2018.10.28
【まとめ】物語のある名作腕時計3選。
腕時計で迷ったら、それぞれのモデルがもつエピソードで選ぶのもひとつの手。"名作"と呼ばれるものには必ず、語り継がれるべき魅力があるのです。
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文/福田 豊、渋谷康人
クルマ好きなら知って損ナシな名モデルを厳選!
それはクルマがすべて電気自動車になっても、パーソナルなモビリティツールである限り、永遠に変わらないだろう。ここでご紹介するのは、クルマと親密どころか「切っても切れない」絆で結ばれた腕時計たち。どれもクルマ好きにはたまらない、できることならクルマと一緒に手に入れたい特別な1本だ。
● ウブロ 「テクフレーム フェラーリ トゥールビヨン クロノグラフ」
マラネロのエンジニアがデザインしたフェラーリ・クロノグラフ
時計界の「設計の常識」に一切とらわれず、スポーツカーと同じプロセスでデザインされたこの腕時計はすべてが画期的だ。ムーブメントを取り巻くケースはフェラーリのマシン同様に、最小限の重量で最大限の剛性を追求したスペースフレーム構造。
文字盤をはじめ、パーツの配置も独創的。ワンプッシュクロノグラフのボタンもドライブ中の操作を前提に設計され、極上のフィーリングに仕上げられている。「フェラーリ」のオーナーはもちろんのこと、時計コレクターにとってもこれはなんとも心惹かれる、スポーツウォッチの歴史に確実にその名を刻む名作だ。
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「世界初の男性用腕時計」カルティエのサントスはなにが画期的だったのか?
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"語れる"というポイントで腕時計を選ぶのもアリ!
これからご紹介するのは、時計界の名門の、その長い歴史の中でブランドのマイルストーンとして語り継がれ、今も作り続けられている特別なレジェンドウォッチ。あなたはどのモデルの、どの逸話が気にいるだろうか。
● ロレックス 「エクスプローラーⅡ」
伝説のエベレスト初登頂に始まる、冒険者のための腕時計
「ロレックス」は、1930年代からヒマラヤに挑む登山隊に「ロレックス オイスター」を提供。そしてこの偉業へのオマージュとしてスチール製ブレスレットと二重密閉構造の"トゥィンロック リューズ"を備えた、ロレックス史上最もタフな構図の「エクスプローラーⅠ」を発売したのだ。そして1971年、その堅牢さに加えて24時針、24時間ベセルを備えた「エクスプローラーⅡ」が誕生する。
同様に24時針を備える「GMTマスターⅡ」と同じくセカンドタイムゾーン表示を備えているが、こちらは、ベゼルが回転式ではなく固定式だ。これは24時針の機能を、北極圏や南極圏、あるいは洞窟など昼夜が分からない過酷な場所での現在時刻表示に使うため。腕に着けて眺めていて、冒険への思いが静かに高まってくる時計は他には見当たらないだろう。
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■ お問い合わせ
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ 03-5635-7055
カルティエ カスタマーサー ビスセンター 0120-301-757
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