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HomeViewの上位モデルは2027年〜2028年にかけて発売される見通しで、ディスプレイサイズを約9インチに拡大し、360度回転するロボットアームを備えるとBloombergのマーク・ガーマン記者が伝えています。
現行HomeViewの据え置き型では、ディスプレイの向きをユーザー自身が調整する必要がありますが、上位モデルでは話者の方向へ自動的に画面を向ける仕組みが採用される可能性があります。
現行HomeViewは話者追従に非対応
先日発表されたHomeViewの据え置き型も、ベース部とディスプレイをアームで接続する構造を採用しています。ただし、使い勝手の面では改善の余地があるとガーマン記者は指摘しています。
現行モデルでは、Siriへ音声で指示する際にディスプレイを自分の方向へ向けるか、正面に立って操作する必要があります。
HomeViewの周囲に複数の登録ユーザーがいる場合でも、ディスプレイ正面にいるユーザーを中心に認識するため、誰に応答しているのか分かりにくくなる場面もありそうです。
上位モデルは9インチ+ロボットアーム
この課題への対策として開発されているのが、以前から噂されている上位モデルです。
コードネームは「J595」とされ、外観はHomeViewに似ているものの、約9インチのディスプレイと360度回転可能なロボットアームを備える点が大きく異なるとされています。
ディスプレイの向きを自動的に変えられるため、ユーザーが端末の正面へ移動しなくても、話しかけた人の方向へ画面を向けられるようになると考えられます。
話者を追跡して画面が自動回転か
ロボットアームを搭載する最大の利点は、単に画面角度を自由に変えられることではなく、Siriやカメラと組み合わせてユーザーを追跡できる点にありそうです。
複数のユーザーがテーブルを囲んでいる場合でも、発話した人物を認識してディスプレイがその方向へ回転すれば、誰に応答しているのかが視覚的にも分かりやすくなります。
FaceTimeでも同様の仕組みを利用できれば、ユーザーが部屋の中を移動しても画面が追従し、常に正面に近い状態を維持できるでしょう。
現行HomeViewでは固定されたアームをユーザー自身が動かす必要があるため、上位モデルでは「自分で画面を向ける」操作そのものを不要にすることが狙いなのかもしれません。
9インチ化にも意味がある?
ディスプレイサイズが現行HomeViewより大きい約9インチになるのも、ロボットアームとの組み合わせを考えれば自然です。
据え置き場所からユーザーまでの距離が離れても、9インチ程度の画面であればFaceTimeやウィジェット、スマートホーム機器の操作画面を確認しやすくなります。
さらに、複数のウィンドウやスマートホーム機器の状態を同時表示する用途では、現行モデルより広い表示領域が有利です。
上位モデルは単なる大型版ではなく、離れた場所から音声操作することを前提に設計されたモデルになる可能性があります。
発売時期は2027年〜2028年
上位モデルの発売時期について、ガーマン記者は2027年〜2028年を想定しています。
現行HomeViewが2026年に登場したばかりであることを考えると、Appleはまず現行モデルでユーザーの利用状況や音声操作、顔認識などのデータを蓄積し、その結果を上位モデルのロボット制御へ反映することも考えられます。
ロボットアームでは、静音性、耐久性、安全性、ユーザー追跡精度など、固定式のHomeViewにはない課題も増えます。
発売まで1年以上の期間を設けるのは、こうした機構の完成度を高めるためとも考えられそうです。
HomeView 360など3つの仮称
ガーマン記者は上位モデルの名称候補として、「HomeView Max」「HomeView Ultra」「HomeView 360」などを例示しています。
ただし、これらはAppleが正式名称として決定したものではなく、製品の位置づけや特徴を示すための仮称です。
360度回転するロボットアームが最大の特徴になるのであれば、「HomeView 360」は製品の性格を最も分かりやすく表す名称と言えそうです。正式名称がどうなるかも含め、今後の情報が注目されます。
Source: Power On/Bloomberg
Photo: Apple Hub/Facebook
10月23日発売のiPhone Duoを予約したものの、筆者の手元に届くのは11月10日〜17日の予定です。ほぼ同時に注文したApple純正の「スタンド付きiPhone Duo フォリオ」(24,800円)がひと足早く10月18日に到着しました。テックウーブン素材の質感に加え、折りたたみ動作に対応する独特の構造、キックスタンドの仕組み、ストラップの取り付け可否を確認します。手持ちのMagSafeアクセサリーとの組み合わせも試しました。
iPhone Duoより先に届いたApple純正フォリオ
AppleはiPhone Duo用の純正ケースとして、テックウーブン素材の「スタンド付きiPhone Duo フォリオ」(24,800円)と、ポリカーボネート製の「iPhone Duoケース」(14,800円)を販売しています(価格はいずれも税込)。
筆者は10月16日の予約開始から約2分でiPhone Duoの注文を完了しましたが、配送予定日は11月10日〜17日になってしまいました。
予約開始後の配送予定日の変化は、iPhone Maniaの独自記事で詳しく紹介しています。
一方、同時に注文した「スタンド付きiPhone Duo フォリオ」(ネイビーブルー)は、10月18日の午前中に到着しました。
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パッケージは製品画像と製品名を配置したシンプルなデザインです。裏面にはスタンド使用時の画像が印刷されており、貼付されたラベルによると、今回届いた製品は2026年9月の製造でした。
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箱を開けると、半透明の保護シートに包まれたフォリオが入っています。
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テックウーブンの質感は?重量も実測
「スタンド付きiPhone Duo フォリオ」を広げると、大きなカードのような形状です。
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表面には細かい凹凸があり、指で触るとザラザラしています。Appleロゴの部分は型押しされて凹んでいます。
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この質感は、昨年レビューしたiPhone17 Pro用テックウーブンケースにも共通しています。
iPhone Duoに接する内側には、ソフトな起毛素材が使われています。MagSafeのリング状の部分も見えますが、従来のiPhoneケースに見られた直線状の部分はありません。
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パッケージに同梱された注意書きには、iPhone17 Pro用テックウーブンケースと同様、使用に伴って表面が摩耗することがあるほか、MagSafeアクセサリとの接触でわずかな跡が残ることがあると記されています。
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Appleはフォリオの重量を公開していませんが、手元のスケールで測定したところ、58グラムでした。
iPhone Duo本体の重量は254グラムなので、装着時の総重量は単純計算で312グラムとなります。本体に対して約23%の重量が加わることになります。
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2枚のプレートをつなぐ独特の構造
通常のiPhoneケースと大きく異なるのが、折りたたみ動作に対応するための構造です。
フォリオは2枚のプレートが柔軟なシートでつながっており、2枚のプレートを軽い力で引き離すと、間に収納されていたシートが現れます。
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iPhone Duoを折りたたんだ際には、本の背表紙に相当する部分をシートが覆う構造です。
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iPhone Duoの開閉に合わせてケース側も形を変えられる仕組みですが、実際の動作への追従性は本体到着後に確認します。
キックスタンドは約90度まで開く
フォリオに内蔵されたキックスタンドは、Appleロゴのあるプレートを引き起こして使用します。
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キックスタンド部分は約90度まで開くことができました。Appleは、iPhone Duoを横向きに立てて動画視聴やFaceTime通話などに利用でき、角度調整にも対応すると説明しています。
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一方、フォリオ単体を縦向きに置いてみると、角度がほぼ90度に立った状態になります。iPhone Duoの装着前ですが、あまり安定しなさそうな印象です。
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可動部分の内側にはヒンジがあり、MagSafeリングに合わせたくぼみも確認できます。
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スタンドの開閉はケース単体でも試せますが、iPhone Duoを取り付けた状態での角度調整のしやすさや安定性は、まだ判断できません。
側面はカバーされず、ストラップ取り付け穴もない
「スタンド付きiPhone Duo フォリオ」は、内蔵マグネットでiPhone Duoに取り付ける構造です。
ケースはiPhone Duoの側面を覆わないため、側面への衝撃が気になるところです。
一方、閉じた状態ではアウターディスプレイを覆うため、持ち運ぶ際の画面保護には役立ちそうです。ただし、外側の画面を操作する際には、フォリオを開く必要があります。
これに対して、ポリカーボネート製の「iPhone Duoケース」は、2つのパーツで本体を包み、側面も覆う構造となっています。
また、フォリオにはApple純正のクロスボディストラップやリストストラップを取り付けるための穴がありません。
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昨年レビューしたiPhone17 Pro用テックウーブンケースにはストラップ取り付け穴がありましたが、今回のフォリオには設けられていません。
Appleが公開しているストラップの対応製品情報にも、iPhone Duo用ケースは記載されていません。
ストラップを使ってiPhone Duoを持ち歩きたい方は、この点に注意が必要です。
MagSafeアクセサリーは吸着するが、はみ出しに注意
「スタンド付きiPhone Duo フォリオ」はMagSafe充電に対応しています。
Apple純正MagSafe充電器をフォリオに近づけると、磁力で吸着することが確認できました。
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Appleによると、フォリオの外側だけでなく、開いたキックスタンドの背後にMagSafe充電器やQi2 25W対応充電器、Qi規格の充電器を取り付けて充電することもできます。
ただし、今回はケース単体での確認のため、実際の充電動作や充電速度は未検証です。
続いて、手持ちのMagSafeアクセサリーを組み合わせてみました。
以前実機レビューしたCIOの「SMARTCOBY Ex05 Wireless2.2 Pro CABLE SS10K」は、フォリオに磁力でしっかり吸着します。
ただし、モバイルバッテリーの下端がフォリオから約15ミリ飛び出します。
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MOFTの「8-in-1多機能スタンド」も吸着しますが、同様にフォリオからはみ出します。
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このように、従来のiPhone向けに設計されたMagSafeアクセサリーは、磁力で吸着してもフォリオからはみ出す場合があることが分かりました。
iPhone Duoへ装着した際、持ちやすさや操作にどの程度影響するかは、本体到着後に確認します。
24,800円の価値は?本体到着後にも検証予定
iPhone Duoは、最も安い256GBモデルでも364,800円と高額です。できるだけ傷や衝撃から守りたいところですが、フォリオは側面を覆わないため、保護範囲に不安が残ります。
また、Apple純正ストラップの取り付け穴がない点も気になります。
一方、実物を確認して特に印象に残ったのは、折りたたみ動作に対応する連結シートと、コンパクトに収納できるキックスタンドの構造です。
7.6インチの大画面を横向きに立てて動画視聴などに使える点は、iPhone Duoとの組み合わせならではの魅力になりそうです。
24,800円という価格に見合うかどうかは、テックウーブン素材の質感だけでなく、スタンドの使いやすさや装着時の保護範囲も含めて判断したいところです。
iPhone Duo本体が到着したら、装着感、スタンドの安定性、MagSafe充電の動作なども改めて検証する予定です。
Source: Apple
予約受付が開始され初回出荷分が1分台で即完売し、まとまった供給は11月以降と見込まれるほど人気を集めるiPhone Duoですが、公式アクセサリーの仕様が話題を呼んでいます。
まもなく発売される「iPhone Duo」のポリカーボネート製純正ケースについて、デバイスへの固定に「粘着テープ」を使う仕様であると海外メディアが購入者の報告として伝えている一方、Appleはマグネット内蔵と案内しています。
粘着テープで固定と伝えられる理由
Apple公式サイトの製品概要には「iPhone Duoに完璧に合ったマグネットを内蔵しているので、取りつけは魔法のように簡単。」との説明が記載されています。
これだけを読むと「磁力でパチっと手軽に着脱できるケース」を想像しますが、購入者の報告通り粘着テープが使われているとすれば、折りたたみ構造の現実的な制約による理由があると考えられます。
- フレームの制限と粘着の併用:ディスプレイの表示領域を狭めないスリムなデザインを保つため、爪をかける構造を避け、内蔵マグネットと粘着テープを併用する設計が選ばれたと考えられます。
- マグネット単体固定の難しさ:開閉動作時にデバイスへ強い横方向への負荷がかかる折りたたみ構造では、ケースを磁力のみで保持しようとすると、開閉のたびにケースが外れてしまうリスクがあります。
実際の仕様は、10月23日の発売後に実物で確認することになります。
粘着テープで固定する場合のメリット・デメリット
iPhone Duoケース(14,800円)の購入にあたっては、使用スタイルに合うかどうか事前のチェックが欠かせません。
メリット
- スリムなフォルムを維持:固定用の厚みを抑えられるため、折りたたみ時の薄さを損ないません。
- ズレのない安定感:開閉操作を繰り返しても、ケースが浮いたりズレたりする心配がありません。
デメリット
- 気軽なケース着脱が困難:気分や用途に合わせて「平日はケース装着、休日はケースを外して使う」といった柔軟な使い分けが難しくなります。
- 再装着時の粘着力低下:一度剥がしてしまうと粘着力が弱まるため、繰り返し貼り直して使用することは推奨されません。
- 本体の保護性能と保護フィルムとの相性:粘着部が貼り付くエリアや、保護フィルムを貼っている場合の影響に配慮が必要です。
ユーザータイプ別にみるおすすめの選び方
iPhone Duoの購入を検討している方は、自身の利用シーンに合わせてアクセサリーを選択することが重要です。
① ケースを一度付けたら外さない人
純正の「iPhone Duoケース」がもっとも適しています。純正ならではのフィット感と手触りの良さを体感できます。
② 画面保護やスタンド機能を重視する人
純正の「スタンド付きiPhone Duoフォリオ(24,800円)」が選択肢となります。価格は高価ですが、画面保護とスタンド機能を兼ね備えています。
③ ケースを頻繁に付け替える人・コストを抑えたい人
サードパーティー製ケースの検討をおすすめします。Spigenの「ウルトラハイブリッド・プロ」やESRの「Classic ハイブリッドマグネットケース」など、主要メーカーからヒンジ保護や独自の着脱機構を備えたケースが順次登場しています。
手軽に着脱できる従来のiPhoneケースとは使い勝手が大きく異なるため、予約・購入の際は自身の利用スタイルに合うか慎重に確認しましょう。
TSMCの最先端プロセスである2nmでは、iPhone18 ProシリーズやiPhone Duo向けのA20 Proが量産されています。
Appleは2027年も2nmプロセスを継続する見込みですが、2028年には次の世代となる1.4nmプロセス「A14」へ移行し、A22 Proを製造すると予想されています。
一方、A14ではウエハー単価が大幅に上昇するとの予測もあり、最先端プロセスへの移行コストがこれまで以上に大きくなる可能性があります。
2nmは2世代で1.4nmへ移行見通し
TSMCの3nmプロセスは、Appleシリコンの製造に3世代にわたって使用されました。これに対し2nmプロセスは、2026年のN2と2027年のN2Pを経て、2028年には1.4nmのA14へ移行する可能性があります。
Bloombergは以前、2028年のハイエンドiPhoneに搭載されるA22 Proの大部分をTSMCの1.4nmプロセスで製造すると報じていました。
この計画通りであれば、Appleは2nmを2世代、約2年間使用した後、次の最先端プロセスへ移ることになります。
A14は2028年上半期に量産開始見込み
TSMCのA14は2028年に量産開始が予定されており、直近では2028年上半期への前倒しを目指しているとの見方が出ています。
J.P. Morganの分析として伝えられた情報では、2027年第3四半期にパイロット生産を行い、2028年上半期に量産へ移行する計画とされています。
A22 Proより先にMシリーズを製造?
TSMCの新しい最先端プロセスでは、以前はiPhone向けAシリーズが最初に採用することが多くありました。しかし2nmプロセスでは、A20 Proより先にM6の量産が始まったとされています。
少量生産となるMシリーズで製造装置や工程を先に調整し、その後、製造数が桁違いに多いAシリーズへ移行する狙いがあったとも考えられます。
A14でも同じ手法を採るのであれば、M8またはM9などのMac/iPad向けチップを先に量産し、その後2028年秋のiPhone向けA22 Proへ生産規模を広げる流れも考えられます。
A14のウエハー単価は4万5,000ドルとの予測
Wccftechの記事では、A14のウエハー単価が1枚あたり約4万5,000ドル(約711万円)に達するとの試算が紹介されています。
2nmのウエハー単価を約3万ドル(約474万円)とした場合、単純計算では約50%高いことになります。
ウエハー価格上昇=iPhone大幅値上げではない
仮にA14のウエハー単価が大きく上昇したとしても、その増加分がそのままiPhoneの販売価格へ転嫁されるわけではありません。
1枚のウエハーから製造できるチップ数はダイ面積や歩留まり率によって変わり、TSMCとAppleの契約条件は競合他社より有利なものとの報道がありました。
さらにAppleは、設計変更によるダイ面積の縮小やパッケージングの工夫、他部品のコスト削減などによって製造原価の上昇を吸収することもできます。
QualcommやMediaTekへの影響は大きい?
最先端プロセスの価格上昇はAppleだけの問題ではありません。QualcommやMediaTekも将来的にTSMCのA14を採用する場合、ウエハー単価上昇の影響を受けることになります。
Androidフラッグシップも値上げ要因増加
最先端プロセスの製造コストが大きく上昇すれば、QualcommやMediaTekのハイエンドSoCの販売価格にも影響を与えるでしょう。
特にAndroidフラッグシップではDRAMやNANDフラッシュメモリなど他の部品コストも上昇しているため、SoC価格まで高くなればメーカー側が吸収できる余地は小さくなります。
その結果、ハイエンドAndroidスマートフォンの販売価格が上昇し、iPhoneとの価格差が縮小することも考えられます。
Source: Wccftech
Photo: Apple Hub/Facebook
AirPods5には、23,800円の通常モデルと、27,800円のワイヤレス充電ケース付きモデルがあります。価格差は4,000円ですが、充電方法以外にも大きな違いがあります。そのひとつが、イヤホン本体をスワイプして音量調節できる機能の有無です。初代AirPodsから5モデルを使ってきた筆者が、所有するAirPods Pro3の音量スワイプをオン・オフし、操作性にどれほどの違いが生じるか検証しました。
AirPods5の2モデル、4,000円差で何が違う?
Appleが9月に発売したAirPods5には、23,800円(税込、以下同じ)の通常モデルと、27,800円のワイヤレス充電ケース付きモデルがあります。
両モデルとも、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外部音取り込み機能、H2チップを搭載しており、基本的な音響性能は共通です。
ただし、違うのは充電ケースだけではありません。
通常モデルもステム部分の感圧センサーをつまんで音楽の再生・一時停止や曲送りができますが、ワイヤレス充電ケース付きモデルは、ステムを上下にスワイプして音量を変更できます。
そのほか、バッテリー駆動時間や「探す」機能にも差があります。
Appleの公表仕様をもとに、AirPods5の2モデルと上位機種のAirPods Pro3を比較しました。
<figure>
| 比較項目 | AirPods5 通常モデル | AirPods5 ワイヤレス充電ケース付き | AirPods Pro3 |
|---|---|---|---|
| Apple販売価格(税込) | 23,800円 | 27,800円 | 42,800円 |
| 装着方式 | オープンイヤー | オープンイヤー | カナル型(5サイズのシリコーン製イヤーチップが付属) |
| チップ | H2 | H2 | H2 |
| ノイズキャンセリング | 対応(AirPods4比で最大1.5倍) | 対応(AirPods4比で最大1.5倍) | 対応(AirPods5比で最大3倍) |
| カスタムEQ | 対応 | 対応 | 対応 |
| 空間オーディオ | 対応 | 対応 | 対応 |
| つまむ操作 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 音量スワイプ | 非対応 | 対応 | 対応 |
| 連続再生時間(ANC使用時) | 最大4時間 | 最大5時間 | 最大8時間 |
| ケース込み再生時間(ANC使用時) | 最大20時間 | 最大22時間 | 最大24時間 |
| 対応充電方式 | USB-C | USB-C、Qi、Apple Watch充電器 | USB-C、MagSafe、Qi、Apple Watch充電器 |
| ケースのスピーカー | なし | あり | あり |
| 心拍数センサー | なし | なし | あり |
| ヒアリングチェック・ヒアリング補助 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
| 防塵・耐汗耐水性能 | IP57 | IP57 | IP57 |
</figure>
※Apple公式仕様による比較です。ANCはアクティブノイズキャンセリングの略です。
AirPods5は両モデルとも、基本的な音響機能やノイズキャンセリング性能が共通しています。
iOS27と同時にリリースされた新機能「カスタムEQ」にも、両モデルが対応します。
ワイヤレス充電ケース付きAirPods5なら、AirPods Pro3と同じようにイヤホンだけで音量を変更できます。
では、この機能には4,000円の価値があるのでしょうか?
初代AirPodsから使い続けて感じた操作性の進化
筆者は、2016年発売の初代AirPodsから、AirPods2、初代AirPods Pro、AirPods Pro2、AirPods Pro3と、AirPodsシリーズを使ってきました。
初代AirPodsとAirPods2ではダブルタップ、初代AirPods Proではステムをつまむ操作が採用され、AirPods Pro2からは音量スワイプにも対応しています。
これまで便利に使ってきた音量スワイプですが、使えなくなった場合、どれほど不便なのでしょうか。
そこで、iOS27を搭載したiPhone16 ProとAirPods Pro3を使い、音量スワイプをオン・オフして比較しました。
音量スワイプは、AirPods Pro3を接続した状態で、iPhoneの「設定」>「AirPods Pro 3」>「アクセシビリティ」>「音量をスワイプ」から切り替えられます。
<figure><figcaption>AirPods「音量をスワイプ」の設定画面</figcaption></figure>
オフにしても、再生・一時停止や曲送り、ノイズキャンセリングと外部音取り込みの切り替えは、これまでどおりステムで操作できます。
一方、音量変更にはiPhoneやApple Watch、Siriなどを使う必要があります。
音楽やポッドキャストを聴きながら試すと、iPhoneをポケットに入れて歩いているときなど、耳元だけで音量を調節できる便利さを改めて感じました。
特に違いが大きかったのは、オフィスでの仮眠中です。
筆者は、周囲の雑音を抑えるため、ノイズキャンセリングを有効にしたAirPods Pro3で「ザーッ」というホワイトノイズを聴きながら仮眠することがあります。
音量スワイプが使えれば、デスクに突っ伏して目を閉じたまま、周囲の状況に合わせて音量を変えられます。
しかし、音量スワイプをオフにすると、音量を上げたいときにApple WatchやiPhoneを操作しなければなりません。せっかく目を閉じて休んでいるのに、操作のために動く必要があり、これが意外と不便でした。
<figure />
ただし、音量をほとんど変更しない使い方なら、スワイプをオフにしていても大きな不便は感じませんでした。
今回の検証は、AirPods5そのものを比較したわけではなく、AirPods Pro3の音量スワイプを無効にして操作性の違いを確かめたものです。
ワイヤレス充電や「探す」機能にも差がある
ワイヤレス充電ケース付きAirPods5には、音量スワイプ以外にもメリットがあります。
ケースはUSB-Cに加え、Qi規格のワイヤレス充電器やApple Watchの充電器に対応しています。Apple Watchと充電器を共用できるので、机をすっきりさせられます。
<figure><figcaption>AirPods Pro3(ケース付き)をApple Watch用充電スタンドで充電中</figcaption></figure>
ケースにはスピーカーも搭載されており、「探す」アプリから音を鳴らして見つけることができます。
通常モデルでは、最後に接続した場所の確認などに機能が限られますが、ワイヤレス充電ケース付きモデルは「探す」ネットワークにも対応しています。
左右のイヤホンとケースの位置を個別に確認できるほか、設定しておけば置き忘れた際に通知を受け取ることもできます。
また、ANCを有効にした場合の連続再生時間は、通常モデルの最大4時間に対し、ワイヤレス充電ケース付きモデルは最大5時間です。
充電ケースを併用した場合も、通常モデルの最大20時間に対して最大22時間と、ワイヤレス充電ケース付きモデルが上回っています。
いずれも日常的な使い勝手に関わる違いです。
AirPods5はどっちを買うべき?Pro3との違いも重要
筆者なら、4,000円高くてもワイヤレス充電ケース付きAirPods5を選びます。
決め手はワイヤレス充電そのものではなく、音量スワイプの便利さです。実際にオフにしてみると、iPhoneを取り出さず、目を閉じたままでも音量を変えられることの価値を再確認できました。
もちろん、音量を頻繁に変更しない人や、使用時間が短い人なら、通常モデルでも十分でしょう。基本的な音響性能は共通しています。
一方、AirPods Pro3はワイヤレス充電ケース付きAirPods5より15,000円高いものの、Appleによればノイズキャンセリング性能は最大3倍です。
シリコーン製イヤーチップによる密閉性の高さに加え、心拍数センサーや聴覚の健康をサポートする機能も備えています。
騒音をできるだけ抑えたい人や、心拍数測定などを活用したい人には、Pro3を選ぶ理由があります。
ただし、耳を密閉しない開放型の軽快な装着感を好む人には、AirPods5の方が適しているでしょう。
もう一つ、購入前に注意したい点があります。
AirPods5の通常モデルとワイヤレス充電ケース付きモデルでは、イヤホン本体とケースの互換性がありません。後からケースだけを交換してワイヤレス充電や音量スワイプに対応させることはできません。
購入時には、充電方式だけでなく、普段どれほど音量を変更するかを考えて選ぶことをおすすめします。
Features
高木由利子 写真展「chaoscosmos vol.3」
2026.10.16
可視化された粘性──。目に見えない自然の神秘をとらえた作品を公開
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写真家、高木由利子の展覧会「chaoscosmos vol.3 – visible viscosity 可視化された粘性 -」が、東京・表参道のGYRE GALLERYにて、2026年11月29日(日)まで開催中だ。
ファッションや人体を通して「人の存在」を探求してきた高木由利子。近年は自然現象の不可思議さにも関心を寄せ、「chaoscosmos」プロジェクトを展開。映像を含む新たな表現にも取り組んでいる。
「chaoscosmos」とは、混沌を意味する「カオス」と、秩序や宇宙を意味する「コスモス」を組み合わせた言葉。高木は、自然現象をレンズを通して捉えるなかで、混沌と秩序は相反するものではなく、同時に存在しているのではないかと考えるようになったという。
2022年の「icing process」、2024年の「sakura」に続く第3弾となる今回のテーマは「visible viscosity(可視化された粘性)」。粘性とは、水や空気などが流れるときに生じる抵抗のこと。高木がこのテーマに関心を寄せるきっかけとなったのは、ある撮影で出合った、重力と粘性が生み出す不思議な造形の美しさだった。
シャッタースピードや被写界深度を操ることで、肉眼では捉えにくい液体の動きが神秘的な形となって浮かび上がる。重力や慣性、粘性といった自然の力が織りなす思いがけない造形を通して、普段は気づくことのない自然界の美しさを写し出している。
作品を通じて、混沌と秩序が共存する自然の神秘に迫る「chaoscosmos」。高木由利子の独自の視点が捉えた、未知なる美の世界に触れてみては。
◆高木由利子 写真展「chaoscosmos vol.3 – visible viscosity 可視化された粘性 -」
【会期】開催中~2026年11月29日(日)
【会場】GYRE GALLERY(東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F)
【問い合わせ】0570-05-6990(11:00~18:00)
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