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日本のプレミアムなホテル
2025.11.4
「W大阪」ブラックボックスに宿る、エネルギーあふれるラグジュアリー
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御堂筋を歩いていると、漆黒の塔のようにそびえる建物が目に入る。黒一色の外壁に白く輝く「W」のロゴ。その存在感を放つのが「W大阪」だ。マリオット・インターナショナルが展開するラグジュアリーライフスタイルホテルブランド「W Hotels」の日本初となる旗艦ホテルとして、2021年に開業。以来、その独創的な世界観で常に話題を集めている。
設計を担ったのは日建設計、そして外観のデザイン監修は大阪出身の世界的建築家・安藤忠雄氏。
黒の外観に込められた、大阪商人へのオマージュ
「W大阪」のテーマは、“Simplicity × Extravagance(シンプリシティ×エクストラバガンス)”。「シンプルな外観に対比して、内部は色鮮やかネオン装飾で華やな内装が隠れた」デザインコンセプトを表現している。
その着想の源には、大阪の商人文化がある。「かつて江戸幕府の方針で、大阪商人は過度な贅沢が禁止されてたものの、表向きは控えめで物静かな装い、内々では豪華さを極めた粋な遊びを楽しんだ」と言われており、「W大阪」は当時の大阪商人の遊び心をデザインに反映している。
御堂筋でひと際目を惹く建物。
そして一歩足を踏み入れた瞬間、世界は一変する。ロビーへ続く“アライバルトンネル”は、まばゆいネオンと光のインスタレーションに包まれた幻想的な通路。3000枚以上ものプレートがそれぞれ角度を変えて配置され、太陽の光や街の灯りを受けて、微細にきらめく。その表情は、まるで都市そのものが脈打つようなリズムを描き出す。
四季や行事に合わせて色が変化する仕掛けもあり、まさに「非日常への入口」と呼ぶにふさわしい。
トンネルを抜けた先の“アライバルホール”には、日本の伝統文様「麻の葉」をモチーフにした立体装飾が広がる。
折り紙や切り紙といった日本の文化から着想を得ながら、ポップな色彩とともに再構築されたデザインは、まさにW大阪らしいモダンジャポニズム。そんな遊び心が至る所に仕込まれている。
日常から非日常へとつながる“アライバルトンネル”。
客室もまた、“外はシンプルに、内は大胆に”の精神が宿る
全337室の客室は、「コージー」「ワンダフル」「スペクタキュラー」「ファンタスティックスイート」「マーベラススイート」「WOWスイート」、そして最上級の「エクストリームWOWペントハウススイート」まで、多彩にラインナップが揃っており、そのネーミングから、Wブランドの遊び心が光っている。
スタンダードの「コージー」と「ワンダフル」は広さ約40㎡。白を基調とした空間にピンクやパープルの差し色が映える。チェックインを済ませ、ドアを開けた瞬間、自動でブラインドが上がり、大阪の街並みが一気に視界いっぱいに広がった。その光景に思わず息をのむと同時に、旅の期待が一気に高まっていく。夜には、街の光がまるで星屑のように瞬き、窓辺からは都会のエネルギーを感じ取ることができるのだ。
遊び心があふれた「ワンダフルルーム」。
客室のバーカウンターから眺める夜景は格別なご馳走だ。
各種スイートルームは、より大胆な演出が待つ。日本らしさを取り入れたデザイン、艶やかな色彩、そして専用バーカウンター。まるで映画のワンシーンのような非日常が、現実と地続きに存在している。
そして最上階に位置する「エクストリームWOWペントハウススイート」は約200㎡もの広さを誇る贅沢な空間だ。シャンパンボウルをイメージしたバスタブが象徴的で、窓の外には大阪の夜景が果てしなく広がる。グラスを傾けながら、その光の海に身を委ねる時間は、まさにこのホテルの真髄といえるだろう。
贅が尽くされた「エクストリームWOWペントハウススイート」。
室内で際立つのは、シャンパンボウルをイメージしたバスタブ。
五感で楽しむ“Wならではの体験”レストラン&バーも驚きの宝庫
3階にあるニューブラッセリー「Oh.lala…(オーララ)」では、伝統的なフレンチに日本の感性を加えたモダンビストロを提供。御堂筋を望む大きな窓が設置された店内は、朝食からディナーへの移ろいでガラッと表情を変える。特に評判なのが、自家製デザートやパンを好きなだけ味わえるブーランジェリーランチ。美味しいパンやスイーツを求めて、予約困難になっている。
大きな窓からは御堂筋の美しい並木道が広がり、四季折々の景色が楽しめる「Oh.lala…」。
同じフロアには、隠れ家のような「鮨 うき世」が店を構える。隠れ家ということもあり入り口はうっかり見落としてしまうほど控えめ。しかし一歩足を踏み入れると鮨カウンターとアート、そして京都・西陣織をあしらった内装が見事に調和した空間が広がる。江戸前の技が静かに息づく味わいを堪能する時間は、まさに贅沢の極みといえよう。
秘密の扉の先には和モダンな空間が広がる「鮨 うき世」。
そしてソーシャルハブ「LIVING ROOM(リビングルーム)」は、ホテルの鼓動を感じる場所。バーだけでなく昼はアフタヌーンティーの提供も行っており、週末の夜にはレジデンスDJが音楽を奏でる。国内外のトップバーテンダー・野里史昭氏が監修するカクテルは、Wの5つのパッションポイントをテーマにしており、まさにアートのような一杯だ。音楽と光、そしてグラスの中の物語が、訪れる人々を新しいカルチャーへ誘ってくれるここでしか味わえない体験ができる空間になっている。
カラフルなインテリアに心が弾む空間の「LIVING ROOM」。
1階には鉄板焼「MYDO(まいど)」とアート・ペストリーバー「MIXup(ミックスアップ)」が並ぶ。
「MYDO」は“まいど!”という大阪らしい挨拶を店名にした鉄板ダイニング。3つのエリアでは鉄板焼きや割烹スタイル、大阪のソウルフードなどが楽しめ、ライブ感ある美食が堪能できる。隣の「MIXup」では、オリジナルの紅茶や季節ごとに代わる自家製のペストリーに加え、度々行われているブランドとのコラボレーションによる空間やアフタヌーンティーで楽しませてくれる。
「MYDO」の店内は“FUN”“LUXE”“KAPPO”の3つのエリアに分かれている。
金箔が乗ったお好み焼き。
鉄板焼きでは黒毛和牛や国産赤牛の他、アワビやオマールエビなどのシーフードも楽しめる。
御堂筋に面した「MIXup」。
都会の中のリゾート「WET」で心を解放して
4階のウェルネスフロアには、スパ、ジム、そしてまるでリゾートに来たようなプールエリアが広がる。
「AWAY Spa」はフォーブス・トラベル・ガイド2025スパ部門で大阪エリア唯一の4つ星を獲得し、至福のデトックス体験が待っている。
屋内プールの「WET(ウェット)」は、屋内とは思えないほどの開放感。さらにガラスの外に続く“WET DECK(ウェットデッキ)”では、緑と自然光に包まれた屋外空間が広がり、ここが御堂筋沿いの中心地であることを忘れてしまうほどだ。
全長20メートルの「WET」は、季節を問わず宿泊客の利用が可能である。プールサイドにはデイベッドやソファが並び、ゆったりとくつろぐことができる。
“内に秘めた情熱”を解き放つ場所
取材で出会ったインフルエンサーが「日本で一番お気に入りのホテル」と語っていたのを思い出す。どこを切り取っても絵になるデザインと、そこに漂うエネルギーは、単なる“映え”ではなく、見る者の心を揺さぶる“躍動”そのものだ。
静かな外観と情熱的な内観。その対比はまるで、日常の中で理性を保ちながらも、心の奥に夢や衝動を抱く私たち自身のようである。W大阪での滞在では、“もうひとりの自分”を解き放つ場所であるように感じる。
大阪府大阪市中央区南船場4丁目1-3
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ヨックモックの“社員チョコ”が期間限定で登場
2025.11.8
見て楽しく、食べて美味しい特別な一枚。「エクセレント ミルクチョコレート」
ヨックモック エクセレント ミルクチョコレート 2,160円(2026年2/28までの期間限定販売)
長年、社員だけが購入できる特別なチョコレートとして愛されてきたヨックモックの「エクセレント ミルクチョコレート」が、ヨックモック青山本店および公式オンラインショップで、2026年2月28日(土)までの期間限定で販売中だ。
「ヨックモックのクッキーに使われているチョコレートの美味しさを、社員にも知ってほしい」そんな想いから誕生した「エクセレント ミルクチョコレート」は、横約29.5cm×縦8.5cmという驚きのビッグサイズ。 口コミでその評判が広がり、一般販売を望む声が高まったことから、期間・数量限定での登場が実現した。
ヨックモックのクッキーに使われているチョコレートをベースに、カカオの風味をより深く感じられるよう調整。コクのあるカカオと、すっきりとしたミルクの調和は後を引くおいしさ。世代を問わず愛される優しい味わいに仕上がっている。
そのまま味わうのはもちろん、刻んでお菓子作りに使ったり、アレンジを加えたりと、楽しみ方は自由自在。ヨックモックの特設ページでは、チョコレートを使ったレシピも公開されている。
手にした瞬間、誰もが「わっ!」と驚き、笑顔が広がるチョコレート。ホリデーシーズンのサプライズギフトにもおすすめだ。
◆エクセレント ミルクチョコレート
【価格】2,160円
【内容量/サイズ】350g/約29.5cm×8.5cm
【販売期間】2025年11月1日(土)~2026年2月28日(土)
【取扱店舗】ヨックモック青山本店/ヨックモック公式オンラインショップ
※なくなり次第終了
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2025.11.8
星野リゾート トマム「アイスヴィレッジ」開幕
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