ABARTH 124 Spider x Miyuki Watanabe

アバルト 124 スパイダー × 渡辺美優紀──ミュージシャンとオープンカー

風や光、そして音を巻き込みながら駆け抜けるオープンカーで走れば、いつもの道の景色も変わって見える。であれば、鋭い感性で作った楽曲でリスナーを非日常へと連れて行くミュージシャンとは、相性がいいはずだ。野生味と愛らしさが共存するアバルト 124 スパイダーと渡辺美優紀。 Photos Hiro Kimura@W Words サトータケシ Takeshi Sato Hair&Make-up JunJun Styling Shohei Kashima@W
アバルト 124 スパイダー × 渡辺美優紀──ミュージシャンとオープンカー
ビスチェ¥62,000、パンツ¥82,000、スカーフ¥23,000、イヤリング¥95,000、ネックレス¥111,000〈すべてDOLCE & GABBANA/ドルチェ&ガッバーナ ジャパン〉

乗るんだったら尖ったクルマ

NMB48時代の「みるくとみゆきを混ぜるだけ、あっという間に(みるきー!)」のみるきーをイメージしていたら、いい意味で裏切られた。「聴いている音楽はイケイケ、ノリノリの曲ばかりで、K-POPやEDMとかクラブミュージックでテンションを上げます♡ バラードはほとんど聴きません」と、きっぱり。運転免許を取ってから約1年半、「運転は得意だし好きなんですよ。プライベートで行った旅行では、レンタカーですけどすいすい走らせて楽しかったです」と、頼もしい。

「自分で運転するなら、こういう尖ったクルマがいいです。かわいいクルマにはあまり興味がありません。このクルマの屋根を開けて、ワン・ダイレクションを聴きながら海沿いを走りたい」

アバルト 124 スパイダーは、兄弟車のマツダ・ロードスターよりも骨太の印象で、エンジン音もワイルドだ。尖ったクルマがいいというみるきーにはぴったりかもしれない。みるきーのひっそりと抱いている野望は、「クラブミュージックでガンガン踊る私とアイドルの私が共存する、アイドルアーティスト」だ。野生味と愛らしさが共存するあたり、アバルト 124 スパイダーと似ている。

ABARTH 124 SPIDER
天才エンジニア、カルロ・アバルトが興したレーシングファクトリーは、フィアットの一部門となった今も刺激的なモデルを作り続ける。後輪駆動の楽しさに加えて、屋根を開ければ乾いたエグゾーストノートが鼓膜を震わす。

SPEC 全長×全幅×全高:4060×1740×1240mm ホイールベース:2310mm 車両重量:1130㎏ 乗車定員:2名 ¥3,986,000~

渡辺美優紀
ミュージシャン
1993年生まれ。NMB48の1期生として活躍、「みるきー」の愛称で親しまれる。2016年に卒業、2年の充電期間を経て18年より活動再開。19年に1stソロアルバム『17%』を発表、東名阪でライブツアーも行った。7月10日には『17% -Repackage-』をリリースする。