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マツダのフラグシップ「MAZDA6」登場──アテンザの名よ、さらば!

マツダのフラグシップ「アテンザ」が、名称を変更し「MAZDA6」の名で再登場した! 文・稲垣邦康(GQ)
マツダのフラグシップ「MAZDA6」登場──アテンザの名よ、さらば!
「アテンザ」から、グローバルモデルとおなじ名称になった「MAZDA6」。
最新マツダブランドを鮮明化するための名称変更

2019年7月4日、マツダは、フラグシップ・モデル「アテンザ」の名称を「MAZDA6」に変更し、予約受注を開始した。

MAZDA6は、これまでのアテンザとほぼおなじモデルだ。「アクセラ」が「MAZDA3」に改称した流れを汲む。なお海外では以前より、アテンザではなくMAZDA6の名で販売されていた。

名称変更にあわせ、いくつかの改良が施された。目玉は、2.5リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジン搭載グレード「25T S Package」の追加だ。

搭載するエンジンは「SKYACTIV-G 2.5T」と呼ぶ、2.5リッター直列4気筒ガソリンターボである(レギュラーガソリン対応型)。すでに、「CX-8」などには搭載済みだ。最高出力230ps/4250rpm、最大トルク420Nm/2000rpmを誇る。なお、駆動方式は前輪駆動のみで、搭載するトランスミッションは6ATのみだ。

さらに、自然吸気モデルに対しフロントブレーキサイズを大径化(16インチ→17インチ)し、またフロントファイナルギア比を低めた(4.325→4.411)。

レッドステッチが特徴的な「25T S Package」の専用インテリア。

内外装もほかのグレードとは若干異なる。専用デザインのブラック・アルミホイール(19インチ)や、ブラックインテリアなどが特徴だ。とくに、インテリアはウルトラスウェード×レザーを使ったレッドステッチ入りのシートやドアアームレストなどが目を引く。

「25T S Package」の19インチ・アルミホイールは専用デザイン(ブラックタイプ)。

なお、全グレードに運動制御技術「G-ベクタリング コントロール プラス」を標準化、危険回避能力を高めるとともに、高速走行時の車線変更や雪道など滑りやすい路面環境において、より安心感の高い挙動を実現するという。

また、インフォテインメントシステム「マツダ コネクト」は、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した。

MAZDA6の価格は2.0リッター直列4気筒エンジン搭載「20S」の284万円から、25T S Packageの423万9000円まで。なお、2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボ・エンジンや2.5リッター直列4気筒ガソリン・エンジンも選べる。また、ボディ形状はセダンとステーションワゴンの2タイプ(価格差はない)。