ルイ・ヴィトンから発表された「タンブール ホライゾン」は、旅に誘うコネクテッドウォッチ。元競泳選手の松田丈志さんが、この新しい機能を持つ時計に導かれるように東京の街を散策した。
競泳オリンピアン・松田丈志が、初のラグジュアリーなコネクテッドウォッチを試した ── シティ・ガイド機能
Photos: Yoshiyuki Nagatomo Styling: Nao Nakanishi
Hair & Make-up: Masaki Yoshinaka @ Perle Management
Words; Kosuke Kawakami Direction: Mitsuyasu Hashida
真夏の日差しが拷問のように照りつける日。青山のカフェでひと息。青々とした植物がつくる影とそこを通り抜けてくる風の心地よさは、人工的な冷房がもたらすものとは別物だ。「ちばや」は、まさに都会の真ん中のオアシスのようなスポットだ。
アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロと4大会連続でオリンピックに出場した“スイマー”松田丈志さんは、このいやしの空間で抹茶金時ミルクのかき氷を食べながら笑顔をみせる。
「ここに座っているだけでホッとしますね(笑)。こんなところあったんですね。全然知らなかったです。この昔ながらのかき氷もおいしいし、何度も訪ねたくなる店だと思いました」
青山墓地のとなりでひっそりと営業するこのカフェを教えてくれたのは、ルイ・ヴィトンから発売されたばかりのコネクテッドウォッチ「タンブール ホライゾン」だ。
「タンブール ホライゾン」に導かれる“東京の旅”
この「タンブール ホライゾン」は、東京を含めた世界7都市で使える「シティ・ガイド」機能を搭載する。ルイ・ヴィトンによって編集された「シティ・ガイド」アプリの情報を活用し、ユーザーの現在地から近いおすすめスポットを紹介してくれたり、時間によってオープンしているレストランや名所を教えてくれたりする。
この機能が興味深いのは、一般的なガイドとは異なり、ルイ・ヴィトンが監修している独自のガイドであるということ。「ちばや」のような地元の人間でも知らないような穴場を紹介してくれる。松田さんも他にはないこの機能に驚いたようだ。
「目的もなく街をぶらぶらと歩くのが好きなんです。選手時代も海外遠征をすると必ずその街を歩いてまわっていました。いわゆる観光スポットもいいですけど、“自分だけの場所”みたいなところを見つけるのが楽しい。そんなふうに自由に旅をするのに最適な時計ですよね」
これまでのコネクテッドウォッチになかった細部にわたる高級感
次に松田さんが目指したのは、表参道の「GYRE」(ジャイル)。多くのラグジュアリーブランドが入るGYREのなかにあるギャラリー「EYE OF GYRE」は、けっして大きくはないがさまざまな興味深い展示が行われることで知られている。真っ白でイノセントな空間は、作品を際立たせるだけでなく、都会の真ん中にいることを忘れさせてくれる効果もある。
「タンブール ホライゾン」の魅力は、機能性だけではない。3種類のケース、男女用各30種類揃ったストラップ、そしてオリジナルパターンも作成できるダイヤルなど、好みにあわせて自分だけのコネクテッドウォッチをカスタマイズすることができる。今回、松田さんはブラックのケースに、ネイビーのトリヨンカーフレザーストラップをセレクトした。
「僕は水の生き物なので(笑)、ストラップもダイヤルもブルー系にしました。ケースにインパクトがあるので、シンプルなほうがいいかなと思いました。でもストラップを変えるのも簡単でいいですね。季節とかシーンによって変えたくなります。ストラップを留める金具とか細かいところまで高級感があるのはさすがルイ・ヴィトンですね」
タンブール=太鼓型のデザインも気に入ったよう。
「かっこよさと高級感の両方を感じます。いかにもデジタルといった雰囲気ではないところが好きです」
想像以上の軽さ!
この日最後に訪ねたのは、表参道の路地裏にある本をメインに雑貨、アパレルなどを扱うショップ「ユトレヒト」。ビルの2階にあるこの店もまた、知る人ぞ知るスポット。普通の書店ではなかなか手に入らない写真集などが並び、それらを眺めているだけでもあっという間に時間が過ぎていくよう。
「この時計を着けて思ったのは、とにかく軽いということ。サイズも小さくないからちょっと重いのかなと思って手にとってみると、驚くほどに軽いんです。大きめの時計は、ずっと着けていると重さを感じてきて、たまに外したくなるんですが、この時計はまったくそんなことがありませんでした。最先端のギアでありながら、ラグジュアリーで、ファッション性も高くて、そして軽い。個性的だけど、変に目立つこともない。男のほしいものの条件をすべて満たした最高のアイテムだと思いますよ」
旅をするのにもう地図はいらない。未知を楽しむ心と「タンブール ホライゾン」があればじゅうぶんだ。便利なだけではない。カッコいいだけでもない。この新しいコネクテッドウォッチは、人生に発見をもたらしてくれるはずだ。
松田丈志 元競泳選手
1984年生まれ、宮崎県出身。セガサミー所属。アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロと4大会連続でオリンピックに出場。ロンドンでの男子400mメドレーリレー銀メダルほか、4つのメダルを所持する。昨年秋に現役を引退。現在はスポーツの普及活動を中心に、多方面で活躍中。
松田丈志さんが選んだケースがこちら
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連載 Tambour Horizon by LOUIS VUITTON
・第1回:松田丈志──シティ・ガイド機能
・第2回:グエナエル・ニコラ──文字盤とストラップのパーソナリゼーション
・第3回:グリッグ翔矢──ケースデザイン、“伝統とモダン”
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- ルイ・ヴィトン