高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]-WATCH THE NEW |
2026.03.07
グランドセイコーの代名詞とも言える「雪白(ゆきしろ)」パターン。それは、厳冬の信州の山々に降り積もり、乾いた風に吹かれて現れる風紋を文字盤に写し取った、芸術的な意匠である。長野県塩尻市の「信州 時の匠工房」で熟練の職人の手により生み出される現行モデル「SBGA211」。その源流は2005年発表の「SBGA011」にあり、2017年のブランドロゴ刷新に伴い、現在の洗練されたダイヤルデザインへと進化を遂げた。純白のダイアルと、スプリングドライブ特有の滑らかな秒針の動き、そしてブライトチタンによる軽やかな装着感。それらが三位一体となり、世代を超えて受け継がれるであろう普遍的な美しさを体現している。現在ではその人気から、ケース素材や機構の異なる多彩なバリエーションが展開されている。本記事では、至高のシンプルを求める方に向けて、雪白ダイアルの真髄を解き明かすとともに、今選ぶべき珠玉の4モデルを厳選して解説する。