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2019.01.11

居酒屋の美味がSNSで進化した「ウ肉=ウニと牛肉」という美食キーワード

グルメにもインスタ映えするかしないか、が最重要キーワードとなった平成時代。ウニと牛肉をいっしょに口へ運ぶ幸せ、そのベスト3をご紹介しましょう。

CREDIT :

文/秋山 都 写真/菅野 祐二

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カツカレーは読売巨人軍の選手だった千葉茂氏が大好物を一緒に食べられるようにと別注したものとして知られていますが、人は常にもっとおいしいものを、もっと贅沢なものを、と望んでいます。
牛肉の刺身やローストビーフにウニをトッピングし、山海の旨味を一緒に味わうようになったのは、筆者が知る限り、東京・勝どきの立ち飲み居酒屋「かねます」が最初。
生うに牛巻き
「生うに牛巻き」2300円©Taki
築地が近いため新鮮な鮮魚が黒板メニューに並びますが、なかでも一番の人気メニューがこちら。軽く炙った牛肉でたっぷりのウニを巻いた一皿は、かのジョエル・ロブション氏も舌鼓を打ったという名品であります。

その後、「牛肉とウニを一緒に食べるとうまい」と知った料理人たちがあちらこちらでインスパイア系を展開。いまや、高級店を中心に、ウ肉(=ウニと牛肉)は食の世界を席巻しています。「もっとおいしいものを」「もっと贅沢なものを食べたい」・・・とどまるところを知らない、ウ肉の現在をお楽しみください。

◆ GINZA KOSO(東京・銀座)の「王の牛刺し丼」 

ウニ、キャビア、金箔…贅沢づくしの一杯

2012年3月、中央区より「認定生食用食肉取扱者等施設」中央区第一号店として認可された「GINZA KOSO」。焼肉店でありながら、いまやなかなか口に入らない牛刺やユッケなど生肉を存分に楽しめる“肉の鮨屋”として人気を博しています。
王の牛刺し丼
「王の牛刺し丼」5000円
ひと通りお肉を楽しんだ人が〆に頼むことが多いという、こちら。黒毛和牛のサーロインの刺身を敷きつめ、北海道産の生ウニとキャビア、金箔を載せた贅沢な一品はまさに王様のための丼といえるでしょう。
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◆ GINZA KOSO

住所/東京都中央区銀座8-8-8 銀座888ビル 8F
営業時間/平日11:30〜14:30(L.O.14:00) / 17:30〜28:00(L.O.27:00)、土・日・祝11:30〜15:00(L.O.14:30) / 17:30〜22:00(L.O.21:00)
定休日/不定休
予約・お問い合わせ/☎03-6252-0088

●シミュレーションゴルフやカラオケのブースもあり

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◆ 焼肉芝浦(東京・駒沢)の「芝浦ごはん」 

和牛+ウニを大葉とわさび醤油で

「生きた命を余すことなく大切にいただく」をテーマに、一頭買いにこだわり、「焼肉芝浦 赤坂別邸」など都内に4つの焼肉店を経営する「焼肉芝浦」」の名物〆ごはん。炙ったロースにウニ、いくらをのせ、濃厚に見えますが、大葉とわさび醤油が功を奏しさっぱりと食べられるので、満腹でもこれだけはついオーダーしてしまうという恐ろしい一品です。
芝浦ごはん
「芝浦ごはん」1000円
かつてこのLEON.JPでも、「芝浦ごはん」に更に牛脂と昆布の出汁を注いでお茶漬けにするという、反則技のような裏テクをご紹介しているので、食いしん坊諸兄にはご記憶の方も多いかと。焼肉の〆にウ肉のっけごはんを供するという点では筆者の知る限りここが元祖です。何事もオリジナルから勉強するのが大事ですよね、ハイ。
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◆ 焼肉芝浦 三宿店

住所/東京都世田谷区下馬1-45-6 ウイスタリアプラザ 1・2F
営業時間/17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日/木曜日
予約・お問い合わせ/☎03-6805-4129

◆ おこん(東京・代々木上原)の「ローストビーフ土鍋ごはん」 

主役はごはんというダークホース

ローストビーフ土鍋ごはん
「ローストビーフ土鍋ごはん」は5000円~コースの〆に登場。
見るだけで胃がキュン♡としそうなこのルックス。赤ワインを加えて炊いたごはんにローストビーフ、ウニ、イクラ、キャビア、アボカドがのった、まさに宝石箱のような輝きです。これはコースの〆に登場する一品ですが、「このように炊き上がりました」と見せてもらった後は店主がローストビーフ以外をビビンバのようにぐるぐるかき混ぜ、まぜごはんとなって再登場。一口食べて、!!!!!!!! もちろんビーフも、ウニも、それからイクラ、キャビア、アボカドも渾然一体となったおいしさに陶然とするのですが、なにしろ米がうまい!

「ごはんがおいしい? それは当たりまえですよ。ウチは米にこだわって、ごはんを美味しく食べてもらうあめにすべてのメニューがあるんだから」という店主の小柳津(おやいず)大介さん。5000円、7000円、10000円の3種コースの始まりには先付け代わりに白米を一口供し、お米本来のうまさを知ってもらうというところにも彼の自信が見え隠れします。
この日の米は塩沢コシヒカリに、秋田つぶぞろえ、宮城ささむすび、岩手ひとめぼれ、御殿場こしひかり、御殿場きぬむすめをすべて2.5ミリに粒を揃えてブレンドしたという、まさに粒ぞろいのラインナップ。程よい粘りと、米の一粒一粒が立って感じられる粒感、そして噛めば噛むほどににじみ出る甘み…日本人に生まれてよかったと思える瞬間です。
「ボク、米が好きすぎて、日本一“炊かれたい男”って呼ばれてるんです。今度はananに取材に来てほしいな」
某グルメブロガーさんが命名したというこの“炊かれたい男”の炊いたローストビーフ土鍋ごはん、ちと駅から遠いんですがそんなハンデはなんのその、一食の価値ありです。
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◆ おこん

住所/東京都渋谷区西原2-48-2
営業時間/18:00~お客様の予約次第
定休日/不定休
予約・お問い合わせ/☎03-3469-5004

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