料理 |料理人旨い100 |
2022.06.14
今回、「中華菜 膳楽房」の榛澤知弥氏に紹介してもらったのは、「菜の花の自家製ベーコン炒め」。「当店らしい一品」と榛澤氏は話す。 「季節の野菜をふんだんに使うのが、この店の特徴の一つ。そして、あまり複雑に味を重ねたり、飾り立てたりするのは好きではないので、シンプルな料理が当店では定番です」(榛澤氏) 今回の、自家製ベーコンのみで風味づけする野菜炒めは、その典型だという。台湾風の干し肉をベーコンのように使った、肉の旨みを強く感じる仕立てとなっている。 千葉県産の菜の花を、自家製のベーコンとともに炒めた。野菜料理は、膳楽房で力を入れている料理の一つ。自家製の加工肉やインパクトある調味料を用いながら、シンプルに仕立てる。 Photo Haruko Amagata