人気記事
About&Contact
PREMIUM JAPAN » 旅
Events
【4/1(火)~30日(水) 祇園甲部歌舞練場】
2025.2.26
京都に春の訪れを告げる芸妓舞妓たちの舞い、第百五十一回公演「都をどり」
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
京都最大の花街・祇園甲部の約80名(1公演では50名)の芸妓舞妓たちが魅せる舞の公演、第百五十一回「都をどり」が、祇園町のシンボル「祇園甲部歌舞練場」で、2025年4月1日(火)から4月30日(水)まで開催される。
京都の春の風物詩として知られる「都をどり」は、毎年4月中1か月間公演を行う。明治5年の「第一回京都博覧会」の附博覧(アトラクション)として創始され、毎年公演テーマを変えながら昨年150回の節目の公演を迎えた。
令和七年公演の演題は『都風情四季彩(みやこのふぜいしきのいろどり)』で、次の大きな節目である創始200年に向けて、今一度原点に立ち返り、京都の名所を巡る内容で構成されている。
舞台は、「ヨーイヤサァー」の掛け声で幕開けを告げ、揃いの浅葱色(あさぎいろ)の着物で一斉に登場する総をどりと、中ばさみ(別踊)と呼ばれる場面全八景から構成され、1時間の舞台で四季の彩を表現している。
毎年新調される京友禅(着物)と西陣織(帯)の匠の手で作られる衣裳の華やかな美しさ、そして明治5年の創始当初から続く「京舞井上流」の振付をはじめ、三味線・唄・鳴物は生演奏、曲も毎年書き下ろされている中に、変わることなく継承されてきた伝統芸能を全身で感じることができる。
あなたも華麗な舞の舞台で京都の春を感じてみてはいかが。
◆第百五十一回公演「都をどり」
【会期】2025年4月1日(火)~4月30日(水) ※4月15日は休演日
【会場】祇園甲部歌舞練場(京都府京都市東山区祇????園町南側570-2)
【時間】1日3回公演1回目12:30~ 2回目14:30~ 3回目16:30~
【料金】茶券付一等観覧席 7,000円など
※チケット種別など最新情報は公式ホームページで要確認
関連リンク
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Events
2025.2.26
加藤泉×千總:絵と着物 IZUMI KATO×CHISO:PAINTING IN KIMONO
関連記事
投稿 京都に春の訪れを告げる芸妓舞妓たちの舞い、第百五十一回公演「都をどり」 は Premium Japan に最初に表示されました。
Events
【3/28(金)〜4/4(金) 島根県・界 玉造】
2025.2.25
温泉街に咲く400本の桜を楽しむ「桜舞うたまゆら滞在」
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
日本最古の美肌の湯として知られる玉造温泉に佇む全室露天風呂付き客室の宿、界 玉造では、人力車での夜桜鑑賞や花見風呂など、桜が咲く短い期間だけ楽しめる「桜舞うたまゆら滞在」を、3月28日(金)から4月4日(金)まで開催する。
界 玉造の前を流れる玉湯川は、島根県でも屈指の桜の名所として知られ、春になると両岸2Kmにわたり400本の桜が咲き誇り、温泉街を鮮やかに彩る。
「桜舞うたまゆら滞在」では、この玉湯川の夜桜を界 玉造専用の人力車の上から鑑賞できる、1日2組限定のお花見体験アクティビティを実施。温泉街を1時間ほどかけて巡りながら、ライトアップされた幻想的な夜桜を眺めるひとときは、とっておきの旅の思い出となるはずだ。
館内の滞在では、春になると桜が彩りを添える大浴場露天風呂で、この時期ならではの花見風呂を楽しめる。美肌の湯として知られる玉造温泉に浸かりながら、心と体を休める癒しの湯浴みを満喫してみては。
このほか、日本三大和菓子処の一つに数えられる島根県松江市の老舗和菓子店「風流堂」とコラボレーションした、オリジナルの手作り桜餅の販売も。こちらは4種類の餡の中から好きなものを選び、桜を練り込んだ生地に包むことで、自分だけの桜餅を楽しめる。桜をテーマに装飾されたテラスを用意で、桜餅でお茶の時間を過ごすのもおすすめだ。
桜が咲く時期しか味わうことのできない、贅沢なひとときが過ごせる界 玉造。春旅の目的地に加えてみてはいかがだろうか。
◆「桜舞うたまゆら滞在」
【期間】2025年3月28日~4月4日
【場所】玉造温泉街、界 玉造
【含まれるもの】夜桜人力車体験、花見風呂、手作り桜餅
【料金】夜桜人力車体験(1組あたり12,000円)、手作り桜餅(1セットあたり1,500円)
【時間】夜桜人力車体験(1部|18:30~/2部|20:00~)
【定員】夜桜人力車体験(1日2組限定、1組2名迄)
【予約】夜桜人力車体験は公式サイトにて宿泊日の7日前までに要予約
※夜桜人力車体験は荒天中止
関連リンク
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
関連記事
投稿 温泉街に咲く400本の桜を楽しむ「桜舞うたまゆら滞在」 は Premium Japan に最初に表示されました。
Experiences
Premium Calendar
永遠の聖地、伊勢神宮を巡る
2025.2.25
伊勢神宮にはどんな神様が、どれくらい祀られているのか
毎年2月に行われる祈年祭の様子。内宮の御正宮での祭祀のために、黒田清子神宮祭主と神職たちが長い参道を進む。
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
静かに鎮座し、大切に守られる「心御柱(しんのみはしら)」とは
まるで深い森の中にある凪いだ湖のように、静謐で澄み切った空気が辺り一面に満ちている。
内宮の御正宮、その東隣にある、広さ6,804㎡(横54m×縦126m)の御敷地(みしきち)と呼ばれる空間は、前回の式年遷宮のときまで御正宮があり、次の遷宮時に再び御神体がお遷りになる場所。その中央、やや後方よりに、ぽつんと1つ小屋が建っている。
覆屋(おおいや)と呼ばれるこの建物は、御祭神の天照大御神が鎮座される御正殿があった場所で、次の遷宮時は、この位置に新しい御正殿が建てられる。覆屋の中には、旧正殿の床下中央部分に据えられていた、「心御柱(しんのみはしら)」と呼ばれる檜の柱があり、旧殿が撤去された後も、同じ場所にそのまま残されるという。覆屋は、その御柱を守るための小屋なのだ。
内宮の御敷地。左が覆屋。右に現在の御正殿の上部が見える。なお御正殿の中には入れるのは、祭主以下、大宮司、少宮司、上位の禰宜(ねぎ)といった、ごく限られた神職のみ。しかも祈年祭、神嘗祭、新嘗祭の年に3回のみ御扉が開く。
内宮の別宮、風日祈宮に向かう橋。
神様の世界と人間世界を繋ぐ「柱(はしら)」の意味
神道では、神様を数えるとき、「1柱(ひとはしら)」「2柱(ふたはしら)」のように、「柱」という言葉を用いる。そのことと、古来神聖視されてきた特別な存在という「心御柱」と、何か関係があるのだろうか? 神宮司庁の広報室次長、音羽悟さんにうかがった。
「いくつかの説が考えられますが、言葉の意味で考えると、柱は、『はし』と『ら』から成り立っています。『はし』は、たとえば宇治橋の『橋』のようにつなぎ止める役があり、『ら』は『間』という意味があります。『中間』は訓読みでは『なかま』ですが、祝詞(のりと=祭祀の際に神様に向けて奏上する言葉)では『なから』と読むんです。
ですから、『はし』に『ら』が加わることで、1本にまとまる、連なるという意味になる。つまり心御柱は、神様がいらっしゃる高天原と、我々人間が暮らす豊葦原(とよあしはら)の瑞穂国(みずほのくに)、すなわち地上世界をつなぐという大きな役目があるのかなと、私は思っています。神様の存在も、そんな柱としての意味が大きいのでしょう」。
合計125の宮社から成る神宮には、何柱の神様が祀られているのか?
では、伊勢の神宮には何柱の神様がいらっしゃるのだろう。
前回書いたように、伊勢の神宮は、天照大御神を御祭神とする内宮と、天照大御神のお食事を司る、豊受大御神を御祭神とする外宮の両正宮を中心に、14の別宮(べつぐう)、43の摂社、24の末社、そして、42の所管社の、合計125の宮社から成り立っている。
なかでも、両正宮の次に格式が高い別宮は、たとえば、内宮の荒祭宮(あらまつりのみや)や外宮の多賀宮(たかのみや)のように、両宮それぞれの御祭神の荒御魂(あらみたま)、つまり、神さまの穏やかな側面である和魂(にぎみたま)ではなく、活動的で積極的なおはたらきをされる御魂をお祀りするお宮や、天照大御神の親神や弟神をお祀りするお宮、そして、土や風といった自然の神を祀るお宮などが含まれている。
続く摂社は、平安時代中期に完成した古代法典、『延喜式』の中の『神名帳』に記載されているお社で、末社は、『延喜式』以前の平安時代初期に、神宮の神職が執筆し、朝廷に提出した公文書、『皇太神宮儀式帳』と『止由気宮(とゆけぐう)儀式帳』に記載されているお社という。
そして、所管社は、両正宮や別宮にゆかりのあるお社で、たとえば、神様にお供えする御米や野菜を育てる田畑の守護神を祀るお社なども含まれている。
内宮の別宮、荒祭宮。宮社の数は、別宮が内宮に2宮、外宮に3宮、摂社と末社は外宮のみにそれぞれ3社ずつあり、所管社は内宮に10社、外宮に4社ある。
もっとも、125社あるからといって、神様も125柱いらっしゃるかというと、そうではない。たとえば内宮の別宮、風日祈宮(かざひのみのみや)のように、1つのお宮に対して2柱の神様が鎮座されていることもあるからだ。
神宮全体で祀られている151柱の神々
「内宮の風日祈宮と、外宮の別宮である風宮(かぜのみや)の御祭神は、級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)という男女の神様です。ご夫婦かどうかはわかりませんが、御神名に関しては、律令制度が確立する奈良時代に規定化された可能性が高いと思われます。古い時代は、いわゆる八百万の神の、風の神をお祀りしていたのでしょう」。
ちなみに、両宮域内に限って言えば、御祭神の数は、内宮が14柱、外宮は16柱で、神宮全体では、151柱の神々が御祭神として祀られている。もっとも、祀られている形態はさまざまだ。社殿を有するお社もあれば、社殿はなく、石畳の上にお祀りされている場合もある。
改めて、意識して両宮域内を歩いてみると、これまで何気なく通っている場所に神様がいらっしゃることに気がつく。
内宮の四至神。五丈殿のそばの石畳の上に祀られている。
内宮の別宮、風日祈宮での祭祀に奉仕する神職
風の神、結界の神、橋の神……
さまざまな神様によって、守護されている神域
たとえば、両宮の所管社の1つ、四至神(みやのめぐりのかみ)は、両宮それぞれの神域の四方の結界を守護する神様で、内宮は2段になっている石畳の上に、外宮は、榊の木が立つ石畳の上に祀られている。
また多くの参拝者が行き交う宇治橋にも、守護神がいらっしゃる。宮域内ではないものの、宇治橋鳥居を背にした、正面に橋が見える場所に饗土橋姫(あえどはしひめ)神社があり、その名も宇治橋鎮守神という神様が、内宮の宮域に悪しきものが入らないよう、防ぎ守ってくださっているという。
なかには、神宮が創祀される前から祀られていたと思われる、土地に根ざした神様もいらっしゃる。
内宮、外宮が鎮座される以前の、古くから祀られる神々
その土地を守る神様も存在する
「外宮の別宮である土宮(つちのみや)の御祭神は、大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)ですが、古くからこの地の鎮守の神様だった可能性があります」と音羽さん。
ちなみに鎮守の神とは、一定の区域や場所を守る神様のこと。
つまり、本来神々は、それぞれ受け持ちの地域を持っているということだ。現在は氏神様、つまり、もとは同じ氏を持つ同族の人たちの祖先神として祀られ、時代とともに、地域の共同体の守護神となった神様や、自分が生まれた土地を守ってくださる産土神(うぶすながみ)と同じ意味になっているが、この土宮の御祭神は、本来の意味で、現在外宮のある山田原(やまだのはら)と呼ばれる肥沃な地を守護する鎮守の神様だったと考えられている。
一方、内宮にも、天照大御神が鎮座される前から祀られていると思われる神様がいらっしゃる。たとえば、内宮御正宮の神域内である御垣内(みかきうち)の北西の石畳の上に、石神として祀られている興玉神(おきたまのかみ)も、古くからこの地の土地神様(とちがみさま)だった可能性が高いという。
内宮の御敷地にある桜の老木。自生したと思われる。なお、御敷地内は通常入れないが、外宮のみ、御正宮に向かう手前に御敷地があり、覆屋を拝することができる。
外宮の別宮、風宮の社殿正面。
土地の神々が、安寧の場所・伊勢にお招きした天照大御神
「『おきたま』の『おき』は『奥』、つまり最も深いところにある、と解釈して、心御柱につながるという説もありますが、私は、もともとこの土地を守っていらっしゃって、天照大御神を『招(お)ぐ』、つまりこの地にお招きされた神様だと思います。それが中世になって、道開きの神様である猿田彦神になぞらえられるようになったのでしょう」。
つまりこの地には、もともと土地に根づいた神様がいらっしゃって、その神様を祀る人々が、皇室につながる天照大御神をお迎えしたのではないか、というのだ。お迎えするにあたっては、一番良い場所、つまり、現在御正宮がある場所に、当初からお祀りしたのではないかと音羽さんは言う。
「御正宮は宮域内で一番高いところにあり、水害の心配がなく、岩盤もしっかりしているようです。おそらく震度6ぐらいの地震では、びくともしないでしょう。古代の人たちは、長年の経験と勘で、直感的に良い場所がわかってお祀りしたんじゃないかと思います」。
五十鈴川には時折鷺の姿も見える。
自然への畏敬と土地神様への敬意の念が根底に宿る
ちなみに、10月に行われる神嘗祭(かんなめさい)と、6 月、12月に行われる月次祭(つきなみさい)の、いわゆる三節祭と呼ばれる大祭では、まず土地神様であるこの興玉神にお供えをし、奉仕する神職一同が、御神体である石の御前で、真心を込めて奉仕することを祈念する興玉神祭(おきたまのかみさい)が行われるという。
「古い時代から土地に根ざしている神様への敬意、おうかがいを立てているのだと思います」。
古来日本人は、自然に対して尊敬や畏怖の念を抱き、岩石や巨樹などに神霊が宿ると信じてきた。神々を「柱」で数えるのも、一説では、社殿が建てられるようになる前は、木の御柱に神々を招いて祭祀が行われたことによるとも言われている。
古くからの土地神様も、のちに鎮座した神々も、そして、八百万の神々も。さまざまな神様が、天照大御神という大いなる神様を中心に、ともに大事に敬われ、長い年月それぞれで祭祀が繰り返され、1つの調和した世界を築いてきた、それが伊勢の神宮であり、お祀りされている神々は、この地に積み重なる祈りの歴史を伝えている、とも言えるのだ。
24節気では、雨水(うすい)を迎える2月中旬、神宮でも少しだけ春の気配を感じる。
限られた場所にしか立ち入れないのは
人間が近づくことができないほどの神気ゆえのことか?
現在、天照大御神が鎮座されている御正殿は、四重の垣根、つまり、外側から板垣、外玉垣(とのたまがき)、内玉垣、そして瑞垣(みずがき)によって守られている。参拝者が入れるのは、南側の板垣と外玉垣の間の、ごく一部のみ。御正殿の外観さえ見ることはできない。なぜ見えない、近づけないのか、長年疑問に思ってきた。だが、御敷地に身を置いて、その疑問が少し解けた気がする。
天照大御神の、神宮での正式名称は、「天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)」。太陽にもたとえられ、日本全体を守護する総氏神とされている。その神様が、平成25年(2013)に隣の地にお遷りになった今も、御敷地の清浄さ、崇高さは保たれている。
ならば、現在高天原と地上世界がつなげる役目を担う御正殿の近くには、どれほどの神気が満ちているのだろう。想像の域を超える。
おそらく、我々一般人にとっては、適切な距離が必要なのだろう。思えば太陽も、直視すると目を痛める。だが、陽の光やその温もりは、目を閉じていても十分感じられる。天照大御神も、そういう存在ではないだろうか。神様とは、実に奥深い存在である。
Text by Misa Horiuchi
伊勢神宮
皇大神宮(内宮)
三重県伊勢市宇治館町1
豊受大神宮(外宮)
三重県伊勢市豊川町279
文・堀内みさ
文筆家
クラシック音楽の取材でヨーロッパに行った際、日本についていろいろ質問され、<wbr />ほとんど答えられなかった体験が発端となり、日本の音楽、文化、祈りの姿などの取材を開始。<wbr />今年で16年目に突入。著書に『おとなの奈良 心を澄ます旅』『おとなの奈良 絶景を旅する』(ともに淡交社)『カムイの世界』(新潮社)など。
写真・堀内昭彦
写真家
現在、神宮を中心に日本の祈りをテーマに撮影。写真集「アイヌの祈り」(求龍堂)「ブラームス音楽の森へ」(世界文化社)等がある。バッハとエバンス、そして聖なる山をこよなく愛する写真家でもある。
関連リンク
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Experiences
Premium Calendar
永遠の聖地、伊勢神宮を巡る
Premium Calendar
関連記事
投稿 伊勢神宮にはどんな神様が、どれくらい祀られているのか は Premium Japan に最初に表示されました。
Stories
Premium X
日本のプレミアムなホテル
2025.2.19
「ホテルインディゴ長崎グラバ―ストリート」が誘う、異文化と時空の交差点
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
西九州新幹線が開業して2年を迎えて、長崎市は100年に一度と言われる再開発が行われている。駅周辺にはスタジアムや外資系ホテルが次々と建設され、多くの観光客を受け入れる体制が整えられ、長崎は進化を遂げている。そしてその一方、長崎らしい異国情緒あふれる街並みは確実に継承もされている。
その一つが、2024年12月に誕生した「ホテルインディゴ長崎グラバ―ストリート」である。1800年代に建てられた歴史ある「赤レンガの洋館」に新たなに手が加わり、風情と趣のあるホテルとして生まれ変わったのだ。まるでタイムトリップをしたかのような唯一無二の空間は、あなたを長崎のかつての記憶へと誘ってくれるはずだ。
長崎港の汽笛を聴きながら、長崎の歴史と文化に触れる旅に出かける
長崎の歴史を辿れば、遣唐使の派遣など、古くから諸外国の玄関口として栄えた街であった。
1571年、ポルトガル船が初めて入港したことで長崎港が開港され、聖フランシスコ・ザビエルによってキリスト教の布教活動を行ったことで、キリシタンの街へと歴史を刻む長崎。当時は東の小ローマとして、多くの教会や病院、福祉施設が建設され、現在もその面影が見られる。
鎖国時代にも海外の窓口として栄え、開国後には日本の近代化に大きく貢献した外国人居留地として発展した、日本において独自の文化と歴史を持つ街である。
ホテルの中庭
長崎市は平地が少なく、山間部に建物が密集していていることもあり、長崎港を中心とした丘陵地で輝くあかりは「世界新三大夜景」に認定されるなど、その美しい街並みとともにその夜景も見どころのひとつ。
さらに日本国内において唯一2つの世界遺産を持つ街でもある。
2015年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」は、造船業に栄え、110年が過ぎた今も現役で使用されている「ジャイアント・カンチレバークレーン」をベイエリアに見ることができ、炭鉱の島としての歴史を残す端島(軍艦島)も、長崎港から40分のクルーズで出かけることができる。
さらに、2018年に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、国宝である「大浦天主堂」や幕末に拓かれた外国人居留地など、今でもその面影を見ることができる美しい街並みを見ることができる。
長崎港から鳴り響く汽笛の音、さらに教会の鐘を聴きながら、歴史に想いを馳せ、長崎の文化に触れる体験はきっと忘れられない時間になるはずだ。
本館プレミアムツインのテラス
かつて旧聖堂だったところがレストランになっている。
長崎の歴史が刻まれた建築物がホテルへと生まれ変わる
世界遺産の構成資産である重要文化財「旧グラバー住宅」や国宝「大浦天主堂」など、文化観光の集積地である南山手エリアに新たにオープンしたのが、今回ご紹介する「ホテルインディゴ長崎グラバ―ストリート」である。
この建物は、1898年、フランス人修道士の設計によって建築されたイエズス会修道院の拠点となった「マリア園」であった。
現在は国選定重要伝統的建物群保護地区の伝統的建造物に特定されている建築物であり、赤煉瓦造りの外観、アーチ型の窓や白い鎧戸、大きなステンドグラスを入れられるようリブ・ヴォールト天井という様式が採用された高さ約10mの旧聖堂などはその形を継承し、歴史的に貴重な建築として保存・復元・活用された唯一無二のホテルである。
ホテルのロビー
ホテルの門構えや外観、そのすべてが美しく、その瀟洒な佇まいは、まるでヨーロッパのプチホテルのようでもあり、その姿を見ただけで心が弾む。
ホテルは地上3階、地下1階建ての本館と、地上3階の北館があり、全10タイプ66部屋の客室が備えられている。加えて、本館地下にはフィットネスジム、1階にはロビーやラウンジ、さらに旧聖堂を活用したレストランがあり、その空間すべてが時空を超えた特別感に包まれている。まさに一見の価値あり!と言いたい。
本館アズールベイビュースイート
本館、和華蘭ベイビュースイート
客室は、日本(和)・中国(華)・オランダ(蘭)のデザインがセンス良く彩られており、自宅のインテリアの参考にしたいほどのセンスのよい空間である。
そしてぜひ出かけて欲しいのが、旧聖堂を活用しているステンドグラスが美しいレストランである。煌めくステンドグラスから差し込む日差しの下でいただく食事は、心にまで染み渡っていくような静謐なひとときである。
もちろん料理も絶品である。レストランのシグネチャーコースには長崎の旬の魚介、長崎和牛、長崎の柑橘など地元の食文化を感じさせる料理を提供していて、海に囲まれた長崎の豊かな食材をふんだんに味わうことができる。
前菜と魚料理
朝食のオムレツ
まさにこれは、世界中どこにあっても、その街の個性と魅力を映し出すライフスタイルブティックホテル「ホテルインディゴ」のコンセプトを体現した空間である。
ホテルから少し歩けば、「大浦天主堂」や「グラバー園」などの名所があり、石畳の坂道を歩きながら、長崎のさまざまな歴史を思わずにはいられない。その気分のまま、美しいホテルでの滞在が楽しめる、まさに贅沢の極みであろう。
Text by Yuko Taniguchi
長崎県長崎市南山手町12番地17
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Stories
Premium X
日本のプレミアムなホテル
Features
スヌーピーや仲間たちと旅に出よう
2025.2.12
グローブ・トロッター×ピーナッツ コレクションが登場
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
チャールズ・M・シュルツによって生み出されたピーナッツが2025年に75周年を迎えるのを記念したコレクションが、グローブ・トロッターから登場。今回のコレクションでは、PEANUTSの鮮やかな色使いからインスピレーションを得た新シリーズの4輪スーツケースとアクセサリーが発売される。
(左から時計回りに)キャリーオン 434,500円、ラージチェックイン 561,000円、ロンドンスクエア 280,500円
グローブ・トロッターとのシグネチャー、スーツケースからは、スヌーピーが世界地図を見ながらウッドストックと一緒に冒険を計画している様子や、荷物に寄りかかるスヌーピーとウッドストックを描いたものなど、異なるデザインで3つの新色が登場。
(左から時計回りに)ロンドンスクエア 280,500円、キャリーオン 434,500円、ラージチェックイン 561,000円
伝統的なスーツケースのデザインに現代的なエレガンスを加えた「ロンドンスクエア」も3つのカラーを展開。すべてのカラーの蓋中央にダブルネームのレザーパッチが施され、取り外し可能なレザーストラップも付属している。
ネームタグ各 30,800円
スヌーピーと親友のチャーリー・ブラウンが描かれたネームタグは、ドッグハウスレッド・コバルトブルー・ホリデーオレンジの3種がラインアップ。
愛されるキャラクターたちの旅をフィーチャーした、特別なコレクション。スヌーピーやウッドストックと共に、楽しくエキサイティングな旅へ出かけてみては?
グローブ・トロッター x ピーナッツ コレクション
<販売店舗>
グローブ・トロッター 銀座
グローブ・トロッター 阪急うめだ
グローブ・トロッター 新宿伊勢丹メンズ館
グローブ・トロッター 銀座三越
グローブ・トロッター 日本橋三越
グローブ・トロッター 福岡岩田屋
グローブ・トロッター 名古屋松坂屋
グローブ・トロッター オンラインストア
関連リンク
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Features
2025.2.12
「ロレックス ブティック 表参道」国内初のCPO(認定中古品)エリアも
Features
2025.2.12
アクタス・丸の内店で「TECTA MIT MARUNOUCHI -バウハウスとテクタの名作家具展-」を開…
関連記事
投稿 グローブ・トロッター×ピーナッツ コレクションが登場 は Premium Japan に最初に表示されました。
投稿 星野リゾート トマム「霧氷テラスアフタヌーンティー」 は Premium Japan に最初に表示されました。
投稿 MIZEN初のコラボレーション店舗がオープン。「牛首紬 x MIZEN 白山店<加賀乃織座>」 は Premium Japan に最初に表示されました。
投稿 作家クレイグ・モドが問い直す、旅のカタチと観光立国日本の可能性 は Premium Japan に最初に表示されました。
投稿 「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」 愛犬や愛猫と泊まれるペットフレンドリープラン は Premium Japan に最初に表示されました。
投稿 伊勢神宮は、なぜ日本人の「心のふるさと」と呼ばれるのか? は Premium Japan に最初に表示されました。
投稿 HOTEL THE MITSUI KYOTO、ホテルで愉しむ冬の限定エクスペリエンス は Premium Japan に最初に表示されました。
投稿 総本山醍醐寺で2/8(土)開催。美食の祭典「KYOTO GASTRONOMY SUMMIT」 は Premium Japan に最初に表示されました。
投稿 星のや軽井沢「贅沢ゆるり旅」。2名のセラピストによるオイルトリートメントや、身体を整える食事も は Premium Japan に最初に表示されました。
投稿 「界 玉造」が手業のひととき「蔵元が伝える酒造りの世界と日本酒の美味しい飲み方」を開催 は Premium Japan に最初に表示されました。
投稿 鉄道ファンに人気の客室での滞在に「京都鉄道博物館」入館券とランチBOXがセットに は Premium Japan に最初に表示されました。