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星のやに泊まる、星のやを知る
2025.7.15
「星のや京都」宿泊記 その3 「奥嵐山の納涼滞在 」鵜飼舟と美食で涼やかな夏を味わう旅
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京都は、どの季節に訪れても、その時々でまったく異なる表情を見せてくれる奥深い街です。夏の京都といえば、祇園祭のにぎわいに象徴されるように、華やかな催しが街を彩りますが、「星のや京都」には、静かで、涼やかな風が吹いています。今回、ひと足早く「星のや京都」がこの夏に提案する「奥嵐山の納涼滞在」と、会席料理「真味自在・夏」を体験してきました。酷暑を忘れさせてくれる、川のせせらぎと山の緑に抱かれ、心身共に爽快感を味わう旅。「星のや京都」宿泊記の第3回をお届けします。
「星のや京都」宿泊記 その1 「1000年前と変わらぬ嵐山の自然に溶け込む、水辺の別邸」の詳細はこちらをクリック
「星のや京都」宿泊記 その2 冷泉家当代夫妻の講話と手ほどきを受けて和歌を詠む貴重な体験、「奥嵐山の歌詠み」の詳細はこちらをクリック
奥嵐山という語感そのままに、ここだけの涼風が吹く「星のや京都」の夏
奥嵐山という語感に相応しい場所。それが「星のや京都」です。渡月橋から舟に乗り大堰川を遡ると、濃い緑に覆われた峡谷に沿うように建つ「星のや京都」が見えてきます。青もみじが優しく日差しをさえぎってくれる中、打ち水がされた館内を進んでいくと、気温がストンと下がったような、涼やかな心地に。まさに別世界。緑豊かな自然と静けさの中で過ごしたいという願いを叶えてくれる場所に、今年の夏も戻ってきました。
嵐山の舟待合から船に乗り込み約10分で「星のや京都」にたどり着きます。
かつて平安貴族の別荘地でもあった嵐山に位置する「星のや京都」。京都に息づく日本の伝統的な技法を用い、斬新な発想で造った風雅な空間。
戦前戦後、京都で活躍した庭師・小島佐一が100年前に作庭した歴史ある庭の意匠を残しつつ、コンテンポラリーな解釈を与えた革新的な「水の庭」。夏の夕べ、ここでシャンパンなど傾けたくなります。
全室リバービューの「星のや京都」。障子からこぼれる光や大堰川の眺めに感嘆の声を上げてしまいます。時を忘れてしまいそうになるこの部屋は「谷霞ダブル」。和と洋が同時に存在し、コンテンポラリーな美しさを際立たせているお部屋。
「星のや京都」の夏を彩る納涼プログラム「奥嵐山の納涼滞在」
涼を求めて、奥嵐山でひと夏を過ごした平安貴族のように過ごす……それが「奥嵐山の納涼滞在」のコンセプト。
チェックイン後、日の光も少し和らぎ始める頃、奥の庭にしつらえられた席で、特製かき氷をいただきます。だいだい色のシロップは、今では入手の難しい大和橘(やまとたちばな)で作ったもの。添えられた大和橙のコンポートは、酸味と甘み、柑橘特有の爽やかな香りを発し、かき氷と共に喉を通り過ぎれば、すーっつと身体の中を風が通り過ぎるような気分になります。
「奥嵐山の納涼滞在」で楽しめる特製かき氷。大和橘の柔らかな酸味がクセになりそうです。
川の向こう岸に見える山際は、ほんのりと紫と紺のグラデーションを見せ、なかなか夜の闇を連れてきません。19時、ようやく夜の闇が優勢になる頃、雅な屋形舟「翡翠」を貸し切り、嵐山の夏の風物詩である鵜飼鑑賞を楽しみます。日中、川下りをする舟やボートで賑わう大堰川ですが、鵜飼舟のかがり火だけが煌々と闇を照らし、打って変わった静けさに包まれています。
鵜匠の見事な手さばきを眺めながら、キリッと冷えた日本酒を酌み交わしつつ、鱧や稚鮎など、京都の夏の味覚が盛り込まれた、プログラム特製の「鵜籠膳」をいただきます。川風に吹かれて食すお弁当は、また格別。平安貴族たちも、夏の間はこんな風に過ごしていたのでしょうか。
夏の夜に大堰川に漕ぎ出でる屋形舟「翡翠」は船頭さんが手で漕ぐ和舟。
特製の「鵜籠膳」は、鵜飼舟に揺られながらいただきます。夜風に吹かれながら、日本酒も進みます。
清々しい空気の中、「奥嵐山の納涼滞在」の朝はストレッチから
早朝6時に実施されるストレッチに参加してみます。日中は舟が行き交う大堰川もまだ静かです。ヨガマットを引き、まずは呼吸法から。川面も木々もみずみずしく輝いています。深く息を吸い込み、吐く、その繰り返しするだけで、整っていくのを感じるはずです。
大堰川の静かな流れと共に、深呼吸しながらストレッチ。
ストレッチのあとは「納涼朝食」が待っています。「星のや京都」では朝食は部屋でいただけるのです。部屋の障子をあけ放ち、大堰川と山入端を眺めながらの朝食は、暑さの中でも食が進むように工夫されています。夜半に降った雨のしずくが緑をやさしくうるおしてくれたせいか、木々は夏の朝の日差しにきらめいて、この清々しく、晴れ晴れとした気持ちをどう表現したらよいでしょうか。いつもよりたっぷり時間をかけて、朝食を楽しみました。
鰻を乗せた山椒御飯など贅沢なものですが、鰻、鱧など、京都の夏の味覚を使いながら、涼やかな「納涼朝食」で食が進みます。
開発スタッフが語る「奥嵐山の納涼滞在」への思い
この夏、「奥嵐山の納涼滞在」を開発したチームの中心的働きを果たしたのは、「星のや京都」支配人の二宮知嵩さんです。「星のや富士」での勤務を経て、京都へとやってきた二宮さん。「星のや富士」でもプログラム制作に携わることはありましたが、今回はチームの中心となって初めて作り上げたのだそうです。この夏、鵜飼を取り上げたのはどうしてだったのでしょうか?
「星のや京都」支配人の二宮さん。「奥嵐山の納涼滞在」の考案、調整など、中心として活動しました。
「奥嵐山は、平安貴族が避暑に訪れて自然を楽しんだ場所です。千年の時が育んできた洗練された文化に浸り、優雅に過ごしていただきたい。そして『星のや京都』には、専用の屋形舟『翡翠』があります。嵐山の夏らしく、舟遊びで涼をお届けできたら……と考えたのが、鵜飼だったのです」
『星のや京都』のコンセプトは「平安貴族が興じた嵐山にたたずむ水辺の私邸」というもの。かき氷やストレッチ、納涼朝食など、ひとつひとつ「星のや京都」のコンセプトに添いながら、さまざまなアイディアをスタッフで出し合ったそう。
実際に体験してみて思ったのは、夏の京都の印象をも変えてしまうような、プログラムだったということ。奥嵐山に流れる時間のようにゆったりとして、唯一無二の夏の体験になりました。
「真味自在・夏」で表現する京都の夏の味覚
この夏の「星のや京都」には、お勧めしたいものがもうひとつあります。「真味自在(しんみじざい)」という「星のや京都」が贈る、日本古来の技法と現代の感性が融合した革新的な会席料理です。今回はペアリングとともに楽しめるとのことで、ダイニングへと向かいました。
和食の技法にこだわらず、海外の調味料や技法をも取り入れ、食べるたびに遊び心をくすぐられる、新しい発見に満ちた会席料理、「真味自在」のお料理の開発を担当するのは、星のや和食統括料理長 石井義博さん。そしてペアリングを担当するのは二宮知嵩さん。二宮さんは「星のや富士」に勤務していた際、日本ワインの魅力にハマり、ソムリエ資格を取得されたとか。今回の「真味自在・夏」では、お料理と飲み物、それぞれの魅力を高め合うように相談しながら、自由な発想で作り上げていったそうです。
シチリアの土着品種カタラット100%の「ムニール・ビアンコ 2023」のあとに、日本酒「七本鎗 純米渡船」がサーブされたりと、お料理と飲み物が自由自在に繰り出されて、味わいを深めてくれます。
先付の「鮑とろ」は、かの北大路魯山人も気の利いた玄人料理と紹介する料理。鮑の旨味に万願寺とうがらしの苦みがアクセントとなります。すっきりとシャープな味わいのシャンパン「アンリドノン ブリュット・セレクションNV」がよく合います。
牛ヒレ肉に玉蜀黍(トウモロコシ)とカルダモンを合わせて。ワインはカベルネ・ソーヴィニョン100%の「アナベラ・プラチナム 2020」をチョイス。カシスなどの果実味、ヴァニラの香りが鼻腔を抜け、心地よいタンニンと肉の旨味がマッチしています。
牛ヒレのコンソメ・ドゥブルの上に、蒸した賀茂茄子が浮かぶ、「紫紺」。爽やかさの中に牛コンソメの旨味が追いかけてくるユニークな美味しさ。ワインは続けて「アナベラ・プラチナム 2020」を。
「炭御飯」に鮎の塩焼き、嵯峨豆腐、粽など、最後のお食事まで意表を突くプレゼンテーションが楽しい。食中酒を目指した日本酒「高砂 純米大吟醸」を合わせて。
観光する京都から滞在する京都へ
「星のや京都」で避暑する夏
酷暑の夏から遠く離れて、緑豊かな静けさの中で深呼吸するような、そんなおだやかさをもたらしてくれる「星のや京都」の夏。大堰川から吹くさやさやとした涼風で、暑さに疲れた心身が癒されていくのを感じます。観光するだけの京都から、のんびり滞在して心をリセットする京都へ。この夏「奥嵐山の納涼滞在」なら、そんな京都を堪能できます。
青もみじと苔の緑が調和する「奥の庭」。木立の向こうは大堰川。
◆星のや京都「奥嵐山の納涼滞在」
・期間 2025年7月1日~8月31日
・料金 1名 121,000円、2名145,200(税・サービス料込)*宿泊料別
・含まれるもの 屋形舟「翡翠」貸切、鵜籠膳、納涼朝食、特製かき氷、赤紫蘇ドリンク
・予約方法 公式サイトにて7日前まで受付
・定員 1組1~2名
・対象 星のや京都宿泊者
・備考 場合により、開催日や開催場所、内容が変更になる場合があります。
◆星のや京都「真味自在・夏」
・期間 2025年7月31日~9月10日頃まで
・料金 1名24,200円 ペアリング1名9,000円 (共に税・サービス料10%込)
・予約方法 公式サイトにて前日まで受付
・対象 星のや京都宿泊者
・備考 状況によりメニューの変更、食材が一部変更になる場合があります。
photos by Azusa Todoroki
text by Sakurako Miyao
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Features
唯一無二の天空体験が、さらに進化
2025.7.16
「星野リゾート トマム」雲海テラスが20周年。新展望スポット「Cloud Round」が誕生
新展望スポット「Cloud Round(クラウドラウンド)」
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北海道の雄大な自然を舞台に、幻想的な雲海を楽しめる「星野リゾート トマム」の「雲海テラス」。開業20周年という節目を迎え、新たな展望スポット「Cloud Round(クラウドラウンド)」がオープンした。
「雲海テラス」は、気象条件が揃ったときにだけ現れる神秘的な雲海を、標高1,088メートルから楽しめる展望施設。2005年の開業以来、趣向を凝らしたビュースポットやカフェを設けながら進化を続け、今や日本を代表する天空の絶景スポットとして、海外にも知られる存在だ。
新たに誕生した「Cloud Round」は、雲海テラスが提案する9つの過ごし方「Cloud9計画」の第7弾。これまでで最も標高の高い場所に位置する展望スポットで、湾曲したミラーフレームから色とりどりのロープが吊り下げられ、そのロープに支えられるように12席の半透明のベンチを設置。座るとまるで空中に浮かんでいるような感覚になり、没入感に満ちた空間となっている。
雲海なないろソーダ 700円(2025年10月14日までの限定販売)
新スポットのオープンを記念して、屋内カフェ「雲Cafe」では、10月14日までの期間限定で、カラフルなタピオカ入りの炭酸ドリンク「雲海なないろソーダ」が登場。
雲みくじ 300円
また、運勢を雲海の種類で占う「雲みくじ」には、20周年限定チャームや新スポット「Cloud Round」にちなんだ新おみくじも。何が出るかは、引いてみてからのお楽しみ。
20周年を迎え、ますます充実する「雲海テラス」。この夏、雲の上ならではの非日常な体験を楽しんではいかが。
◆「雲海テラス」
【期間】開催中~2025年10月14日(火)
【料金】大人 1,900円、小学生 1,200円、愛犬 500円
トマム ザ・タワー、リゾナーレトマム宿泊の方は無料
【時間】5:00~8:00(上りゴンドラ最終乗車)、9:00(下りゴンドラ最終乗車)
【対象】宿泊者、日帰り共に利用可
※天候や気象条件によりゴンドラが運休する場合があります。時期により営業時間が異なります。
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Features
京都の夏を五感で味わう
2025.7.14
ザ・リッツ・カールトン京都で出合う、涼やかなひととき
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京都の風情と現代的なラグジュアリーが融合する「ザ・リッツ・カールトン京都」では、京都の夏を涼やかに過ごすための特別なアクティビティや美食体験を用意。
ミニチュア日本庭園 1名 5,000円(税込) 所要時間:1.5時間
なかでも注目は、人気のアクティビティ「ミニチュア日本庭園」づくり。ホテル専属庭師の案内のもと、限られた空間に自然の美を凝縮し、禅の精神や“寂”に触れられるプログラム。日本庭園に宿る静謐な美しさを、みずからの手で作り上げるひとときは、まさに現代の癒しともいえる体験だ。
さらに、みずみずしい苔の魅力を味わえる「苔玉づくり」も用意されている。
シェフズ・テーブル by Katsuhito Inoue(定員 8名) 1名 35,000円(税・サービス料込み)
料理を超えた芸術体験として話題の「シェフズ・テーブル by Katsuhito Inoue」では、ヘッドシェフ井上勝人が旬の食材の個性を巧みに引き出しながら、七十二候の季節感を感じる料理に仕立てる。
この季節は、夏の自然や涼を感じるテーブルデコレーションとともに、感性を刺激するコース料理を提供。
緑の造形を愛で、季節の移ろいを五感で味わう──。この夏、ザ・リッツ・カールトン京都ならではの上質なひとときを堪能してはいかがだろうか。
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Features
旬のジューシーなメロンとマンゴーを存分に堪能
2025.7.12
グランド ハイアット 東京が「メロン&マンゴー アフタヌーンティー」を2025年 8月 1日(金)から期間限定で開催
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グランド ハイアット 東京は、2階のオールデイ ダイニング「フレンチ キッチン」にて、夏が旬のジューシーなメロンとマンゴーを堪能できる「メロン&マンゴー アフタヌーンティー」を、2025年8月1日(金)から9月30日(火)まで開催する。
芳醇な香りが特徴のメロンと濃厚な甘みのマンゴーを存分に楽しむことができるスイーツメニューには、小さなメロンのように仕上げたなめらかなメロンチーズムースや、マンゴーの果肉を花びらのように飾ったメロンジュレを閉じ込めたココナッツムースのほか、マンゴーとパッションフルーツのアイスクリームをマカロンでサンドしたロリポップ、 フレッシュメロン入りのハニーゼリーとブランマンジェとあわせたグラススイーツなど、暑い日にも涼を感じるひんやりスイーツも登場。
セイボリーでは、夏野菜のエクレアや、冷製グリーンピースなど、フレンチのシェフならではのメニューに加え、メロンパンで生ハムメロンとチーズをはさむサンドイッチなど、遊び心のあるアイテムも並んでいる。
このほか、ウェルカムドリンクとして、マンゴーアイスティーをベースにメロンの風味も楽しめるオリジナルモクテル(ノンアルコールカクテル)を提供するほか、マンゴーフレーバーティー、紅茶、カフェラテ、カプチーノなどをフリーフローで楽しむことができる。
あなたも旬のフルーツを楽しみながら優雅な夏のひとときを過ごしてみてはいかが。
◆メロン&マンゴー アフタヌーンティー
【店舗】グランド ハイアット 東京 2階「フレンチ キッチン」
【期間】2025年8月1日(金)~9月30日(火)
【時間】15:00~17:00 最終入店15:30 ※平日2時間、土・日・祝日90分制
【料金】6,380円(税込・サービス料15%別)
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2025.7.12
高輪「茶室 BAR ROKKAN by ROKU GIN」サントリー「ROKU〈六〉」ブランドを深く知り愉しむ
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Features
世界を魅了する名門ホテルが、東京・芝浦に上陸
2025.7.11
日本初「フェアモント東京」が開業
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世界中に90以上のホテルを展開するラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」。数々の歴史的瞬間の舞台となってきたその名門が、ついに日本初上陸を果たした。
開業の地に選ばれたのは、東京湾のほとりに位置し、都心へのシームレスなアクセスを誇る芝浦「BLUE FRONT SHIBAURA」S棟 35階~43階。東京タワーやレインボーブリッジを一望でき、湾岸エリアならではの静寂と、都心の活気を同時に楽しめるこの場所から、すべての人に開かれた、温かく、包容力のあるラグジュアリーホテルとして新たな体験を提案する。
29のスイートを含む客室は217あり、エグゼクティブラウンジ『フェアモントゴールド ラウンジ』やスパ、屋内インフィニティプール、屋外リラクゼーションプール、ジム、サウナなどのウェルネス空間も充実している。
さらに、高層階に位置する5つのレストランと2つのバーでは、モダンなブラッスリーから鮨や鉄板焼、日本の“立ち飲み文化”を体現するスタンディングバー、音を“聴き”、“感じる”体験が叶うシークレットリスニングバーなど、ここでしか味わえない唯一無二のダイニングジャーニーを提供。
ウエディングは、自然光が降り注ぐ43階の「SKYチャペル」や、オープンキッチン併設の天空のバンケット、都内ホテル最大級のボールルームなどバリエーション豊かな会場を用意。さまざまな目的で訪れるゲストに、記憶に残る滞在を約束する。
江戸時代には漁村として栄え、のちに鉄道の開通とともに都市化の歩みをたどってきた芝浦に誕生した「フェアモント東京」。この地から始まる新たなラグジュアリーの形に、今後も注目したい。
◆フェアモント東京
【住所】東京都港区芝浦1-1-1 BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S
【TEL】03-4321-1111 (代表)
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Events
【7/19(土)〜9/2(火) 神奈川県・そごう美術館】
2025.7.11
猫たちが主役の展覧会「Ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし」
高橋弘明《[白猫]》個人蔵
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今も昔も人々を魅了する「猫」。その愛らしく、どこかミステリアスな魅力を、浮世絵版画をとおして紐解く展覧会「Ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし」が、そごう美術館にて開催される。会期は7月19日(土)から9月2日(火)まで。
歌川国芳 《流行猫の狂言づくし[団七九郎兵衛ほか]》 個人蔵
歌川国芳《猫の百面相[またたび 荒獅子男之助ほか]》 渡邊木版美術画舗蔵
本展では、大の猫好きとして知られる歌川国芳をはじめ、江戸時代から明治にかけて活躍した31名の浮世絵師による、猫モチーフの作品147点を展示。毛づくろいや爪とぎ、のびをする姿といった“猫らしい”仕草はもちろん、ちょっと怖い化け猫や、擬人化されたユーモラスな猫まで、変幻自在に描かれた猫たちが勢揃いしている。
月岡芳年 《風俗三十二相 うるささう 寛政年間処女之風俗》個人蔵
こうした表現を通して見えてくるのは、江戸時代の人々と猫との親密な関わり。浮世絵に描かれた猫たちの仕草からは、当時の人々が猫をどのように見つめ、共に生きてきたのかが浮かび上がってくる。そんな、猫と人とのやさしい関係にも注目したい。
河鍋暁斎《暁斎楽画[猫と鼠]》個人蔵
古くは平安時代の『源氏物語』の中に宮廷で愛される姿が登場し、江戸時代になるといっそう身近な存在となった猫。時代を超えて私たちを惹きつけてやまない存在の魅力を、会場で見つめ直してみてはいかが。
◆「Ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし」
【会期】2025年7月19日(土)~9月2日(火)
※会期中無休
【会場】そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)
【時間】10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
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昨春からラグジュアリー客船のチャーターを開始したジャパネット。2025年は北欧スタイルの「バイキング・エデン」を全船チャーター、2026年春には同船で3航海を実施します。ジャパネットならではの船旅の魅力を専門家が解説! ※画像:村田和子撮影
2025~2026年に日本発着を実施する北欧スタイルの客船「バイキング・エデン」。北欧のナチュラルな空間美で食やアートを満喫でき、日本語OKで快適に船旅が楽しめると評判です。 18歳以上限定の大人の船旅をレポートします。※画像:村田和子撮影
Features
「ル・ショコラ・アラン・デュカス」7月限定のサントノレ
2025.7.10
フランスの伝統菓子を再構築「サントノレ・ショコラ」
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フランス・パリ発のショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」が、7月31日(木)まで開催される「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク 2025」に参加。今年のテーマ「サントノレ」にちなんだ新作が、東京・日本橋のデザートサロン「ル・サロン」にて期間限定で販売中だ。
“サントノレ”は、パン職人とパティシエの守護聖人「サントノレ(聖オノレ)」に由来する伝統菓子。本国フランスで永く愛される華やかで芸術的なデザートを、ル・ショコラ・アラン・デュカス流に再構築したのが、7月末まで味わえる「サントノレ・ショコラ」だ。
サントノレ・ショコラ 1,980円
ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京⼯房 ル・サロン限定(提供期間:2025年7月1日~7月31日)
ベースとなるのは、六角形のショコラ風味のパイ生地。その上に、薄いキャラメリゼを施した小さなショコラシューを並べ、カカオ分75%のショコラクリームと、軽やかなバニラクリームをトッピング。中央と外周のシューには濃厚なショコラクリームが詰められ、香ばしく焼き上げたショコラ風味のシュー生地と、口溶けのよいクリームが織りなす調和が楽しめる。
サクサクとした食感とビターなショコラの深み、そしてエレガントなビジュアル――伝統と革新が交差するル・ショコラ・<wbr />アラン・デュカスならではのサントノレを、この機会に楽しんでみては。
◆ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京⼯房 ル・サロン
【住所】東京都中央区日本橋本町1-1-1
【TEL】03 5614 5313
【営業時間】11:00 – 18:00 (LO17:30)
※金曜・土曜のみ 11:00 – 19:00 (LO18:30)
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投稿 フランスの伝統菓子を再構築「サントノレ・ショコラ」 は Premium Japan に最初に表示されました。
Style
Portraits
日本のエグゼクティブ・インタビュー
2025.7.7
パティシエ 鎧塚俊彦 唯一無二のお菓子への追求と共に、地方創生へ情熱を傾ける
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「Toshi Yoroizuka(トシ ヨロイヅカ)」のオーナーパティシエである鎧塚俊彦さんの人生は、常に挑戦の連続である。たとえ周囲の反対という逆風にさらされようとも、自らの信念を貫き、決して曲げない。その精神力、胆力はどこから湧き上がるのか―――。今回は、日本を代表するパティスリー「Toshi Yoroizuka」の誕生と、鎧塚さんが見据える未来へのビジョンを伺った。
パティシエという仕事が認知される前に、敢えて洋菓子の世界へ飛び込む
子どもの頃にテレビで見たフランス料理に心を奪われ、将来は料理人になることを夢見ていた鎧塚さん。しかし高校卒業後、一旦は別の仕事に就くものの、当時はまだ職業として認知されていなかったパティシエの道に自ら飛び込む選択をした。
「子どもの頃からお菓子が大好きだったこともありますが、当時はまだ洋菓子をつくる仕事は一般的ではなかったからなのかな」と語る。
「小さな頃からお菓子が好きだったこともありますが、まだあまり知られていない世界だったからこそ、逆に惹かれたのかもしれません」
日本で修行を経てヨーロッパへ渡り、スイス・オーストリア・フランス・ベルギーなどの
名店を渡り歩いた8年間。その中で得たことは洋菓子職人としての技術も当然あるが、それ以上にメンタルが鍛えられ、感謝の心を得る機会につながった。
「海外へ行けば見たことのない技術や素材があって、目から鱗が落ちる体験にあふれている、そういう時代は私たちの師匠の時代で終わっているんです。私が修業した時代には海外の技術や素材はすでに日本に入っていました。しかし、現地で言葉も通じず、コネもなく仕事を探し、住居を見つけ、食うにも困るような日々の中で、メンタルが強くなったと同時に、多くの人の優しさに触れる機会になりました」。
では、やはりいまの若者たちも海外修行をするべきなのかを聞いてみた。
一年中、忙しく日本中を走り回る鎧塚さんだが、時間があるときはカウンターに立ち、いまもデザートをサービスしていると言う。
海外で修業をすることはマストではない。すべては本人の志である。
「明確な目標や目的を持っているなら行けばいい。でもチャンスがあれば行きたい程度なら止めた方がいいと思います。だってパリのパティスリーからぜひうちに来てください、なんてお誘いはないですから」。
確かに、そんなドラマのような展開は早々ないだろう。
「実際のところ、日本と海外の洋菓子に関する技術の差はほとんどないと思います。むしろ衛生面などは日本の方が優れていますよ。もし日本でお店を持ちたいと思っているなら、日本でしっかりと基礎を学んで、お金を貯めて日本でお店を持てばいいんです。日本で何も見つけられないのに、海外へ行ったらなら何かが見つかるかなと考えているのなら、海外に行く必要なんてありません」と話す一方、海外でお菓子屋さんをずっとやっていこうという気持ちがあるのなら、一刻も早く行くべきだとも語る。
日本を代表するパティシエは、直感を信じて突き進んでいく
鎧塚さんは、様々な修業期間を経て、2004年、東京・恵比寿に6席だけのカウンターデザート専門店「Toshi Yoroizuka」を開店。店名は“即決”だったと聞き、驚いた。
「店を始める際、お世話になった人に店名を相談したら『名前なんて何でもいい。どんなにかっこ悪い名前でも、自分がかっこ良ければ、その名前もかっこ良くなる。逆に、どんなにかっこいい名前でも、お前がかっこ悪ければ、その名前もかっこ悪くなる』と言われて、なるほど、それならなんでもいいや!と思って決めました」。
これは店名だけではなく、お店のロゴも同じ。当時、パソコンが使えなかった鎧塚さんに代わって作業した人がパパっと作った案がそのまま採用になったとか。
しかし「Toshi Yoroizuka」の白と黒を使ったお店のロゴマークには周囲からの相当な反対に合った。
「日本では白と黒は喪の色。洋菓子はおめでたい時にいただくものですから、絶対にやめた方がいいと何人にも反対されました」。しかし鎧塚さんはブレずに自分の思いを貫く。
6席のカウンターデザートの店にこだわったのも同じ。
「周囲からは『失敗する典型』だと言われました(笑)客単価が低くて、回転率も悪いから絶対儲からないよ!と」。
カウンターデザートをやりたいと考えるパティシエは多い。だが、採算が取れないからあきらめる人がほとんど。しかしこの時の鎧塚さんの挑戦は、連日長蛇の列を生んだ。
「実際、いまだに儲かっていません(笑)。でも、でもカウンターデザートは私の顔であり、ポリシーですから、これからもやめるつもりはありません」。
鎧塚さんにとって、お店の収益よりも、表現のほうが勝るのだ。
恵比寿の「Toshi Yoroizuka」一号店。当時の写真。
「決断にいいも悪いもない。何かを決断したとき、選択しなかった要素をすべて頭の中から消し去って、選んだ道を信じて努力することが大切なんです。もし失敗した場合は、自身の決断が間違っていたのではなく、その後の努力が足りなかったのだと思います」。
自分のスタイルを貫くことで、周りからの評価が変わっていく
常に業界の最前線に立つ鎧塚さん。トップを走り続けるためには、いつも新しいお菓子を生み出さねばならない使命感やプレッシャーがあるのでは?──そう尋ねると、不思議そうな表情でこちらを見る。
「数年前にピスタチオのブームがありましたが、私は20年前からピスタチオのクレームブリュレを作っています。ブームと呼ばれるのはちょっと不愉快ですね。なぜならブームは終わるものだから。でも美味しいは時代を超えるんです」
本当に美味しいものは、姿が変わっても根底は変わらない。洋菓子の道を切り開いてきた鎧塚さんよりも前の世代、諸先輩たちの作るお菓子や、昔ながらのケーキ屋さんの定番ケーキは今でも変わらず美味しいのだ。
「私が20年間全く変えずに作っているお菓子も、やっぱり変わらず美味しいと自負しています。それが『Toshi Yoroizuka』のスフレです。最初は“これ、焼けてないんじゃない?”と言われたこともありましたが、今ではあのスフレが食べたいと日本中からお客様がお越しになります。ブームなんてものに振り回されずに、自分のスタイルを貫くことが大切だと思っています」。
洋菓子は進化していると感じていたが、それは見た目や素材などのことであって、美味しいという感性は確かに変わらない。ブレずに、独自のスタイルを貫く。やがてそれが定番になり、そしてブランドとして確立されていくのだ。
Toshi Yoroizuka 東京は、一階がショップ、二階がサロン(要予約)となっている。
追い続ける7つの夢。その一つである第一次産業と地方の活性化を成し遂げる
鎧塚さんは新しいことへの挑戦もいとわない。2010年エクアドルに『ToshiYoroizuka Cacao Farm』開設。2011年には小田原石垣山山頂に約2000坪の農園を併設したパティスリー&レストラン『一夜城Yoroizuka Farm』をオープンさせた。
これらの活動の根底には鎧塚さんの7つの夢があると言う。それが何であるかは教えてはもらえなかったが、その一つに地方の農園や農家の方々と交流を深め、地方の活性化を目指すこと。
「農業は人間が生きていく上での根幹。そこを大切にしていかないと、これから先どうなってしまうのか心配です。AIなどの新しい技術にばかり注目が集まり、農業や漁業などを軽視するような風潮には強い憤りを覚えます。第一次産業に携わる人々をもっとリスペクトしていきたいではありませんか」と鎧塚さんは語気を強める。
常に言葉を選びながらも、自身の夢や熱い思いはあふれ出てくる。
現在、地方活性のために、6つの県の顧問やアドバイザーしたり、地方へ足しげく通って農業の方々と交流を深め、共に協力をして課題解決に努めている。
「農家の方々を支援すると言っても、お互いにとってWin-Winの関係でなければダメ。ボランティアということではなく、お互いにメリットがある関係性でなければ意味はないと考えています。我々は規格外の農産物を安く仕入れさせていただき、美味しい洋菓子をつくり、その果物や野菜の魅力を広めていくことで農家や県へ貢献していきます」。
昨今、お米問題などから、第一次産業への関心は高まってはいるが、都心に暮らしていると見えてこない部分は多くある。鎧塚さんは現地へ出向いて農家と交流し、そこで見聞きした課題を体感して課題と向き合っている。そしてそこから洋菓子業界の未来や地方創生へ自身の発想で挑んでいるのだ。
地方から日本へ、日本からアジアへ。お菓子作りを通してできること
地方創生の取り組みと共に、鎧塚さんの目はさらにアジアへと広がっているようだ。
「さまざまな課題は日本だけではなく、アジアにおいても同じです。アジアが一つになることで得られること、乗り越えられるものがあるのではないかと思っています。これはあくまでもお菓子作りを通してですが、アジアの平和に貢献したいという想いを常に抱いています。国家という隔たりを無くして、共に手を携えていくことで、平和な世の中へとつながっていけたらいいじゃないですか」。
いままで走り続けているけれど、年齢的にそろそろ新たな働き方を考える時かなとも語る。
この何事へも意欲的に取り組む姿は、やはりあっぱれである。しかし鎧塚さんは有名になればなるほど、批判的な言葉も耳にする機会は増えているとも話す。
「私は敢えてSNSなどでの発信の機会を増やすように努力しているのですが、同時に発信した言葉の意味が正しく伝わず、自分の意図と違う書かれ方をメディアにされることもあります。なぜそうなるのかな?そんな気持ちはありますが、これからも自分の言いたいことは言い続け、自分が信じた道を進むという姿勢は変えずにいこうと思っています」。
鎧塚さんの活動の根底にあるものは、ただ美味しいお菓子を提供し、そして少しでも多くの方々へ幸せを届けることなのである。
カウンターデザートがいただける「Toshi Yoroizuka」東京の2階サロンで。
鎧塚 俊彦 Toshihiko Yoroizuka
1965年、京都府宇治市生まれ。関西のホテルで修業後、渡欧。スイス、オーストリア、フランス、ベルギーで8年間修業を積む。ヨーロッパで日本人初の三ツ星レストランシェフパティシエを務めた後、帰国。2004年、恵比寿に6席のカウンターデザートを提供する「Toshi Yoroizuka」をオープン。その後、六本木にライヴ感覚を重視した14席のカウンターデザート「Toshi Yoroizuka MIDTOWN」、杉並区の八幡山駅近くに「Atelier Yoroizuka」開設。また、世界初となる、畑からの一貫した自社生産のショコラ作りを目指し、南米エクアドルにカカオ農園「Yoroizuka Farm Ecuador」を設けた。長年の夢を実現し、2011年には小田原石垣山山頂に2000坪以上の農園を併設したレストラン&パティスリー「一夜城 Yoroizuka Farm」、2012年には地方の農家の方々との連携を目指した「Yoroizuka Farm TOKYO」を渋谷ヒカリエにオープン。スイーツを通して、農業と地方の活性化に尽力している。また、2014年よりロカボ(低糖質)スイーツを専門にした、Toshi Healthy Sweetsを展開している。
島村美緒 Mio Shimamura
Premium Japan代表・発行人兼編集長。外資系広告代理店を経て、米ウォルト・ディズニーやハリー・ウィンストン、 ティファニー&Co.などのトップブランドにてマーケティング/PR の責任者を歴任。2013年株式会社ルッソを設立。様々なトップブランドのPRを手がける。実家が茶道や着付けなど、日本文化を教える環境にあったことから、 2017年にプレミアムジャパンの事業権を獲得し、2018年株式会社プレミアムジャパンを設立。
Photography by Toshiyuki Furuya
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Features
青森で、涼を感じる夏のひとときを
2025.7.9
⻘森屋 by 星野リゾートで開催。「しがっこ金魚まつり」
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青森の文化を満喫できる温泉宿「⻘森屋 by 星野リゾート」では、300個以上の金魚ねぷたが彩る夏の恒例イベント「しがっこ金魚まつり」が、8月31日(日)まで開催中だ。
⻘森の夏祭りの時期に街中で飾られる金魚型の灯篭「金魚ねぷた」をテーマにしたこのお祭り。「しがっこ」とは、青森の方言で「氷」のことで、その名の通り、暑い夏に涼を感じられる体験が楽しめる。
「巨大金魚鉢」イメージ 無料(終日開催)
今年の注目は、高さ2メートルのフォトスポット「巨大金魚鉢」。青森の伝統工芸「津軽びいどろ」を用いたステンドグラス風の金魚ねぷたが泳ぐ金魚鉢に入ると、まるで水中にいるような映える写真を撮影できる。
「貸し金魚ねぷた風鈴」イメージ 無料(時間 15:00〜20:00)
また今年は、金魚ねぷたと風鈴を組み合わせた「貸し金魚ねぷた風鈴」も登場。卓上タイプは客室の装飾として、提灯タイプを散策のお供に。夕涼みのひとときが、より心地よく感じられるはずだ。
「金魚ねぷたりんご飴」イメージ 1個770円(時間 15:00〜18:00 提供数 1日30個)
「ポイみくじ」イメージ 1本 550円(15:00〜20:00)
「金魚ねぷた灯篭回廊」イメージ
このほかにも、金魚ねぷたをかたどった「金魚ねぷたかき氷」や、りんごの酸味と甘味を楽しめる「金魚ねぷたりんご飴」、金魚すくいをするような感覚でおみじく体験ができる「ポイみくじ」、300個以上の金魚ねぷたが並ぶ「金魚ねぷた灯篭回廊」など、夏祭り気分を楽しめるスイーツや演出も充実している。
露天風呂「浮湯」
金魚ねぷたはその昔、津軽藩の藩士のみが飼うことができた希少な金魚「津軽錦(つがるにしき)」に人々が憧れ、作ったものとされ、今なお青森の夏の風物詩として親しまれている。
早くも厳しい暑さが続いている今シーズン。「⻘森屋 by 星野リゾート」が提案する涼体験楽しんでみては。
◆⻘森屋 by 星野リゾート
【所在地】青森県三沢市字古間木山56
【TEL】050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
【料金】1泊23,000円~(2名1室利用時1名あたり、税込、夕朝食付)
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Features
2025.7.9
高輪「茶室 BAR ROKKAN by ROKU GIN」サントリー「ROKU〈六〉」ブランドを深く知り愉しむ
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投稿 ⻘森屋 by 星野リゾートで開催。「しがっこ金魚まつり」 は Premium Japan に最初に表示されました。
【管理栄養士が解説】「間食=太る」と思われがちですが、選び方やとり方によってはダイエットや健康につながることもあります。今回は、間食で避けたい食品の特徴と、間食を上手に活用するためのポイントをご紹介します。
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日本のプレミアムなホテル
2025.6.30
「軽井沢・森四季」VILLA森の静寂に佇む、一棟貸しの別荘ホテルで豊穣な時間を
「緑~MIDORI」広い庭から建物を見る。
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四季が美しく移ろう軽井沢の地に「軽井沢・森四季」VILLAはある。星野温泉まで1㎞の徒歩圏内という利便性が高い環境ながら、喧騒から遠く離れた自然に囲まれた森の私邸とも呼べる空間である。敷地内には四棟のヴィラがあり、すべてが一棟貸しとなっている。ここは旅館でもホテルでもない、滞在者のためだけの特別な空間なのだ。
自然に囲まれた環境の中で、周囲を気にすることなくゆっくりと自分たちの時間を過ごしたい人には最高の環境である。
広い庭やデッキのある四棟のヴィラでは、周囲を気にせずくつろげる
「軽井沢・森四季」VILLAが何よりも大切にしているのは、「四季とともに生きる」という思想。宿泊棟は4棟あり、それぞれの棟には「緑~MIDORI~」「光~HIKARI~」「風~KAZE~」「時~TOKI~」という名前がつけられ、春の息吹、夏の風、秋の実り、冬の静謐を体現している。
「風~KAZE」木々に囲まれた静かな空間。
広い庭には露天風呂がある。
「緑~MIDORI~」は、家族や友人との滞在に理想的な3ベッドルームある空間。50坪を超える庭と24坪のウッドデッキがあり、室内にはデンマーク製薪ストーブがあるなど、まさに軽井沢の緑や風を心行くまで体感できる。
「光~HIKARI~」は三角屋根が特徴的で、プライベートな苔庭でBBQやたき火、北欧露天薪風呂、ハンモックなどがある。宿泊者だけのプライベートな時間を過ごすことができる。
「風」は、高級北欧ヴィンテージの家具、北欧露天風呂を備えた2名向けの静謐な棟。苔庭に面したバスタブに身を沈めるひとときは贅沢な時間が過ごせるはずだ。
2024年8月オープンした「時~TOKI~」は、3ベッドルームあり、さらにウッドデッキには足湯が備えられており、心の緊張をゆっくりと解いていく空間になっている。
冬は暖炉で火の揺らめきを楽しむことができる。
各棟には広いデッキがあり、食事をしたり、読書をしたり、それぞれの楽しみ方で。
「時~TOKI~」のテラスには足湯がある。
全棟にはBang & Olufsenのオーディオ、LE LABOのアメニティなど、上質な調度品や環境が揃っているので、自然の中でも、自宅にいるような快適さが整っている。もちろんペットの滞在もOKなのが嬉しい。
さらに24時間バトラーサービスがあるので、守られた環境での滞在が約束されている。
地元の旬の食材を自然の中で味わう贅沢、レストラン&バー「HONO」
滞在中は、各棟でBBQを楽しむこともできるが、敷地内にはレストラン棟「HONO」もある。まるで森の中に浮かぶような設計になっているダイニングは、信州の豊かな旬の恵みを活かした炭火グリル料理が堪能できる。
希少な赤身肉や和牛、豚リブを、キロ単位で豪快にワイルドな炭火<wbr />焼きするスタイルは、日本のレストランではなかなか味わえない迫力とジューシーさを、大自然の中で体験できる。
「HONO」からはVILLAを見る。
炭火で焼くことで、肉の旨味が存分に楽しめる。
またワインも充実しており、ナチュールからグランヴァンまで幅広く揃えるほか、地元のクラフトジンや日本酒とのペアリングも楽しめる。バータイムには、焚き火の炎を眺めながらグラスを傾けるゲストも多く、静けさの中で記憶に残る一夜が過ごせることだろう。
森を楽しむ滞在が豊かさの本質を教えてくれる
このヴィラでは“ただ泊まる”のではなく、“森に滞在する”ことができるのが大きな魅力である。朝は小鳥のさえずりで目覚め、昼は木漏れ日の下でゆるりとした時間を過ごし、夜は星を眺めながら焚き火を囲む。都会では味わえない時間や空気感に包まれ、自分自身や大切な人としっかり向き合うこともできるだろう。何もしない時間、心から安らぐ空間は、別荘ではなく、ホテルでもない場所だからこそ実現する贅沢。季節の移ろいを五感で楽しみながら、自然の恵みに抱かれる滞在はまさに非日常。
美しい軽井沢の四季に寄り添いながら、自分自身に戻る旅に相応しい宿が「軽井沢・森四季」VILLAである。本物の豊かさを知る大人たちにこそ、おすすめしたい私だけの“森の私邸”と呼べる空間だ。
Text by Yuko Taniguchi
長野県北佐久郡軽井沢町長倉2147-118
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星のやに泊まる、星のやを知る
2025.7.1
「星のや富士」宿泊記 その3 雨を五感で楽しむ非日常体験「梅雨グランピング」
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「非日常」をテーマに、各施設それぞれが独自のホスピタリティでゲストを迎える「星のや」。そのホスピタリティのひとつが、ゲストが参加する多彩なプログラムです。土地の文化や伝統をベースにして作り込まれた各プログラムは、「星のや」の新たな魅力となっています。
「星のや富士」宿泊記の第3回では、季節の恵みや魅力を楽しむグランピング企画「梅雨グランピング」をご紹介します。雨の森だからこそ感じる音や色、香りなど、雨が作り出す自然の美しさを五感を通じて体験できるプログラムです。この企画開発に携わった「星のや富士」のスタッフによる開発秘話をご紹介します。
日本初のグランピングリゾート「星のや富士」で非日常体験
昨今すっかり定着した感の「グランピング」。日本に広まったきっかけとなったと言われるのが、「星のや」の4施設目「星のや富士」の誕生でした。河口湖を見下ろす広大な敷地には、アカマツをはじめとする針葉樹を中心とした木々で構成した森が広がり、その中にキャビンと呼ばれる客室やダイニング、クラウドテラスがあり、まさに自然を体感できる空間とともに遊び心と発見の多いアクティビティが人気の施設であり、目前には富士山という好立地を求めて、世界中から多くの観光客が訪れています。
レセプションで受付を済ませたら、車を乗り換えて、ホテルへ。
6月10日から7月20日までの期間、雨の森を楽しむ、新しい発想のグランピング「梅雨グランピング」がスタートしました。
雨の中でグランピング? どんな楽しい提案があるのか、その企画をご紹介していきます。
雨の中で体験する、香り、音、雨音のリズムで心が解き放たれていく
新緑が芽生える梅雨の時季には、雨が葉に当たる音や湿った土の匂い、霧に包まれた森や山の景色などの非日常を五感で楽しむのが「梅雨グランピング」です。梅雨限定のスイーツやカクテルのほか、五感で楽しむ「雨の森のディスカバーウォーク」や、梅雨の期間のみ登場する「雨音カウンターテーブル」、さらに「絵はがきづくり」など、雨を存分に楽しむ仕掛けについて、この企画の担当をした「星のや富士」の広報であり、グランピングマスターの北垣沙野さんにお話を伺いました。
自然の中で育ったと語る北垣さんですが、ここの自然は別格だと語ります。
「『星のや富士』は森の中の施設ですので、季節の移ろいを五感で楽しんでいただくことができるのが自慢のホテルです。グランピングというと、晴れの日の楽しみと思っていらっしゃる方も少なくないと思いますが、ここでは雨の日には雨がつくり出す美しさを体験いただきたいと思っております。お部屋にポンチョと長靴を用意していますので、ぜひ外に出かけていただき、雨の森を体感いただきたいと思います」。
敷地最上位にあるクラウドテラス。焚き火やライブラリーカフェがあります。
階段状のクラウドテラスでは、お気に入りの場所を見つけてゆっくりくつろぐことができます。
特に梅雨の頃の森は、芽吹いて間もない葉が優しく輝き、そこに降る雨の粒はより緑を引き立て、また土の香りや雨音が私たちの心をゆっくりと解きほぐしていくと言います。
「『星のや富士』に配属になって6年経ちます。ここに来る前は、雨だとちょっとイヤだな~と思うこともありましたが、雨の美しさ、雨の日にだけ見える神秘があることを知って、この五感を満たす自然の神秘を皆さまにも体験いただきたいと強く思うようになりました。この体験が今回の企画を考えるきっかけです」。
梅雨限定の特別シート「雨音カウンターテーブル」で絶景を楽しむ
まずご紹介するのが、「梅雨グランピング」の期間だけクラウドテラスに登場する「雨音カウンターテーブル」です。一見、テラスに無作為に置かれているように見えるカウンターテーブルは、北垣さんが選んだ絶景ポイントなのだとか。さらにカウンターテーブルの屋根には美しい布が張られており、その雨音が自然に織りなうリズム「1/fのゆらぎ」を感じることができると教えてくれました。
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「カウンターテーブルは、椅子に座った時に景色がどう見えるのかを考えて、設置場所を微調整しながら決めました。そしてカウンターテーブルのルーフに張られた青色の織物は、隣接する富士吉田市の名産地である富士山麓の織物を使用しています」。
古くから機織りの名産地であった富士吉田市は、発色のよさや高密度の技法などが特長の富士山麓の織物をセレクト。かつては着物の裏地に使われていたが、現在はネクタイや洋服の裏地、傘などに使われています。今回は傘に使用される織物を使用していることから、雨に強く、さらに雨音が心地よく響くと言います。さらに青色は、梅雨の頃の緑との相性を考えてセレクトしたと語ってくれました。
こだわり抜いた「雨音カウンターテーブル」について語ってくれる北垣さん。
緑に馴染んだ青のルーフ。
雨雲やバブルの先にある幻想的な世界観のスイーツとカクテル
また、梅雨限定のスイーツやカクテルが登場します。
「季節によってテーマが変わる『森のひととき』と名付けられたスイーツ。梅雨限定の『雨の森のひととき』は、より雨を楽しんでいただけるサプライズを仕込みました。チーズケーキの上に乗った綿あめを雨雲に見立て、ご自身で雨が降るようにブルーキュラソーをかけていただきます。すると綿あめが解けて、中から色鮮やかなフルーツとチーズケーキが現れるスイーツです。甘さと酸味が調和する優しい味わいに仕上げています」。
「雨の森のひととき」は14時30分~17時30分、無料でいただくことができます。
さらに梅雨限定のカクテルにもちょっとした驚きの仕掛けがあります。
「この時期に楽しめるアジサイをテーマに、梅のシロップやベリーの香りを閉じ込めたオリジナルカクテルです。カクテルの上には霧をイメージしたバブルを乗せ、そのバブルがはじけると、霧が晴れるようにベリーの華やかな香りに包まれます」。
雨の日には思いがけない発見がある、そんなメッセージが込められているスイーツとカクテルは思わず笑みがこぼれることでしょう。
球体のバブルが風に揺れ、いつはじけるかドキドキしてきます。
低アルコールの軽い飲み口のカクテル。19時~22時(21時30分ラストオーダー)2,180円(税・サービス込)
グランピングマスターから学ぶ、森の楽しみ方の見つけ方
今回ぜひ体験いただきたいのが、『雨の森ディスカバーウォーク』です。雨降る中、ポンチョと長靴を身に着けて、グランピングマスターと共に森の散策に出かけます。枝や葉が自然に落ちた地面は、まるでふわふわの絨毯の様で、空を見上げれば高く伸びた木々の中から雨粒がゆっくりと落ち、雨に濡れた木々はより深い色となり、どこからか香ばしいような香りが立ち込めます。グランピングマスターによる木々の種類のお話や、季節による森の移り変わり、足元に落ちている松ぼっくりが雨に濡れるとしぼみ、乾くと開く、そんな話を聞きながら、自然の不思議と共に、私たちはこの自然に生かされているのだという敬意の感情も芽生えていきます。
「都会では感じることがない体験が森には多くあります。お子さんだけではなく、大人の方にもぜひ体験いただきたいと思います。お客さまの中には木々に詳しい方もいて、私たちが教えていただくこともたくさんあります」と北垣さん。
雨に濡れるのが不思議と心地よくなってきます。
また、「梅雨グランピング」の時季にはクラウドテラスや散策路に、雨粒が当たると音を奏でる「レインドラム(タングドラム)を設置します。
「個人的には水琴窟をやりたいと思っていたのですが、大きな岩をクラウドテラスに設置するのは難しいので、気軽に楽しめる手のひらサイズのレインドラムを用意して雨音の演奏を楽しんでいただきたいと思っています」。
雨粒が当たることで音が鳴る「レインドラム(タングドラム)。
他にも毎朝体験できる「薫る森の蒸留」体験では、旬の果実である梅を地元の桃農園さんにご協力いただき、梅を蒸留した香りを楽しめたり、雨でにじむ水彩色鉛筆を使った自分だけ「絵はがきづくり」体験も楽しだり、雨の日だからといって部屋に閉じこもることなく楽しめる企画がたくさん用意されています。
「『絵はがきづくり』はここの風景を描いたスケッチに色鉛筆で色を塗っていただき、その後、雨に濡らしていただくと水彩画のような仕上がりが楽しめるものです。スケッチからご自身で描きたい方には真っ白な紙をお渡ししています。雨の日はいつも以上に五感が冴えてくるものです。ご自身の感性でアートに取り組む時間を楽しんでいただくご提案もしています」。
「絵はがきづくり」7時半~19時 無料。
忙しい日々の中では、雨を鬱陶しいと感じることは多くありますが、「星のや富士」に滞在していると、静寂の中に響く雨音や雨でより強くなる木々や土の香り、そのすべてが心地よく、そして心の疲れを洗い流し、パワーチャージがされていくような感覚に包まれます。雨もいいものだな、そんな感情に包まれた滞在でした。
◆星のや富士「梅雨グランピング」
・開催日:2025年6月10日~7月20日
・対象 :宿泊者(雨音BARのアルコールカクテルの提供は、20歳以上の宿泊者限定)
・予約 :不要
◆丘陵のグランピング「星のや富士」とは
河口湖を望む丘陵に建つ、日本初のグランピングリゾートと呼ばれる「星のや富士」。広大なアカマツの森の中で愉しめる体験型の食事や、焚き火を眺めながら過ごすひと時が過ごせます。全40室のキャビン(客室)はテラスにソファや焚き火台があり、室内でもアウトドア気分が味わえます。また全室にグランピングマスターがつき、滞在をサポートしてくれますので、最高の時間と体験が約束されています。
Text by Yuko Taniguchi
Photography by Natsuko Okada(Studio Mug )
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