2018.12.26
そう! モテる正月の決め手は「おせちにフランチャコルタ」
お正月は日本酒? いや、シャンパン? もちろんそれもいいのですが、今年はフランチャコルタで始めてみませんか? 知ってるようでよくわからない、フランチャコルタの基本から応用までをお教しえます。
- CREDIT :
文/秋山 都 写真/吉澤健太
が、そのマリアージュについてご紹介するのはもう少し後にすることにして、まずフランチャコルタとは何か、おさらいしておきましょう。というのは、フランチャコルタとは何か、と聞かれても、きちんと答えられる人、日本ではまだまだ少ないんです。
フランチャコルタを知るQ&A5
1. フランチャコルタとはどんなお酒?
a) ウイスキー b)スパークリングワイン c)ポートワイン
2. フランチャコルタは何を指す言葉?
a) イタリアの地名 b)ワイン名 c)生産方法
3. フランチャコルタが出来上がったのはいつごろ?
a) 紀元前 b)16世紀 c)1960年代
4. フランチャコルタ サテンとはどんなお酒?
a) サテン生地のようになめらかな飲み口の低ガス圧ワイン
b) 喫茶店で供されるカジュアルなワイン
c) 悪魔が愛したという伝説のあるワイン
5. 次のブドウのうち、フランチャコルタに使われないのは?
a) シャルドネ b)ピノ・ネーロ c)マスカット・ベーリーA d)ピノ・ビアンコ
1. b-フランチャコルタはイタリアのスパークリングワインです。シャンパンと同じく瓶内二次発酵で発泡しており、タンク内で二次発酵させるシャルマ方式のプロセッコ(イタリア)とは製法が異なります。
2. a.b.c.のすべて。フランチャコルタとはイタリアの地方の名であり、ワインの商品名であり、そして生産方法でもあります。1965年にDOCG(統制保証原産地呼称)に認定され、フランチャコルタで生産されたスパークリングワインだけが、フランチャコルタと記載できます。
3. c-ワインは古代から造られてきましたが、スパークリングワインが造られるようになったのは1960年代から。
4. a-発酵の期間が長く、ボトル内のガス圧が5気圧以下のものをサテンと称します。このサテンはフランチャコルタのみで生産されるスタイルです。
5. c-フランチャコルタで使用するブドウはシャルドネ、ピノ・ネーロ、ピノ・ビアンコの3種のみ。ちなみにマスカット・ベーリーAは日本固有のブドウ品種です。
いかがでしたか? 5問正解のあなたは相当なワイン通。ほとんどの方は2、3問正解と言ったところでしょうか。全問ハズレたあなた、もう少しフランチャコルタを飲んでいただきたいですね。
と語るソムリエの森上久生さん。さあ、いよいよお正月の食卓にぴったりのフランチャコルタをおすすめいただきましょう。