2018.10.18

こだわりまくった京都の新ホテル「MOGANA（モガナ）」を開業前にチラ見せ！

そうだ、京都行こう。秋の紅葉シーズンでごったがえす直前の京都へ、新しいホテルができるとウワサを聞きつけ、ひと足早く体験してきました。

CREDIT :: 文・写真／秋山都

このホテルに泊まる、それだけが目的の京都ステイ

LEON.JP食いしん坊担当の秋山　都です。1日の大半を食べることを考えて暮らしている私ですが、たまには食以外の話題を提供させてください。今回は、今年11月下旬にオープンする京都のホテルのお話です。

京都のホテル、といえばみなさん、定宿はどちらでしょうか？　フォーシーズンズやリッツなどの外資ラグジュアリー系から、「寝るだけだから簡便に」と会員制、ビジネスホテルなど、お好みはさまざまかと思われますが、今回ご紹介するホテルはそのどれともちょっと毛色の違うホテル。

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ストイックなグレイの外壁はスタイリッシュ。
ボワンと光る印象的なカウンターがレセプション。
京都らしく「うなぎの寝床」のように長い敷地を活かした廊下。宇宙船のよう⁉

ストイックなグレイの外壁はスタイリッシュ。
ボワンと光る印象的なカウンターがレセプション。
京都らしく「うなぎの寝床」のように長い敷地を活かした廊下。宇宙船のよう⁉

「MOGANA（モガナ）」がそのホテルの名前。二条城にほど近く、つまり京都の町のセンターエリアにまったく新しい新築のホテルができあがりました。

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ひとりで寝るにはもったいない＆さびしかった巨大なベッド。
南部鉄器のティーセットも各室にセット。
クローゼットがないよ～と探していたら、
あった！　しかも広い。
パジャマにもできる室内着。リネン素材で着心地よくリラックスできます。

ひとりで寝るにはもったいない＆さびしかった巨大なベッド。
南部鉄器のティーセットも各室にセット。
クローゼットがないよ～と探していたら、
あった！　しかも広い。
パジャマにもできる室内着。リネン素材で着心地よくリラックスできます。

これすべて私が泊まった401号室の模様です。木、アルミ、石などの素材感を際立たせながら無機質になりすぎず、どこか「ほっこり」くつろげる温かみを感じさせるのは、建築家、山口隆さんによるデザインのなせる技。ＴＶやオーディオがないので、久々の静寂を味わうことができました。ああ、贅沢。

宿泊者以外も利用できる２Ｆのバーの天井には、なんと24金の金箔が！　こちらは無風状態で貼る必要があるため、手練れの職人さんが２日がかりだったとか。おつかれさまです。

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広々としたバスルーム。
香りもよく、心地よいSHIGETAのアメニティ。思わず残りを持ち帰りました。。
些細なことなんですが、こうしてお湯がドバドバ出るのがうれしいんです。
洗面台のボウルはふたつ。あぁ、誰かと一緒に来ればよかったな。
歯磨きペーストに「京都抹茶風味」とあったので思わず撮影。味はあんまりしなかった（笑）。

広々としたバスルーム。
香りもよく、心地よいSHIGETAのアメニティ。思わず残りを持ち帰りました。。
些細なことなんですが、こうしてお湯がドバドバ出るのがうれしいんです。
洗面台のボウルはふたつ。あぁ、誰かと一緒に来ればよかったな。
歯磨きペーストに「京都抹茶風味」とあったので思わず撮影。味はあんまりしなかった（笑）。

お部屋へもどって、バスルーム周りを見てみましょう。こちらも大変な凝りようでして、まず肩まで浸かれるのがうれしい大きな石製のバスタブに、なんとホテルでは初登場するSHIGETAのシャンプーやバスソルトなどのアメニティ！

ご存知ない方のために説明しておくとSHIGETAとはパリで活躍していたカリスマセラピスト、CHICO SHIGETAさんがご自分の顧客（セレブばかり！）のためにプライベートでオイルを調合などすることから始まった、こだわりのオーガニックスキンケアブランド。

いままでホテルアメニティで使われることはありませんでしたが、今回の「MOGANA」にはどうしてもSHIGETAが必要！とオーナーご夫妻が口説き落としたのだそうです。

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ほかにもこだわりポイント満載でして、たとえば朝食はすべて部屋出しで。すっぴんや寝ぐせのついた髪を誰にも見せることなく、のびのびといただけるうれしさったら。

淡路島から取り寄せた新鮮食材や、食通から注目される「吉田パン工房」のパンをもぐもぐ。いつも京都へ来ると「ここへ行かなくちゃ」「あそこも見なくちゃ」とせわしないのですが、気づけばなんだかゆっくりと過ごしてしまっていました。

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602号室は大理石の床に鏡面塗装の家具で、近未来的なイメージ。
壁面緑化はクチナシ。白い花が咲くころまた来たいなぁ。
オーナーがもっともこだわったという盆栽が随所に置かれています。

602号室は大理石の床に鏡面塗装の家具で、近未来的なイメージ。
壁面緑化はクチナシ。白い花が咲くころまた来たいなぁ。
オーナーがもっともこだわったという盆栽が随所に置かれています。

せっかくなのでほかのお部屋もチラ見せ。私の泊まったブラウン系のインテリアと比べてずいぶん近未来的なイメージですね。お部屋によってコンセプトが異なるので、何度も来たくなりそうです。

この「MOGANA」とは「～～であったらいいな」という古語に由来しているのだそう。たとえば徒然草の一節に「心あらん友もがなと、都恋しうおぼゆれ（いろいろわかってくれる友達がいたらなぁと都が恋しく思えますよ）」とかね。

では、その「もがな」を使って今回の滞在を振り返りますと「色めく夜を過ごしてくれる彼もがなと、都ひとり酒飲み夜かな」となりますでしょうか。キミ、結婚してるよね？って？　そんな、言わず「もがな」なこと、おっしゃらないで！

◆ MOGANA（モガナ）

住所／京都府京都市中京区小川通御池下る壺屋町450
予約・問い合わせ／075－606-5281
URL／http://yadomogana.com/

● 全23室　1泊朝食付き　MOGANAルーム7万円～（税・サ込）