々は、とりわけこの時期、朝に夕に天候を気にしながら、不安と緊張の中で稲穂を見守っていたことだろう。




特に伊勢の神宮の主祭神は、太陽にもたとえられる天照大御神。近隣に住む農家の人々にとって、これほど心強い存在はなかったにちがいない。五穀豊穣への祈りは、自ずと他の「お朔日参り」より切実なものとなり、年によって収穫が間に合えば、稲の初穂を携えて、それが無理ならば、当時は五穀の中で1番早く収穫ができたという粟の初穂を神前にお供えし、これまで無事に稲が育てられたことへの感謝と、来たる豊かな稔りを祈ったことが、八朔参宮の源にあるのではないか。そんな推察も成り立つ。




神前に五十鈴川からいただいた水をお供えし、これまで無事過ごせたことへの感謝と、1年間の無病息災、家内安全を祈る。「お供えする際は、ペットボトルの蓋を外すこと」と、年配の女性に教わった。その後、このペットボトルの水は、自宅の神棚に供える。

 




現在は、さすがに粟や稲の初穂を携えて、とはいかないものの、新暦の8月1日の早朝に、やはり外宮、内宮の両宮に参拝し、五穀豊穣や家内安全、無病息災を祈る「八朔参り」が行われている。

特に内宮では、この日に宮域内を流れる五十鈴川の水を汲み、川のほとりに鎮座する瀧祭神(たきまつりのかみ)にお供えし、1年間の無病息災と家内安全を祈るという、伊勢地方独特のならわしが伝えられている。

ちなみにこの水は、持ち帰って自宅の神棚にお供えし、もし体のどこかに痛みが出たときは、その箇所に浸けると痛みがとれると信じられている。

 



五十鈴川のほとりに鎮座する瀧祭神とは、どんな神様?

 

五十鈴川の水をお供えする瀧祭神は、内宮の所管社の1つ。と言っても、お社に社殿はなく、御祭神の瀧祭神は、御垣(みかき)と御門に囲まれた岩の上にお祀りされている。

お社の近くには五十鈴川と島路川(しまじがわ)が合流する、いわゆる川合(かわい)があり、たつ瀬、つまり、水が激しく流れる瀬のほとりに鎮座することから、川の守り神として、天照大御神が鎮座する前から祀られていたのではないか、とも考えられている。





内宮の所管社の1つ、瀧祭神。すぐ近くに五十鈴川が流れている。







ちなみに、地元では御正宮へお参りする前に、まず御手洗場で手と口を清め、瀧祭神で自身の住む場所と名前を告げた後、「これから向かいますのでよろしくお願いします」などと、天照大御神に取り次いでいただくならわしがあり、「とっつきさん」、「とりつぎさん」などと呼ばれているという。

 

そんな庶民にとって身近な存在である一方、祭祀に関しては、別宮に準ずる扱いを受けているとも聞く。どうやら瀧祭神は、特殊な神様であるようだ。




毎月1日、神馬が御正宮を参拝する「神馬牽参(しんめけんざん)」
おかげ横丁のその日だけの楽しみ

 

毎月1日は、「神馬牽参(しんめけんざん)」と呼ばれる定例行事が行われる日でもある。神馬とは、天照大御神・豊受大御神に捧げられた御馬のこと。この神馬が、内宮、外宮の両宮で、毎月1日、11日、21日の朝に、皇室から捧げられていることを示す菊の御紋入りの馬衣を付けて、御正宮にお参りする。





外宮での「神馬牽参(けんざん)」の様子。神馬は、内宮は石階(せっかい)と呼ばれる石階段の下、外宮は御正宮を囲む1番外側の板垣の南御門の前で拝礼する。







馬は古来、神の乗り物とされ、神社に献納されるならわしが奈良時代からあったという。そのならわしは、時代とともに絵馬に置き換わっていったものの、神宮では、今も皇室からの献上が続いている。

人を乗せることはないというこの神馬は、両宮それぞれで2頭ずつ飼育され、神馬牽参の後は、しばらく両宮の宮域内にある御厩(みうまや)に控えている。涼やかで優しい目、穏やかな表情。見ているだけで心が和んでくる。

 




この日は、内宮の門前町であるおはらい町も、早朝からにぎやか。毎月の朔日参りに合わせて、さまざまな店で朔日粥や朔日餅が月替わりで用意されることから、それを目当てに訪れる人たちが、午前4時台から長蛇の列を作っている。

ちなみに、伊勢の老舗和菓子店「赤福」が8月に用意している朔日餅は、「八朔粟餅」。伊勢地方では、8月1日に縁起物として粟餅を食べるならわしがあったという。

おかげ横丁では朝市も開かれ、地場産の野菜などが並んでいた。





伊勢の老舗和菓子店「赤福」の前には、八朔餅を求める人たちでにぎわっている。






朔日粥は、さまざまな店で食べることができる。



現在は多くの食事処や土産物屋が建ち並ぶおはらい町。だが、江戸時代までは、その様子は少し違っていたようだ。

というのも、当時この一帯には、御師(おんし)、つまり、諸国を巡って神宮の御神札(おふだ)を配布するなど、伊勢信仰を広めていた神職たちの館が軒を連ね、参拝者が訪れた際は、自身の館に宿泊させ、お祓いやお神楽を上げるなど、手厚くもてなしていたという。



かつてのお伊勢参りを想像しながら、外宮から内宮へ通じる参宮街道を歩く

 

八朔参りをきっかけに、伊勢地方独特のならわしに触れ、昔と今を行き来しながら取材を進めてきた。そんな1日の最後に、かつてのお伊勢参りの様子を想像しながら、外宮から内宮に通じる参宮街道を歩いてみることにした。

ご案内いただいたのは、神宮司庁広報室次長の音羽悟さん。駆け足のお参りでは味わえない、伊勢の新たな一面を知るひとときとなった。





伊勢市には、主に3本の河川が流れている。西から宮川、勢田(せた)川、五十鈴川の3本で、かつては関東、関西のどちらの方面から伊勢に入っても、宮川を渡らなければ神宮に参拝することができなかった。

関東方面から伊勢街道を歩いてきた人々は、現在JR参宮線の鉄道橋がある近くの「桜の渡し」、関西方面から伊勢本街道を通ってきた人々は、少し南にある度会橋(わたらいばし)付近の「柳の渡し」で船に乗り、宮川を越えたという。その後、両者は、現在欄干のみが残る筋向橋(すじかいばし)で合流。そこから外宮へ向かったとされている。

つまり、かつて徒歩で参拝する一般の人々は、地理的な面から、外宮の、しかも正門ではなく北御門(きたみかど)から参拝するのが自然だったという。



宮川を望む。現在JR参宮線の鉄道橋が架かる近くに、関東や東国から伊勢街道を歩いてきた人たちが利用する「桜の渡し」と呼ばれる渡し場があった。かつて堤には桜が咲き、茶屋が建ち並んでいたという。







正門を利用するのは、勅使(ちょくし=天皇の使者)などが訪れたとき。彼らは、現在の外宮参道の一角に設けられた下馬どころで馬を下り、そこから歩いて御正宮に向かったという。

 

参拝後は、室町時代末期の永禄年間に作られたという「伊勢古市(ふるいち)参宮街道」を歩いて内宮へ。

ちなみに古市とは、外宮と内宮の中間に位置する「間(あい)の山」にあった歓楽街で、江戸の吉原、京都の島原と並ぶ日本の3大遊郭の1つとして栄えた場所。江戸時代後期の作家、十返舎一九(じゅっぺんしゃいっく)による滑稽本『東海道中膝栗毛』でも、弥次さん喜多さんが古市の街を訪れた様子が描かれている。






かつての歓楽街、古市の面影を残す麻吉(あさきち)旅館。当時、古市で遊ぶのは神宮へお参りする前ではなく、後という暗<wbr />黙の了解があったという。




かつての参宮街道を巡る。歴史の名残が随所に見られる「間(あい)の山」

 

もっとも、音羽さんは、本来の参宮街道は少し違うルートを通っていたと言う。

 

「現在外宮の前を通っている御木本(みきもと)道路も、御幸(みゆき)道路も昔はなく、勾玉池を周回する道も、江戸時代の寛永17年(1640)に整備されたものです。それ以前は、今はありませんが、外宮の風宮(かぜのみや)から、裏手の山を尾根づたいに下りて(宮域外の)岡本に出るか、もしくは、現在の外宮参道にある「豚捨(ぶたすて)」という店の前を通ってから岡本に出て、そこから現在の伊勢古市参宮街道を歩き、御贄(おんべ)川(=勢田川の異名)の川筋に沿って歩いたのでしょう」。





御贄川を渡る際は、小田橋(おだのはし)を利用したとされている。この橋の名は、平安時代の文献にも記されていることから、その歴史は古いと思われる。

だが、現在の小田橋から続く尾部坂(おべざか)は新しい道。江戸時代以前は、小田橋より1本北にある現在の簀子(すのこ)橋から、「間(あい)の山」と呼ばれる小高い丘陵へ続く細い道を歩いていただろうと、音羽さんは言う。



外宮と内宮の中間に位置する間(あい)の山の道。奈良時代からこの道を通って内宮へ向かっていたという。左には外宮神主の度会(わたらい)一族にも関係する岡崎宮妙見堂があったが、今はない。





倭姫命の御陵とされる宇治山田陵墓参考地。



「現在の簀子橋のことを、昔は小田橋と呼んでいた可能性もあると思います」。

 

たしかに、簀子橋から伸びる細い道を歩くと、積み重なる歴史を感じさせる場所が随所にある。たとえば、1000年以上の歴史を持つ妙見堂の跡があること、また、江戸時代まで代々外宮の神主だった度会(わたらい)一族が、弥生時代と平安時代に居住したとされる住居跡があり、一族の氏寺も、かつてこの近辺にあったこと、そして、倭姫命の御陵と考えられる、宮内庁管轄の宇治山田陵墓参考地があること‥‥‥。興味深い場所が次々に現れる。

 




度会氏の居宅があったとされる隠岡遺跡。「度会氏は、当時は磯部と名乗っていたでしょう」と音羽さん。弥生時代後期のむらの跡や平安時代の建物群跡が中心の遺構(いこう=生活の跡)で、眼下に勢田川(別名御贄川)が見渡せる。




外宮と内宮の間を流れる勢田川。神宮へ献上する魚を獲っていたことから、御贄川(おんべがわ)の異名がある。物流も盛んで、川沿いには伊勢の台所と呼ばれる問屋街もあった。



気がつけば夕刻。今と昔が交錯するなか、夢中で伊勢の町を歩いた1日が、静かに、ゆっくり暮れようとしていた。




Photograph by Akihiko Horiuchi
Text by Misa Horiuchi

伊勢神宮

皇大神宮(内宮)
三重県伊勢市宇治館町1

豊受大神宮(外宮)
三重県伊勢市豊川町279

文・堀内みさ

文筆家

クラシック音楽の取材でヨーロッパに行った際、日本についていろいろ質問され、<wbr />ほとんど答えられなかった体験が発端となり、日本の音楽、文化、祈りの姿などの取材を開始。<wbr />今年で16年目に突入。著書に『おとなの奈良 心を澄ます旅』『おとなの奈良 絶景を旅する』(ともに淡交社)『カムイの世界』(新潮社)など。

 

写真・堀内昭彦

写真家
現在、神宮を中心に日本の祈りをテーマに撮影。写真集「アイヌの祈り」(求龍堂)「ブラームス音楽の森へ」(世界文化社)等がある。バッハとエバンス、そして聖なる山をこよなく愛する写真家でもある。

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“The Lady"と呼ばれた特別なポルシェが、安モーテルの僕の部屋の前に止まっていた! | 自動車

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“The Lady"と呼ばれた特別なポルシェが、安モーテルの僕の部屋の前に止まっていた! | 自動車
LEON.JP 自動車 | 2025.08.31
1964年初めてLAを訪れた筆者は、「ロード&トラック」誌の名物アートディレクター・モッタ氏と会えることに。安モーテルまで迎えに来てくれたモッタ氏のクルマは“The Lady”と呼ばれた「ポルシェ1500 コンチネンタル クーペ‼」でした。
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国立新美術館で開催「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」

2025.08.30
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国立新美術館で開催「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」
PREMIUM JAPAN » アート | 2025.08.30

Features

ブルガリが描く、色彩の万華鏡

2025.8.30

国立新美術館で開催「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」

《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》ゴールド、アメシスト、ターコイズ、シトリン、ルビー、エメラルド、ダイヤモンド 1969年頃 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション

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ローマを代表するハイジュエラー、ブルガリ。その比類なき色彩美に迫る大規模展覧会「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」が、国立新美術館にて開催される。会期は9月17日(水)~12月15日(月)。


《「ビブ」ネックレス》 ゴールド、プラチナ、エメラルド、アメシスト、ターコイズ、ダイヤモンド 1968年 リン・レブソン旧蔵 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション



《ペンダントイヤリング》 ゴールド、プラチナ、エメラルド、アメシスト、ターコイズ、ダイヤモンド 1968年 リン・レブソン旧蔵 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション


日本におけるブルガリの展覧会としては10年ぶり、そして過去最大のスケールとなる本展には、約350点のジュエリーが集結。サファイア、ルビー、エメラルドといった原色に、アメシストやターコイズなど半貴石を自在に組み合わせ、カボションカットでその輝きを際立たせる「色石の魔術師」ブルガリ。その大胆かつ独創的な色彩の調和を生み出す唯一無二の手腕に、ジュエリーや現代アートを通じて光を当てていく。


《ブレスレット》 ゴールド、プラチナ、シトリン、ダイヤモンド 1940年頃 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション


《ネックレス》 プラチナ、エメラルド、ダイヤモンド 1961年 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション


本展では、ブルガリの色彩の革命を3つの章を通して探求。シトリンとダイヤモンドをあしらい、ローマの夕焼けを彷彿とさせる温かな輝きを放つ《ブレスレット》(1940年代頃)や、七つのエメラルドを配した「セブン・ ワンダーズ」と呼ばれる伝説的ネックレス《ネックレス》(1961年)、さらに、ネックレスにもブレスレットにも変化する多色使いの傑作《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》(1970年代頃)など、ブルガリ・ヘリテージ・コレクションを中心に、歴史的傑作から希少なアーカイブまでが勢揃いしている。


《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》ゴールド、アメシスト、ターコイズ、シトリン、ルビー、エメラルド、ダイヤモンド 1969年頃 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション


さらに今回は、ジュエリーに加え、三人の現代女性アーティストによる新作も展示。回転する色とりどりの洗車ブラシを用いたララ・ファヴァレットのインスタレーションや、古事記に着想を得た森 万里子の瞑想的空間、水、音、鉱物顔料が混ざり合い、流動的なフォルムを形成するさまを空間に投影する中山晃子のインスタレーションなど、それぞれがブルガリのジュエリーと呼応し、色彩の持つ力を多面的に体感できる構成となっている。


会場デザインは、日本の建築家ユニット「SANAA」と、イタリアのデザインユニット「フォルマファンタズマ」が協働で担当。古代ローマ浴場のモザイクパターンと、東京のイチョウの葉の形に着想を得た空間は、訪れる人々を色彩の世界を巡る感覚の旅へと導く。


ジュエリーから現代アートまで、万華鏡のなかを巡るかのような体験をもたらす展覧会。壮麗な展示の数々を通じて、ブルガリの芸術性、クラフツマンシップ、そして精巧さを堪能してほしい。


◆ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧
【会期】2025年9月17日(水)~12月15日(月)
【休館日】毎週火曜日 ※ただし9月23日(火・祝)は開館、9月24日(水)は休館
【開館時間】10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで) ※毎週金・土曜日は20:00まで
【会場】国立新美術館 企画展示室2E
【観覧料】一般 2,300円、大学生 1,000円、高校生 500円
*本展は事前予約制(日時指定券)を導入

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展覧会 公式サイト
国立新美術館 公式サイト


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世界初演から大作まで──パーカッションの頂点を体感「Time for Percussion 2025」

2025.08.30
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世界初演から大作まで──パーカッションの頂点を体感「Time for Percussion 2025」
PREMIUM JAPAN » アート | 2025.08.30

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打楽器芸術の“今”を、一夜に凝縮

2025.8.30

世界初演から大作まで──パーカッションの頂点を体感「Time for Percussion 2025」

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マリンバ独奏から打楽器8重奏(+ピアノ)まで、世界水準のパーカッシブアーツの“今”を紹介する「Time for Percussion 2025」が、10月23日(木)、サントリーホール ブルーローズにて開催される。




演奏を率いるのは、マリンバソリストの小森邦彦。ドイツ・ヴィッテン音楽祭やニューヨーク・キメルセンターなど世界の舞台で多くの初演を担い、教育者として欧米やアジアの主要音楽院でマスタークラスを行うなど幅広く活動。現在は愛知県立芸術大学で後進を育成しつつ、国際的に演奏を続けている。



今回は、小森氏と7名の次世代打楽器奏者たちが共演。プログラムには、尾高賞・武満作曲賞・芥川作曲賞を唯一すべて受賞した坂田直樹によるマリンバソロ処女作の委嘱世界初演をはじめ、フィリップ・マヌリによる緻密な“鍵盤練習曲”マリンバデュオ、アジア初演となるアレハンドロ・ヴィニャオによる壮大な九重奏など、現代打楽器作品の名曲群が並び、圧巻のパフォーマンスを繰り広げる。


世界初演作品から、話題作ながら実現困難とされた過去の大作までを網羅し、打楽器芸術の最前線を体感できる一夜。サントリーホール・ブルーローズの空間に響く“パーカッシブアーツの頂点”を、ぜひ体感してはいかがだろうか。

 

◆「Time for Percussion 2025」
【日時】10月23日(木)
18:15開場 18:30プレトーク 19:00開演 21:00終演
【会場:サントリーホール ブルーローズ(東京都港区赤坂1-13-13)
【料金】一般 5,000円、学生 3,500円
障がい者手帳お持ちの方と付き添い お一人まで 3,500円
*未就学児入場不可
*学生・障がい者チケットでご入場される方は会場受付にて証明書をご提示下さい

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「Time Percussion 2025」詳細

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「”Dîner de la Sincérité” ~杉本雄の”サンセリテ”~」美食レポート 帝国ホテル総料理長・杉本雄が京都の食材に出会ったら

2025.08.29
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「”Dîner de la Sincérité” ~杉本雄の”サンセリテ”~」美食レポート 帝国ホテル総料理長・杉本雄が京都の食材に出会ったら
PREMIUM JAPAN » 食 | 2025.08.29

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2025.8.29

「”Dîner de la Sincérité” ~杉本雄の”サンセリテ”~」美食レポート 帝国ホテル総料理長・杉本雄が京都の食材に出会ったら

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「”Dîner de la Sincérité” ~杉本雄の”サンセリテ”~」とは、帝国ホテル総料理長・杉本雄さんがプロデュースする、食への真摯な敬意が込められた特別な食事会。

 

もともとは料理長が料理をふるまうイベントとして、第11代帝国ホテル 東京の料理長だった村上信夫さんが1978年にスタートさせたもの。杉本さんも、第14代帝国ホテル 東京料理長に就任した2019年から継承されています。

 

杉本シェフが日本各地の素晴らしい食材と向き合い、ゲストのために一期一会の皿を創り上げるこの会を、毎回楽しみにしているファンも存在するほど。このイベントに参加する貴重な機会を得ました。



杉本さんのモットー「美味しく社会を変える」。それを実施する取組みのひとつとして、杉本さん自ら地方に出向き、生産者の方々と交流して新しい食材に出合い、そして、生産者の方々が食材に込めた思いを杉本さんの料理に乗せ、お客様に楽しんでいただくことを大切にしているそうです。

 

 

今回の「サンセリテ」のテーマは京都府産の高品質な食材たち。杉本シェフみずから幾度も京都を訪れ、準備してきました。「帝国ホテルには素晴らしい食材が集まってきますが、厨房を飛び出して実際に生産地を訪れ、新たな食材と出会うことは、料理人として極めて重要な経験です」と述べています。


杉本シェフがセレクトした京都府の食材。京都は、豊かな食材の宝庫。今回は丹後ぐじ、美山の鮎、万願寺甘とう、賀茂なすなど、京都の海と山の恵みを揃えた。



今回、杉本シェフが選び抜いた食材は、京都府産の万願寺甘とう、賀茂なす、鮎や鱧、丹後ぐじ、そして宇治抹茶など。ペアリングするワインや日本酒も京都産を用意する徹底ぶりです。杉本シェフの技術とユニークな発想によって、どのような一皿に変貌するのでしょうか。



杉本シェフの食材へのリスペクトから生まれる美味なるコース


テーブルに置かれたメニューからすでに京都とのコラボレーションは始まっていました。スリーブをそっと外すと、この日のために選んだ「黒谷和紙」のカバーの中にメニューが入っているのです。厚みのある、独特の手触りが心地よい「黒谷和紙」は、なんと文庫本サイズのブックカバーにもなるというすぐれものです。



杉本シェフがアミューズをサーブしてくださいました。帝国ホテルの総料理長である杉本シェフが直々にテーブルまで来てくれるなんて。その近さに驚きました。聞けば、そもそもこの「サンセリテ」は、杉本シェフのお料理を直接ゲストにお出したい、それも宴会場ではなくレストランで、ゲストと会話をしながら楽しんでいただきたい、という思いから始まったそうです。杉本シェフの即妙でテンポのよい説明が期待を高めてくれます。

 


「鮎 初夏野菜のタルトレット オシェトラキャビアを添えて」は、タルトそして美山川の鮎のベニエのサクサクとした軽やかな感触が心地よい一品です。京都・美山川の鮎は、清流で育つことで身が引き締まり、香りと繊細な味わいが特長。藻を食べて育つため、ほんのりとした香ばしさがあります。



「鱧 炭落とし 茸のミジョタージュと黒トリュフ香るコンソメスープ」。炭落としとは、鱧を皮目から炭にはわせて火入れを行うという、和食の技法を取り入れたそう。炭火と黒トリュフの香味が広がり、新しい鱧の味わいを知りました。


「オマールブルー 海老のナヴァランとコニャックのフランベ 万願寺甘とうのトリコロールパプリカのゼブラ」。万願寺甘とう、本当に長い!この形状にインパクトがあります。「万願寺甘とうを見た時、このポテンシャルをそのまま表現したいと思いました」と語ってくれた杉本シェフ。だからそのままの魅力的な姿を活かしたそう。オマール海老とさわやかな万願寺甘とうがマッチ。

「甘鯛 カリカリの鱗焼き モダンに仕立てた白ワインバターソース」。京都では「ぐじ」と呼ばれるアカアマダイ。ぐじの皮をカリカリに焼き上げると、白バターソースがよく絡みます。食感と香ばしさ、なめらかなソースの旨味がリッチな味わいです。今回採用した「丹後ぐじ」は、延縄漁で釣り上げた後、厳格な品質管理のもと高鮮度で出荷されるブランド魚。平成24年(2012年)には「京のブランド産品」にも認証されました。


「賀茂なす イチボ肉のミソナードと牛生ハム ヴィテッロ・トンナートソースで」。賀茂なすは「京の伝統野菜」の代表格。大きさと肉質の良さで「ナスの女王」と呼ばれているそう。賀茂なすはふんわりとやわらかく、なす独特の甘みとイチボ肉がよく合います。


「京丹波 日本鹿 ロース肉のカイエット 黒コショウをきかせたジュ」。ジビエは鹿肉。京丹波の鹿肉をミンチにしてボール状にしたものを網脂で包んで焼いたもの。ジビエの旨味が凝縮。鹿肉は「国産ジビエ認証」の第1号を取得した、衛生管理と品質に優れた鹿肉を提供する専門店「鹿肉のかきうち」より取り寄せました。


「ロース肉のカイエット 黒コショウをきかせたジュ」と一緒に供された「鹿ブリオッシュ」。鹿肉のミンチが入ったブリオッシュ!ブリオッシュの甘みとジューシーな鹿肉が楽しめる一品。



デザートの準備に取り掛かる杉本シェフ。このデザートのために茶道の先生のレッスンを受けたそう。杉本シェフが立てている抹茶は、丸利????田銘茶園のもの。宇治市小倉地区で16代にわたり続く、老舗茶園です。

杉本シェフが目の前で仕上げた「丸利????田銘茶園 抹茶 宇治タルトレット 濃茶のアフォガード カモミールアイスクリーム」。丸利????田銘茶園の上質な抹茶の風味のタルトレットとカモミール味のアイスクリームの妙。カモミールのアイスクリームは記憶に残る味わいでした。

京都産のものをメインにしたペアリングもユニーク。お料理との相性も抜群。

シャンパンを除き、すべて京都産のもので揃えたペアリングのラインナップ。右から京都宇治玉露 玉兎、Palmer & Co. Blanc de Blancs、神蔵 純米 無濾過 無加水 生酒 クリア、京都丹波 ピノ・ブラン シュール・リー 2023、京都丹波 タナ 2020、季のTEA 京都ジン。

杉本総料理長の料理への情熱に触れて


今回の「”Dîner de la Sincérité” ~杉本雄の”サンセリテ”~」は、杉本シェフの食材へのあくなき興味と追求、そして彼の情熱を感じさせるものでした。

 

ゲストはそれぞれのテーブルで、この一期一会のお料理を楽しみます。杉本シェフがセレクトした、京都のさまざまな食材が、この一皿に昇華したその瞬間を目撃できるよろこびがあります。その食材の来歴や、料理へのアイディアなど、杉本シェフと触れ合いながら、コースが進んでいくのです。料理を介して、京都の食材を知り、その土地や人々の営みに触れるという、稀有な体験がここにはありました。


それは、杉本シェフをはじめ、サービスのスタッフのレベルの高さがあるからこそ可能なこと。すべてのテーブルに気を張り巡らせながら、親しみやすさと隙のないサービスが両立していました。

 

京都府は南北に細長い地形を持ち、京都市をはじめ、山城・南丹・中丹・丹後の5地域に分かれています。海と山の恵みがもたらす、さまざまな食材を供給する、豊かな土地です。今回、その京都の食材をどう料理として昇華させるのか、一皿ごとに杉本シェフの発想に驚かされつつ、スタッフ全員の情熱に心をつかまれた、素晴らしい一夜でした。




















中嶋千祥 Chisa Nakajima

編集NことPremium Japanの編集長ダイリ。1950~60年代の日本映画鑑賞とワインを飲むのが大好き。戦後の女性誌収集が趣味というちょいオタク。

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「ベージュ アラン・デュカス 東京」記念日に贈る、特別なケーキ
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鮮やかなルージュに彩られた、伝説のアニバーサリーケーキが待望の復活

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「ベージュ アラン・デュカス 東京」記念日に贈る、特別なケーキ

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記念日や大切な日に、特別なケーキを選びたい――。そんなシーンにおすすめしたいのが、シャネル銀座ビルディング最上階にあるミシュラン1つ星レストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」のアニバーサリーケーキ。




鮮やかなルージュカラーと、パールを散りばめたキ<wbr />ルティングモチーフが印象的なケーキは、かつて多くのゲストに愛されつつも、惜しまれながら販売を終了した伝説の逸品。復活を望む熱烈なリクエストにこたえ、このほど待望の再登場を果たした。


アニバーサリーケーキ(11cm×11cm) 7,500円
*事前予約制(イートインのみ)

*別途サービス料12%


ケーキの中には、マダガスカル産バニラを用いたなめらかなムースや、フランボワーズ、イチゴ、カシス、ブルーベリーをブレンドしたマーマレードと、ライムの酸味が際立つジャムが。さらに、香ばしい自家製アーモンドプラリネや、繊細な食感のフィヤンティーヌ、フランボワーズのビスキュイ生地を重ね、香り・味わい・食感が幾重にも響き合う構成に仕上げられている。


鮮烈なビジュアルとともに、特別な日を華やかに彩る「ベージュ アラン・デュカス 東京」のアニバーサリーケーキ。大切な人と過ごすひとときを、忘れられないものにしてくれるはずだ。

関連リンク

「ベージュ アラン・デュカス 東京」公式サイト

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