FASHION
“道具”としての時計の再発見。ISSEY MIYAKE WATCH最新シリーズ「1/6」。
| Fashion, Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
デザイナー田村奈穂による、〈ISSEY MIYAKE WATCH〉プロジェクトの18番目のモデル「1/6(ワンシックス)」が誕生。時を刻む道具という時計の原点に立ち返った、ファンクショナルな魅力が際立っている。
2001年の山中俊治による「INSETTO」を皮切りに、これまでハッリ・コスキネン、吉岡徳仁、深澤直人、ジャスパー・モリソンら屈指のデザイナーたちとコラボレーションし、〈セイコーウオッチ〉との協働のもと、独自のデザインウォッチの数々を生み出してきた〈ISSEY MIYAKE WATCH〉プロジェクト。デザイナー田村奈穂による最新シリーズ「1/6(ワンシックス)」は、“時間を確認する行為”をスマートフォンに奪われつつある現代における、道具としての時計を再発見するようなデザインになっている。
文字盤、針などの各所のディティールは、「古い計測器」のイメージだ。2層構造によって深さを演出した文字盤は、スマートフォンの平らな画面と対照的に、機械式時計の立体的な、物体としての存在感を強調。また、長い針や細かく刻まれたメモリが、レトロな計器の持っていた、精緻で無骨な印象を想起させる。通常の時計では3時の位置に配することが常識になっているリュウズも、あえて6時の下部に。「針位置を精密に調整するには、この場所がしっくりくる」という、初めて時計のトータルデザインを手がけたという田村だからこその新鮮な視点が加わっている。
シリーズ名の「1/6」は、1秒間に6回時を刻む機械式時計の仕組みが由来。情報速度が加速している現代において、一刻一刻と流れていく時間を丁寧に表現した、ソリッドな魅力に満ちた時計だ。
文字盤、針などの各所のディティールは、「古い計測器」のイメージだ。2層構造によって深さを演出した文字盤は、スマートフォンの平らな画面と対照的に、機械式時計の立体的な、物体としての存在感を強調。また、長い針や細かく刻まれたメモリが、レトロな計器の持っていた、精緻で無骨な印象を想起させる。通常の時計では3時の位置に配することが常識になっているリュウズも、あえて6時の下部に。「針位置を精密に調整するには、この場所がしっくりくる」という、初めて時計のトータルデザインを手がけたという田村だからこその新鮮な視点が加わっている。
シリーズ名の「1/6」は、1秒間に6回時を刻む機械式時計の仕組みが由来。情報速度が加速している現代において、一刻一刻と流れていく時間を丁寧に表現した、ソリッドな魅力に満ちた時計だ。
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