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2026.4.24
広島・宮島口に佇む和モダンな新ホテル 「ホテル フォーク アンド ナイフ ミヤジマ」
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瀬戸内の海は、晴れた昼には水面が澄み渡り、穏やかな光のなかで静かにきらめく。対岸に見える宮島は、濃く深い緑の陰影を海面に落とし、悠然と横たわっている。世界遺産・厳島神社の玄関口として、古くから旅人を迎えてきた広島・宮島口。その地に、2026年3月、新たなホテル「HOTEL FORK & KNIFE Miyajima」が静かに、しかし確かな存在感を持って誕生した。
ホテルは宮島口から車で数分の距離にある。「日本の文化と食を、消費させない。」を掲げ、日本の伝統、文化、食、建築美を”静かに、深く味わう”滞在を提案している。設計は、数寄屋建築の名匠・中村外二工務店で経験を積んだ建築家・佐野文彦氏によるもの。杉や檜などの自然素材や職人技を随所に取り入れ、和の美意識を現代的に表現している。
エントランスには、厳島神社の能舞台から発想を得たギャラリースペースが設けられ、書、水墨画、陶芸など、日本の伝統美を現代の感性で再構築したアートが展示されている。館内に広がる赤みを帯びた壁の色は、厳島神社の朱の鳥居をイメージしたものだという。
海を隔てた宮島には、厳島神社の背後に弥山原始林(みせんげんしりん)が広がる。照葉樹の巨木が重なり合い、年月とともに濃くなる緑陰。ユネスコ世界遺産として守られてきたその森は、時代を超えて信仰の対象とされてきた。宮島口からその山容を望むとき、対岸の島が単なる観光地ではなく、何千年もの時を刻んだ聖域であることを思い知らされる。そして、このホテルもまた、その精神を深く内包していることに気づく。
客室――朝凪と潮騒と、檜の香りの中で
客室には「朝凪 」「潮騒 」「宵月」「瀬音」など、広島の自然や情景にちなんだ名が付けられている。入口には、弥山の稜線をかたどったプレートが掲げられ、その緩やかな曲線は、大仏が横たわる姿を模してデザインされているという。細部にまでホテルの思想が息づいている。
部屋は小上がりや障子を取り入れた和モダンなデザインで、障子越しの柔らかな光が旅の疲れをやさしく癒してくれる。しつらえられたシーツやタオル、パジャマ、アメニティに至るまで、すべてにこだわりが感じられ、心も体もゆるやかにほぐれていく。心地よい滞在とは、まさにこのことだと実感する。
瀬戸内海が見える客室「夕映」。
日の光が差し込み、障子の白さが際立つ「宵月」。
温泉、サウナルームも擁するスイートルーム「翠」。露天風呂も備えている。
食――薪火が語る、瀬戸内の物語
このホテルの中心にあるのは“食”だ。館内のレストランは、ミシュランガイド一つ星フレンチ「abysse」でスーシェフを務めた石浜綾シェフの監修によるもの。薪火料理を軸に、フレンチと和食、広島の伝統的な食文化を現代的に昇華させた“ローカルガストロノミー”を提案している。
薪火が生み出す香ばしさと熱が、素材の旨みを最大限に引き出す。ディナーでは、山から海へとつながる広島の自然を描いた11品のコースを提供。牡蠣、穴子、真鯛、広島牛、レモン、宮島の塩など、瀬戸内の恵みが一皿ごとに息づき、この地の風景を思い起こさせる。
レアとミディアムレアの中間のような絶妙な火入れで、未知の旨味に出合う。魚料理はぜひ食したい一品。
宮島といえば穴子。土鍋で炊き上げる穴子飯。
ワインリストには日本ワインも多い。この日は広島県のワイナリー「ヴィノーブルヴィンヤード」のスパークリングワイン「セミヨン スパークリング」からスタート。
ドリンクは、広島の三次市(みよしし)のワイナリー「ヴィノーブルヴィンヤード」で醸造された「セミヨン スパークリング」をペアリング。セミヨンの持つふくよかなボディーとミネラル感、柑橘の香りが心地よく、料理を引き立てる。
店内で精米した広島米のふっくらとしたご飯がおいしい和朝食は人気。
朝食もまた魅力的で、店内精米の土鍋ご飯に地元の食材を組み合わせた美しい和の御膳が並ぶ。薪が燃える音、湯気の立つ香り―“食べる”という行為が五感の喜びへと変わる。
体験――感性を解き放つ重層的な空間
館内には、レストラン、バー、天然温泉、サウナ、ヘリテージライブラリー、セレクトショップ、フィットネスジム、ランドリーを完備。最上階には混浴の温泉があり、湯に浸かりながら宮島を一望できる。テラスに出れば、弥山や厳島神社の大鳥居も望むことができ、旅の楽しみがさらに広がる。
天然温泉に浸かりながら宮島を望むことができるベストロケーション。サウナも完備され旅の疲れを癒す。
ライブラリーには、アラン・ルネ監督の映画『ヒロシマ・モナムール(邦題 『24時間の情事』)で主演した女優・エマニュエル・リヴァが撮影した当時の広島の写真をまとめた『HIROSHIMA 1958』が置かれている。
「ヘリテージライブラリー」には、広島の歴史、瀬戸内の文化、日本の伝統美術に関する書が並び、静かな夜の時間を深めてくれる。その中には、『Hiroshima 1958』という、映画『ヒロシマ・モナムール』の撮影のために広島を訪れたフランスの女優エマニュエル・リヴァが撮影した写真作品も所蔵されていて、広島という土地に思いを巡らせる、貴重な機会になるだろう。
旅の夜、バーでグラスを傾けながら、あるいは静かな読書の時間の中で、知の旅もまた深まっていく。
また、広島発の人気セレクトショップ「ref.」が館内に出店。国内外の職人による道具やプロダクトが並ぶ空間は、もうひとつのギャラリーのようでもある。
宮島口は終着点ではない。ここは、旅の新たな始まりを告げる場所だ。フェリーに乗れば、わずか数分足らずで、朱の鳥居が海の向こうに迫る。弥山の頂からは、晴れ渡る瀬戸内の島々が広がる。そしてホテルに戻れば、静かな客室、薪火の料理、温泉の湯が待っている。
フェリーに乗って宮島へ向かう途中、厳島神社の鳥居の近くまで迫ることができる。知と美が静かに響き合うこの場所で、旅はより深く、豊かな時間へと変わっていく。
広島県廿日市市宮島口3丁目3-15
Text by Mariko Awano
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2026年春、韓国の教育省が制服を段階的に廃止するという方針を打ち出した。制服はなぜ廃止されようとしているのか。※画像:amanaimages
Events
【開催中〜5/31(日) 奈良県・奈良市】
2026.4.24
中川政七商店「鹿猿狐ビルヂング」が5周年のアニバーサリーイベントを開催
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中川政七商店が運営する複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」(奈良県奈良市)では、開業5周年のアニバーサリーイベントを、2026年4月から12月までラインナップ。その第1弾として、5月31日(日)まで、「鹿づくし、春の祭典」を開催中だ。
期間中の日曜日に不定期開催するのは、ナチュラルホルンの音色に誘われて約100頭の鹿が集う催し「鹿寄せ」や、“なぜ鹿は神の使いなのか?”といった歴史背景を紐解きながら約45分散策する「鹿と歩む奈良ガイドツアー」、そして屋外での茶道・野点がカジュアルに楽しめる「鹿づくし抹茶体験」。
そのほか、お気に入りの鹿に絵付けをし、自分だけの「マイ鹿」を描いて「世界にひとつの鹿マグネット」を作るワークショップや、ふんわりとしたティラミスを鹿の顔に見立て、別添えのパーツを自由にトッピングして完成させる「鹿ティラミス」、奈良の銘酒「風の森」の酒粕を使用した「鹿もなかアイス」といった限定スイーツも販売する。
あなたも春の奈良で“シカ”できない体験を楽しんでみてはいかが。
◆鹿猿狐ビルヂング5周年・第1弾イベント「鹿づくし、春の祭典」
【期間】~5月31日(日)まで開催中
※詳細は公式サイトを要確認
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Events
2026.3.12
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投稿 中川政七商店「鹿猿狐ビルヂング」が5周年のアニバーサリーイベントを開催 は Premium Japan に最初に表示されました。
Features
浅間山の自然と響き合う、花のインスタレーション
2026.4.23
「あさま空山望」Nicolai Bergmann Flowers & Designとコラボレーション
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群馬・北軽井沢の一棟貸しヴィラリゾート「あさま空山望(くうざんぼう)」が、開業5周年を迎えたのを記念して、フラワーアーティストのニコライ・バーグマンによる特別なインスタレーションを公開。「Nicolai Bergmann Flowers & Design」の装花で彩る1日1組のコンセプトルームは、4月28日(火)より宿泊可能となる。
本プロジェクトにあたり、実際にニコライ自身が現地に滞在。浅間山の雄大な自然と施設の空間に向き合いながらデザインを構築した。作品に用いられているのは、生花を特殊加工したプリザーブドフラワー。花を一輪ずつワイヤリングし、葉をループ状に整えるといった緻密な手作業を重ねることで、生命感あふれる造形が生み出されている。
ベースカラーには、モノトーンを基調としたインテリアに映える紫を採用。そこに、力強い枝物や温もりある木の器、さらにオリジナルの有田焼の器を組み合わせることで、花と器、そして空間が一体となる表現を追求したという。
インスタレーションは、客室やラウンジ、レストランなど複数の空間に施されているが、その世界観をより深く体感できるのが、1棟限定のコラボレーションルームだ。
舞台となるのは、プレジデンシャルスイート「ポラリス」。なかでも存在感を放つのが、壁面にあしらわれた「プリザーブドフラワーウォール」。縦60cm×横80cmのフレームに、バラやカーネーションなど20種の花々を組み合わせた色彩豊かなフラワーウォールは、ここでしか見られない特別な作品だ。
室内には複数のフラワーアレンジメントがしつらえられ、雄大な浅間山を背景とした唯一無二の空間を楽しめる。また、オリジナルフラワーボックスと“おまかせホールケーキ”が付いた「記念日プラン」も用意。大切な日に利用するのもおすすめだ。
さらに、旅の思い出とともに花々の気配を持ち帰りたい人のために、開業5周年を記念した限定フラワーボックスも登場。箱の側面には浅間山のシルエットがあしらわれ、持ち帰った後も土地の記憶を感じさせる作品に仕上げられている。
アートと自然が静かに溶け合う空間で、ゆったりと過ごす休日。5周年を迎えた「あさま空山望」で、五感をひらく滞在を楽しみたい。
◆Nicolai Bergmann Flowers & Designコンセプトヴィラプラン
【宿泊期間】2026年4月28日(火)~2027年4月27日(火)
【部屋タイプ】プレジデンシャルスイート「ポラリス」※1棟のみ
【含まれるもの】室料、朝夕食、プリザーブドフラワーボックス、ウェルカムスイーツ、サービス料、宿泊税
【対象】小学生以上(※)
※アート保護の観点から、未就学児および愛犬同伴の宿泊はできません。
◆記念日限定ーアニバーサリープラン | おまかせケーキとフラワーギフト付き
【宿泊期間】2026年4月28日(火)~
【部屋タイプ】全タイプ
【含まれるもの】室料、朝夕食、フラワーボックス(Sサイズ: 11cm × 11cm × H:9cm)、おまかせホールケーキ、サービス料、宿泊税
あさま空山望
群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032-2577
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Features
2026.4.23
食やアートを楽しむ一日限りの祝祭。ドッグランや愛犬のためのフォトスポットも
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4月29日(水・祝)開催「北軽井沢ミニフィエスタ」
2026.4.16
食やアートを楽しむ一日限りの祝祭。ドッグランや愛犬のためのフォトスポットも
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群馬・北軽井沢の一棟貸しヴィラリゾート「あさま空山望(くうざんぼう)」では、開業5周年を記念して、地域と自然への感謝を込めた一日限りのイベント「北軽井沢ミニフィエスタ」を、4月29日(水・祝)に開催する。宿泊ゲスト以外も参加可能で、入場は無料。
60,000㎡を超える広大な敷地に、わずか16棟のヴィラを配した「あさま空山望」。北軽井沢の美しい自然のもと、“五感で過ごす滞在”を提案してきた。
その節目となる今回のイベントでは、食・アート・ウェルネス・自然体験を軸に、北軽井沢の魅力を体感できる多彩なコンテンツを用意。愛犬と特別な時間を過ごせるドッグラン、フォトスポットも登場する。
注目は、軽井沢で人気を博した「RK DONUTS」元専属シェフによる「生ドーナツ」の限定復活。5周年を記念した「五感ドーナツセット」(限定20セット)や、わんちゃん用のドーナツ(限定10個)も特別に販売され、いずれもウェブで事前予約・取り置きが可能だ。
このほかにも、長野を中心に活動する「山形芋煮フードトラック モンターニュ」による芋煮や、施設自慢のドリップコーヒーも用意。さらに、お土産にぴったりな地元産の新鮮野菜や、ウェルネスアイテムが並ぶミニマルシェも登場する。
ネイチャーヨガ イメージ
アーティスト・イン・レジデンスプログラムで「あさま空山望」に滞在中の画家・興梠優護氏
また、自然の中で心身をリセットするネイチャーヨガや、画家・興梠優護氏による油絵のワークショップなど、体験プログラムも充実。北軽井沢の自然の中で、感性を刺激するひとときが過ごせるはずだ。
フォトスポットイメージ
小型犬から大型犬までのびのびと遊べるドッグランや、絶景を背景にしたフォトスポットも設けられ、愛犬とともに春の訪れを楽しめる。
北軽井沢の雄大な自然と、地域の恵み、この地に根ざす温かなコミュニティ。イベントを通じて、その魅力に触れてみてはいかがだろうか。
◆「北軽井沢ミニフィエスタ2026」
【開催日時】2026年4月29日(水・祝)11:00~17:00
※フード・ドリンクは無くなり次第終了
【開催場所】あさま空山望 カシオペアヴィラエリア(小雨決行)
※雨天の場合、レストラン「天空柁イニング」内・テラス
【入場料】無料(宿泊ゲスト以外も入場可能)
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