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酷暑を離れ、ジャングルの中のリゾートへ
2026.5.20
「星のやバリ」乾季のウブドで楽しむ、夏の避暑旅
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インドネシア・バリ島ウブドの滞在型リゾート「星のやバリ」では、2026年9月30日までの期間、乾季の爽やかな気候を満喫する宿泊プラン「ウブドの森の避暑地滞在」を提供する。
近年、日本の夏は深刻な猛暑が続き、新たな避暑先として注目されているのがバリ島・ウブド。日本の8月の平均最高気温が31~35度に達する一方、乾季のピークを迎えるウブドは、平均最高気温が27~29度ほどと、日本の秋口のような気候。
ヴィラ・ジャラク
標高の高いエリアならではの爽やかな風が吹き抜け、日陰に入れば涼しく、冷房なしでも快適に眠れるという。
最長70mのロングプール
ジャングルの緑に包まれた「星のやバリ」は、敷地内に3本のプールと宙に浮かぶようなガゼボ、渓谷を臨むダイニングが点在。自然と一体になるような時間が広がる。
新ランチメニュー「ランタン ・サリ」
本プランでは、ジャングルを望む「カフェ・ガゼボ」にて、インドネシア伝統の弁当箱「ランタン」を用いた新ランチメニュー「ランタン・サリ」を提供。ナシゴレンを取り入れたてまり寿司や、バリの花を模った練り切りなど、インドネシアのヒンドゥー教に伝わる生活哲学「トリヒタカラナ」に着想を得た料理を楽しめる。
バリニーズの手仕事体験より「チャナン」づくり
さらにリゾート内では、バリのお供え物「チャナン」づくりや、インドネシアのろうけつ染め「バティック」作り体験、近隣のライスフィールド散策など、地域文化に触れられるアクティビティも充実している。
カフェ・ガゼボで味わえる、コース仕立ての「ティガ・ラサ カキ氷」(有料)。
猛暑から離れ、ダイナミックな自然に抱かれる時間。涼やかな風とともに、ウブドならではの避暑体験を味わってみては。
◆星のやバリ「ウブドの森の避暑地滞在」
【期間】2026年5月1日~9月30日(宿泊日)
【日数】2泊3日~
【料金】17,563,392 Rp (ルピア)~(2泊・2名利用時、税・サービス料込)
【含まれるもの】室料、毎朝食、昼食「ランタン・サリ」1回
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2026.5.14
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投稿 「星のやバリ」乾季のウブドで楽しむ、夏の避暑旅 は Premium Japan に最初に表示されました。
JCCO
PREMIUM JAPAN AWARD
日本文化発信機構 JCCOが目指すもの
2026.5.19
世界と戦う日本の美意識をどう築き上げるか マツダで長年デザインを牽引する前田育男
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「性能や品質だけでは、もはや選ばれない」――。マツダ シニア フェローデザイン・ブランドスタイル監修の前田育男氏は、この現状に強い危機感を抱いている。その根底にあるのは「日本そのもののデザイン力」、すなわち「日本の美意識」が国際社会で十分にリスペクトされていないという問題意識だ。Premium Japan編集長で日本文化発信機構(JCCO)専務理事の島村美緒が、日本のデザインの未来について話を聞いた。
なぜ、マツダのデザイナーが「日本文化の発信」を担うのか
島村:日本文化発信機構(以下、JCCO)の活動への参画理由について伺います。前田さんは、マツダでのデザインという本業がありながら、なぜこの活動に理事として加わってくださったのでしょうか。
前田:根底には強い共感がありました。JCCOが掲げる「日本の文化を世界に発信する」というテーマは、私たちが目指す「日本の美意識を世界に発信していく」という目標と、ほぼ同義だと感じたのです。「文化」と「美意識」、表現は違えど、その根っこは同じ。やりたいことがシンクロしたのが一番の理由です。
島村:それは、マツダという企業全体としての取り組みですか。それとも、前田さんご自身のデザイナーとしての哲学に近いのでしょうか。
前田:これは、私がマツダのブランド様式作りを16年ほど手掛ける中で、個人的に強く抱いてきた問題意識です。今、自動車業界は世界中のブランドが乱立し、特に新興国のメーカーも台頭してきています。正直なところ、性能や機能だけではほとんど差がつかない時代になりました。では、お客様は何を基準に選ぶのか。それは「どの国が作っているか」、そして「どれだけ美しいか」という点にあると考えます。
だからこそ、私たちは日本の美意識を体現したものづくりを目指しているのですが、ここで大きな壁にぶつかります。それは、日本という国自体が「美意識を持った国」として今世界からリスペクトされていないという現状です。これは一企業の力だけではなく、土壌となる日本全体のブランド価値を高めなければ、私たちのクルマに込めた想いも正しく伝わらない。この根源的な課題意識が、私の活動の原点になっています。
日本の美の原点である伝統工芸から新たな発想を得る
島村:そのような課題に立ち向かう中で、前田さんは日本の伝統工芸の作家さんと交流を深めて、度々工房にも訪れていると聞いています。
前田:以前より、日本の伝統工芸の作家さんたちとは長くお付き合いをさせていただいて、工房にも定期的に伺っています。世界にたった1つの作品をつくるために、多くの時間を掛け、長年築き上げた手技と感性、経験から生み出す作品が素晴らしいことは言うまでもありません。完成するモノは違っても、彼らのモノづくりから学ぶことを非常に多くあると思っています。
しかし残念なことに、人間国宝レベルの方々の貴重な作品であっても、その素晴らしい作品を然るべき形で見せる場所、そのための資金も十分にないのが現実です。国からの支援も十分とはいえません。さらに、伝統工芸展が開催されたとしても、催事場のような場所で雑然と並べられている。この現実と、作品が本来持つべき崇高な価値との間にある巨大なギャップこそが、日本の文化に対する向き合い方なのではないかと呆然とすることがあります。
トレンドは追わない。AI時代に「オンリーワン」であるための逆張り戦略
島村:日本の伝統文化のあり方への問題意識を持ちながら、前田さんは「日本の美意識」をデザインに昇華させる独自の方法論を模索しているのですね。
前田:通常の自動車デザインは、企画から絵を描き、形にする、というプロセスを辿ります。しかし、そのやり方だけではもう限界が見えています。だからこそ、私は全く違うアプローチ、つまり「クルマから入らない」デザインを模索しています。
その一つが、日本の伝統工芸が持つ「匠の技」との共創です。実際に匠の工房を訪ね、私自身の「思い」を伝えて作品を制作してもらったことがあります。「こういう感情や世界観を表現したい」という抽象的な思いだけを伝え、対話を重ねて一つの作品を完成させていただく。このプロセスからお互いに影響を受け、私たちのデザインの作風にも変化が生まれるのです。
島村:自動車のデザインと伝統工芸。全く接点がないように感じますが、両者が影響を与え合うことで、新たな発想が生まれるのですね。
前田:実は今、マツダのデザインチームには、金工(金属工芸)のトップレベルの技術を持つ者が在籍しています。彼は今、自動車のデザインではなく、自身の作品として伝統工芸展への出品を目指しています。一見、クルマとは全く関係ない活動に見えるかもしれませんが、それでいいのです。そうした異分野の活動から我々が影響を受け、新たな知見を蓄積し、それを最終的にクルマのデザインに置き換えていけばいい。このスタートポイントの転換こそが重要だと考えています。
車のデザインの世界でも、A Iを活用すれば、それなりのデザインを描ける時代です。しかしそこには独自性や新たな発想、ましてや日本の文化や美意識を感じさせるモノを生み出すことは難しい。私たちが目指すのは時代を牽引し、人々の心に刻まれるデザインです。自分がトレンドを作るくらいの気概で臨まなければ、この世界では生き残れません。従来の手法では今を超えることはできない。新たな発想を生み出すためには、時には奇想天外なことも必要だと考えています。
「暴走するリーダー」はなぜ必要か?組織の創造性を解き放つ“妄想力”
島村:前田さんのおっしゃることはよく理解できます。その土台や風潮を築くためにはどんなリーダーであるべきでしょうか。そして、予定調和に陥りがちな組織の中で、いかにしてチームの発想力を引き出していくのですか。
前田:トレンドを無視し、全く新しいものを生み出すには、「リーダーの暴走」が必要だと思っています。私がよく言う「妄想」や「暴走」ですね。「君たちで自由に考えてみて」とだけ言っても、最近の若い人たちは真面目でこぢんまりとまとまりがちです。だからこそリーダーが、「これくらいかけ離れた目標を目指すんだ」という、壮大な青写真や戦略を示す必要がある。
島村:テスラのイーロン・マスク氏や、かつてのアップルのスティーブ・ジョブズ氏も、まさに「暴走するリーダー」の典型ですね。
前田:その通りです。彼らはまさに妄想家であり、暴走野郎とも表現できると思います。だからこそ、多くの人が魅了される。ただし、暴走にも質があります。大切なのは、その暴走が世界からリスペクトされる「美意識」に裏打ちされているかどうか。今、マツダが目指しているのも、まさにその美意識を体現した世界です。
「守る」だけでは守れない。文化継承に必要な「刷新」という視点
島村:美意識の探求には、異文化や異業種との交流は大変有意義ということですね。JCCOでは定期的な会議を行なっていますが、異業種のプロフェッショナルたちである他の理事たちとの交流からも新たな視点を得ている部分はありますか。
前田:JCCOの理事の方々とディスカッションしていると、「そういうモノの見方をするのか」という発見は多くあって、とても面白いですね。さまざまな分野で頂点を極めている方々ですから、その経験や挑戦から生まれる言葉の数々は、時には心を奮い立たせられ、時には新しい視点に気づかされます。
島村:2026年9月に開催予定のPremium Japan Awardは、伝統工芸や文化を次世代につないでいくことを目指すアワードですが、日本の美意識や文化を継承し、守るためにはどのようなことが必要だと考えますか。
前田:非常に難しい問いですが、私は「守る」という言葉はあまり好きではありません。守るだけでは、何も守れないからです。伝統を守り抜くためには、時に刷新し、時に破壊することも含めた、あらゆるチャレンジが必要です。新しい挑戦なくして、現状を「維持」することすら、おそらく不可能でしょう。
島村:その通りですね。アワードも、常に挑戦だと考えています。初年度から文化庁や観光庁の後援を受けて、異分野の才能が出会うコミュニティを形成しようとしていきたいと思っています。
前田:アワードなどの取り組みは、単に文化を紹介するだけでなく、この失われかけた「日本の美意識の幹」を再発見し、磨き上げ、世界にその価値を問い直すことにあるのだと思います。それは、一企業であるマツダのブランド価値を高めることにも繋がり、ひいては日本の国際競争力を取り戻すための、大きな一歩になると信じています。
島村:日本のビジネス界全体が、自らの足元にある美の価値を再発見し、それを未来への競争力へと転換していく。その大きな挑戦こそが、未来ある日本のためには必要ですね。今日はありがとうございました。
今回のインタビューを行ったのは、「MAZDA TRANS AOYAMA」。マツダのデザイン体感施設である本施設は、落ち着いた時間を過ごせる空間。1階には広島の宮島で創業した伊都岐珈琲(いつきコーヒー)監修のカフェのほか、クルマに限らない幅広いテーマによる期間限定展示や体験イベント・ワークショップの開催などが行われている。さらに、市販車、コンセプトカー、歴代のマツダ車といった実車の常設展示や、マツダ車の歴史を振り返るミニカー展示など、マツダのある生活が想像できる。
MAZDA TRANS AOYAMA
住所:東京都港区南青山5丁目6-19
営業時間:8時30分~18時30分 (8時30分~10時00分 1Fカフェのみ営業)
定休日: 月曜日
前田育男 Ikuo Maeda
マツダ エグゼクティブフェロー デザイン・ブランドスタイル監修
1959年、広島県生まれ。京都工芸繊維大学卒業後、1982年にマツダ株式会社に入社。マツダ北米スタジオ、FORDデトロイトスタジオ駐在を経て、本社デザインスタジオで量産デザイン開発に従事。チーフデザイナーとして複数車種を担当した後、2009年デザイン本部長に就任し、マツダブランドの全体を貫くデザインコンセプト「魂動」を立ち上げる。その後現在まで多くの自動車デザイン、CI/店舗などのブランドスタイルを手掛け、マツダブランドの確立に取り組んでいる。2013年執行役員、2016年常務執行役員デザイン・ブランドスタイル担当。2022年より現職。現在は新たなMSブランドであるMAZDA SPIRIT RACINGの代表兼レーシングドライバーも務める。 日本文化発信機構(JCCO)理事。
Photos by Toshiyuki Furuya
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善光寺門前の宿坊「蓮華院」が再開
2026.5.18
自らと静かに向き合う、ひらかれた宿坊へ
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長野・善光寺門前の宿坊「信州善光寺宿坊 蓮華院(れんげいん)」が、大規模改修を経て2026年4月15日に再開。千年以上続く善光寺の信仰と精神性を礎に、自分自身と静かに向き合うための、ひらかれた宿坊として生まれ変わった。
蓮華院が提案するのは、常に何かと接続し続ける現代において、「自らと静かに向き合うための余白」。改修で大切にされたのは、「古いものの中に宿る美を取り戻す」こと。木の柱や障子、時を重ねた素材が生み出す陰影を活かし、光だけでなく、影の静けさまで感じられる空間へと整えた。
滞在の核となるのが、善光寺の「お朝事」への参加だ。早朝、蓮華院の住職とともに善光寺本堂へ向かい、道すがら歴史や信仰、仏教の考え方に触れることができる。1年を通して毎日欠かさず行われている「お朝事」では、読経の響きに包まれながら思考を手放し、無心へと向かう時間を過ごすことができる。
朝食には、精進料理の思想をもとに、肉や魚を用いず、粥や汁物を中心に、薬膳の知恵を取り入れた「小食(しょうじき)」を用意。信州の野菜や味噌、醤油を取り入れた滋味深い献立を薬膳茶とともに味わう一膳は、「これで十分である」という知足の感覚を静かに呼び覚ましてくれる。
また今回の改修では、長野の建築家や職人、地域事業者らと協働。宿坊で使われていた布団を一枚ずつ打ち直して再生するなど、古いものを活かしながら使い継ぐ姿勢も大切にしている。
掃き清められた門前、静かに手を合わせる人々──。一歩外に出れば、善光寺とともに歩んできた町の日常が広がる蓮華院で、自分を見つめ直す滞在を過ごしてみてはいかがだろうか。
◆信州善光寺宿坊 蓮華院
【所在地】長野県長野市元善町476
【電話番号】026-232-3026
【客室数】4名定員(トイレ、洗面付):2室、3名定員(トイレ、洗面付):1室、2名定員(トイレ、洗面無し):1室、6名定員(トイレ、洗面無し):1室
【宿泊料金】1泊朝食付1名10,600円~(税込、1室2名利用時1名料金)
【信州善光寺のお朝事】朝開催/別途 内陣券(800円)または 共通券(1,500円)が必要となります
※特別な法要がある際、お朝事が開催されない日があります
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2026.5.14
グランド ハイアット 東京×ポケモン、限定コラボルームが登場
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2026.5.10
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2026.5.1
丸の内北ドームに誕生「TOKYO STATION CAFE -THE NORTH DOME-」
投稿 自らと静かに向き合う、ひらかれた宿坊へ は Premium Japan に最初に表示されました。
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編集部&PJフレンズのブログ
2026.5.13
スペイン料理の新しい風、 「KONEXIOA(コネクショア)」 が目黒にオープン
桜海老のパエリア。ディナーのアラカルトではタコやミックスなどのパエリアも供される。
スペイン料理と言えば、誰もがピンチョスやパエリアを思い起こす。カヴァやチャコリまで想起する人は結構なスペイン料理通だろう。
そうした通にとっての朗報は、4月3日、目黒に「KONEXIOA(コネクショア)」がオープンしたことである。ここはまさに、スペインの料理やアルコールを極上に楽しめる店だ。その店名は、バスク語で「つながる」を意味する言葉だそうだ。
スペインの食文化を通して、人と人の縁を紡ぐ場所でありたいという願いを込めて、その店名を選んだという。
天井は高くゆったりとした空間は、ここにいるだけで心が和む。
2階建てのモダンな一軒家レストラン
目黒のちょっと閑静な場所に店はある。門扉から少し入ったところで迎えてくれるのは、スペインから運んだという樹齢約200年のオリーブの樹である。威風堂々たるものだ。その先に、ガラス張りのスッキリしたモダンな建物が立つ。今どき2階建ての一軒家というのが何とも贅沢ではないか。
1階はシェフズカウンターを備えたメインダイニングだが、天井が高く、非常に大きな窓のおかげで、昼は陽光が燦燦と、夜は庭のランプが星空のように煌めき、屋内にいる気がしない。2階には最大8名まで利用可能な個室もある。
ヘッドシェフは八谷玲美氏。フランス料理店でキャリアをスタートし、イタリアやスペイン料理店で腕を磨いた。2017年新橋に自身のスペイン料理店「Txiki Plaka(ティキ プラカ)」を開き、2019年から22年までビブグルマンに選出されている。まさに脂の載った料理人である。
5種のピンチョスは素材も味付けも違って、スペインのバルのようだ。
ピンチョスにカヴァ
さて料理であるが、最初に5種盛り合わせのピンチョスが供された。
この日は、桜鱒と生ハムとアーティチョーク、ウニとパプリカ、ホタルイカとイクラ、ルッコラとトマト、ムール貝と玉ねぎとピーマンである。
見た目も美しいが、味わいは食材そのものという感じで、一品一品の味付けのバリエーションが豊かで、気分は浮き立ってくる。そもそも、例えばスペインのサンセバスチャンなどでの夕食前のピンチョス屋巡りでは、一品をつまんでは、カヴァをクッとあおるのが普通だ。
この日のカヴァ「フェレット・グアスク」は、柑橘系を強く感じさせ、口当たりの泡は優しく味わいの余韻は長く、どのピンチョスとも相性がとても良かった。
シェフの八谷さんは、毎年スペインに出かけて、バスクはもちろんマヨルカ島などスペイン各地からインスピレーションを得ることに余念がない。
カヴァやチャコリなどのスペイン産は豊富だが、日本産のアルコールにも注力している。ドライシェリーを使ったアンダルシアハイボールといったオリジナルカクテルも出してくれるので、お酒の楽しみにも事欠かない。
「フカヒレと黒アワビ茸のピルピル」。乳化したクリームが美味しい。
料理は繊細さとダイナミズムの共存
ランチはコースのみだが、ディナーはコース料理でもアラカルトでも対応してくれるところが嬉しい。
この日の2品目がとても印象深かった。「フカヒレと黒アワビ茸のピルピル」である。普通、ピルピルと言うと、鱈を煮込んだものだが、鱈の代わりにフカヒレにしたところにセンスを感じさせる。ニンニクとオリーブオイルで乳化するまで煮込んであってとても滑らかな仕上がりだった。
サワラの次の「北海道産 牛サーロイン」も素晴らしかった。北海道の八雲牛を「サカエヤ」の新保さんが手当てした肉である。サーロインと言ってもサシがとても少なく、フィレに近いような食感で、火入れも見事だ。素材がいいから、味付けは岩塩、オリーブオイル、ブラックペッパーだけというシンプルさはいかにもスペインだ。
フレンチと中華は時にイジり過ぎて素材の味がよく分からないことがあるのだが、スペイン料理は和食やイタリアンのように、やはり素材に寄り添う料理である。八谷シェフが紡ぎ出す品々は、繊細さと同時に、スパニッシュのダイナミズムも味わせてくれる。それは日本人の舌にはとても馴染むものなのである。
「サカエヤ」が手当てした熟成のサーロインはフィレのようだ。
数種のパエリアを用意
締めに供された「桜海老のパエリア」(写真・冒頭)も嬉しい。米好きの日本人はパエリアと聞くだけで、気分がアガるはずだ。この日のパエリアは、国産米のひと粒ひと粒にいたるまで桜海老の旨味がしっかりと染みわたっていた。ランチでは素材は数種あって、タコやミックスがあるところも嬉しい。
店名の「KONEXIOA(コネクショア)」はつながりを意味すると冒頭で述べた。そのつながりは、レストランと生産者を結ぶものでもある。日本で最高峰の肉を提供する滋賀県の「サカエヤ」がそれだ。入手は困難な肉である。
八谷シェフは、「熟成肉が好きで、『サカエヤ』さんに辿り着きました。お陰で、店でお出しするのは、牛も豚も羊も、どれも自信をもってお勧めできる肉です」と胸を張る。
野菜もとても美味しいが、それらは千葉県の「タケイファーム」から届けられるそうだ。西洋品種やマイクロハーブなどはこのファームのものだ。
もうしばらくすると、八谷シェフが得意とする薪料理も登場する予定だ。肉や魚の仕上がりが、いまからさらに楽しみが増すというものだ。
KONEXIOA(コネクショア)
住所:東京都目黒区下目黒2-23-3
TEL:03-6812-3130
ランチ:12:00~15:00(14:00L.O.)、ディナー:17:30~22:30(21:30L.O.)
定休日:日曜・月曜
Text by Toshizumi Ishibashi
Profile
石橋俊澄 Toshizumi Ishibashi
「クレア・トラベラー」「クレア」の元編集長。
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蒸したて点心と抹茶スイーツを堪能
2026.5.14
ウェスティンホテル東京「龍天門」、初夏の飲茶アフタヌーンティーを開催
2026年6月30日(火)までの平日限定で、蒸したて点心と香港スイーツを楽しめる「飲茶アフタヌーンティー “抹茶&香港ディライツ”」を提供中だ。
本アフタヌーンティーは、セイボリー10品、スイーツ10品の全20種類を、香り高い中国茶とともに楽しめるもの。メニューは、初夏にふさわしい“抹茶&香港ディライツ”をテーマに構成。セイボリーには、「パイナップル入り酢豚」、香ばしく焼き上げた「クリスピーポークのチャイナバーガー」など、「龍天門」の人気メニューが並ぶ。
さらに点心師が腕を振るう点心は、ワゴンスタイルで提供。「XO醤添えモンゴウイカ焼売」や「ズワイガニのプレミアム小籠包」など、アフタヌーンティーだけの特別な点心を味わうことができる。
スイーツは、「マカオエッグタルト」や「香港エッグワッフル」に加え、「抹茶ブリュレ」「抹茶プリンと杏仁豆腐のデュオ 文旦の香り添え」など、香港の伝統菓子に初夏を感じる抹茶を掛け合わせたラインナップ。
ドリンクは、菊花茶やレモングラスなどをブレンドした龍天門オリジナルのハーブティーをはじめ、本格中国茶やTWGティーなど全9種をフリーフローで用意。点心の繊細な旨みや香港スイーツの奥行きをやさしく引き立てるメニューが並ぶ。
蒸したて点心と香港スイーツの華やぎ、そして抹茶の香りが重なり合う初夏の昼下がり。平日にしか味わえない、優雅な飲茶体験を楽しんでみては。
◆ウェスティンホテル東京 龍天門「飲茶アフタヌーンティー“抹茶&香港ディライツ”」
【期間】開催中~2026年6月30日(火)※平日限定
【時間】 ①14:00~16:00 ②14:30~16:30 ※2時間制(30分前に L.O.)
【料金】8,200円(税・サービス込)
【数量】1日限定20食
【場所】広東料理「龍天門」(2F)
※要オンライン予約、およびオンライン事前決済
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2026.5.14
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2026.5.10
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