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編集部&PJフレンズのブログ
2025.8.12
新型クラウン人気の理由はどこにあるのか。特別キャンペーン体験レポート
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「いつかはクラウン」――日本人の憧れの車の代名詞であったトヨタクラウンを象徴するコピーである。
1955年に誕生し、今年で70周年を迎えるクラウンは年々進化をしているが、2022年にそのスタイルが大きく変わり、2023年10月からクラウンの専門店「THE CROWN」が全国6か所に誕生した。
今回はクラウン誕生70周年を記念し、“走る・触れる・感じる”モニター体験キャンペーン《47ROADS BY CROWN – THE EMOTIVE JOURNEYS》を体験する貴重な機会を得ることができた。
また、輸入車からクラウンへの買い替えも多いと聞くが、クラウンの魅力はどこにあるのか、私なりに探ってみた。
スタートは、現在6拠点のクラウン専門店「THE CROWN」
クラウン専門店「THE CROWN」は、現在、東京・千葉・横浜・名古屋・大阪・福岡の6都市にある。
今回は横浜都筑にお邪魔したが、その門構えからして、今までの販売店とは大きく異なる。クラウンの魅力を詰め込んだ販売店は、一歩足を踏み込んだ瞬間からクラウンの世界観が広がっている。
上質なインテリアや最高級のおもてなしに、プレミアムカーのオーナーとしての特別な待遇を受けているような満足感にきっと浸れるはずだ。またここを訪ねることでオーナー同士のコミュニケーションもあり、新たなつながりも生まれる空間である。
もちろん、クラウンを体験したいという方は、たっぷりとその個性や魅力に触れることもできる。
「THE CROWN」。横浜都築の外観。
ブランド発信拠点「THE CROWN」横浜都筑の店内。
今回、私が訪れた横浜都築「THE CROWN」は福岡と並んで初「THE CROWN」となった店舗だ。木をふんだんに使った和モダンな外観、入り口にかかった王冠マークののれんなど、まるで老舗旅館にでも訪れたような佇まいである。
店内は高級感ある家具が並ぶリビングルームと、そこから眺める日本庭園風の中庭にクラウンが並んでいるような空間に仕立てられている。
さらに歴代のクラウンの写真や書籍が並び、クラウングッズも購入できる、まさにクラウンの聖地とでも呼べる店内である。
ゆっくりクラウンを体感したいと言う方は、ぜひ一度足を運んで欲しい空間である。
まずはこちらで丁寧に淹れた日本茶とお菓子をいただき、今回の試乗車であるクラウンセダンの鍵を預かり、いざ出陣である。
店内には、クロスオーバー・スポーツ・セダン・エステートの4つのクラウンが並ぶ。
車を感性で楽しむ。安心感と心地よさを備えた「やっぱりクラウン」
クラウンは1955年に「日本人の手による、日本人のための高級車」を目指して誕生した、日本人の憧れの車だ。2022年フルモデルチェンジをした16代目クラウンは、「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4つの個性があり、自分らしく、ライフスタイルに合わせて“選べるクラウン”へと進化を遂げた。
自称車好きを名乗ってはいるが、車の機能やスペックには全く疎いが、デザイン性は妥協できないと考えているタイプである。最近は加齢もあって、信頼感や安全性もかなり重要視している。
その点からも新型クラウンの美しいフォルムにはやはり目が留まる。街中でもよく見かけるようになったクラウンであるが、フロントフェイスは、かなりかっこいい。
高級感あるゆったりとした車内。
車内はかなりゆったりとしており、シートの座り心地はもちろん、静かな車内やスムーズな走りは、慌ただしい日常にホッと一息つけるような心地よさ。そして何より嬉しいのが、先進の安全機能がしっかり備わっていること。
向かうは日本橋の伝統技術の体験ができる「器 日本橋夢東 本店」へ
はじめての車種の運転は正直ドキドキするが、スムーズな走り出し、しっかりとした安定感で、ハンドルを握ってすぐにこれはいい!安心して運転できる!と自信が湧く。
一般道から首都高速へ、加速がスムーズ過ぎて、逆にスピードが出すぎないように気を付けるほどの心地よい走り。首都高速はいつもながらの多少の混雑はあったものの、無事に通過し、次はCROWN 47ROADSの一つである都道402号へ。
千代田区の一ツ橋河岸交差点から有楽町駅前を結ぶ特例都道である。ここは大手町から丸の内のオフィス街、東京駅丸の内側の美しい駅舎など、都会的なランドスケープが楽しめる道路として選ばれたと聞く。まさにザ・東京とも呼べる大都会の中を颯爽と走るのはやはり気持ちがいいものである。
このような遠出をして試乗をしてこそ、車の特性や魅力が体感できるものであろう。
美しい景色や自然、日本らしい文化や歴史などが味わえる「日本が世界に誇る道」である「47ROADS BY CROWN」の一つである、丸の内都道402号。
到着したのは、高級漆器やガラス器の卸売販売を行う「器 日本橋夢東 本店」。
ここは、1923(大正12)年に「漆器問屋 武藤三郎商店」として始まり、主に百貨店と取引きをしてきたという老舗漆器店。現在は金継ぎをはじめ、蒔絵や七宝焼きなど、日本の伝統文化を体験できるワークショップを展開していることから、多くの外国人観光客も訪れている。
今回体験をする金継ぎは、欠けてしまった器の修復という、モノを直すという目的だけではなく、「壊れたものにこそ宿る美」を慈しみ、新たな感性を加える再生を体現するものである。
店内には日本の伝統技術によって生み出された商品が並ぶ。外国人観光客がお土産として購入するケースも多いと聞く。
初金継ぎ体験ではあったが、丁寧に指導いただいたこともあって、割れ目の接着から、欠けた部分を埋めて、凹凸を紙やすりで削ってから合成漆と代用金を使って修復するところまでスムーズに楽しく作業ができた。
器の曲線に合わせた接着や割れ目に沿った筆入れなど、緊張感に包まれて集中する作業には雑念がスッと払われていくような爽快感がある。
金継ぎをした器には新たな感性が加わり、いままでの器とは一味違う自分の手が加わった唯一無二の器になり、さらなる愛着が湧いてくるものである。
エメラルドグリーンの器にゴールドがよく映える。
こちらでの金継ぎワークショップは、通常5回程度通うコースのようだが、今回は一回で完成するコンパクトな体験であったが、十分金継ぎを楽しむことができた。
水素で走る燃料電池車の初体験で知る、未来型自動車への期待
クラウンには、ハイブリッドやプラグインハイブリッドといった選択肢もあるが、今回は水素で走るクラウンセダンFCEV(Fuel Cell Electric Vehicle:燃料電池車)を試乗させていただいた。
水素と空気中の酸素を反応させて発電し、その電力でモーターを動かしているため、排出されるのは「水」のみ。CO₂ゼロの環境性能では圧倒的に優れた次世代車といえる。
トヨタにおいては、水素で走る電池車「MIRAI」がすでに発売されているが、同等の燃料電池システムを採用しつつも、クラウンならではの高級感と快適性を融合しているようだ。
初水素で走る燃料電池車は想像以上に運転しやすく、走りやすい。ガソリン車と何ら差異のない走りなら、やはり環境に優しい方がいいと感じる。
水素自動車にはちょっと抵抗がある人も、一充填走行距離や約820㎞、水素充填時間1回当たり3分程度というデータを聞けば安心だろう。
さらに都道府県によって異なるが補助金もあり、水素ステーションも拡大中となると、いち早く手に入れるべきではないかと思う。
「いつかはクラウン」の言葉は確実にいまも健在である。
やっぱりクラウンは高級感と安心感に包まれた、トヨタが誇るプレミアムな車であることは十分に体感することができ、さらにスタイリッシュになったデザインは、女性の心もつかむことは間違いないだろう。
輸入車からクラウンへ、この流れも当然の判断だと考える。
今回ご紹介の第1弾キャンペーンはすでに募集は終了したが、第2弾の実施も検討中と聞く。日本が誇る新しいクラウンで日本の魅力を探る旅に出るのはすてきな体験である。
器 日本橋夢東 本店
東京都中央区日本橋本町1丁目8番地13号 日本橋滄浪閣ビル
谷口優子 Yuko Taniguchi
Premium Japan編集部スタッフ
目指せポジティブエイジング。ゴルフにハマり中!
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編集部&PJフレンズのブログ
Features
ワインのボトルショップと⾓打ちを融合させた「APÉRO」の新店舗
2025.8.17
池尻⼤橋の複合施設「HOME/WORK VILLAGE」に「APÉRO VILLAGE」がオープン
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池尻⼤橋の学校をリノベーションした複合施設「HOME/WORK VILLAGE」1階に、ワインのボトルショップと⾓打ちを融合させた「APÉRO VILLAGE(アペロ・ヴィラージュ)」がオープンした。
「APÉRO」は、フランス⼈オーナーのデュペリエ・ギヨーム氏が、フランスの“アペロ”(ディナーの前に軽くワインとつまみを楽しむフランスの習慣)を、⽇本にも伝えたいという思いから、2014年に南⻘⼭で一号店を開業(移転に伴い現在は⼀時クローズ中)。2021年には、京島に2号店をオープンした。
今回新たにオープンした「APÉRO VILLAGE」は、“ワインを学び、味わう”体験型の空間がコンセプト。フランスを中⼼に、オーストラリア、イタリア、⽇本など、造り⼿のセラーから直接セレクトした300種以上のオーガニック・ナチュラルワインを販売するほか、店内中央のカウンターでは、⽇替わりの10種のワイン(¥1,000〜)を⾓打ちスタイルで楽しむこともできる。今後は、テイスティングイベントやワークショップなども開催する予定だ。
あなたも池尻でフランスのエスプリを感じる一杯を楽しんでみてはいかが。
◆APÉRO VILLAGE(アペロ・ヴィラージュ)
【住所】東京都世⽥⾕区池尻2-4-5 HOME/WORK VILLAGE 1F 104
【営業時間】13:00〜22:00
【定休日】水曜
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Features
2025.8.17
世界が注目するワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」のワイン造りの秘密に迫るノンフィクシ…
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投稿 池尻⼤橋の複合施設「HOME/WORK VILLAGE」に「APÉRO VILLAGE」がオープン は Premium Japan に最初に表示されました。
Features
奈良で出会う、世界の美と驚異
2025.8.16
奈良国立博物館で開催。特別展「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」
(左)儀礼用仮面「マイ」 パプアニューギニア、ニューギニア島 20世紀中頃 天理大学附属天理参考館蔵 (右)釈迦如来立像(清凉寺式) 日本 鎌倉時代 文永10年(1273) 奈良国立博物館蔵
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奈良国立博物館にて、時空を超えた壮大な旅を体感できる特別展「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」が開催中。会期は9月23日(火・祝)まで。
グデア頭像 イラク 紀元前2100年頃 天理大学附属天理参考館蔵
奈良国立博物館の開館130年と、天理大学創立100周年を記念して企画された本展は、考古資料や民族資料を中心に、約220件におよぶ名品を通して、人類の約6000年にわたる歴史を探求するもの。
加彩鎮墓獣 中国 唐(8世紀) 天理大学附属天理参考館蔵
展示の中核を担うのは、30万点にのぼる膨大なコレクションを誇る「天理大学附属天理参考館」の選りすぐりの資料群。世界各地の信仰や死後の世界観、今は失われた20世紀の生活文化などにまつわる貴重な品々に加え、奈良国立博物館が所蔵する仏教美術の名品も共演。壮麗かつ神秘的な展示空間を生み出している。
戦士の栄誉礼冠 カナダ 20世紀中頃 天理大学附属天理参考館蔵
北京の看板(実物看板) 帽子屋 中国 20世紀前半 天理大学附属天理参考館蔵
会場は「文明の交差する世界」「神々と摩訶不思議な世界」「追憶の20世紀」という三つの章で構成。シュメール王の彫像、パプアニューギニアの儀礼用仮面、カナダの戦士の栄誉礼冠、中国・北京の街頭看板など、時代も地域も異なる作品が、まるで世界を旅するかのような体験を提供してくれる。
影絵芝居ワヤン・クリットの人形 インドネシア、ジャワ島 1840年 天理大学附属天理参考館蔵
なかには、世界でも天理参考館でしか見ることのできない稀少な作品や、初公開の作品も含まれている。また、すべての展示品が撮影可能という異例のスタイルも本展ならでは。音声ガイドには俳優・大沢たかお氏が起用され、旅人の視点から作品世界を案内する。
金製頭飾 人面形 推定ボリビア インカ帝国(15~16世紀) 天理大学附属天理参考館蔵
さらに、これまで日時限定で開催されてきた特別演出「摩訶不思議アワー」を好評につき常時開催。通常展示とは異なる照明やデジタル演出により生み出される没入空間で、幻想と驚異の世界をより体感的に味わうことができる。
精霊仮面「コヴァヴェ」 パプアニューギニア、ニューギニア島 20世紀前半 天理大学附属天理参考館蔵
この夏、時空を超えた世界探検の旅へ、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
◆奈良国立博物館開館130年・天理大学総創立100周年記念特別展「世界探検の旅 ―美と驚異の遺産―」【会期】開催中~ 2025年9月23日(火・祝)
【会場】奈良国立博物館 東西新館
【時間】9時30分~17時(8月5日~15日および土曜は19時まで)
【休館日】毎週月曜(9月15日、9月22日を除く)、および9月16日(火)
【観覧料】一般1,800円、高大生1,300円、中学生以下無料
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投稿 奈良国立博物館で開催。特別展「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」 は Premium Japan に最初に表示されました。
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2025.8.14
20周年を迎えた星野リゾート トマム滞在記~雄大な大自然に心も身体も包まれて
星野リゾート トマムから見られる美しい雲海。雲海の発生は前日の天気や風向きにも左右される。
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外に出るのが億劫になるほどの暑さが続く今年の夏。東京の酷暑から逃れるように、北海道トマムの星野リゾートに行ってきました。北海道も連日本州並みの暑さが報じられていますが、さすがにトマムの辺りは過ごしやすい気候でホッとしました。
リゾナーレトマム
滞在したのは「リゾナーレトマム」。コンセプトは「北海道の大地を感じるグレイスフルステイ」だそう。
そのコンセプトの通り広大な針葉樹の森に抱かれた高台に佇むリゾートホテルで、全室広さ 100 m2を超えるスイートルームには展望ジェットバスとプライベートサウナを完備し、ゆったりと豊かな時間を過ごせます。
実は若いころ、米ディズニー・リゾートの広報をしていた経験がある筆者。アナハイムのディズニーランド・リゾートとフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド、今度日本にも就航するディズニー・クルーズラインを、日本のメディアに対してPRしていました。
トマム駅からリゾナーレトマムまでクルマで移動している時に、フロリダの広大なウォルト・ディズニー・ワールドを思い出しました。
初めてウォルト・ディズニー・ワールドに訪れた時に、その広大さに圧倒されたものです。日本人の感覚では理解できないスペース感とでも言うのでしょうか。そして欧米のゲストは、そこに長期滞在して、ある日はテーマパークで遊び、別の日はホテルのプールでのんびりといった過ごし方をしていました。
このリゾナーレトマムも、もちろん規模は違いますが、滞在型のリゾートとして同じようなコンセプトで作られているのではないかと思ったのです。
ファーム星野のプロジェクトリーダー 宮武宏臣さん
滞在型のリゾートの特徴は、ゲストのために施設側が様々なアクティビティを用意してくれているところです。リゾナーレに着いてまず訪れたのが、ファームエリア。こちらは単に牛を飼っているエリアかと思ったのですが、実は「ファーム星野」という、農産物の生産活動に取り組み、そこから生まれる美しい景観や、おいしい食への追及を目指す、循環型農業プロジェクトを展開しているのだとか。
トマムリゾート開発前の1980年代までは、このエリアでは約 700 頭の牛が飼われ、農業が営まれていたそうです。その頃の美しい原風景に戻していき、おいしい食を生産する活動に取り組んでいるとのこと。
そのプロジェクトをリードする宮武宏臣さんにお話を伺いました。宮武さんは、新卒で星野リゾートに入社し、元々は東京の星野リゾートオフィスのスタッフだったそうで、当時はIT系のマーケティングや星野代表のプロジェクトなどを担当していたそうです。まさに星野リゾート一筋!
トマムの運営に星野リゾートが2004年から参画。ただ2016年に台風により再生を余儀なくされました。
その際に以前から構想されていたファーム化に踏み切ることになり、宮武さんはそのプロジェクトリーダーにアサインされたそう。いわゆるオフィスワーカーから農園の経営へとは、なかなか思い切った決断だったと思いますが、ご本人に迷いはなかったようです。
宮武さんは「モーモー学校」の体験として、ホルスタイン、ジャージー、ブラウンスイスという3品種のそれぞれ個体別の牛乳を飲み比べ、そしてその味の違いの原因は何があるのか、などをクイズ形式で考えさせます。私は全く答えられなかったのですが、同行した14歳の娘が次々と質問に答えていて、感性の違いを実感しました(笑)。
このように、牛の個性や習性を学ぶアクティビティ、クイズ、試飲などを体験した後に、牧草地にいる牛を移動させる牛追いを体験できます。また、ファームエリア内には、牛の寝床をイメージした全長 30 メートルに及ぶ「巨大の牧草ベッド」、本物の羊を数えながらお昼寝を楽しめるスポット「羊とお昼寝ハンモック」などを設置しており、カートで巡るのもおすすめです。ファームの動物のことを知りながらリゾート滞在を楽しめます。
牛や羊が放牧されているファームエリアにあるカフェ「ファームデザインズ トマム店」
同店で提供されているランチ
広大な敷地内にあるファームエリア内のカフェでランチを楽しみます。「ファーム星野」では、2018 年 8 月からトマム牛乳の生産を開始。その後 2020 年 7 月からナチュラルチーズの生産を始め、同年 9 月からリゾート内にあるメインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU」にてマスカルポーネチーズを提供。
さらに 2024 年 12 月には、森のレストランに「ニニヌプリ」がリニューアルし、ファーム星野で生産するチーズの仕上げを行うライブスタジオとソフトクリームステーションが誕生。チーズ作りを目の前で見られるだけでなく、店内でチーズをはじめ、トマム牛乳を使用したソフトクリームを提供しています。
「この土地で生産されたものを、この土地でゆっくり過ごしながら味わってほしい」という考えからスタートしたとか。
トマム雲海テラス Cloud Walk(クラウドウォーク)。Cloud 9の一施設。空中にせり出した造りで、雲の形をしています。吊り橋のような構造で、歩くと少し揺れるので、景色を眺めながら雲の上をふわふわと歩いているような気分を味わえます。
トマムでのアクティビティのハイライトといえば「雲海」ですね。
雲海は、山や飛行機など高い場所から見下ろした時に、雲が海のように広がって見える現象のことです。特に、盆地や山間部で放射冷却によって霧や層雲が広範囲に発生した時に見られます。
まるで雲が海のように見えることから「雲海」と呼ばれます。 今回は残念ながら見ることはできなかったのですが、改めて雲海について学ぶいい機会となりました。
雲海テラスでの 9 つの過ごし方を提案する「計画=Cloud 9」。Cloud 9とは、山全体を散策してさまざまな角度から景色を楽しんでいただきたい、という考えからスタートして設置されている展望スポットのこと。
その計画名は、英語で「この上ない幸せ」を意味する“I am on cloud nine.”から名付けられたそう。
この計画の元、2025 年 7 月時点で 7 つのユニークな展望スポットが完成しており、今後も増やしていく予定だそうです。
雲海テラス
20周年記念のスイーツ@雲カフェ
ゴンドラで雲海が見えるポイントまで上がると、素晴らしい眺めを見渡せる「雲海テラス」と「雲Cafe」があります。カフェでは雲の形をした様々なスイーツが、20周年記念として販売されています。写真スポットとしても最高です。
リゾナーレトマムのメインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」
雲丹と鹿肉のアンティパスト
優雅でプロフェッショナルなサーブをしてくれた佐藤さん。
イタリアの郷土料理を中心に、北海道ならではの食材を用いて、フルコースで提供するメインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」で、最終日のディナーをいただきました。
2025年6月1日~8月31日の期間限定で「雲丹×夏鹿」をテーマに、北海道の夏の旬の食材をふんだんに使用したディナーコースを提供しています。
シェフの鈴木將平さんは2023年4月に、 OTTO SETTE TOMAMUの料理長に就任。「Calendario Gastronomico(カレンダリオ・ガストロノーミコ)」=「美食のカレンダー」をテーマとし、ゲストにその時期にその土地で一番おいしい食材を活かした料理を味わっていただきたいと考えているそう。
今回は、季節ごとに旬の食材が揃う北海道の中でも、夏ならではの味覚に着目し、濃厚な旨みが広がる雲丹と、脂身が少なくジューシーな赤身の夏鹿を組み合わせることで、海と大地の恵みを新たな視点で表現しています。
さらに、北海道のワインやナチュラルワインを含むワインペアリングも楽しめます。
上記以外にも様々なアクティビティやイベントが用意されている星野リゾート トマム。20周年を迎えて、ますますそのホスピタリティとプログラムは充実しています。
酷暑を逃れ、北海道の大自然に触れ、心も身体もリフレッシュしてはいかがでしょうか。
◆リゾナーレとは
「リゾナーレ」 (星野リゾートが)国内外 7 施設(北海道、栃木県、山梨県、静岡県、大阪府、沖縄県、グアム)に展開するリゾートホテルブランド。2025年には山口県下関に開業予定。夢中になって楽しみ尽くす「PLAY HARD」をコンセプトに、土地の特性を活かした空間デザイン、豊富なアクティビティをそなえ、地域や季節ならではの体験ができます。
リゾナーレは、訪れる人たちに想像を超える滞在をとおして、記憶に残る旅を提供します。
島村美緒 Mio Shimamura
2017年からプレミアムジャパンの代表、そして編集長として、<wbr />日本のいいモノ・コトを紹介中。着物と映画、音楽、ジュエリー、<wbr />スイーツ好き。
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