読めますか?珍しい名字「悪虫」最初の読みは「あ」から始まります読めますか?珍しい名字「悪虫」最初の読みは「あ」から始まります

Experiences

Premium Calendar

珍しい名字を知る

2024.3.27

読めますか?珍しい名字「悪虫」わるいむし?さんではありません

「悪虫」さんは、青森県八戸市にいらっしゃるお名前ですが、戦後に改名が相次ぎ、今日ではあまり見られない大変貴重な珍しい名字です。
そもそも悪虫という名字の由来となるキーワードは、青森県南部および岩手県北部を流れる馬渕川(まべちがわ)にあります。豊臣秀吉の全国統一最後の戦い「九戸の乱」の舞台としても知られている馬淵川は、江戸時代初期まで川を渡る方法として「渡し舟」が使われていたそうです。この渡し場をアイヌ語では『アックサウスイ』と発音するそうで、この読みに悪虫の漢字が当てはめられたといわれています。














悪虫 = あくむし

 

 

「悪虫」は、あくむしと読む名字です。一般的な意味では善の反対という概念を持たれている「悪」ですが、古来の日本語における悪は「突出した」という意味を持ち、力強さを表す言葉でした。そして「虫」もまた生き物や生命力を表す言葉。悪虫とは、ポジティブな名字であることが歴史を辿るとわかります。










「珍しい名字を知る」とは
日本の名字は、読み方の違いまで含めれば30万ほど存在すると言われています。中でも珍しい名字、その読み方や由来、現在でも多く存在するエリアも合わせてご紹介していきます。

 

 






参考図書:難読苗字辞典 新藤正則著 湘南社、47都道府県・名字百科 森岡浩著 丸善出版

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。

Experiences

Premium Calendar

珍しい名字を知る

Premium Calendar

ページの先頭へ

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。