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【オークラ東京(11月18日~30日)】
2025.11.9
【オークラ東京】中国料理をけん引する4名のシェフによる「至高の美食饗宴―上海料理フェア」
(左から) パークホテル上海「雲楼(ユンロウ)」エグゼクティブシェフ 東佳俊(ドン・ジアジュン)氏 / 上海和平飯店 エグゼクティブ中華シェフ 馬浩成(マー・ハオチョン)氏 / Jホテル上海タワー「天之錦(Heavenly Jin)」料理長 蔡鵬飛(ツァイ・ポンフェイ)氏 / オークラ東京「桃花林」総料理長 陳龍誠
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オークラ東京が運営する中国料理「桃花林」では、中国・上海で歴史と伝統、そして革新を体現する三つのホテル「上海和平飯店(フェアモント・ピースホテル)」・「パークホテル上海」・「Jホテル上海タワー」の料理長を招聘し、2025年11月18日(火)~30日(日)までの期間限定で「至高の美食饗宴―上海料理フェア」を開催する。
本フェアは、オークラ ホテルズ & リゾーツのグループホテルである「オークラ ガーデンホテル上海」のオーナーであり、中国国内最大のホテルグループ、錦江国際グループを代表する三つのホテルの料理長を招聘し実現した特別な美食の饗宴。
同グループの象徴的存在である「上海和平飯店」のエグゼクティブ中華シェフ 馬浩成(マー・ハオチョン)氏、文化・歴史価値を体現する4つ星ホテル「パークホテル上海」にある中国料理「雲楼(ユンロウ)」エグゼクティブシェフ 東佳俊(ドン・ジアジュン)氏、そして同グループ最上級ブランドとして2021年に開業した革新を象徴する「Jホテル上海タワー」の「天之錦(Heavenly Jin)」料理長 蔡鵬飛(ツァイ・ポンフェイ)氏、さらにオークラ東京が運営する中国料理「桃花林」の総料理長 陳龍誠の4名のシェフによる、大変貴重な機会である。
上海和平飯店(フェアモント・ピースホテル)
エグゼクティブ中華シェフ 馬浩成(マー・ハオチョン)氏
1929年の創業以来、アール・デコ様式の優雅な意匠によってその名を歴史に刻んできた、上海を象徴する「上海和平ホテル(フェアモント・ピースホテル)」。エグゼクティブ中華シェフ 馬浩成(マー・ハオチョン)氏は、生粋の上海出身で、25年以上にわたり地元・上海料理への情熱を注ぎ続けてきた。上海随一の広東料理店「漢宮(Han Palace)」で修業を積んだのち、アメリカ・サンフランシスコの名門「カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(CIA)」にてさらなる研鑽を重ねた。2023年にはフォーブス中国「トップ30優秀シェフ選考委員会」より文化遺産賞を受賞、2025年には「上海市労働模範」の称号を授与されるなど、多数の栄誉に輝いている。
パークホテル上海
「雲楼(ユンロウ)」エグゼクティブシェフ 東佳俊(ドン・ジアジュン)氏
1934年創業、錦江グループ傘下の長い歴史を誇る4つ星クラシックホテル。2006年には、中国の「全国重点文物保護単位(国家級文化財)」に指定され、歴史的建築としても高い評価を受けている。ホテル最上階の旗竿の先端は、上海市の都市座標の原点として定められており、象徴的な存在として知られている、パークホテル上海。「雲楼(ユンロウ)」エグゼクティブシェフ 東佳俊(ドン・ジアジュン)氏は、錦江国際グループ主催の“錦江杯(Jinjiang Cup)”技能大会で複数回上位入賞を果たすなど、その実力は中国料理界でも高く評価されている。現在は上海パークホテル「雲楼」のエグゼクティブシェフとして、伝統と融合をテーマに新たな上海料理を提案している。
Jホテル上海タワー
「天之錦(Heavenly Jin)」料理長 蔡鵬飛(ツァイ・ポンフェイ)氏
2021年開業のJホテル上海タワーは、中国で最も高い超高層ビル「上海タワー」(地上610m)の84階から105階、そして最上階の120階に位置するアーバンラグジュアリーホテル。「天之錦(Heavenly Jin)」料理長 蔡鵬飛(ツァイ・ポンフェイ)氏は、上海料理や淮揚料理(ワイヤン料理)の名店で研鑽を積み、20年以上にわたり深い料理哲学と美食への洞察を培ってきた。2020年に「天之錦(Heavenly Jin)」の料理長に就任。淮揚料理の特徴である繊細な包丁技術と絶妙な火加減を 駆使し、旬の味覚を最大限に引き出すことを得意としている。2021年に国家高級技師の称号を授与、2023年には「オリーブ・チャイナ・レストラン・アワード」にて「年間最優秀シェフ賞」を受賞するなど、多くの栄誉を獲得。
オークラ東京
中国料理「桃花林」 総料理長 陳龍誠
1983年、大成観光株式会社(現 株式会社ホテルオークラ)入社。「グアムホテルオークラ 桃花林」の料理長、「オークラ千葉ホテル」の総料理長を経て、2011年より現職。2021年厚生労働省主催の「卓越した技能者(現代の名工)」を受賞しました。そして、長年に渡る中国料理界への貢献が評価され、令和5 年秋の褒章において「黄綬褒章」を受章。
◆上海料理フェア
日時: 2025年11月18日(火)~30日(日)
場所: 中国料理「桃花林」 (オークラ プレステージタワー 6階)
提供時間: ランチ 11:30~14:30/ディナー 17:30~21:00
ランチコース「特別午餐」 10,000円
精致冷菜四小碟(上海式盛り合わせ冷菜)
宋嫂魚羹(すずきの酸辣スープ)
白灼和牛(和牛のしゃぶしゃぶ 山椒風味)
葱油松露拌麺(トリュフ入りまぜそば)
楊枝甘露(柑橘系フルーツ入りマンゴータピオカココナッツミルク)
ディナーコース「上海菜単」 18,000円
精致冷菜四小碟(上海式盛り合わせ冷菜)
江南藕韵炖魚翅(レンコン型豆腐とふかひれ入り蒸しスープ)
干焼明蝦(上海式海老のチリソース)
藤椒白灼和牛(和牛のしゃぶしゃぶ 山椒風味)
豉油蒸石班魚(蒸し魚の醤油ソース)
金銀蛋蔬菜(塩漬け卵とピータン入り野菜の炒め煮)
小鮮蝦湯泡飯(ジャスミンライスボールの野菜スープかけ)
楊枝甘露(柑橘系フルーツ入りマンゴータピオカココナッツミルク)
ディナーコース「和平菜単」 25,000円
精致冷菜四小碟(上海式盛り合わせ冷菜)
宋嫂魚羹(すずきの酸辣スープ)
焗蟹斗(上海蟹のグラタン)
藤椒白灼和牛(和牛のしゃぶしゃぶ 山椒風味)
碳烤鱈魚(鱈の中国風照り焼き)
金銀蛋蔬菜(塩漬け卵とピータン入り野菜の炒め煮)
葱油松露拌麺(トリュフ入りまぜそば)
上海酒醸圓子(温製米麹の白玉団子)
※金額はすべて消費税・サービス料込み
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Features
銀座で出会う、未来へつなぐ新しい和酒
2025.11.8
「浄酎 -JOCHU-」が GINZA SIX に期間限定出店
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日本酒を独自の特許製法「低温浄溜®」で蒸留した“第三の和酒”「浄酎 -JOCHU-」の期間限定ショップが、2025年12月1日(月)まで GINZA SIX 地下2階にオープンしている。日本酒とも焼酎とも異なる透明で奥深い味わいを、銀座の中心で体験できる貴重な機会だ。
「浄酎 -JOCHU-」は、純米酒を熱をほとんど加えない独自技術「低温浄溜®」で蒸留し、香りと旨味を凝縮した新しい和酒。アルコール度数41度ながらも、驚くほどまろやかな口あたりと、繊細な余韻が特徴で、その澄んだ味わいは、まさに“浄化された日本酒”とも呼ぶべき美しさ。時間とともに熟成が進み、深みを増していくのも魅力だ。
この革新的な酒を生み出したのは、広島のナオライ株式会社。同社は全国の酒蔵と協働し、造り手の技と地域の風土を生かした地域発の浄酎を次々と生み出している。2025年4月には、石川県中能登町に「能登浄溜所」を開設。震災復興を支えるプロジェクトとしても注目を集めている。
期間限定ショップでは、広島・神石高原や能登でつくられた浄酎シリーズに加え、瀬戸内・三角島産のレモンを使った「MIKADO LEMON スパークリング」など、全ラインナップが集結。併設のバーカウンターでは、浄酎・琥珀浄酎飲み比べ3種セットや、浄酎のプレミアムシリーズなどを一杯770円から楽しむことができる。
樽オーナー贈答:プライベートカスク
(オーク樽/4L/120,000円)
(オーク樽/200L/3,300,000円)
法人ギフト対応:名入れ対応/複数本箱入り対応
さらに、自宅で熟成を味わえるオーク製ミニカスクや、名入れ対応のギフトボックスなど、年末の贈り物にもふさわしい逸品が並ぶ。
伝統の酒造りに革新の技を融合し、日本の酒文化を未来へとつなぐ「浄酎 -JOCHU-」。伝統とモダンが響き合う銀座の地で、その透明な一滴を味わってみてはいかがだろうか。
◆「浄酎 -JOCHU-」期間限定ショップ
期間: 開催中~2025年12月1日(月)
場所: GINZA SIX 地下2階(東京都中央区銀座6-10-1)
営業時間: 10:30~20:30
※「浄酎」は税法上「スピリッツ」または「リキュール」に該当します。
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Features
2025.11.8
星野リゾート トマム「アイスヴィレッジ」開幕
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Features
ヨックモックの“社員チョコ”が期間限定で登場
2025.11.8
見て楽しく、食べて美味しい特別な一枚。「エクセレント ミルクチョコレート」
ヨックモック エクセレント ミルクチョコレート 2,160円(2026年2/28までの期間限定販売)
長年、社員だけが購入できる特別なチョコレートとして愛されてきたヨックモックの「エクセレント ミルクチョコレート」が、ヨックモック青山本店および公式オンラインショップで、2026年2月28日(土)までの期間限定で販売中だ。
「ヨックモックのクッキーに使われているチョコレートの美味しさを、社員にも知ってほしい」そんな想いから誕生した「エクセレント ミルクチョコレート」は、横約29.5cm×縦8.5cmという驚きのビッグサイズ。 口コミでその評判が広がり、一般販売を望む声が高まったことから、期間・数量限定での登場が実現した。
ヨックモックのクッキーに使われているチョコレートをベースに、カカオの風味をより深く感じられるよう調整。コクのあるカカオと、すっきりとしたミルクの調和は後を引くおいしさ。世代を問わず愛される優しい味わいに仕上がっている。
そのまま味わうのはもちろん、刻んでお菓子作りに使ったり、アレンジを加えたりと、楽しみ方は自由自在。ヨックモックの特設ページでは、チョコレートを使ったレシピも公開されている。
手にした瞬間、誰もが「わっ!」と驚き、笑顔が広がるチョコレート。ホリデーシーズンのサプライズギフトにもおすすめだ。
◆エクセレント ミルクチョコレート
【価格】2,160円
【内容量/サイズ】350g/約29.5cm×8.5cm
【販売期間】2025年11月1日(土)~2026年2月28日(土)
【取扱店舗】ヨックモック青山本店/ヨックモック公式オンラインショップ
※なくなり次第終了
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2025.11.8
星野リゾート トマム「アイスヴィレッジ」開幕
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Events
“天理の舞台裏”を開放するオープンドア・イベント
2025.11.3
奈良・天理で初開催「天理 倉の耕流祭」。扉をひらき、未来を耕す
2025年11月7日(金)から9日(日)までの3日間、奈良県天理市全域がひとつのフィールドとなる“オープンドア・イベント”「天理 倉の耕流祭(てんり くらのこうりゅうさい)」が初開催される。
日本刀の鍛刀場、布都正崇鍛刀場も参加。
本イベントは、製造業や農業、流通、食、デザイン、文化など、天理に根づくさまざまな現場の扉を開き、地域の魅力を体感する新たな試み。従来の「オープンファクトリー」がものづくりの現場を公開するイベントであるのに対し、本イベントは地域全体の産業と文化に焦点を当てる次世代型の“オープンドア・イベント”。
明治10年に創業した清酒製造会社、稲田酒造では、新シリーズや貴重な地酒の試飲を予定。
第一回となる今回は、市内28の拠点が参加。物流倉庫や工芸工房、名建築を誇る図書館、寺社、果樹園、市長室など、日常では立ち入ることのない場所が特別に公開される。
中川政七商店・NKG 倉庫
たとえば、2700坪の物流拠点「中川政七商店・NKG倉庫」は、3日間限定で“工芸のテーマパーク”へと変貌。倉庫内を巡るガイドツアーのほか、限定品やアウトレット品が並ぶマーケット、資材を使った工作体験、20社以上が出店する奈良マルシェなど、多彩なコンテンツが用意されている。
cofunia
また、西山塚古墳のふもとに佇む宿「cofunia(コフニア)」では、前方後円墳を模した客室の特別公開や、古墳時代をテーマにしたトークイベントを開催。
柿の葉ずし 平宗
老舗の「柿の葉ずし 平宗」では、製造工場の見学に加え、柿の葉ずしづくりを体験できる特別プログラムを実施する。
天理大学附属 天理図書館
国の登録有形文化財「天理大学附属 天理図書館」では、アールデコ様式のレトロな館内をめぐるガイドツアーが行われるなど、貴重な文化財を再発見できる機会も。
創部90年を超え、馬との触れあいを通じて心身の調和を図る「ホースセラピー事業」を手がける天理大学馬術部も参加。
期間中は、参加事業者間を巡る無料シャトルバスも運行予定。天理のまちに、新たな交流と発見を生み出す3日間。ぜひ現地を訪れ、まだ知らぬ奈良・天理の魅力を体感してほしい。
天理 倉の耕流祭(てんり くらのこうりゅうさい)
【開催期間】2025年11月7日(金)~11月9日(日)
【会場】奈良県天理市 全域
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Experiences
Spotlight
帝国ホテル総料理長杉本雄のサステナブルな視点
2025.10.30
帝国ホテル総料理長・杉本雄の探求 ~持続可能な美味への旅・石川~
帝国ホテル 東京の厨房で、日々料理を生み出す杉本雄総料理長。その眼差しが今、遠く石川県の豊かな大地と海に向けられている。
杉本シェフは、2021年より持続可能な食のあり方を考え、食品ロスの削減に取り組み、ラグジュアリーとサステナビリティーの両立を掲げ、「おいしく社会を変える」というテーマに取り組んできた。
「世間の潮流でサステナブルと言っているように聞こえますが、調理現場と生産現場で起きていること、思っていることの温度差、生産現場での課題など、現地に行ってたくさんわかることがあります。現地で生産者の顔を見て、その思いを汲むと、食材をどのように扱うべきかということが、おのずと見えてくると思います」
きっぱりと語る杉本シェフの言葉には、単にラグジュアリーであることや、美味しさの追求を超えた、深い想いが込められている。気候変動や資源問題が叫ばれる今、一流の料理人として、また一人の人間として、持続可能な食材への探求は避けて通れない道だ。
そんなシェフが昨年より選んだ舞台が、日本海の恵みと豊穣な土地を持つ石川県。能登の里海、加賀の里山で育まれる食材には、どんな可能性が秘められているのか。杉本シェフの石川への旅が始まった。
豊かな山、海に育まれた優れた石川県の農林水産物を見つける
石川県は、日本海に面した本州の中央部に位置し、能登半島と加賀地方という個性豊かな二つの地域から成り立っている。北の能登半島では、複雑に入り組んだ海岸線が生み出す豊かな漁場と、伝統的な里海文化が息づいている。一方、南の加賀地方は、白山連峰から流れる清らかな水に育まれた肥沃な平野部と、日本三霊山の一つである白山の恵みを受けた里山の自然が広がる。
石川県の豊かな大地では、歴史ある伝統野菜から県が新たに開発したブランド農産物まで、実に多彩な農産物が育まれている。杉本シェフはまず、「加賀丸いも」を栽培する岡元農場を訪ねた。
「加賀丸いも」は、石川県の能美市・小松市で栽培される特産のブランド山芋だ。ヤマノイモ属ツクネイモ群に属する黒皮種の大和芋で、ソフトボール大の大きさがあり、すりおろすと驚くほどの粘りと食感がある。
石川県の能美市・小松市で栽培される特産のブランド山芋、「加賀丸いも」。
杉本シェフは味見をしながら、「これは楽しめる食材ですね。何か違う食べ方のアイデアをいただいたような気がします」とにっこりした表情を浮かべ、「卵とかお魚とか、密着する食材に使っていくと、広がる感じがしますね」とあれこれ考えていた。
次に訪れたのは、能美市の米どころの「たけもと農場」だ。たけもと農場では自家製の生藁堆肥や白山の雪解け水を活かし、稲作技術や土作りに徹底してこだわっているという。2011年からイタリア米の栽培を開始し、試行錯誤を重ねてきた。現在では8品種の米を扱う中で、日本でのイタリア米の第一人者的な存在となっている。
「カルナローリ」は、本場イタリアのリゾットやパエリアに最適な国産米として高い評価を受けているそう。杉本シェフは黄金色に輝く稲穂を見つめながら、生産者の方の言葉に真剣に耳を傾けていた。
ついで訪れたのは、ホテルやレストランのシェフなどプロからも支持されているという「本田農園」だ。本田農園は地元の小学校や幼稚園から出る給食の生ごみを堆肥に使用し、作物が丈夫で健全に育つ土壌造りをしている。また、農薬の使用を控えつつ、失敗の分析と改善を徹底することで、安定して高品質なトマトを生産していると定評がある。
6棟のハウスから始まった本田農園だが、今では約70棟あるという。栽培されているのは中玉トマトが多いそうだ。
ハウスの中で食べてみてくださいと言われ、杉本シェフが枝から取り、かじってみる。「おいしい!皮が柔らかくて、みずみずしく甘みがありますね」と、笑顔に。華小町や華おとめ、フルティカなどの品種が人気だ。
石川の漁港で出会う旬の海の幸
実はこの日、9月1日は底引き網漁の解禁日であった。杉本シェフは橋立漁港を訪れ、漁を終えて帰港した船からの水揚げや選別の様子を見学し、底引き網漁の解禁日で活気あふれる夕方のセリにも立ち会った。
この漁港の最大の特徴は、その立地が生み出す抜群の鮮度である。橋立漁港は地形的に、漁場が港から非常に近いため、漁に出た船は十数時間で帰港することができる。そのため鮮度を落とすことなく新鮮な魚をセリにかけることができる。
港には底引き網ではノドグロや甘エビ、ガスエビ、カレイ、ミズイカ、毛蟹、定置網では、サワラやサバなど多彩な旬の魚が次から次へと水揚げされていた。杉本シェフはその様子を間近で眺め、漁師さんから直接いただいた獲れたての甘エビを試食。港や船を見ながら味わえるなんて、最高の気分!
その後しばらく魚市場の中を回り、白ガスエビの8パターンにも及ぶ選別風景や毛蟹の状態などを眺めた後、杉本シェフは県オリジナルの農産物を栽培するほ場へ向かった。
石川県が誇る、極上の果実たち
石川県が誇る宝石のようなブドウ「ルビーロマン」をご存じだろうか。石川県が14年の歳月を費やして育成したオリジナル品種であり、黒色の大粒ブドウ「藤稔(ふじみのり)」をもとに、味や色、房、粒の大きさなどの品質や栽培のしやすさを徹底的に調査・研究して誕生した。石川県最高峰のブドウだ。県内6つのJAの管内で栽培されており、2025年の初セリでは、1房100万円の値を付けた。
この日はルビーロマンの生産者のうちの1軒「丸山ぶどう園」を訪ねた。栽培時のご苦労についてお話しを伺っている途中、なんとルビーロマンの味見をさせていただくことに。杉本シェフは「一粒が重く、おいしく、ジューシーです!」と感嘆の声を挙げた。
もう一つの石川県オリジナル品種が「加賀しずく」だ。これは、石川県が16年の歳月をかけて育成した新しいナシの品種。そのナシの産地のひとつである奥谷梨生産組合を訪ねた。
大玉で高い糖度と、整った形をもつものは、1玉1,000円以上の価格がつくことも。昼夜の寒暖差に恵まれているので、味(あじ)が引き締まるそうだ。おしゃれなネーミングや上品な甘さとなめらかな食感があいまって、石川県のブランド梨として人気を誇る。
ずっしりと重い「加賀しずく」を手に取る杉本シェフ。
橋立漁港での思い出 セリの熱気、漁師との出会い
杉本シェフは、再び橋立漁港へ。橋立では一年を通じて多彩な漁が営まれている。春から夏の潜水漁をはじめ、定置網、刺し網漁など。秋には底びき網漁。そして、なんといっても冬の加納ガニ・香箱ガニ。一年を通し豊富な魚種が水揚げされる。杉本シェフが求める「素材の力を最大限に引き出す」料理にとって、この橋立の魚介は理想的な食材と言えそうだ。
そろそろセリの時刻となった。橋立漁港の底びき網解禁日のセリは、秋の訪れを告げる伝統的なイベントだ。前日の夜、漁船は出港し、朝または昼過ぎに漁から帰港する。水揚げされた魚は種類ごとに素早く仕分けされ、すぐにセリ場へ運ばれる。港や市場には漁協職員や仲買人が集まり、威勢の良い掛け声のもと活発にセリが行われる。杉本シェフもその様子を見学。初物を求める消費者や見学者も多く訪れ、港は活気にあふれていた。
帝国ホテル杉本総料理長と漁師との座談会
石川県の豊かな食材を巡る杉本シェフの旅は、翌日橋立漁港での座談会で幕を閉じた。出席者は杉本シェフと石川県漁業協同組合の橋本勝寿会長、橋立漁港で長年海を知り尽くした辺本准船長(第十八薫勝丸)、北川智生船長(愛明丸)、遠塚谷透船長(第五恵比寿丸)の3名だ。
今回のツアーのコーディネートをしてくださった石川県農林水産部水産課の島田拓土氏は、座談会の進行を務め、こう語った。
「2024年に発生した能登半島地震と豪雨災害により、石川県の漁業は大きな打撃を受けました。ほぼすべての地区で漁を行えるようになったのが2024年11月。今年、石川は震災復興元年として、4月から新しい未来を見据え、PRも含めて気合を入れていこうとしていました。そうした中、帝国ホテル 東京でのイベントの実施もあり、杉本シェフ自らが2度にわたり石川に足を運んでくださり、石川県の状況に気を遣っていただきました。今回、漁師と膝を突き合わせ、漁師の本音も聞くという初めての試みとして、この座談会の開催に至りました」
座談会の参加者左から「第十八薫勝丸」船長 辺本准さん、「第五恵比寿丸」船長 遠塚谷透さん、帝国ホテル総料理長 杉本雄さん、石川県漁業協同組合理事 加賀支所運営委員長橋本勝寿さん、「愛明丸」船長 北川智生さん
座談会では、能登半島地震復興後の漁協によるイベントを通じた集客の取り組みや、石川県内の各地域が一つになって復興を盛り上げている様子、困っている輪島の漁師たちに橋立漁港の漁師が不足のロープを支援した話、気候変動による海水温の変化、若い漁師や船長の育成など、多数の話題が出た。
杉本シェフは、こう語った。
「昨日水揚げされた新鮮な魚を、漁師さん行きつけのお店で、これ以上ない鮮度でおいしくいただき、まさに最高の味わいを体験させていただきました。今まで2回石川に来て、県外の我々がどれだけ支援や復興に貢献できるかを考えていました。漁師の仲間たちが助け合っている姿を見て感銘を受けました。私はそうした石川の人々の想いを、料理に込めてお客様に伝えるようにしています」
杉本シェフの言葉からは、石川県への想いがひしひしと伝わってくる。石川の食材の素晴らしさは、その背後にある人々の想いの深さにあるのだと訴えかけているようだ。
「これからも生産者の方との対話を積極的に行い、石川のおいしい食材をどんどん使い、食材を単なる素材として扱うのではなく、その背景にあるストーリーと想いを理解し、それを料理で表現し伝えることができればと思いました。より一層、料理への意欲が湧きました」
石川での旅を終えて
「地元の第一線で働いている人たちがカッコいい、いい顔をしている。汗だくで働く姿もカッコいい。食材がなければ我々は何もできない。食材の一生を考えれば、料理人が最後に手を加えるのはほんの数%に過ぎない。生産者と料理人の双方が互いの想いを共有し、持続可能な食の未来に向けて歩み続けることの大切さを改めて確認する貴重な機会となりました」
杉本シェフの言葉は深く心に響いた。
杉本 雄 Yu Sugimoto
1999年、帝国ホテルに入社し、料理人としてのキャリアをスタート。2004年に退社し、渡仏。2006年にパリの名門ホテル「ル・ムーリス」の3つ星レストランに入り、ヤニック・アレノやアラン・デュカスのもとで、シェフとして研鑽を積み、責任者の役割も担った。2017年帝国ホテルに再入社し、2019年に東京料理長就任。2025年4月、帝国ホテルの全事業所で500人の料理人を束ねる第3代総料理長に就任。
文・粟野真理子 Mariko Awano
ジャーナリスト。パリに20年以上在住し、日本の女性誌など多数の雑誌や旅行書で取材・執筆活動を行っている。現在は東京を拠点に活動。著書に『パリから一泊!フランスの美しい村』(集英社)など。
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グルメ最前線 トップレストランを探訪する
2025.10.25
大阪・関西万博「EARTH MART」in「飛鳥Ⅱ」レポート 日本の新しい食を生み出す前例なき交差点
国内外から選ばれた「食の未来を輝かせる25人」。
大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」のフィナーレが、大阪港を出港するクルーズ船「飛鳥Ⅱ」内にて、開催された。
食に関わる200名が集結
総合プロデューサー小山薫堂のもと、食の未来を語り明かすべく、料理人、生産者、研究者、経営者、投資家、ジャーナリストなど200名が一堂に会した。
「そもそも大阪・関西万博『EARTH MART』の企画を始めたのは今から5年前、ただの埋立地だった会場予定地に立ちました」
小山は語る。
「そのフィナーレとして、食に関わる分野の異なる人々が、船の上で1泊2日を過ごします。この場所で、新たに出会い、未来に向かって新たな種を蒔く。そこにこそ最大の意義があります」
確かに、食を取り巻く異業種の人々がこれほど参集するのは、まさに空前の画期的な試みである。ちなみに、「飛鳥Ⅱ」は郵船クルーズによる貸し切り提供だ。
「食の未来を輝かせる25人」を選出
当イベントの目玉は3つ。1つ目が、「食の未来を輝かせる25人」を国内外から選出したことだ。
その一部を紹介すれば、「飯田商店」の飯田将太(神奈川県・湯河原町)、「リージョナルフィッシュ株式会社」の梅川忠典(京都市)、「タネト」店主の奥津爾(長崎県雲仙市)、「FARO」シェフパティシエの加藤峰子(東京・銀座)、「味の素株式会社 食品研究所」の川崎寛也(神奈川県川崎市)、「里山十帖」料理長の桑木野恵子(新潟県南魚沼市)、「MAZ」ヘッドシェフのサンティアゴ・フェルナンデス(東京・紀尾井町)、「北三陸ファクトリー」の下苧坪之典(岩手県・洋野町)、「サスエ前田魚店」の前田尚毅(静岡県焼津市)、「中央葡萄酒株式会社」の三澤彩奈(山梨県・勝沼町)、「ESqUISSE」のリオネル・ベカ(東京・銀座)……らである。
2つ目は、その25人が12組に分かれて、「食の未来会議」でトークセッションを行ったことだ。
RED U-35のシェフ6人と監修した落合シェフ(中央)。
RED U-35のグランプリシェフたちによる饗宴
そして最後に、2013年から開催している新時代の若き才能を発掘する日本最大級の料理人コンペティションである「RED U-35 (RYORININ‘s EMERGING DREAM U-35)」で、過去にグランプリを受賞した10名のうち6名が、200名の招待客にコースディナーを提供してくれたことである。
そのシェフたちを列挙すると、福岡市「Restaurant Sola」の吉武広樹、東京都「スーツァン レストラン 陳」の井上和豊、小松市「Auberge“eaufeu”」の糸井章太、山梨県「nôtori」の堀内浩平、京都市「日本料理 研野」の酒井研野、東京都「ESqUISSE」の山本結以の面々だ。
様式としてはフレンチ、日本、中国にまたがるシェフたちの料理を、1人1皿で合計7皿(山本がデザートも担当)の見事なコースに仕立てた。監修したのは「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の落合務である。誰もが口々に歓びの声を上げた。
「スーツァン レストラン 陳」井上和豊による「発酵唐辛子と鮮魚の蒸しスープ」。
それに先んじたランチバイキングでは、ミシュラン2つ星の「ESqUISSE」リオネル・ベカの「見守る海 牡蠣水寒天ゼリー」、さらにはアジアベストパティシエで「FARO」の加藤峰子が金谷亘と共作した「薔薇と杏仁の錦玉羹」などが供されるという豪華さだった。
白熱のトークセッション
「食の未来会議」についてもう少し詳しく説明したい。先ほどの25名が、テーマを立てて基本的に1対1でトークセッションを行う。同じ時間帯に4つの分科会が同時進行しそれが3セットなので、梯子をすれば別だが、基本的には3つしか傍聴できないシステムだ。
どのセッションも魅力的で、選ぶのは困難だったが、筆者が参加したセッションはいずれも素晴らしかった。
「Oishii Farm」古賀大貴×「北三陸ファクトリー」の下苧坪之典のセッション。
そのうちから2つを紹介すると、まず、「Oishii Farm」古賀大貴×「北三陸ファクトリー」の下苧坪之典のセッションで、テーマは「日本発『食のGAFAM』は生まれるか」。古賀はニューヨーク近郊で日本のイチゴを工場生産している。
「ハチによる受粉がなければ不可能と言われた、イチゴ、トマトなどを新しい技術で作っています」(古賀)
空輸したイチゴを試食したが、実に甘く豊かに広がる味がした。未来においてはあらゆる作物が栽培可能になると予告する。どんな条件下でも無農薬で美味しい農産物が作れるから、食糧難を解決する革命的な植物工場と言える。
「ウニは海藻を食い尽くし、磯焼けを引き起こす海のギャングです。また、海産物には『2048年問題』というものがあって、海に対して何も施さなければ、その頃には、海産物が食べられなくなってしまうと予測されています。それを養殖の割合を増やすことで解決したい。ウニの再生養殖から始めてみようと考えました」(下苧坪)
寿司が食べられなくなる時代は確実にやって来る。それは、魚が卵を産み付ける海藻がなくなってしまうからだ。それを止めるための一つの方策が陸上での再生養殖の技術なのである。
「人々は野菜や肉には関心を示すが、海の危機に対してあまりに無関心であることが最大の問題です。現在日本の天然8割・養殖2割、この割合を変えていかなければなりません」
「味の素株式会社 食品研究所」川崎寛也×ジャーナリスト・仲山今日子のセッション。
フェラン・アドリアとの対峙
もう一つは、「味の素株式会社 食品研究所」川崎寛也×ジャーナリスト・仲山今日子で、テーマは「食は『消えるアート?』『再現可能なデザイン?』本物のおいしさを継承するために必要なこと」。
世界の料理を変えたスペイン「エル・ブジ」のフェラン・アドリアが日本料理について本を書いているという。セッションでは、日本料理の本質を知ってもらいたいと、彼のプロジェクトをサポートする仲山が、フェランを味の素の研究所に連れてきた際に、川崎に引き合わせたエピソードを披露した。
「フェランはとても影響のある人。ほんまに理解して日本料理のことを発信してもらわなあかん」
と川崎は思い、様々な質問に対して丁寧に答えるのだが、
「フェランの質問は、基本的に西洋社会のルールに当てはまるか、なんです。日本料理を本当の意味で理解しようとしているようには思えなかった。拙速に、『日本料理を確立したのは誰なのか?』とか『その文献はあるのか?』と矢継ぎ早に。日本料理は文章に残すものではなく、あえて技術は秘密にしておくことが重要だったので、明確に記述されたものはほぼないのです。彼らの概念ではなく、こっち側の論理で理解して欲しい」
川崎はそう語った。
仲山も、「明文化されていない文化は消えてしまう。日本料理を美意識や文化も含めて文字で残して行くべき」と持論を展開し、さらには会場の参加者も巻き込んだ議論にまで発展した。
ある意味、衝突とも見えた二人の激論は、本対談中の白眉だった。とはいえ、両者は共に最後の未来に残す言葉として、「日本料理の言語化されない部分に着目するべき」と総括した。
小山薫堂によれば、「衝突こそが新しい進歩を生む」のである。
中田英寿がオーガナイズした日本酒が振る舞われた。
平原綾香のパフォーマンス
また、最上階では、中田英寿がオーガナイザーとなり、秋田県の「新政」、三重県の「而今」、栃木県の「仙禽」、熊本県の「産土」、京都府の「日日」の各種日本酒が、ディナー前に振る舞われた。
アフターパーティでは、フルコースディナーで満腹状態の平原綾香がパワフルな歌声を夜のしじまに響かせた。
平原綾香の歌声が海上に響きわたった。
2日目、下船前の朝食もまた印象的なものだった。新米「晴天の霹靂」の白米に、目玉は、サスエ前田魚店の自家製イワシの干物と、里山十帖の桑木野による山菜汁が供された。フィナーレを締め括るに余りあるほど美味しい朝食だった。
このイベントが数年に一度は開催されることを切に願いたい。 (文中・敬称略)
Toshizumi Ishibashi
「クレア」「クレア・トラベラー」元編集長
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Features
アマン京都で味わう特別なランチ体験
2025.10.17
色づきはじめる森の庭を眺めながら、秋の美食を堪能
京都・鷹峯の森の中に佇むアマン京都のレストラン「ザ・リビング パビリオン by アマン」では、色づきはじめる庭を眺めながら秋の味覚を楽しめる2つのランチメニューを提供している。
11月30日(日)まで開催される「秋のガーデンテラスBBQ」では、シェフが目の前で仕上げるコース仕立てのバーベキューランチを、開放感あふれるテラス席で味わえる。
メニューは、脂の乗った渥美プレミアムラスサーモンのシーザーサラダに始まり、旬の茸や秋野菜、ぷりっとした海老を熱々のオリーブオイルで仕上げたアヒージョなど。メインディッシュには、専属シェフが絶妙な火加減で焼き上げる黒毛和牛サーロインが登場する。
締めくくりには、キャラメリゼした焼きパイナップルとミルクアイスのデザートが登場。澄みわたる秋の空気とグリルの香りが溶け合う、贅沢な秋の昼下がりを楽しめる。
香ばしくローストした七谷鴨胸肉に赤ワインとゴボウの香るソースを添えて。
一方、11月18日(火)まで開催される「秋の恵みを味わうコース」は、色づきはじめる森の庭を眺めながら旬の美食を楽しむランチコース。
全7皿または全5皿から選べるコースの前菜には、旬の戻り鰹を主役に、トマトとビーツを重ねたカルパッチョが登場。メインディッシュは、京都亀岡産のブランド鴨「七谷鴨」のロースト。赤ワインソースとゴボウの香りが重なり、鴨の旨味を一層引き立てる。ラストを飾るのは、京都城陽産の完熟無花果を多彩な技法で仕立てたデザート。みずみずしい甘みがコースの余韻をやさしく包み込む。
芳醇な甘みと繊細な香りが織りなす京都城陽産の無花果を使用したデクリネゾン
秋の気配に満ちゆく庭を前に、季節と対話するような美食体験を味わえる2つのランチメニュー。アマン京都ならではの、贅沢で静謐な時間を堪能してみてはいかがだろうか。
秋のガーデンテラスBBQ
【期間】開催中〜2025年11月30日(日)
【料金】BBQコース 15,000円(税・サービス料込)、フリーフロードリンクオプション +5,000円
【時間】12:30~
【予約】2日前17:00までの事前予約制
【場所】アマン京都 ザ・リビング パビリオン by アマン
秋の恵みを味わうコース
【期間】開催中〜2025年11月18日(火)
【料金】テイスティングメニュー(全7皿)18,000円/シェフズリコメンド(全5皿)15,000円
【場所】アマン京都 ザ・リビング パビリオン by アマン
【予約・問い合わせ】075-496-1335(9:00~18:00)
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Experiences
Spotlight
モータージャーナリスト清水和夫の車探訪
2025.10.15
清水和夫が唸る 新型「フェラーリ849・テスタロッサ(Testarossa)」の特別感
849 Testarossaとともに登場したフェラーリジャパン代表取締役社長ドナート・ロマニエッロ氏(左)と、本国からヘッド オブ プロダクト マーケティング マネージャーマルコ・スペソット氏が登場。
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まだ残暑厳しい9月の終わりごろ、都心の真ん中でフェラーリが誇る最速のスーパーカーが発表された。その会場は高輪ゲートウェイ隣接のコンベンションセンターだが、そこは足を踏み入れることすら躊躇してしまうほど、イベントスペース全体が赤で染まっていた。
赤といえばフェラーリのアイコンだが、今回の新型は「フェラーリ849・テスタロッサ(Testarossa)」と命名された。テスタロッサとはイタリア語で「赤い頭」を意味し、その名の通りエンジンのカムカバーが赤く塗装されている。テスタロッサの名前は1950年代の名車「250 Testa Rossa」の伝統を受け継いでいるが、当時のフェラーリはフロントにエンジンを搭載するFR(フロントエンジン・リヤ駆動)方式を採用していたため、赤く塗られたエンジンはフロントに収められていた。兎にも角にもテスタロッサは、歴史的にレースのDNAを持つフェラーリのフラッグシップモデルだったのだ。
フェラーリの由来とは
フェラーリという名前を知らない人はいないと思うが、その由来は創業者エンツォ・フェラーリの名前にある。1950年代、レーシングドライバーだったエンツォ・フェラーリはその後、レーシングチームを設立し、イタリア北部マラネロにレーシングカーと高性能スポーツカーを製造するメーカーを立ち上げた。
創業時からの哲学は「レーシングカーと高級スポーツカーのみを少量生産する」という方針を守り続け、それがブランドの根幹となった。しかし、フェラーリはただ速さを追求するだけでなく、スタイリングの美しさ、オーケストラに喩えられるエンジンサウンドなど、そのすべてが芸術的と評価されてきた。この「機能美」と「芸術性」の融合こそが、クルマ文化の象徴としての地位を築いたのである。
なお、「テスタロッサ」の名を冠した市販モデルがデビューしたのは1984年。その発表会はパリ・シャンゼリゼ通りの「キャバレー・リド」で行われた。筆者はその記事を自動車雑誌で知ったときから、「テスタロッサ」は特別なフェラーリなのだと感じていた。
プロドライバーも憧れるスポーツカー
私もプロのレーシングドライバーとしてのキャリアがあるものの、フェラーリのステアリングを握ってレースバトルを繰り広げることは夢のまた夢。叶わない夢であっても、そのコクピットに収まる自分の姿をイメージしながら、今回の発表会に出席した。
2025年9月24日、プラグイン・ハイブリッド・ベルリネッタ849Testarossaが日本で初披露された。849 Testarossa Spiderもラインアップされ、14秒で開閉可能なリトラクタブル・ハードトップによるオープンエアも楽しめるという。
ここで簡単にフェラーリ849テスタロッサのプロフィールを紹介しておこう。基盤技術は3モーターのプラグイン・ハイブリッド。プラットフォームは「SF90ストラダーレ」の後継となるが、あえて「テスタロッサ」と命名したのは、現行フェラーリの中で最速を誇るからだろう。中身はSF90ストラダーレをベースにしているが、スタイリングは大きく異なり、新しいフェラーリのデザイントレンドを示している。
フェラーリはまた、SF90ストラダーレをベースによりサーキット志向を高めた「SF90XXストラダーレ」もリリースしている。筆者は幸運にも、この究極モデルをマラネロのサーキットでドライブする機会を得たが、まるで公道を走るレーシングカーのような速さに驚かされた。
ただし「SF90XXストラダーレ」は限定799台。ステアリングを握れるオーナーは限られている。最高出力1000ps超をプラグイン・ハイブリッドとV8エンジンで叩き出すその走りは、まさにF1マシンをロードカーに移植したかのようだった。
このモデルは0-100km/h加速を2.3秒以下で達成すると発表されているが、新型テスタロッサも細部の改良により「SF90XXストラダーレ」に迫るパフォーマンスを実現している可能性が高い。
発表会に参席していたマルコ・スペッソット氏は、テスタロッサの速さは「SF90ストラダーレ」を上まわるとコメント。言葉を選びながらも、孤高の存在である「SF90XXストラダーレ」と肩を並べる性能を秘めていることを示唆していた。ボディスタイルは2ドアクーペのベルリネッタと、格納式ハードトップを備えたスパイダー(オープンカー)が発表されている。
水平なダッシュボードを持ち、ステアリングホイールには各種スイッチ類が配置され機能性を重視。まるで浮遊したかのようなシフトゲートが印象的だ。カーボンファイバー製シートと、コンフォートシートの2種類が設定される。
“849”という新たな称号が与えられた
ボディサイズ=全長4718mm×全幅2304mm(ミラー込み)×全高1225mm、ホイールベース=2650mm。車両重量は1570kg。タイヤサイズはフロントが265/35R20、リヤが325/30R20。
「849」の意味は、V型8気筒エンジンの1気筒あたりの排気量が490ccであることを示している。
この4.0L V8エンジンはターボを備え、リヤミッドに搭載。もちろんエンジンカバーは赤く塗られている。新開発の4.0L V8ターボは従来比+50psの830psを発揮。
さらにプラグイン・ハイブリッドシステムはフロントに2基、リヤに1基のモーターを搭載し、モーターのみで220PSを発揮。システム総合出力は驚異の1050psに到達する。0-100km/h加速はSF90より0.2秒短縮されており、「SF90XXストラダーレ」を凌駕している可能性すらある。バッテリー容量は7.45kWhで、EVモード航続距離は25kmを確保。フェラーリ・ジャパンは国内価格を6465万円と発表した。
タイヤサイズはフロント245/35R20、リア325/30R20で、ピレリ、ミシュラン、ブリヂストンの3社が選べる。ブレーキはバイワイヤシステムが採用され、独自のABS技術を投入する。
テスタロッサは「SF90XXストラダーレ」の化身か?
パフォーマンス的に「SF90XXストラダーレ」と肩を並べるとすれば、849テスタロッサの走りを想像するのは容易だ。ここで筆者が2年前に試乗した「SF90XXストラダーレ」の記憶を呼び起こしたい。
2023年11月、イタリア北部マラネロのサーキットはあいにく濡れた路面だった。冷えたタイヤとマシンへの不慣れさもあり、最初は慎重に走るしかなかった。だが、1030psのモンスターを前にして、スロットルを全開に踏み込む衝動を抑えきれなかった。
瞬間、背後からV8ターボの800psが目を覚まし、モーターのトルクが加わることで強烈な加速Gが身体を押し付ける。まるでロケットにまたがったかのような感覚だった。路面温度が上がり、タイヤの接地感がステアリングを通じて明確に伝わってきたとき、「攻めの走り」に移行できる準備が整った。
1030psを使いこなすにはブレーキングが決定的に重要だ。カーボンコンポジット製ブレンボブレーキと進化型ABS「ABS-evo」の組み合わせは、半乾きの路面でも安定性を失わない。左右で路面状況が異なる場面でも、ダウンフォースと電子制御により不安定な挙動は見られなかった。
さらに高速コーナーでは、大型リヤウイングが250km/hで530kgものダウンフォースを発生させ、F1直系の空力技術が安定性をもたらす。200km/hのコーナーではステアリングがずっしりと重くなり、強い接地感が伝わる一方、低速コーナーではダウンフォースが薄れ、ステアリングは軽快になる。
エアロダイナミクスは、冷却性能の最適化とダウンフォースの増強を狙い、512Sや512M、FXX-Kなど、往年のレースカーを思い起こさせる。ダウンフォースは250km/hで415kgに達し、SF90Stradaleをも凌ぐ。
新世代フェラーリはハイブリッドを駆使するサラブレッド
849テスタロッサは一見、手に余る荒馬のように思えるかもしれない。しかし実際には、最新テクノロジーによって調律され、史上最速かつ最も洗練されたサラブレッドへと進化しているはずだ。
フェラーリが追求するスポーツカーは、単なる速さだけを誇るマシンではない。ドライバーに感動と情熱を呼び覚ます「パッションクリエイター」である。
「山男には惚れるな」という格言があるが、フェラーリ好きの男性にも惚れてはいけない。どんな美女がパッセンジャーシートに座っていようと、その存在を忘れてしまうほど特別な世界がフェラーリにはあるのだ。
清水 和夫 Kazuo Shimizu
国際自動車ジャーナリスト 神奈川工科大学自動車工学部客員教授
1972年のラリーデビューし、1980年代からプロのレースドライバーに転向し、国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。現在はラリーから始まりレースにプロとして参戦し、再び全日本ラリーに復帰。自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆活動を行うほか、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。
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編集部&PJフレンズのブログ
2025.10.9
純米大吟醸「IWA 5 アッサンブラージュ6」が完成。販売開始記念のお披露目会に参加した
10月1日販売開始の「IWA 5 アッサンブラージュ6」。
すでに日本のファインダイニング・シーンではしばしば見かけるようになったのがハイグレードな日本酒「IWA5」である。6年目になる「IWA 5 アッサンブラージュ6」が完成し、そのお披露目会が開催された。
ドン ペリニヨンから日本酒へ
「IWA 5」が世界的な注目を浴びた理由は、創立者がリシャール・ジョフロワ氏だということにある。
彼はドン ペリニヨンの5代目醸造最高責任者として、28年間にわたって伝説のメゾンを率いたレジェンドだ。メゾンを去った彼が次に目指したのは、魅せられてやまない日本酒を擁する日本だ。世界基準の新しい日本酒を造るためだった――。
さて、会場は、10月に新規オープンした「ギンザ サファイア ラウンジ」である。このエクスクルーシブなラウンジの目玉は、パリにあるミシュラン1つ星フレンチの「L’ARCHESTE(ラルケスト)」でスーシェフを務めた佐藤健志氏が腕を奮うフレンチフュージョン料理だ。
当日は、彼の料理を、「アッサンブラージュ6」、「アッサンブラージュ5」、「アッサンブラージュ4」、「アッサンブラージュ2」によって年代を遡って試すという、世にも珍しい日本酒による垂直ペアリングを提供するというのだ。
ちなみに、アッサンブラージュとはブレンドを意味するフランス語である。
「甘鯛うろこ焼き 柚子ブールブランソース」にはさらなる熟成を経た酒「アッサンブラージュ5」を合わせた。
アッサンブラージュと熟成が生み出す至高の味わい
最初にサーブされたのは「鯛カルパッチョ」と「アッサンブラージュ6」だ。「タンニンが感じられるが、バランスが良く複雑味に富んでいます」(ジョフロワ氏)。
確かに、「IWA 5」が持つ甘み、苦味、酸味、スパイス、旨味によって、梅とバルサミコ酢で味付けされたカルパッチョは、口中で融合し、さらに奥深く開いて行った。
続いたのは、「甘鯛うろこ焼き 柚子ブールブランソース」と「アッサンブラージュ5」である。すべての「IWA 5」は、完璧な調和と深みを追求するジョフロワ氏の巧みなアッサンブラージュを経て、16カ月以上にわたり瓶内熟成されてから発売される。つまり、1年前に発売された「アッサンブラージュ5」は、すでに2年半の熟成を経ているのだ。「輝きが抑えられ、ダークな感じになっている。しかし、時間が経ったので丸みが出ています。まるでブルゴーニュのようですね」(ジョフロワ氏)。
彼が指摘する通り、確かにまろやかで柔らかい。マイルドでありながら芳醇なアロマは、甘鯛のうろこの薫香やブールブランソースをさらなる高みに引き上げた。
創立者のリシャール・ジョフロワ氏は、ドン ペリニヨンの5代目醸造最高責任者だった。
進化し続ける純米大吟醸
そもそもの「IWA 5」の出発点に話を戻すと、日本を目指したジョフロワ氏が選んだ土地は、霊峰・立山を仰ぎ見る富山県立山である。なぜかと言うと、1893年創業の桝田酒造店の桝田隆一郎氏との出会いがあったからだ。そこには、2人を繋いだのは建築家の隈研吾氏であるというエピソードもついている。
ジョフロワ氏が桝田氏の協力のもと立ち上げたのが酒蔵「白岩」で、アッサンブラージュ(ブレンド)という日本酒にとっては新たな手法を用いて、革新的な日本酒造りのプロジェクトが始動するのである。
ジョフロワ氏によれば、「4、5、6の違いは年度の違いがあるのは当然のこととして、それぞれにブレンドするアイテムが違う」という。つまり、「IWA 5」は進化し続ける純米大吟醸なのである。
「IWA 5 アッサンブラージュ6」は、公式ウェブショップ
および専門店にて10月1日より販売され(720㎖ 15,730円 税込)、また厳選されたレストランやホテルにて提供される。
Profile
石橋俊澄 Toshizumi Ishibashi
「クレア・トラベラー」「クレア」の元編集長。
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Spotlight
ラグジュアリーホテル・和光のクリスマスケーキ
2025.10.10
編集部が実食して選んだ!2025年おすすめ東京・クリスマスケーキ12
11.Noël de WAKO(和光)
限定10個|縦30cm × 横30cm × 高さ30cm|¥108,000
冬の夜、灯りが揺れるテーブルに華やぐクリスマスケーキ。ラグジュアリーホテルであるパレスホテル東京・オークラ東京・グランド ハイアット 東京・ウェスティンホテル東京・フェアモント東京・ホテル椿山荘東京・アンダーズ 東京・ホテルニューオータニ、そして名門パティスリーの和光が生み出すケーキは、見た目の美しさだけでなく、口に運んだ瞬間に心を満たす香りや食感を持つ芸術作品である。2025年はPremium Japan編集部が試食し、心からおすすめできる逸品を12点厳選した。
1.ノエル ア ラ ネージュ(パレスホテル東京)
限定50個|直径21×高さ9cm|¥15,000
統括ペストリーシェフの窪田修己シェフが、英国の伝統菓子ヴィクトリアケーキをアレンジした新感覚の味わい。テーマカラーである紫色はクリスマスケーキには珍しい色合いだが、それも美しい。マスカルポーネクリームとしっとりスポンジでサンドしたブルーベリージャムで、幻想的なケーキに仕上げた。上品な甘酸っぱさと爽やかな酸味のハーモニーが口いっぱいに広がる。
編集部の感想
「窪田シェフの技術が生み出すデザインと味わいは、ひと口で幸福感を感じられる。」
2.フルール ド ノエル(パレスホテル東京)
縦27×横6.5×高さ6cm|¥15,000
フランス料理「エステール by アラン・デュカス」 ペストリーシェフの中澤紘平(なかざわこうへい)さんが手掛ける、冬に咲く一輪の花を思わせるケーキ。香ばしいアーモンド生地にエルダーフラワークリーム、タルトタタン、キャラメルクリームを重ね、ひと口ごとに異なる味わいが口の中で溶け合う。華やかなデザインとともに、味の層が心を満たす逸品。
編集部の感想
「味とデザインの両方で、エステール by アラン・デュカスの世界観を存分に楽しめる。」
◆パレスホテル東京
予約期間:10月1日(水)~受取日の6日前まで
引き取り期間:12月20日(土)~12月25日(木)
引き取り場所:ペストリーショップ「スイーツ&デリ」(店頭受取のみ)
予約:パレスホテル東京オンラインショップ
※「フルール ド ノエル」は、6階フランス料理 「エステール by アラン・デュカス」でも予約可能。
問い合わせ:03-3211-5320(予約専用ダイヤル)
パレスホテル東京
3.ラヴィアン・ネージュ(オークラ東京)
直径12cm|¥12,000
青森昌之(あおもりまさゆき)シェフパティシエが率いるオークラ東京のチーム・パティシエが手掛けるケーキは、昨年即完売になったため、今年は個数を増やして登場する。北海道・九州産生クリームと奈良県産苺「古都華」を贅沢に使用し、三層スポンジに挟まれたクリームは優しい甘さとコクを持ち、苺の酸味と香りが絶妙に絡む。上質素材を最大限に生かした、王道ながらも特別なクリスマスの一品。
編集部の感想
「青森シェフの素材へのこだわりと技が光る、究極のショートケーキ。」
◆オークラ東京
予約期間:10月1日(水)~受取日の5日前
引き取り期間:12月21日(日)~25日(木)
引き取り場所:プレステージタワー1階 平安の間(21日12:00~19 :00)、7階 チェルシー(22日~25日12:00~19;00)、オーキッド スイーツ&デリ(21日~25日19:00~20:00)
予約:オークラ東京クリスマスケーキ予約サイト
問い合わせ:03-3505-6072(オーキッド スイーツ&デリ)
オークラ東京
4.サンタ ストロベリームース
限定80個|直径12cm|¥10,000
数々の世界大会で優勝・受賞を果たしているペストリーチーム統括、後藤順一シェフ率いるチームが生み出す「サンタ ストロベリームース」は、愛らしい見た目の中に計算し尽くされた味わいのバランスが光る、華やかで洗練されたクリスマスケーキです。香ばしいピスタチオのクリームと甘酸っぱいストロベリージュレを、なめらかなストロベリームースで包み、表面を艶やかな深紅のチョコレートでコーティング。トップにはフレッシュなイチゴ、ラズベリー、ブルーベリーを贅沢にあしらい、サンタクロースの帽子や白いひげ、ベルトを模したチョコレートを添えて、遊び心あふれるデザイン。
編集部のコメント
「ひと口目の軽やかさ、ピスタチオの香ばしさ、そしてベリーの酸味の余韻。どの層も完璧に計算されており、食べ進めるごとに幸福感が広がるような、デザインと味、双方で心がときめく逸品。」
◆グランド ハイアット 東京
予約期間:10月1日(水)~12月22日(月)※受取日の3日前まで
引き取り期間:12月1日(月)~25日(木)
引き取り場所:フィオレンティーナ ペストリーブティック店頭12月1日~19日、特設クリスマスカウンター(フィオレンティーナ ペストリーブティック前)12月20日~ 25日 ※20:00以降はペストリーブティック店頭にて(21:00まで)
問い合わせ:03-4333-8713(フィオレンティーナ ペストリーブティック)
グランド ハイアット 東京
5.バタークリームケーキ“ノエル フルール”(ウェスティンホテル東京)
限定10個|直径21cm ×高さ10 cm|¥16,000
金井智幸(かないともゆき)ペストリーシェフによる懐かしさと新しさを併せ持つバタークリームケーキ。特製フレッシュバターを用いたメレンゲベースの特製クリームと、ドライフルーツをたっぷり練り込んだフルーツケーキの層が口の中でほどけ、アプリコットコンフィチュールが奥行きを添える。手作業で仕上げたバラのデコレーションは限られたシェフにしかできない技。
編集部の感想
「バタークリームケーキの概念を覆す、軽やかなクリームとフルーツの酸味が楽しめる一品。」
◆ウェスティンホテル東京
予約期間:10月1日(水)~12月10日(水)
引き取り期間:12月18日(木)~12月25日(木) 11:00~20:00
引き取り場所: パティスリー・バイ・ウェスティン12月18日~19日、宴会場「楠」12月20日~25日
予約:ウェスティンホテル東京 クリスマスケーキ予約
問い合わせ:03-5423-7865(ウェスティンホテル東京 レストラン予約)】
6.スカーレット シルクハット(フェアモント東京)
限定25個|高さ12cm×直径15cm|¥18,000
2025年7月に開業した「フェアモント東京」が初めて迎えたクリスマスケーキには期待が集まっている。エグゼクティブペストリーシェフのデイビッド・グイマラエスシェフが手掛けたのは、ベルチームのシルクハットから着想を得たデザインのケーキ。ホワイト・ミルク・ダークチョコレートムースに、パールクラッカンやヘーゼルナッツ、プラリネを加え、香りと食感のハーモニーを生み出す。豊かなカカオの味わいが口中で溶け合い、食べるたびに驚きと幸福感をもたらす。
編集部の感想
「グイマラエスシェフの遊び心と技術が融合したケーキ。チョコレートの深い香りとナッツの食感が口の中で繊細に踊り、思わず微笑んでしまう。」
◆フェアモント東京
予約期間:10月25日(土)~12月14日(日)
引き取り期間:12月20日(土)~25日(木) 11:00~20:00
引き取り場所:35階ロビーラウンジ「Vue Mer(ビュメール)」
予約:フェアモント東京 クリスマスケーキ予約サイト
問い合わせ:03-4321-1111(フェアモント東京〈代表〉)
フェアモント東京
7.極 ガトー・オー・フレーズ(ホテル椿山荘東京)
数量限定|直径15cm×高さ6cm|¥15,000
シェフパティシエ髙木厚志シェフが手掛けるのは、毎年即完売になる王道クリスマスショートケーキ。平飼い有精卵「卵皇」のスポンジに、和三盆の優しい甘さと発酵バターのコクをプラス。北海道・根釧地区の生乳を主原料とした濃厚生クリームと国産いちごが重なり、絶妙な甘酸っぱさを生む。口に運ぶたびに幸福感が広がる逸品。
編集部の感想
「髙木シェフのこだわりを感じる素材の重なり。苺の香りとクリームの豊かなコクが、口の中で柔らかく溶け、幸せな時間を演出する。」
◆ホテル椿山荘東京
予約期間:10月1日(水)~11月30日(日)
引き取り期間:12月23日(火)~25日(木)
引き取り場所:ホテル棟3階 サロン
予約:ホテル椿山荘東京クリスマスケーキ予約サイト
問い合わせ:03-3943-7613(ホテルショップ「セレクションズ」)
ホテル椿山荘東京
8.ブッシュ ド ノエル(アンダーズ 東京)
⾧さ20cm ×幅11cm ×高さ6cm|¥7,500
今年でアンダーズ 東京で2度目のクリスマスを迎えるノルマン・ジュビンシェフ。今年は日本のエッセンスを意識したケーキが並ぶ。中でも、日本の伝統工芸「組子細工」をデザインに取り入れた和洋折衷ケーキは、カカオ風味豊かなビターチョコクリーム、チョコスポンジ、クランチ、白味噌入りミルクチョコムースを重ね、和の風味を感じさせつつ、食感の変化も楽しい。
編集部の感想
「ジュビンシェフ率いるチームが生み出した独創性が光る一品。和のエッセンスとチョコレートの濃密さが絶妙に絡み合い、口に運ぶたびに驚きと喜びが広がる。」
◆アンダーズ 東京
予約期間:10月1日(水)~12月18日(木)
引き取り期間:12月21日(日)~25日(木)
引き取り場所:アンダーズ 東京「ペストリー ショップ」
予約:アンダーズ 東京クリスマスケーキ予約サイト
問い合わせ:03-6830-7765(アンダーズ東京「ペストリー ショップ」)
アンダーズ 東京
9.エクストラスーパーダブルショートケーキ(ホテルニューオータニ)
直径18cm×高さ9cm|¥34,000
総料理長中島眞介シェフが開業40周年を記念して生み出した「スーパーショートケーキ」の進化系。博多あまおうと糖度14度以上のマスクメロン、玄米卵のスポンジ、九州大牟田産生クリームを贅沢に使用。フルーツの香りとクリームのコクが口の中で調和し、まさに最高峰の贅沢ショートケーキである。
編集部の感想
「噂通りの美味しさに圧倒されるはず。中島シェフの熟練の技と素材の選定が光り、苺とメロンの華やかな香りと濃厚クリームのバランスが絶妙で、食べる度に特別な気持ちになれる。」
10.新スーパーあまおうショートケーキ(ホテルニューオータニ)
直径18cm×高さ6.5cm|¥14,040
厳選した博多あまおう苺を贅沢に使用し、九州・大牟田産生クリームと玄米卵のスポンジが繊細に重なる。砂糖控えめのクリームは苺の酸味と香りを引き立て、口に含むと驚くほど軽やかに消えていく。素材そのものの美味しさを最大限に生かした、シンプルながらも完成度の高いケーキだ。
編集部の感想
「中島シェフが生み出した“王道の極み”。見た目はシンプルながら、口にすれば計算し尽くされた甘味と酸味のバランスに驚かされる。これこそ日本を代表するショートケーキ。エクストラスーパーショートケーキには手が届かないという方におすすめ」
◆ホテルニューオータニ(東京)
予約期間:2025年10月1日(水)~12月22日(月) ※受取日の3日前まで
引き取り期間:2025年12月20日(土)~12月25日(木) 11:00~21:00
引き取り場所:パン&ケーキ「パティスリーSATSUKI」
予約方法:ホテルニューオータニ(東京)公式サイト
問い合わせ:03-3221-7252(パン&ケーキ「パティスリーSATSUKI」)
ホテルニューオータニ(東京)
◆ホテルニューオータニ幕張
予約期間:2025年10月1日(水)~12月22日(月) ※受取日の3日前まで
引き取り期間:2025年12月20日(土)~12月25日(木) 11:00~19:00
引き取り場所:パン&ケーキ「パティスリーSATSUKI」
予約方法:ホテルニューオータニ幕張 公式サイト
問い合わせ:043-299-1639(パン&ケーキ「パティスリーSATSUKI」)
ホテルニューオータニ幕張
◆ホテルニューオータニ大阪
予約期間:2025年10月1日(水)~12月23日(火) ※受取日の2日前まで
引き取り期間:2025年12月19日(金)~12月25日(木) 10:00~20:00
引き取り場所:パン&ケーキ「パティスリーSATSUKI」
予約方法:ホテルニューオータニ大阪 公式サイト
問い合わせ:06-6920-7325(パン&ケーキ「パティスリーSATSUKI」)
ホテルニューオータニ大阪:
11.Noël de WAKO(和光)
限定10台|縦30cm × 横30cm × 高さ30cm(箱サイズ)|¥108,000


銀座の象徴・和光の建物をそのままケーキに表現。シェフの手仕事によるダックワーズ生地は香ばしく軽やかで、イチゴ・キウイ・パイナップル・マンゴーの瑞々しい果実をクリームで包み込む。トップの繊細なチョコレート細工は夜の銀座の煌めきを思わせ、見た目の美しさとともに味わいも心を躍らせる。
編集部の感想
「シェフの繊細な手仕事が随所に光り、果実とクリームの層ごとの味わいの変化が幸福感を呼ぶ。」
12. ネージュ ド ノエル(和光)
長さ17.5cm × 幅9cm|¥6,480


銀座・和光のショーウィンドウを思わせるような、雪の静けさと華やぎをまとった逸品。
小野雄大シェフが手がける「ネージュ ド ノエル」は、幾層にも重なるマロンの香りが主役。国産の和栗をベースに、イタリア産マロンペーストとフランス産マロングラッセを繊細に組み合わせ、栗本来の深みと香ばしさを引き立てている。
バニラムースのなめらかな甘さと、カシスジャムの酸味が絶妙なコントラストを生み、ひと口ごとに奥行きのある味わいが広がる。まるで雪景色の中に温もりを見つけるような、静かな幸福を感じさせるケーキ。
編集部の感想
「小野シェフの栗への情熱が伝わる、完成度の高い一品。
口に含んだ瞬間、マロンの甘やかで芳醇な香りがふわりと立ち上り、バニラとカシスが優しく寄り添う。
見た目の美しさと味の余韻、どちらも“和光らしい上質”そのもの。」
◆和光
予約期間:2025年10月15日(水)~12月16日(火)
引き取り期間:2025年12月20日(土)~12月25日(木)
引き取り場所:和光アネックス1階 ケーキ&チョコレートショップ
予約方法:和光クリスマスケーキ予約
問い合わせ:03-3562-2111(和光〈代表〉)
和光
※価格は税込みです。
※クリスマスケーキの予約や引き取り方法は各ホテルやショップに確認ください
※アレルギーの対応に関しては各自でご確認ください。
※クリスマスケーキはすべてテイクアウトでの提供です。
※ケーキの内容は、仕入れ状況などにより変更する場合があります。
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
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Features
シェフ集結の記念ディナーや限定クッキー缶が登場
2025.9.29
ザ・キャピトルホテル 東急が15周年を彩る特別企画を開催
静謐な和の美と現代的な快適性を融合してきた、ザ・キャピトルホテル 東急。2025年10月22日(水)にリニューアルオープンから15年を迎えるのを記念して、記念ディナーイベントや限定クッキー缶など、節目を祝う特別企画を開催する。
「星に願いを ~シェフの饗宴~」
【日時】2025年10月17日(金)18:00受付・開場/18:30開宴
【会場】38,000円(和洋中フルコース・ドリンク・サービス料・税込)
10月17日(金)に行われるのが、一夜限りのディナーイベント「星に願いを ~シェフの饗宴~」。総料理長・曽我部俊典の監修のもと、ホテルを代表する精鋭シェフが集結。各シェフの個性を凝縮したアミューズに始まり、伝統と革新が交差する20品を超える料理が、ソムリエ厳選のワインとともに五感を満たす。
開業15周年記念 「戸河内」ウイスキー
【提供期間】2025年10月1日(水)~(売り切れ次第終了)
【時間】15:00~23:30(L.O.23:00)
【料金】ボトル 75,900円/グラス 4,427円
【限定数】180本
ホテルの象徴的な空間「ザ・キャピトル バー」では、広島・桜尾蒸留所でつくられる希少なジャパニーズウィスキー 「戸河内」のオリジナルカスクを数量限定で販売。カルバドスの樽で熟成された、まろやかな甘みとキレのある余韻を楽しめる。
開業15周年 クッキーアソート
【販売期間】2025年10月1日(水)~11月30日(日)
【時間】11:00~21:30
【料金】4,212円
ペストリーブティック「ORIGAMI」では、ホテルパティシエが風味や食感にこだわって焼き上げたクッキー缶を、15周年仕様で限定販売。多彩な食感や味わいが響き合う特別なアソートは、贈り物にも最適だ。
このほか日本料理「水簾」では、懐石、寿司、天ぷら、鉄板焼を楽しめるコースを、中国料理「星ヶ岡」では名物の北京ダックを心ゆくまで味わえるスペシャルコースを用意。オールデイダイニング「ORIGAMI」でも記念メニューが順次登場する。
和の美意識と洗練されたおもてなしを磨き続けてきたザ・キャピトルホテル 東急。これまでの歩みを讃え、未来への想いを込めた特別な企画は、訪れる人の心に忘れられない記憶を残してくれるに違いない。
Premium Japan Members へのご招待
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Features
2025.9.29
常設アート ミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」が2025年10月7日(火)…
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Lounge
Premium Salon
編集部&PJフレンズのブログ
2025.9.26
「サントリーウイスキー響 “The Art of HIBIKI”」イベントレポート
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9月26日から始まる「六本木アートナイト2025」に先駆けて開催された「サントリーウイスキー響 “The Art of HIBIKI”」。この特別なイベントに参加してきました。
今回のイベントの舞台はジャヌ東京。今や世界中が求めるサントリーウイスキーの最高峰「サントリーウイスキー響(以下、響)」の世界観を、歴史、香り、色、装い、そして味覚を通じて、日本の美意識の結晶を五感で体感する……というもの。
夕暮れのひととき、「響」のボトルがディスプレイされたエントランスを通り、バーへと誘われていきます。
華やかさと爽やかさが魅力の「響 JAPANESE HARMONY」。アペリティフにも最適。ウェルカムドリンクとして「響 JAPANESE HARMONY」スパークリングスタイルが用意されていました。
「サントリーウイスキー響」の芸術を五感で体感できる体験展示は、歴史を知り、香りを聞き、色を愛で、装いに感嘆する……とても贅沢な内容です。
1989年、サントリー創業90周年を記念し、日本のウイスキーの黎明期を築き上げたサントリーの粋を結集して作られたブレンデッドウイスキー「響」誕生の物語、それにまつわるさまざまなバックストーリーがわかる展示。特にネーミング秘話、ロゴ決定の流れまで展示されていて、ファンにはたまりません。
色、香り、すべてが異なる個性を放つ、「響」を構成する10の原酒の展示。目で色の違いを確認したあと、まるで極上のパフュームの香りを楽しむように、香りの個性を体験できました。
「響」のブランドカラー・深紫(こきむらさき)を探し当てるという体験。カラーパレットに光が透過されて目に鮮やか。ひとつひとつの色には和名が付いており、それを見ていくのも趣きがあります。
「サントリーウイスキー響」クリエイティブディレクター古庄章子さんのプレゼンテーション。サントリーウイスキー「響」「山崎」「知多」などのパッケージデザインをはじめ、製品に関するクリエイティブディレクションを監修されています。さまざまな日本の伝統的な意匠をまとめ上げ、世界観を創出しています。
「響35年」と人間国宝が手掛けた特別限定品のボトルも展示されました。「響35年 十三代今泉今右衛門作<色絵薄墨草花文洋酒瓶>」など、マニア垂涎の数々です。
この日、一番の話題は「響40年」。和紙ラベル、蒔絵が施された木箱など実物を目の当たりにして、匠の技が凝らされたパッケージに目を見張ります。日本の工芸の粋がひとつになり、もはやアートピースに昇華されています。
そしてお待ちかね、第5代チーフブレンダーの福與伸二さんによるテイスティングセミナーです。サントリーのウイスキー作りの歴史から、「響」が開発された経緯などを直々にお話しいただきました。
「響」を構成するシングルモルトやシングルグレーンの特徴をテイスティングしながら確かめたのち、「響 JAPANESE HARMONY」、「響 21年」、「響 30年」を順番に飲んでいきます。それぞれ異なる個性を持つシングルモルトやシングルグレーンをブレンドすることによって生み出される味わい、香り、広がりの妙を実感することができました。
「響」を構成する5種類の原酒は、どれも異なる個性を持っています。それぞれの違いを確認したのち「響 Japanese Harmony」「響21年」「響30年」をテイスティングすると、原酒の個性を生かしながら、異なる味わいを表現していることがわかりました。
第5代チーフブレンダーの福與伸二さん。「響」誕生の歴史など、あらゆる角度からその魅力を伝えてくれます。
テイスティングセミナーに続き、JANUグリルでのディナーです。私は「響」とのマリアージュに興味津々。ウイスキーを合わせながら食事を楽しむのは初体験だからです。
「平目のタルタル キャロット ドレッシング いくら」には、「響 Japanese Harmony」スパークリングスタイル(フロート)で。平目と驚くほど合います!
「鴨胸肉のロースト ナッツとドライフルーツ ポルチーニの焼きリゾット トリュフの香り」は、「響21年」の水割りでいただきます。香ばしい鴨とリッチな焼きリゾットに、「響21年」の華やかな香りが口中で合わさりマッチ。意外なマリアージュに思いましたが大成功でした。
「熟成 黒毛和牛 Tボーンのグリル いぶりがっこのマッシュポテト ポワブラードソース」。Tボーンの焼きと赤身の火入れは絶妙。ゴージャスな「響30年」は、Tボーンの迫力に負けない骨格を持っていました。ロックで味わいます。
「テリーヌショコラ 洋ナシのコンポート キャラメルソース」には、「響21年」のストレートが間違いない!という感じ。ねっとりとしたコクのあるテリーヌショコラに「響」を合わせるなんて、まるで天国。完璧なマリアージュでした。
9月26日から28日まで、「サントリーウイスキー響」を実際に体験できる「六本木アートナイト2025」はもうすぐ。「日本の美の結晶」である「響」の世界観を感じてみてください。
◆「サントリーウイスキー響」The Art of HIBIKI
日時:9/26(金) 、27(土) 16:00〜22:00、9/28(日) 16:00〜20:00
場所:六本木ヒルズ 大屋根プラザ
無料(飲食にまつわる費用は別途)
提供メニュー/
響 ジャパニーズハーモニー:ハイボール、ロック、水割り、ストレート 各¥800
響21年:ストレートのみ 5,000円
響30年:ストレートのみ 30,000円(専用カウンターにて整理券配布後、当選者のみに販売)
飲み比べセット:1,800円
中嶋千祥 Chisa Nakajima
編集NことPremium Japanの編集長ダイリ。1950~60年代の日本映画鑑賞とワインを飲むのが大好き。戦後の女性誌収集が趣味というちょいオタク。
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Lounge
Premium Salon
編集部&PJフレンズのブログ
Features
ドバイの伝統と京都の風味が溶け合う、唯一無二の味わい
2025.9.26
デュシタニ京都から「抹茶ドバイチョコレート」が登場
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デュシタニ京都が、同グループの「デュシタニ・ドバイ」とコラボレーション。世界的に注目を集める「ドバイチョコレート」に京都ならではの風味を重ねた「抹茶ドバイチョコレート」を、ロビーラウンジ「The Gallery」で提供している。
カカオの芳醇な香りと、奥深い味わいが広がるデュシタニ・ドバイの「ドバイチョコレート」。中東の代表的なスイーツ“カダイフ”のザクザクとした食感や、<wbr />香ばしいピスタチオのフィリングを組み合わせた奥深い味わいが魅力だ。
デュシタニ京都
今回のコラボレーションでは、その本家の味わいをベースに、京都らしいアレンジをプラス。鍵となる素材は、京都・和束町の自社茶園「デュシット・ティー・ガーデン」で育てられた宇治抹茶。甘く華やかなチョコレートに抹茶の繊細な苦みと旨味が重なり、ドバイのエッセンスを保ちながらも、日本の繊細な味覚が融合する唯一無二のチョコレートが誕生した。
京都の風土とドバイの風味が交わる一皿を、ぜひ味わってみては。
「デュシタニ京都」 抹茶ドバイチョコレート
【提供場所】ロビーラウンジ「The Gallery(ザ・ギャラリー)」
【予約】不要(売り切れ次第終了)
【価格】2,000円(税サ込、1皿2個入り)
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Features
2025.9.26
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Features
深まる秋を感じながら、珠玉のスイーツに舌鼓
2025.9.23
和光アネックス 新作パフェ&ケーキで楽しむ実りの秋
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深まる秋にふさわしい珠玉のスイーツが、和光アネックスから登場。2階 ティーサロンでは、四季折々の味わいを表現する「SHIKI パフェ」から、秋メニュー「SHIKI パフェ ―AKI―」の提供がスタートした。
「SHIKI パフェ ―AKI―」3,960円(11/30までの期間限定販売)
多彩なチョコレートの風味と食感を、ほどよい酸味のカカオハスクジュレや洋梨のキャラメルソテーが引き締めるパフェ、大人の味わい。渋皮栗やもみじをあしらった装飾も、秋の訪れを感じさせる。食べ進めるごとに異なる食感が現れ、チョコレートの奥行きと秋の味覚を五感で堪能できる一品だ。
SHIKI ショコラ・フレ ―AKI― 各1粒 648円(11/30までの期間限定販売)
1階ケーキ&チョコレートショップでは、「SHIKI ショコラ・フレ ―AKI―」を11月30日(日)までの期間限定で販売。熊本県産の和栗ペーストを贅沢に使った「栗きんとん」と、洋梨のピューレとリキュールを合わせた「キャラメル ポワール」の2種類が楽しめる
「Premier マロン Robe de Reine ―女王のドレス―」 3,780円(11/30までの期間限定販売・直径9cm)
さらに同ショップから、これまでにない贅沢な味わいを追求した最高峰のケーキ「Premier(プルミエ)シリーズ」が登場。「最上級」を意味する“Premier”の名にふさわしく、素材選びから製法に至るまで一切の妥協なく作り上げられた一品は、和光が誇る美意識の結晶。サイズも通常の約1.5倍とたっぷりで、一人で贅沢に味わう時間にもふさわしい一品となっている。
「Premier Ensemble ―多重奏―」3,456円(12/1〜2月末まで販売予定・直径9cm)
第一弾は、国産和栗とほうじ茶を組み合わせ、香ばしい風味が口いっぱい広がる「Premier マロン Robe de Reine ―女王のドレス―」。続く第二弾には、濃密な味わいを重ねたチョコレートケーキ「Premier ショコラ Ensemble ―多重奏―」が登場予定だ。季節の移ろいを感じながら、心まで満たすひとときを味わってみては。
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Features
芸術の秋をスイーツで満喫
2025.9.22
リーガロイヤルホテル大阪。小出楢????重の世界観を味わうスイーツセットが登場
左:小出楢????重「周秋蘭立像」、右:秋蘭ティータイムセット
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リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクションが、芸術の秋にふさわしいコラボレーションを開催。大阪中之島美術館で開催中の展覧会「小出楢????重 新しき油絵」にあわせ、ホテル1階メインラウンジにて、小出楢????重の世界観をスイーツで表現したティーセットが期間限定で登場した。
11月24日(月・休)まで楽しめるこの特別なティーセットは、普段メインラウンジに展示されている小出楢????重の名作《周秋蘭立像》が展覧会に出展されることを受けて誕生したもの。
「小出楢????重 新しき油絵」展 秋蘭(しゅうらん)ティータイムセット
【期間】 販売中~2025年11月24日(月・休)
【時間】 10:30~18:30(ラストオーダー18:00)
【料金】 2,530円(税・サービス料込)
扇子や花瓶の花、チャイナドレスなど作品に登場するモチーフを、ベリーのバターサンド、チョコレートとスパイシーバナナマフィン、杏仁ブランマンジェの3種のスイーツで表現。ドリンクは、期間限定のはちみつ花梨フレーバージャスミンティーのほか、コーヒーや紅茶からも選ぶことができ、《周秋蘭立像》の雰囲気をスイーツとともに堪能できる。
メインラウンジ
紫雲をイメージしたシャンデリアや、せせらぎが響く水の回廊、窓の外に広がる日本庭園──都会の喧騒を忘れさせる静謐な空間で味わうスイーツは、美術館での体験をさらに豊かな時間へとつなげてくれる。
小出楢????重《卓上静物》1928年 京都国立近代美術館
大阪中之島美術館から徒歩約10分という立地も魅力で、展覧会鑑賞と合わせて訪れれば、心も舌も満たされる“アートな秋”を体感できるはずだ。
◆大阪中之島美術館「小出楢????重 新しき油絵」開催概要
【会期】開催中〜 2025年11月24日(月・休)
【休館日】 月曜日、10月14日(火)、11月4日(火)
※10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、24日(月・休)は開館
【開場時間】 10:00~17:00(入場は16:30まで)
【会場】大阪中之島美術館 4階展示室(大阪市北区中之島4丁目3-1)
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