人気記事
About&Contact
Events
【10/17(金)〜11/3(月・祝) 東京都・銀座】
2025.10.4
茶道・アート・美食が街を彩る銀座の秋まつり「オータムギンザ2025」
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
茶道からアート、音楽、グルメ、ナイトカルチャーまで、銀座の街に多彩なハーモニーを奏でる秋恒例のイベント 「オータムギンザ2025」 が今年も開催。2025年10月17日(金)から11月3日(月・祝)までの18日間にわたり開催される。
23回目を迎える今年のコンセプトは「奏(そう)」。街を歩く人々の心を弾ませ、銀座が一体となってハーモニーを描き出す。
10月26日(日)に開催されるのが、銀座の通りがの野点へと変わる人気企画 「銀茶会」。銀座通り周辺の12カ所で、茶道六流派と煎茶道による茶席や「茶道はじめて体験」を実施。こちらは事前申し込み抽選制となり、10月8日(水)まで申し込みを受け付け。10月15日(水)に抽選発表される。
また、銀座の銘店が趣向を凝らし、この日限定で登場するオリジナル和菓子も見逃せない。松屋銀座と銀座三越では、オリジナル菓子の一部(6個入り 2,700円)がセット販売される。
※写真は2024年の最優秀作品
10月23日(木)から27日(月)までの期間、銀座三越9階銀座テラスには、建築を学ぶ学生がデザインした茶室の最優秀作品を原寸大で設置。実際に茶席として使用される予定だ。
60年近くの歴史を持ち、銀座の街を華やかに彩る「秋の銀座 交通安全ゴールデンパレード」は10月19日(日)に開催。警視庁の交通安全パレードと、東京都吹奏楽連盟による迫力あるパフォーマンスを楽しめる。今年は東京国際映画祭が同時期に開催されることから、映画音楽もレパートリーに加わるという。
田中孝明「essence」/emmy art +(左) 髙田安規子・政子「Spectrum」/資生堂ギャラリー(右上) 鎌田克慈・鎌田奈緒美「UNERI red」 / KOGEI Art Gallery 銀座の金沢(右下)
このほか、銀座に息づく小さな神社やお地蔵さまを参拝する「銀座八丁神社めぐり」や、銀座を代表する和・洋・中の名店41店舗の特別コースが味わえる「ダイナースクラブ 銀座レストランウィーク 2025 Autumn」、銀座のバー17店舗が、期間限定でジントニックを1杯1,650円(各店1杯のみ)で提供する特別企画「オータム・ギンザ・ナイト」、銀座の画廊をガイドが案内する 「アフタヌーン・ギャラリーズ」なども開催。
ひんやりとした空気が心地よいこれからの季節、秋の銀座でそぞろ歩きを楽しんでみてはいかがだろうか。
銀座の秋まつり「オータムギンザ2025」
【期間】2025年10月17日(金)~11月3日(月・祝)
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Events
2025.10.4
「スヌーピーは、今日も語る。 – PEANUTS 75th Anniv. -」
関連記事
投稿 茶道・アート・美食が街を彩る銀座の秋まつり「オータムギンザ2025」 は Premium Japan に最初に表示されました。
Lounge
Premium Salon
アート探訪記~展覧会インプレッション&インフォメーション
2025.9.29
銀座・和光 江戸指物、その奥深き世界「木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑」
一般的な江戸指物技法から離れ、かなり斬新な技法を取り入れた作品 神代杉提箱 16.5×37×23.3㎝
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
銀座・和光「セイコーハウスホール」では、江戸指物の家系に生まれた、島崎敏宏さんの若い頃から現在にいたるまでの作品を展示する個展が開催されている。題して「木工芸家 島崎敏宏の仕事 甦れ御蔵島桑」。日本工芸会正会員の島崎さんの代表作である、桑材の最髙峰「御蔵島桑」を用いた小箱や硯箱から、手鏡やステッキなどの小物まで、50点以上の作品が揃った。脈々と伝えられてきた伝統技術と、島崎さんが独自に到達した卓抜の技との絶妙な融合。それはまさに、江戸指物の真髄そのものといえよう。
飴色に輝き、美しく浮かびあがる木目
さまざまな形の作品が並んでいる。どの作品もピンスポットの光を受け飴色に輝き、美しく浮かび上がる木目が饒舌に語り出す。木目が描き出す複雑な文様は、樹木が重ねた長い歳月そのもの。自ら手掛けた作品を彩る木目に触れながらも、手掛けたご本人から出た言葉は意外なものだった。
「丸太ごと入手した銘木の、どこをどのように切れば、どのような木目が現れるか。それはじつは切ってみないと分からないことの方が多いのです。『面付(つらつけ)』というこの工程は、いつもどきどき、わくわくの連続です」
そう語るのは、江戸指物の家系に生まれた、木工芸家の島崎敏宏さん。江戸指物に60年以上携わる島崎さんでも、原木からは木目を完全に把握できないとは……。「切ってみてこんなはすではなかった、という大失敗もありましたよ」
『面付』が施され、板材となった銘木は10年から20年ほど寝かせ、ようやく指物に使うことができる材となる。
「板材のことを『板(ばん)もの』と私たちは呼んでいますが、寝かせておいた板ものをどのように使って、どんな作品にするか。千差万別の木目を作品のどの部分に用いるか。江戸指物の良し悪しを左右するのがこの『木取り』と言われる作業です」
端正な形状の小箱のそこかしこに、卓抜の技が秘められている。御蔵島桑水輪床脚小箱 12×16.4×7.4㎝
指物は、江戸時代から脈々と伝え続けられてきた伝統技法
ここで少し、江戸指物のことに触れておきたい。「指物」とは伝統的な日本の木工技法で、釘などの金具を一切使わず、「ほぞ」と呼ばれる凹凸で部材を接合していく独特の工法と、それによって出来上がった箱物などを指す。建具や家具などを手掛けていた大工職としての仕事が、次第に専門化していったと言われている。
京都で発達した京指物が、蒔絵や螺鈿などの加飾を施し優美であるのに対し、江戸指物は加飾を行わず、木目の繊細な美しさと漆仕上げの堅牢さを大切にする。以前から存在していた「京指物」という言葉に対抗し、「江戸指物」という言葉が生まれたのは昭和40年代半ばと、それほど古くはないが、指物の技法そのものは、江戸時代半ばから脈々と伝え続けられてきた。
加飾を一切行わず、漆仕上げによる木目の美しさが際立つ江戸指物は、「江戸の粋」そのものとも言われている。御蔵島桑拭漆提箱 13.3×32×20.3cm 提箱(さげばこ)は、手提げの付いた箱のこと。
「御蔵島桑」ならではの独特の美しい木目と、「ほぞ」を支える粘り強い木質
江戸指物に使われるさまざまな木材のなかで、島崎さんが最も重宝しているのは「御蔵島桑」と呼ばれる特別な桑である。名前の通り、伊豆諸島を構成する島のひとつ、「御蔵島」産とその隣の「三宅島」産の桑の名称だ。
「ほかの産地の桑材には決して見られない、独特の美しい木目が特徴です。その木目が、歳月を重ねるほどに変化を遂げていきます。原木を切り出したときは黄色がかっていますが、次第に赤くなり、100年経つと赤味が増した、とても趣のある色合いになっていきます。また、粘りが強い木質であることも特徴のひとつです。粘りが強いからこそ、『ほぞ』を小さくしても折れたり欠けたりすることはありせん」
釘を使わずに木と木をつなぎ合わせるための「ほぞ組」。日本の伝統的家屋でも柱と梁は、ほぞ組で接合されているが、この場合の「ほぞ」はかなり大きい。一方、江戸指物の場合は極めて小さな「ほぞ」と「ほぞ穴」を作り、ミリ単位以下の精密さで組み合わせていく。
用いる場所によって、「ほぞ」の形状や角度はさまざま異なる。こうした「ほぞ組」の技術を駆使して、何枚もの板がつなぎ合わされ、立体となる。しかも、つなぎ目が決してゆるんだりがたつくことのない、極めて堅牢な立体ができあがる。
「ほぞ」と「ほぞ穴」がミリ単位以下で組みあうことで、ふたつの木材が強固に接合される。「ほぞ組」は、先人の知恵が生んだ素晴しい技法。ⒸTomoya Nomura
表は木綿でも内は絹
「表は木綿でも内は絹」江戸指物を象徴する言葉として、島崎さんがこんな言葉を教えてくれた。
「もとは江戸っ子の羽織のことを指す言葉だったようです。羽織の表は飾らず木綿で地味に、その一方で裏地には絹を使って派手に。つまり見えないところに手をかける江戸っ子の粋です。この言葉は、江戸指物の持つ精神性とまったく同じです」
「見えないところに手をかける」、その象徴が「ほぞ組」だ。精巧な「ほぞ組」を駆使して板と板を組んでも、残念ながら「ほぞ」は隠れてしまい、けっして表には現れない。島崎さんの作品のどれもがそうだ。まるで接着剤で貼り合わせたかのように、板と板との端がぴったりと組み合い、端正に納まっている。その多くが薄い板である。この薄い板同士のどこに「ほぞ」と「ほぞ穴」が作られているのだろうと、作品をつぶさに見れば見るほど、不思議な気分に捉われる。まさに、見えないところに、精魂を込めた技が込められている。それが江戸指物の粋だ。
板を組み合わせたとは思えない、柔らかな丸みを帯びた独特の形状
展示会場には、少し変わった趣の作品もある。指物は、板と板を接合していく工法のために、直線が主体の作品が多い。ところが、その作品はどちらかと言えば柔らかな曲線が主となり、全体的に丸みを帯びたフォルムで優しくたたずんでいる。
「これが指物?一木から刳りだしたものなのでは……」
そう思い近くで仔細に眺めると、面と面のつなぎ目に微かな細い線が入っている。面と面がつないである証だ。島崎さんは、我が意を得たりと微笑む。
円やかなで優美なフォルムは、木を曲げるのではなく、板と板を組み合わせて曲面を作り出す高度な技術が可能にした。側面の凹みだけは、その部分を刳って仕上げられている。茶神代欅箱「ふくろく」28×21×20㎝
「指物は直線が主体の箱物、という一般的な見方を覆したかったのです。おおらかな柔らかさを、木目とともに表現できたら、そんな想いです。こうした曲線を取り入れた指物は『曲物(くせもの)』と呼ばれて、かなり高度な技術が求められます。父は『一流の指物師は、曲物を作れるようになって一人前だ』と言っていました。こうしたことができる指物師は少なくなりました」
蓋を開けると、いくつも積み重なった可愛らしい抽斗(ひきだし)が現れる小箱。柔らかなカーブを描く箱の4辺も、やはり「ほぞ組」で4枚の板をつないで作られている。島崎さんの指物技術の粋がいたるところに込められた作品。御蔵島桑拾杯抽斗箱「蓮祈」26×12.2×13.5㎝
従来の指物の概念から離れた、一風変わった表情の作品は、寄木の手法を用いて作られている。神代彩線木画箱 26×12.213.5㎝
伝統的な江戸指物から、あえて少し距離を置いた若きころ
やはり指物師であった父、柾成氏に師事した島崎さんは、若い頃は江戸指物を手掛けながらも、あえて伝統的な形状の指物からは少し距離を置いたものを作っていた。
「父が伝統的な作品を作って公募展に出していましたから、私が同じ方向のものを作らなくてもよいのでは、と思っていました。ただ、今では、他の指物師が手掛けないような作品も作りつつ、次代に伝えるためにも、伝統的な形状の江戸指物も作り続けていかなければならないと、改めて思っています」
大切な自分の道具を、自由に使わせてくれた父に感謝
工房は、まさに家内制手工業的な雰囲気だったため、かつて島崎さんは父と膝を並べて作業に取り組んでいた。
「嬉しかったのは、父が自分の道具を自由に使わせてくれたことです」
職人は作品の出来具合を大きく左右する道具を、とても大事にする。名人とも言われた父の道具を使うことができたのは、若き日の島崎さんにとってはとても重要なことだった。
父が使っていた道具は、今ではほとんど無くなってしまった。その代わり島崎さん自身が、数多くの道具を自ら作った。そのうちの多くが、鉋(かんな)である。
「ごくごく狭い場所を、細く薄く鉋がけしなければならない場合も生じます。そんな時は極めて小さな鉋で、ほんのひと削りします。このように、どんな場合でも対応できるように、鉋は百種類以上準備しています」
展覧会場には、自作道具のごく一部が展示されている。さまざまな形と大きさの鉋を見た後に、もう一度作品に向き合うと、そのひとつひとつが一段と輝きを増してきたような気がしてきた。
鉋をはじめ、驚くほどたくさんの道具が整然と並ぶ工房にて。繊細な指物細工には、用途に応じたさまさまな道具が必要不可欠となる。ⒸTomoya Nomura
◆アート探訪記~展覧会インフォメーション
江戸指物 木工芸家 島崎敏宏の仕事 ──蘇れ御蔵島桑──
会期:2025年9月26日(金) 〜 2025年10月5日(日)
時間:11:00 – 19:00 最終日は17:00まで
- 場所:セイコーハウス 6階 セイコーハウスホール
櫻井正朗 Masao Sakurai
明治38(1905)年に創刊された老舗婦人誌『婦人画報』編集部に30年以上在籍し、陶芸や漆芸など、日本の伝統工芸をはじめ、さまざまな日本文化の取材・原稿執筆を経た後、現在ではフリーランスの編集者として、「プレミアムジャパン」では未生流笹岡家元の笹岡隆甫さんや尾上流四代家元・三代目尾上菊之丞さんの記事などを担当する。京都には長年にわたり幾度となく足を運んできたが、日本文化方面よりも、むしろ居酒屋方面が詳しいとの噂も。
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Lounge
Premium Salon
アート探訪記~展覧会インプレッシ…
Premium Salon
関連記事
投稿 銀座・和光 江戸指物、その奥深き世界「木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑」 は Premium Japan に最初に表示されました。
Features
銀座・和光で開催。「触れられないもの」に「かたち」を与える
2025.9.27
陶芸家 松永圭太 × 橋本知成による二人展「The Shape of the Intangible触れられないもののかたち」
松永圭太氏の作品
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
銀座・和光 本店地階 アーツアンドカルチャーにて、2025年10月2日(木)から10月15日(水)まで、陶芸家 松永圭太氏と橋本知成氏による初の二人展「The Shape of the Intangible 触れられないもののかたち」が開催される。
橋本知成氏の作品 photo: Gentoku Katakura
松永氏は、土に根差した芸術を通して自然の生命の力強さと、ありのままの自然がもつ儚さが共存する造形を追求してきた。一方、橋本氏は空間全体をインスタレーションとして捉え、構造的なアプローチの中に素材の自然な表情を巧みに取り入れている。
和光 本店地階 アーツアンドカルチャー
本展は、こうした異なる技法や哲学を持つ二人が、共通素材である「土」を介して、いかに「触れられないもの」に「かたち」を与えるのかを、新作を中心に紹介。時間の流れや空間の広がりを意識させる作品が並び、和光 アーツアンドカルチャーならではの特別な体験を提供する。
それぞれの作家の視点と手法を伝える場であると同時に、訪れる人々が「触れられないものの存在感」を感覚的に体験できる展覧会。都会の中心で、感性を研ぎ澄ますひとときを味わってみてはいかがだろうか。
◆「The Shape of the Intangible触れられないもののかたち」
【会期】2025年10月2日(木)~10月15日(水)
【会場】和光 本店 地階 アーツアンドカルチャー(東京都中央区 銀座)
【入場】無料
※初日10月2日(木)には、松永圭太氏・橋本知成氏両氏が来場予定
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Features
2025.9.27
常設アート ミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」が2025年10月7日(火)…
関連記事
投稿 陶芸家 松永圭太 × 橋本知成による二人展「The Shape of the Intangible触れられないもののかたち」 は Premium Japan に最初に表示されました。
Features
インド更紗の貴重なコレクションを日本初公開
2025.9.19
東京ステーションギャラリーにて開催中。「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」展
《白地人物文様更紗儀礼用布》(部分)1450-1650年頃 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
JR東京駅の東京ステーションギャラリーにて「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」展が、2025年11月9日(日)まで開催中だ。
《白地人物城郭文様更紗裂》18世紀 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley
インドで生まれた更紗(さらさ)は、その誕生から数千年の歴史の中で、衣服や宗教儀式、室内装飾などさまざまな用途に使われてきた。天然素材の茜(あかね)と藍(あい)を巧みに用いて、染織の難しい木綿布を色鮮やかに染め上げて作られた更紗は、のびやかで濃密な文様と、染色の驚異的な堅牢性が大きな特徴だ。
主要な交易品として、おそくとも1世紀には東南アジアやアフリカへと渡ったとされ、その後、貿易を通して他国の要望に応じたデザインを自在に展開しながら、装飾美術から服飾まで世界中のあらゆる芸術に多大な影響を与えてきた。
《白地聖母子文様儀礼用布》18世紀 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley
本展では、インド更紗の世界屈指のコレクター、カルン・タカール氏のコレクションを日本で初めて紹介。インド国内向けに作られた最長約8メートルの完全な形で残る更紗の優品から、日本、インドネシア、スリランカなどアジア諸国とヨーロッパとの交易で生み出されたデザインを伝える掛布や服飾品、そして国内のコレクションも交えた日本での展開を伝える貴重な作品を展示している。
《白地チューリップ虫文様更紗裂》1700-30年頃 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley
あなたも数千年の歴史を持つインド更紗の奥深い魅力をじっくりと堪能してみてはいかが。
◆カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語
【会期】2025年11月9日(日)まで開催中
【会場】東京ステーションギャラリー
【時間】10:00~18:00(金曜日~20:00)*入館は閉館30分前まで
【休館日】月曜日(ただし9/15、10/13、11/3は開館)、9/16(火)、10/14(火)
※詳細は公式サイトで要確認
関連リンク
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Features
2025.9.19
六代目尾上菊五郎をはじめとする大歌舞伎一座の全国巡業記録『戦下の歌舞伎巡業記』
Features
2025.9.19
ザ・リッツ・カールトン東京「グランクラシックアフタヌーンティー〜シェフ エスコフィエ…
関連記事
投稿 東京ステーションギャラリーにて開催中。「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」展 は Premium Japan に最初に表示されました。
Features
世代を越えて楽しめる、オバケの世界
2025.9.18
新潟県立近代美術館で開催。「オバケ?」展
絵本『ねないこだれだ』原画 作・せなけいこ
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
会いたくないのに会ってみたい――。そんな「オバケ」を五感で楽しみつくす体験型展覧会が、新潟県立近代美術館で2025年12月7日(日)まで開催されている。
© 2025 A.T. & T.T.
古くから物語や絵画に登場し、現代では絵本や漫画、映画などでも親しまれてきた「オバケ」。本展では、詩人 谷川俊太郎と音楽家 谷川賢作の親子による音楽作品や、落語家の春風亭一之輔が朗読する「オバケ落語」など、約20組のクリエイターが、それぞれの感性と表現手法で「オバケ」という存在に迫っている。
古今東西のオバケ絵本500冊 選・広松由希子(絵本家)
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)
オバケ湯 祖父江慎
PLAY! MUSEUMでの展示風景(撮影:田附勝)
500冊におよぶオバケ絵本を集めた本棚や、オバケを探求する「オバケ研究所」、オバケと銭湯を組み合わせた異色の空間「オバケ湯」など、遊び心あふれるコンテンツが充実。さらに、日本美術史学者の安村敏信による、日本美術におけるオバケ・幽霊・妖怪の歴史を紹介するコーナーも。「オバケ」を見て、感じて、知るための仕掛けが随所に散りばめられている。
「オバケ研究所」設計・橋村雄一 ロゴ・平山昌尚
このほか、子どもたちがオバケに変身する「オバケ工場」や、アニメーション作家の加藤久仁生による新作アニメーションも必見。大人も子どもも夢中になれる、世代を越えたアート体験をぜひ楽しんでみては。
© Keiko Sena
◆「オバケ?」展
【会期】開催中~2025年12月7日(日)
【会場】新潟県立近代美術館(新潟県長岡市千秋3-278-14)
【開館時間】9:00~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
【休館日】9/24(水)、9/29(月)、10/6(月)、10/14(火)、10/20(月)、10/27(月)、11/4(火)、11/10(月)、11/17(月)、11/25(火)、12/1(月)
【観覧料】一般1,600円、大学・高校生1,000円
※中学生以下無料
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Features
2025.9.18
六代目尾上菊五郎をはじめとする大歌舞伎一座の全国巡業記録『戦下の歌舞伎巡業記』
関連記事
投稿 新潟県立近代美術館で開催。「オバケ?」展 は Premium Japan に最初に表示されました。
Features
江戸指物の真髄に触れる展覧会
2025.9.11
銀座・和光で開催。「江戸指物 木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑」
御蔵島桑拭漆提箱 13.3×32×20.3cm
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
銀座・和光のセイコーハウスホールにて、日本工芸会正会員で木工芸家・島崎敏宏氏による個展「江戸指物 木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑」が、2025年9月26日(金)から10月5日(日)まで開催される。
御蔵島桑拭漆提抽斗箱 15.8×16.6×25.5cm
彩線木画無双箱 13.6×23.3×22cm
江戸指物師の家系に生まれた島崎氏は、父・柾成氏のもとで伝統技法を学び、研鑽を重ねてきた。釘を一切使わずに木材を緻密に組み上げる組手技法によって強度と美しさを兼ね備え、漆仕上げでは一点ごとに異なる木目の個性を引き出すことで、唯一無二の表情を宿す作品を生み出している。
御蔵島桑水輪床脚小箱 12×16.4×7.4cm
会場では、桑材の最高峰とされる御蔵島桑を用いた小抽斗や提箱をはじめ、小机、硯箱、手鏡、ステッキなど多彩な作品を展示。江戸の粋と現代の美意識が響き合う、島崎氏ならではの江戸指物の世界を堪能できる。
神代杉提箱 16.7×37×23.3cm
◆江戸指物 木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑
【会期】2025年9月26日(金)~10月5日(日)
【会場】セイコーハウスホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス 6階)
【営業時間】11:00~19:00(最終日は17:00まで)
【休業日】無休
【入場料】無料
関連リンク
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Features
2025.9.11
六代目尾上菊五郎をはじめとする大歌舞伎一座の全国巡業記録『戦下の歌舞伎巡業記』
Features
2025.9.11
ザ・リッツ・カールトン東京「グランクラシックアフタヌーンティー〜シェフ エスコフィエ…
Features
2025.9.11
パレスホテル東京で開催。フランス料理「エステール by アラン・デュカス ーChampagne SA…
関連記事
投稿 銀座・和光で開催。「江戸指物 木工芸家 島崎敏宏の仕事 蘇れ御蔵島桑」 は Premium Japan に最初に表示されました。
Lounge
Premium Salon
林 信行の視点
2025.8.26
ヤマハのリゾートホテル「葛城北の丸」に3室のラグジュアリーなスイートが誕生
47年の歴史を持つ葛城北の丸の一棟が、現代のラグジュアリーを感じる新しい3室のスイートに生まれ変わった。手掛けたのは内田デザイン研究所。
)
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
ヤマハがつくった泊まれる城
世界のミュージシャンに愛される日本ブランド、ヤマハ。同社のグループが名門ゴルフクラブとリゾートホテルを営んでいるのをご存知だろうか。つくったのは同社を今日の形にした四代目社長、川上源一。1976年に葛城ゴルフ倶楽部を、その2年後の1978年にリゾートホテルの葛城北の丸を作った。
この夏、その歴史あるホテルの一棟がラグジュアリーでサステイナブルな現代の要請に応えた特別仕様のスイート3室に生まれ変わった。手掛けたのは内田デザイン研究所。京都・嵐山の「MUNI KYOTO」や日本のデザインホテルの先駆けと言われる「HOTEL IL PALAZZO」を手掛けたデザイン事務所だ。「月」と名付けられた部屋に試泊しつつ、他の2室も内覧させてもらった。
いずれも今日我々が慣れ親しむ西洋的価値観のラグジュアリーと日本の美意識を融合させた21世紀的「和洋折衷」と言える優美で快適な部屋だった。
川上源一の古民家保存への思い
葛城北の丸は北陸の古民家七棟を移築し屋根を遠州瓦に変えて改修し、回廊で繋いだ山まるまるひとつを敷地に持つ巨大施設。遠州の平城をイメージして作られたという。
リニューアルオープンした桜殿は地上階にあるが、一度、階段で2階に上り遠州瓦の風景を臨む渡り廊下を経て再び地上階に下りる作りになっており川上源一の強いこだわりを感じる。
「葛城 北の丸」は、名前も、見た目も、山ひとつまるまる抱える大きな敷地もまるでお城のようだ。それもそのはずで設立時には、客人を殿様に見立て、城の中で疲れを癒すように食事や寛ぎを与えることをコンセプトにし、お城の北の丸、つまり将軍や大名家族の居住空間のような施設にすることを目指したという。「葛城」という名は、この地が元々、葛(くず)の産地だったことにちなんだという。
ヤマハ掛川工場に近く、本社ともそう遠くないこのホテルは、世界の著名ミュージシャンやスポーツ選手が訪れるヤマハの客人をもてなす迎賓館としての側面もある。
その大事なホテルを作るにあたり、川上源一は、面白いことにあえて新築するのではなく古民家を移築して作ることを提案する。北陸地方には強さと温もりを持つ良い古民家が多い。それが失われつつあることを知ったのがきっかけで、それを宿泊施設計画に活かせないかと考えたのだという。
百軒ほどある古民家から七軒を選んでこの地に移築し、屋根には地域の伝統である遠州瓦を乗せた。それらを回廊で結び、花の名前をつけた4つの宿泊棟を持つ建物にした。建物の正面に常夜灯を備えた大きな門を建て、その周囲にお堀を作った。こうすることでまるで平城のような外観になった。
川上は高度経済成長を経て古い日本家屋がどんどん失われていくことに危機感を感じ、そうした風景を残すことに使命感を感じていたと言う。あえて廊下を2階に作り、遠州瓦の屋根が並ぶ風景を見せるなど、ホテルには随所に川上のそんな想いが見てとれる。
昭和モダンの館内に漂う木の温もり
ロビーエリアにあるBarの一枚板のバーカウンターは葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース13番ホールの落雷で倒れた老松で作られたという。手前のテーブルは屋久杉で作られている。ここだけでなく旧来の部屋に置かれた家具などほとんどの家具が木製で2013年に別資本になって社名が変わったヤマハの家具・住宅設備部門ヤマハリビングテック株式会社製。
そんな歴史ある風情を持つ施設だが、建物に一歩足を踏み入れると、そこにはまったく別の時空間が広がっている。葛城北の丸の館内には、日本が豊かだった昭和の良い時代の風情が漂っている。玄関正面の日本庭園に向かって開かれた窓の並びにはゆったりとした木製の家具と共にヤマハのグランドピアノが置かれている。
ピアノの向かいには、ワインセラーや巨大な一枚板のバーカウンターも備えたバーラウンジエリア。バーカウンターの上には楽器のホルンの形をした照明が置かれ、ヤマハのコンパクトオーディオで同社が応援するクラシックやジャズのミュージシャンの音楽が流れており、ここがヤマハの施設であることを思い出す。
だが、このバーを訪れて、実はヤマハには楽器メーカー以外に、もう1つの顔があることに気付かされた。一枚板のバーカウンターは葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース13番ホールの落雷で倒れた老松で作られたものだという。そのすぐ近くのローテーブルは屋久杉で作られていた。二階へと続く階段の手すりは雪の重みで倒れ起き上がった松をそのままの形で使っていると言う。
見渡すと北陸の古民家を復元した天井も木製と、ホテル全体が木の温もりに包まれている。楽器メーカーであるヤマハは、実は優れた木工技術を持つ会社でもあるのだ。なるほど、だからこそ木への愛が溢れ、消えゆく北陸の古民家を放って置けなかったのだと気がついた。
ホテルで使われている木製家具もほとんどは今は無きヤマハの家具部門で作られたもので、西洋の家具を日本人の体型や生活習慣に合わせて作り直した木工家具たち。どこか安心感を覚える昭和ラグジュアリーの佇まいの正体はこれだったのかも知れない。
21世紀のラグジュアリー「桜殿」の誕生
「萩殿」は古民家の佇まいをそのまま生かした棟。建物の中に入ると土間があり、その先に囲炉裏を備えた大きな共用空間があり、その周囲に10畳、8畳、6畳と大きさの異なる計5部屋の客室が用意されている。一棟をまるまる貸し切って、夜、囲炉裏を囲みながら会話に花を咲かせるといった使い方をする常連も多い。「桜殿」は元々、この萩殿と似た作りだったという。
近世のお城のような外観と昭和モダンの内装。この2つの時間軸が交差したリゾートホテルに、2025年春、21世紀のラグジュアリーという3つ目の時間軸が加わった。内田デザイン研究所の手掛けて生まれ変わった「桜殿」の3室だ。
葛城北の丸には花の名前がつけられた4つの宿泊棟がある。「葵殿」は28平米の最もポピュラーな部屋で山の深緑を楽しめる和モダンな客室、「藤殿」は広大な庭の片隅にある藤棚に面したバルコニーを持つ33平米の部屋、「萩殿」は古民家の佇まいをそのまま生かした棟で、囲炉裏を備えた大きな共用空間の周囲に計5部屋の客室が配置されている。
今回、新しくなった「桜殿」は、この「萩殿」と似た作りだったという。ただ、今回のリニューアルで、旧家の外観はそのまま残しつつも、内装はかつての様子が想像できないほどドラマチックに変わっている。
共有スペースをなくしてその分、1つ1つの部屋を80-100平米と広くし、専用庭や露天風呂を設けた「月」、「灯(あかり)」、「凪」と名付けられたまったく個性の異なる3室が誕生した。
3室は「真・行・草(しん・ぎょう・そう)」という日本の伝統的な美意識・格式の分類でデザインされたという。つまり端正で格調高い「真」の部屋として作られたのが「月」、やわらかさや華やかさを持つ「行」の部屋として作られたのが「灯」、もっとも自由でリラックスした雰囲気の「草」の部屋として作られたのが「凪」というわけだ。
日本空間の「型」を現代に継承
各部屋とも玄関が広く、その外には三室三洋の手水鉢が置かれた贅沢な作りになっている。こちらは「月」の手水鉢で長く伸びた金色の筧は横から見ると三日月のように見える。
3室のデザインには共通している部分も多い。その1つは日本的空間の「型」だ。
3室とも立派な玄関を備えており、「浄め」と「もてなし」の意味を持つ手水鉢が用意されている(手水鉢の見た目は部屋のコンセプトに合わせてそれぞれ異なっている)。履き物を脱いで床にあがると外の景色へとつながった開放感を感じながらくつろげる広間があり、それぞれの部屋を特徴づけるゆったりとしたソファが置かれている。そこから部屋の奥に向かうほどプライベート感が高まる。
また全室ともつくり天井を取り払った天井高のある空間の開放感を感じながら、元々の古民家からそのまま継承した梁や柱といった建物の記憶を辿って楽しめるようにもなっている。この古民家の記憶を大事にする姿勢は川上源一の遺志にも通じている。
部屋の内側と外の空間が曖昧なのも日本の空間らしい特徴かも知れない。各部屋に個性的なテラスがついているが、設計を行った内田デザイン研究所では、これをテラスではなく「広縁(ひろえん)」と呼んでいる。テラスが屋外空間なのに対し、広縁は部屋の外に広がった縁側であり、屋内と屋外の中間領域だ。その向こうに広がる大きな庭と、凛とした屋内空間のどちらともつながりを感じることができる居心地の良い場所になっている。
なお広縁や各部屋の露天風呂具には石庭を含む自分専用の庭や植栽があるが、これらや玄関にある手水のデザインは造園計画集団、和想デザインが手掛けたという。
日本的建築はこうした部屋の外側と内側を格子や障子といった光や風を通す柔らかい境界で仕切るのが特徴だが、桜殿の3室も、こうした要素をシックな佇まいに合う現代的な形で再解釈しつつ取り入れている。
天井高を最大限に活かした空間の多い桜殿の部屋だが頭上を見上げると元々の古民家の個性的で力強い梁がそのまま残されており、古民家の記憶を感じることができる。こちらは月の寝室の梁。
各部屋とも部屋とテラス(広縁)が一体となった屋内と屋外の境界が曖昧な日本的な作りになっている。こちらはホテル全体の庭にもつながった月のテラス。灯のテラスはファイアーピットが、凪のテラスは鏡のように光や風景を反射する水盤が特徴になっている。
三室三洋の魅力
—「月」― 真の格調が宿る最上級の空間
白漆喰の壁の白と濃い色調の木のコントラストある2色が基調でシックな佇まいの「月」。そうでなくても3室の中で最も広いが、寝室からテラスまでが一直線に並ぶことで部屋の引き戸を全開放するとさらに広く感じることができる。リビングの天井も最も高さを感じる。
「月」の部屋につた露天風呂。苔むす枯山水の真ん中に立つもみじがきれいなシルエットを描き出す。この贅沢な露天風呂に加えて、2名で利用できる専用の岩盤浴も用意されている。
まずは「真・行・草」の「真」にあたる「月」の部屋から。この部屋は桜殿の歴史と性格を最もよく表しているオーセンティックな部屋となっている。靴を脱いで玄関に上がり、扉を開いてリビングに入ると、右側にテラス、左手の奥に寝室が一直線に並んでいる。木製サッシを全面開放すると庭を望むテラスとリビングの一体感が楽しめる。室内面積が101平米。テラスと露天風呂を合わせた面積が37平米と3室の中で最も広い。
白漆喰の壁や黒い梁や造作家具、古民家の記憶を残す躯体とモダンな家具のコントラストが印象深いシックな空間で、かなり天井高があるのも心地がよい。リビングの一角には、この白黒のシックな空間に合わせてヤマハリゾートが選んだ書家 大杉弘子の作品が飾られている。
リビングにある引き戸の1つを開くと洗面台とお風呂場が姿を表す。お風呂は苔むす枯山水と青紅葉(あおもみじ)が楽しめる露天風呂になっているが、それに加えて3室の中でこの部屋だけ石庭を臨むプライベート岩盤浴も用意されている。岩盤浴が好きな人は昼夜時間を問わず、何度でも何時間でも利用し汗をかきリフレッシュできる。
寝室は引き戸を開けたまま庭の景色を楽しみながら利用することもできれば、引き戸を閉めると、外の気配の一切ないプライベートな安らぎを感じる空間に様変わりする。ベッドに横たわると頭上で建物の歴史を感じさせる大きな黒い梁が交差している様子を楽しめる。寝室の横にはクローゼットも兼ねた大きなパウダールームが用意されており、しっかりと自分と向き合う時間を楽しむことができる。
—「灯」— 行の華やかさと炎の魅力
朱色のラウンドソファが強い印象を残す灯の部屋のリビング。古民家の屋根の形を屋内からも感じることができる斜めになった天井も特徴だ。寝室はテレビの後ろにある格子で仕切られただけのワンルーム構成になっている。
灯の部屋の魅力はテラスに用意されたファイアーピット。夜は満点の星空の下、ここで炎を見つめながらお酒や会話を楽しむことができる。
「真・行・草」の「行」に当たる「灯」の部屋はガラリと雰囲気が変わる。床や天井はぬくもりを感じる木材の色をそのまま生かしており、全体的に部屋の印象が明るい。
そんなリビングの片隅に朱色のラウンドソファ(半円形のソファ)と丸テーブルが置かれている。すべてが直線的だった「月」と対照的だ。テラスに沿う形で横に長く広がったリビング——ソファと反対側には格子で仕切っただけのリビングと柔らかくつながった寝室がある。広さは室内が80平米、広縁と露天風呂が合わせて35平米だ。
この部屋の最大の特徴はそのテラスにある。真ん中で仕切られたテラスは左側が印象的な赤いリクライニングチェアが置かれたウッドデッキに、右側が石ばりのベンチで囲まれたファイヤーピットになっている。
夜は満天の星空の下、炎を囲みながらゆったりと会話を楽しめる場になっている。これももしかしたら囲炉裏を現代風に解釈し直したものなのかも知れない。このテラスをリビングだけでなく、ベッドからでも間近に眺めることができ、露天風呂からも完全には見えないが気配を感じることができるテラス中心の部屋となっている。
ファイヤーピットや赤いソファに合わせるように、この部屋には日輪のアートや赤い墨で描いた「炎」という字を描いた書の作品が飾られている。
「灯」の部屋のもう1つの特徴は傾斜のついた天井だろう。桜殿の3室は造作天井を取り払い、屋根の高さまで抜けた開放感を味わえるようにしているが、そのため三角屋根の形に合わせて天井が高い部分と低い部分がある。「灯」の部屋では、屋根の頂点にあたる最も天井高がある部分を玄関に持ってきて、居間では傾斜した屋根の形がそのまま天井になっている。
—「凪」—草のやすらぎと水の癒し
木の風合いを強く感じるナチュラルな雰囲気の中でリラックスできる「凪」。リビングルームもシンプルな構成。天井には元々の古民家の梁を楽しむことができる。
シンプルな構成の「凪」だが、夜、室内照明を落とし、テラスの木々の照明をつけると木々が鏡のような水盤に映る美しい光景が現れる。この景色に日本的情緒を感じながら過ごせるのが「凪」の魅力だ。
3つ目の部屋「凪」は、天井の高い部分と低い部分を水平にし段差をつけた天井になっている。テラスに近い側の天井が低くなっており、自然と視線がテラスの下側に向くが、実はテラスのその部分には水盤が張られており、夜、照明を落とすとその水盤にテラスの木々が映り込んで美しい眺めを作り出す。日中は水盤が太陽の光を反射して室内に光の揺らぎを描き出す。
「月」同様に寝室、居間、テラスが一直線に並んだ配置で室内面積83.4平米、テラスと露天風呂が25平米の広さだ。
色調は木のナチュラルな風合いが生きる明るい色調の木仕上げで、壁は天然木仕上げでスッキリと仕上げられており、「真・行・草」の「草」らしく、もっともナチュラルな雰囲気が漂うリラックスできる空間に仕上がっている。
日本を代表するブランドが作り出すラグジュアリー体験
朝は1周20分ほどのホテルの敷地の散歩をすると心地よい。日本庭園やプールもある巨大な庭だが、最も高い位置には一般には非公開の迎賓施設「梅殿」がある。中にはヤマハの最高級オーディオシステムや100周年記念で作られたグランドピアノ、1908年頃に作られたオルガンなどが飾られている。たまにこの梅殿で自分のCDを楽しむ宿泊プランも用意されることがある。庭には他に川上源一の実父の大正時代の家も「青々庵」と名付けられ移築されている
3室共通で大型テレビにはヤマハのサウンドバー(音響システム)が付いており迫力の大音響で映画が楽しめる。また冷蔵庫のビールやワイン、ジュースに加え、地元の掛川茶を利用したホテルオリジナルの最上級深蒸し茶のティーバッグとこの土地で取れる陶土にこだわった森山焼きの湯呑み茶碗が用意されているのも嬉しい。
夕食は大きな窓から夜の庭の景色が楽しめるレストラン「椿の間」で提供される。5種類のコースが用意されているが、桜殿に宿泊の場合は、おすすめコースの舞または吟いずれかのコースを選ぶことができる。
名産品の袋井のクラウンメロンの味がするスープには意表をつかれたが、近海のお造りも楽しめれば、三ヶ日牛ロースの炭火焼きといったメニューにここが海の幸も山の幸も楽しめるロケーションなのだと改めて気がつかされた。翌朝の朝食も、こだわり野菜のしゃぶしゃぶと三段重にこの地の豊かな食材を活かした料理がたくさん詰まっていた。
どちらの料理も生産者の顔が見える地域の豊かな食材を伝統的な和の技法で調理しながら、現代的な感性も取り入れた「和魂洋才」の料理哲学で作られている。ここにも川上源一氏の「日本人の心のふるさと」というコンセプトが一貫して表現されている。
施設内にはヤマハがかつて同社のVIPを招いたり音楽イベントなどを行った梅殿という迎賓館もある。一般には非公開だが、最近ではオーディオルームとしてこの部屋に置かれたヤマハの最高級オーディオでお気に入りのCDを楽しむことができるようだ。
1周約20分の庭の散歩を楽しむと特徴的な屋根を持つ建物の外観だけは楽しむことができる。庭には他にも川上源一の実父でありヤマハの中興の祖でもある川上嘉市の住まいを移築した青々庵や四季折々の花々が楽しめる花木苑もある。
川上源一が1970年代に抱いた「消えゆく古民家を救いたい」という思いは、半世紀を経て新たな形で花開いた。それは単なる保存ではなく、歴史を尊重しながら現代の感性で進化させる「継承のデザイン」の実践である。
「桜殿」の3室はまもなく50周年を迎える施設の哲学や理念を継承しつつ、日本の伝統的価値観と西洋的ラグジュアリーを見事に融合した新しい和洋折衷、日本ならではの西洋的ラグジュアリーを確実に示していた。今回のリニューアルが同施設の次の50年に向けての起点となることを期待したい。
静岡県袋井市宇刈2505番地の
フリーダイヤル:0120-211-489(受付時間9:00〜18:00)
Profile
林信行 Nobuyuki Hayashi
1990年にITのジャーナリストとして国内外の媒体で記事の執筆を始める。最新トレンドの発信やIT業界を築いてきたレジェンドたちのインタビューを手掛けた。2000年代からはテクノロジーだけでは人々は豊かにならないと考えを改め、良いデザインを啓蒙すべくデザイン関連の取材、審査員などの活動を開始。2005年頃からはAIが世界にもたらす地殻変動を予見し、人の在り方を問うコンテンポラリーアートや教育の取材に加え、日本の地域や伝統文化にも関心を広げる。現在では、日本の伝統的な思想には未来の社会に向けた貴重なインスピレーションが詰まっているという信念のもと、これを世界に発信することに力を注いでいる。いくつかの企業の顧問や社外取締役に加え、金沢美術工芸大学で客員名誉教授に就いている。Nobi(ノビ)の愛称で親しまれている。
関連リンク
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Lounge
Premium Salon
林 信行の視点
Premium Salon
関連記事
投稿 ヤマハのリゾートホテル「葛城北の丸」に3室のラグジュアリーなスイートが誕生 は Premium Japan に最初に表示されました。
Features
ブルガリが描く、色彩の万華鏡
2025.8.30
国立新美術館で開催「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」
《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》ゴールド、アメシスト、ターコイズ、シトリン、ルビー、エメラルド、ダイヤモンド 1969年頃 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
ローマを代表するハイジュエラー、ブルガリ。その比類なき色彩美に迫る大規模展覧会「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」が、国立新美術館にて開催される。会期は9月17日(水)~12月15日(月)。
《「ビブ」ネックレス》 ゴールド、プラチナ、エメラルド、アメシスト、ターコイズ、ダイヤモンド 1968年 リン・レブソン旧蔵 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション
《ペンダントイヤリング》 ゴールド、プラチナ、エメラルド、アメシスト、ターコイズ、ダイヤモンド 1968年 リン・レブソン旧蔵 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション
日本におけるブルガリの展覧会としては10年ぶり、そして過去最大のスケールとなる本展には、約350点のジュエリーが集結。サファイア、ルビー、エメラルドといった原色に、アメシストやターコイズなど半貴石を自在に組み合わせ、カボションカットでその輝きを際立たせる「色石の魔術師」ブルガリ。その大胆かつ独創的な色彩の調和を生み出す唯一無二の手腕に、ジュエリーや現代アートを通じて光を当てていく。
《ブレスレット》 ゴールド、プラチナ、シトリン、ダイヤモンド 1940年頃 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション
《ネックレス》 プラチナ、エメラルド、ダイヤモンド 1961年 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション
本展では、ブルガリの色彩の革命を3つの章を通して探求。シトリンとダイヤモンドをあしらい、ローマの夕焼けを彷彿とさせる温かな輝きを放つ《ブレスレット》(1940年代頃)や、七つのエメラルドを配した「セブン・ ワンダーズ」と呼ばれる伝説的ネックレス《ネックレス》(1961年)、さらに、ネックレスにもブレスレットにも変化する多色使いの傑作《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》(1970年代頃)など、ブルガリ・ヘリテージ・コレクションを中心に、歴史的傑作から希少なアーカイブまでが勢揃いしている。
《コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット》ゴールド、アメシスト、ターコイズ、シトリン、ルビー、エメラルド、ダイヤモンド 1969年頃 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション
さらに今回は、ジュエリーに加え、三人の現代女性アーティストによる新作も展示。回転する色とりどりの洗車ブラシを用いたララ・ファヴァレットのインスタレーションや、古事記に着想を得た森 万里子の瞑想的空間、水、音、鉱物顔料が混ざり合い、流動的なフォルムを形成するさまを空間に投影する中山晃子のインスタレーションなど、それぞれがブルガリのジュエリーと呼応し、色彩の持つ力を多面的に体感できる構成となっている。
会場デザインは、日本の建築家ユニット「SANAA」と、イタリアのデザインユニット「フォルマファンタズマ」が協働で担当。古代ローマ浴場のモザイクパターンと、東京のイチョウの葉の形に着想を得た空間は、訪れる人々を色彩の世界を巡る感覚の旅へと導く。
ジュエリーから現代アートまで、万華鏡のなかを巡るかのような体験をもたらす展覧会。壮麗な展示の数々を通じて、ブルガリの芸術性、クラフツマンシップ、そして精巧さを堪能してほしい。
◆ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧
【会期】2025年9月17日(水)~12月15日(月)
【休館日】毎週火曜日 ※ただし9月23日(火・祝)は開館、9月24日(水)は休館
【開館時間】10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで) ※毎週金・土曜日は20:00まで
【会場】国立新美術館 企画展示室2E
【観覧料】一般 2,300円、大学生 1,000円、高校生 500円
*本展は事前予約制(日時指定券)を導入
関連リンク
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Facebook</title><use xlink:href="#symbolSnsFb" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Twitter</title><use xlink:href="#symbolSnsTw" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>LINE</title><use xlink:href="#symbolSnsLine" /></g></svg>
-
<svg viewbox="0 0 58 58"><g><title>Pinterest</title><use xlink:href="#symbolSnsPint" /></g></svg>
Features
2025.8.30
池尻⼤橋の複合施設「HOME/WORK VILLAGE」に「APÉRO VILLAGE」がオープン
関連記事
投稿 国立新美術館で開催「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」 は Premium Japan に最初に表示されました。