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2026.3.4
「日本のワインを愛する会」が 俳優・辰巳琢郎会長のもとでリスタートした
左から林正芳、千住明、辰巳琢郎、田崎真也、福留大士の各氏。
国産ワインと日本ワインは違う
日本のワインの魅力を広めるため、「日本のワインを愛する会」が設立されたのは2018年11月のことだ。
俳優の辰巳琢郎氏が会長を務めることとなり、2025年9月には一般社団法人としてリスタートすることになった。その報告を兼ねた懇親会が、今年2月に銀座の「坐来大分」で開かれた。
辰巳会長が口火を切る。
「僕は15年間、『日本ワインを愛する会』の副会長を務めておりまして、途中で会長に指名されました。しかしその後すぐに、会を解散しました。2018年に『日本ワイン』という呼称が認められ、役目を終えたからです」
ちなみに、「国産ワイン」と「日本ワイン」はまったく別種のものだ。
国産ワイン…日本国内のワイナリーで醸造、瓶詰めしたワイン。葡萄の産地の国内外は問わない。
日本ワイン…日本国内で栽培、あるいは採取した葡萄だけを用いて、日本国内で醸造したワイン。
「そして新たに『日本のワインを愛する会』として再結成しました。これまでのようなワイン好きの集まりで、日本ワインが楽しめればいいやということではなく、何か日本のためになるようなことをしなければいけない。
昨年、会が一般社団法人化されたこともあり、これから一番本当にやりたいのは地方の応援です。それは地方創生であり、まずは、日本の第一次産業、そして食文化、地方の文化を含めて応援したいのです」
この日は北海道から宮崎まで50種を超えるワインが提供された。
ワイナリーはこの10年で2倍の500軒に
二番目に壇上に立ったのは、何と、林正芳総務大臣である。氏はワイン通として知られる。
「辰巳会長とは、ワインを通して、大変古いお付き合いがあります。私は2017年に名誉ソムリエの称号を頂戴しました。ちょうど農水大臣の時です。その頃は、日本のワインそのものを応援したり、ヨーロッパに売り込むことを懸命にやっていました。
先日、長野の『千曲川ワインバレー』に行ってきたのですが、10年前にはワイナリーが20軒だったのに、今は100軒を超すそうです。総務大臣で地方創世も扱っていますから、ワインを核にした地域興しに尽力していきたいですね」
2018年当時、日本のワイナリーは約260軒だったが、現在は500軒に増えた。
とは言え、問題もある。それを指摘したのは、続いて壇上に上がったソムリエの田崎真也氏だ。
「日本のワイナリーはこの10年間でほぼ倍の軒数になりました。しかし、生産量は全くと言っていいほど変わっていません。つまり、消費者を取り合いしているような現状です。
しかも、新規設立して3年以上続けている、100キロリッター未満のワイナリーの中で、その60%が赤字経営で続いているというのが現状です。
そこから脱却するには、日本のワインでしか表現できないような味が各地域で作られて、それをきっちりと法律で管理をするような制度を作ること。まさにヨーロッパでなされているようなことをしなければなりません」
ただし、明るい話もある。
「ずっと以前から比べると、平均的な味わいはすごく美味しくなったのも確かです。今後ますます日本ワインが日本で多くの方々に飲まれるような風土になっていくためにいろんなことをしていかなきゃいけないのかな、と思います。
そのためにはまず、飲み手を増やして、そして飲み手の満足度を提供できるような会が必要ではないかと思います。今後ますます日本ワイン発展のために、『日本ワインを愛する会』の活動に期待するところは大きいですね」
一年間で飲む日本ワインは約1000種だとか。
回ったワイナリーは400軒以上
同会の活動以外にも辰巳会長が企画し出演してきたテレビ番組「辰巳琢郎の葡萄酒浪漫」の存在も重要だ。
「ちょうど今年3月で、私のワインの番組は2006年から始めたので20年周年になるんです。何か愚直に続けることも大事だなと思っています。20年前とは見えている世界、風景が本当に変わっていると思います」
20年の間に会長が回ったワイナリーは400軒を超えるという。
「番組が始まったころは、すべてのワイナリーを回りきれると思っていました。それがどんどん増えましたから。
これから何をすべきかというと、もちろん発信もしていきます。テレビのほかにも、ラジオ番組「辰巳琢郎の日本ワインDE乾杯!」を5年半続けています。公共の電波で発信し続けられることに感謝しつつ、日本ワインの価値の再確認と問題解決を視野に入れながら、新たな歩みを始めようと決意しております」
辰巳氏が監修を務め同行もするワイナリーツアーも好評のようだ。
Text by Toshizumi Ishibashi
Profile
石橋俊澄 Toshizumi Ishibashi
「クレア・トラベラー」「クレア」の元編集長。
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Features
人間国宝・志村ふくみ、101歳の現在地
2026.3.13
京都・細見美術館で開催。特別展「志村ふくみ 百一寿―夢の浮橋―」
《夢の浮橋》 2025年 志村ふくみ 監修 制作 都機工房 絹糸/紅花、茜、紫根、藍、刈安 【通期展示】
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人間国宝の染織家・志村ふくみの70年にわたる表現の軌跡をたどる特別展「志村ふくみ 百一寿 ―夢の浮橋―」が、京都・細見美術館にて2026年5月31日(日)まで開催中だ。
《月の湖》 1985年 絹糸/藍、玉葱 【前期展示】
紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)であり、随筆家としても広く知られる志村ふくみ。本展では、志村の近年の特徴的なテーマを中心に構成。作品と紡がれた言葉を交えながら、色彩、生命、自然への尽きることのない思索をたどる。
《朧月夜》 2025年 志村ふくみ監修 制作 都機工房 絹糸・金糸/紫根、藍、刈安、臭木 【通期展示】
《若紫》 2007年 絹糸/紫根、茜 【前期展示】
みどころのひとつが、70代半ばから連作を手がけてきた『源氏物語』から生まれた色と着物。作品のタイトルは各帖からとられ、物語から感じる香りや響き、言葉では言い表せない情感を、美しい色と織りで表現している。
小袖《Francesco》 2020年 志村ふくみ監修 制作 都機工房 絹糸/臭木、藍 【前期展示】
さらに島原の乱後の天草を舞台に、死と再生を描く作家・石牟礼道子原作の新作能『沖宮』の能装束も、6領すべてを展示。緋色を追求し、 紅花で染めた主人公あやの舞衣《紅扇》 と、天草四郎の小袖 《Francesco》 は関西初公開となる。
《五月のウナ電》 詩:高村光太郎 書・裂:志村ふくみ 【後期展示】
《風露》 2000年 絹糸/紅花、藍、刈安、紫根 【後期展示】
80代に入り生み出したコラージュ作品にも注目したい。使われているのは、志村が長年大切に保管してきた着物の残り布や小さな端切れだ。高村光太郎の詩に感動して筆をとり、小裂で飾った《五月のウナ電》や着物の雛形、裂帖などが並び、豊かな創造の世界を紹介する。
《雛形 紫格子白段》 2006年 絹糸 【前期展示】
101歳を迎えたいまなお、美しいものを手に取り、自然と色彩への深いまなざしを持ち続けている志村ふくみ。今回は本展を機に構想・制作された作品2領も初公開され、貴重な機会となりそうだ。
◆特別展「志村ふくみ 百一寿 ―夢の浮橋―」
【会期】開催中~5月31日(日)
[前期]開催中~4月12日(日)/[後期]4月14日(火)~5月31日(日)
【会場】細見美術館(京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)
【開館時間】10:00~17:00
【休館日】月曜(※5月4日は開館)、5月7日(木)
【入館料】一般2,000円、学生 1,500円
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投稿 京都・細見美術館で開催。特別展「志村ふくみ 百一寿―夢の浮橋―」 は Premium Japan に最初に表示されました。
最も廉価なMacBookモデルであるMacBook Neoが発売されましたが、PC業界はその登場に衝撃を受けているようです。これまで、Macよりも安価であることはWindowsをはじめとする非Macコンピュータの強みのひとつでした。しかし、その常識が覆されたことで、今後PCメーカーがどのように立ち回るべきか、新たな戦略が求められています。
PC業界全体が今後の対応を模索中?
PC全般に特化したPCMagによれば、ASUSの最高経営責任者(CEO)であるエス・ワイ・シュー氏は、同社の業績発表の中で「これまでAppleは常に高価格帯の製品を展開してきたため、非常に廉価な製品を投入されると、業界全体にとって大きな衝撃となる」と述べています。
シュー氏は続けて、次のようにも語っています。
実際、PC業界全体が、この製品(MacBook Neo)とどう競争すべきかを議論している。
このようにPC業界全体へ衝撃を与えているMacBook Neoですが、8GBという少なめのRAM容量や、RAMをアップグレードできない点については、「そこまで魅力的ではないかもしれない」と楽観視する声もあるようです。
PCメーカーは厳しい戦いを強いられるか
iPhone Maniaでは、MacBook Neoと競合しそうな比較的最近発売されたWindows PCやChromebookをピックアップし、主にCPU性能を中心に比較しています。
米メディアの総合レビューでも指摘されている通り、MacBook Neoはシングルコア性能の範囲に収まるタスクであればかなり軽快にこなせる一方、マルチコア性能が求められる場面では不安視する声も聞かれます。
MacBook Neoのマーケティングでは十代の若者が多く起用されており、これまでPCを購入してきたユーザー層に食い込もうとする姿勢がうかがえます。
MacBook Neoが今後PC市場のシェアにどのような影響を与えるのかは、少なくとも次の四半期末ごろまでは見えにくいのではないでしょうか。
Source: PCMag
Photo: Apple
















