iPhone Mania |
2026.08.14
Appleは国ごとに独自の広告を展開することがありますが、イタリア・ミラノで掲出された屋外広告が問題をはらんでいるとして、現地の子どもの権利擁護機関が問題視し、関係する3つの機関へ通報しています。いったいどのような内容の広告なのでしょうか。
スマホ育児を公然と認めてしまっている?
イタリアの子どもの権利擁護機関「AGIA」が問題視しているのは、小さな幼児がiPhoneを手にしている写真を使用した広告です。「大丈夫、iPhoneだから。(Tutto ok, è iPhone.)」というメッセージが添えられています。
<figure><figcaption>Photo: Autorità Garante per l’Infanzia e l’Adolescenza</figcaption></figure>
この広告の何が問題かというと、乳幼児にスマートフォンを与えてあやす、いわゆる「スマホ育児」を容認するかのような印象を与えかねない点です。
AGIAはこの広告を問題視し、関係する3つの機関に通報したことも明らかにしています。
Appleとしては、小さな子どもが汚れた手でデバイスを触っても問題ないという、iPhoneの耐久性を示すことが目的だったとみられます。
実際、この広告はiPhoneの耐久性をアピールするキャンペーンの一環とされていますが、受け取り方によっては確かに紛らわしい広告といえそうです。
十代の若者のスマホ使用を制限する動きも
ニューヨーク州では、携帯電話が子どもたちの学習を妨げるとの懸念などから、2025年9月よりK-12の学校で授業時間中を通じたスマートフォンの使用制限が導入されています。
ニューヨーク市の公立学校でも同様に、学校生活中の個人所有のインターネット接続機器の使用が原則として認められていません。
また、イギリスでも16歳未満の子どもによるソーシャルメディアの利用を禁止する動きが進んでおり、2027年からの導入が検討されています。
このように、子どもをスマートフォンやソーシャルメディアによる悪影響から守ろうとする動きが強まっている中で、乳幼児にiPhoneを持たせた広告を街中に掲示したことについて、Appleにはもう少し配慮が必要だったのではないでしょうか。
なお、イタリア現地メディアが、この広告はすでに撤去され別の画像に差し替えられたと報じています。
Source: AGIA via 9to5Mac, MilanoToday
Photo: Apple
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