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イッタラが新作コレクション「AALTO 90」を発表
2026.3.28
フィンランドデザインの象徴「アアルトベース」誕生90周年
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フィンランドのデザインブランド「イッタラ」は、フィンランドの近代建築とデザインの巨匠、アルヴァ・アアルトによる名作「アアルトベース」の誕生90周年を記念し、年間テーマ「AALTO 90」を掲げたアニバーサリーコレクションを展開する。
シンプルでありながらダイナミックなフォルムが特長のアアルトベースは、1936年に誕生。当時主流だった装飾的なガラスデザインとは一線を画し、翌年のパリ万国博覧会で発表されると、瞬く間に世界的評価を確立。フィンランドデザインを象徴する存在となった。
「AALTO 90」は、その思想とクラフトマンシップを讃えると同時に、アアルトベースの価値を現代に提示し、その先へとつなげていく試みだ。
3月に登場した「Aalto Bubble Vase」は、“ガラスそのものに命を吹き込む新たな姿”を表現したコレクション。溶けたガラスにソーダを施すことで生まれる繊細な気泡を内部に閉じ込め、異なる表情を持つ一点物だ。オリジナルデザインの彫刻的な美しさに、光を受けてきらめくバブルの揺らぎが重なり、アアルトベースの新たな魅力を引き出している。
アルヴァ・アアルト コレクション Tokyo ベース 160mm ラスターライラック 79,200円(2026年8月5日発売)
さらに8月には、世界6都市をテーマにしたシリアルナンバー入りの数量限定コレクション「Aalto City Vase」が登場。ヘルシンキ、東京、アムステルダム、コペンハーゲン、ベルリン、ニューヨーク──それぞれの都市が持つ光やリズムを、アアルトベースの不朽のフォルムに重ね合わせたベースは、各都市およびその国・地域に限定して展開される。
Amsterdam|ラスターダークグレー(日本での発売予定はありません)
すべての作品は“⼿吹きガラス(マウスブロー)”の技法によってフィンランドで制作され、アニバーサリーイヤーのために特別に開発されたラスター仕上げを採用。光の角度によって表情を変える虹色のきらめきが、都市の移ろいと響き合う。
時代や国境を超えて愛されてきたフォルムに、新たな視点を重ねることで見えてくるもの。90年という時間を経てもなお更新され続けるその魅力に、改めて触れてみたい。
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投稿 フィンランドデザインの象徴「アアルトベース」誕生90周年 は Premium Japan に最初に表示されました。
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これを食べなきゃ人生ソンだよ
2026.3.25
時折り無性に食いたくなる「かつ丼」。 東京のベスト5を探索してみた!
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文=バッシー
時折りガツンと気合を入れたくなるときに食べるもの、それがカツ丼である。
まあ、そういう場合に限ったもんでもないが。
今回は、「とんかつ燕楽」、「とんかつ鈴新」、「新潟カツ丼 タレカツ 本店」、「とんかつ 銀座 梅林」、「小春軒」の東京ベスト5を紹介する。
カツ丼を待っている時間はなぜかソワソワする。大好きなトンカツが、玉ねぎとともに出汁ツユと玉子でとじられている様を想像する。こんなにシアワセな時間はなかろう。
とは言え、最近の東京のカツ丼は多様化して、4種類もあることを指摘しておかねばならない。
①従来通りの玉子でとじたカツ丼
②玉子でとじないサクサク系カツ丼
③タレカツ丼
④高級トンカツ屋の、玉子の上に分厚いカツが載ったカツ丼
筆者が容認するのは①と③だ。②も④も勘弁願いたいもんだ。これのどこがいいのか分からん。普通にトンカツ定食を食えばいいんじゃね? 最も好きなのは、言うまでもなく①である。
筆者はトンカツの大先達が喝破するカツ丼における「理想の三大原則」に、激しく同意する。それは、「揚げたて。薄くて。蓋閉めて」という「三て主義」のことだ。蓋を閉めて一瞬蒸らすことによって一体感が出る。
やはり、カツ丼のカツは揚げたてで、さほど厚くなく、玉ねぎを煮て、その上に載せたカツの衣が半熟ぎみの玉子に覆われ、衣は出汁ツユを十分に吸ってグニュグニュとなり、蓋をしてちょっと蒸したものがいいのである。
東京のトンカツ上位の店だから
カツ丼も間違いなし!の「とんかつ燕楽」。
「とんかつ燕楽」である。一昨年の東京トンカツのベスト1に選んだ店だ。ジャンルで言えば①である。
(トンカツについては以下を読まれたし。
「とんかつ燕楽」は2024年のナンバー1の店だ)
相変わらず誠実な店だ。キャベツを3人分ぐらいずつ、その都度切るところに、主人の心意気を感じる。
前回、開店と同時に入ったら、筆者に続く客が口々に「カツドン」、「カツドン」と頼むから、物凄く気になっていた。
目の前でトンカツを揚げている。待つことしばし、玉子でとじた見事な見栄えのカツ丼がやって来た。
「とんかつ燕楽」のかつ丼
なにしろ、トンカツの旨さは折り紙付きだ。カツはぶ厚いのに、衣がカツに貼りついて、まるで剥がれないところが立派だ。筆者の理想からすると、ちょっと厚いのだが、旨いカツだから許す。玉ねぎの量はかなり多めで、その上に、玉子でとじたカツが載っている。蓋はない状態で出される。蓋で蒸していないのはちょっと残念だが、衣は割下の出汁ツユを充分に吸っている。
出汁ツユは甘すぎず、とてもいい塩梅だ。白メシは硬い。そこがいい。ツユだくで、出汁ツユはご飯の底に溜まるぐらいたっぷりだ。豚汁と糠漬けも旨い。ゆえに言うことなしなのである。次回はヒレカツ丼も食ってみたいものだ。
「とんかつ燕楽」の入口
とんかつ燕楽
東京都大田区池上6-1-4
℡03-3754-8243
火~土:11:00~14:30、17:00~21:00
定休日:月・日
カツ丼 1300円
ヒレカツ丼 1700円
とんかつ定食 1550円
誰もが納得するであろう
東京のカツ丼ナンバーワンは「とんかつ鈴新」で決まり。
今回も例によって、名の知れたカツ丼屋、蕎麦屋などを回った。しかし、なかなかいいものには巡り会えない。豚が臭かったり、冷凍臭かったり、厚すぎたり、脂がしつこかったりして、満足できるものはなかなかない。
しかーし、この「鈴新」、東京のカツ丼と言えば真っ先に名が挙がる店の一つだが、一口食べてみて、「これだ、これだよ、ワシが求めていたのは」と思ったね。分類はもちろん①である。
四谷荒木町の奥まったところに、古くからある店だ。何度も店の前を通ってはいたが、入るのは初めてだ。
店内は薄暗く、あまり整頓された感じはない(苦笑)。常連が多い感じ。店主は客と絶えず会話を続けながらも、鍋に注がれる目つきは鋭い。その職人的な佇まいからして、ここは当たりだと直感した。
待つことしばし、カツ丼が、うひょ~、ちゃんと蓋をされて出てきた。
蓋を開けると、黄金色に輝くカツが玉子でとじられて艶光りしているではないか! ところどころは半熟だ。
さっそく一切れ食べてみたが、衣は充分に割下の出汁ツユを吸ってふやけている。このぐにゅぐにゅ感が好きなのだ。そして、丁寧に揚げられたカツに、歯がメリメリっと食い込んでいく。実に柔らかく歯切れがいい。肉は甘みを持っている。そこに、衣の出汁と玉子のとろみが二重にかぶさってくるのだから、たまらん。
とんかつ鈴新の「煮かつ丼」
下に敷かれた玉ねぎは煮すぎていない。半シャキで、そこがいい。白米は硬く上質で、必要十分なほどにツユで潤っている。
サイドには、豚汁、漬物4種、金平ゴボウが付いている。とても客思いな店じゃないか。感心した。
ところで、実はこの店には「かつ丼三兄弟」と称して、「煮かつ丼」「かけかつ丼」「そうすかつ丼」と三種もある。店が推奨するのは二番目の玉子でとじていないサクサクの「かけかつ丼」なのである。
店内を見回すと、三種とも出ているようだ。大根おろしで食べる「そうすかつ丼」も旨そうだったなあ。
「とんかつ鈴新」の入口
とんかつ鈴新
東京都新宿区荒木町10-28
℡03-3341-0768
煮かつ丼、かけかつ丼、そうすかつ丼
いずれも1900円
カツ丼原理主義者も一度は
「新潟カツ丼 タレカツ 本店」に行ってみて欲しいゾ。
ジャンルで言うと③、玉子なしのタレカツ丼である。支店は神保町の古本屋街にもあって気になっていたが、今回は本店に入ってみた。この店は正解だった。
JRの水道橋から3分ぐらいの距離だ。かなりの人気店なので、昼時にはなかなかの混雑ぶりとなる。11時開店で22時まで休みなしだから、ちと昼メシ時からズラして訪れると待たなくても入れる。
丼を待つ間に、机上の説明書きを読む。
「和豚もちぶた:新潟が主産地の国産ブランド豚『和豚もちぶた』にお店で一枚ずつ丁寧にパン粉を手付けして純正ラードでカラッと揚げています」
「新潟産100%こしいぶき:ご飯は新潟産の『こしいぶき』を‶おいしい水″でちょっと硬めに炊きあげています」
「天然酵母有機醤油:天然酵母で醸造した最高級の下総しょうゆに砂糖・特製スープを日々注ぎ足した秘伝のタレです」
品質へのこだわりと、丁寧な調理が伺えるではないか。厨房では、兄ちゃんがひっきりなしに豚のヒレ肉を叩いている。
「新潟カツ丼 タレカツ 本店」のかつ丼
頼んだのは「野菜カツ丼」である。ヒレカツ2枚に野菜のフライが付いたものだ。
店内にある写真通りのカツ丼がやってきた。まずは、カツだが、叩いて平べったくしたものが能書き通りにカラリと揚げてある。うむ、甘すぎないタレがいい。おおー、これはなかなか旨えゾ! 平べったいから実に食べやすい。
野菜は、ブロッコリー、ヤングコーン、ナスとカボチャとミニトマトだが、豚の合間に食べるといいバランスだ。海老天の代わりにヒレカツ、つまりフライ版の天丼みたいなもんだな。
卓上には生姜の漬け物、和カラシ、山椒、七味が置いてあって、特に和カラシをつけるのが筆者は好みだね。
山椒も七味もワシは要らんな。ツユだくのご飯が旨い、ワカメの味噌汁も旨い。
よって、この店は言うことなしなのである。一度は食べてみて欲しい。
最後に申し添えておきたいのは、接客の丁寧さだ。言葉遣いがよく、コップの水への目配りも怠りない。これは経営者の精神の表れなんだろな。気持ちがいい。一人で来ている女子も何人かいる。こういう店は間違いないのである。
「新潟カツ丼 タレカツ 本店」の入口
新潟カツ丼 タレカツ 本店
東京都千代田区西神田2-8-9
℡03-5215-1950
月~日、祝日:11:00~22:00
定休日:年末年始
東京を代表するカツ丼と言えば
「とんかつ 銀座 梅林」である。
これまた東京のカツ丼を代表する店である。創業は昭和2年で、銀座初のトンカツ専門店らしい。最近はインバウンドも手伝って、行列が激しいから、ちと早めに並ばないとひどい目に遭う。
安いのは1400円からだが、3000円と都内でいちばん高いであろうカツ丼もある。今回は、特製ヒレカツ丼2700円を頼んだ。というのも筆者は、ロースカツよりもヒレカツのほうが、カツ丼には相応しいと思ったりするからだ。ロースだとカツ煮にしたときに、あの脂身の部分がどうも脂っこくて、ちょっとだけ違和感がするのだ。
さて、威風堂々の特製ヒレカツ丼が蓋で蒸された状態でやって来た。ヒレカツはしっかりと火が通っていて、なかなか分厚い。ゆえに、豚の味がしっかりする。
「とんかつ 銀座 梅林」のかつ丼
割下は甘さと辛さの中庸で、玉ねぎは多くはない。玉子も1個分だから少ない感じだな。スペシャルってのにすると、半熟の目玉焼きが上に載ってきて2個分の玉子となる。そっちの方が良かったかもね。
まあ、さほど感動するほどのものでもないが、がっかりすることもなく、上等な部類のカツ丼でしょう。
白米は大盛りまで無料だが、硬めに炊いてあって旨い。味噌汁は赤出汁、漬物は旨いけど少ねえな。お茶はあまり味がしないけど、頻繁についでくれるからサービス精神は旺盛だね。
「とんかつ 銀座 梅林」の入口
とんかつ 銀座 梅林
東京都中央区銀座7-8-1銀座梅林ビルB1F
℡03-3571-0350
11:30~21:00
カツ丼 1400円
スペシャルカツ丼 2300円
特製ヒレカツ丼 2700円
黒豚スペシャルカツ丼 3000円
デミグラスソースのカツは他に類なし。
「小春軒」は店も古いが客も古い。
歴史のある店だ。なにしろ、初代の店主、小島種二郎は明治の元勲・山縣有朋邸の料理長だったという。妻「はる」との結婚を機に独立し、二人の名前を取って「小春軒」としたんだって。シャレてるじゃんか。明治45年のことである。
当店は「人形町洋食御三家」とされる洋食屋なのだが、揚げ物メニューが豊富にある。店も古いから客も古い(笑)。爺さんがやたら多いのだが、昼からメンチとかコロッケとかハンバーグとかの定食を食っているんだから、元気だねえ。
カキフライライスやメンチカツを食べている客もいるが、半数ぐらいは「小春軒特製カツ丼」を頼んでいる。都内でも珍しいのだが、デミグラスソースカツ丼である。ジャンルで言うと、これも③だな。
まず、半熟の目玉焼きが印象的だ。その下に割下をまとった小ぶりのロースカツが5~6個眠っている。また表面には、割り下で煮たジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ピーマンの角切りが散らしてある。
特徴的なのは割り下で、隠し味としてデミグラスソースが加えてある。そこが洋食屋のカツ丼ってわけだ。
「小春軒」のかつ丼
カツが小さいところが食べやすい。ソースカツ丼とは違う、デミグラスソースの味わい深さを感じることだろう。半熟目玉焼きを割ると、黄身がトロリンと流れる。カツを絡めて食べるのがいいのである。まあ、カツ丼の変化球として紹介してみた。
ちと、気になったことが2点ある。白米の炊き具合がなんかベットリしてたなあ。実は丼もののご飯はとても重要で、このご飯は落第点であるから紹介するかどうか迷ったが(この日の具合が悪かったのか?)、他に類がないので出した。
それと、しじみの味噌汁はいいんだが、他にお新香なんかも付けて欲しいわな。給仕の女性がとてもキビキビとしていて感じがいいところは◎を進呈したい。
あ、そうだ。ご飯の量がとても少ないので、物足りなく思うかもしれない。ワシは何となく単品でメンチカツを1個頼んでおいたが、それを足してちょうど良かった。
「小春軒」の入口
小春軒
東京都中央区日本橋人形町1-7-9
℡03-3661-8830
月~金:11:00~13:30、17:00~19:30
土:11:00~13:00
定休日:日・祝日
小春軒特製カツ丼 1500円
とんかつ(定食) 1500円
メンチカツ(定食) 1100円
メンチカツ(単品) 500円
「これを食べなきゃ人生ソンだよ」とは
うまいものがあると聞けば西へ東へ駆けつけ食べまくる、令和のブリア・サバランか、はたまた古川ロッパの再来かと一部で噂される食べ歩き歴40年超の食い道楽な編集者・バッシーの抱腹絶倒のグルメエッセイ。
筆者プロフィール
食べ歩き歴40年超の食い道楽者・バッシー。日本国内はもちろんのこと、香港には自腹で定期的に中華を食べに行き、旨いもんのために、台湾、シンガポール、バンコク、ソウルにも出かける。某旅行誌編集長時代には、世界中、特にヨーロッパのミシュラン★付き店や、後のWorld Best50店を数多く訪ねる。「天香楼」(香港)の「蟹みそ餡かけ麺」を、食を愛するあらゆる人に食べさせたい。というか、この店の中華料理が世界一好き。別の洋物ベスト1を挙げれば、World Best50で1位になったことがあるスペイン・ジローナの「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」。あ~、もう一度行ってみたいモンじゃのお。
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2026.3.25
グランド ハイアット 東京 チャイナルーム 招聘シェフの特別ディナー
今年はパーク ハイアット 杭州のシェフ ジミー・ウェイ氏のチームが来日
毎年ゲストシェフを迎えて期間限定のお料理が楽しめるグランド ハイアット 東京のレストラン、チャイナルーム。今年はパーク ハイアット 杭州の中国料理シェフのジミー・ウェイ氏が彼のチームを引き連れてやってきました。
パークハ イアット 杭州から招聘されたジミー・ウェイシェフ。今回は点心師を含むチームで来日し、腕を振るいました。7年連続「ブラックパールレストラン」受賞、2018年ル・コルドン・ブルー「グローバル・グルメ・シェフ・パル・エクセレンス」で最優秀シェフ賞受賞、2024年フォーブス中国「30人のシェフ」に選出など、杭州を代表するシェフ。
杭州は浙江省の山側に位置し、西湖で獲れる新鮮な川魚、エビなどを使うのが特徴だそう。また最高級緑茶で知られる龍井茶の産地でもあり、味わいの繊細さが日本人のし好にマッチするお料理です。またジミーシェフは前菜に注力しているというから、5種の前菜はどれも素晴らしかった。
気分をワクワクさせてくれる5種の前菜からスタート。もち米入り蓮根のザクロシロップ風味など、食感の楽しさ、ほの甘さなど、全体的にとても繊細な味わいの一品が続きます。写真左上より時計周りに、金華ハム からし菜の筍包み、もち米入り蓮根のザクロシロップ風味、ウニ入りイカのニンニクスパイシーソース、キャビアのせ野菜巻き、蒸し鶏のせクラゲの和え物、フォアグラの老酒風味。
こちらはジミーシェフのチームの点心師が作る上海蟹小籠包、ウニ入り牛肉の焼き饅頭の二品。とても気に入ったのは牛肉の焼き饅頭。しっかり焼き目のついた下部とふんわり蒸しあがった上部の弾力ある皮で牛肉餡を包んでいます。重さのある味を想像していましたが、和牛のうまみを感じさせるのに、淡い味わいでいくらでも食べられそう。軽く、繊細で、上品な味わい。これが杭州料理の特徴なんですね。かなり日本人好み。
次は、植物燕の巣入り スジアラ団子の蒸しスープの登場です。中国や香港では高級魚として人気の高いスジアラを団子にしたスープです。お団子といっても、はんぺんのような、クネルのような、柔らかくフワフワの食感。淡泊でやさしい味わいのスープとよく合います。
オマール海老 餅 キヌアの中国味噌炒めは、中国味噌のコクと旨味がオマール海老と揚げたキヌアでまとめ、しっかりと輪郭のある味にしあがっています。添えられた餅のつるんとした食感も楽しい一皿です。
牛サーロイン キノコ 唐辛子 黒ニンニクのピリ辛醤油炒めは、ひとくち大にカットされた和牛の火入れがパーフェクト。アクセントとして、ペースト状になるまで焼いた黒ニンニクを付けて食べると、甘みと旨味が混ざり合います。
海老 ナマコ 帆立の海老スープご飯は、初めての味!ライトなスープに炒ったお米が浮かび、海鮮の爽やかなスープをサラサラと飲む、中華風お茶漬けといった一品。
デザートは二品。ココナッツミルク入りパパイヤ器仕立ては、くりぬかれたパパイヤを器に見立て、ココナッツミルクのスープを飲みます。パパイヤの内側もスプーンで一緒に削りながら食べると、そのほっこりとした味に手が止まりません。すっかりお腹がいっぱいなのに小豆餅入りもち米饅頭まで平らげてしまいました。
チャイナルームが招聘するシェフから、中国料理の今を知ることができる、貴重な機会でした。来年が楽しみです。
中嶋千祥 Chisa Nakajima
編集NことPremium Japanの編集長ダイリ。1950~60年代の日本映画鑑賞とワインを飲むのが大好き。戦後の女性誌収集が趣味というちょいオタク。
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和食とは何か ― 京都から世界へ伝えたい日本の美意識 ―
2026.3.25
京都の料亭「菊乃井」三代目、日本料理アカデミー名誉理事長 村田吉弘氏講演
京都の料亭「菊乃井」三代目、日本料理アカデミー名誉理事長 村田吉弘氏。
2026年3月4日、日本外国特派員協会(FCCJ)で、京都の料亭「菊乃井」三代目であり、日本料理アカデミー名誉理事長でもある村田吉弘氏を迎えた講演が開催された。本講演はFCCJとオンラインメディア「Premium Japan」の共催によるもので、日本料理の本質や旨味の科学、発酵文化、そして世界への普及活動までを横断的に語る内容となった。
日本料理界を代表する料理人の講演とあって、参加希望者は多数にのぼり、当初予定していた50名から80名に拡大して開催された。
受付開始前から多くの人々が会場に集まり、村田氏の登壇を心待ちにしていた。姿が見えると、会場からは自然と拍手が沸き起こる。インタビュアーはPremium Japan編集長であり、日本文化発信機構(JCCO)専務理事でもある島村美緒が務めた。
1. 日本料理の中心は、水と米にある
講演の冒頭、村田氏は「日本人であっても、日本料理について意外と知らない人が多いのではないでしょうか」と切り出した。そして日本料理は「引き算の料理」であると定義する。
引き算の料理とは、素材の不要な部分を水で浄化し、火を入れ、本質を壊さないように最小限の味を添えるという考え方だ。
「素材はすべからく神から頂戴したものです。私は、それ自体がすでに完璧だと考えています」
例えば一本の大根があるとする。それは神の創造物であり、そのままで完全な存在だという。大根は中身を守るため外側に硬い皮を持つため、まず皮を剥く。そして生では辛味や苦味があるため、清らかな水につけて灰汁を抜き、そこに火を入れる。
「神からいただいたものに、人間ごときが味をつけすぎてはいけない。味は添える程度で十分なんです」
そこに柚子味噌を少し添えれば、ふろふき大根ができあがる。
「さあ食べてください、と言える料理になる。それが日本料理です」
素材の本質を尊重するこの思想こそが、日本料理の大きな特徴であり、他国の料理との違いでもあると語った。
2. 日本料理を支える“水”の力
日本料理において最も重要なのは水であると村田氏は強調する。
「日本は北海道から沖縄まで、美味しく飲める水が豊富にあります」
水の硬度を例に挙げると、京都は約40、東京は約60程度。ヨーロッパの水道水は500程度に達することもあるという。
日本の柔らかな水の環境で育つ稲が米を生み、その米を水で炊き上げて食べる。これこそが日本人の主食文化の基盤である。
水の違いは料理にも大きく影響する。関東の水はやや硬いため昆布の旨味が出にくく、鰹節と醤油を中心とした味になる。一方、関西の水は柔らかく昆布の出汁がよく出るため、より繊細な味わいが成立する。
会場からは「京都と赤坂の菊乃井では水が違うが調理方法は変えているのか」という質問が出た。
これに対して村田氏は、菊乃井では京都の井戸水を赤坂店に運んで使用していると明かし、会場を驚かせた。
「水は米を育て、麹を使うことで酒や味噌、醤油といった日本の発酵調味料の基盤になります」
近年は麹が世界的に注目され、ヨーロッパのミシュランシェフたちが独自の味噌や醤油を作る動きも出ているという。
「私は発酵について世界各地で指導もしています」
3. 世界の共通語となった“うまみ”の正体とは?
日本料理のもう一つの特徴は、「うまみ」を中心に体系化された料理であることだ。
うまみは昆布のグルタミン酸、鰹節や肉のイノシン酸、椎茸のグアニル酸などによって構成され、これらを組み合わせることで相乗効果により旨味は大きく増幅される。
さらに、うまみは0kcalで満足感を高めることができるため、油の使用量を抑えた料理が可能になる。
「フレンチのコースをデザートまで食べると25品目で約2500kcal。そこにチーズやデザートを追加すると約3500kcalになることもあります」
イタリア料理も同様で、昼にパスタを食べるだけでも約900kcal程度になるという。一方、懐石料理は約65品目ありながら、ご飯を半分ほど食べてもおよそ1000kcalに収まる。
「毎日懐石料理を食べたらお財布には響きますが、体重は減りますよ」
村田氏のユーモアに、会場には笑いが広がった。
4. 日本人の食生活の変化
しかし近年、日本人の食生活は大きく変化しているという。
「この20年で、日本は米の消費量は約半分程度に減少し、肉の消費量は何倍にも増加しました」
肉を焼くだけの料理は、日本料理を丁寧に作るよりも簡単であることも一因だという。
かつて日本人は、うまみを中心に野菜や魚、米を食べる食生活を送っていた。しかし脂質とタンパク質の多い食生活へ変化したことで、生活習慣病が増加していると指摘する。
村田氏は1977年にアメリカ上院栄養問題特別委員会のジョージ・S・マクガバン委員長が発表した「マクガバンレポート」にも言及した。
この報告では、元禄時代の日本人の食生活が理想的な食事モデルとして評価されている。未精白穀類を主食とし、魚、豆、野菜、海藻を取り入れた一汁三菜の食事である。
「これこそが日本料理の本質なんです」
食の嗜好は遺伝ではなく教育によって形成されるものであり、日本の伝統的な食文化を食卓に戻すことが重要だと語った。
同時に、日本の食料自給率が約40%にとどまる現状にも警鐘を鳴らした。
彩が豊かな菊乃井のお弁当は、わずか450kcal。
お弁当と共に参加者に配られたのは、素敵なボトルに入った、京都宇治玉露「玉兎(TAMAUSAGI)」。
食事の際には、京都・増田德兵衞商店の純米大吟醸 祝40も振る舞われた。
5. 大阪・関西万博を舞台にした食の国際交流
さらに島村より、村田氏の最近の活動について話題が向けられた。まず取り上げられたのは、2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録された経緯である。
「フランスの著名なシェフ、アラン・デュカスが一足先に、フランスが食に関する無形文化遺産登録されました。次に登録されるのは和食しかないと言われてね。京都府知事、その時の山田知事に相談したところ“それはやるべきだろう”と。そこからメディアを集めて嘆願書を出すことを発表したことで世間に知られるようになり、各省庁が動き出したんです」
もちろん登録までの道のりは簡単ではなかった。料理界の多くの関係者が集まり議論を重ね、「日本料理」という言葉を申請に使うのかについても検討が行われた。その結果、「和食(WASHOKU)」という言葉がふさわしいのではないかという結論に至ったという。
村田氏自身もユネスコ本部へ何度も足を運び説明を重ねた。アラン・デュカスのサポートもあり、ヨーロッパのメディアに和食を振る舞うなどの活動も行われた結果、2013年に和食の無形文化遺産登録が実現した。その後、日本の農水産物輸出額は4倍以上に増加するなど、大きな経済効果も生み出している。
さらに話題は、2025年大阪・関西万博に関連する取り組みへと及んだ。村田氏は食を通じた国際交流の一環として、世界文化遺産に登録されている京都・仁和寺において、海外のトップシェフを招いた食の国際交流イベント「おいしさでつながる世界」を開催した。
このイベントは2025年6月、大阪・関西万博と京都をつなぐフラッグシップ・アクションの一つである「和食と世界の食サミット」の取り組みとして実施されたもので、万博のメインテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を、国内外のトップシェフたちによる“夢のチーム”によって体現する試みでもあった。
世界の“最高峰のおいしさ”を体験できる機会とあって、会場には溢れるほどの人々が集まり、大きな注目を集めた。
イベントが開催された、世界文化遺産の仁和寺。
国内外から多くの人が参加した。
「アメリカからはカイル・コノートン、フランスからはマウロ・コラグレコ。二人ともミシュラン三つ星のシェフです。タイからは二つ星の女性シェフ、チュダリー・デバカム=タムちゃんにも来てもらいました」
彼らを招いた理由について、村田氏はこう説明する。
「なぜ彼らに来てもらったかというと、皆、自分の農園を持っているからです」
自らの農場で食材を育て、その食材を使って料理を作る。環境再生型の農業と料理を実践する世界のトップシェフたちが、このイベントのために京都に集まった。
一方、日本からも次世代の日本料理界を担う料理人たちが参加した。
髙橋拓児(木乃婦3代目)、髙橋義弘(瓢亭15代目)、村田知晴(菊乃井4代目)、栗栖熊一(たん熊北店4代目)、荒木裕一朗(魚三楼10代目)、中村元紀(一子相伝なかむら7代目)、徳岡尚之(京都吉兆4代目)、小西雄大(萬亀楼11代目)といった、京都の老舗料亭の若主人たちである。(敬称略)
「世代交代を考えている今、若い連中が本当によく頑張ってくれました」
イベントで使用された食材にも強いメッセージが込められていた。健康や海洋環境の保全といった持続可能性の観点から注目される海藻類などの代替食材、地域特性を守るGI制度登録食材、地元京都の食材、そして被災地復興を応援するための食材などである。
海外のトップシェフと京都の若手料理人がコラボレーションした料理の数々は、まさにここでしか生まれないものだった。伝統の継承と革新が融合した料理が並び、昼は立食、夜は着席形式で開催された会は終始大きな盛り上がりを見せた。
単なる食イベントにとどまらず、食の未来を世界へ提言する場として大きな意味を持つ取り組みとなったのである。
左から、マウロ・コラグレコ氏、カイル・コノートン氏、チュダリー・デバカム=タム氏。
村田吉弘氏と若手料理人たち。
6. 日本の海を再生する「オーシャンフォレストプロジェクト」
講演では、近年村田氏が理事長を務める活動の一つである「オーシャンフォレストプロジェクト」についても話題が及んだ。
「ここ十数年で、日本の海は急に弱っていることをご存じでしょうか」
村田氏はそう切り出し、実際に目の当たりにした海の変化について語った。
「先日も静岡県の三島に行きましたが、三島湾の漁船が一艘しかないんです。一緒に活動しているレフェルヴェソンスの生江史伸シェフが海に潜ったら、海中に藻も魚もほとんどいないと言うんです」
現在、日本各地の海では藻場の消失、海藻の生育環境の悪化が深刻化している。海藻が急速に減少することで海の生態系が崩れ、私たちの食卓にも大きな影響を与え始めているという。
この現象は「磯焼け」と呼ばれ、西日本ではアイゴやブダイ、北日本ではウニなど、海藻を食べる生物の増加によって藻場が消失することで起こる。藻場は魚の産卵や幼魚の育成の場となるだけでなく、有機物を分解し、炭酸ガスを吸収して酸素を供給するなど、海の生態系を支える重要な役割を担っている。
「日本は世界で6番目に長い海岸線を持つ海洋国家です。リアス式海岸も多く、本来は魚が非常に住みやすい海なんです」
しかし藻場が失われることで海の豊かさは急速に失われつつあるという。
「日本の豊かな海をもう一度取り戻さないといけない。そのためにはまず、日本の海が今どういう状態になっているのかを国民が知らないといけません」
村田氏が取り組むオーシャンフォレストプロジェクトは、こうした危機感から生まれた活動である。海藻を中心とした海の森=「オーシャンフォレスト」を再生し、日本の海の生態系を回復させることを目的としている。
「海洋国家である日本が、藻を食べる習慣を取り戻さないと日本の海は戻ってきません」
日本料理にとっても海藻は欠かせない存在である。昆布や海苔、わかめなど、日本料理の基礎となる食材はすべて海の恵みだ。
「これからの子どもたち、そして孫たちのためにも、今なんとかしないといけない」
そう語る村田氏の言葉には、日本料理人としてだけでなく、日本の自然環境を守ろうとする強い責任感がにじんでいた。
7. 日本料理を“苗木”として“大きな木”へと育てる
講演の最後、参加者から「世界各地で独自の和食が生まれていることをどう考えるか」という質問が寄せられた。
村田氏はこう答えた。
「それぞれの国で、その国の日本料理ができてきてもいい時期だと思います」
日本料理はいま苗木の段階であり、これから枝や葉を広げていく存在だという。
「今それを切ってしまったら、日本料理は盆栽になってしまう」
伝統を守るだけでなく、世界の中で育てていくことが重要だと語った。
「日本料理を苗木から大きな木に育てていきたい」
科学的な知識とともに日本料理の価値を世界へ共有し続ける。その姿勢が強く印象に残る講演となった
村田吉弘氏(右)とPremium Japan編集長・日本文化発信機構(JCCO)専務理事の島村美緒。
村田吉弘 Yoshihiro Murata
1951年京都生まれ。立命館大学在学中にフランス料理研究のために渡仏。半年後帰国。料亭で修行を積んだ後、1993年「菊乃井」三代目主人になる。2004年「赤坂 菊乃井」開店。2007年「赤坂 菊乃井」がミシュラン2つ星を獲得。2009年京都本店がミシュラン3つ星、「露庵 菊乃井」が2つ星を獲得。シンガポール航空の機内食「花ごよみ」を提供、2017年お弁当や甘味を提供する「無碍山房」を開店。2013年「和食 日本人の伝統的な食文化」のユネスコ無形文化遺産登録、および2022年「京料理」の国の登録無形文化財への登録に尽力した。「文化功労者」など受賞歴多数。「特定非営利活動法人 日本料理アカデミー」名誉理事長。
Text by Yuko Taniguchi
Photos by Toshiyuki Furuya
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