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神話のふるさと、出雲で良縁を祈る
2026.1.20
「界 玉造」冬限定の特別滞在「八重垣神社開運プラン」
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日本最古の美肌の湯と称される玉造温泉に佇む星野リゾートの温泉旅館「界 玉造」から、縁結びの聖地として知られる八重垣神社での祈願と湯浴みを組み合わせた、期間限定の開運プランが登場。
2月28日まで提供される「八重垣神社開運プラン」は、心身を整えながら良縁を祈る、2日間の“静かな開運旅”。
プランの要となるのは、素盞嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなたひめのみこと)の夫婦神を祀る、八重垣神社での特別祈祷。界 玉造の宿泊者限定で奏上される祝詞(のりと)によるご祈祷を受けたあと、神職の案内によって国指定重要文化財の壁画を拝観。祈祷後は、占い用紙に硬貨を乗せて占う「鏡の池」での縁結び占いを体験し、運を開くひとときを過ごすことができる。
参拝前には、浄化作用をもち、邪気を払うとされる「真菰(まこも)」を用いたオリジナルのバスセットで湯浴みを。心身を清め、神域へ向かうための身支度を整えたい。
さらに、八重垣神社で授与されたお守りを大切に持ち帰るための、オリジナル勾玉チャーム付きお守り袋も用意。三種の神器の一つとして知られる勾玉は、古来より魔除けや幸運の象徴として親しまれてきたもの。このお守り袋は、松江で142年の歴史を持つ、めのう細工の老舗「秀玉堂」が制作を手がけている。
滞在中には、界 玉造で開催するご当地楽の「石見神楽 大蛇(おろち)」の演舞を最前列で鑑賞できる特別席も用意。この演目は、翌日参拝する八重垣神社に祀られる素盞嗚尊と稲田姫命の神話を描いたもので、参拝前に神話に触れることで、祈りの時間がより立体的な体験へと変わるはずだ。
神話、湯、そして祈りが静かに重なり合い、心身を整える冬の出雲。神話のふるさとならではの開運旅を、ぜひ体験してみてはいかがだろうか。
◆「界 玉造」冬限定の特別滞在「八重垣神社開運プラン」
【期間】2026年1月13日~2月28日
【料金】56,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込)
【含まれるもの】祈祷料(撤饌授与品含む)、壁画拝観料、真菰バスセット、オリジナルお守り袋、夕朝食
【場所】界 玉造、八重垣神社
【定員】1組3名まで
【予約】公式サイトにて宿泊7日前までに要予約
※八重垣神社までの送迎は含まれません。
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半蔵門ミュージアムにて開催。「富士山 花と雲と湖と」
2026.1.16
横山大観、片岡球子らによる独創的な富士山の絵画を展示
片岡球子《花に囲まれし富士》 1985年頃
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半蔵門ミュージアムにて、1月17日(土)から5月10日(日)まで、特集展示「富士山 花と雲と湖と」を開催。横山大観や田崎廣助、片岡球子ら10名の画家と版画家による、花や雲、湖を描いた富士山の絵画が展示される。
横山大観《霊峰不二》 1939年
日本を象徴する山、富士山。その姿を仰ぎ見る名所として、三保の松原、田子の浦、忍野八海などが挙げられ、また薩摩富士(開聞岳)など、全国に「富士」の別称がついた山も枚挙にいとまがない。それほど富士山は象徴的な山であり、二つとない「不二」の当て字が相応しい存在だ。
笹島喜平《精進湖の富士》 1980年
岡信孝《紅梅富士》 1990年代
本展では、花に囲まれ、雲がたなびき、畔に湖のある、美麗で独創的な富士山の絵画を紹介。文化勲章受章者である横山大観・田崎廣助・片岡球子、版画家の笹島喜平、日本画家の川﨑春彦・岡信孝・木村圭吾・平松礼二、洋画家の野田好子・櫻井孝美という10名による15作品を堪能できる。
平松礼二《路・花嶽》 1990年頃
櫻井孝美《錦秋》 1992年
同じ富士山が主題でも、描く画家により構図や色彩は異なり、それぞれの個性を感じられるはずだ。私たちにさまざまな姿を見せてくれる富士山。その魅力に、会場で触れてみてはいかがだろうか。
◆富士山 花と雲と湖と
【会期】1月17日(土)~5月10日(日)
【会場】半蔵門ミュージアム(東京都千代田区一番町25)
【時間】10時~17時30分(入館は17時まで)
【休館日】毎週月曜日・火曜日
【入場料】無料
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2026.1.9
箱根強羅の「円かの杜」は銘木が温かい 至れり尽くせりの宿だ
天井の梁と桁、柱も豪壮なラウンジ。
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銘木にこだわり抜いた宿
箱根温泉郷の中心地である強羅に、銘木が随所で柔らかな煌めきを放つ宿がある。全20室の「円かの杜」は、至るところで木の温もりを感じさせてくれる。
水車に導かれて玄関に入り、天井を見上げれば、見事な極太の梁と桁がうねっている。レセプションに向かえば、テーブルとして使用される褐色の一枚板の見事さに目を奪われることだろう。これは神代欅(じんだいけやき)というものだ。
レセプション前のラウンジに並ぶ列柱は神代欅だが、落ち着いた灰色で威風堂々たるものだ。もちろん、天井の梁と桁は玄関同様に見事だ。
「鳥海山の地下深くから掘り出したのが神代欅で、火山灰の下で圧縮されて埋もれているので、長い時間をかけて火山灰の色が浸透しています。また木製家具や調度は、飛騨の匠たちが、杉、楢、檜などから作り出した逸品です」(女将の松坂美智子)
玄関でゲストを迎える女将の松坂美智子。
これから進む廊下はもちろん、客室に至るまで、あたかも宿全体で銘木が共鳴し合っているかのようだ。木の香りも隅々まで行きわたっている。
「音」と「香り」に癒されて
宿が心をくだいていることが、ほかにも六つほどある。
一つ目はサービス精神である。
サービスとは紋切型のものではない。女将をはじめとするスタッフたちは、その場その瞬間で考えて、臨機応変の対応をしてくれる。その自然体で気が利くあり様が、実に心地よい。
二つ目は「音」である。
館内を静かに流れるのは、プロデューサーの立川直樹が監修した音楽だ。その音が杜に囲まれた静寂と木の宿にとてもマッチしている。
立川プロデュースで音楽のイベントも、宿内にてしばしば開催される。
三つ目は「香り」だ。
さきほど木の香りを指摘したが、それに加えて、あちこちで行き過ぎないアロマの香りが鼻孔をくすぐる。特製のアロマとのことだ。
箱根連山を見渡せる大浴場のダイナミックな露天風呂。
二種類の露天風呂のチルな悦楽
四つ目は「湯」である。
箱根の宿では珍しく、自家源泉を2本も有している。1本目はナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉の肌にすべすべ系の湯で、大浴場に掛け流しで注がれている。
大浴場からの眺望がまた素晴らしい。時間帯で男湯と女湯が入れ替わるから眺望も変わる。一つは金時山や箱根連山を見渡せる露天風呂で、夜には強羅の街並みや星空が美しい。もう一つは杜の木々を目前に感じることができる森林浴的な露天風呂である。これほどダイナミックな露天風呂はなかなかない。
源泉掛け流しの自室の露天風呂。
源泉の2本目はナトリウムー塩化物泉の保湿系の湯で、全室に完備されている個室露天風呂に掛け流しで注がれている。
自室に露天風呂が付帯していることは、温泉宿がもたらす悦楽の中でも白眉と言えるだろう。夕食前にひと風呂浴びて、就寝前にもう一度。朝風呂もまた堪らない。
特に寒い時期には、冷気の中で入る露天風呂というものが格別なのだ。体は熱々の湯にくるまれ、水上の頭だけが冷気に包まれる。筆者が泊まった夜は、たまたま満月で、月光浴を愉しむことができた。
カウンターの一枚板が見事な「割烹むげん」。
トップクラスの食材の数々
五つ目の格別なこだわりは「食」である。
とりわけお勧めしたいのは、カウンターの向こう側で調理してくれる「割烹むげん」での食事付き宿泊プラン「水円 suien」だ。
このコースは世にも珍しい水素で調理するものだ。
「水素はCO₂を出しませんし、無味無臭なので匂いが料理に移りません。食材本来の味を引き出せることから導入を決めました。この調理器を入れた世界で唯一の宿となります」(女将)
ちなみに、この宿がCO₂とプラスチックの削減、食物ロスにも真剣に取り組んでいることは特筆に値する。
旅館として世界で初めて導入した水素調理。火は2500℃に達する。
この水素ガスを操るのは、総料理長の柴尾良太だ。
「都市ガスやLPガスが1800℃なら、水素ガスは2500℃になります。料理は2倍以上のスピードで出来上がるので、お客さんと話し込んでうっかり焦げてしまわないように気をつけています(笑)」(総料理長)
温度が高いので火入れが難しい。その代わり、短時間で火が入り、食材はしっとりジューシーになる。
しかも総料理長は、日本全国の飛び切りの食材を求めることに余念がない。
例えば、徳島県の漁師・村公一が提供する日本一のスズキと鯛(釣れた時に限る)、「サカエヤ」新保吉伸が厳選した日本一の近江牛、高知県「ラッキー農園」のショウガ、青森の「塩屋魚店」の魚介類などである。いずれも入手困難なものばかりだ。
水素調理による料理に舌鼓
心に残る料理ばかりが続いたが、いくつか紹介しておきたい。
椀物の「北海道産欣喜酒蒸し」は、その場で削った枕崎産本枯節と北海道産天然羅臼昆布で出汁をとった吸物で、鹿児島県産温泉水を使うという凝り様だ。出汁はとても澄んでいて、そこに浮かぶ欣喜がプリプリで見事だ。欣喜は青森の「塩屋魚店」から届いた最高品質のものである。
続くお造り「イシナギ 本鮪 水蛸」だが、イシナギは塩屋のものでクエに似ている。ちょっと凄味のあるほど深い味わいの白身だ。水蛸はラッキー農園のショウガで食べるのだが、このショウガはやはり只者ではなかった。辛味は冴えわたるのだが、円やかで甘味さえ感じるものだった。
「車海老の和風ビスクスープ」は海老味噌の濃厚なスープが秀逸。
煮物の「車海老の和風ビスクスープ」は、具材が車海老、牡蠣、熊本県産赤茄子と法蓮草だが、海老味噌が溶け込んだ濃厚なスープの濃厚さと見事に相まって、旨味を倍増させていた。自家製の柚子胡椒をピリッとさせてもいい。残ったスープに白いご飯を入れたら、さぞかし美味しかろう。
国内最高峰とも言われるサカエヤの肉。
台物は「近江牛サーロインステーキ」で、滋賀県「サカエヤ」のものだ。サカエヤの肉を扱える宿は日本にあまりないのではないか。最上級の肉なのだが、身質と脂身はともに素晴らしいの一言に尽きる。ソースはいらないほどだ。
宿の中で完結する至れり尽くせり
板前割烹は始めて2年弱になるという。最初は目の前にズラリと並ぶ外国人ゲストにとまどったという。ゲスト側も、なぜ目の前に料理人がいるのか理解できなかった。今はだいぶ慣れてきたようだ。
なにしろこの宿は、時期にもよるが、11月まではほぼ外国人で予約が埋まる。
宿泊プラン「水円 suien」を予約すると、朝食でも板前割烹が味わえる。目の前で魚も焼けば、出来立てホヤホヤの出汁巻玉子が嬉しい。土鍋で炊いたばかりの白米を出してくれる。目の前で削った鰹節をその白米にかける。パラッと醤油を垂らしたて食べたら興奮はマックスとなる。ちょっと他では得難いほどの日本的な贅沢だ。
「この割烹のカウンターで外人さん同士が仲良くなって、翌朝一緒に出かけたりしますね」(総料理長)
食後の館内の蔵バー「こだま」で待ち合わせたりすることもあるとか。
「そうした出会いが起きるのは、『縁』を意味する『円か』のコンセプトそのものですから、とても嬉しいことです」(女将)
スパルームでは自然に抱かれた感覚を覚える。
そして、最後の六つ目は「リフレッシュ」だ。
熟達したエステティシャンによるスパがある。体に溜まった凝りを解きほぐしてくれる。スパ棟は森の只中にあり、木々の息吹が感じられるのもいい。また、本館には50℃と45℃の岩盤浴まで備えられている。
ことほど左様に、宿の敷居をまたいで一歩中に入りさえすれば、まさに至れり尽くせりで、完全無欠の宿と言うことができるだろう。 (文中敬称略)
円かの杜
住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-862
TEL:0460-82-4100
宿泊プラン「水円 suien」
料金:156,000円~(2名1室1泊料金、夕朝食付き、税サービス料込み)
円かの杜 Special Event [NIGHT OF VALENTINE EVE]
日時:2026年2月13日(金)20:30~、TOKU(ヴォーカル・フリューゲルホーン)×小沼ようすけ(ギター)のライブ
料金:1名あたり61,000円~(税サービス料込み)
※ご宿泊のお客様対象とさせていただきます。
Profile
石橋俊澄 Toshizumi Ishibashi
「クレア・トラベラー」「クレア」の元編集長。
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